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JP2017056713A - テープカートリッジ - Google Patents

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JP2017056713A
JP2017056713A JP2015200849A JP2015200849A JP2017056713A JP 2017056713 A JP2017056713 A JP 2017056713A JP 2015200849 A JP2015200849 A JP 2015200849A JP 2015200849 A JP2015200849 A JP 2015200849A JP 2017056713 A JP2017056713 A JP 2017056713A
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Abstract

【課題】テープの幅が異なる複数種のテープカートリッジにおいて、テープカートリッジの種類によらずに良好な印刷を可能とするテープカートリッジを提供する。【解決手段】テープ511の幅が異なる複数種のテープカートリッジAであって、共通のテープ印刷装置に選択的に装着される複数種のテープカートリッジAのうちの一のテープカートリッジAにおいて、テープ511がロール状に巻かれたロール体と、ロール体が収容され、複数種のテープカートリッジAに共通のカートリッジケースと、テープ511の幅方向であるテープ幅方向において、テープ511のテープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジAで共通するように、ロール体から繰り出されたテープ511をテープ幅方向に位置決めする第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62とを備えた。【選択図】図7

Description

本発明は、テープ印刷装置に装着されるテープカートリッジに関するものである。
従来、テープの幅が異なる複数種のテープカートリッジであって、共通のプリンターに選択的に装着される複数種のテープカートリッジにおいて、ケース本体を共通化したものが知られている。このテープカートリッジでは、ケース本体の内部に補助プレートを着脱可能としている。補助プレートは、テープのガイド部と、テープ幅に応じて高さを調節するための脚部とを備えている。この補助プレートにより、テープの幅方向において、テープの上端の位置が、複数種のテープカートリッジで共通するようになっている(特許文献1参照)。
特開平7−069497号公報
本発明者は、以下の課題を見出した。
印刷ヘッドを備えたテープ印刷装置により、テープ印刷装置に装着されたテープカートリッジのテープに印刷を行う場合、テープの幅方向(以下「テープ幅方向」という。)において均一な印刷結果を得るためには、テープカートリッジが装着された状態で、テープ幅方向において、ロール体から繰り出されたテープの中心(以下「テープ中心」という。)が、印刷ヘッドの所定の位置に位置していることが好ましい。しかしながら、従来技術のテープカートリッジのように、テープの幅方向において、テープの上端の位置が、複数種のテープカートリッジで共通していると、テープ幅方向における一方の端部を基準としてテープ印刷装置に装着された場合に、テープカートリッジの種類によっては、テープ中心が、印刷ヘッドの所定の位置から外れることになり、印刷品質が低下する。
本発明は、テープの幅が異なる複数種のテープカートリッジにおいて、テープカートリッジの種類によらずに良好な印刷を可能とするテープカートリッジを提供することを課題としている。
本発明のテープカートリッジは、収容されたテープの幅が異なる複数種のテープカートリッジであって、共通のテープ印刷装置に選択的に装着される複数種のテープカートリッジのうちの一のテープカートリッジにおいて、テープがロール状に巻かれたロール体と、ロール体が収容され、複数種のテープカートリッジに共通のカートリッジケースと、テープの幅方向であるテープ幅方向において、テープの中心の位置が、複数種のテープカートリッジで共通するように、ロール体から繰り出されたテープをテープ幅方向に位置決めする位置決め部材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、複数種のテープカートリッジに共通のカートリッジケースを備えている。また、テープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジで共通している。このため、テープカートリッジがテープ印刷装置に装着されると、いずれの種類のテープカートリッジでも、テープ中心がテープ印刷装置の印刷ヘッドの所定の位置に位置する。したがって、本構成によれば、テープの幅が異なる複数種のテープカートリッジにおいて、テープカートリッジの種類によらずに良好な印刷を可能とする。
この場合、カートリッジケースには、テープがカートリッジケース外に送り出されるテープ送出口が設けられ、位置決め部材は、テープ送出口を通過するテープに対してテープ幅方向における一方の側に位置して、テープ送出口の一部を塞ぐ第1塞ぎ部と、テープ送出口を通過するテープに対してテープ幅方向における他方の側に位置して、テープ送出口の一部を塞ぐ第2塞ぎ部と、を有することが好ましい。
この構成では、ロール体から繰り出されたテープが、テープ送出口に設けられた第1塞ぎ部と第2塞ぎ部との間に位置決めされる。これにより、ロール体から繰り出されたテープが、テープ送出口において斜行することが抑制される。したがって、テープのテープ送出口からの飛び出し量が少ない状態でも、テープの先端が、テープ送出口からカートリッジケース内に入り込むことが抑制される。
この場合、複数種のテープカートリッジに共通してカートリッジケースに設けられ、第1塞ぎ部のテープとは反対側の端部の取付位置を示す第1目印と、複数種のテープカートリッジに共通してカートリッジケースに設けられ、第2塞ぎ部のテープとは反対側の端部の取付位置を示す第2目印と、をさらに備え、第1塞ぎ部および第2塞ぎ部は、テープが第1塞ぎ部と第2塞ぎ部との間に位置決めされるように、テープカートリッジの種類ごとに、テープ幅方向における寸法が異なることが好ましい。
この構成では、第1塞ぎ部および第2塞ぎ部のテープ幅方向における寸法が、テープカートリッジの種類ごとに異なっている。このため、第1塞ぎ部および第2塞ぎ部が、複数種のテープカートリッジに共通の第1目印および第2目印を目印として取り付けられていても、テープは、テープ中心が複数種のテープカートリッジで共通するように、テープ幅方向に位置決めされる。したがって、本構成によれば、第1目印および第2目印の位置が異なる複数種のカートリッジケースを用意する必要がなく、複数種のテープカートリッジにおいて、カートリッジケースを共通化することができる。
この場合、位置決め部材は、ロール体から繰り出されたテープの送りをガイドするガイドピン、を有し、ガイドピンの周面には、テープをテープ幅方向に位置決めする位置決め溝が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、テープの送りをガイドするガイドピンを利用して、テープをテープ幅方向に位置決めすることができる。
この場合、位置決め溝のテープの送り方向上流側における溝幅は、位置決め溝のテープの送り方向下流側における溝幅に比べ、大きいことが好ましい。
この構成では、位置決め溝のテープの送り方向上流側において、位置決め溝によりテープがテープ幅方向に挟持された状態となることが抑制される。したがって、本構成によれば、ロール体がテープ幅方向に振動した場合に、テープが位置決め溝を支点としてテープ幅方向に折れてしまうことを抑制することができる。
本発明の一実施形態の係る複数種のテープカートリッジのうちの2種と、2種のテープカートリッジが選択的に装着されるテープ印刷装置とを示す図である。 印刷ヘッド周りの斜視図である。 テープカートリッジの斜視図である。 第1ケースと第2ケースとを分解した状態におけるテープカートリッジの斜視図である。 テープカートリッジを−X方向から見た図である。 図5のVI−VI線により切断したテープカートリッジの断面図である。 第1塞ぎ部および第2塞ぎ部の幅と、テープの幅との関係について説明するための図である。 幅の広いテープが収容された比較例のテープカートリッジに関し、テープカートリッジに収容されたテープと印刷ヘッドとの位置関係を説明するための図である。 幅の狭いテープが収容された比較例のテープカートリッジに関し、テープカートリッジに収容されたテープと印刷ヘッドとの位置関係を説明するための図である。 幅の広いテープが収容された実施形態のテープカートリッジに関し、テープカートリッジに収容されたテープと印刷ヘッドとの位置関係を説明するための図である。 幅の狭いテープが収容された実施形態のテープカートリッジに関し、テープカートリッジに収容されたテープと印刷ヘッドとの位置関係を説明するための図である。 位置決め部材として機能するガイドピンを示す図であり、溝幅が均一である位置決め溝を有するガイドピンを示す図である。 位置決め部材として機能するガイドピンを示す図であり、送り方向下流側の溝幅よりも送り方向上流側の溝幅が大きい位置決め溝を有するガイドピンを示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープカートリッジAについて説明する。テープカートリッジAには、テープ511の幅が異なる複数種のものが用意されており、複数種のテープカートリッジAは、共通のテープ印刷装置Pに選択的に装着される。なお、以下の図面では必要に応じて、テープカートリッジA等の各部の配置関係を明確にするために、XYZ直交座標系を表示する。
図1を参照して、まず、複数種(図1では2種のみ示す)のテープカートリッジAが装着されるテープ印刷装置Pについて説明する。テープ印刷装置Pは、操作パネル101と、ディスプレイ102と、開閉蓋103と、カートリッジ装着部104と、テープ排出口105と、カッター110とを備えている。
操作パネル101は、印刷される文字列の入力・編集操作などを受け付ける。ディスプレイ102は、入力・編集中の文字列および各種メッセージ等を表示する。開閉蓋103は、カートリッジ装着部104を開閉する。カートリッジ装着部104には、テープカートリッジAが着脱可能にZ方向に装着される。テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態では、テープカートリッジAに収容されたテープ511の幅方向(以下「テープ幅方向」という。)が、Z方向となる。カートリッジ装着部104は、装着底壁部1041と、装着周壁部1042とを備えている。テープカートリッジAは、装着底壁部1041に着座するようにして、カートリッジ装着部104に装着される。装着底壁部1041には、印刷ヘッド106、プラテン駆動軸107および巻取り駆動軸108が設けられている。テープ排出口105は、カートリッジ装着部104に装着されたテープカートリッジAから送られてきた、印刷済みのテープ511が排出される箇所である。カッター110は、カートリッジ装着部104とテープ排出口105との間に設けられ、テープ511を幅方向に切断する。これにより、テープ511の印刷済み部分が切り離される。
図2を参照して、印刷ヘッド106および印刷ヘッド106を支持するヘッド支持部109について説明する。
印刷ヘッド106は複数の発熱素子1061を備えている。発熱素子1061は、印刷ヘッド106の表面、すなわち−Y側の面において、Z方向に並んでいる。ヘッド支持部109は、ヘッド支持軸1091と、ヘッド支持フレーム1092と、支点ピン1093とを備えている。ヘッド支持軸1091は、−Z側の端部が図外のベースフレームに固定され、Z方向に延びている。ヘッド支持フレーム1092は、ヘッド支持軸1091に回転可能に支持されており、−Y側で印刷ヘッド106を支持している。支点ピン1093は、X方向に延びている。支点ピン1093は、印刷ヘッド106を、ヘッド支持フレーム1092に対して、揺動可能に連結している。
図1および図2を参照して、開閉蓋103と連動した印刷ヘッド106の動作について説明する。印刷ヘッド106は、開閉蓋103が開かれると、開閉蓋103とヘッド支持フレーム1092とを連結するヘッドリリース機構(図示省略)により、ヘッド支持軸1091を中心に+Y側へ旋回し、上記のプラテン駆動軸107から退避する。これにより、カートリッジ装着部104にテープカートリッジAが装着される際に、プラテン駆動軸107に係合するプラテンローラー4と印刷ヘッド106との間に、テープ511およびインクリボン21が差し込み可能となる。
一方、印刷ヘッド106は、開閉蓋103が閉じられると、ヘッドリリース機構により、ヘッド支持軸1091を中心に−Y側へ旋回し、プラテン駆動軸107に接近する。このため、カートリッジ装着部104にテープカートリッジAが装着された状態で開閉蓋103が閉じられると、印刷ヘッド106は、テープ511およびインクリボン21を、プラテン駆動軸107に係合したプラテンローラー4に対して押圧する。このとき、印刷ヘッド106が、支点ピン1093を中心として揺動する。これにより、印刷ヘッド106が、テープ511およびインクリボン21を、プラテンローラー4に対し、Z方向において均一に押圧する。この状態で、プラテンローラー4が回転すると、プラテンローラー4と印刷ヘッド106との間に挟持されたテープ511およびインクリボン21が送られる。また、印刷ヘッド106からインクリボン21に加えられる熱によって、インクリボン21のインクがテープ511に転写され、テープ511に印刷が行われる。
なお、テープ幅方向(Z方向)における印刷ヘッド106の揺動中心、すなわち、支点ピン1093の位置を、テープ幅方向における印刷ヘッド106の中心(以下「ヘッド中心」という。)とする。
図3ないし図6を参照して、テープカートリッジAについて説明する。テープカートリッジAは、カートリッジケース1と、リボンロール2と、リボン巻取りコア3と、プラテンローラー4と、テープロール5と、スペーサー(図示省略)と、位置決め部材6とを備えている。テープロール5、スペーサーおよび位置決め部材6を除く各部品については、テープカートリッジAの種類によらず、すなわちテープ511の幅によらず、共通のものが用いられる。
カートリッジケース1は、リボンロール2、リボン巻取りコア3、プラテンローラー4およびテープロール5を収容する。カートリッジケース1の−X側の面には、テープ送出口7が設けられている。テープロール5から繰り出されたテープ511は、テープ送出口7からカートリッジケース1外へ送り出される。テープ幅方向におけるテープ送出口7の寸法は、複数種のテープカートリッジAに共通している。さらに、カートリッジケース1の−X側の外面には、テープ送出口7の周りに位置して、凹部8が設けられている。凹部8には、後述する第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62が貼付される。凹部8の深さは、第1塞ぎ部61や第2塞ぎ部62の厚さに略等しい。カートリッジケース1は、第1ケース11と、第2ケース12とを備えている。第1ケース11と第2ケース12とは、分離可能に接合されている。
第1ケース11は、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態で、装着方向において奥側(−Z側)に位置する。第1ケース11は、第1対向壁部111(図6参照)と、第1周壁部112とを備えている。
第1対向壁部111は、後述する第2対向壁部121と対向している。テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態で、第1対向壁部111は、装着底壁部1041と接する。すなわち、テープカートリッジAは,第1対向壁部111を基準として、カートリッジ装着部104に装着される。第1対向壁部111の−Y側寄りには、コア軸1112が+Z側に突出して設けられている。コア軸1112には、テープロール5が回転可能に支持される。また、第1対向壁部111の−X側且つ+Y側の隅部には、第1ヘッド開口1113(図6参照)が設けられている。第1ヘッド開口1113には、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着される際に、印刷ヘッド106が挿入される。第1ヘッド開口1113の+X側且つ−Y側の角部には、ガイドピン1114が+Z側に突出して設けられている。ガイドピン1114は、テープロール5から繰り出されてプラテンローラー4に至るテープ511の送りをガイドすると共に、リボンロール2から繰り出されてプラテンローラー4に至るインクリボン21の送りをガイドする。
第1周壁部112は、第1対向壁部111の周縁部から+Z側に突出して設けられている。第1周壁部112の端面には、複数の接合穴1121が設けられている。さらに、第1周壁部112の−X側の外面には、凹部8の一部が形成されている。
第2ケース12は、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態で、装着方向において手前側(+Z側)に位置する。第2ケース12は、第2対向壁部121と、第2周壁部122とを備えている。
第2対向壁部121は、第1対向壁部111と対向している。第2対向壁部121の−X側且つ+Y側の隅部には、第2ヘッド開口1213が設けられている。第2ヘッド開口1213には、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着される際に、印刷ヘッド106が挿入される。
第2周壁部122は、第2対向壁部121の周縁部から−Z側に突出して設けられている。第2周壁部122の端面には、複数の接合ピン1221が−Z側に突出して設けられている。接合ピン1221が、第1周壁部112に設けられた接合穴1121に圧入されることにより、第1ケース11と第2ケース12とが接合される。さらに、第2周壁部122の−X側の外面には、テープ送出口7の周りに位置して、凹部8の一部が形成されている。
リボンロール2は、インクリボン21と、リボン繰出しコア22とを備えている。インクリボン21は、リボン繰出しコア22にロール状に巻かれている。複数種のテープカートリッジAのうちで最も幅の広いテープ511に対応した幅を有するインクリボン21が、複数種のテープカートリッジAに共通して用いられる。もっとも、インクリボン21の幅は、複数種のテープカートリッジAごとに異なっていてもよい。
リボン巻取りコア3には、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態で、巻取り駆動軸108が係合する。そして、巻取り駆動軸108が回転すると、これに係合したリボン巻取りコア3も回転する。これにより、リボン繰出しコア22から繰り出されたインクリボン21が、リボン巻取りコア3に巻き取られる。
プラテンローラー4には、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着された状態で、プラテン駆動軸107が係合する。この状態で、プラテンローラー4は、印刷ヘッド106との間にテープ511およびインクリボン21を挟持する。そして、プラテン駆動軸107が回転すると、これに係合したプラテンローラー4も回転する。これにより、プラテンローラー4と印刷ヘッド106との間に挟持されたテープ511およびインクリボン21が送られる。
テープロール5は、ロール体51と、テープコア52とを備えている。ロール体51は、テープ511がロール状に巻かれたものである。テープ511は、例えば、帯状のものであってよく、扁平筒状のもの(例えば熱収縮チューブ)であってもよい。テープコア52には、テープ511がロール状に巻かれている。テープコア52は、Z方向を軸とした略円筒状に形成されており、テープコア52内にコア軸1112が挿入されている。
スペーサーは、ロール体51の−Z側の端面と第1対向壁部111との間に設けられている。スペーサーは、未使用状態のロール体51よりも僅かに外径の大きい、略円板状に形成されている。スペーサーの厚さ、すなわちテープ幅方向におけるスペーサーの寸法は、テープ幅方向におけるテープ511の中心(以下「テープ中心」という。)が、複数種のテープカートリッジAで共通するように、設定されている。このため、幅の広いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、薄いスペーサーが用いられ、幅の狭いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、厚いスペーサーが用いられる。なお、最大幅のテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、スペーサーを省略してもよい。
位置決め部材6は、テープロール5から繰り出されたテープ511を、テープ幅方向に位置決めする。位置決め部材6は、第1塞ぎ部61と、第2塞ぎ部62とを備えている。テープロール5から繰り出されたテープ511は、第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62との間に位置決めされる。
第1塞ぎ部61は、テープ送出口7を通過するテープ511に対して−Z側に位置して、テープ送出口7の−Z側の端部を塞いでいる。第1塞ぎ部61は、第1周壁部112に設けられた凹部8に嵌め込まれるようにして、第1周壁部112の外面に貼付されている。第1塞ぎ部61は、粘着面を有するテープ状のものであり、略矩形に形成されている。第1塞ぎ部61は、凹部8に貼付されることで、剥がれ難くなっている。第1塞ぎ部61は、第1塞ぎ部61の−Z側(テープ511とは反対側)の辺部が、凹部8の−Z側の辺部に沿うようにして、第1周壁部112に貼付されている。すなわち、凹部8の−Z側の辺部は、第1塞ぎ部61が凹部8に貼付される際に、第1塞ぎ部61における−Z側の辺部の貼付位置を示す第1目印81として機能する。
第2塞ぎ部62は、テープ送出口7を通過するテープ511に対して+Z側に位置して、テープ送出口7の+Z側の端部を塞いでいる。第2塞ぎ部62は、第2周壁部122に設けられた凹部8に嵌め込まれるようにして、第2周壁部122の外面に貼付されている。第2塞ぎ部62は、第1塞ぎ部61と同様に、粘着面を有するテープ状のものであり、略矩形に形成されている。第2塞ぎ部62は、凹部8に貼付されることで、剥がれ難くなっている。第2塞ぎ部62は、第2塞ぎ部62の+Z側(テープ511とは反対側)の辺部が、凹部8の+Z側の辺部に沿うようにして、第2周壁部122に貼付されている。すなわち、凹部8の+Z側の辺部は、第2塞ぎ部62が凹部8に貼付される際に、第2塞ぎ部62における+Z側の辺部の貼付位置を示す第2目印82として機能する。
図7を参照して、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62の幅と、テープ511の幅との関係について説明する。第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62の幅、すなわちテープ幅方向における寸法は、第1目印81を目印として貼付された第1塞ぎ部61と、第2目印82を目印として貼付された第2塞ぎ部62との間に、テープ511が位置決めされるように、設定されている。より具体的には、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62の幅は、テープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジAで共通するように、設定されている。なお、図に示した一点鎖線511pは、Z方向におけるテープ中心の位置を示す。このため、幅の広いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、幅の狭い第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62が用いられ、幅の狭いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、幅の広い第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62が用いられる。
図8および図9を参照して、比較例に係るテープカートリッジBと印刷ヘッド106との位置関係について説明する。比較例のテープカートリッジBは、実施形態のテープカートリッジAとは異なり、第2塞ぎ部62を備えておらず、テープロール5から繰り出されたテープ511が、第1塞ぎ部61とテープ送出口7の+Z側の端部とによって、テープ幅方向に位置決めされ、テープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジBで共通していない。また、テープカートリッジBは、実施形態のテープカートリッジAと同様に、装着底壁部1041に着座するようにして、すなわち、第1対向壁部111を基準として装着される。このため、テープカートリッジBがカートリッジ装着部104に装着されると、テープカートリッジBの種類によっては、テープ中心が、ヘッド中心から外れることになる。例えば、図8に示すように、幅の広いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、テープ中心がヘッド中心に位置しているが、図9に示すように、幅の狭いテープ511が収容されたテープカートリッジAでは、テープ中心がヘッド中心から外れている。なお、図に示した一点鎖線106pは、Z方向におけるヘッド中心の位置を示す。そして、テープ中心がヘッド中心から外れたテープカートリッジBでは、テープ511がテープ幅方向において印刷ヘッド106により均一に押圧されないため、印刷品質が低下してしまう。
これに対し、本実施形態では、テープ511の幅が異なる複数種のテープカートリッジAにおいて、テープカートリッジAの種類によらずに良好な印刷を可能としている。以下、図10および図11を参照して、本実施形態のテープカートリッジAに収容されたテープ511と印刷ヘッド106との位置関係について説明する。
図10および図11に示すように、実施形態のテープカートリッジAでは、上述したように、テープ511の幅が異なる複数種のテープカートリッジAが、複数種のテープカートリッジAに共通のカートリッジケース1を備えている。また、ロール体51から繰り出されたテープ511が、第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62との間でテープ幅方向に位置決めされ、テープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジAで共通している。このため、テープカートリッジAがカートリッジ装着部104に装着されると、いずれの種類のテープカートリッジAでも、テープ中心がヘッド中心に位置する。その結果、いずれの種類のテープカートリッジAでも、テープ511がテープ幅方向において印刷ヘッド106により均一に押圧されるため、良好な印刷結果が得られる。
以上のように、本実施形態のテープカートリッジAは、テープ511の幅が異なる複数種のテープカートリッジAであって、共通のテープ印刷装置Pに選択的に装着される複数種のテープカートリッジAのうちの一のテープカートリッジである。テープカートリッジAは、テープ511がロール状に巻かれたロール体51と、ロール体51が収容されたカートリッジケース1と、位置決め部材6とを備えている。カートリッジケース1は、複数種のテープカートリッジAに共通のものである。位置決め部材6は、テープ幅方向において、テープ511のテープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジAで共通するように、ロール体51から繰り出されたテープ511をテープ幅方向に位置決めする。
この構成によれば、上述したように、テープ511の幅が異なる複数種のテープカートリッジAにおいて、テープカートリッジAの種類によらずに良好な印刷を可能とする。
また、本実施形態のテープカートリッジAにおいて、カートリッジケース1にテープ送出口7が設けられている。位置決め部材6は、第1塞ぎ部61と、第2塞ぎ部62とを有している。第1塞ぎ部61は、テープ送出口7を通過するテープ511に対して−Z側に位置し、テープ送出口7の−Z側の端部を塞いでいる。第2塞ぎ部62は、テープ送出口7を通過するテープ511に対して+Z側に位置し、テープ送出口7の+Z側の端部を塞いでいる。
この構成では、ロール体51から繰り出されたテープ511が、テープ送出口7に設けられた第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62によりテープ幅方向に位置決めされる。これにより、ロール体51から繰り出されたテープ511が、テープ送出口7において斜行することが抑制される。したがって、テープ511のテープ送出口7からの飛び出し量が少ない状態でも、テープ511の先端が、テープ送出口7からカートリッジケース1内に入り込むことが抑制される。また、カッター110によりテープ511がテープ幅方向に対して斜めに切断されることが抑制される。なお、第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62との離間距離は、テープ511の幅よりも僅かに大きいことが好ましい。
また、本実施形態のテープカートリッジAは、複数種のテープカートリッジAに共通してカートリッジケース1に設けられた第1目印81と、複数種のテープカートリッジAに共通してカートリッジケース1に設けられた第2目印82とをさらに備えている。第1目印81は、第1塞ぎ部61のテープ511とは反対側(−Z側)の端部の貼付位置を示す。第2目印82は、第2塞ぎ部62のテープ511とは反対側(+Z側)の端部の貼付位置を示す。そして、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62は、テープ511が第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62との間に位置決めされるように、テープカートリッジAの種類ごとに、テープ幅方向における寸法が異なっている。
この構成では、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62のテープ幅方向における寸法が、テープカートリッジAの種類ごとに異なっている。このため、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62が、複数種のテープカートリッジAに共通の第1目印81および第2目印82を目印として取り付けられていても、テープ511は、テープ中心の位置が複数種のテープカートリッジAに共通するように、テープ幅方向に位置決めされる。したがって、本構成によれば、第1目印81および第2目印82の位置が異なる複数種のカートリッジケース1を用意する必要がなく、複数種のテープカートリッジAにおいて、カートリッジケース1を共通化することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態は、以下のような形態に変更することができる。
第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62の材質や形状は、特に限定されるものではない。第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62とは、同サイズであってもよく、サイズが相違していてもよい。第1塞ぎ部61と第2塞ぎ部62とが、一体化されていてもよい。また、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62は、カートリッジケース1の内面に貼付されていてもよい。さらに、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62のカートリッジケース1への取付け方についても、貼付けに限定されるものではない。
図12に示すように、ガイドピン1114は、周面に位置決め溝1115が設けられていてもよく、このようなガイドピン1114を、位置決め部材6として機能させてもよい。この場合、ガイドピン1114は、第1ケース11とは別体に構成され、第1ケース11に対して着脱可能とすることが好ましい。位置決め溝1115は、位置決めされたテープ511のテープ中心の位置が、複数種のテープカートリッジAで共通するように、テープカートリッジAの種類ごとに、テープ幅方向における寸法である溝幅Lが異なっている。この構成によれば、テープ511の送りをガイドするガイドピン1114を利用して、テープ511をテープ幅方向に位置決めすることができる。
さらに、図13に示すように、位置決め溝1115の+X側(テープ511の送り方向の上流側)における溝幅(上流側溝幅L1)が、位置決め溝1115の−X側(テープ511の送り方向の下流側)における溝幅(下流側溝幅L2)に比べて、大きいことが好ましい。
この構成では、位置決め溝1115のテープ511の送り方向の上流側において、位置決め溝1115によりテープ511がテープ幅方向に挟持された状態となることが抑制される。したがって、本構成によれば、ロール体51がテープ幅方向に振動した場合に、テープ511が位置決め溝1115を支点としてテープ幅方向に折れてしまうことを抑制することができる。
なお、ガイドピン1114は、ロール体51からテープ送出口7に至るテープ送り経路のいずれの箇所に設けられていてもよい。また、ガイドピン1114の位置決め溝1115により、インクリボン21がテープ511と共にテープ幅方向に位置決めされるように、インクリボン21の幅は、複数種のテープカートリッジAごとに異なっていることが好ましい。テープカートリッジAは、第1塞ぎ部61および第2塞ぎ部62と、ガイドピン1114との双方を備えていてもよく、いずれか一方のみを備えていてもよい。
7…テープ送出口、8…凹部、61…第1塞ぎ部、62…第2塞ぎ部、81…第1目印、82…第2目印、112…第1周壁部、122…第2周壁部、511…テープ、511p…テープ中心の位置、A…テープカートリッジ

Claims (5)

  1. 収容されたテープの幅が異なる複数種のテープカートリッジであって、共通のテープ印刷装置に選択的に装着される複数種の前記テープカートリッジのうちの一のテープカートリッジにおいて、
    前記テープがロール状に巻かれたロール体と、
    前記ロール体が収容され、複数種の前記テープカートリッジに共通のカートリッジケースと、
    前記テープの幅方向であるテープ幅方向において、前記テープの中心の位置が、複数種の前記テープカートリッジで共通するように、前記ロール体から繰り出された前記テープを前記テープ幅方向に位置決めする位置決め部材と、
    を備えたことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 前記カートリッジケースには、前記テープが前記カートリッジケース外に送り出されるテープ送出口が設けられ、
    前記位置決め部材は、
    前記テープ送出口を通過する前記テープに対して前記テープ幅方向における一方の側に位置して、前記テープ送出口の一部を塞ぐ第1塞ぎ部と、
    前記テープ送出口を通過する前記テープに対して前記テープ幅方向における他方の側に位置して、前記テープ送出口の一部を塞ぐ第2塞ぎ部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  3. 複数種の前記テープカートリッジに共通して前記カートリッジケースに設けられ、前記第1塞ぎ部の前記テープとは反対側の端部の取付位置を示す第1目印と、
    複数種の前記テープカートリッジに共通して前記カートリッジケースに設けられ、前記第2塞ぎ部の前記テープとは反対側の端部の取付位置を示す第2目印と、をさらに備え、
    前記第1塞ぎ部および前記第2塞ぎ部は、前記テープが前記第1塞ぎ部と前記第2塞ぎ部との間に位置決めされるように、前記テープカートリッジの種類ごとに、前記テープ幅方向における寸法が異なることを特徴とする請求項2に記載のテープカートリッジ。
  4. 前記位置決め部材は、前記ロール体から繰り出された前記テープの送りをガイドするガイドピン、を有し、
    前記ガイドピンの周面には、前記テープを前記テープ幅方向に位置決めする位置決め溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  5. 前記位置決め溝の前記テープの送り方向上流側における溝幅は、前記位置決め溝の前記テープの送り方向下流側における溝幅に比べ、大きいことを特徴とする請求項4に記載のテープカートリッジ。
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