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JP2017040218A - 内燃機関の始動装置 - Google Patents

内燃機関の始動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の始動性を向上させる。
【解決手段】車両1に搭載した駆動用バッテリ11から供給された電力により駆動して、エンジン2を始動させるモータジェネレータ9を備えたエンジン2の始動装置であって、エンジンコントロールユニット22の始動時燃料補正制御部50は、ハイブリッドコントロールユニット20において推定した駆動用バッテリ11の電池劣化率SOHが閾値Sa以下に低下した場合に、エンジン2の始動の際におけるエンジン2への燃料噴射量を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の始動時における燃料噴射制御に関する。
従来より、車両に搭載された内燃機関の始動には、車両に搭載されたバッテリ(電池)から電力を供給されて駆動するスタータモータ等の回転電機が広く使用されている。そして、この回転電機は、内燃機関を始動させる際に大電流を必要とする。したがって、例えば内燃機関の温度が低下して、内燃機関がすぐに始動できずに回転電機の駆動時間が長引くと、バッテリの充電率が低下して、内燃機関の始動が困難になる虞がある。
そこで、特許文献1では、回転電機を駆動して始動不能であった場合には、再始動時に燃料噴射量を増加させて、内燃機関の始動性を向上させる技術が開示されている。
特開2012−236568号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、始動不能であった場合に燃料噴射量を増加させて始動性を向上させたとしても、回転電機を駆動して始動不能であった際にバッテリの電力を大幅に消費してしまい、例え燃料噴射量を増加させたとしても始動できない可能性がある。特に、バッテリの容量が少ない場合や、スタータモータの駆動用バッテリと車両走行用バッテリとを共用している電気自動車等のように、バッテリの充電率が低下する頻度の高い車両では、再始動時に内燃機関を始動させることが困難となってしまう虞がある。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、回転電機によって始動させる内燃機関において、内燃機関の始動性を向上させる始動装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る内燃機関の始動装置は、車両に搭載した電池から供給された電力により駆動して、内燃機関を始動させる回転電機を備えた内燃機関の始動装置であって、前記電池の劣化率を検出する劣化率検出部と、
前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を制御する始動時燃料噴射制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記始動時燃料噴射制御部は、前記劣化率が所定の閾値以下である場合には、前記始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を、前記劣化率が所定の閾値より高い場合よりも増加させるとよい。
また、好ましくは、前記始動装置は、前記電池の温度を検出する電池温度検出部を更に備え、前記始動時燃料噴射制御部は、前記電池の温度と前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を制御するとよい。
また、好ましくは、前記始動装置は、前記内燃機関の温度を検出する機関温度検出部を更に備え、前記始動時燃料噴射制御部は、前記始動の際での前記内燃機関の温度が低下するに伴って、前記閾値を低下させるとよい。
また、好ましくは、前記始動時燃料噴射制御部は、少なくとも前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量が連続的に変化するように制御するとよい。
本願発明によれば、電池の劣化率に基づいて、内燃機関の始動の際での内燃機関への燃料噴射量が制御されるので、電池の劣化率に伴って変化する回転電機へ供給可能な電力量に合わせて、燃料噴射量を制御することができる。
電池は充電率が高くとも劣化率が低下していると供給可能な電力量が低下するので、劣化率に基づいて燃料噴射量を制御することで、特に内燃機関の始動用の回転電機のように電力消費量が大きい場合に、始動により充電率が低下する前から燃料噴射量を増加させて始動性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るプラグインハイブリッド車の概略構成図である。 本実施形態に係るエンジン及び制御系の構成図である。 燃料補正制御要領を示すフローチャートである。 劣化係数の演算用テーブルである。 温度係数の演算用テーブルである。 劣化率及び充電率とバッテリの出力との関係の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプラグインハイブリッド車(以下、車両1という)の概略構成図である。
本実施形態に係る車両1は、エンジン2(内燃機関)の出力によって前輪3を駆動して走行可能であるとともに、前輪3を駆動する電動のフロントモータ4及び後輪5を駆動する電動のリヤモータ6を備えた4輪駆動車である。
エンジン2は、フロントトランスアクスル7を介して前輪3の駆動軸8を駆動可能であるとともに、フロントトランスアクスル7を介してモータジェネレータ9(回転電機)を駆動して発電させることが可能となっている。また、エンジン2と前輪3とは、フロントトランスアクスル7内に配置されたクラッチ16を介して接続されている。
フロントモータ4は、フロントコントロールユニット10を介して、車両1に搭載された駆動用バッテリ11(電池)及びモータジェネレータ9から高電圧の電力を供給されて駆動し、フロントトランスアクスル7を介して前輪3の駆動軸8を駆動する。
リヤモータ6は、リヤコントロールユニット12を介して駆動用バッテリ11から高電圧の電力を供給されて駆動し、リヤトランスアクスル13を介して後輪5の駆動軸14を駆動する。
モータジェネレータ9によって発電された電力は、フロントコントロールユニット10を介して駆動用バッテリ11を充電可能であるとともに、フロントモータ4及びリヤモータ6に電力を供給可能である。
また、モータジェネレータ9は、駆動用バッテリ11から電力を供給されて駆動し、エンジン2を始動させるスタータモータとしての機能を有する。
駆動用バッテリ11は、リチウムイオン電池等の二次電池で構成され、複数の電池セルをまとめて構成された図示しない電池モジュールを有している。また、駆動用バッテリ11には、駆動用バッテリ11の充電率SOCを検出する充電率検出部11aと、駆動用バッテリ11の温度を検出する電池温度センサ11b(電池温度検出部)を備えている。
フロントコントロールユニット10は、車両に搭載されたハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号に基づき、フロントモータ4の出力を制御するとともに、モータジェネレータ9の発電量及び出力を制御する機能を有する。
リヤコントロールユニット12は、ハイブリッドコントロールユニット20(劣化率検出部)からの制御信号に基づきリヤモータ6の出力を制御する機能を有する。
エンジンコントロールユニット22は、エンジン2の制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。エンジンコントロールユニット22は、ハイブリッドコントロールユニット20からの制御信号(要求出力)に基づき、エンジン2の駆動制御を行う。
また、車両1には、エンジン2に燃料を供給する燃料を貯留する燃料タンク17と、駆動用バッテリ11を外部電源によって充電する図示しない充電機が備えられている。
ハイブリッドコントロールユニット20は、車両1の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
ハイブリッドコントロールユニット20の入力側には、フロントコントロールユニット10、リヤコントロールユニット12、エンジンコントロールユニット22が接続されており、これらの機器からの検出及び作動情報が入力される。
一方、ハイブリッドコントロールユニット20の出力側には、フロントコントロールユニット10、リヤコントロールユニット12、エンジンコントロールユニット22、フロントトランスアクスル7のクラッチ16が接続されている。
そして、ハイブリッドコントロールユニット20は、車両1のアクセル操作情報度等の各種検出量及び各種作動情報に基づいて、車両1の走行駆動に必要とする車両要求出力を演算し、エンジンコントロールユニット22、フロントコントロールユニット10、リヤコントロールユニット12に制御信号を送信して、走行モード(EVモード、シリーズモード、パラレルモード)の切換え、エンジン2とフロントモータ4とリヤモータ6の出力、モータジェネレータ9の発電電力及び出力、フロントトランスアクスル7におけるクラッチ16の断接を制御する。
EVモードでは、エンジン2を停止し、駆動用バッテリ11から供給される電力によりフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。
シリーズモードでは、フロントトランスアクスル7のクラッチ16を切断し、エンジン2によりモータジェネレータ9を作動する。そして、モータジェネレータ9により発電された電力及び駆動用バッテリ11から供給される電力によりフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。また、シリーズモードでは、エンジン2の回転速度を効率のよい値に設定し、余剰出力によって発電した電力を駆動用バッテリ11に供給して駆動用バッテリ11を充電する。
パラレルモードでは、フロントトランスアクスル7のクラッチ16を接続し、エンジン2からフロントトランスアクスル7を介して機械的に動力を伝達して前輪3を駆動させる。また、エンジン2によりモータジェネレータ9を作動させて発電した電力及び駆動用バッテリ11から供給される電力によってフロントモータ4やリヤモータ6を駆動して走行させる。
ハイブリッドコントロールユニット20は、例えば、高速領域のように、エンジン2の効率のよい領域では、走行モードをパラレルモードとする。また、パラレルモードを除く領域、即ち中低速領域では、駆動用バッテリ11の充電率SOCに基づいてEVモードとシリーズモードとの間で切換える。したがって、ハイブリッドコントロールユニット20は、EVモードからシリーズモードに切換える際にはエンジンコントロールユニット22に始動信号を出力して、エンジン2を始動させる。
図2は、本実施形態に係るエンジン2及び制御系の構成図である。
本実施形態に係るエンジン2は、例えば複数の気筒を備えたガソリンエンジンであり、図2では、複数の気筒のうち1つの気筒を示している。
図2に示すように、エンジンコントロールユニット22の入力側には、エンジン2の吸入空気流量を検出するエアフローセンサ42、エンジン2の実回転速度を検出する回転速度センサ43、エンジン2の温度として冷却水の温度であるエンジン水温Twを検出する水温センサ44(機関温度検出部)、その他各種センサが接続されており、各種検出信号を入力する。また、エンジンコントロールユニット22は、ハイブリッドコントロールユニット20から、駆動用バッテリ11の充電率SOC、電池劣化率SOH、電池温度Tb、車両のアクセル操作量、車速、走行モードを入力する。
一方、エンジンコントロールユニット22の出力側には、スロットルバルブ37、燃料噴射弁45、点火装置(点火コイル、点火プラグ)46等が接続されている。
エンジンコントロールユニット22は、アクセル操作量等の各種信号に基づいて演算されたエンジン2の目標出力トルクが得られるように、スロットルバルブ37の開度、燃料噴射弁45による燃料噴射量及び燃料噴射時期、点火装置46による点火時期を作動制御する。
エンジンコントロールユニット22は、更にエンジン始動時における燃料噴射量を補正制御する始動時燃料補正制御部50(始動時燃料噴射制御部)を備えている。
図3は、本実施形態のエンジン始動時における燃料噴射量補正制御要領を示すフローチャートである。図4は、劣化係数の演算用テーブルである。図5は、温度係数の演算用テーブルである。
図3に示す燃料噴射量補正制御のルーチンはエンジン始動時に行なわれる。
図3に示すように、始めにステップS10では、ハイブリッドコントロールユニット20から駆動用バッテリ11の現在の電池劣化率SOHを入力する。電池劣化率SOHは、出荷時の満充電容量に対する現在の満充電容量の比率である公知の指標である。電池劣化率SOHは、例えば駆動用バッテリ11の使用時において駆動用バッテリ11の入出力電流に対する駆動用バッテリ11の充電率SOCの変化に基づいて逐次演算され、ハイブリッドコントロールユニット20に記憶されている。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、ステップS10で入力した電池劣化率SOHに基づいて劣化係数K1を演算する。劣化係数K1は、例えば図4に示すようなマップを用いて電池劣化率SOHから演算される。図4に示すように、電池劣化率SOHが増加するに伴って劣化係数K1も増加する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、電池温度センサ11bから電池温度Tbを入力する。そして、ステップS40に進む。
ステップS40では、電池温度Tbに基づいて温度係数K2を演算する。温度係数K2は、例えば図5に示すようなマップを用いて演算される。図5に示すように、電池温度Tbが増加するに伴って温度係数K2も増加する。そして、ステップS50に進む。
ステップS50では、始動時における燃料噴射量の補正を行なう。始動時の燃料噴射量は、エンジンの回転速度等に基づいて設定される基本燃料噴射量に、暖機補正量、非同期噴射量、始動直後噴射量等を加算して演算される。暖機補正量は冷態駆動時にエンジン運転を安定化させるための燃料補正(増加)量、非同期噴射量はエンジンの回転速度とは関連させずに設定される燃料噴射量、始動直後噴射量はエンジン始動時において増量補正する燃料噴射量である。そして、下式(1)に示すように、電池劣化率SOHが閾値Sa以下となった場合に、暖機補正量、非同期噴射量、始動直後噴射量に対して、夫々ステップS20で演算した劣化係数K1とステップS20で演算した温度係数K2を積算することで燃料噴射量の補正が行なわれる。
燃料噴射量(始動時)=基本燃料噴射量+暖機補正量×K1×K2+非同期噴射量×K1×K2+始動直後噴射量×K1×K2・・・(1)
なお、劣化係数K1及び温度係数K2については、暖機補正量、非同期噴射量、始動直後噴射量毎に異なるマップを用意しておき異なる値に設定してもよい。そして、本ルーチンを終了する。
なお、このステップS50において用いられる閾値Saについて、図6を用いて説明する。
図6は、電池劣化率SOH及び充電率SOCと駆動用バッテリ11の最高出力Pmaxとの関係の一例を示すグラフである。
例えば図6に示すように、駆動用バッテリ11が出力可能な最高出力Pmaxは、充電率SOCが上昇し、満充電(100%)に近くなると略一定になる。しかし、駆動用バッテリ11の充電率SOCが満充電に近くとも、電池劣化率SOHが低下するに伴って、駆動用バッテリ11の最高出力Pmaxは低下する。そして、電池劣化率SOHが閾値Sa(図6では、約60パーセント以下)に低下すると、充電率SOCが満充電であっても駆動用バッテリ11の最高出力Pmaxはエンジン始動可能出力Psよりも低くなり、エンジン2の始動が不能となってしまう。このようなエンジン始動可能出力Ps及び閾値Saを、あらかじめ確認してステップS50における演算に用いればよい。
なお、エンジン始動可能出力Psは、エンジン2の始動に必要な駆動用バッテリ11の出力であり、エンジン温度によって変化する。詳しくはエンジン温度が低下するに伴ってエンジン始動可能出力Psが上昇するので、ステップS50において更にエンジン水温Twを入力して、エンジン水温Twが低下するに伴ってエンジン始動可能出力Psを上昇させ、これに伴って閾値Saを変更するとよい。
以上のような制御により、本実施形態では、始動時における燃料噴射量を駆動用バッテリ11の電池劣化率SOH及び電池温度Tbに基づいて補正する。これにより、駆動用バッテリ11から可能な出力に応じて始動時における燃料噴射量を補正して、エンジン2の始動性を向上させることができる。
詳しくは、電池劣化率SOHが閾値Sa以下の場合に、駆動用バッテリの電池劣化率SOHが低下するに伴って、始動時における燃料噴射量を増加するように補正するので、エンジン2の始動性を確保することができる。
また、始動時における燃料噴射量を更に電池温度Tbに基づいて補正するので、電池温度Tbの変化に伴って出力が低下する場合に対応して燃料噴射量を増加するように補正することができ、始動性を更に向上させることができる。
また、燃料噴射量を補正する際に、電池劣化率SOH及び電池温度Tbに基づいて連続的に変化するように補正するので、始動性を確保しながら燃料噴射量を適切な量に抑えることが可能となる。
このようにして駆動用バッテリ11の電池劣化に拘わらず始動性を確保することができるとともに、始動時間を短縮させて駆動用バッテリ11の充電率低下を抑制することができる。
また、エンジン水温Twに基づいて、燃料噴射量を補正する電池劣化率SOHの閾値Saを変化させるので、始動性を確保しながら燃料噴射量を更に適切な量に抑えることが可能となる。
なお、駆動用バッテリ11の充電率SOCが低下した場合に始動時における燃料噴射量を増加するように補正する方法が考えられるが、エンジン始動に用いるモータジェネレータ9のように大電力を消費するものでは、例え駆動用バッテリ11の充電率SOCが満充電に近くとも始動性を確保することができなくなる可能性があるので、本実施形態のように電池劣化率SOHに基づいて始動時の燃料噴射量の補正をすることで、始動性をより確保することができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、発明の形態は本実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、電池劣化率SOHに基づく燃料噴射量の補正を連続的に変化するようにしているが、燃料噴射量の補正を段階的に行なってもよい。
また、本実施形態では、エンジンコントロールユニット22において、燃料噴射量の補正制御を行なっているが、ハイブリッドコントロールユニット20等、車両1に搭載された他のコントロールユニットで行なってもよい。
また、上記実施形態では、電池劣化率SOH、電池温度Tb、エンジン水温Twに基づいて始動時の燃料噴射量を補正しているが、本発明は少なくとも電池劣化率SOHに基づいて始動時の燃料噴射量を補正すればよい。
また、本実施形態では、プラグインハイブリッド車に本発明を適用しているが、電池から供給される電力によって駆動する回転電機によって始動する内燃機関に広く適用することができる。
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
9 モータジェネレータ(回転電機)
11 駆動用バッテリ(電池)
11b 電池温度センサ(電池温度検出部)
20 ハイブリッドコントロールユニット(劣化率検出部)
22 エンジンコントロールユニット
44 水温センサ(機関温度検出部)
50 始動時燃料補正制御部(始動時燃料噴射制御部)

Claims (5)

  1. 車両に搭載した電池から供給された電力により駆動して、内燃機関を始動させる回転電機を備えた内燃機関の始動装置であって、
    前記電池の劣化率を検出する劣化率検出部と、
    前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を制御する始動時燃料噴射制御部と、を備えたことを特徴とする内燃機関の始動装置。
  2. 前記始動時燃料噴射制御部は、前記劣化率が所定の閾値以下である場合には、前記始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を、前記劣化率が所定の閾値より高い場合よりも増加させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の始動装置。
  3. 前記始動装置は、前記電池の温度を検出する電池温度検出部を更に備え、
    前記始動時燃料噴射制御部は、前記電池の温度と前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量を制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の始動装置。
  4. 前記始動装置は、前記内燃機関の温度を検出する機関温度検出部を更に備え、
    前記始動時燃料噴射制御部は、前記始動の際での前記内燃機関の温度が低下するに伴って、前記閾値を低下させることを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の始動装置。
  5. 前記始動時燃料噴射制御部は、少なくとも前記劣化率に基づいて、前記内燃機関の始動の際での前記内燃機関への燃料噴射量が連続的に変化するよう制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の内燃機関の始動装置。
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