JP2017083721A - 閃光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバーと光量監視手段との相対位置が変化しても、ストロボの発光量を適切に演算し、適正な本発光制御が可能なカメラシステムを提供すること。【解決手段】閃光撮影の光量決定のために予備発光を被写体に照射する閃光撮影システムにおいて、カメラ本体1と、カメラ本体1に回動可能に支持される発光部22を有する内蔵ストロボユニット20と、カメラ本体1に配置され、発光部22の発光量を測光する測光手段と、一端が発光部20に設けられ、他端がカメラ本体1に設けられ、発光部で発光した光の一部を測光手段に導く可撓性の導光手段27と、内蔵ストロボユニット20の第一の位置及び第二の位置を検知する検知手段110と、第一の位置において第一の予備発光を、第二の位置において第二の予備発光を行い、第一の予備発光と第二の発光の光量差に基づき、測光手段の測光結果を補正する発光制御手段と、を有する。【選択図】図1(a)
Description
本発明は、カメラシステムに関し、特に光照射機能を備えたカメラシステムに関する。
従来よりカメラの閃光撮影において、撮影用の本発光前に予め設定された所定光量の予備発光を被写体に向けて照射し、その反射光量の輝度値より本発光の発光光量を決定して画像を取得する閃光調光システムがある(特許文献1)。
予備発光を基に撮影用本発光が決定される調光システムであるため、予備発光量に変動や差異があると撮影用本発光に影響を及ぼし、閃光撮影画像に露出変動が生じるため、予備発光は決められた所定光量を安定して発光する条件が必要となる。
よって従来は、閃光発光部の光量を光ファイバーによって光量監視手段に導き、閃光発光部の発光量を積分値化して、予備発光時の所定光量と実際に光った発光量を対応付けて制御する手段を用いている。
上述の特許文献1に開示された従来技術では、ストロボ発光部の回転状態によって光ファイバーの屈曲状態が変化してしまい、それによって光の透過率も変化してしまう。そのため、光ファイバーの屈曲状によって生じる光ファイバーの透過率光量の差分を補正し発光制御を行う構成としている。
しかしながら、光ファイバーと光量監視手段との相対位置に関しては一切触れられておらず、前記相対位置がストロボ撮影の度に変化してしまうと発光制御がばらついてしまい、結果撮影画像の露出ばらつきとなってしまう。
光ファイバーの光量監視手段への接続手段としては、光量監視手段に供えられたケースに光ファイバーを接着で固定、またはコネクタで接続する手法もあるが、何れもコストアップとなってしまう。そのため近年では前記ケースに光ファイバーを差し込み固定する手法が多く用いられている。
しかしながら、前記差し込み固定では環境によってファイバーの状態が変化し、光ファイバーと光量監視手段との相対位置が安定せず測光光量が安定しないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、光ファイバーと光量監視手段との相対位置が変化しても、ストロボの発光量を適切に演算し、適正な本発光制御が可能なカメラシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る閃光装置は、
閃光撮影の光量決定のために予備発光を被写体に照射する閃光撮影システムにおいて、
カメラ本体(1)と、
前記カメラ本体(1)に回動可能に支持される発光部(22)を有する内蔵ストロボユニット(20)と、
前記カメラ本体(1)に配置され、前記発光部(22)の発光量を測光する測光手段(31)と、
一端が前記発光部(20)に設けられ、他端が前記カメラ本体(1)に設けられ、前記発光部で発光した光の一部を前記測光手段(31)に導く可撓性の導光手段(27)と、
前記内蔵ストロボユニット(20)の第一の位置及び第二の位置を検知する検知手段(110)と、
前記第一の位置において第一の予備発光を、前記第二の位置において第二の予備発光を行い、前記第一の予備発光と前記第二の発光の光量差に基づき、前記測光手段(31)の測光結果を補正する発光制御手段(101)と、
を有することを特徴とする。
閃光撮影の光量決定のために予備発光を被写体に照射する閃光撮影システムにおいて、
カメラ本体(1)と、
前記カメラ本体(1)に回動可能に支持される発光部(22)を有する内蔵ストロボユニット(20)と、
前記カメラ本体(1)に配置され、前記発光部(22)の発光量を測光する測光手段(31)と、
一端が前記発光部(20)に設けられ、他端が前記カメラ本体(1)に設けられ、前記発光部で発光した光の一部を前記測光手段(31)に導く可撓性の導光手段(27)と、
前記内蔵ストロボユニット(20)の第一の位置及び第二の位置を検知する検知手段(110)と、
前記第一の位置において第一の予備発光を、前記第二の位置において第二の予備発光を行い、前記第一の予備発光と前記第二の発光の光量差に基づき、前記測光手段(31)の測光結果を補正する発光制御手段(101)と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る閃光装置によれば、光ファイバーと光量監視手段との相対位置が変化した場合の光量差分を抽出し、その差分を発光制御に補正をかけるようにしたので、光ファイバーと光量監視手段の相対位置が変化しても発光制御のばらつきを防止することが可能なカメラシステムを提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかわるストロボ内蔵一眼レフレックスカメラ(撮像装置)の構成を示す図である。
図1(a)において、1はカメラ本体であり、その前面には撮像レンズ14が装着される。2は主ミラーであり、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、主ミラー2はハーフミラーからなりファインダ観察状態のときには、被写体からの光線の約半分を透過させ後述する焦点検出ユニット11に光線を導く。3はファインダ光学系の一部を構成する撮影レンズ14の予定結像面に配置されたピント板、4はファインダ光路変更用のペンタプリズムである。5は複数のレンズ群で構成される接眼レンズで、撮影者はこの接眼レンズ5の後方にある不図示の接眼窓からピント板3を観察することで撮影画面を観察することができる。6は測光レンズであり、7はファインダ観察画面内の被写体輝度を測光するための測光センサである。8はフォーカルプレーンシャッター、9は撮像素子である。
10はサブミラーで、主ミラー2と同様にファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。サブミラー10は、斜設された主ミラー2を透過した光線を下方に折り曲げて後述の焦点検出ユニットに光線を導く。11は焦点検出センサ11aを備えた焦点検出ユニットで、所謂位相差検出方式によって撮像レンズ14の焦点調節状態を検出し、その検出結果は撮像レンズ14の焦点調節機構を制御する後述するカメラマイコンに送られる。12は後述するカメラマイコン及びストロボ光の光量を測定する受光素子を搭載した回路基板である。前記受光素子は後述する内蔵ストロボユニットを極力小型化するためにカメラ本体1内に配置している。13はカメラ本体1と撮像レンズ14との通信インターフェイスからなるレンズマウント接点群である。
次に、内蔵ストロボユニットの構成について説明する。
20は内蔵ストロボユニットで、ストロボ本体21と発光部22とで構成される。内蔵ストロボユニット20は回転軸23を中心に回動可能であり、図はカメラ本体1に格納された状態を示す。110は内蔵ストロボユニット20の回動位置を検知するSTUP検知SWである。発光部22はキセノン管24、反射傘25、フレネルレンズ26とで構成されている。フレネルレンズ26には、キセノン管24から発光した光の一部を光ファイバー27に導くライトガイド26aが一体に設けられている。27は可撓性を有する光ファーバーであり、一端をライトガイド26aに、他端を受光素子ユニット30に取り付けられている。光ファイバー27はキセノン管24の発光量をモニターするために、キセノン管24からの発光した光の一部を受光素子31に導く。これにより後述説明するキセノン管24の予備発光及び本発光の光量モニターをすることが可能となる。
図1(b)は前記受光素子ユニット30の内部構造を説明した図である。
30aは前記光ファーバー27の一端を固定するための受光素子ホルダーである。受光素子ホルダー30aは光ファイバー37の位置決めとなる当接面30bと光ファイバー7からの光を受光素子31へ導くための反射面30cの形状を有し、不示図のバネで回路基板12に固定されている。また受光素子31の受光面前面には赤外光をカットするためのIRカットガラスが搭載されている。前述の光ファイバー27は、ライトガイド26aへはキセノン管24からの光をバラツキなく確実に拾うために接着剤によって固定されている。一方、他端は回路基板12がカメラ本体1に取り付けられた後、前記受光素子ホルダー30aに差し込み固定される。但し、組立の作業性及びカメラ分解時の作業性を鑑み、接着剤による固定ではなく単に受光素子ホルダー30aに差し込むだけで留めている。
図1(c)は内蔵ストロボユニット20がアップした状態、すなわちストロボ撮影状態を示す図で、図1(d)は内蔵ストロボユニット20がアップ状態での光ファイバー7と受光素子ホルダー30aの位置関係を示した図である。
図1(c)及び図1(d)において、内蔵ストロボユニット20は後述するSTUPSWがONになると回転軸23を中心に回動し、所定の位置でストップしストロボ撮影状態となる。この時光ファイバー7は可撓性を有しているため図示の如く内蔵ストロボユニット20に追従変形する。尚、ストロボ発光制御性としては、光ファイバー7と受光素子31の相対位置は内蔵ストロボユニット20のアップの度に変化しないことが望ましい。しかしながら、光ファイバー7は可撓性があるものの、内蔵ストロボユニット20が格納状態では図1(a)の如く折り曲げられた状態であるため、少なからず折癖はついてしまう。また、カメラの保管・使用環境下によって折癖の程度は変化してしまうため、内蔵ストロボユニット20のアップの度での光ファイバー7と受光素子31の相対位置変化を押さえるのは困難である。そのため、受光素子ホルダー30aの当接面30bと光ファーバー7の端面の距離30eは内蔵ストロボユニット20のアップの度に変化してしまい一定とはならない。
次に、図2を用いて、カメラ本体1の回路構成について説明する。なお、図1と同じ部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
101はカメラマイコンであり、焦点検出回路105、測光回路106、シャッタ制御回路107、モータ制御回路108が接続されている。
カメラマイコン101は、撮影レンズ14内に配置されたレンズマイコン112とはレンズマウント接点群13を介して信号伝達を行う。
焦点検出回路105は、カメラマイコン101からの信号に従って焦点検出センサ29の蓄積制御と読み出し制御を行い、それぞれの画素情報をカメラマイコン101に出力する。カメラマイコン101はこの情報をA/D変換し、位相差検出法による焦点調節状態の検出を行う。なお、焦点調節状態の検出方法は、位相差検出法に限るものでは無く、公知の方法を用いればよいことは言うまでもない。そして、カメラマイコン101は、レンズマイコン112と信号のやりとりを行うことによって、撮影レンズ14の焦点調節制御を行う。
測光回路106は、被写体に向けてストロボ光を予備発光していない定常状態と予備発光している状態と双方の状態で輝度信号を出力する。カメラマイコン101はこの輝度信号をA/D変換し、撮影の露出調節のための絞り値、シャッタ速度、ISO感度の演算と、露光時のストロボ発光量の演算とを行う。
シャッタ制御回路107は、カメラマイコン101からの信号に従ってフォーカルプレーンシャッタ8を構成するシャッタ先幕駆動マグネットMG−1およびシャッタ後幕駆動マグネットMG−2の通電制御を行う。これにより、先幕および後幕が走行し、露光動作が行われる。
モータ制御回路108は、カメラマイコン101からの信号に従ってモータMを制御することにより、主ミラー2のアップダウンおよびシャッタチャージなどを行う。SW1は、不図示のレリーズボタンの第1ストローク(半押し)操作でオンし、測光、AF(自動焦点調節)を開始させるスイッチである。SW2は、レリーズボタンの第2ストローク(全押し)操作でオンし、シャッタ走行、すなわち露光動作を開始させるスイッチである。STUPSWは内蔵ストロボユニット20を前記ストロボ撮影状態の位置に移動するためのスイッチである。STUP検知SW110は2ポジション検知可能な2段SWからなり、内蔵ストロボユニット20が後述説明するSTUP検知SWオン位置及びSTアップ位置を検知するスイッチである。前記のスイッチSW1、SW2、STUPSW、STUP検知SW110、及びその他不図示の各操作部材の状態信号は、カメラマイコン101が読み取る。
次に、撮影レンズ14内の回路構成について説明する。
カメラ本体1と撮影レンズ14とは、上述したようにレンズマウント接点群13を介して相互に電気的に接続される。このレンズマウント接点群13には、撮影レンズ14内のフォーカス駆動モータ16および絞り駆動モータ17の電源用接点である接点L0、レンズマイコン112の電源用接点L1、シリアルデータ通信を行うためのクロック用接点L2を含む。さらには、カメラ本体1から撮影レンズ14へのデータ送信用接点L3、撮影レンズ14からカメラ本体1へのデータ送信用接点L4、モータ用電源に対するモータ用グランド接点L5、レンズマイコン112用電源に対するグランド接点L6を含む。
レンズマイコン112は、これらのレンズマウント接点群13を介してカメラマイコン101と接続され、カメラマイコン101からの信号に応じてフォーカス駆動モータ16および絞り駆動モータ17を動作させ、撮影レンズ14の焦点調節と絞り15の制御を行う。18は距離エンコーダであり、焦点調節されて合焦状態となった不図示のフォーカスレンズの位置情報を読み取ってレンズマイコン112に入力し、フォーカスレンズの位置に対応する距離情報に変換され、カメラマイコン101に伝達される。
50は光検出器であり、51はパルス板であり、レンズマイコン112がこれらを用いてパルス数をカウントすることによりフォーカスレンズの駆動情報を得る。114は電源電池であり、113は電源回路である。電源回路113は、カメラマイコン101によって制御され、電源電池114の電源を複数の電圧の電源に変換して出力する。
次に、ストロボ回路の構成について説明する。
202は昇圧回路であり、電源電池114の電圧を数100Vに昇圧する。203は発光エネルギーを蓄積するメインコンデンサである。204,205は抵抗であり、メインコンデンサ203の電圧を所定比に分圧する。206は発光電流を制限するためのコイル、207は発光停止時に発生する逆起電圧を吸収するためのダイオードである。211はトリガ発生回路、212はIGBTなどの発光制御回路である。232はストロボ発光時の発光量制御用のコンパレータである。236は受光素子31に流れる光電流を対数圧縮するとともにキセノン管24の発光量を圧縮積分するための積分測光回路である。
次に、ストロボ回路に接続しているカメラマイコン101の各端子について説明する。CNTは昇圧回路202の充電を制御する制御出力用の端子、AD1は充電電圧を読み込むためのA/D変換入力用の端子、Xはシャッタの全開にともなってONするSWXに接続している。カメラマイコン101は、ストロボ露光時にSWXがONするタイミングで本発光を実行するように制御する。INTは積分測光回路236の積分制御出力用の端子、AD0は積分測光回路236から発光量を示す積分電圧を読み込むためのA/D変換入力用の端子、DA0はコンパレータ232のコンパレート電圧を出力するためのD/A出力用の端子である。TRIGは発光トリガ信号の出力用の端子である。
図3は前記STUP検知SW110のオンタイミングと内蔵ストロボユニット20の位置関係を示した図である。
STUPSWがオンされると、内蔵ストロボユニット20は回転軸23を中心として回動を始める。内蔵ストロボユニット20の発光部22がカメラ本体1に隠れた状態(図示STダウン位置)から露出した位置(図示STUP検知SWオン位置)に移動することでSTUP検知SW110がオンし、後述説明する予備発光(CAL発光1)がなされる。その後内蔵ストロボユニット20は移動を続け所定位置で停止する(図示STアップ位置)とともに再びSTUP検知SW110がオンし、後述説明する予備発光(CAL発光2)がなされる。尚、前記所定位置は不図示のメカ的ストッパーにより決定される。
次に、以上のように構成されたストロボ撮影装置における本発明のストロボ発光シーケンスについて図4のフローチャートを用いて説明する。
S101において、STUPSWがオンされたか否かを判定する。オンと検知されたらS102へ進む。
S102では、STUPSWがオンされるとカメラマイコン101の指示に従って内蔵ストロボユニット20が回動をはじめ、発光部22がカメラ本体1から露出した位置(図3STUP検知SWオン位置)に到達したらSTUP検知SW110の1段目がオンとなる。
S103では、STUP検知SW110の前記オン信号をカメラマイコン101が受けるとカメラマイコン101はストロボ回路と通信し、後述説明する受光素子31のレベル補正用のためのCAL発光1を行う。発光された光はフレネルレンズ26・ライトガイド26a及び光ファイバー27を介して受光素子31へ入光され、積分回路236へ送られる。CAL発光1の発光量は受光素子31が受光出来るレベルの低輝度発光で良い。好ましくはユーザーが発光に殆ど気づかない程度の発光量=ワイヤレス通信等で使用される1/64発光が好ましい。尚、前記CAL発光1の発光タイミングは発光部22がカメラ本体1から露出した位置と述べたが、これは、カメラ本体1内に発光部22が隠れているとカメラ本体1にCAL発光1の光が反射してしまい、後述するCAL発光2との発光量差分抽出が正確に行われなくなるためである。
S104では、CAL発光1の後内蔵ストロボユニット20は回動を続け、ストロボ撮影位置であるSTアップ位置まで回動する。
S105では、内蔵ストロボユニット20がSTアップ位置まで到達したか否かをSTUP検知SW110の2段目がオンしたか否かで判定する。尚、本実施例ではSTUP検知SW110として2段スイッチを用いることにより1個のスイッチで構成しているが、1段スイッチ2個使用としても何ら問題はない。
S106では、STUP検知SW110の前記オン信号をカメラマイコン101が受けるとカメラマイコン101はストロボ回路と通信し、受光素子31のレベル補正用のためのCAL発光2を行う。発光された光はフレネルレンズ26・ライトガイド26a及び光ファイバー27を介して受光素子31へ入光され、積分回路236で送られる。尚、CAL発光2の発光量はCAL発光1の発光量と同一とする。
S107では、積分回路236で演算されたCAL発光1の積分値とCAL発光2での積分値との差分をカメラマイコン101によって演算する。
S108では、前記演算結果をもとに、受光素子31の感度レベルに補正をかけ、CAL発光2の積分値が結果CAL発光1の積分値と同じになるように補正する。つまりSTアップ位置での光ファイバー27と受光素子ホルダー30aとの距離30eのバラツキ分を補正するものである。尚、カメラマイコン101に過去の上記差分量を記憶しておき差分量の変化量が所定値以下と判断、つまり光ファイバー27と受光素子ホルダー30aとの距離30eのバラツキが所定値以下と判断されれば露出量の変化も許容範囲内に収まると考えられるためCAL発光は行わないとしても良い。また、過去と類似温度環境下においては光ファイバー27の撓み具合はほぼ同等であるため、光ファイバー27と受光素子ホルダー30aとの距離30eのバラツキもほぼ同じと考えられるためCAL発光は行わないとしても良い。
S109では、ストロボ発光指示、すなわちSW1及びSW2がオンされたか否かを判定する。オンされたと判定されるとS110へと進み公知のストロボ撮影シーケンスが開始される。
S110では、カメラマイコン101が定常光による被写体輝度を撮像レンズ14を通してカメラ本体内の測光回路106より取得する。
次にS111にて、カメラマイコン101は、予備発光動作を行う。カメラマイコン101は所定発光レベルに応じて、端子DA0に所定の電圧(コンパレート電圧)を設定する。次に、端子TRIGより発光トリガ信号を出力すると、トリガ発生回路211は高圧を発生してキセノン管24を励起し、発光が開始される。キセノン管24が発光を開始すると、受光素子31に光電流が流れ、積分測光回路236の出力が上昇する。この際に受S108で行った受光素子31の感度レベル補正が作用し、コンパレータ232の+入力端子に設定された所定の電圧に達すると、発光制御回路212が遮断状態となり発光が停止される。
S112では、予備発光が終了すると予備発光で実際に発光した発光量を演算する一連の処理を行う。そして、予備発光により被写体反射光が撮像レンズ14を通してカメラ本体内の測光回路106で受光されるので、カメラマイコン101はストロボ反射光による被写体輝度値を取得し、予備発光時の被写体輝度から定常光による被写体輝度を差し引くことにより、予備発光による反射光分のみの輝度値を抽出する。
S113では、適正露光を得るために必要な本発光量を演算し、その本発光量に対応したコンパレート電圧をコンパレータ232の+入力端子に設定する。
S114では、カメラマイコン101は、主ミラー2及びサブミラー10を跳ね上げて撮影光路から退避させると同時に、レンズマイコン112に対して絞り15の絞り込みを指示する。
ステップS115では、主ミラー2及びサブミラー10が撮影光路から退避するのを待つ。
S116では、主ミラー2及びサブミラー10が跳ね上がるとカメラマイコン101は、先幕駆動マグネットMG−1に通電し、フォーカルプレーンシャッタ8の開放動作を開始させる。
S117では、先幕が開放された後ストロボ本発光を行う。カメラマイコン101は、端子TRIGから所定時間の間、Hiを出力する。これにより、トリガ回路211は高圧のトリガ電圧を発生する。キセノン管24のトリガ電極に高圧が印加されると、キセノン管24は発光を開始する。キセノン管24が発光を開始すると、受光素子31に光電流が流れ、積分測光回路236の出力が上昇する。この際に受S108で行った受光素子31の感度レベル補正が作用し、コンパレータ232の+入力端子に設定された所定の電圧に達すると発光が停止される。この時点で、キセノン管24は所定の発光量を発生して発光を停止することになり、ストロボ撮影に必要な所望の光量が得られる。本発光処理が終了し、所定のシャッタ開放時間が経過するとステップS118へ進む。
S118では、カメラマイコン101は、後幕駆動マグネットMG−2に通電し、フォーカルプレーンシャッタ8の後幕を閉じて露出を終了する。
S119では、主ミラー2及びサブミラー25をダウンさせ、撮影を終了する。
以上のように予備発光及び本発光何れにおいてもキセノン管24からの発光光は受光素子31に入射し積分測光回路236によって積分演算され、発光制御がなされている。つまり、受光素子31への入射光がキセノン管24の発光量が同一にも関わらずバラツキがあると露出のバラツキが生じてしまうため、受光素子31への入射光は常に一定でなければならない。
本発明によれば、STUP検知SW110オン位置においては内蔵ストロボ20の動き初めの位置であるため、光ファイバー7は常にファーバー突き当て面30bに突き当たっている。そのため、STアップ位置での光ファーバー7の受光素子ホルダー30aとの距離30eのバラツキで生ずる受光素子31への光量差分を抽出して受光素子31の感度レベルに補正をかけることで発光制御性のバラツキを防止することが可能となる。尚、受光素子31の感度レベル補正ではなく積分測光回路236による演算値補正で良いことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体、
20 内蔵ストロボユニット、22 発光部、27 光ファイバー、
30 受光素子ユニット、31 受光素子、101 カメラマイコン
20 内蔵ストロボユニット、22 発光部、27 光ファイバー、
30 受光素子ユニット、31 受光素子、101 カメラマイコン
Claims (4)
- 閃光撮影の光量決定のために予備発光を被写体に照射する閃光撮影システムにおいて、
カメラ本体(1)と、
前記カメラ本体(1)に回動可能に支持される発光部(22)を有する内蔵ストロボユニット(20)と、
前記カメラ本体(1)に配置され、前記発光部(22)の発光量を測光する測光手段(31)と、
一端が前記発光部(20)に設けられ、他端が前記カメラ本体(1)に設けられ、前記発光部で発光した光の一部を前記測光手段(31)に導く可撓性の導光手段(27)と、
前記内蔵ストロボユニット(20)の第一の位置及び第二の位置を検知する検知手段(110)と、
前記第一の位置において第一の予備発光を、前記第二の位置において第二の予備発光を行い、前記第一の予備発光と前記第二の発光の光量差に基づき、前記測光手段(31)の測光結果を補正する発光制御手段(101)と、
を有することを特徴とする閃光装置。 - 前記内蔵ストロボユニット(20)の第一の位置は、前記発光部(22)が前記カメラ本体(1)から露出した位置であり、前記内蔵ストロボユニット(20)の第二の位置は、前記内蔵ストロボユニット(20)がストロボ撮影状態の位置であることを特徴とする請求項1に記載の閃光装置。
- 前記発光制御手段(101)は、前記補正した値の履歴を記憶し、補正値の変化が無くなったと判断したら前記第一の予備発光及び前記第二の予備発光を行わないことを特徴とする請求項1に記載の閃光装置。
- 前記発光制御手段(101)は、前記補正を行った際の使用環境を記憶し、同一使用環境下であると判断したら前記第一の予備発光及び前記第二の予備発光を行わないことを特徴とする請求項1に記載の閃光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015213545A JP2017083721A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 閃光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015213545A JP2017083721A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 閃光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017083721A true JP2017083721A (ja) | 2017-05-18 |
Family
ID=58713003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015213545A Pending JP2017083721A (ja) | 2015-10-30 | 2015-10-30 | 閃光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017083721A (ja) |
-
2015
- 2015-10-30 JP JP2015213545A patent/JP2017083721A/ja active Pending
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