JP2017047823A - ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017047823A JP2017047823A JP2015173983A JP2015173983A JP2017047823A JP 2017047823 A JP2017047823 A JP 2017047823A JP 2015173983 A JP2015173983 A JP 2015173983A JP 2015173983 A JP2015173983 A JP 2015173983A JP 2017047823 A JP2017047823 A JP 2017047823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- catalyst
- voltage
- battery
- voltage battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 title claims abstract description 169
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 81
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 50
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 20
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 12
- 238000010792 warming Methods 0.000 claims description 10
- HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N Lithium ion Chemical compound [Li+] HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 229910001416 lithium ion Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 239000007858 starting material Substances 0.000 abstract description 36
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 11
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003112 inhibitor Substances 0.000 description 1
- -1 lithium nickel metal hydride Chemical class 0.000 description 1
- 229910052987 metal hydride Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Abstract
Description
この従来技術は、触媒暖機時には、車両の駆動源となるエンジンと第1電動機とを切り離して第1電動機の駆動力により走行し、第2電動機(スタータモータ)をエンジン負荷としてエンジンを駆動させ触媒の暖機を行うようにしている。
また、容量不足の解消のために高容量の強電バッテリを新たに追加すると、コストアップを招く。
そして、本発明のハイブリッド車両の触媒暖機方法では、前記触媒の暖機中は、第2電動機の発電電力を第2低電圧バッテリに充電する。
さらに、触媒暖機終了後は、第1バッテリ遮断スイッチを遮断して第1低電圧バッテリを補機類およびコンバータから切り離し、さらに、コンバータの降圧電圧を、第2低電圧バッテリよりも低電圧に設定し、第2低電圧バッテリを、所定の充電可能容量が得られるまで補機類の負荷により放電する。
このため、第2電動機により発電した電力を有効に利用することができ、経済的に優れる。しかも、触媒暖機終了後は、第2低電圧バッテリに充電した電力を放電するため、第2低電圧バッテリとして、複数回の触媒暖機時の充電を可能とする容量のものを用いる場合と比較して、低容量のものを用いることができ、コストを抑えることができる。
加えて、放電時には、コンバータの降圧電圧を、第2低電圧バッテリよりも低電圧とし、かつ、第1低電圧バッテリを、補機類およびコンバータから切り離す。このため、第2低電圧バッテリの放電を短時間に行うことができ、次回の触媒暖機時の充電に必要な容量を確保可能である。よって、第2低電圧バッテリとして低バッテリ容量のものを用いても、繰り返し触媒暖機を実行した場合の充電を可能とする。
したがって、触媒暖機時の充電容量の確保を、安価に行うことが可能である。
まず、実施の形態1のハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置の構成を説明する。
この構成の説明にあたり、実施の形態1における電動車両の電力制御装置の構成を、「パワートレーン系構成」、「制御システム構成」、「統合コントローラの構成」、「触媒暖機制御に用いる電力系の構成」、「触媒暖機制御処理構成」に分けて説明する。
まず、実施の形態1のハイブリッド車両の触媒暖機方法を摘要するハイブリッド車両のパワートレーン系構成を説明する。
図1は、実施の形態1のハイブリッド車両の触媒暖機方法を適用する後輪駆動によるハイブリッド車両を示す全体システム図である。
次に、ハイブリッド車両の制御系を説明する。
実施の形態1におけるハイブリッド車両の制御系は、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、強電バッテリ4と、ATコントローラ7と、統合コントローラ10と、を有する。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、統合コントローラ10とは、情報交換が互いに可能なCAN通信線(図示省略)を介して接続されている。
なお、シフトマップとは、アクセル開度APOと車速VSPに応じてアップシフト線とダウンシフト線を書き込んだマップであって、図2に一例を示している。
統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担う。すなわち、統合コントローラ10は、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ19や他のセンサ・スイッチ類18からの必要情報およびCAN通信線(図示省略)を介して情報を入力する。そして、エンジンコントローラ1へ目標エンジントルク指令、モータコントローラ2へ目標MGトルク指令および目標MG回転数指令、第1クラッチコントローラ5へ目標CL1トルク指令、ATコントローラ7へ目標CL2トルク指令を出力する。
また、冷間時や、強電バッテリ4のバッテリSOCの低下時には、エンジンEngに直結したスタータモータ(第2電動機)SSGの駆動により行う。
このスタータモータSSGは、後述する第1低電圧バッテリ31の低電圧電力(12V)により電動機として駆動し、また、エンジンEngからの入力により発電機として駆動可能である。
統合コントローラ10は、触媒温度センサ14が検出する触媒温度に基づいて、必要に応じ、触媒暖機制御を実行する。
まず、この触媒暖機制御に用いる電力系の構成について説明する。
次に、触媒暖機制御の処理の流れを図7,8に基づいて説明する。
図7、図8は統合コントローラおよびバッテリコントローラにおいて実行する触媒暖機制御の処理の流れを示すフローチャートである。
また、図7は、触媒101の暖機条件が成立して実行する触媒暖機中の処理の流れを示す。また、図8は、暖機終了条件が成立して、後述する放電処理を実行する際の処理の流れを示している。
この触媒暖機中処理は、触媒暖機条件の成立と同時に開始するもので、この触媒暖機中処理は、まず、モータジェネレータMGの駆動力で走行し、エンジンEngは、触媒101の暖機に必要な一定回転数および一定トルクで駆動させる。
そして、モータジェネレータMGに対する指令値としての目標モータトルクは、ドライバ要求駆動トルク(目標定常駆動トルク)に応じた値とする。
また、スタータモータSSGは、エンジンEngに暖機用の負荷となるよう発電を行う。
また、通電制御素子53は、スタータモータSSGの発電電力の一部を補機類20側に供給し、補機類20により直接電力消費する。
スタータモータSSGで発電した電力は、矢印GV1により示すように、閉状態の第2バッテリ遮断リレースイッチ52を介して、第2低電圧バッテリ32に供給して充電する。このとき、第2低電圧バッテリ32として、内部抵抗値が低いリチウムイオンバッテリを用いているため、短時間に効率良く充電可能である。
また、この発電電力の一部は、点線の矢印GV2に示すように、通電制御素子53を介して、低電圧系回路21に供給し、補機類20により直接消費する。
この場合、まず、スタータモータSSGによる発電を終了する。
また、エンジンEngの駆動および第1クラッチCL1の締結、解放は、その時点のアクセル開度APO、車速VSPに応じた走行モードおよびドライバ要求トルクに応じて制御する。
そして、ステップS107において充電可能容量が充電終了閾値よりも大きい場合は、ステップS101に戻って、触媒暖機中処理を実行して触媒101の暖機を継続する。
これにより、スタータモータSSGによる発電および第2低電圧バッテリ32への充電は中止するが、触媒101の暖機を継続することができる。
まず、ステップS104では、電圧アップ要求があるか否か判定し、電圧アップ要求がある場合はステップS105に進んで、放電を待機(スタンバイ)する。一方、ステップS104において、電圧アップ要求が無い場合は、ステップS106に進んで、第2低電圧バッテリ32の放電処理を実行する。
まず、ステップS201では、放電中処理を実行し、ステップS202に進む。
この放電中処理は、第1バッテリ遮断リレースイッチ51を開いて回路遮断状態とし、第1低電圧バッテリ31を低電圧系回路21(補機類20、DC−DCコンバータ40、第2低電圧バッテリ32)から切り離す。
また、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を、通常時よりも低く設定するため、第2低電圧バッテリ32は、通常時の低電圧系回路21において使用する電圧よりも低電圧まで放電することができる。
なお、この放電中処理の維持(KEEP)時において、前述のステップS104において説明した補機類20から消費電源の電圧上昇要求があった際は、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を通常時の値に戻す。また、この放電中処理の維持時において、消費電源電圧の上昇要求(電圧アップ要求)が無くなれば、DC−DCコンバータ40の降圧電圧は、放電中の値(第2低電圧バッテリ電圧よりも低い値)に戻す。
また、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を通常時の値(例えば、13V)に戻す。
また、充電可能判定値は、触媒101の暖機処理によりスタータモータSSGにより発電した場合に、第2低電圧バッテリ32により充電可能か否かを判定する値である。そして、この充電可能判定値は、例えば、最大充電量の70〜90%の範囲程度の高い値であり、好ましくは、90%程度の値とする。
次に、実施の形態1の作用を、図11、図12のタイムチャートに基づいて説明する。
図11は、触媒暖機中処理(図7ステップS101)を実行して触媒101の暖機を行った場合の動作例を示す。
なお、この動作例は、t11において、図外のイグニッションスイッチを投入し、触媒暖機中処理を開始し、かつ、t12の時点から、運転者が発進加速操作を行った場合の動作を示す。
これにより、後述する第2低電圧バッテリ32の放電時間を短縮し、より確実な放電を可能として、次回の充電時のための充電許容量の確保の確実性が増し、しかも、第2低電圧バッテリ32の耐久性を向上できる。
この走行中も、触媒101が所定の温度に上昇して暖機終了条件が成立するまでは、エンジンEngは、一定回転数、一定トルクで駆動し、スタータモータSSGは、触媒暖機用の一定トルクで発電する。
したがって、次回の触媒暖機処理の実行時における充電を確実に行うことができる。
また、このように、触媒暖機処理により第2低電圧バッテリ32に充電した電力は、即座に放電するため、第2低電圧バッテリ32として、その充電容量は、1回の触媒暖機処理による発電量を充電できればよい。したがって、第2低電圧バッテリ32としては、複数回の充電を可能とする容量のものを用いるのと比較して、低容量の安価なバッテリを用いることができる。
この動作例は、触媒暖機要求が生じた時点t21において、第2低電圧バッテリ32の充電可能容量が、充電終了閾値よりも低く、スタータモータSSGの発電で第2低電圧バッテリ32に充電することができない場合の動作を示している。
すなわち、エンジンEngを駆動させ、第1クラッチCL1を締結し、モータジェネレータMGによりエンジンEngに一定の負荷を与え発電する(ステップS107→S108)。そして、この時の発電は、インバータ3から強電バッテリ4に供給し充電する。
したがって、第2低電圧バッテリ32が充電できない場合でも、エンジンEngを一定回転数、一定トルクで駆動させて、触媒101の暖機を行うことができる。
以下に、実施の形態1のハイブリッド車両の触媒暖機方法の効果を列挙する。
1)実施の形態1のハイブリッド車両の触媒暖機方法は、
エンジンEngおよび強電バッテリ4により駆動する第1電動機としてのモータジェネレータMGを備えた車両の駆動源と、
エンジンEngとモータジェネレータMGとの動力伝達を断接可能な第1クラッチCL1と、
エンジンEngに直結された第2電動機としてのスタータモータSSGと、
車両の補機類20および第1低電圧バッテリ31に接続され、強電バッテリ4の電圧を降圧して供給するDC−DCコンバータ40と、
を備えたハイブリッド車両において、
ハイブリッド車両は、第1低電圧バッテリ31と並列に補機類20およびDC−DCコンバータ40に接続された第2低電圧バッテリ32と、第1低電圧バッテリ31を、補機類20およびDC−DCコンバータ40に対して断接可能な第1バッテリ遮断リレースイッチ51と、を備え、
エンジンEngの排気系100に設けられた触媒101の暖機条件の成立に基づき、第1クラッチCL1を解放してドライバ要求トルクをモータジェネレータMGにより出力する一方、スタータモータSSGを負荷としてエンジンEngを駆動させて暖機終了条件が成立するまで触媒101の暖機を行い、
触媒101の暖機中は、スタータモータSSGの発電電力を第2低電圧バッテリ32に充電し、
触媒暖機終了後は、第1バッテリ遮断リレースイッチ51を遮断して第1低電圧バッテリ31を低電圧系回路21から切り離し、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を、第2低電圧バッテリ32よりも低電圧に設定し、第2低電圧バッテリ32を、所定の充電可能容量が得られるまで補機類20の負荷により放電することを特徴とする。
このように、触媒暖機中にスタータモータSSGにより発電した電力は、補機類20により使用する低電圧系(12V程度)の第2低電圧バッテリ32に充電するため、第2低電圧バッテリ32の放電時に、補機類20で消費可能な電圧に降圧する必要が無い。このため、降圧に伴う電気損失が発生することなく、効率的な充放電を行うことができ、かつ、電力の有効利用を図ることができる。
また、第2低電圧バッテリ32に充電した電力は、触媒暖機終了後に放電するため、第2低電圧バッテリ32として、複数回の充電を行うものと比較して、容量の小さなものを用いることを可能として、コストダウンを図ることができる。
しかも、第2低電圧バッテリ32の放電時には、第1バッテリ遮断リレースイッチ51を開いて第1低電圧バッテリ31を低電圧系回路21から切り離すとともに、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を、第2低電圧バッテリ32よりも低電圧とする。
このため、第2低電圧バッテリ32を、第1低電圧バッテリ31よりも低電圧まで放電することが可能である。したがって、第1低電圧バッテリ31の切り離しを行わないものと比較して、次回の触媒暖機時における第2低電圧バッテリ32の充電容量をより多く確保することができる。
加えて、上記のように第1低電圧バッテリ31の切り離しを行うことにより、この切り離しを行わないものと比較して、第2低電圧バッテリ32の放電速度を上昇することができる。このため、短時間での第2低電圧バッテリ32の放電が可能となり、必要な充電容量の確保を、早期に達成できる。そして、これにより、次回の触媒暖機条件成立時に、充電可能容量不足により、触媒暖機が行えない不具合の発生を抑制可能となる。
触媒暖機時の充電および放電に用いる第2低電圧バッテリ32にリチウムイオンバッテリを用いることを特徴とする。
したがって、リチウムイオンバッテリは内部抵抗が小さく大電流を充電できるため、低い電圧であっても連続的に高い負荷を触媒暖気時にエンジンEngに与える事ができる。また、繰り返し充放電を行っても劣化しにくく、耐久性に優れる。
触媒暖機終了後の、第1低電圧バッテリ31の切り離し、DC−DCコンバータ40の降圧電圧の設定、および第2低電圧バッテリ32の放電は、暖機終了条件の成立と同時に実行することを特徴とする。
このように、第2低電圧バッテリ32の放電を、暖機終了条件が成立したら、直ちに行うことで、早期に放電を終了し、次回の触媒暖機に備えることができる。これにより、次回の触媒暖機条件の成立時に、第2低電圧バッテリ32の充電可能容量の不足により触媒暖機を行うことができない不具合の発生を抑制できる。
触媒暖機中にスタータモータSSGにより発電した電力は、第2低電圧バッテリ32への充電とともに、一部を、通電制御素子53を介して補機類20へ供給することを特徴とする。
このように、発電した電力の一部を直接補機類20により消費することにより、第2低電圧バッテリ32による充放電損失を軽減できるとともに、第2低電圧バッテリ32の充電量を軽減して、放電時間を短縮できる。
また、これにより、次回の触媒暖機条件の成立時に、第2低電圧バッテリ32の充電可能容量の不足により触媒暖機を行うことができない不具合の発生を、よりいっそう抑制できる。
触媒暖機終了後の第2低電圧バッテリ32の放電中に、補機類20からの高電圧供給要求があったときには、第2低電圧バッテリ32の電圧よりも低く設定したDC−DCコンバータ40の降圧電圧を、高電圧供給要求に応じて高めることを特徴とする。
したがって、消費電源電圧が高い補機類20からの高電圧電力要求に応じ、要求に応じた電力供給を確実に行うことができる。
触媒暖機時に、第2低電圧バッテリ32の充電可能容量が不足したときには、スタータモータSSGに替えて、第1クラッチCL1を締結してモータジェネレータMGを負荷として触媒暖機を行うことを特徴とする。
したがって、第2低電圧バッテリ32の充電可能容量が不足して第1クラッチCL1を切り離した状態での触媒暖機運転ができない場合でも、触媒暖機運転が可能であるため、排ガス浄化性能の悪化を抑制できる。
車両の駆動源としてのエンジンEngおよび強電バッテリ4により駆動する第1電動機としてのモータジェネレータMGと、
車両の駆動源としてのエンジンEngおよび強電バッテリ4により駆動する第1電動機としてのモータジェネレータMGと、
エンジンEngとモータジェネレータMGとの動力伝達を断接可能な第1クラッチCL1と、
エンジンEngに直結された第2電動機としてのスタータモータSSGと、
車両の補機類20および第1低電圧バッテリ31に接続され、強電バッテリ4の電圧を降圧して供給するDC−DCコンバータ40と、
エンジンEngの排気系100に設けられた触媒101の暖機条件の成立に基づき、第1クラッチCL1を解放して要求駆動力をモータジェネレータMGにより出力する一方、スタータモータSSGを負荷としてエンジンEngを駆動させて暖機終了条件が成立するまで触媒101の暖機を行う統合コントローラ10およびバッテリコントロールユニット50と、
を備えたハイブリッド車両の暖機制御装置において、
車両に、第1低電圧バッテリ31と並列に補機類20およびDC−DCコンバータ40に接続された第2低電圧バッテリ32と、第1低電圧バッテリ31を、補機類20およびDC−DCコンバータ40に対して断接可能な第1バッテリ遮断リレースイッチ51と、を
を設け、
統合コントローラ10およびバッテリコントロールユニット50は、
触媒101の暖機中は、スタータモータSSGの発電電力を第2低電圧バッテリ32に充電し、
触媒暖機終了後は、第1バッテリ遮断リレースイッチ51を遮断して第1低電圧バッテリ31を切り離し、DC−DCコンバータ40の降圧電圧を、第2低電圧バッテリ32よりも低電圧に設定し、第2低電圧バッテリ32を、所定の充電可能容量が得られるまで補機類20の負荷により放電する処理を行うことを特徴とする。
したがって、上記1)で述べた効果を奏する。
また、スタータモータSSGおよび第2低電圧バッテリ32は、既存のアイドルストップシステムとの共通化が可能であり、共用化により低コスト化を図ることが可能となる。
また、実施の形態1では、スタータモータによる発電時に、発電電力の一部を補機類により消費する例を示したが、発電電力の全てを第2低電圧バッテリに充電してもよい。この場合、通電量を制御する素子は不要であり、単に開閉スイッチに置き換えることも可能である。また、第2バッテリ遮断リレースイッチは、省くことが可能である。
10 統合コントローラ
20 補機類
31 第1低電圧バッテリ
32 第2低電圧バッテリ
40 DC−DCコンバータ
50 バッテリコントロールユニット
51 第1バッテリ遮断リレースイッチ
100 排気系
101 触媒
CL1 第1クラッチ
Eng エンジン
MG モータジェネレータ(第1電動機)
SSG スタータモータ(第2電動機)
Claims (7)
- エンジンおよび強電バッテリにより駆動する第1電動機を備えた車両の駆動源と、
前記エンジンと前記第1電動機との動力伝達を断接可能なクラッチと、
前記エンジンに直結された第2電動機と、
前記強電バッテリの電圧を降圧して前記車両の補機類および第1低電圧バッテリに供給するコンバータと、
を備えたハイブリッド車両において、
前記ハイブリッド車両は、前記第1低電圧バッテリと並列に前記補機類および前記コンバータに接続された第2低電圧バッテリと、前記第1低電圧バッテリを、前記補機類および前記コンバータに対して断接可能な第1バッテリ遮断スイッチと、を備え、
前記エンジンの排気系に設けられた触媒の暖機条件の成立により、前記クラッチを解放して要求駆動力を前記第1電動機により出力する一方、前記第2電動機を負荷として前記エンジンを駆動させて暖機終了条件が成立するまで前記触媒の暖機を行い、
前記触媒の暖機中は、前記第2電動機の発電電力を前記第2低電圧バッテリに充電し、
前記触媒暖機終了後は、前記第1バッテリ遮断スイッチを遮断して前記第1低電圧バッテリを切り離し、前記コンバータの降圧電圧を、前記第2低電圧バッテリよりも低電圧に設定し、前記第2低電圧バッテリを、所定の充電可能容量が得られるまで前記補機類の負荷により放電する
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の触媒暖機方法において、
前記触媒の暖機時の充電および放電に用いる第2低電圧バッテリにリチウムイオンバッテリを用いる
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両の触媒暖機方法において、
前記触媒暖機終了後の、前記第1低電圧バッテリの切り離し、前記コンバータの降圧電圧の設定、および前記第2低電圧バッテリの放電は、前記暖機終了条件の成立と同時に実行する
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の触媒暖機方法において、
前記触媒の暖機中に前記第2電動機により発電した電力の一部を前記補機類へ供給する
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の触媒暖機方法において、
前記触媒暖機終了後の前記第2低電圧バッテリの放電中に、前記補機類からの高電圧供給要求があったときには、前記第2低電圧バッテリの電圧よりも低く設定した前記コンバータの降圧電圧を、前記高電圧供給要求に応じて高める
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のハイブリッド車両の触媒暖機方法において、
前記触媒の暖機時に、前記第2低電圧バッテリの充電可能容量が不足したときには、前記クラッチを締結し、前記第2電動機に替えて前記第1電動機を負荷として触媒暖機を行う
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機方法。 - 車両の駆動源としてのエンジンおよび強電バッテリにより駆動する第1電動機と、
前記エンジンと前記第1電動機との動力伝達を断接可能なクラッチと、
前記エンジンに直結された第2電動機と、
前記強電バッテリの電圧を降圧して前記車両の補機類および第1低電圧バッテリに供給するコンバータと、
前記エンジンの排気系に設けられた触媒の暖機条件の成立に基づき、前記クラッチを解放して要求駆動力を前記第1電動機により出力する一方、前記第2電動機を負荷として前記エンジンを駆動させて暖機終了条件が成立するまで前記触媒の暖機を行うコントローラと、
を備えたハイブリッド車両の暖機制御装置において、
前記ハイブリッド車両に、前記第1低電圧バッテリと並列に前記補機類および前記コンバータに接続された第2低電圧バッテリと、前記第1低電圧バッテリを、前記補機類および前記コンバータに対して断接可能な第1バッテリ遮断スイッチと、を設け、
前記コントローラは、
前記触媒の暖機中は、前記第2電動機の発電電力を前記第2低電圧バッテリに充電し、
前記触媒暖機終了後は、前記第1バッテリ遮断スイッチを遮断して前記第1低電圧バッテリを切り離し、前記コンバータの降圧電圧を、前記第2低電圧バッテリよりも低電圧に設定し、前記第2低電圧バッテリを、所定の充電可能容量が得られるまで前記補機類の負荷により放電する処理を行う
ことを特徴とするハイブリッド車両の触媒暖機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015173983A JP6421729B2 (ja) | 2015-09-03 | 2015-09-03 | ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015173983A JP6421729B2 (ja) | 2015-09-03 | 2015-09-03 | ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017047823A true JP2017047823A (ja) | 2017-03-09 |
JP6421729B2 JP6421729B2 (ja) | 2018-11-14 |
Family
ID=58280870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015173983A Active JP6421729B2 (ja) | 2015-09-03 | 2015-09-03 | ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6421729B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110293956A (zh) * | 2018-03-23 | 2019-10-01 | 丰田自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
JP2019221024A (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2020174487A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 株式会社Subaru | 電動車両 |
JP2021160683A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-11 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
WO2022014231A1 (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-20 | 株式会社デンソー | 移動体の制御装置 |
US12280671B2 (en) | 2022-01-28 | 2025-04-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hybrid electric vehicle controller and method for controlling hybrid electric vehicle |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018181A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Denso Corp | ハイブリッド車の制御装置 |
JP2011176958A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Denso Corp | 車載電源装置 |
WO2013042717A1 (ja) * | 2011-09-21 | 2013-03-28 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | ハイブリッド電気自動車の電源制御装置および制御方法 |
JP2014094691A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
US20140327298A1 (en) * | 2011-04-12 | 2014-11-06 | Audi Ag | Energy storage arrangement |
JP2014231324A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 富士重工業株式会社 | 電力供給ユニット |
-
2015
- 2015-09-03 JP JP2015173983A patent/JP6421729B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018181A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Denso Corp | ハイブリッド車の制御装置 |
JP2011176958A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Denso Corp | 車載電源装置 |
US20140327298A1 (en) * | 2011-04-12 | 2014-11-06 | Audi Ag | Energy storage arrangement |
WO2013042717A1 (ja) * | 2011-09-21 | 2013-03-28 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | ハイブリッド電気自動車の電源制御装置および制御方法 |
JP2014094691A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2014231324A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 富士重工業株式会社 | 電力供給ユニット |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110293956A (zh) * | 2018-03-23 | 2019-10-01 | 丰田自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
JP2019221024A (ja) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP7064393B2 (ja) | 2018-06-15 | 2022-05-10 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2020174487A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 株式会社Subaru | 電動車両 |
JP7339759B2 (ja) | 2019-04-12 | 2023-09-06 | 株式会社Subaru | 電動車両 |
JP2021160683A (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-11 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP7342768B2 (ja) | 2020-04-03 | 2023-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
WO2022014231A1 (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-20 | 株式会社デンソー | 移動体の制御装置 |
JP2022016826A (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-25 | 株式会社デンソー | 移動体の制御装置 |
JP7456317B2 (ja) | 2020-07-13 | 2024-03-27 | 株式会社デンソー | 移動体の制御装置 |
US12280671B2 (en) | 2022-01-28 | 2025-04-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hybrid electric vehicle controller and method for controlling hybrid electric vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6421729B2 (ja) | 2018-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10000205B2 (en) | Fail-safe control apparatus for hybrid vehicles | |
JP5103992B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法。 | |
US9744960B2 (en) | Control system for a plug-in hybrid vehicle | |
US9561792B2 (en) | Control system for a plug-in hybrid vehicle | |
JP6421729B2 (ja) | ハイブリッド車両の触媒暖機方法および触媒暖機制御装置 | |
JP4492585B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法。 | |
US6735502B2 (en) | Control system and method for a parallel hybrid electric vehicle | |
CN104487302B (zh) | 车辆 | |
JP2013071551A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2009208567A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP2010155590A (ja) | ハイブリッド車両の発進制御装置。 | |
KR20130058758A (ko) | 하이브리드 차량의 제어 장치 및 제어 방법 | |
JP2011031659A (ja) | ハイブリッド車両 | |
US10696290B2 (en) | Hybrid vehicle and powertrain | |
JP5092363B2 (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP6222400B2 (ja) | ハイブリッド車両の車両制御装置 | |
JP6492908B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2014234065A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5386935B2 (ja) | ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置 | |
KR102274014B1 (ko) | 차량의 회생제동 제어 장치 및 방법 | |
JP2017099197A (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP4253937B2 (ja) | 車両用駆動装置の制御装置 | |
JP5056482B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5664124B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
KR20160142727A (ko) | 하이브리드 차량의 엔진 기동 시점 제어 방법 및 그 제어 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181001 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6421729 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |