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JP2017147610A - 通信システム及び情報処理装置 - Google Patents

通信システム及び情報処理装置 Download PDF

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JP2017147610A
JP2017147610A JP2016028159A JP2016028159A JP2017147610A JP 2017147610 A JP2017147610 A JP 2017147610A JP 2016028159 A JP2016028159 A JP 2016028159A JP 2016028159 A JP2016028159 A JP 2016028159A JP 2017147610 A JP2017147610 A JP 2017147610A
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知明 吉識
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知明 吉識
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】不適当な信号が無線で送信されていることを検知することができる通信システム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】通信システム1では、サーバ11は通信器23と無線で通信し、通信器23が受信した信号は、通信器23に接続されている中継装置20に出力される。サーバ11は、通信器23から信号を受信し、通信器23から受信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを判定する。サーバ11は、判定結果を示す判定信号を通信器23に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線で通信が行われる通信システムと、無線で送受信される信号の入出力が行われる情報処理装置とに関する。
車両に搭載された通信器が車外機器と無線で通信し、車両内において、通信器が車外機器から受信した信号を中継装置が車内機器に送信する通信システムが提案されている。この通信システムでは、中継装置は、1つの通信線によって通信器と接続され、他の通信線によって車内機器と接続されている。通信器は車外機器から受信した信号を中継装置に出力し、中継装置は通信器から入力された信号を車内機器に送信する。
以上のような通信システムでは、通信器が無線通信によって不正に操作され、不適当な信号が中継装置によって車内機器に送信される虞がある。不適当な信号が車内機器に送信された場合、この信号の内容に基づいて、車内機器が不適切な動作を行う可能性がある。このため、不適当な信号が通信器から出力されて車内機器へ送信される確率を抑える必要がある。
特許文献1には、通信線を介して出力される信号に基づいて、不適当な信号が出力されているか否かを判定する構成が開示されている。この構成を適用した通信システムでは、中継装置は、通信器から自装置へ入力される信号に基づいて、不適当な信号が通信器から出力されているか否かを判定する。
中継装置は、不適当な信号が出力されていると判定した場合、例えば、車内機器への送信を停止することによって、不適当な信号が車内機器へ送信される確率を抑えることができる。
特開2014−187445号公報
しかしながら、通信器が不適当な信号を中継装置に出力する前に、通信器から車外機器へ不適当な信号が無線で送信されていることを検知することができれば、不具合が生じている通信器から不適当な信号が車内機器へ送信される確率を更に抑制することができる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不適当な信号が無線で送信されていることを検知することができる通信システム及び情報処理装置を提供することにある。
本発明に係る通信システムは、通信装置が通信器と無線で通信し、該通信器が受信した信号が、該通信器に接続されている情報処理装置に出力される通信システムにおいて、前記通信装置は、前記通信器から信号を受信する無線受信部と、該無線受信部が前記通信器から受信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを判定する信号判定部と、該信号判定部の判定結果を示す判定信号を前記通信器に送信する無線送信部とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、通信装置は通信器と無線で通信する。通信装置は、通信器から受信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを判定し、判定結果を示す判定信号を通信器に送信する。これにより、通信器から情報処理装置に判定信号が出力される。情報処理装置は、自装置に入力された判定信号の判定結果に基づいて、不適当な信号が無線で送信されていることを検知することが可能である。
本発明に係る通信システムは、前記情報処理装置に接続されている第2の通信装置を備え、前記情報処理装置は、前記通信器が受信した信号が入力される入力部と、該入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていることが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件を満たすとき、該信号を前記第2の通信装置に送信すべきと判定し、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たすとき、該信号を前記第2の通信装置に送信すべきと判定する送信判定部とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、情報処理装置に入力された判定信号によって所定条件が満たされていることが示されている場合においては、情報処理装置に入力された信号が第2の所定条件を満たしていれば、この信号の第2の通信装置への送信が許可される。情報処理装置に入力された判定信号によって所定条件が満たされていないことが示されている場合においては、情報処理装置に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たしていなければ、この信号の第2の通信装置への送信が許可されることはない。このため、不適当な信号が第2の通信装置へ送信される確率は低い。
本発明に係る通信システムは、前記情報処理装置に接続されている第2の通信装置を備え、前記情報処理装置は、前記通信器が受信した信号が入力される入力部と、該入力部に入力された信号を前記第2の通信装置に送信する有線送信部とを有し、該有線送信部は、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記入力部に入力された信号の送信を停止することを特徴とする。
本発明にあっては、情報処理装置には、通信器が通信装置から受信した信号が入力される。情報処理装置は、自装置に入力された信号を第2の通信装置に送信する。情報処理装置は、自装置に入力された判定信号によって所定条件が満たされていないことが示されている場合、自装置に入力された信号の第2の通信装置への送信を停止する。このため、不適当な信号が第2の通信装置に送信される確率は低い。
本発明に係る通信システムは、前記情報処理装置は、前記通信器が受信した信号が入力される入力部を有し、前記情報処理装置は、該入力部に入力された判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記通信器の動作を停止させることを特徴とする。
本発明にあっては、情報処理装置には、通信器が通信装置から受信した信号が入力される。情報処理装置は、自装置に入力された判定信号によって所定条件が満たされていないことが示されている場合、通信器の動作を停止させる。このため、不適当な信号が通信装置及び第2の通信装置に送信される確率は低い。
本発明に係る情報処理装置は、通信器に接続され、該通信器が無線で外部に送信する信号を該通信器に出力する出力部と、該通信器が無線で受信した信号が入力される入力部とを備える情報処理装置において、前記出力部は、前記通信器が送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を前記通信器に出力し、前記入力部に入力された信号を有線で送信する有線送信部と、該入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていることが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件を満たすとき、該信号を前記有線送信部が送信すべきと判定し、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たすとき、該信号を前記有線送信部が送信すべきと判定する送信判定部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通信器が無線で送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を通信器に出力する。これにより、通信器から判定信号が入力部に入力される。判定信号の判定結果に基づいて、不適当な信号が無線で送信されていることを検知することが可能である。
また、入力部に入力された判定信号によって所定条件が満たされていることが示されている場合においては、入力部に入力された信号が第2の所定条件を満たしていれば、この信号の有線での送信が許可される。入力部に入力された判定信号によって所定条件が満たされていないことが示されている場合においては、入力部に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たしていなければ、この信号の有線での送信が許可されることはない。このため、不適当な信号が他の装置へ送信される確率は低い。
本発明に係る情報処理装置は、通信器に接続され、該通信器が無線で外部に送信する信号を該通信器に出力する出力部と、該通信器が無線で受信した信号が入力される入力部とを備える情報処理装置において、該入力部に入力された信号を有線で送信する有線送信部を備え、前記出力部は、前記通信器が送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を前記通信器に出力し、前記有線送信部は、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記入力部に入力された信号の送信を停止することを特徴とする。
本発明にあっては、通信器が無線で送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を通信器に出力する。これにより、通信器から判定信号が入力部に入力される。判定信号の判定結果に基づいて、不適当な信号が無線で送信されていることを検知することが可能である。
また、入力部に入力された判定信号によって所定条件が満たされていないことが示されている場合、入力部に入力された信号の有線での送信を停止する。このため、不適当な信号が他の装置に送信される確率は低い。
本発明によれば、不適当な信号が無線で送信されていることを検知することができる。
実施の形態1における通信システムの要部構成を示すブロック図である。 サーバの要部構成を示すブロック図である。 中継装置の要部構成を示すブロック図である。 車両側確立処理の手順を示すフローチャートである。 サーバ側確立処理の手順を示すフローチャートである。 サーバ信号中継テーブルを示す図表である。 サーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。 サーバ側記憶処理の手順を示すフローチャートである。 サーバ側通知処理の手順を示すフローチャートである。 異常検知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるサーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における通信システムの要部構成を示すブロック図である。 中継装置の要部構成を示すブロック図である。 サーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。 異常検知処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における通信システム1の要部構成を示すブロック図である。通信システム1は、サーバ11、中継装置20、ECU(Electronic Control Unit)21a,21b,22a,22b及び通信器23を備える。中継装置20、ECU21a,21b,22a,22b及び通信器23は車両12に搭載されている。
サーバ11はネットワークN1に接続されている。中継装置20は、車内バスA1を介してECU21a,21bに接続され、車内バスA2を介してECU22a,22bに接続され、車外バスB1を介して通信器23に接続されている。
サーバ11は、識別情報を含むサーバ信号を、ネットワークN1を介して無線で通信器23に送信する。識別情報は信号を識別するための情報である。通信器23は、サーバ11からサーバ信号を無線で受信し、受信したサーバ信号を、車外バスB1を介して、中継装置20に出力する。中継装置20にはサーバ信号が入力される。中継装置20は、サーバ信号が入力された場合、入力されたサーバ信号に含まれる識別情報に基づいて、車内バスA1,A2の中からサーバ信号を出力すべき車内バスを選択し、選択した車内バスを介してサーバ信号を送信する。
ECU21a,21b夫々は、中継装置20が車内バスA1を介して送信したサーバ信号を受信する。ECU21a,21b夫々は、サーバ信号を受信した場合、受信したサーバ信号に含まれる識別情報に基づいて、受信したサーバ信号に含まれるサーバ情報を記憶すべきか否かを判定する。ECU21a,21b夫々は、サーバ信号に含まれるサーバ情報を記憶すべきと判定した場合、このサーバ情報を記憶する。
同様に、ECU22a,22b夫々は、中継装置20が車内バスA2を介して送信したサーバ信号を受信する。ECU22a,22b夫々は、サーバ信号を受信した場合、受信したサーバ信号に含まれる識別情報に基づいて、受信したサーバ信号に含まれるサーバ情報を記憶すべきか否かを判定する。ECU22a,22b夫々は、サーバ信号に含まれるサーバ情報を記憶すべきと判定した場合、このサーバ情報を記憶する。
ECU21a,21b夫々は、車内バスA1を介して、識別情報を含むECU信号を送信する。ECU21a,21bの一方のECUが送信したECU信号は、中継装置20と、他方のECUとによって受信される。ECU21a,21b夫々は、ECU信号を受信した場合、受信したECU信号に含まれる識別情報に基づいて、受信したECU信号に含まれるECU情報を記憶すべきか否かを判定する。ECU21a,21b夫々は、ECU信号に含まれるECU情報を記憶すべきと判定した場合、このECU情報を記憶する。
同様に、ECU22a,22b夫々は、車内バスA2を介してECU信号を送信する。ECU22a,22bの一方のECUが送信したECU信号は、中継装置20と、他方のECUとによって受信される。ECU22a,22b夫々は、ECU信号を受信した場合、受信したECU信号に含まれる識別情報に基づいて、受信したECU信号に含まれるECU情報を記憶すべきか否かを判定する。ECU22a,22b夫々は、ECU信号に含まれるECU情報を記憶すべきと判定した場合、このECU情報を記憶する。
中継装置20は、車内バスA1,A2中の一方を介してECU信号を受信した場合、受信したECU信号に含まれる識別情報に基づいて、車内バスA1,A2及び車外バスB1の中から、受信したECU信号を出力すべきバスを選択し、受信したECU信号を、選択したバスに出力する。
通信器23には、車外バスB1を介して中継装置20から、ECU信号が入力される。通信器23は、中継装置20からECU信号が入力された場合、入力されたECU信号を、ネットワークN1を介して無線でサーバ11に送信する。サーバ11は通信器23からECU信号を受信する。
ECU21a,21b,22a,22b夫々は、自装置に接続されている図示しない電気機器の動作を制御する。ECU21a,21b,22a,22b夫々は、図示しないセンサから出力されたセンサ情報、受信したサーバ信号に含まれているサーバ情報、又は、ECU信号に含まれるECU情報等に基づいて電気機器の動作を制御する。また、ECU21a,21b,22a,22b夫々は、制御とは異なる動作、例えば、受信したサーバ信号に含まれるサーバ情報に基づいて、自装置に記憶されているプログラムを更新する。
サーバ11は、サーバ信号とは異なる信号も、ネットワークN1を介して無線で通信器23に送信する。通信器23は、サーバ11から受信した信号を車外バスB1に出力する。通信器23が出力した信号は中継装置20に入力される。また、中継装置20は、ECU信号とは異なる信号も車外バスB1に出力する。中継装置20が出力した信号は通信器23に入力される。通信器23は、信号が入力された場合、入力された信号を、ネットワークN1を介して無線でサーバ11に送信する。
以上のように、サーバ11は通信器23と無線で通信し、通信器23が受信した信号は中継装置20に出力される。サーバ11及び中継装置20夫々は通信装置及び情報処理装置として機能する。また、ECU21a,21b,22a,22b夫々は第2の通信装置として機能する。
車内バスA1,A2及び車外バスB1夫々を介した信号の受渡しは、例えば、CAN(Controller Area Network)プロトコルに従って行われる。
図2はサーバ11の要部構成を示すブロック図である。サーバ11は無線通信部31、時計部32、記憶部33及び制御部34を有する。これらはバス35に接続されている。無線通信部31は、バス35の他に、ネットワークN1に接続されている。
無線通信部31は、制御部34の指示に従って、サーバ信号又は他の信号を、ネットワークN1を介して通信器23に無線で送信する。また、無線通信部31は、通信器23が送信したECU信号又は他の信号を受信する。無線通信部31は無線受信部として機能する。
記憶部33は、例えば不揮発性メモリである。記憶部33には、制御プログラムP1が記憶されている。
制御部34は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を有し、制御プログラムP1を実行することによって、サーバ側確立処理、サーバ側送信処理、サーバ側記憶処理及びサーバ側通知処理を実行する。サーバ側確立処理は中継装置20と通信を確立する処理である。サーバ側送信処理は、通信器23にECU信号を送信する処理である。サーバ側記憶処理は、通信器23から受信したECU信号に含まれるECU情報を記憶する処理である。サーバ側通知処理は、サーバ11及び通信器23間の通信状態を、通信器23を介して中継装置20に通知する処理である。
また、制御部34は、時計部32から現在の日時を示す日時情報を取得する。制御部34が時計部32から取得した日時情報が示す日時は、日時情報が取得された時点における日時と略一致している。
図3は、中継装置20の要部構成を示すブロック図である。中継装置20は、車内通信部41,42、入出力部43、タイマ44、記憶部45及び制御部46を有する。これらはバス47に接続されている。車内通信部41は、更に、車内バスA1を介してECU21a,21bに接続されている。車内通信部42は、更に、車内バスA2を介してECU22a,22bに接続されている。入出力部43は、更に、車外バスB1を介して通信器23に接続されている。
車内通信部41,42夫々は、制御部46の指示に従って、車内バスA1,A2を介して、サーバ信号又はECU信号を送信する。車内通信部41,42夫々は、車内バスA1,A2を介してECU信号を受信する。
入出力部43は、制御部46の指示に従って、車外バスB1を介して、ECU信号又は他の信号を通信器23に出力する。入出力部43には、車外バスB1を介して、通信器23が無線で受信したサーバ信号及び他の信号が入力される。
タイマ44は、制御部46の指示に従って、計時の開始又は終了を行う。タイマ44が計時している計時時間は、制御部46によってタイマ44から読み出される。
記憶部45は例えば不揮発性メモリである。記憶部45に制御プログラムP2が記憶されている。
制御部46は、記憶部45に記憶されている制御プログラムP2を実行することによって、車両側確立処理、サーバ信号中継処理、ECU信号中継処理及び異常検知処理を実行する。車両側確立処理は、サーバ11との通信を確立する処理である。サーバ信号中継処理は、通信器23から入力されたサーバ信号を中継する処理である。ECU信号中継処理は、車内バスA1,A2を介して受信したECU信号を中継する処理である。異常検知処理は、サーバ11及び通信器23の通信状態の異常を検知する処理である。
サーバ11及び中継装置20間の通信の確立を説明する。
図4は車両側確立処理の手順を示すフローチャートである。中継装置20の制御部46は、車両12の図示しないイグニッションスイッチがオンとなった場合に車両側確立処理を実行する。サーバ11及び中継装置20夫々は、暗号鍵を用いてECU信号及びサーバ信号の認証を行う。中継装置20の記憶部45には暗号鍵が予め記憶されている。
車両側確立処理では、制御部46は、入出力部43に指示して、暗号鍵を生成するための生成情報を含む生成信号を通信器23へ出力させる(ステップS1)。
サーバ11の制御部34は、無線通信部31が生成信号を受信した場合、サーバ側確立処理を実行し、生成信号に含まれる生成情報を用いて暗号鍵を生成する。その後、無線通信部31は、生成信号の受信を示す応答情報と、応答情報及び暗号鍵によって生成された認証データとを含む応答信号を通信器23に送信し、通信器23が受信した応答信号は中継装置20の入出力部43に入力される。
中継装置20の制御部46は、ステップS1を実行した後、入出力部43に通信器23から応答信号が入力されたか否かを判定する(ステップS2)。制御部46は、応答信号が入力されていないと判定した場合(S2:NO)、ステップS2を再び実行し、入出力部43に応答信号が入力されるまで待機する。
制御部46は、応答信号が入力されたと判定した場合(S2:YES)、入力された応答信号に含まれる応答情報と、記憶部45に記憶されている暗号鍵とを用いて認証データを生成する(ステップS3)。次に、制御部46は、ステップS3で生成した認証データに基づいて、入出力部43に入力された応答信号に含まれている認証データが適正であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4では、制御部46は、応答信号に含まれている認証データがステップS3で生成した認証データに一致している場合、認証データが適正であると判定し、応答信号に含まれている認証データがステップS3で生成した認証データに一致していない場合、認証データが適正ではないと判定する。
制御部46は、認証データが適正ではないと判定した場合(S4:NO)、ステップS1を再び実行し、適正な認証データが含まれる応答信号が入出力部43に入力されるまで、入出力部43は通信器23に生成信号を出力し続ける。制御部46は、認証データが適正であると判定した場合(S4:YES)、車両側確立処理を終了する。
図5はサーバ側確立処理の手順を示すフローチャートである。サーバ11の制御部34は、前述したように、無線通信部31が生成信号を受信した場合、サーバ側確立処理を実行する。記憶部33にも、車両12用の暗号鍵が記憶されており、記憶部33に記憶されている暗号鍵は制御部34によって更新される。
サーバ側確立処理では、制御部34は、前述したように、無線通信部31が受信した生成信号に含まれる生成情報を用いて暗号鍵を生成する(ステップS11)。次に、制御部34は、記憶部33に記憶されている車両12用の暗号鍵をステップS11で生成した暗号鍵に更新し(ステップS12)、無線通信部31に指示して、生成信号の受信を示す応答情報と、認証データとを含む応答信号を通信器23に送信させる(ステップS13)。ここで、認証データは、応答情報と、更新された暗号鍵とを用いて生成されたデータである。
車両側確立処理で応答信号に含まれる認証データが適正ではなかった場合、生成信号がサーバ11の無線通信部31に送信され、サーバ11の制御部34はサーバ側確立処理を再び実行する。
なお、サーバ11の無線通信部31及び通信器23間で送受信される信号に含まれる情報は、第3者に読み取られないように、暗号化されていることが好ましい。
次に、サーバ11から通信器23にECU信号を送信するサーバ側送信処理を説明する。サーバ11の制御部34は、無線通信部31からECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つに送信すべきサーバ情報が存在する場合、サーバ側送信処理を実行する。制御部34は、送信すべきサーバ情報と、記憶部33に記憶されている暗号鍵とを用いて認証データを生成する。その後、制御部34は、無線通信部31に指示して、識別情報、サーバ情報及び認証データを含むサーバ信号を車両12の通信器23に無線で送信させ、サーバ側送信処理を終了する。通信器23が無線通信部31から受信したECU信号は、通信器23から中継装置20の入出力部43に入力される。
次に、通信器23から入力されたサーバ信号を中継するサーバ信号中継処理を説明する。サーバ信号中継処理では、サーバ信号を中継するためのサーバ信号中継テーブルが用いられる。サーバ信号中継テーブルは中継装置20の記憶部45に記憶されている。
図6はサーバ信号中継テーブルを示す図表である。サーバ信号中継テーブルには識別情報ID1,ID2,ID3が示されている。サーバ信号が適切な信号である場合、サーバ信号には、識別情報ID1,ID2,ID3中の1つが含まれている。サーバ信号中継テーブルにはバス及びフォーマットも示されている。識別情報ID1,ID2,ID3夫々には、車内バスA1,A2中の少なくとも1つが対応付けられている。同一の識別情報を含むサーバ信号及びECU信号等の信号には、同一のフォーマットが用いられている。識別情報ID1,ID2,ID3夫々にはフォーマットF1,F2,F3が対応付けられている。
また、中継装置20の記憶部45には状態フラグの値が記憶されている。状態フラグの値は、ゼロ又は1であり、サーバ11及び中継装置20間の通信状態を示す。状態フラグの値がゼロであることは、サーバ11及び中継装置20間の通信状態が正常であることを示す。状態フラグの値が1であることは、サーバ11及び中継装置20間の通信状態が異常であること示す。状態フラグの値は制御部46によってゼロ又は1に設定される。
図7はサーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。中継装置20の制御部46は、入出力部43にサーバ信号が入力された場合にサーバ信号中継処理を実行する。
サーバ信号中継処理では、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれるサーバ情報と、記憶部45に記憶されている暗号鍵とを用いて認証データを生成する(ステップS21)。
次に、制御部46は、ステップS21で生成した認証データに基づいて、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれている認証データが適正であるか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22では、制御部46は、サーバ信号に含まれている認証データがステップS21で生成した認証データに一致している場合、認証データが適正であると判定し、サーバ信号に含まれている認証データがステップS21で生成した認証データに一致していない場合、認証データが適正ではないと判定する。
制御部46は、認証データが適正であると判定した場合(S22:YES)、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれている識別情報が、サーバ信号中継テーブルに示されているか否かを判定する(ステップS23)。言い換えると、ステップS23では、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれている識別情報が識別情報ID1,ID2,ID3中の1つであるか否かを判定する。
制御部46は、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていると判定した場合(S23:YES)、状態フラグの値が1であるか否かを判定する(ステップS24)。制御部46は、状態フラグの値が1であると判定した場合(S24:YES)、入出力部43に入力されたサーバ信号のフォーマットが適正であるか否かを判定する(ステップS25)。
ステップS25では、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号のフォーマットが、サーバ信号中継テーブルにおいて、このサーバ信号に含まれる識別情報に対応するフォーマットと一致している場合、フォーマットが適正であると判定する。一方で、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号のフォーマットが、サーバ信号中継テーブルにおいて、このサーバ信号に含まれる識別情報に対応するフォーマットと一致していない場合、フォーマットが適正ではないと判定する。
例えば、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれる識別情報が識別情報ID1である場合において、このサーバ信号のフォーマットがフォーマットF1と一致しているとき、制御部46はフォーマットが適正であると判定する。同様の場合において、入出力部43に入力されたサーバ信号のフォーマットがフォーマットF1と一致していないとき、制御部46はフォーマットが適正ではないと判定する。
制御部46は、状態フラグの値が1ではない、即ち、状態フラグの値がゼロであると判定した場合(S24:NO)、又は、フォーマットが適正であると判定した場合(S25:YES)、車内バスA1,A2の中で、入出力部43に入力されたサーバ信号を出力すべき車内バスを選択する(ステップS26)。ステップS26では、制御部46は、サーバ信号中継テーブルにおいて、入出力部43に入力されたサーバ信号の識別情報に対応する車内バスを選択する。例えば、入出力部43に入力されたサーバ信号の識別情報が識別情報ID3である場合、制御部46は車内バスA1,A2を選択する。
次に、制御部46は、車内通信部41,42の中で、ステップS26で選択した車内バスに接続されている車内通信部に指示して、入出力部43に入力されたサーバ信号を、ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つに送信させる(ステップS27)。例えば、ステップS26で選択された車内バスが車内バスA1であった場合、ステップS27では、制御部46は、車内通信部41に指示して、サーバ信号をECU21a,21bに送信させる。車内通信部41,42夫々は有線送信部として機能する。ステップS27では認証データが除かれたサーバ信号が送信される。
制御部46は、認証データが適正ではないと判定した場合(S22:NO)、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていないと判定した場合(S23:NO)、フォーマットが適正ではないと判定した場合(S25:NO)、又は、ステップS27を実行した後、サーバ信号中継処理を終了する。
認証データが適正であり、かつ、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていることは第2の所定条件に該当する。フォーマットが適正であることは第3の所定条件に該当する。
サーバ信号中継処理では、状態フラグの値がゼロである場合においては、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号が第2の所定条件を満たすとき、車内通信部41,42の少なくとも1つがサーバ信号をECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つに送信すべきと判定する。状態フラグの値が1である場合においては、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たすとき、車内通信部41,42の少なくとも1つがサーバ信号をECU21a,21b,22a,22b中の1つに送信すべきと判定する。制御部46は送信判定部として機能する。
次に、車内バスA1,A2を介して受信したECU信号を中継するECU信号中継処理を説明する。ECU21a,21b,22a,22bは、送信すべきECU情報が存在する場合、このECU情報と、識別情報とを含むECU信号を送信する。中継装置20の制御部46は、車内通信部41,42の一方がECU信号を受信した場合にECU信号中継処理を実行する。中継装置20の記憶部45には、ECU信号中継テーブルが記憶されている。ECU信号中継テーブルには、一又は複数の識別情報が示されている。ECU信号中継テーブルでは、更に、一又は複数の識別情報夫々に対応付けて、車内バスA1,A2及び車外バスB1中の少なくとも1つが示されている。
ECU信号中継処理では、中継装置20の制御部46は、車内通信部41,42の一方が受信したECU信号に含まれている識別情報がECU信号中継テーブルに示されているか否かを判定する。制御部46は、識別情報がECU信号中継テーブルに示されていると判定した場合、ECU信号中継テーブルにおいて、車内通信部41,42の一方が受信したECU信号に含まれる識別情報に対応するバスを選択する。ここで、制御部46は、車内バスA1,A2及び車外バスB1中の少なくとも1つを選択する。
次に、制御部46は、車内通信部41,42及び入出力部43の中で、選択したバスに接続されている構成部に指示して、ECU信号の送信又は出力を行わせる。制御部46は、入出力部43にECU信号を出力させる場合、ECU信号の出力が行われる前に、ECU信号に含まれるECU情報と、記憶部45に記憶されている暗号鍵とを用いて認証データを生成し、生成した認証データをECU信号に含める。従って、サーバ11の無線通信部31が受信するECU信号には、識別情報、ECU情報及び認証データが含まれている。
次に、サーバ11の無線通信部31が通信器23から受信したECU信号に含まれるECU情報を記憶するサーバ側記憶処理を説明する。サーバ11の制御部34は、無線通信部31がECU信号を受信した場合、サーバ側記憶処理を実行する。サーバ11の記憶部33には変数Xの値が記憶されている。変数Xの値の読み出し及び変更は制御部34によって行われる。また、記憶部33には、識別情報とECU信号のフォーマットとが適正であるか否かを判定するための車両12用の判定テーブルが記憶されている。
判定テーブルでは、図6に示すサーバ信号中継テーブルと同様、一又は複数の識別情報と、該一又は複数の識別情報夫々に対応するフォーマットとが示されている。車両12の通信器23から無線通信部31に送信される適正なECU信号には、判定テーブルに示されている一又は複数の識別情報中の1つが含まれる。適正なECU信号のフォーマットは、判定テーブルにおいて、該ECU信号に含まれる識別情報に対応するフォーマットと一致している。
図8は、サーバ側記憶処理の手順を示すフローチャートである。サーバ11の制御部34は、時計部32から日時情報を取得し(ステップS31)、取得した日時情報を受信情報として記憶部33に記憶する(ステップS32)。
制御部34は、ステップS32を実行した後、無線通信部31が受信したECU信号に含まれるECU情報と、記憶部33に記憶されている車両12用の暗号鍵とを用いて認証データを生成する(ステップS33)。次に、制御部34は、ステップS33で生成した認証データに基づいて、無線通信部31が受信したECU信号に含まれている認証データが適正であるか否かを判定する(ステップS34)。ステップS34では、制御部34は、ECU信号に含まれている認証データがステップS33で生成した認証データに一致している場合、認証データが適正であると判定し、ECU信号に含まれている認証データがステップS33で生成した認証データに一致していない場合、認証データが適正ではないと判定する。
制御部34は、認証データが適正であると判定した場合(S34:YES)、無線通信部31が受信したECU信号に含まれている識別情報が、判定テーブルに示されているか否かを判定する(ステップS35)。制御部34は、識別情報が判定テーブルに示されていると判定した場合(S35:YES)、無線通信部31が受信したECU信号のフォーマットが適正であるか否かを判定する(ステップS36)。
ステップS36では、無線通信部31が受信したECU信号のフォーマットが、判定テーブルにおいて、このECU信号に含まれる識別情報に対応するフォーマットに一致している場合、制御部34はフォーマットが適正であると判定する。一方で、無線通信部31が受信したECU信号のフォーマットが、判定テーブルにおいて、このECU信号に含まれる識別情報に対応するフォーマットに一致していない場合、制御部34はフォーマットが適正ではないと判定する。
制御部34は、フォーマットが適正であると判定した場合(S36:YES)、無線通信部31が受信したECU信号に含まれるECU情報を記憶部33に記憶する(ステップS37)。
制御部34は、記憶部33に記憶されているECU情報に基づいて種々の処理を実行する。
制御部34は、認証データが適正ではないと判定した場合(S34:NO)、識別情報が判定テーブルに示されていないと判定した場合(S35:NO)、又は、フォーマットが適正ではないと判定した場合(S36:NO)、変数Xの値を1だけ増加させる(ステップS38)。
制御部34は、ステップS37,S38のいずれか一方を実行した後、サーバ側記憶処理を終了する。
前述したように、サーバ側記憶処理は、無線通信部31がECU信号を受信する都度、制御部34によって実行される。無線通信部31が車両12の通信器23からECU信号を受信する頻度が高い程、一定時間内に記憶部33に記憶される受信情報の数が多い。更に、無線通信部31が、認証データが不適正であるECU信号、判定テーブルに示されていない識別情報を含むECU信号、又は、フォーマットが不適正であるECU信号を受信する頻度が高い程、変数Xの値は大きい。
次に、サーバ11及び通信器23間の通信状態を中継装置20に通知するサーバ側通知処理を説明する。中継装置20の入出力部43は、サーバ11及び通信器23間の通信状態の通知を要求する通知要求信号を通信器23に出力する。サーバ11の制御部34は、無線通信部31が通知要求信号を通信器23から受信した場合にサーバ側通知処理を実行する。車両12のイグニッションスイッチがオンである場合において、中継装置20の入出力部43は通知要求信号を一定の時間間隔で出力する。従って、サーバ側通知処理は、車両12のイグニッションスイッチがオンである場合において、一定の時間間隔で実行される。
図9は、サーバ側通知処理の手順を示すフローチャートである。サーバ側通知処理では、制御部34は、変数Xの値が基準値未満であるか否かを判定する(ステップS41)。基準値は、一定値であり、予め記憶部33に記憶されている。
制御部34は、変数Xの値が基準値未満であると判定した場合(S41:YES)、記憶部33に記憶されている一又は複数の受信情報に基づいて、直近の所定期間、例えば1時間前から現在までの期間に、無線通信部31がECU信号を受信した受信回数が基準回数未満であるか否かを判定する(ステップS42)。基準回数は、一定値であり、予め記憶部33に記憶されている。
制御部34は、受信回数が基準回数未満であると判定した場合(S42:YES)、無線通信部31に指示して、サーバ11及び通信器23間の通信状態が正常であることを示す正常信号を通信器23に送信させる(ステップS43)。通信器23は、正常信号を受信した場合、受信した正常信号を中継装置20の入出力部43に出力する。
制御部34は、変数Xの値が基準値以上であると判定した場合(S41:NO)、又は、受信回数が基準回数以上であると判定した場合(S42:NO)、無線通信部31に指示して、サーバ11及び通信器23間の通信状態が異常であることを示す異常信号を通信器23に送信させる(ステップS44)。通信器23は、異常信号を受信した場合、受信した異常信号を中継装置20の入出力部43に出力する。
制御部34は、ステップS43,S44の一方を実行した後、変数Xの値をゼロに設定し(ステップS45)、サーバ側通知処理を終了する。
サーバ側通知処理が実行される都度、変数Xの値はゼロに設定される。従って、ステップS41で読み出される変数Xの値は、前回のサーバ側通知処理が終了してから今回のサーバ側通知処理が開始されるまでに、無線通信部31が、認証データが不適正であるECU信号、判定テーブルに示されていない識別情報を含むECU信号、又は、フォーマットが不適正であるECU信号を受信した回数である。
変数Xの値が基準値未満であり、かつ、受信回数が基準回数未満であることは所定条件に相当する。
サーバ側通知処理では、制御部34は、無線通信部31が通信器23から受信したECU信号に関して、所定条件が満たされているか否かを判定する。制御部34によって所定条件が満たされていると判定された場合、無線通信部31は正常信号を通信器23に送信する。正常信号は通信器23から中継装置20に入力される。制御部34によって所定条件が満たされていないと判定された場合、無線通信部31は異常信号を通信器23に送信する。異常信号は中継装置20に入力される。
正常信号及び異常信号夫々は、所定条件を満たしているか否かの判定結果を示す判定信号に相当し、無線通信部31は無線送信部としても機能し、制御部34は信号判定部として機能する。
次に、サーバ11及び中継装置20間の通信状態の異常を検知する異常検知処理を説明する。中継装置20の制御部46は、車両12のイグニッションスイッチがオンである場合において、前述した一定の時間間隔で異常検知処理を実行する。
中継装置20の記憶部45には、通信器23から、正常信号及び異常信号とは異なる他の信号が入出力部43に入力されたか否かを示す入力フラグの値が記憶されている。入力フラグの値はゼロ又は1である。入力フラグの値がゼロであることは、他の信号が入出力部43に入力されたことを示す。入力フラグの値が1であることは、他の信号が入出力部43に入力されていないことを示す。
図10は異常検知処理の手順を示すフローチャートである。異常検知処理では、制御部46は、入力フラグの値をゼロに設定し(ステップS51)、入出力部43に指示して、通知要求信号を通信器23に出力させる(ステップS52)。通信器23は、通知要求信号が入力された場合、入力された通知要求信号をサーバ11の無線通信部31に送信する。無線通信部31が通知要求信号を受信した場合、前述したように、制御部46はサーバ側通知処理を実行し、無線通信部31は通信器23に正常信号又は異常信号を送信する。
制御部46は、ステップS52を実行した後、タイマ44に指示して、計時を開始させ(ステップS53)、通信器23から入出力部43に正常信号が入力されたか否かを判定する(ステップS54)。制御部46は、正常信号が入力されたと判定した場合(S54:YES)、タイマ44に指示して計時を終了させる(ステップS55)。その後、制御部46は、無線通信部31が通信器23から受信したECU信号に関して、前述した所定条件が満たされており、サーバ11及び中継装置20間の通信状態が正常であるとして、状態フラグの値をゼロに設定する(ステップS56)。
前述したように、サーバ信号中継処理では、状態フラグの値がゼロである場合、認証データが適正であり、かつ、サーバ信号の識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていれば、通信器23がサーバ11から受信したサーバ信号がECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つに送信される。サーバ信号のフォーマットが適正であるか否かは中継装置20の制御部46によって判定されることはない。従って、ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つへのサーバ信号の送信が許可されるための条件は緩い。
制御部46は、ステップS56を実行した後、異常検知処理を終了する。
制御部46は、正常信号が入力されていないと判定した場合(S54:NO)、通信器23から入出力部43に異常信号が入力されたか否かを判定する(ステップS57)。制御部46は、異常信号が入力されたと判定した場合(S57:YES)、タイマ44に指示して計時を終了させる(ステップS58)。その後、制御部46は、無線通信部31が通信器23から受信したECU信号に関して前述した所定条件が満たされておらず、サーバ11及び中継装置20間の通信状態が異常であるとして、状態フラグの値を1に設定する(ステップS59)。
前述したように、サーバ信号中継処理では、状態フラグの値が1である場合、認証データが適正であり、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されており、かつ、フォーマットが適正でなければ、サーバ信号はECU21a,21b,22a,22b中の1つに送信されることはない。ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つへのサーバ信号の送信が許可されるための条件は厳しい。
制御部46は、ステップS59を実行した後、異常検知処理を終了する。
制御部46は、異常信号が入力されていないと判定した場合(S57:NO)、通信器23から、正常信号及び異常信号とは異なる他の信号が入出力部43に入力されたか否かを判定する(ステップS60)。制御部46は、他の信号が入力されたと判定した場合(S60:YES)、入力フラグの値を1に設定する(ステップS61)。制御部46は、他の信号が入力されていないと判定した場合(S60:NO)、又は、ステップS61を実行した後、タイマ44が計時している計時時間が基準時間以上であるか否かを判定する(ステップS62)。基準時間は、一定値であり、予め記憶部45に記憶されている。
制御部46は、計時時間が基準時間未満であると判定した場合(S62:NO)、ステップS54を再び実行し、正常信号若しくは異常信号が入力されるか、又は、計時時間が基準時間以上となるまで待機する。
入出力部43が通知要求信号を通信器23に出力してから計時時間が基準時間以上となるまでに、正常信号又は異常信号が入出力部43に入力されていないことは、例えば、車両12がトンネルを走行しているため、サーバ11及び通信器23間の通信が不能になっていると想定される。
ただし、入出力部43が通知要求信号を出力してから計時時間が基準時間以上となるまで、正常信号及び異常信号のいずれも入出力部43に入力されていないにも関わらず、他の信号が入出力部43に入力されている場合、即ち、入力フラグの値が1である場合、サーバ11及び通信器23間の通信状態が異常である確率が高い。
制御部46は、計時時間が基準時間以上であると判定した場合(S62:YES)、タイマ44に指示して計時を終了させ(ステップS63)、入力フラグの値がゼロであるか否かを判定する(ステップS64)。制御部46は、入力フラグの値がゼロではない、即ち、入力フラグの値が1であると判定した場合(S64:NO)、サーバ11及び通信器23間の通信状態が異常であるとして、ステップS59を実行する。
制御部46は、入力フラグの値がゼロであると判定した場合(S64:YES)、異常検知処理を終了する。
状態フラグの値が1である場合であっても、異常検知処理は繰り返し実行される。異常検知処理で、サーバ11の無線通信部31が通信器23に送信した正常信号が入出力部43に入力された場合、状態フラグの値はゼロに設定される。前述したように、サーバ信号中継処理では、状態フラグの値が1からゼロに変更された場合、ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つへのサーバ信号の送信が許可されるための条件が緩和される。
以上のように構成された通信システム1では、サーバ11の制御部34は、無線通信部31が通知要求信号を受信した場合、通信器23から受信したECU信号に関して所定条件が満たされているか否かを判定し、正常信号又は異常信号を通信器23に送信する。正常信号及び異常信号の中で通信器23が受信した信号は中継装置20に出力される。このため、中継装置20の制御部46は、不適当な信号が通信器23からサーバ11の無線通信部31に無線で送信されていることを検知することができる。
また、中継装置20の入出力部43に異常信号が入力された場合においては、認証データが適正であり、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されており、かつ、フォーマットが適正であるサーバ信号が入出力部43に入力されたときに限り、ECU21a,21b,22a,22bへのサーバ信号の送信が許可される。このため、不適当なサーバ信号がECU21a,21b,22a,22bに送信される確率は低い。
(実施の形態2)
実施の形態1では、状態フラグの値がゼロから1に変更された場合、ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つへのサーバ信号の送信が許可されるための条件が厳しい条件に変更される。しかしながら、状態フラグの値がゼロから1に変更された場合に行う内容は条件の変更に限定されない。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図11は実施の形態2におけるサーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2における中継装置20の制御部46が実行するサーバ信号中継処理のステップS72〜S74,S75,S76夫々は、実施の形態1におけるサーバ信号中継処理のステップS21〜S23,S26,S27と同様である。このため、ステップS72〜S74,S75,S76の詳細な説明については省略する。
実施の形態2における中継装置20の制御部46は、実施の形態1と同様に、入出力部43にサーバ信号が入力された場合にサーバ信号中継処理を実行する。
実施の形態2におけるサーバ信号中継処理では、制御部46は、状態フラグの値が1であるか否かを判定する(ステップS71)。制御部46は、状態フラグの値が1であると判定した場合(S71:YES)、サーバ信号中継処理を終了する。
従って、状態フラグの値が1である場合、車内通信部41は、入出力部43に入力されたサーバ信号の送信を停止する。このため、不適当なサーバ信号がECU21a,21b,22a,22bに送信される確率は低い。
制御部46は、状態フラグの値が1ではない、即ち、状態フラグの値がゼロであると判定した場合(S71:NO)、ステップS72を実行する。
制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれている識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていると判定した場合(S74:YES)、ステップS75を実行する。
実施の形態2において、中継装置20の制御部46は、実施の形態1と同様の異常検知処理を実行し、サーバ11の制御部34は、実施の形態1と同様の処理を実行する。従って、中継装置20の制御部46は、実施の形態1と同様に、不適当な信号が通信器23からサーバ11の無線通信部31に無線で送信されていることを検知することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1においては、不適当なサーバ信号がECU21a,21b,22a,22bに送信されることを防止するために、ECU21a,21b,22a,22b中の少なくとも1つへのサーバ信号の送信が許可されるための条件が変更される。しかしながら、不適当なサーバ信号の送信を防止する構成は該条件を変更する構成に限定されない。
以下では、実施の形態3について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と共通しているため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図12は実施の形態3における通信システム1の要部構成を示すブロック図である。実施の形態3における通信システム1は、実施の形態1における通信システム1が備える構成部に加えて、バッテリ50及びスイッチ51を備える。これらは車両12に搭載されている。バッテリ50の正極はスイッチ51の一端に接続されており、スイッチ51の他端は通信器23に接続されている。バッテリ50の負極は接地されている。
スイッチ51は中継装置20によってオン又はオフに切替えられる。スイッチ51がオンである場合、バッテリ50から通信器23に電力が供給され、通信器23は作動する。スイッチ51が中継装置20によってオンからオフに切替えられた場合、バッテリ50から通信器23への電力供給が停止し、通信器23は動作を停止する。
図13は中継装置20の要部構成を示すブロック図である。実施の形態3における中継装置20は、実施の形態1における中継装置20が有する構成部に加えて、切替え部60を有する。切替え部60は、バス47に接続されており、制御部46の指示に従って、スイッチ51をオン又はオフに切替える。
図14はサーバ信号中継処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態3における中継装置20の制御部46は、実施の形態1と同様に、入出力部43にサーバ信号が入力された場合にサーバ信号中継処理を実行する。実施の形態3におけるサーバ信号中継処理のステップS81〜S83,S84,S85夫々は、実施の形態1におけるサーバ信号中継処理のステップS21〜S23,S26,S27と同様である。このため、ステップS81〜85の詳細な説明を省略する。
実施の形態3におけるサーバ信号中継処理では、制御部46は、入出力部43に入力されたサーバ信号に含まれている識別情報が、サーバ信号中継テーブルに示されていると判定した場合(S83:YES)、ステップS84を実行する。
従って、実施の形態3におけるサーバ信号中継処理では、認証データが適正であり、かつ、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていれば、入出力部43に入力されたサーバ信号は車内通信部41,42の少なくとも1つによって送信される。
図15は異常検知処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態3における中継装置20の制御部46は、車両12のイグニッションスイッチ及びスイッチ51がオンである場合において、一定の時間間隔で異常検知処理を実行する。実施の形態3における異常検知処理のステップS91〜S95,S96,S97,S99〜S103夫々は、実施の形態1における異常検知処理のステップS51〜S55,S57,S58,S60〜S64と同様である。このため、ステップS91〜S95,S96,S97,S99〜S103の詳細な説明を省略する。
実施の形態3における異常検知処理では、制御部46は、ステップS95を実行した後、異常検知処理を終了する。
また、制御部46は、ステップS97を実行した後、又は、入力フラグの値がゼロではない、即ち、入力フラグの値が1であると判定した場合(S103:NO)、切替え部60に指示してスイッチ51をオフに切替えさせる(ステップS98)。制御部46は、ステップS98を実行した後、異常検知処理を終了する。
実施の形態3における異常検知処理では、中継装置20の制御部46は、入出力部43に異常信号が入力された場合、又は、入力フラグの値が1である場合、スイッチ51をオンからオフに切替え、通信器23の動作を停止させる。このため、不適当な信号がサーバ11及びECU21a,21b,22a,22bに送信される確率は低い。
実施の形態3において、中継装置20の入出力部43は実施の形態1と同様に通知要求信号を通信器23に出力し、サーバ11の制御部34は、実施の形態1と同様の処理を実行する。従って、中継装置20の制御部46は、実施の形態1と同様に、不適当な信号が通信器23からサーバ11の無線通信部31に無線で送信されていることを検知することができる。
なお、実施の形態1〜3において、サーバ側記憶処理において、サーバ11の制御部34によって、認証データが適正ではないと判定された場合、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていないと判定された場合、及び、フォーマットが適正ではないと判定された場合夫々について変数Xの値の増加幅は一致していなくてもよい。例えば、制御部34は、認証データが適正ではないと判定した場合、又は、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていないと判定した場合に変数Xの値を1だけ増加させ、フォーマットが適正ではないと判定した場合に変数Xの値を2だけ増加させてもよい。
また、サーバ側記憶処理において、制御部34は、認証データ、識別情報及びフォーマット夫々について判定を行わなくてもよい。言い換えると、制御部34はステップS34〜S36の全てを実行しなくてもよい。制御部34は、認証データ、識別情報及びフォーマット中の少なくとも1つの判定を行えばよい。
更に、所定条件は、変数Xの値が基準値未満であり、かつ、受信回数が基準回数未満であることに限定されず、無線通信部31が通信器23から受信したECU信号に関する条件であればよい。所定条件は、変数Xの値が基準値未満であることであってもよいし、受信回数が基準回数未満であることであってもよい。
また、第2の所定条件は、認証データが適正であり、かつ、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていることに限定されず、例えば、識別情報がサーバ信号中継テーブルに示されていることであってもよい。更に、第3の所定条件は、フォーマットが適正であることに限定されない。第2の所定条件及び第3の所定条件夫々はサーバ信号に関する条件であればよい。
更に、サーバ信号中継テーブルに示される識別情報の数は、3に限定されず、1、2又は4以上であってもよい。この場合においても、サーバ信号中継テーブルでは、各識別情報にバス及びフォーマットが対応付けられている。
また、中継装置20に接続される車内バスの数は、2に限定されず、1又は3以上であってもよい。更に、1本の車内バスに接続されるECUの数は2に限定されず、1又は3以上であってもよい。
開示された実施の形態1〜3は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム
11 サーバ(通信装置)
20 中継装置(情報処理装置)
21a,21b,22a,22b ECU(第2の通信装置)
23 通信器
31 無線通信部(無線受信部、無線送信部)
34 制御部(信号判定部)
41,42 車内通信部(有線送信部)
43 入出力部(入力部,出力部)
46 制御部(送信判定部)

Claims (6)

  1. 通信装置が通信器と無線で通信し、該通信器が受信した信号が、該通信器に接続されている情報処理装置に出力される通信システムにおいて、
    前記通信装置は、
    前記通信器から信号を受信する無線受信部と、
    該無線受信部が前記通信器から受信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを判定する信号判定部と、
    該信号判定部の判定結果を示す判定信号を前記通信器に送信する無線送信部と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記情報処理装置に接続されている第2の通信装置を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信器が受信した信号が入力される入力部と、
    該入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていることが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件を満たすとき、該信号を前記第2の通信装置に送信すべきと判定し、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たすとき、該信号を前記第2の通信装置に送信すべきと判定する送信判定部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記情報処理装置に接続されている第2の通信装置を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信器が受信した信号が入力される入力部と、
    該入力部に入力された信号を前記第2の通信装置に送信する有線送信部と
    を有し、
    該有線送信部は、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記入力部に入力された信号の送信を停止すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記情報処理装置は、前記通信器が受信した信号が入力される入力部を有し、
    前記情報処理装置は、該入力部に入力された判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記通信器の動作を停止させること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 通信器に接続され、該通信器が無線で外部に送信する信号を該通信器に出力する出力部と、該通信器が無線で受信した信号が入力される入力部とを備える情報処理装置において、
    前記出力部は、前記通信器が送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を前記通信器に出力し、
    前記入力部に入力された信号を有線で送信する有線送信部と、
    該入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていることが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件を満たすとき、該信号を前記有線送信部が送信すべきと判定し、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合にて、前記入力部に入力された信号が第2の所定条件及び第3の所定条件を満たすとき、該信号を前記有線送信部が送信すべきと判定する送信判定部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 通信器に接続され、該通信器が無線で外部に送信する信号を該通信器に出力する出力部と、該通信器が無線で受信した信号が入力される入力部とを備える情報処理装置において、
    該入力部に入力された信号を有線で送信する有線送信部を備え、
    前記出力部は、前記通信器が送信した信号に関して所定条件が満たされているか否かを示す判定信号の送信を要求する要求信号を前記通信器に出力し、
    前記有線送信部は、前記入力部に入力された前記判定信号によって前記所定条件が満たされていないことが示されている場合、前記入力部に入力された信号の送信を停止すること
    を特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022244658A1 (ja) * 2021-05-17 2022-11-24 株式会社デンソー 基地局及び制御方法

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