JP2017020645A - チェーンの継手リンク用のクリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術は、クリップは、ペンチなどの工具を使ったとき、グリスなどの付着で滑り、クリップの掛かりが難しく、チェーンの連結する作業が容易でないという課題があった。
【解決手段】クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、プレートの中央部と中央部を挟んで対向する位置に脚部とを備え、中央部は、屈曲変形することが可能であり、脚部は、先端部が二股に分かれた押え部とピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部を有し、チェーンに連結して継手リンクの1対のピンに装着するように構成され、ピン係合部の径が、ピンの直径より小さくかつピン溝の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されたクリップである。
【選択図】図1
【解決手段】クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、プレートの中央部と中央部を挟んで対向する位置に脚部とを備え、中央部は、屈曲変形することが可能であり、脚部は、先端部が二股に分かれた押え部とピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部を有し、チェーンに連結して継手リンクの1対のピンに装着するように構成され、ピン係合部の径が、ピンの直径より小さくかつピン溝の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されたクリップである。
【選択図】図1
Description
本発明は、有端のあるチェーン(以後、チェーンとする)の連結を簡単な作業で連結することができるチェーンの継手リンク用のクリップに関するものである。
チェーンを連続的に連結するときや、2本のチェーンを長手方向に連結するときは、継手リンクを使い、繋ぎたい二つのチェーンの端に、継手リンクのピンを、両チェーンのブッシュの中に挿入し、リンクプレートを付けて、リンクプレートの外側に、クリップを二つのピンに係合させることにより、リンクプレートと共に外れ止めされる、また、クリップは、平板状の部材であり、ピンに係合できる一端開放の切欠きが形成されており、ペンチなどの工具を使って、ピンの配列方向に進めさせることにより、双方のピンを切欠きの係合凹部に掛けて閉じ係合させることで、ピンに装着する技術であるが、チェーンにグリスなどの付着で滑り、継手リンクの脱着が容易でなく難しかった。
しかしながら、従来技術は、クリップは、平板状であり、弾性力を利用してピンに係合にしているが、クリップに弾性力があるため、クリップをピンから外すとき、ピンからはずれにくく、ペンチなどの工具を使ったとき、グリスなどの付着で滑り、クリップの掛かりが難しく、チェーンの連結する作業が容易でなく難しいという課題があった。特に、スプロケットにチェーンを掛けて、チェーンを連続的に連結する場合、連結作業に手間がかかり、機械の故障修復に時間を要することがあるいう課題があった。
本発明は、チェーンを連続的に連結する場合、連結作業に手間がかかり、機械の故障修復に時間を要することがあるいう課題を解決するための弾性力を利用しないチェーンの継手リンク用のクリップであって、下記のことが考え出させされる。
請求項1に記載した発明は、有端のあるチェーンの両端を無端状に連結する継手リンクの1対のピンに装着されるチェーンの継手リンク用のクリップにおいて、クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、プレートの中央部と中央部を挟んで対向する位置に脚部とを備え、中央部は、屈曲変形することが可能であり、脚部は、先端部が二股に分かれた押え部とピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部を有し、有端のあるチェーンに連結して継手リンクの1対の前記ピンに装着するように構成されており、ピン係合部の径が、ピンの直径より小さくかつピン溝の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されていることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
クリップは、ピン係合部が、ピン溝に係合し外れないようにするために、クリップの一方の脚部の先端部と他方の脚部の先端部との長さが、1対のピンの中心とピンの中心との間の長さより長くする必要があるが、クリップがピンに係止できれば、1対のピンの中心とピンの中心との間の長さより短くてもよい。また、クリップを1対のピンとピンとの間に入れるために、中央部を屈曲変形させる必要がある。
また、中央部を屈曲することで、クリップを1対のピンとピンとの間に入れて、リンクプレートに向かって押すことで、弾性力を利用せずに、ピン係合部がピン溝に係合することができる。
クリップは、例えば、SK−5などの材質をくの字状で熱処理した場合は、クリップを1対のピンとピンとの間に入れてピン溝に係合しても、弾性力があるために、クリップが衝撃ではねてピン溝から外れたり、また、平板状で熱処理した場合は、クリップをくの字状に屈曲するのに力がいり、1対のピンとピンとの間に入れてピン溝に係合しも、弾性力があるために、クリップが、ピン溝から外れにくいが、外すときに手間がかかり、クリップとしての使用が難しい。
クリップの材質としては、金属、プラスチックなどで、中央部が屈曲変形をすることが可能で、塑性変形できる材質であればよい。
クリップの材質としては、金属、プラスチックなどで、中央部が屈曲変形をすることが可能で、塑性変形できる材質であればよい。
中央部の横幅は、幅が広ければ中央部を屈曲変形するのに力がいるが、クリップの中央部として一方の脚部と他方の脚部とを維持することができる範囲の幅であればよい。
中央部を挟んで対向する位置にあるそれぞれの脚部は、それぞれ、先端部が二股に分かれた押え部とピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部とを有している。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載のクリップにおいて、前記押え部は、前記ピン係合部側に少なくとも一つの鉤状の突出部が設けられたことを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
ピン係合部側に少なくとも一つの鉤状の突出部が設ける必要としては、ピン係合部が1対のピン溝に係合し外れにくくするために、ピン係合部側に少なくとも一つの鉤状の突出部が設けている。また、鉤状の突出部は、ピン係合部が拡径してピン溝に押し入れできる範囲の突出であり、鉤状の突出部がなくても、ピン溝に係合できれば問題はない。
さらに、ピン溝にピン係合部が係合しているクリップが、屈曲されているクリップをリンクプレートに向かって押さえつけることで、クリップの押え部が、ピンの中心点を超えて移動することで外れにくくなり、また、突出部が設けていることでも外れにくくなる。
請求項3に記載した発明は、 請求項1または2のいずれかに記載のクリップにおいて、中央部は、中央部を挟んで対向する位置の脚部と脚部とを結ぶ線に対して垂直な方向を折れ線として屈曲した形状を有しており、くの字状に曲げて形成されたことを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
中央部は、中央部を挟んで対向する位置の脚部と脚部とを結ぶ線に対して垂直な方向を折れ線として屈曲した形状を有し、くの字状に曲げて形成することで、クリップを1対のピンとの間に入れ易くなる。また、クリップを1対のピンとピンとの間に入れるときのみ、中央部を屈曲させ、中央部を平坦な状態にする方法もあり、クリップを使用するときは、くの字状に曲げ、使用しないときは、1枚のプレートを平坦な形状にする場合もある。
.
クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートをくの字状に屈曲変形させた場合は、曲がり面はU字状やV字状になるため、くの字状にU字状やV字状も含まれる。
クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートをくの字状に屈曲変形させた場合は、曲がり面はU字状やV字状になるため、くの字状にU字状やV字状も含まれる。
請求項4に記載した発明は、請求項1から3のいずれかに記載のクリップにおいて、クリップを継手リンクの1対のピンに装着したときの中央部は、ピンの軸方向断面が、リンクプレートに接する対向面において、凹状になるように構成されおり、凹状のために接しない部分があることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
中央部の中央にピンの軸方向断面が、リンクプレートに接する対向面において、凹状になるように構成されおり、凹状のために接しない部分がある理由としては、凹状にすることで、凹状の部分にマイナスドライバーなどを差し込み、ひねることで、継手リンクからクリップを外し易くするためである。
本発明であるチェーンの継手リンク用のクリップを使用すれば、クリップを1対のピンとピンとの間に入れて、中央部の屈曲された部分をリンクプレートに向かって押すことで、ピン係合部が1対のピン溝に係合し、チェーンの継手リンク用のクリップとして、ピンに係合させて装着することができることで、グリスなどの付着で滑りや、クリップの掛かりが難しいなどの問題が解決でき、クリップを簡単に外すことができ、チェーンの連結作業を簡単に早くすることができるという効果がある。
本発明であるチェーンの継手リンク用のクリップを図面について説明する。
図1は、本発明に係るチェーンの継手リンク部分を示す斜視図である。
チェーン10の両端を無端状に連結する継手リンク1の1対のピン11に装着されるクリップ2であり、1枚の塑性変形が可能なプレートからなる。
図1は、本発明に係るチェーンの継手リンク部分を示す斜視図である。
チェーン10の両端を無端状に連結する継手リンク1の1対のピン11に装着されるクリップ2であり、1枚の塑性変形が可能なプレートからなる。
継手リンク1は、一枚の両端部分にピン11が固着されたリンクプレートB14と一枚のリンクプレートA13とからなり、クリップ2をピン溝12に係合することでチェーン10が無端状に連結される。
チェーン10の両端を無端状に連結する場合は、連結するチェーン10の両端のブシュ16の中に継手リンク1の1対のピン11を通し、リンクプレートA13を1対のピン11に入れ、クリップ2を1対のピン11のピン溝12に装着することでチェーン10が連結するようになっており、ピン係合部25の径が、ピン11の直径より小さくかつピン溝12の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されたクリップである。
図2は、本発明に係る継手リンク用のクリップを示す図であり、(a)はクリップの正面
図、(b)はクリップの平面図である。
クリップ2は、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、中央部21と中央部21を挟んで対向する位置に脚部22とを備え、中央部21は、それぞれの脚部22と脚部22とを結ぶ線に対して垂直な方向を折れ線として、屈曲可能な屈曲27を備えている。クリップ2は、加工状態によっては、中央部21をくの字状に曲げて形成された形状や、平坦な形状にする場合がある。
図、(b)はクリップの平面図である。
クリップ2は、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、中央部21と中央部21を挟んで対向する位置に脚部22とを備え、中央部21は、それぞれの脚部22と脚部22とを結ぶ線に対して垂直な方向を折れ線として、屈曲可能な屈曲27を備えている。クリップ2は、加工状態によっては、中央部21をくの字状に曲げて形成された形状や、平坦な形状にする場合がある。
脚部22は、先端部が二股に分かれた押え部24とピン11に形成されたピン溝12に係合し得るピン係合部25を有し、1対のピン11のピン溝12に係合するように構成されており、ピン係合部25の径が、ピン11の直径より小さくかつピン溝12の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されている。また、ピン係合部の形状は、半円よりも大きい円弧状に形成されている。
押え部24は、ピン係合部25側に少なくとも一つの鉤状の突出部23が設けられており、ピン溝12に係合しているピン係合部25が、ピン溝12から外れないようにするためのものであり、鉤状の突出部23は、ピン係合部25が、拡径してピン溝12に押し入れすることでピン溝12に係合できる可能な範囲の突出である。
図3は、本発明に係るクリップを継手リンクに装着する状態を示す図であり、(c)はクリップをピンに装着する前の図、(d)はクリップをピンに装着した後の図である。
チェーン10の両端を無端状に継手リンク1で連結するために、クリップ2を使い、クリップ2を継手リンク1に装着する操作で、繋ぎたいチェーン10に、一枚のリンクプレートB14の両端部分にピン11が固着された1対のピン11を通し、ピン11を通した後、リンクプレートA13を1対のピン11に入れて、1対のピン11とピン11との間に、クリップ2を入れて、ハンマーやドライバーなどの道具で、クリップ2を、取り付けたリンクプレートA13に対し、矢印Aの方向に押し付けることで、クリップ2のピン係合部25が、ピン溝12を通り、ピン溝12に係合する、それにより、継手リンク1を使いクリップ2で固定することで、チェーン10を連結することができる。
チェーン10の両端を無端状に継手リンク1で連結するために、クリップ2を使い、クリップ2を継手リンク1に装着する操作で、繋ぎたいチェーン10に、一枚のリンクプレートB14の両端部分にピン11が固着された1対のピン11を通し、ピン11を通した後、リンクプレートA13を1対のピン11に入れて、1対のピン11とピン11との間に、クリップ2を入れて、ハンマーやドライバーなどの道具で、クリップ2を、取り付けたリンクプレートA13に対し、矢印Aの方向に押し付けることで、クリップ2のピン係合部25が、ピン溝12を通り、ピン溝12に係合する、それにより、継手リンク1を使いクリップ2で固定することで、チェーン10を連結することができる。
ローラ15は、スプロケットを受けるためのローラ15である。
図4は、本発明に係るクリップをピンから外す状態を示す斜視図であり、(e)はクリップをピンから外す前の図、(f)はクリップをピンから外した後の図である。
チェーン10の両端を無端状に連結された継手リンク1から外すために、クリップ2を継手リンク1から外す操作で、繋いでいるチェーン10の継手リンク1のリンクプレートA13に対し押し付けて継手リンク1に固定されているクリップ2とリンクプレートA13との間に、マイナスドライバーやアイスピックなどの先の尖った道具を差し込み、矢印Bの方向にクリップ2を持ち上げ起こすことで、クリップ2のピン係合部25が、係合しているピン溝12から外れ、さらに、リンクプレートA13をピン11から外し、繋いでいるチェーン10から、ピン11が固着されたリンクプレートB14を取り外すことで、チェーン10から継手リンク1を取り外すことができる。
チェーン10の両端を無端状に連結された継手リンク1から外すために、クリップ2を継手リンク1から外す操作で、繋いでいるチェーン10の継手リンク1のリンクプレートA13に対し押し付けて継手リンク1に固定されているクリップ2とリンクプレートA13との間に、マイナスドライバーやアイスピックなどの先の尖った道具を差し込み、矢印Bの方向にクリップ2を持ち上げ起こすことで、クリップ2のピン係合部25が、係合しているピン溝12から外れ、さらに、リンクプレートA13をピン11から外し、繋いでいるチェーン10から、ピン11が固着されたリンクプレートB14を取り外すことで、チェーン10から継手リンク1を取り外すことができる。
ローラ15は、スプロケットを受けるためのローラ15である。
図5は、本発明に係るクリップのピンの軸方向断面が、凹状になるクリップを示す図であり、(g)は中央部が凹状になるクリップがピンに装着する前のクリップの正面図、(h)は中央部が凹状になるクリップがピンに装着する前のクリップの平面図、(i)は中央部が凹状になるクリップがピンに装着した後のクリップの平面図である。
クリップ2は、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、中央部21と中央部21を挟んで対向する位置に脚部22とを備え、クリップ2を継手リンク1の1対のピン11に装着したときの中央部21は、ピン11の軸方向断面が、リンクプレートA13に接する対向面において、凹状26になるように形成されていて、クリップ2を1対のピン11に装着するときは、クリップ2は、中央部21をくの字状に曲げた形状であり、クリップ2の厚さは、わかるように多少厚く表現している。
クリップ2は、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、中央部21と中央部21を挟んで対向する位置に脚部22とを備え、クリップ2を継手リンク1の1対のピン11に装着したときの中央部21は、ピン11の軸方向断面が、リンクプレートA13に接する対向面において、凹状26になるように形成されていて、クリップ2を1対のピン11に装着するときは、クリップ2は、中央部21をくの字状に曲げた形状であり、クリップ2の厚さは、わかるように多少厚く表現している。
脚部22は、先端部が二股に分かれた押え部24とピン11に形成されたピン溝12に係合し得るピン係合部25を有し、1対のピン11のピン溝12に係合するように構成されており、ピン係合部25の径が、ピン11の直径より小さくかつピン溝12の径と等しいか又はそれよりも僅かに大きく設定されている。
押え部24は、ピン係合部25側に少なくとも一つの鉤状の突出部23が設けられており、ピン溝12に係合しているピン係合部25が、ピン溝12から外れないようにするためのものであり、鉤状の突出部は、ピン係合部25が、拡径してピン溝12に押し入れすることで、ピン溝12に係合する範囲の突出である。
チェーン10に装着したときの中央部21の中央に、ピン11の軸方向断面が、凹状26になるように構成されているのは、凹状26の部分にマイナスドライバーなどを差し込み、ひねることで、継手リンク1のリンクプレートA13からクリップ2を外し易くするためである。また、押え部24の厚さは、中央部21の厚さよりも大きくなるように形成されている。
1 継手リンク
10 チェーン
11 ピン
12 ピン溝
13 リンクプレートA
14 リンクプレートB
15 ローラ
16 ブシュ
2 クリップ
21 中央部
22 脚部
23 突出部
24 押え部
25 ピン係合部
26 凹状
27 屈曲
10 チェーン
11 ピン
12 ピン溝
13 リンクプレートA
14 リンクプレートB
15 ローラ
16 ブシュ
2 クリップ
21 中央部
22 脚部
23 突出部
24 押え部
25 ピン係合部
26 凹状
27 屈曲
請求項1に記載した発明は、有端のあるチェーンの両端を無端状に連結する継手リンクの1対のピンに装着されるチェーンの継手リンク用のクリップにおいて、継手リンクは、1対のピンが固着した第一のリンクプレートと、1対のピンが挿通する2つの孔を有する第二のリンクプレートとを備え、クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、プレートの中央部と中央部を挟んで対向する位置に脚部とを備え、中央部は、クリップの装着及び取り外しを行う際に、塑性変形で屈曲するものであり、脚部は、先端部が二股に分かれた押え部とピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部を有し、有端のあるチェーンに連結して継手リンクの1対のピンに装着するように構成されており、ピン係合部の径が、ピンの直径より小さくかつピン溝の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
請求項4に記載した発明は、請求項1から3のいずれかに記載のクリップにおいて、クリップを継手リンクの1対のピンに装着したときの中央部は、ピンの軸方向断面が、第二のリンクプレートに接する対向面において、凹状になるように構成されおり、凹状のために接しない部分があることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップである。
Claims (5)
- 有端のあるチェーンの両端を無端状に連結する継手リンクの1対のピンに装着されるチェーンの継手リンク用のクリップにおいて、
前記クリップは、1枚の塑性変形が可能なプレートからなり、前記プレートの中央部と前記中央部を挟んで対向する位置に脚部とを備え、
前記中央部は、屈曲変形することが可能であり、
前記脚部は、先端部が二股に分かれた押え部と前記ピンに形成されたピン溝に係合し得るピン係合部を有し、前記有端のあるチェーンに連結して前記継手リンクの1対の前記ピンに装着するように構成されており、
前記ピン係合部の径が、前記ピンの直径より小さくかつ前記ピン溝の径と等しいか、又はそれよりも僅かに大きく設定されることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップ。 - 請求項1に記載のクリップにおいて、前記押え部は、前記ピン係合部側に少なくとも一つの鉤状の突出部が設けられており、前記ピン係合部が拡径して前記ピン溝に係合するように構成されてことを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップ。
- 請求項1または2のいずれかに記載のクリップにおいて、前記中央部は、前記中央部を挟んで対向する位置の前記脚部と前記脚部とを結ぶ線に対して垂直な方向を折れ線として屈曲した形状を有しており、くの字状に曲げて形成されたことを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップ。
- 請求項1から3のいずれかに記載のクリップにおいて、前記クリップを継手リンクの1対の前記ピンに装着したときの前記中央部は、前記ピンの軸方向断面が、リンクプレートに接する対向面において、凹状になるように構成されおり、凹状のために接しない部分があることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップ。
- 請求項1から4のいずれかに記載のクリップにおいて、前記ピン係合部の形状は、半円よりも大きい円弧状に形成されていることを特徴とするチェーンの継手リンク用のクリップ。
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