JP2017037122A - ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能なラベルを提供することを課題とする。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷を施してなり、ポリエチレンテレフタレート樹脂表面に貼着して、印刷された情報を表示するラベルであって、
ラベルの印刷面にレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与するとともに、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にもレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与し、両者を対向させて重ね、ヒートシールによる貼着を可能としたことを特徴とするラベルである。
【選択図】図1
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷を施してなり、ポリエチレンテレフタレート樹脂表面に貼着して、印刷された情報を表示するラベルであって、
ラベルの印刷面にレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与するとともに、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にもレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与し、両者を対向させて重ね、ヒートシールによる貼着を可能としたことを特徴とするラベルである。
【選択図】図1
Description
本発明は、ラベルに関するものである。とくにポリエチレンテレフタレートフィルムを基材としたラベルに関するものである。
さまざまな商品には、多岐にわたる目的で様々な情報表示がなされている。情報表示は、容器などに直接印字されているものや、ラベルを貼り付けているものなどいろいろ有り、また表示方法も、たとえば言語や数字を用いた情報のほか、写真や絵、ロゴマークなどの印刷をしたものや、バーコードなど在庫管理や流通管理のための情報表示も行なわれている。
商品への直接印字の例として、たとえばペットボトルに製造ロットや賞味期限などの情報を直接印字したものが知られている。この場合には、印刷インキはペットボトル表面に露出した状態にならざるを得なかった。
あるいは、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、非コロナ処理面においても印刷適性に優れることなどの理由により、製造ロットなどを印刷、印字してラベルとして貼り付けて使用されることなどが広く行なわれている。しかしながら、粘着剤を用いたラベルの場合には、粘着面には印刷が困難で、フィルム面に印刷された印刷インキ面は外側に露出した状態にならざるを得なかった。
このような場合には、印刷、印字面が容器、あるいは商品の外側で露出しているために、輸送中、あるいは荷扱いにおいて、こすれや摩擦などの外力による文字欠けが起こる恐れがあった。さらには、情報の改竄が可能であるというリスクを抱えていた。
たとえば下記特許文献には、電磁波を2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に短パルス照射し、表面を改質することによりヒートシール性を付与する方法が開示されており、ポリエチレンテレフタレートフィルムにヒートシール性を与えてラベルとして用いることが可能性として考えられるが、このような高出力の装置はエネルギー効率が低く、安全性の点でも問題があり、コスト面でも課題があるために実用化には至っていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能なラベルを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、ポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷を施してなり、ポリエチレンテレフタレート樹脂表面に貼着して、印刷された情報を表示するラベルであって、ラベルの印刷面にレーザー光の連続照射
を行なってヒートシール性を付与するとともに、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にもレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与し、両者を対向させて重ね、ヒートシールによる貼着を可能としたことを特徴とするラベルである。
を行なってヒートシール性を付与するとともに、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にもレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与し、両者を対向させて重ね、ヒートシールによる貼着を可能としたことを特徴とするラベルである。
また、請求項2に記載の発明は、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムが2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のラベルである。
また、請求項3に記載の発明は、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さが50μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベルである。
また、請求項4に記載の発明は、前記レーザー光は、ラベルおよび被貼着側のヒートシール部分にのみ選択的に照射することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のラベルである。
また、請求項5に記載の発明は、ラベルと被貼着側のヒートシール強度が、3N/15mm〜50N/15mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラベルである。
本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能なラベルを提供することが可能である。
とくに請求項2に記載の発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能で、より機械的強度が強靭なラベルを提供することが可能である。
とくに請求項3に記載の発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能で、より剥がれにくいラベルを提供することが可能である。
とくに請求項4に記載の発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能で、より生産効率に優れたラベルを提供することが可能である。
とくに請求項5に記載の発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能で、より輸送適性に優れたラベルを提供することが可能である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら詳細な説明を加える。
ただし、本発明はここに示す例にのみ限定されるものではない。
ただし、本発明はここに示す例にのみ限定されるものではない。
図1は、本発明によるラベルの一実施形態を説明するための、部分断面模式図である。ラベルはポリエチレンテレフタレートフィルム(1)に、印刷によって印刷インキ層(2)を設けてある。印刷された情報は、フィルム面側から可視であって情報を読み取れる状態である。
被貼着側は、ポリエチレンテレフタレート樹脂層(3)であって、積層体(4)の表面に配置される。ラベル(1)とポリエチレンテレフタレート樹脂層(3)はヒートシール部(5)で貼着されており、それぞれのヒートシール面には、レーザー光の連続照射によって、ヒートシール性が付与されている。
本発明によるラベルによれば、印刷インキ面はポリエチレンテレフタレートフィルム(1)の内側に位置することになるために、商品や梱包材に貼着され実使用の場面において、こすれや外力から、表示した情報を保護することができる。加えて、改竄の恐れも回避することができる。
ヒートシール性の発現は短パルスの電磁波ではなく、連続照射タイプのレーザー光を用いてヒートシール性を発現させる部分に描画、照射して行なう。レーザー光はエネルギーが効率的にポリエチレンテレフタレートフィルム層に吸収されやすい赤外線波長を有する、たとえば炭酸ガスレーザーを用いることができる。これによってエネルギー効率が高く、かつ安全性の高いヒートシール可能な層を実現することができる。
なお、こうしてヒートシール性を発現したポリエチレンテレフタレートフィルムの構造または特性を解析するためには著しく過大な経済的支出や時間を要するため、実際的ではない。
また赤外線波長を有するレーザー光であればレーザー発振器は特定の形式のものに限定するものではない。レーザー光が照射された部分にはポリエチレンテレフタレートフィルムの変質によってヒートシール性が発現する。
したがって、ラベルおよび被貼着側のヒートシール部分に選択的にレーザー照射を行なうことによって効率的にヒートシール性付与を行なうことができる。またレーザー光の照射は、連続線や断続線、あるいは点状のパターンを描画する形で照射することができる。あるいは面状の照射を行なうこともできる。このような形状はレーザー光のスポット径、スポット形状などを適宜設定して形成することができる。
次に本発明を構成する各構成要素について個々に説明を加える。
(ポリエチレンテレフタレートフィルム)
ラベルの基材フィルムとして用いられ、印刷が施される。印刷された情報は、フィルム面側から可視であって情報を読み取れる状態である。
ラベルの基材フィルムとして用いられ、印刷が施される。印刷された情報は、フィルム面側から可視であって情報を読み取れる状態である。
またポリエチレンテレフタレートフィルムには、フィルム強度が大きいことや加工工程での伸縮が小さいなどの点で、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムをより好ましく用いることができる。
またポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さは50μm以下であることが望ましい。フィルム厚さがこれを超えると、ラベルがこすれや外力によって剥がれるきっかけになる恐れがあるためである。
(印刷インキ層)
印刷は内容物に関する情報のほかロゴマークなどを表示し、また内容物に関してのイメージや用途例、バーコードなどを文字や画像で表示することができる。
印刷は内容物に関する情報のほかロゴマークなどを表示し、また内容物に関してのイメージや用途例、バーコードなどを文字や画像で表示することができる。
印刷方法については限定するものではないが、たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法等の方法を用いることができる。
印刷用インキについても限定をするものではなく、印刷方法との適合性やポリエチレンテレフタレートフィルムとの密着性、あるいは内容物が食品である場合などの安全性などに配慮して適宜選択することができる。印刷層はヒートシール部分を避けて設けることが好ましい。
印刷面は、ラベルの基材フィルムを外側にして、可視であり情報を読みとることが可能であるように設けられ、レーザー光照射もこの面に行なうために、ラベルを貼着した際には印刷インキ面は、ラベルの基材フィルムで保護されて、インキ層へのダメージや改竄の恐れをなくすことができる。
(ポリエチレンテレフタレート樹脂層)
被貼着側の表面は、ポリエチレンテレフタレート樹脂層である。ポリエチレンテレフタレート樹脂層は、たとえばペットボトルのような単層の成型品でもよく、プラスチックフィルムを基材とした包装袋のような積層体の最外層に、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリエチレンテレフタレート樹脂層を配したものでもよい。
被貼着側の表面は、ポリエチレンテレフタレート樹脂層である。ポリエチレンテレフタレート樹脂層は、たとえばペットボトルのような単層の成型品でもよく、プラスチックフィルムを基材とした包装袋のような積層体の最外層に、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリエチレンテレフタレート樹脂層を配したものでもよい。
被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂層の表面にも、レーザー光の連続照射によって、ヒートシール性が付与されている。レーザー照射は、全面でも良いがヒートシール部分に選択的に照射することができる。
我々はまた検討を重ねた結果、ラベルと被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂層とのヒートシール強度は、3N/15mm〜50N/15mmの範囲であることが望ましいことを見出した。ヒートシール強度が3Nより小さい場合には、シール部のこすれなどの外力によってラベルがめくれるなどの恐れがあり、シール強度が50Nを超える場合にはシール部のこすれなどの外力によって、ヒートシール部にエッジ切れが発生する恐れがあるためである。
ヒートシール強度は、レーザー光の調節によっても変化させ調節することが可能であり、またヒートシール条件によっても変化させ調節することが可能である。
以下実施例に基づいて、本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの例にのみ限定されるものはない。
下記の材料構成、製造手順でサンプルを作成した。
レーザー光照射はラベル側、被店着側両方に行い、ヒートシール強度の水準を変化させて、サンプル作成を行なった。
実施例1では、ヒートシール強度は5N/15mmである。
材料構成はラベル外側から、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/印刷インキ層/ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μ)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリア
ミドフィルム(厚さ15μm)/ポリエチレン樹脂(厚さ100μm)
である。
レーザー光照射はラベル側、被店着側両方に行い、ヒートシール強度の水準を変化させて、サンプル作成を行なった。
実施例1では、ヒートシール強度は5N/15mmである。
材料構成はラベル外側から、
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/印刷インキ層/ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μ)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリア
ミドフィルム(厚さ15μm)/ポリエチレン樹脂(厚さ100μm)
である。
実施例2では、ヒートシール強度は10N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
実施例3では、ヒートシール強度は50N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
<比較例1>
比較例1では、ヒートシール強度は2N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
比較例1では、ヒートシール強度は2N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
<比較例2>
比較例2では、ヒートシール強度は70N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
比較例2では、ヒートシール強度は70N/15mmである以外は、実施例1と同様である。
評価項目:実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例2の、経時ヒートシール性を下記の項目で試験して評価した。
(輸送試験)JIS Z0232に準じて行なう。条件は2500km相当とする。
(耐圧試験)JIS Z0238に準じて行なう。その後、浸透液(エージレスチェックスプレー)を吹きつけ10分間放置して浸透液の浸入の有無を確認する。
(輸送試験)JIS Z0232に準じて行なう。条件は2500km相当とする。
(耐圧試験)JIS Z0238に準じて行なう。その後、浸透液(エージレスチェックスプレー)を吹きつけ10分間放置して浸透液の浸入の有無を確認する。
評価結果を表1に示す。
比較例2・輸送、および浸透液の×評価は、ヒートシール部にエッジ切れが発生したためである。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例4においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ9μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例4においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ9μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例5においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ12μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例5においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ12μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例6においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ16μmであ
る。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例6においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ16μmであ
る。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例7においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ25μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例7においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ25μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例8においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ38μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例8においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ38μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
実施例9においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ50μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
実施例9においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ50μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
<比較例3>
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
比較例3においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ75μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
ラベルに用いる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さを変化させて、サンプルを行い経時ヒートシール性を評価した。
比較例3においては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは厚さ75μmである。
その他の材料構成は、実施例1と同様である。
評価項目:実施例4〜実施例9および比較例3の、経時ヒートシール性を下記の項目で試験して評価した。
(輸送試験)JIS Z0232に準じて行なう。条件は2500km相当とする。
(耐圧試験)JIS Z0238に準じて行なう。その後、浸透液(エージレスチェックスプレー)を吹きつけ10分間放置して浸透液の浸入の有無を確認する。
(輸送試験)JIS Z0232に準じて行なう。条件は2500km相当とする。
(耐圧試験)JIS Z0238に準じて行なう。その後、浸透液(エージレスチェックスプレー)を吹きつけ10分間放置して浸透液の浸入の有無を確認する。
評価結果を表2に示す。
表1に示したとおり、実施例1〜実施例3においては、経時ヒートシール性において、異常、不具合は発生していない。これは本発明によるラベルが、実用に足るものであることを示している。
比較例1では、シール強度が低いために、こすれなどの外力によってラベルが剥がれやすいと考えられる。
比較例2においてはヒートシール強度が強すぎる場合に、ヒートシール部のエッジに切
れが発生しやすくなるためと考えられる。
れが発生しやすくなるためと考えられる。
表2に示したとおり、実施例4〜実施例9においては、経時ヒートシール性において、異常、不具合は発生していない。これは本発明によるラベルが、実用に足るものであることを示している。
比較例3において、輸送試験では、剥がれ傾向が認められるが、これはフィルム厚さが厚いために、こすれなどの外力によって剥がれのきっかけになりやすいことが影響していると考えられる。
これらのことから、本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートフィルムに表示された情報を、インキ層へのダメージや改竄の恐れがなく、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にヒートシール可能なラベルを提供することが可能であることを検証することができた。
1・・・ポリエチレンテレフタレートフィルム
2・・・印刷インキ層
3・・・ポリエチレンテレフタレート樹脂層
4・・・積層体
5・・・ヒートシール部
2・・・印刷インキ層
3・・・ポリエチレンテレフタレート樹脂層
4・・・積層体
5・・・ヒートシール部
Claims (5)
- ポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷を施してなり、ポリエチレンテレフタレート樹脂表面に貼着して、印刷された情報を表示するラベルであって、
ラベルの印刷面にレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与するとともに、被貼着側のポリエチレンテレフタレート樹脂表面にもレーザー光の連続照射を行なってヒートシール性を付与し、両者を対向させて重ね、ヒートシールによる貼着を可能としたことを特徴とするラベル。 - 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムが2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のラベル。
- 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚さが50μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベル。
- 前記レーザー光は、ラベルおよび被貼着側のヒートシール部分にのみ選択的に照射することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のラベル。
- ラベルと被貼着側のヒートシール強度が、3N/15mm〜50N/15mmの範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015156894A JP2017037122A (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015156894A JP2017037122A (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017037122A true JP2017037122A (ja) | 2017-02-16 |
Family
ID=58047676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015156894A Pending JP2017037122A (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017037122A (ja) |
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2015
- 2015-08-07 JP JP2015156894A patent/JP2017037122A/ja active Pending
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