JP2017128034A - 積層体及び積層体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明者らは、このような従来技術の課題を解決するために、微細繊維状セルロース含有シート(繊維層)と樹脂層を有する積層体であって、より優れた密着性を有し、かつ曲げ応力付与時の密着性にも優れた積層体を提供することを目的として検討を進めた。
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
[2] 樹脂層は、ポリカーボネート樹脂及びアクリル樹脂から選択される少なくとも一方を含む[1]に記載の積層体。
[3] 樹脂層は、接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、接着層とは反対側に配される第2層とを有し、第1層は、アクリル樹脂を含み、第2層はポリカーボネート樹脂を含む[1]又は[2]に記載の積層体。
[4] 第1層は、アルキル(メタ)アクリレート樹脂を含む[3]に記載の積層体。
[5] 第1層は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を含む[3]に記載の積層体。
[6] 樹脂層は第1層と、第2層を有する共押出しフィルムである[3]〜[5]のいずれかに記載の積層体。
[7] 接着層に含まれるウレタン(メタ)アクリレート樹脂は、ウレタン単位とアクリル単位を含み、ウレタン単位の含有量(質量%)をPとし、アクリル単位の含有量(質量%)をQとした場合、P/Qは0.1以上0.9以下である[1]〜[6]のいずれかに記載の積層体。
[8] 繊維層の密度は1.0g/cm3以上である[1]〜[7]のいずれかに記載の積層体。
[9] 繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む繊維層を得る工程と、ウレタン(メタ)アクリレートを含む樹脂組成物を繊維層の少なくとも一方の面上に塗工し、接着層を形成する工程と、接着層の一方の面であって、繊維層とは反対側の面に樹脂層を積層する工程と、を含む積層体の製造方法。
[10] 樹脂層は、接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、接着層とは反対側に配される第2層とを有し、第1層は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を含み、第2層はポリカーボネート樹脂を含み、樹脂層は、第2層上に、エポキシ(メタ)アクリレート含有組成物を塗工することで形成されたものである[9]に記載の積層体の製造方法。
[11] 樹脂層は、接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、接着層とは反対側に配される第2層とを有し、第1層は、アルキル(メタ)アクリレート樹脂を含み、第2層はポリカーボネート樹脂を含み、樹脂層は、第1層と第2層を共押出しで形成されたものである[9]に記載の積層体の製造方法。
本発明は、繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロース(以下、微細繊維状セルロースともいう)を含む繊維層と、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂を含む接着層と、樹脂層と、をこの順で有する積層体に関する。
本発明の積層体は、上記構成を有するため、繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む繊維層と樹脂層の密着性に優れたものである。また、本発明の積層体は、曲げ応力付与時においても優れた密着性を発揮することができる。
樹脂層は、天然樹脂や合成樹脂等の樹脂を主成分とする層である。ここで、主成分とは、樹脂層の全質量に対して、50質量%以上含まれている成分を指す。樹脂の含有量は、樹脂層の全質量に対して、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることがさらに好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。なお、樹脂の含有量は、100質量%とすることもでき、95質量%以下であってもよい。
図3は、樹脂層2が第1層11と、第2層12を有する場合の積層体10の構成を説明する断面図である。図3に示されているように、第1層11は繊維層4と接するように積層され、積層体10を構成する。
塗工後には、硬化工程を設けることが好ましい。硬化工程としては、例えば、加熱工程や光照射工程等を挙げることができる。本発明において、第2層としてポリカーボネートフィルムを用い、フィルム上にエポキシ(メタ)アクリレート樹脂組成物を塗工した後には、紫外線照射工程を設けることが好ましい。
なお、本明細書において、微細凹凸構造とは、任意箇所に引いた長さ1mmの一本の直線上に存在する凹部の数が10個以上である構造をいう。凹部の数を測定する際には、積層体をイオン交換水中に24時間浸漬した後、樹脂層から繊維層をはく離し、その後樹脂層の繊維層側の面を触針式表面粗さ計(小坂研究所社製、サーフコーダシリーズ)で走査することにより測定ができる。凹凸のピッチがサブミクロン、ナノオーダーの極めて小さいものである場合、走査型プローブ顕微鏡(日立ハイテクサイエンス社製、AFM5000II、およびAFM5100N)の観察像から凹凸の数を測定することができる。
本発明の積層体は接着層を含む。接着層はウレタン(メタ)アクリレート樹脂を含む。ウレタン(メタ)アクリレート樹脂は、ウレタン結合を有する(メタ)アクリレート樹脂である。
繊維層は、繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む。繊維層に含まれる微細繊維状セルロースの含有量は、繊維層の全質量に対して、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることがさらに好ましい。
また、繊維層が非多孔性であることは、空隙率が15体積%以下であることからも特徴付けられる。ここでいう繊維層の空隙率は簡易的に下記式(a)により求めるものである。
式(a):空隙率(体積%)=[1−B/(M×A×t)]×100
ここで、Aは繊維層の面積(cm2)、tは繊維層の厚み(cm)、Bは繊維層の質量(g)、Mはセルロースの密度である。
微細繊維状セルロースを得るための繊維状セルロース原料としては特に限定されないが、入手しやすく安価である点から、パルプを用いることが好ましい。パルプとしては、木材パルプ、非木材パルプ、脱墨パルプを挙げることができる。木材パルプとしては例えば、広葉樹クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹クラフトパルプ(NBKP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)、ソーダパルプ(AP)、未晒しクラフトパルプ(UKP)、酸素漂白クラフトパルプ(OKP)等の化学パルプ等が挙げられる。また、セミケミカルパルプ(SCP)、ケミグラウンドウッドパルプ(CGP)等の半化学パルプ、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP、BCTMP)等の機械パルプ、等が挙げられるが、特に限定されない。非木材パルプとしてはコットンリンターやコットンリント等の綿系パルプ、麻、麦わら、バガス等の非木材系パルプ、ホヤや海草等から単離されるセルロース、キチン、キトサン等が挙げられるが、特に限定されない。脱墨パルプとしては古紙を原料とする脱墨パルプが挙げられるが、特に限定されない。本実施態様のパルプは上記の1種を単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。上記パルプの中で、入手のしやすさという点で、セルロースを含む木材パルプ、脱墨パルプが好ましい。木材パルプの中でも化学パルプはセルロース比率が大きいため、繊維微細化(解繊)時の微細繊維状セルロースの収率が高く、またパルプ中のセルロースの分解が小さく、軸比の大きい長繊維の微細繊維状セルロースが得られる点で好ましい。中でもクラフトパルプ、サルファイトパルプが最も好ましく選択される。軸比の大きい長繊維の微細繊維状セルロースを含有する繊維層は高強度が得られる傾向がある。
(2)同じ画像内で該直線と垂直に交差する直線Yを引き、該直線Yに対し、20本以上の繊維が交差する。
微細繊維状セルロースに占めるI型結晶構造の割合は30%以上であることが好ましく、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上である。
リン酸基導入工程は、セルロースを含む繊維原料に対し、リン酸基を有する化合物及びその塩から選択される少なくとも1種(以下、「リン酸化試薬」又は「化合物A」という)を反応させることにより行うことができる。このようなリン酸化試薬は、乾燥状態または湿潤状態の繊維原料に粉末や水溶液の状態で混合してもよい。また別の例としては、繊維原料のスラリーにリン酸化試薬の粉末や水溶液を添加してもよい。
リン酸基を有する化合物としては、リン酸、リン酸のリチウム塩、リン酸のナトリウム塩、リン酸のカリウム塩、リン酸のアンモニウム塩などが挙げられるが、特に限定されない。リン酸のリチウム塩としては、リン酸二水素リチウム、リン酸水素二リチウム、リン酸三リチウム、ピロリン酸リチウム、またはポリリン酸リチウムなどが挙げられる。リン酸のナトリウム塩としてはリン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、またはポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。リン酸のカリウム塩としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸三カリウム、ピロリン酸カリウム、またはポリリン酸カリウムなどが挙げられる。リン酸のアンモニウム塩としては、リン酸二水素アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸三アンモニウム、ピロリン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウムなどが挙げられる。
微細繊維状セルロースを製造する場合、リン酸基導入工程と、後述する解繊処理工程の間にアルカリ処理を行ってもよい。アルカリ処理の方法としては、特に限定されないが、例えば、アルカリ溶液中に、リン酸基導入繊維を浸漬する方法が挙げられる。
アルカリ溶液に含まれるアルカリ化合物は、特に限定されないが、無機アルカリ化合物であってもよいし、有機アルカリ化合物であってもよい。アルカリ溶液における溶媒としては水または有機溶媒のいずれであってもよい。溶媒は、極性溶媒(水、またはアルコール等の極性有機溶媒)が好ましく、少なくとも水を含む水系溶媒がより好ましい。
また、アルカリ溶液のうちでは、汎用性が高いことから、水酸化ナトリウム水溶液、または水酸化カリウム水溶液が特に好ましい。
アルカリ処理工程におけるアルカリ溶液への浸漬時間は特に限定されないが、5分以上30分以下が好ましく、10分以上20分以下がより好ましい。
アルカリ処理におけるアルカリ溶液の使用量は特に限定されないが、リン酸基導入繊維の絶対乾燥質量に対して100質量%以上100000質量%以下であることが好ましく、1000質量%以上10000質量%以下であることがより好ましい。
リン酸基導入繊維は、解繊処理工程で解繊処理される。解繊処理工程では、通常、解繊処理装置を用いて、繊維を解繊処理して、微細繊維状セルロース含有スラリーを得るが、処理装置、処理方法は、特に限定されない。
解繊処理装置としては、高速解繊機、グラインダー(石臼型粉砕機)、高圧ホモジナイザーや超高圧ホモジナイザー、高圧衝突型粉砕機、ボールミル、ビーズミルなどを使用できる。あるいは、解繊処理装置としては、ディスク型リファイナー、コニカルリファイナー、二軸混練機、振動ミル、高速回転下でのホモミキサー、超音波分散機、またはビーターなど、湿式粉砕する装置等を使用することもできる。解繊処理装置は、上記に限定されるものではない。好ましい解繊処理方法としては、粉砕メディアの影響が少なく、コンタミの心配が少ない高速解繊機、高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザーが挙げられる。
繊維層には、微細繊維状セルロース以外の任意成分が含まれていてもよい。任意成分としては、例えば、親水性高分子や有機イオン等が挙げられる。親水性高分子は、親水性の含酸素有機化合物(但し、上記セルロース繊維は除く)であることが好ましい。含酸素有機化合物は非繊維状であることが好ましく、このような非繊維状の含酸素有機化合物には、微細繊維状セルロースや熱可塑性樹脂繊維は含まれない。
本発明は、繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む繊維層を得る工程と、ウレタン(メタ)アクリレートを含む樹脂組成物を繊維層の少なくとも一方の面上に塗工し、接着層を形成する工程と、接着層の一方の面であって、繊維層とは反対側の面に樹脂層を積層する工程と、を含む積層体の製造方法に関するものでもある。
繊維層(以下、微細繊維状セルロース含有シートともいう)を得る工程は、微細繊維状セルロース分散液(微細繊維状セルロース含有スラリー)を基材上に塗工する工程又は、微細繊維状セルロース分散液を抄紙する工程を含むことが好ましい。中でも、微細繊維状セルロース含有シートの製造工程は微細繊維状セルロース分散液を基材上に塗工する工程を含むことが好ましい。
塗工工程は、微細繊維状セルロース分散液を基材上に塗工し、これを乾燥して形成された微細繊維状セルロース含有シートを基材から剥離することにより、シートを得る工程である。塗工装置と長尺の基材を用いることで、シートを連続的に生産することができる。塗工する微細繊維状セルロース分散液の濃度は特に限定されないが、0.05質量%以上5質量%以下が好ましい。
微細繊維状セルロース含有シートの製造工程は、微細繊維状セルロース分散液を抄紙する工程を含んでもよい。抄紙工程で抄紙機としては、長網式、円網式、傾斜式等の連続抄紙機、これらを組み合わせた多層抄き合わせ抄紙機等が挙げられる。抄紙工程では、手抄き等公知の抄紙を行ってもよい。
接着層を形成する工程では、ウレタン(メタ)アクリレートを含む樹脂組成物を繊維層の少なくとも一方の面上に塗工する。樹脂組成物は、ウレタン(メタ)アクリレートを少なくとも含み、さらに、イソシアネート化合物等の架橋剤を含むことが好ましい。また、樹脂組成物はウレタン(メタ)アクリレートのアクリル単位の重合反応を行うため、重合開始剤を含有してもよい。さらに、樹脂組成物は塗工性を調整するため、任意の希釈溶媒を含有してもよい。
塗工後は樹脂を硬化させる工程を設けることが好ましい。硬化工程では、20℃以上150℃以下になるように加熱することが好ましい。加熱時間は0.1時間以上10時間以下であることが好ましい。
樹脂層を積層する工程では、接着層の一方の面であって、繊維層とは反対側の面に樹脂層を積層する。すなわち、樹脂層を積層する工程では、接着層を介して、繊維層と樹脂層を接着する。樹脂層を積層する工程では、接着層を介して、繊維層と樹脂層を積層した後に、繊維層側と樹脂層側から金属板等の板状物で挟み、プレスすることが好ましい。また、プレス時には加熱することも好ましい。この場合のプレス圧は、0.1MPa以上であることが好ましく、0.5MPa以上であることがより好ましく、1MPa以上であることがさらに好ましく、3MPa以上であってもよい。また、プレス圧は、20MPa以下であることが好ましく、10MPa以下であることがより好ましい。加熱温度は20℃以上250℃以下であることが好ましい。プレス時間は、10秒以上10分以下であることが好ましい。
エポキシ(メタ)アクリレート含有組成物は、エポキシ(メタ)アクリレートを少なくとも含むことが好ましい。また、エポキシ(メタ)アクリレート含有組成物はエポキシ(メタ)アクリレートのアクリル単位の重合反応、およびエポキシ基を基点とした重合反応を行うため、重合開始剤を含有してもよい。さらに、エポキシ(メタ)アクリレート含有組成物は塗工性を調整するため、任意の希釈溶媒を含有してもよい。
共押出しで形成する工程では、例えば、アルキル(メタ)アクリレート樹脂と、ポリカーボネート樹脂を共押出しすることにより、樹脂層を形成することができる。
また、樹脂層を形成する工程では、微細凹凸構造を形成する工程を含んでもよく、樹脂層中の第2層の少なくとも一方の面に微細凹凸構造を形成する工程を含んでもよい。微細凹凸構造を形成する工程としては、ブラスト加工処理、エンボス加工処理、エッチング処理、コロナ処理、プラズマ放電処理等を挙げるこことができる。
本発明の積層体は、さらに無機膜(以下、無機層ともいう)を有していてもよい。無機層は、繊維層側に積層されてもよく、樹脂層側に積層されてもよい。また、無機層は、積層体の両側に積層されてもよい。
本発明の積層体の好ましい実施形態は、透明で機械的強度が高く、ヘーズの小さい積層体である。優れた光学特性を活かす観点から、各種のディスプレイ装置、各種の太陽電池、等の光透過性基板の用途に適している。また、電子機器の基板、家電の部材、各種の乗り物や建物の窓材、内装材、外装材、包装用資材等の用途にも適している。
[リン酸化]
針葉樹クラフトパルプとして、王子製紙製のパルプ(固形分93%、坪量208g/m2シート状、離解してJIS P 8121に準じて測定されるカナダ標準濾水度(CSF)700ml)を使用した。上記針葉樹クラフトパルプ(絶乾質量)100質量部に、リン酸二水素アンモニウムと尿素の混合水溶液を含浸し、リン酸二水素アンモニウム45質量部、尿素200質量部となるように圧搾し、薬液含浸パルプを得た。得られた薬液含浸パルプを165℃の熱風乾燥機で200秒間乾燥・加熱処理し、パルプ中のセルロースにリン酸基を導入した。このときのリン酸基の導入量は、0.98mmol/gであった。
次いで、リン酸基を導入したセルロースに5000mlのイオン交換水を加え、撹拌洗浄後、脱水した。脱水後のパルプを5000mlのイオン交換水で希釈し、撹拌しながら、1Nの水酸化ナトリウム水溶液をpHが12以上13以下になるまで少しずつ添加して、パルプ分散液を得た。その後、このパルプ分散液を脱水し、5000mlのイオン交換水を加えて洗浄を行った。この脱水洗浄をさらに1回繰り返した。
洗浄脱水後に得られたパルプにイオン交換水を添加して、固形分濃度が1.0質量%のパルプ分散液とした。このパルプ分散液を、高圧ホモジナイザー(NiroSoavi社製、Panda Plus 2000)を用いて処理し、セルロース分散液を得た。高圧ホモジナイザーを用いた処理においては、操作圧力1200barにてホモジナイジングチャンバーを5回通過させた。さらに、このセルロース分散液を湿式微粒化装置(スギノマシン社製、アルティマイザー)を用いて処理し、微細繊維状セルロース分散液(A)を得た。湿式微粒化装置を用いた処理においては、245MPaの圧力にて処理チャンバーを5回通過させた。微細繊維状セルロース分散液(A)に含まれる微細繊維状セルロースの平均繊維幅は4nmであった。
微細繊維状セルロース分散液(A)の固形分濃度が0.5質量%となるよう濃度調整を行った。その後、微細繊維状セルロース分散液(A)100質量部に対して、ポリエチレンオキサイド(住友精化社製、PEO−18)の0.5質量%水溶液を20質量部添加し、微細繊維状セルロース分散液(B)を得た。次いで、セルロース繊維含有層(微細繊維状セルロース分散液(B)の固形分から構成される層)の仕上がり坪量が50g/m2になるように微細繊維状セルロース分散液(B)を計量して、市販のアクリル板に塗工し、35℃、相対湿度15%の恒温恒湿器にて乾燥した。なお、所定の坪量となるようアクリル板上には堰止用の金枠(内寸が180mm×180mmの金枠)を配置した。以上の手順により、繊維層(セルロース繊維含有層)を得た。
ウレタン/アクリル比率が2/8であるウレタンアクリレート(大成ファインケミカル社製、アクリット8UA−347A)100質量部、イソシアヌレート化合物(旭化成ケミカルズ社製、デュラネートTPA−100)9.7質量部を混合し、樹脂組成物Aを得た。次いで、繊維層の一方の面上に、樹脂組成物Aをバーコーターにて塗布し、100℃の恒温乾燥機で1時間乾燥させた。上記の手順により、繊維層の一方の面上に接着層が積層された積層シートAを得た。
エポキシウレタンアクリレート(荒川化学工業社製、ビームセット371)39質量部、メチルエチルケトン21質量部、ラジカル重合開始剤(BASF社製、イルガキュア184)2質量部を混合し、樹脂組成物Bを得た。次いで、ポリカーボネートフィルム(帝人社製、パンライトPC−2151:厚み300μm)の一方の面上に、樹脂組成物Bをバーコーターにて塗布し、3分間乾燥させた。次いで、UVコンベア装置(アイグラフィックス社製、ECS−4011GX)を用いて500mJ/cm2の紫外線を照射し、樹脂組成物Bを硬化させた。上記の手順により、ポリカーボネートフィルム上にエポキシウレタンアクリレート樹脂層を有する樹脂層を形成した。
上記積層シートAと、樹脂層を各々100mm角に切り出した。次いで、積層シートAの接着層を積層した面と、樹脂層のエポキシウレタンアクリレート樹脂層面が接するように重ね、厚み2mm、寸法200mm×200mmのステンレス板で挟んだ。なお、ステンレス板としては、離型剤(オーデック社製、テフリリーズ)を挟持面に塗布したものを使用した。その後、常温に設定したミニテストプレス(東洋精機工業社製、MP−WCH)に挿入して1MPaのプレス圧力下、3分かけて180℃まで昇温した。この状態で30秒間保持した後、5分かけて30℃まで冷却した。上記の手順により、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例1において、積層シートAと樹脂層の積層の際、プレス圧力を1MPaから5MPaに変更した。その他の手順は実施例1と同様にし、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例1の接着層の積層の際、ウレタン/アクリル比率が2/8であるウレタンアクリレートの代わりに、ウレタン/アクリル比率が4/6であるウレタンアクリレート(大成ファインケミカル社製、アクリット8UA−540)を使用した。その他の手順は実施例1と同様にし、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例3において、積層シートAと樹脂層の積層の際、プレス圧力を1MPaから5MPaに変更した。その他の手順は実施例1と同様にし、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例2において、ポリカーボネートフィルム上にエポキシウレタンアクリレート樹脂層を有する樹脂層の代わりに、ポリカーボネート樹脂とアクリル樹脂を共押出しすることで形成された共押出しフィルム(ユーピロンMR−DF02U:厚み300μm)を使用した。積層シートAと樹脂層の積層の際には、共押出しフィルムのアクリル樹脂側の面と、積層シートAの接着層側の面が接するように重ねた。その他の手順は実施例2と同様にし、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例1において、接着層の積層を行わなかった。また、樹脂層の形成において、樹脂組成物Bの塗工を行わなかった。その他の手順は実施例1と同様にし、繊維層が、接着層を介さずに樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例2において、接着層の積層の際、樹脂組成物Aの構成を、アクリロイル基がグラフト重合したアクリル樹脂(大成ファインケミカル社製、アクリット8KX−012C)100質量部と、イソシアネート化合物(旭化成ケミカルズ社製、TPA−100)38質量部、ラジカル重合開始剤(BASF社製、イルガキュア184)2質量部の混合物とした。その他の手順は実施例2と同様にし、繊維層が、接着層を介して樹脂層と積層された積層体を得た。
実施例及び比較例で得た積層体を以下の方法にて評価した。
積層体の厚みを触針式厚さ計(マール社製、ミリトロン1202D)で測定した。
積層を行う前に、繊維層の厚みを触針式厚さ計(マール社製、ミリトロン1202D)で測定し、積層体中の繊維層の厚みとした。
積層シートAと樹脂層の積層を行う前に、積層シートAの厚みを触針式厚さ計(マール社製、ミリトロン1202D)で測定し、積層シートAの厚みから、繊維層の厚みを減じて、積層体中の接着層の厚みを算出した。
積層体の厚みから、繊維層の厚みと、接着層の厚みを減じて、積層体中の樹脂層の厚みを算出した。
繊維層の坪量(50g/m2)を繊維層の厚みで除し、繊維層の密度とした。
実施例及び比較例で得た積層体を以下の方法にて評価した。
JIS K 5400に準拠し、実施例及び比較例の積層体の繊維層に、1mm2のクロスカットを100個入れた。次いで、セロハンテープ(ニチバン社製)をその上に貼り付け、1.5kg/cm2の荷重で押し付けた後、90°方向にはく離した。はく離したマス数により、繊維層と樹脂層の密着性を評価した。
実施例及び比較例の積層体を、繊維層を内側にして180°折り曲げて破壊した。破壊後の積層体の破壊挙動を観察し、下記の評価基準にしたがって評価し、繊維層と樹脂層の曲げ応力付与時の密着性の指標とした。
◎:はく離を生じる部位が観察されず、破壊した後も積層構成を維持する。
○:破壊が生じた部位には軽微なはく離が観察されるが、積層構成を維持する。
×:はく離が発生し、積層構成が維持されない。
JIS K 7361に準拠し、ヘーズメータ(村上色彩技術研究所社製、HM−150)を用いて積層体の全光線透過率を評価した。
JIS K 7136に準拠し、ヘーズメータ(村上色彩技術研究所社製、HM−150)を用いて積層体のヘーズを評価した。
下記の手順で繊維層の両面に樹脂層が積層された多層積層体が得られる。
実施例1〜5のいずれかで得られた積層体を2枚用意し、各々の繊維層に、バーコーターにて水を塗工する。次いで、2枚の積層体の繊維層面を貼り合わせ、一方の積層体の樹脂層側からゴムローラーを押し当てて加圧する。さらに、貼り合わせた積層体を恒温乾燥機にて100℃で1時間乾燥することで、繊維層の両面に樹脂層が積層された多層積層体が得られる。
実施例1〜5のいずれかで得られた積層体を2枚用意し、各々の繊維層に、UV硬化型アクリル接着剤(アイカ工業社製、Z−587)をバーコーターにて塗工する。次いで、2枚の積層体の繊維層面を貼り合わせ、一方の積層体の樹脂層側からゴムローラーを押し当てて加圧する。さらに、貼り合わせた積層体の樹脂層側から、UVコンベア装置(アイグラフィックス社製、ECS−4011GX)を用いて500mJ/cm2の紫外線を3回照射して、UV硬化型アクリル接着剤を硬化することで、繊維層の両面に樹脂層が積層された多層積層体が得られる。
実施例1〜5のいずれかで得られた積層体を用い、下記の手順で両面に樹脂層が積層された多層積層体が得られる。
まず、アクリロイル基がグラフト重合したアクリル樹脂(大成ファインケミカル社製、アクリット8KX−012C)100質量部と、ポリイソシアネート化合物(旭化成ケミカルズ社製、TPA−100)38質量部を混合して樹脂組成物を得る。次いで上記樹脂組成物を、積層体のセルロース繊維含有層に、バーコーターにて塗布する。さらに、100℃で1時間加熱して硬化させることで、セルロース繊維含有層の両面に樹脂層が積層された多層積層体が得られる。
実施例1〜5のいずれかで得られた積層体又は実施例6〜8のいずれかで得られた多層積層体に対し、原子層堆積装置(Picosun社製「SUNALE R-100B」)で、酸化アルミニウム成膜を行う。アルミニウム原料として、トリメチルアルミニウム(TMA)、TMAの酸化にはH2Oを用いる。チャンバー温度を150℃に設定し、TMAのパルス時間を0.1秒、パージ時間を4秒とし、H2Oのパルス時間を0.1秒、パージ時間を4秒とする。このサイクルを405サイクル繰り返すことで、積層体、または多層積層体の両面に膜厚30nmの酸化アルミニウム膜が積層された無機膜積層体が得られる。
実施例1〜5のいずれかで得られた積層体又は実施例6〜8のいずれかで得られた多層積層体に対し、プラズマCVD装置(セルバック社製「ICP−CVDロールtoロール装置」)でシリコン酸窒化膜を成膜する。具体的には、キャリアフィルム(PETフィルム)の上面に、積層体又は多層積層体を両面テープで貼合して真空チャンバー内に設置する。真空チャンバー内の温度は50℃に設定し、流入ガスはシラン、アンモニア、酸素、窒素とする。プラズマ放電を発生させて45分間の成膜を行い、積層体、または多層積層体の片面に膜厚500nmのシリコン酸窒化膜が積層された無機膜積層体を得る。さらに、反対側の面にも同様の手順で成膜を行うことで、積層体、または多層積層体の両面に膜厚500nmのシリコン酸窒化膜が積層された無機膜積層体を得ることもできる。
4 接着層
6 樹脂層
10 積層体
11 第1層
12 第2層
Claims (11)
- 繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む繊維層と、
ウレタン(メタ)アクリレート樹脂を含む接着層と、
樹脂層と、をこの順で有する積層体。 - 前記樹脂層は、ポリカーボネート樹脂及びアクリル樹脂から選択される少なくとも一方を含む請求項1に記載の積層体。
- 前記樹脂層は、前記接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、前記接着層とは反対側に配される第2層とを有し、
前記第1層は、アクリル樹脂を含み、前記第2層はポリカーボネート樹脂を含む請求項1又は2に記載の積層体。 - 前記第1層は、アルキル(メタ)アクリレート樹脂を含む請求項3に記載の積層体。
- 前記第1層は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を含む請求項3に記載の積層体。
- 前記樹脂層は前記第1層と、前記第2層を有する共押出しフィルムである請求項3〜5のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記接着層に含まれるウレタン(メタ)アクリレート樹脂は、ウレタン単位とアクリル単位を含み、前記ウレタン単位の含有量(質量%)をPとし、前記アクリル単位の含有量(質量%)をQとした場合、P/Qは0.1以上0.9以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記繊維層の密度は1.0g/cm3以上である請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層体。
- 繊維幅が1000nm以下の繊維状セルロースを含む繊維層を得る工程と、
ウレタン(メタ)アクリレートを含む樹脂組成物を前記繊維層の少なくとも一方の面上に塗工し、接着層を形成する工程と、
前記接着層の一方の面であって、前記繊維層とは反対側の面に樹脂層を積層する工程と、を含む積層体の製造方法。 - 前記樹脂層は、前記接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、前記接着層とは反対側に配される第2層とを有し、
前記第1層は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を含み、前記第2層はポリカーボネート樹脂を含み、
前記樹脂層は、前記第2層上に、エポキシ(メタ)アクリレート含有組成物を塗工することで形成されたものである請求項9に記載の積層体の製造方法。 - 前記樹脂層は、前記接着層側に配される第1層と、第1層の一方の面側であって、前記接着層とは反対側に配される第2層とを有し、
前記第1層は、アルキル(メタ)アクリレート樹脂を含み、前記第2層はポリカーボネート樹脂を含み、
前記樹脂層は、前記第1層と前記第2層を共押出しで形成されたものである請求項9に記載の積層体の製造方法。
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