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JP2017089497A - 作業車両のエンジン制御装置および作業車両 - Google Patents

作業車両のエンジン制御装置および作業車両 Download PDF

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JP2017089497A JP2015220563A JP2015220563A JP2017089497A JP 2017089497 A JP2017089497 A JP 2017089497A JP 2015220563 A JP2015220563 A JP 2015220563A JP 2015220563 A JP2015220563 A JP 2015220563A JP 2017089497 A JP2017089497 A JP 2017089497A
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尚樹 石原
Naoki Ishihara
尚樹 石原
巖 石川
Gen Ishikawa
巖 石川
真輔 神田
Shinsuke Kanda
真輔 神田
啓資 玉木
Keisuke Tamaki
啓資 玉木
淳司 泉谷
Junji Izumitani
淳司 泉谷
山本 隆公
Takakimi Yamamoto
隆公 山本
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Tadano Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構成によりアイドリングストップ状態からのエンジンの再始動時における作業車両の急な動作を防止するようにした操作性に優れた作業車両のエンジン制御装置および作業車両を提供する。【解決手段】エンジンを動力源として可変容量型油圧ポンプを作動させ、その可変容量型油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業する作業車両のエンジン制御装置であって、作業車両の操作が無い状態が予め設定された時間継続したときに上記エンジンを停止してアイドリングストップ状態に移行するアイドリングストップ制御手段を備えた作業車両のエンジン制御装置において、油圧ポンプを可変容量型油圧ポンプ201から構成し、アイドリングストップ状態からのエンジンの再始動に際して、可変容量型油圧ポンプ201の斜板角を0度から最大吐出油量に対応する斜板角まで漸次増加するように制御する。【選択図】 図2

Description

本発明は、アイドリングストップ機能を備えた作業車両のエンジン制御装置および作業車両に関し、詳しくは、アイドリングストップ状態からのエンジンの再始動時における作業車両の急な動作を防止するようにした作業車両のエンジン制御装置および作業車両に関する。
最近、クレーン車等の作業機械においても、CO2排出削減、燃費節約等のためにアイドリングストップ機能を備えたものが提案されている。
ところで、上記クレーン車等の作業機械においては、エンジンを動力源として油圧ポンプを作動させ、該油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業するように構成されている。
このような作業車両において、エンジンを停止させてアイドリングストップ状態にあるときに、エンジンに始動信号を送信して、エンジンを再始動させ、ここでエンジン始動完了前に、操作レバーやアクセルを大きく操作する等の操作を行うと、油圧ポンプから大量の吐出油が一度に吐出され、このために作業機の急な動作が生じ、非常に危険な場合がある。
アイドリングストップ状態からのエンジン再始動による急な動作を防止する従来の技術としては、特許文献1に開示された「作業車両及び作業車両のエンジン再始動制御方法」が知られている。
上記特許文献1に記載された構成において、エンジンの再始動は、ロック装置からのロック指示信号により油圧回路が作動不能な状態に制御された状態で行われ、その後、ロック装置からのロック解除指示信号により油圧回路が作動可能な状態に回復されるように構成されているので、エンジンが再始動されるときには、油圧回路は作動不能であり、油圧作動部が動くことができないから、これにより、作業機械が不意に動き出す虞が無いようにしている。
特許第4271685号公報
しかしながら、特許文献1に記載された「作業車両及び作業車両のエンジン再始動制御方法」においては、ロック装置からのロック指示信号、ロック解除指示信号により油圧回路を作動不能な状態、作動可能な状態に切り替える構成が必要になり、また、ロック装置からのロック指示信号により油圧回路が作動不能な状態に制御されていなければ、エンジンを再始動できず、また、ロック装置からのロック解除指示信号により油圧回路が作動可能な状態に回復されるまでは操作ができないという問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成によりアイドリングストップ状態からのエンジンの再始動時における作業車両の急な動作を防止するようにした操作性に優れた作業車両のエンジン制御装置および作業車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、エンジンを動力源として可変容量型油圧ポンプを作動させ、該可変容量型油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業する作業車両のエンジン制御装置であって、所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、前記エンジンが停止した停止状態からの前記エンジンの再始動に際して、前記可変容量型油圧ポンプの吐出油量を最低吐出油量から最大吐出油量まで漸次増加するように制御する可変容量型油圧ポンプ制御手段を具備することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成によりアイドリングストップ状態からのエンジンの再始動時における作業車両の急な動作を防止するようにした操作性に優れた作業車両のエンジン制御装置および作業車両を提供するという効果を奏する。
本発明の実施の形態における作業車両を示す図。 本発明の実施の形態における作業車両のエンジン制御装置を適用した一実施例のクレーン車の制御装置を示すブロック図。 本発明の実施の形態における作業車両の一例であるクレーン車の動作を説明するフローチャート。 本発明の実施の形態における作業車両の一例であるクレーン車における吐出油量と経過時間との関係を示すタイミングチャート。 本発明の実施の形態における作業車両の一例であるクレーン車における吐出油量と経過時間との関係を示す他のタイミングチャート。
以下、この発明に係わる作業車両のエンジン制御装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における作業車両を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態における作業車両のエンジン制御装置を適用した一実施例のクレーン車の制御装置を示すブロック図である。
本実施例においては、本発明に係る作業車両のエンジン制御装置を適用したクレーン車として、ラフテレーンクレーン100を用いた場合について説明する。
本発明が適用されるラフテレーンクレーン100は、図1に示すように、アウトリガ102を前後に備えた走行車体103に旋回自在に旋回台104を搭載し、旋回台104の一側には走行とクレーン操作兼用の運転室105を備えている。
旋回台104の後部には、伸縮ブーム106を起伏自在に枢着し、走行車体103の後部のエンジンルーム107の内部にこのラフテレーンクレーン100の走行とクレーン作業の動力供給用のエンジン108が配置されている。
旋回台104の後部にはウインチ(図示せず)が配置されており、該ウインチから繰出されるワイヤ109は伸縮ブーム106の先端110で先端シーブに掛け回されたのち、吊荷用フック111を吊下げている。
運転室105内には、エンジン108を回転制御するアクセル操作部112が設置されている。
また、上記運転室105内には、旋回台104を所定の角度に旋回させることが可能な旋回モーター60a、伸縮ブーム106を所定の起伏角度に起伏させることが可能な起伏シリンダ60b、伸縮ブーム106を所定の長さに伸縮させることが可能な伸縮シリンダ60c、伸縮ブーム106の先端部から垂下されたワイヤ109の巻き上げや繰り出しを行うウィンチモータ60d等のほか、図示しないアウトリガ102を所定の張り出し幅で張り出し、格納が可能なアウトリガシリンダ等の油圧アクチュエータを操作するクレーン操作部113が配置されている。
さて、この実施例のラフテレーンクレーン100においては、図2に示すように、スタータモータ108bにより始動されるエンジン108を動力源とする可変容量型油圧ポンプ201が設けられており、この可変容量型油圧ポンプ201は、この実施例では、斜板角により吐出油が制御される斜板式可変容量型油圧ポンプが用いられる。
可変容量型油圧ポンプ201から吐出された吐出油は、クレーン操作油圧弁202で切り換え制御されて各油圧アクチュエータを駆動し、伸縮ブーム106の先端110から吊下げたワイヤ109により吊荷を吊上げ作業する。
図2は、図1に示したラフテレーンクレーン100のエンジン制御装置をブロック図で示したものである。
エンジンルーム107の内部に配置されたエンジン108は、可変容量型油圧ポンプ201を駆動し、可変容量型油圧ポンプ201から吐出された作動油は、クレーン操作油圧弁202により方向と流量を切替え操作されたのち、油圧アクチュエータである旋回モーター60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウィンチモータ60d等に供給される。可変容量型油圧ポンプ201とクレーン操作油圧弁202との間の油路にはアンロード弁203への油路が分岐されており、アンロード弁203を作動させることによりこれらの油圧アクチュエータへの作動油の供給を停止することができる。
アクセル操作部112は、アクセルペダルとアクセル信号発生部とから構成されており、アクセル信号発生部はアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル信号をエンジン制御部10に送る。
エンジン制御部10は、アクセル操作部112からのアクセル信号をエンジン108のガバナ制御部108aに出力する。そのガバナ制御部108aは受け取ったアクセル信号に基づきエンジン108の回転制御を行う。
なお、上記エンジン制御部10は、ラフテレーンクレーン100に装備されるMDT(マルチプレックス データ トランスミッター)の一部として構成するようにしてもよい。このMDTは、多重データ転送装置の一例を示したものである。
クレーン状態検出部25は、起伏シリンダ60bに取り付けられた歪検出器、伸縮ブーム106そのものに取り付けられた起伏角度検出器やブーム長さ検出器、旋回台に取り付けられた旋回角度検出器等によって構成され、ラフテレーンクレーン100の操作状態を検出して、その検出信号をクレーン制御部20に送る。
歪検出器は、伸縮ブーム106全体に掛かる負荷量(負荷モーメント量)を検出し、起伏角度検出器は、伸縮ブーム106の起伏角度を検出し、ブーム長さ検出器は、伸縮シリンダ60cによる伸縮ブーム106の伸長量を検出し、そして、旋回角度検出器は、旋回台の旋回角を検出する。
クレーン制御部20は、クレーン状態検出部25と組み合わさってラフテレーンクレーン100の過負荷防止装置としても働くようになっている。例えば、伸縮ブーム106に作用する負荷が過負荷状態となった場合には、クレーン制御部20からアンロード弁203に作動信号が出力され、各油圧アクチュエータの動作を停止するように構成されている。
また、クレーン制御部20は、クレーン状態検出部25からの検出信号に基づき伸縮ブーム106の先端110に負荷される吊上げ荷重をも演算するようになっている。吊上げ荷重は、吊荷用フック111と吊荷を合わせた荷重であるため、図1に示したラフテレーンクレーン100のように吊荷を地面に下ろした吊荷無し状態では、吊荷用フック111の重量のみを演算する。
クレーン制御部20は、事前に吊荷用フック111の重量を記憶しており、演算した吊上げ荷重が吊荷用フック111の重量と同じになった時には、伸縮ブーム106の先端110に吊下げられている吊荷が無いと判断し、吊荷無し信号をクレーン制御部20に出力する。
なお、このクレーン制御部20は、ラフテレーンクレーン100に装備されるAML(オートマチック モーメント リミッター)の一部として構成するようにしてもよい。このAMLは、過負荷防止装置の一例を示したものである。
クレーン操作部113からの操作信号はクレーン制御部20に出力される。クレーン制御部20は、クレーン操作部113からの操作信号に基づきクレーン操作油圧弁202に制御信号を出力する。これによって、クレーン操作油圧弁202は、クレーン操作部113の操作に応じて切替え操作され、油圧アクチュエータである旋回モーター60a、起伏シリンダ60b、伸縮シリンダ60c、ウィンチモータ60d等が動作する。
クレーン制御部20は、クレーン操作部113から操作信号が入力されないときには、クレーン操作無し信号をエンジン制御部10に出力する。
なお、このラフテレーンクレーン100においては、このラフテレーンクレーン100の操作が一定時間継続していないとき、具体的には、このラフテレーンクレーン100のクレーン操作部113またはアクセル操作部112が一定時間継続して操作されていないとき等の、所定のエンジンの停止を許可する条件(エンジン停止条件)(アイドリングストップ許可条件)が成立したと判断して、エンジン制御部10は、エンジン108に停止信号を送ってアイドリングストップ状態(エンジン停止状態)に移行させるように構成されている。
次に、上記ラフテレーンクレーン100の動作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、運転室105内のオペレータにより、エンジン108がスタートされ(S301)、ラフテレーンクレーン100の作業が行われる。
この状態で、クレーン制御部20は、クレーン操作部113からの操作信号を監視し、クレーン操作部113から操作信号が入力されないときには、クレーン操作無し信号をエンジン制御部10に出力する。
エンジン制御部10は、クレーン制御部20からクレーン操作無し信号を受信したかを調べ(S302)、クレーン操作無し信号を受信していないと(S302でNO)、クレーン作業中であると判断して、S302に戻り、クレーン制御部20からクレーン操作無し信号を待つ。
S302で、クレーン操作無し信号を受信したと判断すると(S302でYES)、クレーン操作無し信号を受信してから一定時間経過したかを調べる(S303)。ここで、一定時間経過していない場合は(S302でNO)、S302に戻る。
S303で、一定時間経過したと判断されると(S303でYES)、すなわち、クレーン操作無し信号を一定時間継続して受信していると、エンジン制御部10からエンジン108に停止信号を送信して、アイドリングストップ状態に移行する(S305)。
なお、ここで、クレーン操作部113が一定時間継続して操作されない場合に、アイドリングストップ状態に移行するように構成したが、アクセル操作部112が一定時間継続して操作されない場合に、アイドリングストップ状態に移行するように構成してもよい。
S304で、アイドリングストップ状態に移行されると、可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量を最低吐出油量に制御する(S305)。この実施例において、可変容量型油圧ポンプ201は斜板式可変容量型油圧ポンプから構成されているので、ここでの制御は、図示しない斜板式可変容量型油圧ポンプの斜板の斜板角を「0度」にする制御になる。
次に、アイドリングストップ解除操作がなされたかを調べる(S306)、ここでのアイドリングストップ解除操作は、例えば、クレーン操作部113のいずれかの操作レバーの操作、アクセル操作部112のアクセル操作等である。
S306で、アイドリングストップ解除操作がなされていないと判断されると(S306でNO)、S306に戻り、アイドリングストップ解除操作を待つが、アイドリングストップ解除操作がなされたと判断されると(S306でYES)、エンジン108を始動する(S307)。このエンジン108の始動は、エンジン制御部10によりエンジン108にスタート信号を送り、スタータモータ108bを起動させることにより行われる。
エンジン108が始動されると、エンジン制御部10は、可変容量型油圧ポンプ201に制御信号を送って、可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量が最低吐出油量から最大吐出油量まで漸次増加するように制御される(S308)。ここでの可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量の制御は、可変容量型油圧ポンプ201が斜板式可変容量型油圧ポンプであるので、斜板角を0度から最大吐出油量に対応する斜板角まで漸次増加させる制御になる。可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量が所定の吐出油量に達すると、この処理を終了する。
上記構成において、アイドリングストップ解除操作がされた直後には、可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量が最低吐出油量に制御されているので、アイドリングストップ解除操作直後、すなわち、アイドリングストップ状態からのエンジン108の再始動時におけるクレーンの急な動作は防止される。
図4は、本発明の実施の形態における作業車両の一例であるクレーン車における吐出油量と経過時間との関係を示すタイミングチャートである。
図4において、横軸に経過時間を示しており、縦軸に吐出油量(ポンプ容量)を示している。経過時間の「時点t1」は、スタータモータ108bのスタートがオペレータによって指示されたタイミングである。この「時点t1」からスタータモータ108bの回転が安定するタイミングが「時点t2」である。この「時点t2」となると、スタータモータ108bの回転がエンジン108の回転軸に伝達され、これによりエンジン108が始動する。
ここで、「時点t1」から「時点t2」までの間は、可変容量型油圧ポンプ201の斜板角は「0度」であり、可変容量型油圧ポンプ201は、作動油を吐出していない状態にある。すなわち、クレーン作業が行われていない待機状態である。
続いて、「時点t2」でエンジン108が始動すると、レバー操作量の中立検出したか否かに関わらず、可変容量型油圧ポンプ201の斜板角が、「0度」から最大吐出油量に対応する斜板角まで漸次増加するように制御される。これにより、可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量は、「時点t2」の吐出油量「0(ゼロ)」の状態から「時点t3」の最大吐出油量「Pmax」まで漸次増加することになる。ここで、「時点t2」から「時点t3」までの時間は、例えば「3秒」に設定することができる。すなわち、クレーン作業が可能となる作業状態である。
図4に示す例では、「時点t1」から「時点t2」まで作動油を吐出していない状態を設け、この期間は可変容量型油圧ポンプがほとんど作業していないため、スタータモータ108bの負荷を最小限にすることができる。また、「時点t2」から「時点t3」までの間に吐出油量「0(ゼロ)」の状態から最大吐出油量「Pmax」まで一次関数に類するように漸次増加させていることから、レバーの中立検出していない場合でも急なクレーン動作が行われてしまうことを防止することができる。
図5は、本発明の実施の形態における作業車両の一例であるクレーン車における吐出油量と経過時間との関係を示す他のタイミングチャートである。
図5においても図4と同様に、横軸に経過時間を示しており、縦軸に吐出油量(ポンプ容量)を示している。経過時間の「時点t1」は、スタータモータ108bのスタートがオペレータによって指示されたタイミングである。この「時点t1」からスタータモータ108bの回転が安定するタイミングが「時点t2」である。この「時点t2」となると、スタータモータ108bの回転がエンジン108の回転軸に伝達され、これによりエンジン108が始動する。
続いて、時定数2秒の一次遅れフィルタで、可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量を制御することによって、エンジン108が始動した「時点t2」から「約2秒間」で可変容量型油圧ポンプ201の吐出油量を、最大吐出油量「Pmax」の「63%」の吐出油量になるように制御したときが「時点t3」である。この「時点t3」以降は、曲線を描いて最大吐出油量「Pmax」の吐出油量になるように制御することとなる。
「時点t2」から最大吐出油量「Pmax」の吐出油量まで徐々に(図4に示す一次関数に類する変化割合に比べてゆっくりとした変化割合で)変化させることでレバーの中立検出していない場合でも急なクレーン動作が行われてしまうことを防止することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内であれば、当業者の通常の創作能力によって多くの変形が可能である。
例えば、上記実施では、可変容量型油圧ポンプとして斜板式可変容量型油圧ポンプを用いた場合について説明したが、他の可変容量型油圧ポンプを用いても同様に構成することができる。
また、本発明は、ラフテレーンクレーン100以外の他のクレーン、例えば、カーゴクレーン、オールテレーン等の作業車両にも同様に適用でき、また、他の作業車両にも同様に適用することができる。
10 エンジン制御部
20 クレーン制御部
25 クレーン状態検出部
100 ラフテレーンクレーン
102 アウトリガ
103 走行車体
104 旋回台
105 運転室
106 伸縮ブーム
107 エンジンルーム
108 エンジン
108a ガバナ制御部
108b スタータモータ
109 ワイヤ
111 吊荷用フック
112 アクセル操作部
113 クレーン操作部
201 可変容量型油圧ポンプ
202 クレーン操作油圧弁
203 アンロード弁

Claims (3)

  1. エンジンを動力源として可変容量型油圧ポンプを作動させ、該可変容量型油圧ポンプの吐出油により油圧アクチュエータを駆動して作業する作業車両のエンジン制御装置であって、
    所定のエンジン停止条件に基づいて前記エンジンを停止するエンジン停止手段と、
    前記エンジンが停止した停止状態からの前記エンジンの再始動に際して、前記可変容量型油圧ポンプの吐出油量を最低吐出油量から最大吐出油量まで漸次増加するように制御する可変容量型油圧ポンプ制御手段
    を具備することを特徴とする作業車両のエンジン制御装置。
  2. 前記可変容量型油圧ポンプは、スタータモータにより始動される斜板式可変容量型油圧ポンプであり、
    前記可変容量型油圧ポンプ制御手段は、
    前記スタータモータによる前記斜板式可変容量型油圧ポンプの始動に際して、前記斜板式可変容量型油圧ポンプの斜板角を0度に設定し、前記斜板式可変容量型油圧ポンプが始動すると、前記斜板角を前記最大吐出油量に対応する斜板角まで漸次増加するように制御することを特徴とする請求項1に記載の作業車両のエンジン制御装置。
  3. 請求項1または2項に記載の作業車両のエンジン制御装置を備えたことを特徴とする作業車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019213502A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 株式会社クボタ 作業車両

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