JP2017103591A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、画像読み取りの状態をユーザーが把握できるように、プレスキャンで原稿枚数および原稿位置を検出し、1枚分ずつ原稿をスキャンし、現在何枚目の原稿を走査中か表示するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、異なるサイズや種類の原稿が混載されていても、切り出された画像の原稿サイズおよび原稿位置並びに原稿の記録に使用する記録用紙サイズおよび記録紙種別に応じて、画像の切りだし順序を制御するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、ユーザーが希望するクロップ画像枚数を正確に検出して読み取るべく入力された原稿枚数と検出した原稿枚数を比較して表示するものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、原稿サイズ検出部がマルチクロップ機能に対応していなくとも好適な読取領域を決定してマルチクロップスキャンを実行する画像読取装置を提供するものである。
この発明の画像読取装置の具体例を述べる。
図1は、この発明の画像読取装置の一例として示すデジタル複合機の外観斜視図である。図2は、図1に示すデジタル複合機の構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すデジタル複合機10は、この発明の画像読取装置11および印刷を行う画像形成装置12を備えている。また、通信部45を介して図示しないネットワークに接続可能である。そして、ネットワークを介した外部の機器へ、画像読取装置11で読み取った原稿の画像データを送信できる。また、前記ネットワークを介して外部の機器から印刷データを受信し、受信した印刷データを画像形成装置12で印刷できる。デジタル複合機10は、コピー、プリンタ、スキャナ、画像ファイリングおよびファクシミリの機能を有する。
原稿台は透明なガラスでできており、原稿台の下方には、移動しながら原稿を走査する機構部分の走査部21と、走査部21により走査された原稿の画像を読み取る原稿読取部23が配置されている。この実施形態で、原稿読取部はライン状のイメージセンサーである。
さらに、画像読取装置11は画像処理回路を備えている。前記画像処理回路は、走査部21により走査され原稿読取部23に読み取られる読取領域から原稿の画像を切り出す切出し部25を含む。
原稿サイズ検出部31は、原稿台上に置かれた原稿および自動原稿送り装置にセットされた原稿のサイズを検出する。ただし、検出可能な原稿サイズは予め定められた種類のサイズ(前述の定型サイズ)に限られる。
制御部41は、原稿サイズ検出部31による原稿サイズの検出、走査部21による原稿の走査、原稿読取部23による画像の読み取り、表示部51aの表示、操作キー51bによる操作の受付けをはじめとして各部の制御を行う。
画像形成装置12は、画像読取装置11が読み取った画像あるいは画像読取装置1以外から送られてくる画像データを受領する画像受領部61を備える。また、取得した画像データに基づいて可視画像を生成する画像形成部63を備える。画像形成部63は、例えば電子写真方式やインクジェット方式等公知の手法で画像を形成するものである。シート供給部65は、画像形成部63に印刷シートを供給し、シート搬送部67はシート供給部65から供給された印刷シートを画像形成部63へ搬送する。画像形成部63は、搬送される印刷シートに形成した画像を転写して印刷シート上に画像を定着させて、シート出力部69に出力する。
画像形成装置の動作は図2に図示しない専用の制御部によって制御されてもよいが、この実施形態では制御部41がそれらの制御を併せて行う。
この実施形態における原稿台および原稿台に置かれた原稿サイズの検出について以下に説明する。
図3は、図1に示すデジタル複合機のうち原稿台およびその付近の外観を示す斜視図である。図3では、原稿カバー33が上方に開けられており、その下に原稿台20が配置されている。原稿台20のさらに奥には、原稿サイズ検出部31が配置されている。原稿サイズ検出部31は、原稿カバー33が開いた状態、即ちカバー開閉センサー35が開状態を検出している場合は原稿台20の上方にあるが、原稿カバー33が閉じられると、原稿カバー33に抑えられて下方へ移動する。ただし、図3に示されているのは原稿サイズ検出部31の一部である。原稿台20の下の図示しない箇所に、原稿サイズ検出部31の他の部分がある。図示しない部分を含めて原稿サイズ検出部31の機能については後述する。
図4は、図3に示す原稿台20の所定位置に原稿20bが置かれた様子を示す説明図である。読み取らせたい部分を下向きにした状態で原稿台20に原稿を置く。原稿台20の左側奥のコーナーは、原稿20bを置く場合の基準位置であって、ユーザーに基準位置を示すコーナーマーク20aが設けられている。
原稿読取部23は、この実施形態においてライン型イメージセンサーであって、そのラインに沿った読取の方向は、図4に矢印Mで示す方向(以下、主走査方向と呼ぶ)である。走査部21は、主走査方向と直行する方向へ移動する。図4に矢印Sで示す方向(以下、副走査方向と呼ぶ)である。
図5Cは、原稿台20にAB系の各サイズの原稿が置かれた場合に原稿サイズ検出部31がそのサイズを検出する様子を示す説明図である。
原稿サイズ検出部31は、副走査方向に並ぶ7対の発光素子D01〜D07を備える。各発光素子は、原稿台20の奥側上方から手前側の斜め下方に向けて光を照射する。照射された光は透明なガラスでできた原稿台20の上側から下側へ透過する。そして、原稿台20の手前側下方に設けられたスリットを通過した後、対応する受光素子に到達する。
発光素子D01〜D07に対応して7つのスリットと7つの受光素子が副走査方向に並んで配置されている。図5Cの右側には一組の発光素子、スリットおよび受光素子を上方から見た場合の配置関係を示している。矩形で囲んだ部分である。
7つの発光素子からそれに対応する7つの受光素子へ向かう7本の赤外ビームを図5Cに二点鎖線で示している。原稿台20に原稿が置かれると、原稿が置かれた部分は赤外ビームがその原稿によって遮られるので赤外ビームは受光素子に到達しない。画像読取装置11が待機中かつカバー開閉センサー35が原稿カバー33の開状態を検知している場合、制御部41は、原稿サイズ検出部31の7つの受光素子に赤外ビームが到達しているか否かを逐次読み取る。各赤外ビームは、異なる複数の位置における原稿の有無を検出している。各赤外ビームが到達しているか否かのパターンによって、原稿台20に置かれた原稿のサイズが判別できる。以下、各赤外ビームを検出ビームとも呼ぶ。カバー開閉センサー35が閉状態を検知したら、制御部41は各赤外ビームの読み取りを停止し、最後に読み取られた検出ビームに基づく原稿サイズを維持する。カバー開閉センサー35が回状態を検出したら再び各赤外ビームを逐次読み取る。
図5A〜図5Cは、AB系の各サイズの判別を示しており、図6A〜図6Cはそれに対応するインチ系の各サイズおよびB5サイズの判別を示している。なお、AB系とインチ系の何れの検出を行うかは、デジタル複合機10が使用される客先の状況に応じて択一的に設定される。
図8は、インチ系の各サイズおよびB5サイズ(図6Cに対応)に対応する検出ビーム有無のパターンを示す説明図である。
図9は、図7および図8のいずれのパターンとも異なる検出ビーム有無のパターンを示している。後述するように、定型サイズ原稿の何れにも該当しない図9のような検出パターンが得られた場合、複数の原稿が原稿台20に置かれたものとしてマルチクロップスキャンを行うように制御してもよい。
原稿読み取り部23が原稿の画像を読み取る読取領域について説明する。
制御部41は、原稿サイズ検出部31が検出した原稿サイズに基づいて、原稿読み取り部23が原稿を読み取るべき領域(読取領域)を決定する。読取領域は、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bに示すように、原稿台20に原稿が置かれている領域に対応する。
図10は、図5Bおよび図6Bにそれぞれ示す最大原稿サイズ、即ちA3サイズおよび11”×17”サイズに対応する読取領域を示す説明図である。図10に示すように、A3サイズは主走査方向に297mm、副走査方向に420mmの長さの領域である。11”×17”サイズは、主走査方向に279.4mm、副走査方向に431.8mmの長さの領域である。このように、A3サイズに比べると11”×17”サイズは主走査方向において若干小さく、副走査方向において若干大きい。
なお、厳密に言うと読み取り領域は各原稿サイズに対して周囲に1〜10mm程度の大きさの余白を作るよう原稿サイズよりも若干小さい領域に決定される。読み取られた画像に原稿の縁が影となって現れないようにするためである。
続いて、通常の定型サイズ原稿が原稿台20に置かれた場合に、原稿画像を読み取る操作の一例を説明する。この発明はマルチクロップスキャンに係るものであるが、まず通常の原稿の読み取り操作例を説明しておくことで、マルチクロップスキャンに係るこの発明の特徴が理解し易くなるであろう。
図11A〜図11Iは、デジタル複合機10が定型サイズの原稿を読み取る場合の操作表示部51の表示とユーザーが行うべき操作の手順を示す説明図である。
図11Aは、画像読取装置11が待機中の間に操作表示部51に表示される操作画面の一例を示している。操作画面には、画像読取装置11をはじめとしてデジタル複合機10が有する種々の機能に関連する操作キー(操作ボタン)が表示される。それらの操作キーをユーザーがタッチすることによって、種々の機能を実行させることができる。ここでは、それらの機能のうち原稿を読み取ってUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリに保存する場合を例に、原稿読み取りの操作手順を説明する。
原稿を読み取ってその画像データをUSBメモリに保存するためにユーザーは、図11Aに示す操作画面において「外部メモリ保存」の操作キーをタッチする(図11B参照)。図11Bで、手指のイラストは、ユーザーが手指Fで「外部メモリ保存」の操作キーをタッチする操作を示している。以下の説明において、ユーザーによる操作キーのタッチ操作を同様の手指イラストを用いて示す。
「ファイル名」は、USBメモリに保存する画像データのファイル名をユーザーが指定する際に使用する操作キーである。「カラーモード」は、カラー、グレイスケール、白黒の何れの種類で読み取るかを選択する操作キーである。「解像度」は、読み取りの解像度を選択する操作キーである。「フォーマット」は、PDF、TIFF、JPEG等出力する画像データのフォーマットを選択する操作キーである。「原稿」は、原稿サイズをユーザーが指定したり両面原稿を指定したりするための操作キーである。「濃度」は、原稿の読み取り濃度を選択する操作キーである。必要に応じてユーザーは、これらの操作キーを用いて設定を行う。
ユーザーが原稿台20の所定の位置に定型サイズの原稿を置くと、原稿サイズ検出部31は7本の検出ビームによってその原稿のサイズに応じた検出パターンを出力する。制御部41は、その検出パターンに基づいて原稿台20に置かれた原稿のサイズを決定する。
1枚の原稿の読み取りが終了すると、続いて制御部41は操作表示部51に図11Fに示すように、読み取りを終了するか、次の読み取りのために設定変更を行うかあるいは次の読み取りを開始するかの選択を求める画面を表示させる。
ここで、ユーザーが原稿カバー33を開けて原稿台20に次の原稿をセットすると、原稿サイズ検出部31は交換された原稿のサイズに応じた検出ビームのパターンを出力する。その状態でユーザーが「スタート」キーを押すと(図11G参照)その操作に応答して制御部41は、次の原稿の読み取りを開始する。制御部41は、原稿サイズに応じた読み取り領域で原稿を読み取らせる。読み取り中に制御部41は、図11Eと同様に「原稿を読み込み中です。」のメッセージを操作表示部51に表示させる。ただし、2回目の読み取りの際は図11Eの「P.1」に代えて「P.2」と表示させ、2ページ目の読み取りであることをユーザーに知らせる。
ユーザーが「読み込み終了」の操作キーをタッチすると(図11H参照)、制御部41は、読み取った2ページの原稿の画像データをUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリに保存する。USBメモリへの書き込みが終了すると、制御部41は「データ書き込みが完了しました(P.2)」のメッセージを操作表示部51に表示させる(図11I参照)。
図12に示すように画像出力部27は、読み取った原稿の2ページ分が1つのファイルとしてまとめられたPDFファイルをUSBメモリに格納する。ファイル名は、原稿を走査して読み取った日付と時間の情報を含む。即ち、図12に示すファイル名「image20150123_0918.pdf」のうち「20150123」の部分は2015年1月23日の日付を表している。それに続く「0918」の部分は9時18分の時間を表している。
以上に述べた原稿読取を制御部41が実行する際の処理を整理して述べる。
図13は、デジタル複合機10が定型サイズ原稿を読み取る際に、制御部が実行する処理を示すフローチャートである。デジタル複合機10では並行して他の処理(例えば画像形成の処理)が実行されていることがあるが、その説明は省略する。図13に示すように、制御部41は、原稿読取の条件をユーザーに選択させる画面を操作表示部51に表示させて(ステップS11、図11A〜図11Cに対応)、原稿サイズ検出部31が原稿台20に置かれた原稿を検出するのを待つ(ステップS13)。
原稿サイズ検出部31が原稿台20に原稿が置かれたことおよびその原稿サイズを検出したら(ステップS13のYes)、制御部41は、操作表示部51に表示する「スタート」キーの操作受付を有効にする(ステップS15)。そして、「スタート」キーが押されるのを待つ(ステップS17)。
「スタート」キーが押されたら(ステップS17のYes、図11Dに対応)、制御部41は原稿の読み取り領域を決定して原稿の走査および読み取りを開始する(ステップS19、図11Eに対応)。1枚の原稿を走査する度に、次の読み取りを行うか読み取りを終了するかの選択を求める(ステップS21、図11Fに対応)。「スタート」キーが押された場合は次の読み取りを行う(ステップS21のNoのループ、図11Gに対応)。
そして、読み取った原稿の画像データのメモリへの転送を開始する(ステップS23)。この実施形態では画像出力部27を介してUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリへ転送する。ただしこれは一例で、例えばコピーの場合は画像出力部27を介して画像形成装置12へ転送する。なお、バッファとして記憶部43に画像データを一旦格納してもよい。スキャナの場合は、通信部45を介してネットワークに接続された外部機器へ送信する態様もある。画像ファイリングの場合は記憶部43へ転送して格納する。ファクシミリの場合は、通信部45および公衆回線を介して画像データを送信する。
画像データの転送が完了したら(ステップS25のYes)、転送完了をユーザーに知らせて(ステップS27、図11Iに対応)、処理を終了する。
続いて、この発明に係るマルチクロップスキャンの操作手順を説明する。
図14A〜14F、図15および図16A〜図16Cは、デジタル複合機10の単写マルチクロップスキャンを行う場合の操作手順を示す説明図である。
マルチクロップスキャンの場合、待機中の状態から図11Aおよび図11Bの操作画面を経て図11Cと同様の画面である図14A至る。図14Aの画面で「他の機能」キーにユーザーがタッチすると(図14B参照)、その操作に応答して制御部41は図14Cの画面を操作表示部51に表示させる。図14Cの画面には、他の機能の一つとして「マルチクロップ」キーが表示されている。なお、「写真マルチクロップ」キーもこの発明に関連するが、この機能については後述することとし、まず「マルチクロップ」について説明する。なお、この明細書で「写真マルチクロップ」を「反転マルチクロップ」とも呼ぶ。これに対して通常のマルチクロップを「非反転マルチクロップ」とも呼ぶ。
ユーザーが「原稿押さえは開けて使用してください。」のメッセージを読んで「OK」キーを押すと(図14F参照)、制御部41はその操作に応答してメッセージを消す。
ユーザーは、マルチクロップスキャンの対象となる複数の原稿を原稿台20に並べる。
原稿カバー33が開いた状態でユーザーが「スタート」キーを押すと(図16A参照)、その操作に応答して制御部41は、読み取り領域をマルチクロップスキャン用の最大領域とし、走査部21および原稿読取部23を制御して4枚の原稿20bを一括走査して読み取らせる。また、読み取り中、操作表示部51に図16Bに示すように「原稿を読み込み中です。(P.1)」のメッセージと「読み込み中止」の操作キーを表示させる。メッセージ中の「(P.1)」は、1回目の一括走査を実行中であることを示す。
なお、制御部41は、カバー開閉センサー35により原稿カバー33の開閉状態を取得できるので、原稿カバー33が閉じられている場合は、「スタート」キーを無効にして一括走査が開始できないようにしてもよい(実施の形態1)。
あるいは原稿カバー33が閉じられている場合は、原稿カバー33を開けるようユーザーの操作を促すメッセージを操作表示部51に表示させてもよい(実施の形態2)。
また、原稿カバー33が閉じられたままの状態で「スタート」キーが押された場合、一括走査の開始を抑制し、原稿カバー33を開けて再度「スタート」キーを押すユーザーの操作を促すメッセージをその時点で操作表示部51に表示させてもよい(実施の形態3)。
定型サイズ原稿の読み取り領域は、原稿サイズ検出部31が検出した原稿サイズに基づいて制御部41が決定する。しかし、図15のように原稿台20に複数の原稿20bが間隔をあけて置かれた場合、この実施形態による原稿サイズ検出部31は各原稿のサイズを正しく検出できない。
そこで、制御部41は「マルチクロップ」キーがタッチされてマルチクロップスキャンが選択された場合に原稿サイズ検出部31によって検出された原稿サイズを無視し、走査部21および画像読み取り部23が読み取り可能な最大領域を読み取るように制御する。即ち、原稿サイズ検出部31の検出にかかわらず読み取り可能な最大領域を読取領域として決定する。
例えば、この実施形態でAB系の最大原稿サイズはA3サイズであり、図10に示すように主走査方向に297mm、副走査方向に420mmである。これが読み取り可能な最大領域といえる。詳細には原稿の周囲に例えば10mmの余白を設ける場合は主走査方向が両端合わせて20mmだけ小さい277mm、副走査方向は両端合わせて10mmだけ小さい400mmが読み取り領域である。余白部分の画像は読み取られない。
ただし、前記余白は定型原稿の縁を読み取らないためであるから、図15のように複数原稿が並んだ状態でマルチクロップスキャンを行う場合には余白を設ける意味がない。そこで、マルチクロップが選択された場合は、A3サイズ用の読取領域でなく、A3サイズの余白のない領域、即ち主走査方向に297mm、副走査方向に420mmの領域を読み取り領域としてもよい。このように、制御部41は、原稿サイズ検出部が検出可能な最大原稿サイズであるA3サイズの定型原稿を読み取る場合の読取領域よりも大きい領域をマルチクロップスキャンの読取領域とする(実施の形態4)。
あるいは、主走査方向および副走査方向のいずれか一方または両方について上述の領域よりもさらに大きな領域を読み取ることができるなら、マルチクロップが選択され場合についてはその最大の読み取り領域を採用すればよい。このような態様で制御部41は、最大原稿サイズであるA3サイズの読取領域よりも大きい領域をマルチクロップスキャンの読取領域としてもよい(実施の形態6)。
マルチクロップが選択された場合、切り出し部25は一括走査された複数原稿の画像から各原稿の画像を切り出す。この場合、原稿が矩形状であることを前提にその縁、即ち原稿と原稿外領域の境界を決定すればよい。切り出し部25は、原稿の淡い地色と原稿外領域の黒色のコントラストに基づいて、各原稿の境界を認識して原稿の画像を切り出す。したがって、原稿の縁部には文字や画像がなく淡い地色であることが前提となる。ただし、局所的にこの前提が成立していなくても、原稿が矩形状であるという前提に基づいて各原稿の領域を正しく切り出すことができる。
別の観点から、原稿の縁部がすべて淡い地色であるという前提があらゆる箇所で成立していれば、原稿が矩形状であるということを前提にしなくても各原稿の領域を正しく切り出すことができる。
一括走査が終了すると制御部41は、一括走査で読み取られた後切り出し部25によって切り出された4枚の原稿の画像データをUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリに保存する。USBメモリへの書き込みが終了すると、制御部41は「データ書き込みが完了しました(P.1)」のメッセージを操作表示部51に表示させる(図16C参照)。
なお、この実施形態において「マルチクロップ」の機能は一回限りの一括走査を行う機能(この明細書で単写マルチクロップと呼ぶ)であるが、複数回の一括走査を行う機能(この明細書で連写マルチクロップと呼ぶ)は別の操作により選択することができる。
図17Aに示すように、USBメモリには、切り出された4つの原稿に対応する画像データを1つのフォルダに格納された4つのファイルとして保存される。そのフォルダは、前記ファイルをUSBメモリに格納する際、新たに作成される。4つのファイルに付けられるファイル名は、原稿を一括走査した日付と時間の情報を含む。さらに、4つのファイルの関連性を示す情報を含む。図17Aに示す4つのファイルのうち第1のファイル名「image20150123_0921_0001.pdf」について述べると、そのうち「20150123」の部分は2015年1月23日の日付を表しており、それに続く「0921」の部分は9時21分の時間を表している。4つのファイルは一括走査で読み取られたものであるから同一の日付および時間の情報を有する。そして、各ファイルのファイル名の末尾には、それらの関連性を示す0001〜0004の連番が付されている。ユーザーは、ファイル名に連番が付されているので画像データが一連の画像データであることを容易に認識できる。
また、それらのファイルが格納されるフォルダ名についても、原稿を一括走査した日付と時間の情報が付されている(実施の形態7)。
なお、図17Aおよび図17Bで各ファイルの末尾に付される連番は関連性を示す情報の一態様に過ぎない。関連性を示す情報は連番以外の情報、例えばアルファベットでもよい。その情報が付される箇所はファイル名の末尾でなくてもよい。例えば、日付情報の前あるいは後ろといったようにファイル名の途中にあってもよい。
さらに異なる態様として一連の画像データの関連性がわかるように公知のリンクドリストの形式で各画像データを関連付けて格納してもよい(実施の形態9)。リンクドリストに限らず、複数のファイルを関連付けて格納する形式であれば適用可能である。
また、図17Aの場合フォルダ名とファイル名は同一の日付および時間の情報を有しており冗長であるともいえる。例えばファイル名については、フォルダ名と重複する日付情報または時間情報もしくはその両方が省略されてもよい。
この実施形態では、USBメモリに画像データが格納される態様を例に挙げて説明している。しかし、他の態様もあり得る。例えば、ネットワークを介して接続された外部の機器へ画像データを送信して外部の機器へ格納する場合も同様のファイル名を付し、図17Aのように新たにフォルダを作成してその下に画像データが格納されるように制御してもよい。あるいは、図17Bのようにフォルダを作成せずに格納されるようにしてもよい。
以上に述べたマルチクロップスキャンを制御部41が実行する際の処理を整理して述べる。
図18は、マルチクロップが選択された場合に、制御部が実行する処理を示すフローチャートである。図18に示すように、制御部41は、スキャンの条件およびマルチクロップをユーザーに選択させる画面を操作表示部51に表示させる(ステップS31、図14A〜図14Dに対応)。その後、原稿サイズカバーを開けて使用することをユーザーに知らせる(図14E〜図14Fに対応)。そして、原稿台20に複数の原稿が並べて置かれ(ステップS33、図15に対応)「スタート」キーが押されるのを待つ(ステップS35)。
なお、原稿サイズ検出部31は、原稿台20に並べられた原稿のサイズを正しく検出することはできないとしても原稿台20上の原稿の有無は検出できる。
そして、読み取った原稿の画像データのメモリへの転送を開始する(ステップS45)。この実施形態ではUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリへ転送する。ただしこれは一例に過ぎない。マルチクロップスキャンについても定型サイズ原稿と同様に、コピーの場合は画像出力部27を介して画像形成装置12へ転送する。スキャナの場合は、通信部45を介してネットワークに接続された外部機器へ送信する態様もある。画像ファイリングの場合は記憶部43へ転送して格納する。ファクシミリの場合は、通信部45および公衆回線を介して画像データを送信する。
画像データの転送が完了したら(ステップS45のYes)、転送完了をユーザーに知らせて(ステップS47、図16Cに対応)、処理を終了する。
原稿サイズ検出部31は、定型サイズ原稿の検出を想定しているため、マルチクロップスキャンの場合に複数の原稿が並べて置かれると、各原稿の原稿サイズを正しく検出できない。
図19Aは、原稿サイズ検出部31が、原稿台20に置かれた複数の原稿を検出する一態様の説明図である。
図19Bは、図19Bとは異なる一態様を示す説明図である。
図19Aの場合、原稿サイズ検出部31による検出ビームは、図7のB4サイズと同じパターンになる。しかし、原稿台20に置かれている各原稿のサイズはB4サイズとは異なる。さらに、図19Bに対応する検出ビームのパターン(図9には、図19Bに対応する検出パターンを示している)は、図7示す何れのパターンとも一致しない。
上述の実施形態において、制御部41は、マルチクロップが選択されているので原稿サイズ検出部31によって得られる検出ビームのパターンによらず読み取り可能な最大領域を読取領域とする。
また、別の態様として、例えば図19Bのように、定型サイズの原稿ではあり得ない検出ビームのパターンが得られたとき、マルチクロップスキャンを行うようにしてもよい。特に、図19BでD04のビームが検出されてそれより大きなサイズ(D05〜D07)のビームが検出されないパターンが得られたような場合である。その場合、制御部41は原稿台20に複数の原稿が並んでいると判断してマルチクロップスキャンを行うようにしてもよい。即ち、原稿サイズ検出部31による検出パターンが予め定められた定型原稿サイズの何れにも対応しない場合にマルチクロップ処理を行うよう制御するのである。あるいは、制御部41はマルチクロップスキャンを実行するか否かをユーザーに確認するメッセージを操作表示部51に表示させてもよい(実施の形態11)。
なお、マルチクロップの場合に原稿サイズ検出部31は原稿サイズが正しく検出できないが原稿台20上の原稿の有無は検出できる。よって、検出ビームのパターンが原稿台20に原稿が全く置かれていない状態であれば、「スタート」キーを無効にして「スタート」キーが押されてもマルチクロップスキャンをスタートさせないように制御してもよい。
図20A〜図20B、図21、図22A〜図22C、図23および図24A〜図24Eは、デジタル複合機10の連写マルチクロップを選択して複数回の一括走査で原稿を読み取る場合の操作手順を示す説明図である。
この実施形態で連写マルチクロップを実行する場合、待機中の状態から図11A、図11B、図14A〜図14Fの画面を経て「マルチクロップ」が選択される。ただし、その段階では単写マルチクロップが選択されている。その後、図20Aの画面で「原稿枚数カウント」キーにユーザーがタッチすると、その操作に応答して制御部41は連写マルチクロップが選択されたものとする。そして、「原稿枚数カウント」キーにチェックマークを表示して原稿枚数カウントを含むマルチクロップ、即ち連写マルチクロップが選択されたことをユーザーに知らせる(図20B参照)。
言い換えれば、「マルチクロップ」キーは単写マルチクロップ処理の選択を受け付け、「原稿枚数カウント」キーは連写マルチクロップ処理の選択を受け付ける。この実施形態では「マルチクロップ」キーと「原稿枚数カウント」キーが相まって連写マルチクロップが選択されるが、別の態様として「単写マルチクロップ」、「連写マルチクロップ」を全く別の操作キーとして用意していずれかを選択するようにしてもよい。
ユーザーは、マルチクロップスキャンの対象となる複数の原稿を原稿台20に並べる。
図21は、原稿台20にマルチクロップスキャン用に1〜4の4枚の原稿20bが置かれた様子を示す説明図であり、図15と同様である。
第1回目の一括走査が終了したら、切り出し部25は1〜4の原稿に対応する画像を切り出す。制御部41は、切り出し部25による原稿の切り出しに基づいて「4枚の原稿を読み込みました。(合計:4枚)」のメッセージと共に、「読み込み終了」「操作変更」および「スタート」の各操作キーを操作表示部51に表示させて、ユーザーの操作を促す(図22C参照)。
制御部41は、第1回目の一括走査で得られた画像データと第2回目の一括走査で得られた画像データを一連の画像データとして扱う。
第2回目の一括走査が終了したら、切り出し部25は5〜8の4つの原稿に対応する画像を切り出す。制御部41は、切り出し部25による原稿の切り出しに基づいて「4枚の原稿を読み込みました。(合計:8枚)」のメッセージと共に、「読み込み終了」「操作変更」および「スタート」の各操作キーを操作表示部51に表示させる(図24C参照)。
ここで、「4枚の原稿を読み込みました。」は、第2回目の一括走査で読み込んだ原稿が4つあったことを表しており、「(合計:8枚)」は、第1回目の一括走査から一連の一括走査を行って、通算すると計8枚の原稿を読み込んだことを表している。
ここでユーザーが「読み込み終了」の操作キーをタッチすると(図24D参照)、制御部41は、これまで行った2回の一括走査で読み取られて切り出された合計8枚の原稿の画像データをUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリに保存する。USBメモリへの書き込みが終了すると、制御部41は「データ書き込みが完了しました(P.2)」のメッセージを操作表示部51に表示させる(図24E参照)。
図25Aに示すように、制御部41は、切り出された合計8つの原稿に対応する画像データを1つのフォルダに格納された8つのファイルとしてUSBメモリに保存する。8つのファイルに付けられるファイル名は、第1回目の一括走査を実行した日付と時間の情報を含む。さらに、8つのファイルの関連性を示す情報を含む。図25Aに示す8つのファイルのうち第1のファイル名「image20150123_0925_0001.pdf」について述べると、そのうち「20150123」の部分は2015年1月23日の日付を表しており、それに続く「0925」の部分は9時25分の時間を表している。8つのファイルは連写マルチクロップで読み取られたものであって同一の日付および時間の情報を有する。そして、各ファイルのファイル名の末尾には、それらの関連性を示す0001〜0008の連番が付されている。
また、それらのファイルが格納されるフォルダ名についても、第1回目の一括走査を行った日付と時間の情報が付されている(実施の形態12)。
なお、図25Aおよび図25Bで各ファイルの末尾に付される連番は関連性を示す情報の一態様に過ぎない。図17Aおよび図17Bについて述べたのと同様である。
以上のように、連写マルチクロップにおいては、複数回の一括走査によって読み取られた各原稿の画像を一連の画像データとして、他の画像データと区別可能に扱う。
これに対して単写マルチクロップの場合は、各回の一括走査によって読み取られた各原稿の画像は一連の画像データとして扱うが、先後をはじめとする他の一括走査で読み取られた画像データとは区別して扱う。
以上に述べたマルチクロップスキャンを制御部41が実行する際の処理を整理して述べる。
図26は、連写マルチクロップが選択された場合に、制御部が実行する処理を示すフローチャートである。図26に示すように、制御部41は、スキャンの条件およびマルチクロップをユーザーに選択させる画面を操作表示部51に表示させる(ステップS51、図14A〜図14Dに対応)。そして、原稿サイズカバーを開けて使用することをユーザーに知らせる(図14E〜図14Fに対応)。さらに、「原稿枚数カウント」キーがタッチされて連写マルチクロップが選択され(図20Aおよび図20Bに対応)、原稿台20に複数の原稿が並べて置かれ(ステップS53、図21に対応)、「スタート」キーが押されるのを待つ(ステップS55)。
「スタート」キーが押されたら(ステップS55のYes、図22Aに対応)、制御部41は読取可能な最大領域を読取領域として(ステップS57)原稿の走査および読み取りを開始する(ステップS59)。そして、一括走査の読み取りが終了するのを待つ(ステップS61、図22Bに対応)。
次に読み取るべき原稿が原稿台に並べて置かれ(図23に対応)、「スタート」キーが押されたら(ステップS55のYes、図24Aに対応)、制御部41は読取可能な最大領域を読取領域とする(ステップS57)。そして、第2回目の一括走査を行う(ステップS59〜ステップS65、図24Bに対応)。
そして、「読み込み終了」キーが押されるか(ステップS67)または「スタート」キーが押されるのを再び待つ(ステップS67のNoを経て戻るステップS55、図24Cに対応)。
そして、最後に読み取った原稿の画像データを切り出すように切り出し部25を制御して(ステップS69)、読み取った原稿の画像データのメモリへの転送を開始する(ステップS71)。この実施形態ではUSBコネクタ71に接続されたUSBメモリへ転送する。ただしこれは一例に過ぎない。連写マルチクロップについても単写マルチクロップと同様に、コピーの場合は画像出力部27を介して画像形成装置12へ転送する。スキャナの場合は、通信部45を介してネットワークに接続された外部機器へ送信する態様もある。画像ファイリングの場合は記憶部43へ転送して格納する。ファクシミリの場合は、通信部45および公衆回線を介して画像データを送信する。
画像データの転送が完了したら(ステップS71のYes)、転送完了をユーザーに知らせて(ステップS73、図24Eに対応)、処理を終了する。
通常のマルチクロップスキャン、即ち、非反転マルチクロップスキャンの場合、白色あるいは薄い濃度の原稿の地色に対して原稿外領域が黒く読み取られるように原稿カバーを開けて走査を行うことは既に述べた。切り出し部25は、原稿の淡い地色と原稿外領域の黒色のコントラストに基づいて各原稿の境界を認識しその原稿に対応する画像を切り出す。
しかし、原稿の種類によっては、縁部が濃い色のものもある。原稿の形状が矩形であるとの前提を置けば、局所的に縁部が濃い色の原稿でも正しく切出すことができるが、濃い色の部分が多いとうまく切出しできない場合がある。
縁部が濃い色の原稿の典型的な一例は、夜景が撮影されたフチなし写真の原稿である。同じ夜景が撮影された写真でもフチありの場合は原稿の縁部が白色のため、原稿カバー33を開けた状態で読み取った画像から切り出し部25が各原稿を切り出すことができる。しかし、フチなし写真の場合は夜景と原稿外領域とのコントラストが十分でない。
夜景が撮影されたフチなし写真のように縁部が濃い色の原稿については、原稿外領域が白くなるように原稿カバー33を閉じた状態で読み込む方がよい。原稿カバー33の下面は白い面になっている。これは定型サイズ原稿を読み取る場合、仮に原稿外領域である原稿カバー33(原稿押さえ)が読み込まれても、白あるいは淡い地色の原稿と違和感がないようにするためである。
この実施形態において縁が濃い原稿用のマルチクロップ機能を「写真マルチクロップ」あるいは「反転マルチクロップ」と呼ぶ。通常のマルチクロップ(非反転マルチクロップ)は、原稿カバー33を開けて使用するようにユーザーに通知するが(例えば、図14Eおよび図14F参照)、写真マルチクロップの場合は原稿カバー33を閉じて使用するようにユーザーに通知する点である。そして、切り出し部25は、原稿の濃い地色と原稿外領域の淡い色のコントラストに基づいて各原稿の境界を認識しその原稿に対応する画像を切り出す。この場合、一括走査で得られた画像の濃淡を反転させてから切り出し部25が切り出しを行うようにしてもよい。切り出された各原稿の画像は再度濃淡を反転させてメモリに保存する。このようにすれば、反転マルチクロップと非反転マルチクロップの何れの場合でも原稿外領域が黒色あるいは濃い濃度の色になるので同じ処理で画像を切り出すことができる。
図27Aは、通常のマルチクロップで一括走査により読み取られる画像の例を示している。縁部の濃度が薄い複数のフチあり写真原稿を原稿カバーが開いた状態で読み取った例である。
図27Bは、写真マルチクロップで一括走査により読み取られる画像の例を示している。縁部の濃度が濃い複数のフチなし写真原稿を原稿カバーが閉じた状態で読み取った画像の例である。
図28A〜図28Dは、デジタル複合機10で写真マルチクロップスキャンを行う場合の操作手順の一例を示す説明図である。
ユーザーが「写真マルチクロップ」キーにタッチすると(図28A参照)、その操作に応答して制御部41は「写真マルチクロップ」が選択されたことを示すチェックマークを「写真マルチクロップ」キーに表示させる。そして「原稿押さえは閉じて使用してください。」のメッセージを「OK」キーと共に操作表示部51に表示させる(図28B参照)。
ユーザーが「原稿押さえは閉じて使用してください。」のメッセージを読んで「OK」キーを押すと(図28C参照)、制御部41はその操作に応答してメッセージを消す(図28D参照)。
ユーザーは、マルチクロップスキャンの対象となる複数の原稿を原稿台20に並べて原稿カバー33を閉じる。ユーザーが「スタート」キーを押すと、制御部41は写真マルチクロップの一括走査を開始する。
切出し部25は、図27Bに示すように原稿の濃い色の縁部と原稿外領域の白色のコントラストに基づいて各原稿の境界を認識して切り出す。
なお、制御部41は、カバー開閉センサー35により原稿カバー33の開閉状態を取得できるので、原稿カバー33が開けられた状態の間は、「スタート」キーを無効にして一括走査が開始できないようにしてもよい(実施の形態13)。
あるいは、原稿カバー33が開けられたまま「スタート」キーが押された場合、一括走査の開始を抑制し、原稿カバー33を閉じて再度「スタート」キーを押すユーザーの操作を促すメッセージを操作表示部51に表示させてもよい(実施の形態14)。
その他の操作手順については、通常のマルチクロップスキャンと同様である。
上述の例では、「マルチクロップ」キーと別に「写真マルチクロップ」キーが用意されており、ユーザーは「写真マルチクロップ」キーをタッチして写真マルチクロップの機能を選択した。ここでは、上述の例と異なる操作手順により写真マルチクロップを選択する例について説明する。
図29A〜図29Iは、デジタル複合機10で写真マルチクロップスキャンを行う操作手順の異なる一例を示す説明図である。
前述の例と同様に、写真マルチクロップを選択する場合、待機中の状態から図11Aおよび図11B、図14A、図14Bを経て図29Aの画面が表示された状態に至る。図29Aの画面には、「マルチクロップ」キーはあるが「写真マルチクロップ」キーは配置されておらず、写真マルチクロップは「マルチクロップ」に包含されている。
ユーザーが「マルチクロップ」キーにタッチすると(図29B参照)、その操作に応答して制御部41は「マルチクロップ」が選択されたことを示すチェックマークを「マルチクロップ」キーに表示させる。そして「原稿の種類を選んで下さい」というメッセージと共に「薄い原稿」および「濃い原稿」の操作キーを操作表示部51に表示させ、何れかの原稿の種類を選択するようにユーザーの操作を促す。
ここで、ユーザーが「薄い原稿」キーをタッチすると(図29D参照)、制御部41はその操作に基づいて通常のマルチクロップモードが選択されたものと判断する。そして、「原稿押さえは開けて使用してください。」のメッセージを「OK」キーと共に操作表示部51に表示させる(図29E参照)。
その後は、図15および図16A〜図16Cで述べた操作手順と同様である。
一方、前述の図29Cの画面でユーザーが「濃い原稿」キーをタッチすると(図29G参照)、制御部41はその操作に基づいて写真マルチクロップモードが選択されたものと判断する。そして、「原稿押さえは閉じて使用してください。」のメッセージを「OK」キーと共に操作表示部51に表示させる(図29H参照)。
ユーザーが「原稿押さえは閉じて使用してください。」のメッセージを読んで「OK」キーを押すと(図29I参照)、制御部41はその操作に応答してメッセージを消す。
その後は、既に述べた写真マルチクロップの操作手順と同様である。
(i)この発明による画像読取装置は、原稿台に置かれた原稿を走査して各原稿の画像読取を行う原稿読取部と、前記画像読取の走査前に前記原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部と、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿サイズを参照して前記原稿読取部が画像を読み取るべき読取領域を決定する制御部とを備え、前記制御部は、原稿台に置かれた複数の原稿を一括走査し各原稿の画像を切り出すマルチクロップ処理を行うよう前記原稿読取部を制御し、前記一括走査において前記原稿読取部が読み取り可能な最大領域を読取領域として決定することを特徴とする。
この発明において、原稿台は、原稿の画像を読み取る際に、原稿を置く場所であって原稿読取部は原稿台上に置かれた原稿の画像を読み取る。その具体的な態様は、例えば、透明ガラスや透明樹脂製の板が水平方向に置かれた領域であって、読み取らせるべき面を下向きにしてその板上に原稿が置かれる。原稿読取部は、その板の下から上向きに原稿を走査して画像を読み取る。ただしこの発明の本質はそれに限られるものでない。例えば、読み取らせるべき面を上向きにして不透明あるいは透明な原稿台の上に置き、原稿台の上方から原稿を走査するものもこの発明に含まれる。
また、マルチクロップ処理は、原稿台に同時に複数の原稿が並べて置かれた状態で一括走査を行って各原稿の画像を切り出すものであって、自動原稿送り装置等を用いて原稿台上の原稿を1枚ずつ順次置き換えて読み取る処理は一括走査に含まれない。
原稿の画像を切り出すとは、一括走査で読み取られる読取領域全体の中から各原稿に対応する画像領域を抽出してトリミングを行うことであり、マルチクロップ処理では読取領域全体の中から各原稿に対応する複数の画像領域を抽出する。
(ii)前記最大領域は、前記原稿サイズ検出部が検出可能な最大原稿サイズの読取領域よりも大きい領域であってもよい。
具体的な一例を挙げると、ある装置において原稿サイズ検出部は、AB系の原稿について検出可能な最大原稿サイズがA3サイズ(長辺420mm×短辺297mm)であるとする。インチ系の原稿については、検出可能な最大原稿サイズがダブルレターサイズ(長辺432mm×短辺279.4mm)であるとする。原稿読取部が読み取り可能な領域はA3サイズおよびダブルレターサイズの何れの原稿サイズにも対応しており、原稿台も当然両サイズに対応している。
この態様によれば制御部は、マルチクロップ処理を行う場合の読取領域を、例えば長辺方向においてダブルレターサイズの432mmとし、短辺方向においてA3サイズの297mmと決定する。この場合読取領域は、最大原稿サイズであるA3サイズおよびダブルレターサイズの何れの読取領域よりも大きい。よって、マルチクロップ処理を行う場合、ユーザーは原稿台の原稿読取部が読み取り可能な領域を最大限に活用して複数の原稿を読み取らせることができる。原稿台の端部に置いた原稿の画像欠けを心配する必要がない。
原稿サイズ検出部は通常、一般に多用される定型サイズの原稿が原稿台の予め定められた位置に1枚だけ置かれた状態でその原稿のサイズを検出するように構成されているところ、マルチクロップ処理の場合は複数原稿が原稿台に置かれる。しかし、このようにすれば、原稿サイズ検出部が原稿台に置かれた複数原稿のサイズを正しく検出できなくても、何ら問題ない。原稿台の端部に置かれた原稿であっても画像欠けなく読み取ることが可能である。
このようにすれば、複数原稿が間隔をあまり隔てずに原稿台の一部に置かれた場合に原稿サイズ検出部がそれらの原稿が置かれた領域の広さの程度を検出することが期待される。その場合、原稿サイズ検出部による検出結果を利用して不要な領域を走査せずに、かつ、原稿の画像が欠けることなく読み取りが可能である。
このようにすれば、原稿サイズ検出部による検出パターンが、予め定められた原稿サイズの何れにも対応しない場合は、定型サイズの原稿が1枚置かれた状態と異なり、複数原稿が置かれた状態であると判断してマルチクロップ処理を行うことができる。
さらに、想定外の検出パターンが得られた場合に一律にマルチクロップ処理を行うのではなく、複数原稿が原稿台に置かれた場合に取得されうる検出パターンに限定してマルチクロップ処理を行うようにしてもよい。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
D01,D02,D03,D04,D05,D06,D07:発光素子、 F:手指
Claims (5)
- 原稿台に置かれた原稿を走査して各原稿の画像読取を行う原稿読取部と、
前記画像読取の走査前に前記原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出部と、
前記原稿サイズ検出部により検出された原稿サイズを参照して前記原稿読取部が画像を読み取るべき読取領域を決定する制御部とを備え、
前記制御部は、原稿台に置かれた複数の原稿を一括走査し各原稿の画像を切り出すマルチクロップ処理を行うよう前記原稿読取部を制御し、前記一括走査において前記原稿読取部が読み取り可能な最大領域を読取領域として決定する画像読取装置。 - 前記最大領域は、前記原稿サイズ検出部が検出可能な最大原稿サイズの読取領域よりも大きい領域である請求項1に記載の画像読取装置。
- ユーザーによるマルチクロップ処理の指示を受け付ける操作キーをさらに備え、
前記制御部は、マルチクロップ処理が指示された場合、原稿サイズ検出部の検出にかかわらず前記最大領域を読取領域として決定する請求項1または2に記載の画像読取装置。 - ユーザーによるマルチクロップ処理の指示を受け付ける操作キーをさらに備え、
前記制御部は、マルチクロップ処理が指示された場合、読取領域を前記最大領域とすることに代えて、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿サイズより少なくとも一回り大きい原稿サイズに対応する読取領域を一括走査の読取領域として決定する請求項1または2に記載の画像読取装置。 - 原稿サイズ検出部は、原稿台の異なる複数位置における原稿の有無を検出し、各位置における原稿有無の検出パターンに基づいて原稿台に置かれた原稿が予め定められた複数の原稿サイズのうち何れの原稿サイズかを判別可能にし、
前記制御部は、前記原稿サイズ検出部による検出パターンが予め定められた原稿サイズの何れにも対応しない場合にマルチクロップ処理を行うよう制御する請求項1または2に記載の画像読取装置。
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