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JP2017073863A - 車両 - Google Patents

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JP2017073863A
JP2017073863A JP2015198340A JP2015198340A JP2017073863A JP 2017073863 A JP2017073863 A JP 2017073863A JP 2015198340 A JP2015198340 A JP 2015198340A JP 2015198340 A JP2015198340 A JP 2015198340A JP 2017073863 A JP2017073863 A JP 2017073863A
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修 弓田
Osamu Yumita
修 弓田
匠 桑原
Takumi Kuwabara
匠 桑原
拓水 川田
Takumi Kawada
拓水 川田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】車室内のソケットへの電力供給時に適切に車両の移動を制限する。【解決手段】制御装置は、上側のソケットにて車室外給電モードが選択された場合(S400にてYES)、あるいは、下側のソケットにて車室外給電モードが選択された場合(S402にてYES)、車両の移動を制限するステップ(S404)と、いずれのソケットにおいても車室外給電モードが選択されていない場合(S400にてNOかつS402にてNO)、車両の移動を許可するステップ(S406)とを含む、制御処理を実行する。【選択図】図7

Description

本発明は、商用電源を想定した交流電力で動作する電気機器への電力供給が可能なソケットを室内に有する車両の制御に関する。
特開2013−056646号公報(特許文献1)には、車室内に設けられた複数のソケットに接続された給電用ケーブルを車室内から車両外部に引き出すことによって、車両外部の電気機器に給電が可能な車両が開示される。
特開2013−056646号公報
ところで、車両外部の電気機器のプラグが給電用ケーブルを用いて車室内に設けられたソケットに接続される場合には、車両の意図しない移動やケーブルの引っ掛かり等によってプラグがソケットから脱落したり、プラグとソケットとが半係合状態になったりする場合がある。しかしながら、このような場合に車両の走行を制限すると、ソケットに接続された電気機器がいずれも車両の室内に持ち込まれた電気機器である場合には、車両の走行を不必要に制限することとなる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車室内のソケットへの電力供給時に適切に車両の移動を制限する車両を提供することである。
この発明のある局面に係る車両は、車両の室内に設けられ、商用電源を想定した交流電力で動作する電気機器に接続されるプラグを挿入可能な複数のソケットと、車両に搭載される蓄電装置と、蓄電装置の電力を交流電力に変換してソケットに供給する変換装置と、複数のソケットのうちの少なくともいずれかにおいて、車両の室内に持ち込まれた電気機器に交流電力を供給するための車室内給電モードと電気機器に交流電力を供給するための車室外給電モードとのうちのいずれか一方が利用者の操作によって選択された場合に、ソケットに交流電力が供給されるように変換装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、複数のソケットのうちの少なくともいずれかにおいて車室外給電モードが選択される場合、車両の移動が抑制されるように車両に搭載される機器を制御する。
この発明によると、複数のソケットのうちの少なくともいずれか一つにおいて車室外給電モードが選択される場合に、車両の移動が制限されるので、車両の意図しない移動やケーブルの引っ掛かり等によりプラグがソケットから脱落したりプラグとソケットとが半係合状態になったりすることを抑制することができる。したがって、車室内のソケットへの電力供給時に適切に車両の移動を制限する車両を提供することができる。
車両の構成を説明するための側面図である。 車室内ソケット部の構成を示す図である。 ソケットの回転操作前の状態を示す図である。 ソケットの所定方向への回転操作後の状態を示す図である。 ソケットの所定方向と逆方向への回転操作後の状態を示す図である。 制御装置で実行される制御処理を示すフローチャート(その1)である。 制御装置で実行される制御処理を示すフローチャート(その2)である。 車室内ソケット部の構成の変形例の一例を示す図(その1)である。 ソケットに設けられる回転スイッチの動作を説明するための図である。 車室内ソケット部の構成の変形例の一例を示す図(その2)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
図1に示すように、車両10は、ガソリンエンジン部220と、モータジェネレータ部230と、バッテリ部240と、変換装置250と、制御装置260と、表示装置262と、車室内ソケット部280とを備えるハイブリッド車両である。
モータジェネレータ部230は、バッテリ部240から供給された電力により駆動輪210を回転させるための駆動トルクを発生するほか、ガソリンエンジン部220によって駆動させる発電機として動作する。バッテリ部240としては、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電池などの二次電池が用いられる。
車室内ソケット部280は、車両10の搭乗スペースである車両の室内(以下、「車室内」とも記載する)に設けられている。車室内ソケット部280は、たとえば、車室内の座席の足元や、運転座席と助手席との間に設けられたコンソールボックス、インストルメントパネルなどに設けられている。
車室内ソケット部280は、バッテリ部240に電気的に接続されている。車室内ソケット部280とバッテリ部240とを接続する電気回路上には、変換装置250が設けられている。変換装置250は、AC/DCコンバータとして機能し、バッテリ部240から供給された直流電力を所定の交流電力に変換する。本実施の形態において、変換装置250は、たとえば、バッテリ部240から供給された直流電力を、商用電源を想定した100Vの交流電力に変換する。車室内ソケット部280は、商用電源を想定した交流電力で動作する電気機器に接続されるプラグを挿入可能な複数のソケットを含む。
制御装置260は、車両10の動作を制御する。具体的には、制御装置260は、ガソリンエンジン部220の動作、モータジェネレータ部230の動作、バッテリ部240における充放電および変換装置250等の各機器の動作を制御する。制御装置260は、たとえば、車両10を走行させるためのシステムが停止している場合にも後述するシステム起動処理や出力処理の実行等の所定の動作が可能である。
表示装置262は、車両10の室内に設けられ、制御装置260からの制御信号に応じて所定の情報を表示する。表示装置262は、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)や所定形状(たとえば、矩形状)の表示灯等によって構成される。
以上のような構成を有する車両10において、車室内ソケット部280のソケットによって、車室内に持ち込まれた電気機器の利用が可能であるほか、車両10の外部にある電気機器のプラグを車室内に引き込んで車室内ソケット部280のソケットに接続することによって、車両10の外部にある電気機器の利用が可能である。
車両10の外部にある電気機器のプラグが給電用ケーブルを用いて車室内に設けられたソケットに接続される場合には、車両10の意図しない移動やケーブルの引っ掛かり等によってプラグがソケットから脱落したり、プラグとソケットとが半係合状態になったりする場合がある。このような場合に車両の走行を制限すると、ソケットに接続された電気機器がいずれも車両の室内に持ち込まれた電気機器である場合には、車両10の走行を不必要に制限することとなる。
そこで、本実施の形態においては、制御装置260は、複数のソケットのうちの少なくともいずれか一つにおいて、車両10の室外の電気機器に交流電力を供給するための車室外給電モードが選択される場合、車両10の移動を制限するように車両10の機器を制御するものとする。
このようにすると、車両10の移動が制限された状態でソケットに交流電力が供給されることになるため、車両10の意図しない移動やケーブルの引っ掛かり等によりプラグがソケットから脱落したりプラグとソケットとが半係合状態になったりすることを抑制することができる。
以下に、図2〜図5を用いて、本実施の形態における車室内ソケット部280の詳細な構成について説明する。図2は、本実施の形態における車室内ソケット部280の構成を示す図である。図3は、ソケットの回転操作前の状態を示す図である。図4は、ソケットの所定方向への回転操作後の状態を示す図である。図5は、ソケットの所定方向とは逆方向への回転操作後の状態を示す図である。
図2〜図5に示すように、車室内ソケット部280は、上面部分が車室内側に露出した円筒形状のソケット284と、ソケット284を回転可能に収納可能な円形の貫通穴を有するベース部285と、ソケット284が所定方向に第1の角度だけ回転したことを検出する検出装置281(以下、第1検出装置281と記載する)と、ソケット284が所定方向と逆方向に第2の角度だけ回転したことを検出する検出装置294(以下、第2検出装置294と記載する)とを含む。ベース部285には、第1検出装置281、第2検出装置294およびソケット284が2組設けられる。
ソケット284は、車室内側の円筒の上面部分に所定の形状の端子穴が形成されており、かつ、その内部の端子は、変換装置250に接続される。所定の形状とは、電源ケーブル302を経由して電気機器303に接続されるプラグ300の先端の端子部(たとえば、2枚の板形状の部材が並行に突出した形状)が挿入可能な形状である。電気機器303は、上述したとおり、商用電源を想定した交流電力で動作可能な電気機器であって、たとえば、100Vの交流電力で動作する電気機器である。
なお、以下の説明においては、2組の第1検出装置281、第2検出装置294およびソケット284のうちの一方(具体的には下段)の第1検出装置281、第2検出装置294およびソケット284の詳細な構成について説明するが、他方(具体的には上段)の第1検出装置281、第2検出装置294およびソケット284も同様の構成であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
図3および図4に示すように、ソケット284には、プラグ300が挿入された状態で所定方向(図3および図4において左回り)に初期位置から第1の角度だけ回転可能となる回転機構286が設けられる。また、回転機構286は、上述したように所定方向に回転可能であることに加えて、プラグ300が挿入された状態で所定方向と逆方向に回転可能な機構である。そのため、ソケット284は、プラグ300が挿入された状態で初期位置から所定方向に第1の角度だけ回転可能であるとともに、初期位置から所定方向と逆方向に第2の角度だけ回転可能である。本実施の形態において、第1の角度および第2の角度は、いずれも90°であるものとして説明するが、第1の角度と第2の角度とは、同じ角度であることに限定されるものではなく、異なる角度であってもよい。
回転機構286は、たとえば、ソケット284の円筒形上の外周面のいずれかの位置に設けられる突起部と、ベース部285の、ソケット284の外周面との接触部分に設けられ、突起部に嵌合されるように設けられる溝部とを含む。溝部は、ソケット284が初期位置から所定方向に第1の角度だけ回転する位置までの範囲および初期位置から所定方向と逆方向に第2の角度だけ回転する位置までの範囲に限定して突起部が移動可能なように設けられる。なお、回転機構286としては、上述したような機構に限定されるものではない。
なお、ソケット284には、プラグ300が未接続の状態でソケット284の回転を抑制するロック機構(図示せず)がさらに設けられるようにしてもよい。ロック機構は、たとえば、プラグ300が未接続の状態のときには、上述の突起部が初期位置から予め定められた角度だけ回転する位置まで溝部に沿って移動しないように規制部材を溝部の途中に移動させ、プラグ300がソケット284に接続されたときに規制部材を溝部から除去するように移動させる機械的な機構である。なお、ロック機構としては、上述したような機構に限定されるものではない。
また、ソケット284には、プラグ300が挿入された状態で所定方向あるいは所定方向と逆方向に回転されるとプラグ300の抜けを抑制する抜け防止機構が設けられるようにしてもよい。抜け防止機構は、たとえば、ソケット284が回転されることによってプラグ300の板形状の端子部の先端に設けられる貫通穴に突起形状の部分をひっかける機構である。なお、抜け防止機構としては、上述したような機構に限定されるものではない。
第1検出装置281は、たとえば、ソケット284が所定方向に90°回転したことによりオン信号を制御装置260に出力するスイッチである。第1検出装置281は、たとえば、ソケット284に設けられ、ソケット284が回転するとともに回転する第1接点と、ベース部285に設けられ、ソケット284が初期位置から所定方向に90°回転したときに第1接点と接触する第2接点とを含むようにしてもよい。
この場合、第1接点はグランドに接続され、第2接点には、制御装置260から所定の電圧が印加されるようにしてもよい。このようにすると、ソケット284が90°回転した場合に、第1接点と第2接点とが接触することによって、第2接点に印加される電圧が低下するため、ソケット284が初期位置から90°回転したことを検出することができる。なお、第1検出装置281としては、ソケット284の回転角度を検出可能なセンサ等を用いてもよい。
図4に示すように、利用者がソケット284にプラグ300を挿入した状態でプラグ300を初期位置から左回りに90°回転させる場合、第1検出装置281から制御装置260に対してオン信号が出力される。
一方、第2検出装置294は、たとえば、ソケット284が所定方向と逆方向に90°回転したことによりオン信号を制御装置260に出力するスイッチである。第2検出装置294は、ソケット284に設けられ、ソケット284が回転するとともに回転する第3接点と、ベース部285に設けられ、ソケット284が初期位置から所定方向と逆方向に90°回転したときに第3接点と接触する第4接点とを含むようにしてもよい。この場合、第3接点はグランドに接続され、第4接点に電圧を印加するようにしてもよい。このようにすると、ソケット284が所定方向と逆方向に90°回転した場合に、第4接点に印加した電圧が低下するため、ソケット284が所定方向と逆方向に90°回転したことを検出することができる。
図5に示すように、利用者がソケット284にプラグ300を挿入した状態でプラグ300を初期位置から右回りに90°回転させる場合、第2検出装置294から制御装置260に対してオン信号が出力される。
図6を参照して、本実施の形態に係る車両10に搭載された制御装置260で実行される制御処理について説明する。なお、以下の制御処理は、ベース部285の下側のソケット284に設けられる第1検出装置281および第2検出装置294の検出結果に基づいて、下側のソケット284に対して車室外給電モードおよび車室内給電モードのうちのいずれかが選択される場合の制御処理を一例として説明するが、ベース部285の上側のソケット284に設けられる第1検出装置281および第2検出装置294の検出結果に基づいて、上側のソケット284に対して車室外給電モードおよび車室内給電モードのうちのいずれかが選択される場合の制御処理についても同様であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)300にて、制御装置260は、第1検出装置281からオン信号を受信したか否かを判定する。第1検出装置281からオン信号を受信したと判定される場合(S300にてYES)、処理はS302に移される。もしそうでない場合(S300にてNO)、処理はS308に移される。
S302にて、制御装置260は、車室外給電モードを選択する。車室外給電モードは、車室内ソケット部280からソケット284に接続される電源ケーブルを経由して車両10の外部にある電気機器303に交流電力を供給することを想定した給電モードである。
S304にて、制御装置260は、車両10の給電システム(ソケット284を経由した給電に必要な機器)を起動させるシステム起動処理を実行する。なお、制御装置260は、たとえば、車両10の給電システムが既に起動している場合には、起動状態を維持する。制御装置260は、システム起動処理の実行により、ソケット284を経由した給電に必要な機器(たとえば、変換装置250等)を作動可能状態とする。
S306にて、制御装置260は、出力処理を実行する。制御装置260は、変換装置250を作動させて、バッテリ部240の直流電力を交流電力に変換して、変換された交流電力をソケット284に出力する処理を出力処理として実行する。
S308にて、制御装置260は、第2検出装置294からオン信号を受信したか否かを判定する。第2検出装置294からオン信号を受信したと判定される場合(S308にてYES)、処理はS310に移される。もしそうでない場合(S308にてNO)、処理はS312に移される。
S310にて、制御装置260は、車室内給電モードを選択する。車室内給電モードは、車両10の移動が許容された状態で、車室内ソケット部280からソケット284に接続される電源ケーブルを経由して車室内にある電気機器に交流電力を供給することを想定した給電モードである。
S312にて、制御装置260は、給電中であるか否かを判定する。制御装置260は、たとえば、車室外給電モードが選択され、かつ、変換装置250が作動中である場合に、給電中であると判定する。あるいは、制御装置260は、車室内給電モードが選択され、かつ、変換装置250が作動中である場合に、給電中であると判定する。給電中であると判定される場合(S312にてYES)、処理はS314に移される。もしそうでない場合(S312にてNO)、この処理は終了する。
S314にて、制御装置260は、他のソケットが給電中であるか否かを判定する。制御装置260は、たとえば、他のソケットおいて車室外給電モードあるいは車室内給電モードが選択され、かつ、変換装置250が作動中である場合に、他のソケットが給電中であると判定する。他のソケットが給電中であると判定される場合(314にてYES)、この処理は終了する。もしそうでない場合(S314にてNO)、処理はS316に移される。
S316にて、制御装置260は、出力停止処理を実行する。出力停止処理は、変換装置250の作動を停止して、ソケット284への交流電力の出力を停止する処理である。なお、出力停止処理は、たとえば、システム起動処理において車両10の給電システムを起動させた場合には、車両10の給電システムを停止するシステム停止処理を含むようにしてもよい。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係る車両10に搭載された制御装置260で実行される、選択されている給電モードの種類に応じて車両10の移動の制限の有無を決定する制御処理について説明する。
S400にて、制御装置260は、上側のソケット284にて車室外給電モードが選択されたか否かを判定する。上側のソケット284にて車室外給電モードが選択されているか否かは、たとえば、上側のソケット284にて車室外給電モードが選択される毎にオン状態になり車室外給電モードが解除される毎にオフ状態になるフラグの状態に基づいて判定してもよい。上側のソケット284にて車室外給電モードが選択されたと判定される場合(S400にてYES)、処理はS404に移される。もしそうでない場合(S400にてNO)、処理はS402に移される。
S402にて、制御装置260は、下側のソケット284にて車室外給電モードが選択されたか否かを判定する。下側のソケット284にて車室外給電モードが選択されているか否かは、たとえば、下側のソケット284にて車室外給電モードが選択される毎にオン状態になり車室外給電モードが解除される毎にオフ状態になるフラグの状態に基づいて判定してもよい。下側のソケット284にて車室外給電モードが選択されたと判定される場合(S402てYES)、処理はS404に移される。もしそうでない場合(S402にてNO)、処理はS406に移される。
S404にて、制御装置260は、車両10の移動が抑制されるように車両10に搭載された機器を制御する。車両10の移動が抑制されるように制御される車両10に搭載された機器は、たとえば、モータジェネレータ部230であってもよいし、パーキングロック機構であってもよいし、制動装置であってもよい。具体的には、制御装置260は、たとえば、モータジェネレータ部230とバッテリ部240との間の電気的に遮断状態にすることで車両10の移動を抑制してもよいし、あるいは、制御的に走行が許可されない状態(たとえば、走行準備状態)を維持することで車両10の移動を抑制してもよいし、あるいは、パーキングポジションを維持することで(すなわち、パーキングロック機構を作動させることで)車両10の移動を抑制してもよい。
S406にて、制御装置260は、車両10の移動を許容する。制御装置260は、たとえば、車両10が走行準備状態である場合には、走行可能状態に移行するように車両10を制御してもよいし、パーキングポジションを維持することで車両10の移動が抑制されている場合には、利用者のシフトレバーの操作に応じてパーキングポジションから走行可能なシフトポジション(たとえば、前進走行ポジションあるいは後進走行ポジション)に切り換えてもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両10に搭載された制御装置260の動作について説明する。
たとえば、車両10が停車中であり、車両10の給電システム(ソケット284を経由した給電に必要な車載機器、たとえば、変換装置250)が停止した状態である場合を想定する。利用者は、たとえば、車両10の外部にある電気機器303を使用するために、電気機器303に接続される電源ケーブルの端部のプラグ300を車室内に引き込んで下側のソケット284に接続したものとする。
このとき、利用者がプラグ300を下側のソケット284に挿入した状態で左回りに90°回転させると、第1検出装置281からオン信号が制御装置260に送信される。制御装置260において第1検出装置281からオン信号を受信したと判定されると(S300にてYES)、車室外給電モードが選択される(S302)。選択された車室外給電モードにしたがって、システム起動処理が実行され(S304)、出力処理が実行される(S306)。これにより、変換装置250が作動してバッテリ部240の直流電力が交流電力に変換される。そして、変換された交流電力がソケット284を経由して電気機器303に供給される。その結果、電気機器303が使用可能な状態になる。
このとき、上側のソケット284に対して車室外給電モードが選択されていなくても(S400にてNO)、下側のソケット284に対して車室外給電モードが選択されているため(S402にてYES)、モータジェネレータ部230の動作が抑制されことによって、車両10の移動が抑制された状態となる(S404)。
一方、利用者が左回りに90°回転させていたソケット284を右回りに90°回転させて初期位置に戻すようにすると、第1検出装置281からのオン信号の出力が停止される(S300にてNO)。第2検出装置294からもオン信号は出力されないため(S308にてNO)、給電中であり(S312にてYES)、他のソケットへの給電中でなければ(S314にてNO)、出力停止処理が実行される(S316)。そのため、変換装置250の作動が停止され、電気機器303への電力供給が停止される。
このとき、上側のソケット284に対して車室外給電モードが選択されておらず(S400にてNO)、さらに下側のソケット284に対しても車室外給電モードが選択されていないため(S402にてNO)、車両10の移動が許容された状態となる(S406)。
次に車両10が走行中であり、変換装置250が停止した状態である場合を想定する。利用者は、たとえば、車室内にある電気機器を使用するために、電気機器に接続される電源ケーブルの端部のプラグ300を下側のソケット284に接続したものとする。
このとき、利用者がプラグ300を下側のソケット284を挿入した状態で右回りに90°回転させると、第2検出装置294からオン信号が制御装置260に送信される。制御装置260において第2検出装置294からのオン信号を受信したと判定されると(S308にてYES)、車室内給電モードが選択される(S310)。選択された車室内給電モードにしたがって、システム起動処理が実行され(S304)、出力処理が実行される(S306)。これにより、変換装置250が作動してバッテリ部240の直流電力が交流電力に変換される。そして、変換された交流電力がソケット284を経由して車室内の電気機器に供給される。その結果、電気機器が使用可能な状態になる。
このとき、上側のソケット284に対して車室外給電モードが選択されておらず(S400にてNO)、さらに下側のソケット284に対しても車室外給電モードが選択されていないため(S402にてNO)、車両10の移動が許容されるため(S406)、車両10の走行状態が維持される。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両によると、複数のソケットのうちの少なくともいずれか一つにおいて、車室外給電モードが選択される場合に、車両の移動が制限されるため、車両の意図しない移動やケーブルの引っ掛かり等によりプラグがソケットから脱落したりプラグとソケットとが半係合状態になったりすることを抑制することができる。したがって、車室内のソケットへの電力供給時に適切に車両の移動を制限する車両を提供することができる。
以下、変形例について記載する。
上述の実施の形態においては、バッテリ部240は、二次電池であるものとして説明したが、特に二次電池に限定されるものではなく、たとえば、燃料電池であってもよい。
上述の実施の形態においては、ソケット284の個数は、2個である場合を一例として説明したが、特に2個に限定されるものではなく、たとえば、3個以上であってもよい。すなわち、3個以上のソケット284のうちの少なくともいずれか一つにおいて車室外給電モードが選択される場合には、車両の移動が制限されるようにしてもよい。
上述の実施の形態において、車両10は、ハイブリッド車両であるものとして説明したが、車両10は、特に車室内ソケット部280を搭載した車両であればよく、特にハイブリッド車両に限定されるものではない。車両10は、たとえば、モータジェネレータ部230のみを駆動源とする電気自動車であってもよいし、ガソリンエンジン部220のみを駆動源とする車両であってもよい。
上述の実施の形態においては、車室外給電モードが選択される場合に車両の移動を抑制した状態でソケット284に交流電力が供給されるものとして説明したが、たとえば、車両の移動が抑制された状態であることや、車室外給電モードが選択されていることを、表示装置等を用いて利用者に通知するようにしてもよい。このようにすると、利用者に現在選択されている制御モードやソケット284の出力状態等を認識させることができる。
上述の実施の形態において説明したロック機構や抜け防止機構の構成は、一例であり、特に、上述したロック機構や抜け防止機構の構成に限定されるものではなく、周知の技術を用いればよい。
上述の実施の形態においては、車室内ソケット部280は、図2〜図5を用いて説明したように、ソケット284自体を操作対象として車室外給電モードおよび車室内給電モードのうちのいずれかを選択するものとして説明したが、車室内ソケット部280の構成は、図2〜図5に示される構成に特に限定されるものではない。
たとえば、車室内ソケット部280は、たとえば、図8に示すように、2個のソケット284と、2個の回転スイッチ287とを含むようにしてもよい。
ソケット284の構成については、上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
図8に示すように、ベース部285におけるソケット284に隣接した位置には、プラグ300が挿入された状態で所定方向(図8において右回り)に初期位置から予め定められた角度だけ回転可能なつまみ289を有する回転スイッチ287が設けられる。本実施の形態において、予め定められた角度は、たとえば、90°である。
回転スイッチ287は、たとえば、図9に示すように、つまみ289が所定方向に90°回転したことによりオン信号を制御装置260に出力するスイッチである。回転スイッチ287は、たとえば、ソケット284に設けられ、つまみ289が回転するとともに回転する第1接点と、ベース部285に設けられ、つまみ289が初期位置から所定方向に90°回転したときに第1接点と接触する第2接点とを含むようにしてもよい。
この場合、第1接点はグランドに接続され、第2接点には、制御装置260から所定の電圧が印加されるようにしてもよい。このようにすると、つまみ289が90°回転した場合に、第1接点と第2接点とが接触することによって、第2接点に印加される電圧が低下するため、つまみ289が初期位置から90°回転したことを検出することができる。
制御装置260は、たとえば、回転スイッチ287からオン信号を受信した場合に、車室外給電モードを選択するようにしてもよい。車室内ソケット部280の構成をこのような構成にしても、上述の本発明の作用効果と同様の作用効果を実現することができる。
あるいは、車室内ソケット部280は、図10に示すように、図8に示した回転スイッチ287に代えてプッシュスイッチ290がベース部285に設けられるようにしてもよい。プラグ300がソケット284に挿入された状態で、プッシュスイッチ290が初期位置から予め定められた位置まで押し込まれると、プッシュスイッチ290からオン信号が制御装置260に送信される。制御装置260は、プッシュスイッチ290からオン信号を受信した場合に車室外給電モードを選択するようにしてもよい。車室内ソケット部280の構成をこのような構成にしても、上述の本発明の作用効果と同様の作用効果を実現することができる。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、210 駆動輪、220 ガソリンエンジン部、230 モータジェネレータ部、240 バッテリ部、250 変換装置、260 制御装置、262 表示装置、280 車室内ソケット部、281,294 検出装置、284 ソケット、285 ベース部、286 回転機構、287 回転スイッチ、290 プッシュスイッチ、300 プラグ、302 電源ケーブル、303 電気機器。

Claims (1)

  1. 車両の室内に設けられ、商用電源を想定した交流電力で動作する電気機器に接続されるプラグを挿入可能な複数のソケットと、
    前記車両に搭載される蓄電装置と、
    前記蓄電装置の電力を前記交流電力に変換して前記ソケットに供給する変換装置と、
    前記複数のソケットのうちの少なくともいずれかにおいて、前記車両の室内に持ち込まれた前記電気機器に前記交流電力を供給するための車室内給電モードと前記電気機器に前記交流電力を供給するための車室外給電モードとのうちのいずれか一方が利用者の操作によって選択された場合に、前記ソケットに前記交流電力が供給されるように前記変換装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記複数のソケットのうちの少なくともいずれかにおいて前記車室外給電モードが選択される場合、前記車両の移動が抑制されるように前記車両に搭載される機器を制御する、車両。
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