JP2017126259A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低消費電流と高速応答を両立させることが可能な電源装置を提供する。【解決手段】電源装置は、入力電圧に応じた出力電圧を出力する、第1トランジスタと、前記出力電圧を帰還制御する第1増幅器と、前記第1トランジスタの出力電流に応じた電流を出力する、第2トランジスタと、前記第1増幅器に流れる電流を供給する、第1電流源と、前記第2トランジスタの出力電流が所定の閾値を超えると、前記第1増幅器に流れる電流を増大させる、第2電流源と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電源装置に関する。
従来のリニアレギュレータの中には、低消費電流と高速応答を両立させるべく、負荷の変動による出力電圧の変動を検知し、出力電圧に応じてレギュレータ内の増幅器を流れる電流を切り替えることで、レギュレータを低消費電力モードで動作させるか、高速応答モードで動作させるかを切り替えるものがある。しかしながら、この種のリニアレギュレータでは、出力電圧と閾値電圧との比較によって、モードの切替を行っており、閾値電圧の設定いかんでは、なかなかモードの切替が行われない場合がある。最近は、バッテリで駆動する電子機器が増えている一方で、高速応答も求められており、モードの切替を適切に行う技術が求められている。
そこで、本発明の実施形態が解決しようとする課題は、低消費電流と高速応答を両立させることが可能な電源装置を提供することである。
本発明の実施形態によれば、電源装置は、第1トランジスタと、第1増幅器と、第2トランジスタと、第1電流源と、第2電流源とを備える。第1トランジスタは、入力電圧に応じた出力電圧を出力する。第1増幅器は、出力電圧を帰還制御する。第2トランジスタは、第1トランジスタの出力電流に応じた電流を出力する。第1電流源は、第1増幅器に流れる電流を供給する。第2電流源は、第2トランジスタの出力電流が所定の閾値を超えると、前記第1増幅器に流れる電流を増大させる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る電源装置は、出力トランジスタとして機能する第1トランジスタから出力される電流をモニターする第2トランジスタの出力する電流を、所定の参照電流と比較し、その比較結果により第1増幅器の応答を速めるものである。以下にその内容を詳細に説明する。
第1実施形態に係る電源装置は、出力トランジスタとして機能する第1トランジスタから出力される電流をモニターする第2トランジスタの出力する電流を、所定の参照電流と比較し、その比較結果により第1増幅器の応答を速めるものである。以下にその内容を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る電源装置1の回路図である。本実施形態に係る電源装置1は、第1増幅器10と、第1電流源12と、第2電流源14と、第1トランジスタPpと、第2トランジスタPmと、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1と、抵抗Rf、Rsと、を備えて構成される。
第1増幅器10は、入力された2つの電圧の差電圧を増幅する差動増幅回路であり、例えば、トランジスタP1、P2、N1、N2と、を備えて構成される。トランジスタP1、P2は、pMOSトランジスタであり、トランジスタN1、N2は、nMOSトランジスタである。トランジスタP1、P2は、互いにゲートが接続され、トランジスタP1のゲートとドレインは接続されている。また、トランジスタP1、P2のソースは、入力端子INと接続される。
トランジスタN1のドレインはトランジスタP1のドレインと接続され、トランジスタN1のゲートには出力電圧Voutに応じたフィードバック電圧(帰還電圧)VFBが印加される。トランジスタN2のドレインはトランジスタP2のドレインと接続され、トランジスタN2のゲートには所定の電圧である参照電圧VREFが印加される。これらのトランジスタN1、N2のソースは、いずれも第1電流源12と接続される。また、トランジスタN1、N2のソースは第1切替器SW1を介して第2電流源14と接続される。
第1増幅器10の入力ノードは、トランジスタN1、N2の両ゲートである。また、第1増幅器10の出力ノードは、トランジスタN2のドレインとトランジスタP2のドレインとの接続ノードである。第1増幅器10の入力ノードには、フィードバック電圧VFBと、参照電圧VREFとが入力され、その差電圧に応じた電圧がトランジスタN2、P2の両ドレイン間から出力される。
第1電流源12は、第1増幅器10のトランジスタN1、N2の両ソース間に接続されている。第1電流源12は、第1増幅器10に流れる電流を供給する。第2電流源14は、第2トランジスタPmの出力電流が所定の閾値を超えると、第1増幅器10に流れる電流を増大させる。このように、第2電流源14は、負荷電流が増えて、それに応じて第2トランジスタPmの出力電流が所定の閾値を超えたときに、第1増幅器10に流れる電流を増やすために設けられている。
第1トランジスタPpは、入力電圧Vinに応じた所定の出力電圧Voutを出力する出力トランジスタである。この第1トランジスタPpは、ソースが入力端子INと接続され、ゲートが第1増幅器10の出力ノードと接続され、ドレインが出力端子OUTと接続される。出力端子OUTには、出力コンデンサC1と負荷2が接続される。
第2トランジスタPmは、第1トランジスタPpの出力電流をモニターするトランジスタである。すなわち、第2トランジスタPmは、第1トランジスタPpの出力電流に応じた電流を出力する。この第2トランジスタPmは、ソースが入力端子INと接続され、ゲートが第1増幅器10の出力と接続される。第1トランジスタPpと第2トランジスタPmは、ゲートが共通に接続され、ソースも共通に接続されていることから、実質的にカレントミラー回路を構成する。これにより、第2トランジスタPmからは、第1トランジスタPpの出力電流と比例する電流が流れる。
参照電流源16は、しきい値となる所定の電流である参照電流IREFを電流比較器18へと流す電流源である。電流比較器18は、第2トランジスタPmのドレイン電流と、参照電流IREFとを比較した結果に基づいて、第2電流源14に接続される第1切替器SW1のオン/オフの切り替えをする信号を出力する。
抵抗Rf、Rsは、第1トランジスタPpのドレインと接地ノードとの間に直列に接続されている。抵抗Rf、Rsは、出力電圧Voutを分圧してフィードバック電圧VFBを生成する。この電圧VFBは、トランジスタN1のゲートへと印加される。
次に、電源装置1の動作を説明する。
まず、入力端子INに入力電圧Vinが印加され、出力端子OUTに負荷2が接続されていない場合について説明する。入力電圧Vinが印加されると、第1トランジスタPpはオンする。第1トランジスタPpがオンすると、出力端子OUTからはVout=Vinの電圧が出力される。よって、抵抗Rf、Rsには、Vin/(Rf+Rs)の大きさの電流が流れる。この状態においては、フィードバック電圧VFB=Vin・Rs/(Rf+Rs)である。第1増幅器10は、フィードバック電圧VFBが参照電圧VREFと等しくなるように帰還制御を行う。
電源装置1の出力端子OUTに負荷2が接続されていない場合、上記のように出力電圧Voutは、一定電圧となるように帰還制御される。このような状態においては、第1増幅器10に流れる電流は第1電流源12から供給される。したがって、第1切替器SW1はオフに設定されて第2電流源14からの電流は第1増幅器10には供給されない。
次に、この電源装置1の出力端子OUTに負荷2が接続された場合について説明する。本実施形態は、第1トランジスタPpとカレントミラー回路を構成する第2トランジスタPmを備えており、第2トランジスタPmは第1トランジスタPpの出力電流に応じた出力電流を流す。電源装置1の出力端子OUTに負荷2が接続され負荷電流が増大して出力電圧Voutが低くなると、第2トランジスタPmの出力電流は増大する。第2トランジスタPmの出力電流が参照電流IREFを超えると、電流比較器18の出力が反転する。これにより、第1切替器SW1が導通して、第1電流源12の電流に加え第2電流源14からの電流が第1増幅器10に供給される。これにより、第1増幅器10の応答性が向上する。
すなわち、第2電流源14がない場合と比べて、トランジスタN2の出力電流が増大し、第1トランジスタPpのゲート電圧をより高速に低下させる。これにより、第1トランジスタPpはドレイン電流をより迅速に増加させ、出力電圧Voutを高速に安定した電圧へと復帰させる。本実施形態では、第1増幅器10に第1電流源12からの電流のみを供給する状態を低消費電流モードと呼び、第1増幅器10に第1電流源12と第2電流源14からの電流を供給する状態を高速応答モードと呼ぶ。
このように、本実施形態では、電源装置1が負荷2と接続されると、低消費電流モードから、高速応答モードへと迅速に移行させ、第2電流源14からの電流を第1増幅器10に供給して、より高速に出力電圧Voutの変動を抑制させる。この高速応答モードは、電源装置1に負荷2が接続されている間、継続する。
また、電源装置1から負荷2が切り離された場合には、第2トランジスタPmのドレイン電流が参照電流IREFよりも小さくなり、電流比較器18からの出力信号により第1切替器がオフになる。従って第2電流源14からの電流は、第1増幅器10に供給されなくなり低消費電流モードへ移行する。このように、第1トランジスタPpの出力電流をモニターすることにより、高速応答モードから低消費電流モードへ迅速に切り替えることができる。
ここで、仮に図1の第2トランジスタPmがなかったとすると、電源装置1から負荷2に流れる負荷電流が増加すると、抵抗Rf、Rsへと流れる電流が減少する。この結果、出力電圧Voutが低くなり、フィードバック電圧VFBも、参照電圧VREFよりも低くなる。この場合、トランジスタN1のゲートに印加される電圧が低下するため、トランジスタN1の出力電流(ドレイン−ソース間電流)が減少する。よって、トランジスタP1の出力電流も減少するが、逆に、トランジスタP2、N2の出力電流は増加する。
これにより、第1トランジスタPpのゲート電圧が低下し、第1トランジスタPpの出力電流が増加し、出力電圧Voutを引き上げる動作が行われる。このような帰還動作は時間がかかるため、高速応答性が損なわれてしまう。これに対して、本実施形態は、上述したように、第2トランジスタPmを設けることで、負荷電流の急増時に第1増幅器10に流す電流を増やして高速応答性を改善する。
以上のように、本実施形態によれば、電源装置1へ負荷2が接続されると、第1トランジスタPpの出力電流をモニターして第2電流源14の電流を第1増幅器10へ加算することによって、第1増幅器10の応答性が高まる。すなわち、低消費電流モードから高速応答モードへ迅速に切り替わる。また、電源装置1へ負荷2が接続されている状態では、高速応答モードを保ち、第1トランジスタPpの出力電流に応じて、出力電圧Voutの変動を迅速に抑制できる。
第1トランジスタPpの出力電流ではなく、第1トランジスタPpの出力電圧をモニターする場合、出力電圧の変動を精度よく検知するのは困難であり、また出力電流が変化してから出力電圧が変化するため、出力電圧の変動を検知するのには時間がかかってしまう。本実施形態のように、出力電流を出力電圧に変換せずに、出力電流のままで検知することで、より迅速かつ精度よく、負荷変動を検知できる。これにより、負荷2が接続されると高速応答モードへと迅速に移行し、負荷2が電源装置1から切断されると低消費電流モードへと迅速に移行することが可能となる。また、ノイズは、トランジスタに流れる電流をIとすると、1/√Iに比例して発生するので、第2電流源14にて大きな電流を第1増幅器10に流すことにより、第1増幅器10の低ノイズ化を図ることも可能である。
本実施形態の第1比較例として、第2トランジスタPmの出力電流に応じた加算電流を第1増幅器10に流すことも考えられる。この場合、第1増幅器10には、第1トランジスタPpの出力電流が多いほど、すなわち負荷電流が多いほど、第1増幅器10に流れる加算電流が増大することになる。これに対して、本実施形態では、負荷電流の大小によらず、常に一定の加算電流を第2電流源14から第1増幅器10に供給する。
図2は、本実施形態と第1比較例とにおける、第1増幅器10に流れる加算電流を示すグラフである。図2の横軸は負荷電流[mA]、縦軸は加算電流[mA]であり、実線が本実施形態を示し、破線が第1比較例を示している。この図2に示すように、第1比較例においては、電源装置1の負荷電流に比例して第1増幅器10に流れる電流が変化する。したがって、第1比較例では、負荷電流がある程度まで増えないと、第1増幅器10に流れる電流が増えないため、負荷変動に対する応答性がよくない。それに対して、本実施形態による加算電流であれば、負荷2が接続されている場合においては、ほぼ一定の加算電流を第1増幅器10に供給するので、第1増幅器10を高速に応答させることが可能となる。
図3は本実施形態と第2電流源14がない第2比較例とにおける負荷変動時の出力電圧の変化を示すグラフである。横軸は時間[ms]、縦軸は電圧「V]であり、実線は本実施形態を示し、破線は第2比較例を示している。また、図3には、負荷電流の時間変化も示している。この図3に示すように、第2比較例では、例えば、負荷電流が1mAから300mAへと増加した際に、電源回路の出力電圧は、0.2V程落ち込んでいる。これに対して、本実施形態では、負荷電流が増加しても0.1V程の電圧が低下に制御されている。さらに、第2比較例に比べて、本実施形態に係る電源装置1は、負荷の増大に応じて高速に出力電圧の変動を抑制できており、より早く安定した電圧に復帰することが可能である。
(第1実施形態の一具体例)
前述した第1実施形態における、第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1は、トランジスタや抵抗を用いて構成可能である。
前述した第1実施形態における、第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1は、トランジスタや抵抗を用いて構成可能である。
図4は、第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18を用いない電源装置1の一具体例を示す図である。この図4に示す電源装置1は、第2電流源14をトランジスタNaを用いて構成し、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1とを、抵抗Rmと、トランジスタNsとを用いて構成している。
抵抗Rmは、第2トランジスタPmのドレインと接地ノードとの間に介挿されている。この抵抗Rmにより、第2トランジスタPmの出力電流に応じた電圧が出力される。この電圧は、トランジスタNsのゲートに入力される。
トランジスタNsのドレインは第1増幅器10へと接続され、ソースはトランジスタNaのドレインに接続される。このトランジスタNsは、第1切替器SW1の切替動作を行うトランジスタであり、負荷電流が増大して第2トランジスタPmの出力電流が増大したときにオンする。
トランジスタNaは、例えば、nMOSトランジスタであり、ゲートに所定の電圧VADDが印加され、ドレインがトランジスタNsのソースと接続され、ソースは接地される。このトランジスタNaは、トランジスタNsがオンのときに、トランジスタNaのドレイン電流を、トランジスタNsのドレイン−ソース間を介して第1増幅器10に供給する。
(第1実施形態の一変形例)
図5は、第1実施形態の一変形例に係る回路図である。この図5に示す変形例は、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmを除いて、図1に示す各トランジスタの導電型を逆にしたものである。図5では、入力電圧Vinノード側に第1電流源12と第2電流源14が接続され、接地ノード側に第1増幅器10が接続される。また、第1増幅器10内のフィードバック電圧VFBと参照電圧VREFが入力されるトランジスタP3、P4はpMOSトランジスタであり、トランジスタP3、P4に接続されるトランジスタN3、N4はnMOSトランジスタである。図5の回路動作は、図1と共通するため、詳細な説明を省略する。
図5は、第1実施形態の一変形例に係る回路図である。この図5に示す変形例は、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmを除いて、図1に示す各トランジスタの導電型を逆にしたものである。図5では、入力電圧Vinノード側に第1電流源12と第2電流源14が接続され、接地ノード側に第1増幅器10が接続される。また、第1増幅器10内のフィードバック電圧VFBと参照電圧VREFが入力されるトランジスタP3、P4はpMOSトランジスタであり、トランジスタP3、P4に接続されるトランジスタN3、N4はnMOSトランジスタである。図5の回路動作は、図1と共通するため、詳細な説明を省略する。
図6は、図5の第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1とを、図4と同様にトランジスタPa、Ns、抵抗Rmを用いて具体化した回路である。図6の回路構成および回路動作は、図4と共通するため、詳細な説明を省略する。
このように、第1実施形態の一変形例では、第1トランジスタPpの出力電流をモニターする第2トランジスタPmの出力電流が増えると、第1増幅器10に流れる電流を増やすため、負荷が増大して第1トランジスタPpの出力電流が増えると、第1増幅器10の応答性を向上でき、電源装置1の出力電圧Voutの変動を迅速に抑制できる。これにより、本実施形態の電源装置1は、負荷2が接続されていない場合は、低消費電流モードで動作し、負荷2が接続されると、迅速に高速応答モードに切り替えることができる。
前述した第1実施形態(図1)、及びこの具体例、変形例(図4乃至図6)に係る電源回路1は、上述したように同様の作用・効果を奏するものであるが、回路レイアウトの関係など種々の要因により必要に応じてその実施形態を変更し得るものである。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、第1増幅器10の後段に利得を調整する第2増幅器を設けることにより、さらに低ノイズをも実現しようとするものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分について詳しく説明する。
第2実施形態においては、第1増幅器10の後段に利得を調整する第2増幅器を設けることにより、さらに低ノイズをも実現しようとするものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分について詳しく説明する。
図7は、本実施形態に係る電源装置1を示す図である。この図7に示す電源装置1は、図1の回路に加えて、第2増幅器であるトランジスタPgと、第3電流源20と、第4電流源22と、第2切替器SW2とをさらに備えて構成される。
第2増幅器であるトランジスタPgは、例えば、pMOSトランジスタであり、ソースが入力端子と接続され、ゲートが第1増幅器10の出力と接続され、ドレインが第1トランジスタPpのゲートと、第2トランジスタPmのゲートと、第3電流源20及び第4電流源22と接続される。このトランジスタPgは、第1トランジスタPpをゲート駆動するトランジスタである。
このような構成においては、トランジスタPgのゲート電位を反転させた電位を、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmの各ゲートに入力することになる。このため、第1増幅器10のトランジスタN1、N2のゲートに印加される電圧が、前述した実施形態とは互いに逆になっている。すなわち、トランジスタN1のゲートには、参照電圧VREFが印加され、トランジスタN2のゲートには、フィードバック電圧VFBが印加される。
図7の電源装置1では、第1増幅器10の出力電圧の利得をトランジスタPgで調整する。トランジスタPgのドレイン電圧は第1トランジスタPpと第2トランジスタPmの各ゲートに供給される。例えば、負荷電流が増加して出力電圧Voutが低下すると、第1トランジスタPpの出力電流の増加に応じて第2トランジスタPmの出力電流が増加する。第2トランジスタPmの出力電流が参照電流IREFを超えると、電流比較器18の出力が反転して第1切替器SW1及び第2切替器SW2が導通する。これにより、第1電流源12の電流に加え第2電流源14からの電流が第1増幅器10に供給されて第1増幅器10の応答性が向上する。同時に第3電流源20の電流に加え第4電流源22からの電流がトランジスタPgのドレインと、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmの各ゲートに供給される。以上により、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmの応答性が向上する。
また、トランジスタPgを備えることにより、第1増幅器10の開放利得(Aとする)が上昇する。出力電圧Voutの値で決まる所定の帰還率をβとした場合、入力端子INに印加される入力電圧Vinに依存するノイズやリップルは、1/(1+Aβ)の値により大きさが変わる。このため、開放利得Aを上昇させることにより、出力電圧Voutの低ノイズ化や高リップル除去化を実現することが可能となる。第2実施形態における電源装置の消費電流は、第1実施形態の電源装置のそれより若干増加するものの、第1実施例と同様に低消費電流と高速応答を両立させることが出来る。更に第1実施例に較べて出力電圧Voutの低ノイズ化や高リップル除去化を実現できる。
(第2実施形態の具体例および変形例)
第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の具体例および変形例を構成することが可能である。
第2実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の具体例および変形例を構成することが可能である。
図8は、図7の第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1と、第2切替器SW2と、第4電流源22とを、図4と同様に、トランジスタや抵抗を用いて構成した例を示している。第2電流源14は、nMOSトランジスタNa1を用いて構成されている。電流比較器18と第1切替器SW1は、nMOSトランジスタNs1を用いて構成されている。第4電流源22は、nMOSトランジスタNa2を用いて構成されている。電流比較器18と第2切替器SW2は、nMOSトランジスタNs2を用いて構成されている。
図9は、第1トランジスタPpと第2トランジスタPmを除いて、図7に示す各トランジスタの導電型を逆にしたものである。入力電圧Vinノード側に第1電流源12、第2電流源14、第3電流源20および第4電流源が接続され、接地ノード側に第1増幅器10が接続される。また、第1増幅器10内のフィードバック電圧VFBと参照電圧VREFが入力されるトランジスタP3、P4はpMOSトランジスタであり、トランジスタP3、P4に接続されるトランジスタN3、N4はnMOSトランジスタである。図9の回路動作は、図7と共通するため、詳細な説明を省略する。
図10は、図9の第2電流源14と、参照電流源16と、電流比較器18と、第1切替器SW1と、第2切替器SW2と、第4電流源22とを、図8と同様に、トランジスタや抵抗を用いて構成した例を示している。第2電流源14は、pMOSトランジスタPa1を用いて構成されている。電流比較器18と第1切替器SW1は、nMOSトランジスタNs1を用いて構成されている。第4電流源22は、pMOSトランジスタPa2を用いて構成されている。電流比較器18と第2切替器SW2は、nMOSトランジスタNs2を用いて構成されている。
前述した第2実施形態(図7)、及びこの具体例、変形例(図8乃至図10)に係る電源回路1は、上述したように同様の作用・効果を奏するものであるが、回路レイアウトの関係など種々の要因により必要に応じてその実施形態を変更し得るものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を部分的に適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上述した全ての実施形態において、構成要素のいくつか及び負荷2は、接地されているが、抵抗Rsと、負荷2の基準となる電圧が同じ電圧になるのであれば、これらは所定の電圧Vssと接続されているものとしてもよい。
1:電源装置、10:第1増幅器、12:第1電流源、14:第2電流源、16:参照電流源、18:電流比較器、Pp:第1トランジスタ、Pm:第2トランジスタ、Rf、Rs:抵抗、SW1:第1切替器
Claims (6)
- 入力電圧に応じた出力電圧を出力する、第1トランジスタと、
前記出力電圧を帰還制御する、第1増幅器と、
前記第1トランジスタの出力電流に応じた電流を出力する、第2トランジスタと、
前記第1増幅器に流れる電流を供給する、第1電流源と、
前記第2トランジスタの出力電流が所定の閾値を超えると、前記第1増幅器に流れる電流を増大させる、第2電流源と、
を備える電源装置。 - 前記第2トランジスタは、前記第1トランジスタの出力電流に比例した電流を出力する請求項1に記載の電源装置。
- 前記第2トランジスタの出力電流が前記所定の閾値を超えると、前記第1増幅器に前記第1電流源および前記第2電流源の電流を供給するよう設けられた第1切替器を備える請求項1または2に記載の電源装置。
- 前記第2トランジスタの出力電流が前記所定の閾値を超えたか否かを示す信号を出力する、電流比較器を備え、
前記第1切替器は、前記電流比較器の出力信号に基づいて、前記第1増幅器に前記第2電流源の電流を供給するか否かを切り替える請求項3に記載の電源装置。 - 前記第1増幅器の出力信号の利得を調整する、第2増幅器と、
前記第2増幅器に流れる電流を供給する、第3電流源と、
前記第2トランジスタの出力電流が所定の閾値を超えると、前記第2増幅器に流れる電流を増大させる、第4電流源と、を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記第2トランジスタの出力電流が前記所定の閾値を超えると、前記第2増幅器に前記第3電流源および前記第4電流源の電流を供給するよう設けられた第2切替器を備える請求項5に記載の電源装置。
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