JP2017037359A - 車載装置、注意喚起システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】遭遇する蓋然性の高いインシデントが発生した地点に対する注意を喚起する「車載装置、注意喚起システム及びコンピュータプログラム」を提供する。
【解決手段】車載装置1のインシデントデータ管理APP112は、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報から、運転者のインシデントの遭遇の有無を判定し、インシデントに遭遇している場合、現在位置がインシデント地点として登録されているインシデントデータに登録されている検出回数を1増加する。そして、ナビゲーションAPP111は、現在位置が所定距離以内に接近中の地点がインシデント地点として登録されているインシデントデータであって、登録されている検出回数が所定値以上のインシデントデータが存在する場合には、地図上の、存在したインシデントデータのインシデント地点に対応する位置に注意マークを表示する。
【選択図】図1
【解決手段】車載装置1のインシデントデータ管理APP112は、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報から、運転者のインシデントの遭遇の有無を判定し、インシデントに遭遇している場合、現在位置がインシデント地点として登録されているインシデントデータに登録されている検出回数を1増加する。そして、ナビゲーションAPP111は、現在位置が所定距離以内に接近中の地点がインシデント地点として登録されているインシデントデータであって、登録されている検出回数が所定値以上のインシデントデータが存在する場合には、地図上の、存在したインシデントデータのインシデント地点に対応する位置に注意マークを表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車に搭載された車載装置において、インシデントが発生した地点に対する注意を促す技術に関するものである。
自動車に搭載された車載装置において、インシデント(事故に繋がりかねない/繋がりかねなかった出来事、 状況、異変、危機)が発生した地点に対する注意を促す技術としては、各自動車に搭載されたナビゲーション装置において、運転者の脈波や発話状態から運転者の興奮状態を検出し、興奮状態を検出した地点をインシデント発生地点としてサーバに登録すると共に、サーバから当該サーバに登録されている現在位置近傍のインシデント発生地点を取得し、取得したインシデント発生地点についての注意を喚起する技術が知られている(たとえば、特許文献1、2)。
また、時計型や眼鏡型などのユーザが装着可能なウエアラブルデバイスにおいて、装着者の脈波や脳波などの生体情報を検出し、検出した生体情報を無線通信によって通知する技術も知られている(たとえば、特許文献3、4、5)。
上述した、各自動車から当該自動車の運転者が遭遇したインシデントの発生地点をサーバに収集し、各自動車においてサーバに収集されている現在位置近傍のインシデント発生地点についての注意を喚起する技術によれば、各自動車の運転者に対して同様にインシデント発生地点に対する注意の喚起が行われる。
しかしながら、インシデントは各運転者に一様に発生するものではなく、運転者の特性毎に発生し易いインシデントと発生し難いインシデントがある。たとえば、安全運転を常日頃心がけている運転者に比べ、充分に安全運転を心がけていない運転者に対しては自己の運転に起因するインシデントが発生し易くなる。したがって、任意の自動車の運転者が遭遇したインシデントの発生地点の全てについて運転者の注意を喚起することは、個々の運転者にとって過剰で、煩雑なものとなる。
そこで、本発明は、各自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置に、前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、現在位置を算出する現在位置算出手段と、前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、各インシデント発生地点毎に設けた、当該インシデント発生地点と、当該インシデント発生地点が前記インシデント発生地点検出手段によって検出された回数である検出回数とを登録したインシデントデータを管理するインシデントデータ管理手段と、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、前記検出回数として所定回数以上の回数が登録されているインシデントデータが存在するときに、当該存在するインシデントデータに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを備えたものである。
ここで、このような車載装置は、前記インシデントデータ管理手段において、前記各インシデントデータに、当該インシデント発生地点が前記インシデント発生地点検出手段によって最後に検出された日時である最終検出日時を含めて管理すると共に、当該車載装置に、最終検出日時として現在日時よりも所定期間以上過去の日時が登録されているインシデントデータを消去するインシデントデータ整理手段を備えるように構成してもよい。
または、以上の車載装置は、各インシデント発生地点毎に、前記インシデントデータを、当該インシデント発生地点が検出された時間帯の各々に対応して設け、各インシデント発生地点の各時間帯に対応するインシデントデータに、当該インシデント発生地点と、当該インシデント発生地点が対応する時間帯に検出された回数を表す前記検出回数を登録し、前記注意喚起手段において、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、前記検出回数として所定回数以上の回数が登録されているインシデントデータが存在するときに、当該存在したインシデントデータに現在時刻が属する時間帯に対応するインシデントデータが含まれている場合には、含まれていない場合よりも、より前記注意の喚起の認知漏れが発生し難い形態で、前記注意の喚起を行うように構成してもよい。
以上のような車載装置では、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点についてのみ注意を喚起する。ここで、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点は、今後においても、自動車の運転手が遭遇する蓋然性が大きいインシデントであると考えることができる。
よって、以上のような車載装置によれば、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、各自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置と、前記各車載装置が移動通信を介してアクセス可能なサーバとを備えた注意喚起システムを提供する。ここで、前記車載装置は、前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、現在位置を算出する現在位置算出手段と、前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、前記自動車の挙動を検出する車両挙動検出手段と、前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動より、当該自動車の運転傾向を特徴づける前記自動車の挙動を運転傾向として算定する運転傾向算定手段と、前記インシデント発生地点検出手段が検出したインシデント発生地点と、当該インシデント発生地点検出時付近の時間帯において前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動である運転情報とを含めたインシデント報告データを生成し、生成したインシデント報告データの登録を前記サーバに要求するインシデント報告手段と、所定の地理的範囲内のインシデント地点が登録されたインシデント報告データの提供を前記サーバに要求し、当該要求の応答として前記サーバから送信されたインシデント報告データを取得するインシデント報告データ取得手段と、前記インシデント報告データ取得手段が取得したインシデント報告データのうちに、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、運転情報として、前記運転傾向算定手段が算定した運転傾向と整合する挙動が登録されているインシデント報告データが存在するときに、当該存在するインシデント報告データに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを備えている。また、前記サーバは、前記インシデント報告データを蓄積したインシデント報告データベースと、前記車載装置から、前記インシデント報告データの登録を要求されたときに、登録を要求されたインシデント報告データを前記インシデント報告データベースに格納するインシデント報告データ登録手段と、前記車載装置は、前記インシデント報告データの提供を要求されたときに、提供を要求されたインシデント報告データを前記インシデント報告データベースから抽出して当該車載装置に送信するインシデント報告データ提供手段とを備えている。
また、本発明は、前記課題達成のために、各自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置に、前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、現在位置を算出する現在位置算出手段と、前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、前記自動車の挙動を検出する車両挙動検出手段と、前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動より、当該自動車の運転傾向を特徴づける前記自動車の挙動を運転傾向として算定する運転傾向算定手段と、前記インシデント発生地点検出手段が検出したインシデント発生地点と、当該インシデント発生地点検出時付近の時間帯において前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動である運転情報とを含めたインシデント報告データを生成し蓄積するインシデント報告データ蓄積手段と、他車に搭載された他の車載装置と車車間通信を行う車車間通信装置と、前記車車間通信装置を介して、前記他の車載装置に、前記インシデント報告データ蓄積手段が蓄積しているインシデント報告データを送信すると共に、前記他の車載装置からインシデント報告データを受信するインシデント報告データ送受手段と、前記インシデント報告データ蓄積手段が蓄積しているインシデント報告データ、もしくは、前記インシデント報告データ送受手段が受信したインシデント報告データのうちに、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、運転情報として、前記運転傾向算定手段が算定した運転傾向と整合する挙動が登録されているインシデント報告データが存在するときに、当該存在するインシデント報告データに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを備えたものである。
以上のような注意喚起システムや車載装置では、各車の運転手が遭遇したインシデントのうち、自動車の運転手の運転傾向を特徴づける自動車の挙動に整合する挙動が当該インシデントの発生に伴い発生したインシデントについてのみ、そのインシデントが発生した地点の注意を喚起する。ここで、自動車の運転手の運転傾向を特徴づける自動車の挙動に整合する挙動が発生したインシデントは、自動車の運転手が遭遇する蓋然性が大きいインシデントであると考えることができる。
よって、以上のような注意喚起システムや車載装置によれば、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
以上のように、本発明によれば、各自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1に、本第1実施形態に係る情報システム100の構成を示す。
図示するように、本実施形態に係る情報システム100は、自動車に搭載された車載装置1、車載装置1とBluetooth(登録商標)やWi-Fiなどのローカルな無線通信で接続するウエアラブル端末2とより構成される。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1に、本第1実施形態に係る情報システム100の構成を示す。
図示するように、本実施形態に係る情報システム100は、自動車に搭載された車載装置1、車載装置1とBluetooth(登録商標)やWi-Fiなどのローカルな無線通信で接続するウエアラブル端末2とより構成される。
ここで、ウエアラブル端末2は、自動車の運転者が装着している、時計型や眼鏡型などのウエアラブルな端末装置であり、心拍/脈波の速度や強さ、呼吸の速度や強さや、発汗量を表す皮膚コンダクタンスなどの、運転者の生体情報を検出する機能と、検出した生体情報を無線通信を介して車載装置1に送信する機能を備えている。
また、車載装置1は、入力装置101、表示装置102、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力装置103、ウエアラブル端末2と無線通信を行う無線インタフェース104、車載装置1のオペレーティングシステム105、オペレーティングシステム105上で稼働するアプリケーション、地図データを記憶した記憶装置106、GPS受信機や自動車の各種状態を検出するセンサなどの各種の周辺装置107とを備えている。
また、車載装置1は、上述したアプリケーションとして、ナビゲーションAPP111と、インシデントデータ管理APP112とを備えている。
ただし、車載装置1は、ハードウエア的には、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものであり、オペレーティングシステム105や、各アプリケーションなどは、当該コンピュータが、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。
ただし、車載装置1は、ハードウエア的には、CPUやメモリなどを備えたコンピュータを用いて構成されるものであり、オペレーティングシステム105や、各アプリケーションなどは、当該コンピュータが、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものである。
次に、車載装置1の記憶装置106には、上述した地図データの他に、インシデントデータベースが格納される。
図2に示すインシデントデータベースには、インシデントデータが蓄積される。
また、インシデントデータには、有効/無効、インシデント地点、時間帯、検出回数、更新日時が登録される。
次に、インシデントデータ管理APP112の動作について説明する。
インシデントデータ管理APP112は、インシデントデータ登録処理と、インシデントデータ整理処理とを行う。
まず、インシデントデータ登録処理について説明する。
図3に、インシデントデータ登録処理の手順を示す。
図示するように、インシデントデータ管理APP112は、インシデントデータ登録処理において、ウエアラブル端末2から、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報を取得する(ステップ302)。
図2に示すインシデントデータベースには、インシデントデータが蓄積される。
また、インシデントデータには、有効/無効、インシデント地点、時間帯、検出回数、更新日時が登録される。
次に、インシデントデータ管理APP112の動作について説明する。
インシデントデータ管理APP112は、インシデントデータ登録処理と、インシデントデータ整理処理とを行う。
まず、インシデントデータ登録処理について説明する。
図3に、インシデントデータ登録処理の手順を示す。
図示するように、インシデントデータ管理APP112は、インシデントデータ登録処理において、ウエアラブル端末2から、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報を取得する(ステップ302)。
そして、取得した生体情報から、運転者がインシデントに遭遇しているかどうかを判定し(ステップ304)、インシデントに遭遇していなければステップ302からの処理に戻る。
ここで、運転者がインシデントに遭遇しているかどうかの判定は、取得した生体情報から運転者が緊張状態にあるかどうかを判定し、緊張状態にあるときに運転者がインシデントに遭遇していると判定することにより行う。すなわち、たとえば、生体情報が心拍/脈波の速度や強さを表すものであれば、生体情報が表す運転者の心拍/脈波数が増加しているときに、運転者が緊張状態にあり、運転者がインシデントに遭遇していると判定する。また、たとえば、生体情報が心拍/脈波の速度や強さと、呼吸の速度や深さを表すものであれば、生体情報が表す運転者の心拍/脈波数が増加しており、生体情報が表す呼吸数が減少し、生体情報が表す呼吸の強さが強くなっているときに、運転者が緊張状態にあり、運転者がインシデントに遭遇していると判定する。
次にステップ304において、運転者がインシデントに遭遇していると判定された場合には、ナビゲーションAPP111からナビゲーションAPP111が算出している自動車の現在位置を取得する(ステップ306)。ここで、ナビゲーションAPP111は、周辺装置107として車載装置1が備えるGPS受信機やセンサと、記憶装置106に記憶されている地図データとを用いて自動車の現在位置を算出する処理を繰り返し行っている。
そして、取得した現在位置と現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯として登録されているインシデントデータがインシデントデータベースに含まれているかどうかを調べ(ステップ308)、含まれている場合には、ステップ314に進む。
ここで、ステップ314では、取得した現在位置と同一の地点もしくは現在位置と同一地点と見なせる程度に現在位置に近接する位置がインシデント地点として登録されており、かつ、現在の時刻が属する時間帯が時間帯として登録されているインシデントデータは、現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯として登録されているインシデントデータと見なす。
また、ステップ314では、時間帯としては、たとえば、深夜の時間帯(0時-2時59分)、早朝の時間帯(3時-4時59分)、朝の時間帯(5時-8時59分)、昼前の時間毎(9時-10時59分)、昼の時間帯(11時-13時59分)、昼下がりの時間帯(14時-15時59分)、夕方の時間帯(16時-18時59分)、晩の時間帯(19時-20時59分)、夜の時間帯(21時-23時59分)等を用いる。
一方、取得した現在位置と現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯に登録されているインシデントデータがインシデントデータベースに含まれていない場合には(ステップ308)、インシデントデータベースに新規インシデントデータを作成し(ステップ310)、作成したインシデントデータの有効/無効を無効に設定し、インシデント地点に現在位置の座標を登録し、時間帯に現在の時刻が属する時間帯を登録すると共に、作成したインシデントデータの検出回数に0を登録する(ステップ312)。
そして、以上のようにして、ステップ308またはステップ312からステップ314に進んだならば、現在位置と現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯に登録されているインシデントデータの更新日時を現在日時に更新する(ステップ314)と共に、当該インシデントデータの検出回数を1増加する(ステップ316)。
次に、現在位置と現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯に登録されているインシデントデータの検出回数が所定のしきい値Th(たとえば、3回)と等しいかどうかを調べ(ステップ318)、等しくなければステップ302からの処理に戻る。
一方、現在位置と現在の時刻が属する時間帯が、インシデント地点と時間帯に登録されているインシデントデータの検出回数がしきい値Thと等しい場合には(ステップ318)、当該インシデントデータの有効/無効を有効に設定し(ステップ320)、ステップ302からの処理に戻る。
以上、インシデントデータ管理APP112が行うインシデントデータ登録処理について説明した。
次に、インシデントデータ管理APP112が行うインシデントデータ整理処理について説明する。
インシデントデータ整理処理は、インシデントデータ管理APP112によって定期的に行われる処理であり、インシデントデータ管理APP112はインシデントデータ整理処理においてインシデントデータベースに登録されているインシデントデータのうち、登録されている更新日時が、現在日時よりも所定期間(たとえば、3ヶ月)前の時点よりも過去であるインシデントデータを削除する処理を行う。
次に、インシデントデータ管理APP112が行うインシデントデータ整理処理について説明する。
インシデントデータ整理処理は、インシデントデータ管理APP112によって定期的に行われる処理であり、インシデントデータ管理APP112はインシデントデータ整理処理においてインシデントデータベースに登録されているインシデントデータのうち、登録されている更新日時が、現在日時よりも所定期間(たとえば、3ヶ月)前の時点よりも過去であるインシデントデータを削除する処理を行う。
以上、インシデントデータ管理APP112の動作について説明した。
次に、ナビゲーションAPP111の動作について説明する。
ナビゲーションAPP111は、上述のように周辺装置107として車載装置1が備えるGPS受信機やセンサと、記憶装置106に記憶されている地図データとを用いて自動車の現在位置を算出する処理を行う。また、ナビゲーションAPP111は、ユーザから目的地の設定を受け付け、記憶装置106に記憶されている地図データを用いて、所定の探索条件に従って目的地までの最小コストの経路を探索して誘導ルートとして設定する処理や、記憶装置106に記憶されている地図データが表す地図上に、現在位置を表す現在地マークや、設定されている誘導ルートを表したナビゲーション画面などの出力画面を生成し、表示装置102に表示する処理などを行う。
次に、ナビゲーションAPP111の動作について説明する。
ナビゲーションAPP111は、上述のように周辺装置107として車載装置1が備えるGPS受信機やセンサと、記憶装置106に記憶されている地図データとを用いて自動車の現在位置を算出する処理を行う。また、ナビゲーションAPP111は、ユーザから目的地の設定を受け付け、記憶装置106に記憶されている地図データを用いて、所定の探索条件に従って目的地までの最小コストの経路を探索して誘導ルートとして設定する処理や、記憶装置106に記憶されている地図データが表す地図上に、現在位置を表す現在地マークや、設定されている誘導ルートを表したナビゲーション画面などの出力画面を生成し、表示装置102に表示する処理などを行う。
また、ナビゲーションAPP111は、以下に示す注意喚起処理を行う。
図4に、この注意喚起処理の手順を示す。
図示するように、注意喚起処理においてナビゲーションAPP111は、算出している現在位置を取得する(ステップ402)。そして、有効/無効が有効に設定されており、かつ、自動車の現在位置が所定距離(たとえば、30m)以内に接近中の地点が、インシデント地点として登録されているインシデントデータがインシデントデータベースの内に存在するかどうかを調べ(ステップ404)、存在していない場合にはステップ402からの処理を繰り返す。
図4に、この注意喚起処理の手順を示す。
図示するように、注意喚起処理においてナビゲーションAPP111は、算出している現在位置を取得する(ステップ402)。そして、有効/無効が有効に設定されており、かつ、自動車の現在位置が所定距離(たとえば、30m)以内に接近中の地点が、インシデント地点として登録されているインシデントデータがインシデントデータベースの内に存在するかどうかを調べ(ステップ404)、存在していない場合にはステップ402からの処理を繰り返す。
一方、有効/無効が有効に設定されており、かつ、自動車が走行中の道路上の現在位置が所定距離以内に接近中の地点が、インシデント地点として登録されているインシデントデータがインシデントデータベースの内に存在する場合には、たとえば、図5に示すように、表示装置102に表示している上述したナビゲーション画面に含まれる地図500上の、存在したインシデントデータのインシデント地点に対応する位置に、所定の注意マーク501を表示する(ステップ406)。
そして、存在したインシデントデータに登録されている時間帯が現在時刻が属する時間帯であるかどうかを調べ(ステップ408)、現在時刻が属する時間帯でなければステップ402からの処理に戻る。
一方、存在したインシデントデータに登録されている時間帯が現在時刻が属する時間帯である場合には(ステップ408)、存在したインシデントデータに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する、たとえば、「前方ヒヤリハット地点です。注意してください。」といったような音声メッセージを音声入出力装置103から出力する(ステップ410)。ただし、過去所定時間(たとえば、10秒)以内に音声メッセージを出力したインシデントデータについては、ステップ410では音声メッセージは出力しないようにする。
そして、ステップ402からの処理に戻る。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
以上のように、本第1実施形態では、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点についてのみ注意を喚起する。ここで、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点は、今後においても、自動車の運転手が遭遇する蓋然性が大きいインシデントであると考えることができる。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
以上のように、本第1実施形態では、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点についてのみ注意を喚起する。ここで、運転手が繰り返しインシデントに遭遇した地点は、今後においても、自動車の運転手が遭遇する蓋然性が大きいインシデントであると考えることができる。
よって、本第1実施形態によれば、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6に、第2実施形態に係る情報システム100の構成を示す。
図示するように、本第2実施形態に係る情報システム100は、図1に示した第1実施形態に係る情報システム100の車載装置1に、自動車の前後方向加速度や左右方向加速度などの自動車の各種の状態を検出する車両状態センサ108と、移動通信を介してインターネットなどのWAN3に接続する移動通信装置109を備えると共に、インシデントデータ管理APP112に代えて、インシデントデータクライアントAPP113と、ユーザ運転傾向検出APP114とを備えたものである。
図6に、第2実施形態に係る情報システム100の構成を示す。
図示するように、本第2実施形態に係る情報システム100は、図1に示した第1実施形態に係る情報システム100の車載装置1に、自動車の前後方向加速度や左右方向加速度などの自動車の各種の状態を検出する車両状態センサ108と、移動通信を介してインターネットなどのWAN3に接続する移動通信装置109を備えると共に、インシデントデータ管理APP112に代えて、インシデントデータクライアントAPP113と、ユーザ運転傾向検出APP114とを備えたものである。
そして、本第2実施形態では、各自動車の車載装置1が移動通信、WAN3を介してアクセス可能なインシデントデータ管理システム4を設けている。
そして、インシデントデータ管理システム4は、インシデントデータサーバ41と、インシデント報告データベース42とを備えている。
ここで、図7aに示すように、インシデント報告データベース42には、複数のインシデント報告データが蓄積されている。そして、各インシデント報告データには、インシデント地点、運転情報、作成日時が登録されている。
そして、インシデントデータ管理システム4は、インシデントデータサーバ41と、インシデント報告データベース42とを備えている。
ここで、図7aに示すように、インシデント報告データベース42には、複数のインシデント報告データが蓄積されている。そして、各インシデント報告データには、インシデント地点、運転情報、作成日時が登録されている。
このような構成において、車載装置1の、ユーザ運転傾向検出APP114は、車両状態センサ108が検出した自動車の各状態から自動車の運転者の運転傾向を表す自動車の挙動を算定し、算定した運転傾向を表すデータを、たとえば、図7bに示すような自車運転傾向データとして記憶装置106に格納する。ここで、運転傾向を表す自動車の挙動の算定は、「急発進」、「直進中急制動」、「左折時急制動」、「右折時急制動」などの自動車の挙動の発生頻度を監視し、発生頻度が予め定めた標準的な頻度より大きい自動車の挙動を、運転者の運転傾向を表す自動車の挙動として算定することにより行う。なお、急制動の発生や、右左折の発生は、たとえば、車両状態センサ108が検出した、自動車の前後方向加速度や左右方向加速度より検出する。
次に、車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113は、インシデント報告処理と、インシデントデータテーブル登録処理と、インシデントデータテーブル整理処理とを行う。
まず、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデント報告処理について説明する。
図8に、インシデント報告処理の手順を示す。
図示するように、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデント報告処理において、ウエアラブル端末2から、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報を取得する(ステップ802)。
図8に、インシデント報告処理の手順を示す。
図示するように、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデント報告処理において、ウエアラブル端末2から、ウエアラブル端末2が検出している運転者の生体情報を取得する(ステップ802)。
そして、取得した生体情報から、運転者がインシデントに遭遇しているかどうかを判定し(ステップ804)、インシデントに遭遇していなければステップ802からの処理に戻る。
次にステップ804において、運転者がインシデントに遭遇していると判定された場合には、ナビゲーションAPP111からナビゲーションAPP111が算出している自動車の現在位置を取得する(ステップ806)。
また、車両状態センサ108が検出した自動車の各状態から、自車運転傾向データにおいて運転傾向を表す自動車の挙動として用いる「急発進」、「直進中急制動」、「左折時急制動」、「右折時急制動」などの自動車の挙動のいずれかが、運転者がインシデントに遭遇したと判定した時点から未来過去の両方向について所定期間(たとえば、2秒)以内の時間範囲中において発生したかどうかを調べ、発生している場合には、発生した自動車の挙動を発生挙動として検出する(ステップ808)。なお、このような発生した自動車の挙動の検出のために、車両状態センサ108が検出した自動車の各状態は、過去一定期間分これを保持しておくようにする。
そして、現在位置をインシデント地点として、発生挙動を運転情報として、現在日時を作成日時として含めたインシデント報告データを作成する(ステップ810)。
そして、インシデントデータサーバ41に移動通信装置109を介してアクセスし、作成したインシデント報告データの登録をインシデントデータサーバ41に要求し(ステップ812)、ステップ802からの処理に戻る。
ここで、インシデント報告データの登録を要求されたインシデントデータサーバ41は、登録を要求されたインシデント報告データをインシデント報告データベース42に格納する。
以上、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデント報告処理について説明した。
次に、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデントデータテーブル登録処理について説明する。ここで、このインシデントデータテーブル登録処理は、定期的にまたは、所定距離走行する度に実行される。
次に、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデントデータテーブル登録処理について説明する。ここで、このインシデントデータテーブル登録処理は、定期的にまたは、所定距離走行する度に実行される。
さて、本第2実施形態では、記憶装置106に図2に示したインシデントデータベースに代えて、図7cに示すインシデントデータテーブルを格納する。インシデントデータテーブルは、図示するように各エントリ(図の各行)に、インシデント地点と作成時点を登録したテーブルであり、インシデントデータテーブル登録処理は、このインシデントデータテーブルへのインシデント地点と作成時点を登録したエントリの追加を行うものである。
図9に、インシデントデータテーブル登録処理の手順を示す。
図示するように、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデントデータテーブル登録処理において、ナビゲーションAPP111からナビゲーションAPP111が算出している自動車の現在位置を取得する(ステップ902)。
図示するように、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデントデータテーブル登録処理において、ナビゲーションAPP111からナビゲーションAPP111が算出している自動車の現在位置を取得する(ステップ902)。
そして、インシデントデータサーバ41に移動通信装置109を介してアクセスし、現在位置の座標を伴う現在位置周辺のインシデント報告データの送信を要求する(ステップ904)。
ここで、現在位置周辺のインシデント報告データの送信を要求されたインシデントデータサーバ41は、要求に伴う座標から所定距離(たとえば、10km)以内の範囲に含まれる地点がインシデント地点として登録されているインシデント報告データをインシデント報告データベース42から抽出し、要求元のインシデントデータクライアントAPP113に送信する。ただし、登録内容が同じインシデント報告データが複数存在する場合には、その内の一つだけを要求元のインシデントデータクライアントAPP113に送信するようにしてよい。
次に、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデント報告データをインシデントデータサーバ41から受信したならば(ステップ906)、受信したインシデント報告データのうちに含まれる、運転情報として自車運転傾向データが表す自動車の挙動のいずれかと一致する挙動が登録されているインシデント報告データを対象インシデント報告データに設定する(ステップ908)。
そして、各対象インシデント報告データについて(ステップ910、920、922)以下の処理を行う。
そして、各対象インシデント報告データについて(ステップ910、920、922)以下の処理を行う。
すなわち、対象インシデント報告データに登録されているインシデント地点と同じ地点が登録されているエントリがインシデントデータテーブルに存在しない場合には(ステップ912)、インシデントデータテーブルに新たなエントリを作成し、作成したエントリに、対象インシデント報告データに登録されているインシデント地点と作成時間とを登録する(ステップ914)。
一方、対象インシデント報告データに登録されているインシデント地点と同じ地点が登録されているエントリがインシデントデータテーブルに既に存在する場合には(ステップ912)、当該エントリに登録されている作成時間が対象インシデント報告データに登録されている作成時間より古いかどうかを調べ(ステップ916)、古い場合には、そのエントリの作成時間を、対象インシデント報告データに登録されている作成時間に更新する(ステップ918)。
そして、全ての対象インシデント報告データについて以上の処理が終了したならば(ステップ918)、インシデントデータテーブル登録処理を終了する。
以上、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデントデータテーブル登録処理について説明した。
次に、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデントデータテーブル整理処理について説明する。
インシデントデータクライアントAPP113は、定期的に、インシデントデータテーブル整理処理を行い、当該インシデントデータテーブル整理処理において、インシデントデータテーブルのエントリのうち、登録されている作成日時が、現在日時よりも所定期間(たとえば、3ヶ月)前の時点よりも過去であるインシデントデータを削除する。
次に、インシデントデータクライアントAPP113が行うインシデントデータテーブル整理処理について説明する。
インシデントデータクライアントAPP113は、定期的に、インシデントデータテーブル整理処理を行い、当該インシデントデータテーブル整理処理において、インシデントデータテーブルのエントリのうち、登録されている作成日時が、現在日時よりも所定期間(たとえば、3ヶ月)前の時点よりも過去であるインシデントデータを削除する。
以上、インシデントデータクライアントAPP113の動作について説明した。
次に、本第2実施形態において、ナビゲーションAPP111は、図4に示した注意喚起処理に代えて以下の注意喚起処理を行う。
すなわち、注意喚起処理においてナビゲーションAPP111は、算出している現在位置を取得し、自動車が走行中の道路上の現在位置が所定距離(たとえば、30m)以内に接近中の地点が、インシデント地点として登録されているエントリがインシデントデータテーブルに存在するかどうかを調べ、存在する場合には、表示装置102に表示しているナビゲーション画面に含まれる地図500上の、存在したイエントリのインシデント地点に対応する位置に、所定の注意マーク501を表示すると共に、存在したエントリのインシデント地点に対する注意を喚起する音声メッセージを音声入出力装置103から出力する処理を行う。
次に、本第2実施形態において、ナビゲーションAPP111は、図4に示した注意喚起処理に代えて以下の注意喚起処理を行う。
すなわち、注意喚起処理においてナビゲーションAPP111は、算出している現在位置を取得し、自動車が走行中の道路上の現在位置が所定距離(たとえば、30m)以内に接近中の地点が、インシデント地点として登録されているエントリがインシデントデータテーブルに存在するかどうかを調べ、存在する場合には、表示装置102に表示しているナビゲーション画面に含まれる地図500上の、存在したイエントリのインシデント地点に対応する位置に、所定の注意マーク501を表示すると共に、存在したエントリのインシデント地点に対する注意を喚起する音声メッセージを音声入出力装置103から出力する処理を行う。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
ここで、以上の第2実施形態では、インシデント報告処理のステップ808で、発生した自動車の挙動を運転情報としてインシデント報告データに含めたが、これは、車両状態センサ108が検出した自動車の各状態をそのまま運転情報としてインシデント報告データに含めるようにしてもよい。ただし、この場合には、インシデントデータテーブル登録処理において、運転情報が示す自動車の各状態が表す自動車の挙動を算定し、算定した自動車の挙動が自車運転傾向データが表す自動車の挙動のいずれかと一致する自動車の挙動が登録されている各インシデント報告データを、対象インシデント報告データとして処理を行うようにする。
ここで、以上の第2実施形態では、インシデント報告処理のステップ808で、発生した自動車の挙動を運転情報としてインシデント報告データに含めたが、これは、車両状態センサ108が検出した自動車の各状態をそのまま運転情報としてインシデント報告データに含めるようにしてもよい。ただし、この場合には、インシデントデータテーブル登録処理において、運転情報が示す自動車の各状態が表す自動車の挙動を算定し、算定した自動車の挙動が自車運転傾向データが表す自動車の挙動のいずれかと一致する自動車の挙動が登録されている各インシデント報告データを、対象インシデント報告データとして処理を行うようにする。
また、なお、図7cに示すインシデントデータテーブルには、予め、車載装置の出荷前に、その時点までにインシデントデータサーバ41に収集された各インシデント報告データのインシデント地点と作成時点を登録したエントリを登録しておくようにしてもよい。また、胃助のインシデントデータテーブル登録処理のにおいて、インシデントデータクライアントAPP113は、インシデント報告データの送信を要求に運転情報として自車運転傾向データを含め、インシデントデータサーバ41は、要求に含まれる自車運転傾向データが表す自動車の挙動のいずれかと一致する挙動が登録されているインシデント報告データのみをインシデントデータクライアントAPP113に送信するようにしてもよい
以上のように、本第2実施形態では、各車の運転手が遭遇したインシデントのうち、自動車の運転手の運転傾向を特徴づける自動車の挙動に整合する挙動が当該インシデントの発生に伴い発生したインシデントについてのみ、そのインシデントが発生した地点の注意を喚起する。ここで、自動車の運転手の運転傾向を特徴づける自動車の挙動に整合する挙動が発生したインシデントは、自動車の運転手が遭遇する蓋然性が大きいインシデントであると考えることができる。
よって、本第2実施形態によれば、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
よって、本第2実施形態によれば、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
図10に示すように、第3実施形態に係る情報システム100は、図1に示した第1実施形態に係る情報システム100の車載装置1に移動通信装置109に代えて、車車間通信装置1091を備えたものである。
図10に示すように、第3実施形態に係る情報システム100は、図1に示した第1実施形態に係る情報システム100の車載装置1に移動通信装置109に代えて、車車間通信装置1091を備えたものである。
そして、第2実施形態で示したように、各車の車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113が、インシデントサーバを介して、他車の車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113との間でインシデント報告データを送受する代わりに、各車の車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113が、車車間通信装置1091による車車間通信を用いて、他車の車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113との間で、インシデント報告データを直接送受するようにしたものである。
すなわち、本第3実施形態において、車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113は、図8に示したインシデント報告処理と同様な手順により作成したインシデント報告データを蓄積しておき、車車間通信が可能となった他車のインシデントデータクライアントAPP113に蓄積したインシデント報告データを送信する。また、車載装置1のインシデントデータクライアントAPP113は、車車間通信が可能となった他車のインシデントデータクライアントAPP113からインシデント報告データを受信する。また、作成したインシデント報告データ、もしくは、他車から受信したインシデント報告データのうちに含まれる、運転情報として自車運転傾向データが表す自動車の挙動のいずれかと一致する自動車の挙動が登録されている各インシデント報告データについて、図9に示したインシデントデータテーブル登録処理のステップ910-916の処理を行う。
以上のような第3実施形態によっても、上述した第2実施形態と同様に、自動車の運転者に対して、当該運転者が遭遇する蓋然性の高いインシデントについてのみ、当該インシデントが発生した地点に対する注意を喚起することができる。
1…車載装置、2…ウエアラブル端末、3…WAN、4…インシデントデータ管理システム、41…インシデントデータサーバ、42…インシデント報告データベース、100…情報システム、101…入力装置、102…表示装置、103…音声入出力装置、104…無線インタフェース、105…オペレーティングシステム、106…記憶装置、107…周辺装置、108…車両状態センサ、109…移動通信装置、111…ナビゲーションAPP、112…インシデントデータ管理APP、113…インシデントデータクライアントAPP、114…ユーザ運転傾向検出APP、1091…車車間通信装置。
Claims (6)
- 自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置であって、
前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、
各インシデント発生地点毎に設けた、当該インシデント発生地点と、当該インシデント発生地点が前記インシデント発生地点検出手段によって検出された回数である検出回数とを登録したインシデントデータを管理するインシデントデータ管理手段と、
前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、前記検出回数として所定回数以上の回数が登録されているインシデントデータが存在するときに、当該存在するインシデントデータに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを有することを特徴とする車載装置。 - 請求項1記載の車載装置であって、
前記インシデントデータ管理手段は、前記各インシデントデータに、当該インシデント発生地点が前記インシデント発生地点検出手段によって最後に検出された日時である最終検出日時を含めて管理し、
当該車載装置は、最終検出日時として現在日時よりも所定期間以上過去の日時が登録されているインシデントデータを消去するインシデントデータ整理手段を有することを特徴とする車載装置。 - 請求項1または2記載の車載装置であって、
各インシデント発生地点毎に、前記インシデントデータは、当該インシデント発生地点が検出された時間帯の各々に対応して設けられており、
各インシデント発生地点の各時間帯に対応するインシデントデータには、当該インシデント発生地点と、当該インシデント発生地点が対応する時間帯に検出された回数を表す前記検出回数が登録されており、
前記注意喚起手段は、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、前記検出回数として所定回数以上の回数が登録されているインシデントデータが存在するときに、当該存在したインシデントデータに現在時刻が属する時間帯に対応するインシデントデータが含まれている場合には、含まれていない場合よりも、より前記注意の喚起の認知漏れが発生し難い形態で、前記注意の喚起を行うことを特徴とする車載装置。 - 各自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置と、前記各車載装置が移動通信を介してアクセス可能なサーバとを備えた注意喚起システムであって、
前記車載装置は、
前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、
前記自動車の挙動を検出する車両挙動検出手段と、
前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動より、当該自動車の運転傾向を特徴づける前記自動車の挙動を運転傾向として算定する運転傾向算定手段と、
前記インシデント発生地点検出手段が検出したインシデント発生地点と、当該インシデント発生地点検出時付近の時間帯において前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動である運転情報とを含めたインシデント報告データを生成し、生成したインシデント報告データの登録を前記サーバに要求するインシデント報告手段と、
所定の地理的範囲内のインシデント地点が登録されたインシデント報告データの提供を前記サーバに要求し、当該要求の応答として前記サーバから送信されたインシデント報告データを取得するインシデント報告データ取得手段と、
前記インシデント報告データ取得手段が取得したインシデント報告データのうちに、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、運転情報として、前記運転傾向算定手段が算定した運転傾向と整合する挙動が登録されているインシデント報告データが存在するときに、当該存在するインシデント報告データに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを有し、
前記サーバは、
前記インシデント報告データを蓄積したインシデント報告データベースと、
前記車載装置から、前記インシデント報告データの登録を要求されたときに、登録を要求されたインシデント報告データを前記インシデント報告データベースに格納するインシデント報告データ登録手段と、
前記車載装置は、前記インシデント報告データの提供を要求されたときに、提供を要求されたインシデント報告データを前記インシデント報告データベースから抽出して当該車載装置に送信するインシデント報告データ提供手段とを有することを特徴とする車載装置。 - 各自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能な車載装置であって、
前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、
前記自動車の挙動を検出する車両挙動検出手段と、
前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動より、当該自動車の運転傾向を特徴づける前記自動車の挙動を運転傾向として算定する運転傾向算定手段と、
前記インシデント発生地点検出手段が検出したインシデント発生地点と、当該インシデント発生地点検出時付近の時間帯において前記車両挙動検出手段が検出した前記自動車の挙動である運転情報とを含めたインシデント報告データを生成し蓄積するインシデント報告データ蓄積手段と、
他車に搭載された他の車載装置と車車間通信を行う車車間通信装置と、
前記車車間通信装置を介して、前記他の車載装置に、前記インシデント報告データ蓄積手段が蓄積しているインシデント報告データを送信すると共に、前記他の車載装置からインシデント報告データを受信するインシデント報告データ送受手段と、
前記インシデント報告データ蓄積手段が蓄積しているインシデント報告データ、もしくは、前記インシデント報告データ送受手段が受信したインシデント報告データのうちに、前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、運転情報として、前記運転傾向算定手段が算定した運転傾向と整合する挙動が登録されているインシデント報告データが存在するときに、当該存在するインシデント報告データに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段とを有することを特徴とする車載装置。 - 自動車に搭載された、自動車の運転者によって装着された当該運転者の生体情報を検出するウエアラブル端末に無線通信を介して接続可能なコンピュータによって読み取られるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記無線通信を介して前記ウエアラブル端末から前記運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段が取得した生体情報から前記運転者が、インシデントに遭遇しているかどうかを判定するインシデント遭遇判定手段と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記インシデント遭遇判定手段が前記インシデントに遭遇していると判定した時点において前記現在位置算出手段が算出している現在位置が位置する地点をインシデント発生地点として検出するインシデント発生地点検出手段と、
各インシデント発生地点毎に設けた、当該インシデント発生地点と、当該インシデント発生地点が前記インシデント発生地点検出手段によって検出された回数である検出回数とを登録したインシデントデータを管理するインシデントデータ管理手段と、
前記現在位置が接近している地点が前記インシデント発生地点として登録されており、かつ、前記検出回数として所定回数以上の回数が登録されているインシデントデータが存在するときに、当該存在するインシデントデータに登録されているインシデント地点に対する注意を喚起する注意喚起手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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