JP2017113858A - カーバイド層を有するダイヤモンド砥石およびダイヤモンド砥石の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1] 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥粒の平均粒径dが3μm以上15μm以下であり、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくともその頂部にカーバイド層を有する
ことを特徴とするダイヤモンド砥石。
[2] 前記カーバイド層の厚みが、前記ダイヤモンド砥粒の平均粒径dに対して、0.01d以上0.3d以下であることを特徴とする、[1]に記載ダイヤモンド砥石。
[3] 前記カーバイド層が、Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む炭化物からなることを特徴とする、[1]または[2]に記載のダイヤモンド砥石。
[4] 前記ろう材層の組成が、質量%で、
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)
であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[5] 隣り合う砥粒同士の中心間距離をLとした場合、少なくとも一組の隣り会う砥粒同士の前記Lはd≦L<10dであり、且つ
前記ダイヤモンド砥石全体の砥粒数に対する、隣り会う砥粒同士の前記Lがd≦L<10dであるように配置された砥粒数の割合が50%以上である
ことを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[6] 前記金属製支持材がステンレス鋼製である、[1]〜[5]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[7] 前記金属製支持材がロッド状であることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[8] 前記ロッド状の金属製支持材が、直径が0.5mm〜7mm、長さが40mm〜200mmであることを特徴とする、[7]に記載のダイヤモンド砥石。
[9] 前記金属製支持材がその側周部に形成されたくびれ部を有し、前記くびれ部にも複数個のダイヤモンド砥粒が単層に固着されていることを特徴とする、[7]または[8]に記載のダイヤモンド砥石。
[10] 前記金属製支持材が円盤状であることを特徴とする、[1]〜[6]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[11] 前記円盤状の金属製支持材が、直径が30mm〜400mm、厚み3mm〜50mmであることを特徴とする、[10]に記載のダイヤモンド砥石。
[12] ガラスの孔開け加工用又は面取り加工用である、[1]〜[11]のいずれかに記載のダイヤモンド砥石。
[13] 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくともその頂部にカーバイド層を有し、
前記ろう材層の組成が、質量%で、
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)
であることを特徴とするダイヤモンド砥石。
[14] 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくとも頂部にカーバイド層を有し、
前記カーバイド層が、Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む炭化物からなる
ことを特徴とするダイヤモンド砥石。
[15] Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む化合物と、ダイヤモンド砥粒とを加熱下で反応させて、ダイヤモンド砥粒の表面にカーバイド層を形成し、
前記カーバイド層を形成したダイヤモンド砥粒を、ろう材層を介して、金属製支持材の表面に単層に固着する
ことを包含する、ダイヤモンド砥石の製造方法。
本発明のダイヤモンド砥石は、金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、金属製支持材と、前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、前記ダイヤモンド砥粒の平均粒径dが3μm以上15μm以下であり、前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくともその頂部にカーバイド層を有することを特徴とするダイヤモンド砥石である。
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)。
更に上記ろう材中の成分X(Cr、Ti、Nb、Ta、Vおよび/またはZr)は、ダイヤモンドの炭素との反応によってカーバイドを形成することができるため、ろう材の組成および反応条件にもよるが、砥粒とろう材の濡れ性を利用してろう材と砥粒とが接触している砥粒底部のみならず、砥粒の頂部にまでカーバイドを形成することができる。よって、上記ろう材を用いてダイヤモンド砥粒のろう付けを行うと、砥粒のろう付けと共に、カーバイド層の形成も行うことが可能となり、少ない工程でダイヤモンド砥石を製造することが可能となる。
Niは、上記ろう材の主元素である。NiとFeとを合わせた含有量が70%以上95%以下であり、かつ、Feの(Ni+Fe)の合計に対する割合が0.4以下であると、ろう材の融点を低くすることができる。そのため、ろう付け温度の上昇による金属製支持材への熱変形による反りおよび接合不良を生じにくくすることができるため、砥石寿命を延ばすことができる。NiとFeの好ましい含有量は、84%以上95%以下である。なお、金属製支持材にステンレス等を用いる場合には、0<Fe/(Ni+Fe)≦0.4であることが好ましい。金属製支持材中にFeが含まれるために、ろう材中にもFeを含有させた方がろう材と支持材との接合性が良くなるためである。
本発明のダイヤモンド砥石の製造方法に特に限定はないが、ダイヤモンド砥粒の少なくともその頂部にカーバイド層を有することを特徴とするダイヤモンド砥石の製造方法としては、次の2つの方法が挙げられる。(1)ダイヤモンド砥粒のろう付けと、カーバイド層の形成とを同時に行う方法、および(2)ダイヤモンド砥粒の表面にカーバイド層を形成してから、金属製支持材にろう付けする方法。
次に、上記方法(1)および方法(2)について詳細に説明する。
ダイヤモンド砥粒のろう付けと、カーバイド層の形成とを同時に行う方法とは、上述したNi−Si−P−X系のろう材、即ち、質量%で、以下の条件を全て満たすろう材を使用する方法である。
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)。
ダイヤモンド砥粒の表面にカーバイド層を形成してから、金属製支持材にろう付けする方法とは、以下の工程を含む方法である。
Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む化合物と、ダイヤモンド砥粒とを加熱下で反応させて、ダイヤモンド砥粒の表面にカーバイド層を形成する工程、および
前記カーバイド層を形成したダイヤモンド砥粒を、ろう材層を介して、金属製支持材の表面に単層に固着する工程。
先ず、金属製支持材にろう材を仮付けする。金属製支持材が円盤状の場合、使用するろう剤は箔状でも粉状でもよいが、金属製支持材がロッド状の場合は、粉状のろう材を使用する。ろう材が箔の場合には、スポット溶接で仮付け可能である。粉の場合には、例えば、セルロース系のバインダー等をろう粉と混練したものを金属製支持材に塗布すればよい。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが、1.5μm、3.0μm、7.5μm、14μm、17μmのものをそれぞれ使用し、図1および図2に示した形状のロッド状のダイヤモンド砥石を作製した。ろう材の組成はNi−4.2%Si−3.0%B−1.0%P−2.0%Tiであり、大きさが38μmアンダ−の粉末ろうを使用した。
昇温過程において、有機系バインダーは揮発した。外見上、溶融後の凝固したろう材の厚みはほぼ均一となった。
ダイヤモンド砥粒の頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合は、マイクロスコ−プ、あるいは、元素分析機能(EDX)を有する走査電子顕微鏡を用いて、ろう付け後の砥石の所定範囲内にあるダイヤモンド砥粒を数え、砥粒総数に対する頂部にカーバイド層を有する砥粒数の割合から求めた。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
図1に示した形状の孔開け用砥石を用いて、携帯端末用カバーガラスへの孔開け加工を実施した。穿孔方法は、所定の板厚方向の切り込み量でダイヤモンド砥石を横方向に移動させて、ガラス表面からガラスを削り取っていく方法を用いた。加工条件は以下の通りであり、切削部位に中性の水系クーラントをかけながら、切削を実施した。
ガラスサイズ:50mm×100mm×0.55mm
ガラス材質:化学強化ガラス
孔形状:約1mm×9.8mmの長孔
工具回転数:50,000rpm
工具送り速度:60mm/分
板厚方向切り込み量:0.05mm
上記1)の条件で砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔について、孔の拡張と加工面の形状を整えるための面取り加工を実施し、限界送り速度を計測した。限界送り速度とは、それ以上送り速度を上げると、砥石が焼きつき、研削できなくなるか、もしくはチッピングが100μm以上に粗大化する速度と定義した。尚、面取り加工には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した、頂部にカーバイド層を有していない面取り加工用砥石を使用した。
ガラスサイズ:50mm×100mm×0.55mm
ガラス材質:化学強化ガラス
孔形状:約1mm×9.8mmの長孔を面取し、1.2mm×10.0mmの長孔に加工
工具回転数:50,000rpm
切込量:0.10mm
次に、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施した。面取り加工には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した、頂部にカーバイド層を有する面取り加工用砥石を使用した。面取り加工は、工具送り速度を上記で求めた頂部にカーバイド層を有していない砥石の限界送り速度を超えた速度に設定する以外は、上記と同じ加工条件で行った。また、使用した工具送り速度の、頂部にカーバイド層を有していない砥石の限界送り速度に対する倍率も計算した。
面取り加工後の孔をマイクロスコープで観察し、100μm以上の粗大なチッピングの有無を確認した。尚、10孔について面取り加工を行い、チッピングの生じた孔が1つでも存在した場合に、チッピング有りと評価した。
一方、砥粒径が3〜15μmの範囲内であり、さらに頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合が50%以上の場合には、頂部にカ−バイド層の被覆が無い砥石と比べて、限界送り速度の1.2倍〜1.3倍の速度でも、100μm以上の粗大なチッピングの発生は抑性された(発明例No.6〜No.9、No.13〜No.16、No.20〜No.23)。しかしながら、砥粒径が3〜15μmの範囲内であっても、頂部にカーバイド層を有する砥粒割合が50%未満の場合には、粗大なチッピングの発生を抑えることはできなかった(比較例No.4とNo.5、No.11とNo.12、No.18とNo.19)。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが、4.5μm、7.5μm、14μmのものをそれぞれ使用し、面取り用砥石をそれぞれ作製した。ろう材の組成をNi−4.2%Si−3.0%B−0.2〜2.0%P−2.0%Tiとし(即ち、Pの量を砥石によって変化させ)、ろう付けのための熱処理条件を1030℃×30分として、ダイヤモンド砥粒の頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上としたこと以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。更にカーバイド層の厚みを調整するために、表2示した条件で拡散熱処理を実施した。
砥石のカーバイド層の厚みは、次のようにして測定した。砥石の表面を元素分析機能(EDX)付き走査電子顕微鏡で観察し、頂部にカーバイド層を有する砥粒を選定した。選定した砥粒を集束イオンビーム(FIB)加工によって輪切りにした後、その切断面の元素マッピングを行い、TiとCとが重なり合っている厚みを、カーバイド層の厚みとした。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが7.5μmのものを使用し、ろう材の組成をNi=bal、Si=7.5%、B=3.0%であり、PとXの含有量を表3に示したように変更し、ろう付け熱処理条件を1030℃×30分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。尚、ろう材のXはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、表3に示したように、Xとして上記元素の単独添加または2種の複合添加を行った。ろう材の組成における元素の合計量が100となるように、Ni量で調整した。
上記熱処理条件によって、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上に調整した。更に、表3示した条件で拡散熱処理を実施することで、カーバイド層の厚みを調整した。
得られた砥石において、ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。但し、カーバイド層の厚みは、切断面の元素マッピングにおいて、使用した元素XとCとが重なり合っている厚みとした。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが7.5μmのものを使用し、ろう材の組成を、P=1.0%、Ti=2.0%であり、Ni、Fe、SiおよびBの含有量を表4−1に示したように変更し、ろう付け熱処理条件を1030℃×30分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。
上記熱処理条件によって、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上に調整した。更に、表4−2示した条件で拡散熱処理を実施することで、カーバイド層の厚みを調整した。
得られた砥石において、ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
一方、Ni+Feが70%未満であり、且つSi+Bが15%超の発明例No.102、Si+Bが15%超の発明例No.104、Ni+Feが95%超であり、且つSi+Bが2%未満の発明例No.112、Fe/(Ni+Fe)が0.4超の発明例No.116、およびB/(Si+B)が0.8超の発明例No.122のダイヤモンド砥石においては、400孔の面取りを行う間にダイヤモンド砥粒の脱落は見られなかったが、それ以降は、砥粒の脱落が生じた。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが7.5μmのものを使用し、ろう材の組成を、P=3.6%、Ti=2.7%であり、Ni、Fe、SiおよびBの含有量を表5−1に示したように変更し、ろう付け熱処理条件を1030℃×30分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。
上記熱処理条件によって、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上に調整した。更に、表5−2示した条件で拡散熱処理を実施することで、カーバイド層の厚みを調整した。
得られた砥石において、ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
一方、Si+Bが2%未満の発明例No.136のダイヤモンド砥石においては、400孔の面取りを行う間にダイヤモンド砥粒の脱落は見られなかったが、それ以降は、砥粒の脱落が生じた。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが7.5μmのものを使用し、ろう材の組成を、Ni=bal、Fe=0.07%、Si=7.5%、B=3.0%であり、PおよびXとしてのTiの含有量を表6−1〜表6−3に示したように変更し、ろう付け熱処理条件を1030℃×30分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。尚、ろう材の組成における元素の合計量が100となるように、Ni量で調整した。更に、900℃×30分の拡散熱処理を実施することで、カーバイド層の厚みを調整した。
上記熱処理条件によって、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上に調整した。得られた砥石において、ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
一方、Pが0.5%未満および/またはX/Pが4.0%超のろう材を用いた発明例No.142、No.156、No.170、No.184、No.198の砥石においては、400孔の面取りを行う間にダイヤモンド砥粒の脱落は見られなかったが、それ以降は、砥粒の脱落が生じた。
更にPが8%超、Xが0.2%未満および/またはX/Pが0.2未満である発明例No.154、No.168、No.182、No.192、No.194、No.196、No.202、No.204、No.206、No.210、No.212、No.214の砥石においては、工具送り速度を比較例の限界送り速度の1.3倍に設定した場合、少数ではあるが、粗大なチッピングが発生する場合があった。
<ダイヤモンド砥石の作製>
ダイヤモンド砥粒として、平均粒径dが7.5μmのものを使用し、ろう材の組成を、Ni=bal、Fe=0.07%、Si=7.5%、B=3.0%であり、PおよびXの含有量を表7−1と表7−2に示したように変更し、ろう付け熱処理条件を1030℃×30分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。尚、ろう材の組成における元素の合計量が100となるように、Ni量で調整した。
更に、900℃×30分の拡散熱処理を実施することで、カーバイド層の厚みを調整した。
尚、上記熱処理条件によって、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合を80%以上に調整した。得られた砥石において、ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。但し、カーバイド層の厚みは、切断面の元素マッピングにおいて、使用した元素XとCとが重なり合っている厚みとした。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
<カーバイド層を有する砥粒の作製>
平均粒径dが7.5μmのダイヤモンド砥粒の表面に、スパッタ法を用いて、X元素からなる皮膜層を形成させた。
初めに、純度99.9%のCr、Ti、Nb、Ta、およびVのそれぞれから直径4インチのターゲットを作製した。
次に、ダイヤモンド砥粒をガラス板の上に互いに重なり合わないように散布して、その上に、スパッタによって皮膜を形成させた。スパッタは、先に作製したターゲットと一般的な高周波マグネトロンスパッタ装置を用い、スパッタ電力は600W、雰囲気は0.3PaのArとし、1回のスパッタ時間を10分として行った。1回のスパッタでは、砥粒の下側の部位には皮膜が形成されないため、1回目のスパッタが終了した後、ガラスの上の砥粒を一旦回収し、再び、ガラスの上に散布して、再スパッタを行うことを3回繰り返した。1回10分のスパッタを3回繰り返すことによって、0.5〜0.7μmの皮膜を有する、被覆率80%以上の砥粒が得られた。
次に、それぞれの金属が皮膜された砥粒を10−3Paの真空中で1060℃×30分熱処理し、皮膜元素とダイヤモンドの炭素とを反応させて、カ−バイド層を形成させ、カーバイド層を有する砥粒を得た。
ダイヤモンド砥粒として、上記のカーバイド層を有する砥粒を使用し、ろう材の組成を、Ni=bal、Si=7.5%、B=3.0%、P=1.0%に変更し、ろう付け熱処理条件を1000℃×20分とした以外は、実施例1と同様に穴あけ加工用砥石と面取り加工用砥石をそれぞれ作製した。尚、ろう材の組成における元素の合計量が100となるように、Ni量で調整した。
尚、得られた砥石においては、頂部にカーバイド層を有する砥粒の割合は97%以上であった。ろう材層の厚みはダイヤモンド砥粒径の約40%であり、砥石の砥粒間距離Lは1.2d〜3.0dであった。
実施例2と同様にカーバイド層の厚みを測定した。但し、カーバイド層の厚みは、切断面の元素マッピングにおいて、使用した元素XとCとが重なり合っている厚みとした。
上記で作製した孔開け加工用砥石と面取り加工用砥石について、実施例1と同様に、ガラスの孔開け加工とそれに続く面取り加工によるチッピングの有無によって、砥石の性能を評価した。
尚、発明例の穴開け加工用砥石で作製した孔は、砥粒頂部にカーバイド層を有しない比較例の穴開け加工用砥石で作製した孔と比べて、加工面の表面性状が滑らかだった。
また、穴開け加工用砥石で作製した孔の面取り加工を実施する際には、穴開け加工用砥石と同じ砥粒、ろう材、および製造条件を用いて作製した面取り加工用砥石を使用した。
2 先端部
3 くびれ部
Claims (15)
- 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥粒の平均粒径dが3μm以上15μm以下であり、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくともその頂部にカーバイド層を有する
ことを特徴とするダイヤモンド砥石。 - 前記カーバイド層の厚みが、前記ダイヤモンド砥粒の平均粒径dに対して、0.01d以上0.3d以下であることを特徴とする、請求項1に記載ダイヤモンド砥石。
- 前記カーバイド層が、Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む炭化物からなることを特徴とする、請求項1または2に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記ろう材層の組成が、質量%で、
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。 - 隣り合う砥粒同士の中心間距離をLとした場合、少なくとも一組の隣り会う砥粒同士の前記Lはd≦L<10dであり、且つ
前記ダイヤモンド砥石全体の砥粒数に対する、隣り会う砥粒同士の前記Lがd≦L<10dであるように配置された砥粒数の割合が50%以上である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。 - 前記金属製支持材がステンレス鋼製である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記金属製支持材がロッド状であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記ロッド状の金属製支持材が、直径が0.5mm〜7mm、長さが40mm〜200mmであることを特徴とする、請求項7に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記金属製支持材がその側周部に形成されたくびれ部を有し、前記くびれ部にも複数個のダイヤモンド砥粒が単層に固着されていることを特徴とする、請求項7または8に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記金属製支持材が円盤状であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。
- 前記円盤状の金属製支持材が、直径が30mm〜400mm、厚み3mm〜50mmであることを特徴とする、請求項10に記載のダイヤモンド砥石。
- ガラスの孔開け加工用又は面取り加工用である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のダイヤモンド砥石。
- 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくともその頂部にカーバイド層を有し、
前記ろう材層の組成が、質量%で、
70%≦Ni+Fe≦95%
(ただし、0≦Fe/(Ni+Fe)≦0.4)、
2%≦Si+B≦15%
(ただし、0≦B/(Si+B)≦0.8)、
0.5%≦P≦8.0%、および
0.2%≦X≦3.0%
(ただし、XはCr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素であり、0.2≦X/P≦4.0)
であることを特徴とするダイヤモンド砥石。 - 金属製支持材の表面に複数個の砥粒が単層に固着された砥石であって、
金属製支持材と、
前記金属製支持材の表面にろう材層を介して固着されたダイヤモンド砥粒とを具備し、
前記ダイヤモンド砥石に固着されたダイヤモンド砥粒の50%以上が、少なくとも頂部にカーバイド層を有し、
前記カーバイド層が、Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む炭化物からなる
ことを特徴とするダイヤモンド砥石。 - Cr、Ti、Nb、Ta、VおよびZrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を含む化合物と、ダイヤモンド砥粒とを加熱下で反応させて、ダイヤモンド砥粒の表面にカーバイド層を形成し、
前記カーバイド層を形成したダイヤモンド砥粒を、ろう材層を介して、金属製支持材の表面に単層に固着する
ことを包含する、ダイヤモンド砥石の製造方法。
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JP2015254199A JP2017113858A (ja) | 2015-12-25 | 2015-12-25 | カーバイド層を有するダイヤモンド砥石およびダイヤモンド砥石の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
CN108214958A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-06-29 | 嘉兴沃尔德金刚石工具有限公司 | 一种具有金刚石磨粒层的涂层刀轴及其制造方法 |
CN114851096A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-05 | 西安交通大学 | 一种玻璃纤维金属复合结合剂超硬磨料砂轮及其制备方法 |
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2015
- 2015-12-25 JP JP2015254199A patent/JP2017113858A/ja active Pending
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CN108214958A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-06-29 | 嘉兴沃尔德金刚石工具有限公司 | 一种具有金刚石磨粒层的涂层刀轴及其制造方法 |
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