JP2017018249A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯物に水を効率良く当てることができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、外箱と、外箱内に配置された水槽と、水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、回転槽内に水を供給するための給水ノズル(6)とを備える。給水ノズル(6)は、水が内部を流れるノズル本体(60)と、ノズル本体(60)内に配置されて水が経由し、旋回流を発生させる旋回子(90)と、ノズル本体(60)の下流側の端部に取り付けられたキャップ(100)とを有する。キャップ(100)のノズル本体(60)側とは反対側の端部には、ノズル本体(60)側からの水を噴射する噴射口(101)と、この噴射口(101)から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造(102A,102B)とが設けられている。【選択図】図4
Description
この発明は洗濯機に関する。
従来、洗濯機としては、特表2013−509281号公報(特許文献1)に開示されているように、有底円筒形状のドラム内に水を噴射する噴射ノズルを備えるものがある。この噴射ノズルから噴射された水は、ドラムの内周面の一部にかかるようになっている。
しかしながら、上記従来の洗濯機では、ドラムの内周面上において洗濯物が広範囲にわたって存在する場合、噴射ノズルの水の噴射角が十分に広くないため、洗濯物の一部が水の噴射領域外に出てしまう。
したがって、上記従来の洗濯機には、洗濯物に水を効率良く洗濯水を当てることができないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、洗濯物に水を効率良く当てることができる洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の洗濯機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記回転槽内に水を供給するための給水ノズルと
を備え、
上記給水ノズルは、
水が流れる流路を内部に有するノズル本体と、
上記ノズル本体内に配置されて上記水が経由し、旋回流を発生させる旋回子と、
上記ノズル本体の下流側の端部に取り付けられたキャップと
を有し、
上記キャップの上記ノズル本体側とは反対側の端部には、上記ノズル本体側からの水を噴射する噴射口と、この噴射口から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造とが設けられていることを特徴としている。
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記回転槽内に水を供給するための給水ノズルと
を備え、
上記給水ノズルは、
水が流れる流路を内部に有するノズル本体と、
上記ノズル本体内に配置されて上記水が経由し、旋回流を発生させる旋回子と、
上記ノズル本体の下流側の端部に取り付けられたキャップと
を有し、
上記キャップの上記ノズル本体側とは反対側の端部には、上記ノズル本体側からの水を噴射する噴射口と、この噴射口から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造とが設けられていることを特徴としている。
一実施形態の洗濯機では、
上記外箱に取り付けられたドアを備え、
上記外箱は、上記ドアで開閉される外箱開口部を有し、
上記水槽は、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有し、
上記回転槽は、上記水槽開口部に対向する回転槽開口部を有し、
上記給水ノズルは、上記回転槽開口部を介して上記回転槽内に向けて水を噴射し、
上記広範囲噴射構造は、上記回転槽の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、上記回転槽の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広くなるように、上記噴射口からの水を案内する切り欠きである。
上記外箱に取り付けられたドアを備え、
上記外箱は、上記ドアで開閉される外箱開口部を有し、
上記水槽は、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有し、
上記回転槽は、上記水槽開口部に対向する回転槽開口部を有し、
上記給水ノズルは、上記回転槽開口部を介して上記回転槽内に向けて水を噴射し、
上記広範囲噴射構造は、上記回転槽の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、上記回転槽の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広くなるように、上記噴射口からの水を案内する切り欠きである。
ここで、上記水の噴射角とは、給水ノズルから噴射された水が広がる角度を意味する。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠きは上記噴射口を径方向から挟むように2つ設けられている。
上記切り欠きは上記噴射口を径方向から挟むように2つ設けられている。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠きは、上記ノズル本体側からの水を螺旋状に流すように形成された曲面を有する。
上記切り欠きは、上記ノズル本体側からの水を螺旋状に流すように形成された曲面を有する。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠きを下流側から見たときの形状が扇形状である。
上記切り欠きを下流側から見たときの形状が扇形状である。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠きは、上記ノズル本体側からの水を径方向外側へ流すように形成されたR面を有する。
上記切り欠きは、上記ノズル本体側からの水を径方向外側へ流すように形成されたR面を有する。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠きを下流側から見たときの形状が略矩形状である。
上記切り欠きを下流側から見たときの形状が略矩形状である。
一実施形態の洗濯機では、
上記広範囲噴射構造は、上記噴射口の周縁部の全周にわたって設けられたR面である。
上記広範囲噴射構造は、上記噴射口の周縁部の全周にわたって設けられたR面である。
この発明の洗濯機によれば、給水ノズルのキャップの広範囲噴射構造により、水の噴射角を広げることができるので、洗濯物に水を効率良く水を当てることができる。
以下、この発明の洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の外観を示す斜視図である。
図1は、この発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の外観を示す斜視図である。
上記ドラム式洗濯機は、外箱開口部11を前面部に有する外箱1を備える。この外箱1の前面部には、外箱開口部11を開閉するドア2がヒンジで左右方向に回動可能に取り付けられている。また、外箱1の前面部の上部には操作表示部12が設けられている。ユーザは、操作表示部12を操作することにより、所望の洗濯コースを選択する。また、操作表示部12は例えば洗濯コースの残り時間などを表示する。
図2は上記ドラム式洗濯機の構成を説明するための模式断面図である。
上記ドラム式洗濯機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽3と、この水槽3内に回転可能に配置された有底円筒形状のドラム4と、水槽3の後部に取り付けられ、例えばインバータモータからなるモータ5と、ドラム4内に水を供給するための給水ノズル6とを備えている。なお、ドラム4は回転槽の一例である。
上記外箱1内には給水管13が設けられている。この給水管13の一端部は、給水口14を有し、図示しないホースを介して水道蛇口(水栓)に接続される。一方、給水管13の他端部は2股に分かれている。この2股の一方は、第1給水弁15および第1給水ホース17を介して給水ノズル6に接続されている。これにより、給水ノズル6はドラム4のドラム開口部41を介してドラム4内に向けて水道水を噴射することができるようになっている。一方、上記2股の他方は、第2給水弁16および第2給水ホース18を介して、図示しない洗剤ケースに接続されている。この洗剤ケースに流入した水道水は、洗剤ケース内の洗剤または柔軟剤を含んだ後、図示しないホースを介して、水槽3とドラム4の間に供給されるようになっている。なお、第1,第2給水ホース17,18としては、例えば、比較的柔らかいゴムまたは塩化ビニールからなるホースが用いられる。また、図1では給水口14の図示を省略している。なお、上記水道水は水の一例である。
上記ドア2は、ガラス窓21と、このガラス窓21の周縁部に取り付けられた樹脂製の枠体22とを有する。この枠体22には、ユーザが掴む把手が設けられている。
上記水槽3は、後部が前部より下がるように傾いている。また、水槽3は、外箱開口部11に対向する水槽開口部31を有する。この水槽開口部31には、給水ノズル6と、環状のゴム製のパッキン(図示せず)とが取り付けられている。ドア2が外箱開口部11を閉鎖したとき、ドア2のガラス窓21の前部が上記パッキンの内周縁部に密着する。これにより、水槽3内の洗濯水が水槽3外に漏れ出ないようになっている。また、ドア2が外箱開口部11を閉鎖すると、ドア2のガラス窓21の後部がドラム4内に入って給水ノズル6の水道水の噴射領域と重なる。なお、上記洗濯水とは、洗剤もしくは柔軟剤などを含む水、または、洗剤もしくは柔軟剤などを含まない水である。
上記ドラム4は、水槽3と同様に、後部が前部より下がるように傾いている。また、ドラム4の前面部には、水槽開口部31に対向するドラム開口部41が設けられている。また、ドラム4の周壁には複数の貫通穴42(図2では3個のみ図示する)が全体に渡って設けられている。また、ドラム4は洗濯物43を収容する。なお、ドラム開口部41は回転槽開口部の一例である。
上記貫通穴42は、水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間で洗濯水や空気を流通させる。例えば、ドラム4内の洗濯物43を脱水するためにドラム4を回転させると、ドラム4内の洗濯水が貫通穴42を通ってドラム4外に出る。
上記モータ5は、ロータ(図示せず)などを含むモータ本体50と、上記ロータに連結されてモータ本体50から突出する回転軸51とを備える。この回転軸51は、水平面に対して傾斜し、先端部がドラム4の後面部(底部)の中央に固定されている。
なお、図2の一点鎖線はドラム4の回転軸である。
図3は、給水ノズル6の外観を示す斜視図である。また、図4は、給水ノズル6を分解した状態を示す斜視図である。
上記給水ノズル6は、図3,図4に示すように、ノズル本体60、キャップ100および旋回子90を備える。
上記ノズル本体60は、給水口14からの水道水が内部を流れる。より詳しくは、ノズル本体60は、第1ノズル部70と、この第1ノズル部70に組み付けられた第2ノズル部80とで構成されるものであって、給水口14からの水道水が流れる水流路を内部に有する。この第1ノズル部70に第2ノズル部80を組み付けるときは、第1ノズル部70の下流側の端部の開口に第2ノズル部80の上流側の端部を嵌入する。これにより、第1ノズル部70内の水流路が第2ノズル部80内の水流路に連通する。このとき、第2ノズル部80の板形状の取付部81上に第1ノズル部70の板形状の取付部71を重ね、段付きリブ72の比較的低い部分にフック部82を解除可能に係止させる。
上記第2ノズル部80の下流側の端部の外周面には、第1環状リブ83と、この第1環状リブ83より下流側に位置する第2環状リブ84とが設けられている。また、上記外周面には、ノズル本体60に対してキャップ100を位置決めするための突起部86が設けられている。
上記キャップ100は、ノズル本体60の下流側の端部に取り付けられ、弾性材(例えばゴム)から成っている。このノズル本体60の下流側の端部にキャップ100を取り付けると、キャップ100の上流側の端部が第1環状リブ83に当接し、第2環状リブ84がキャップ100の内周面の環状溝112(図7,図8に示す)に嵌合する。
上記旋回子90は、ノズル本体60の内部を流れる水道水が経由するように、ノズル本体60内に配置される。すなわち、旋回子90は、第2ノズル部80の下流側の端部内に回転可能に収容される。この旋回子90は、水道水の流れを変更する2つの略半円板形状の部分91A,91Bを有する。この部分91A,91Bは、側方から見た形状がX字形状を呈するように形成されている。このような旋回子90をノズル本体60側からの水道水が経由することにより、100μm〜500μmの水粒子の旋回流が生成される。
なお、図3,図4において、73,74,85は、水槽開口部31に給水ノズル6を取り付けるためのネジが挿通されるネジ孔である。
図5は、キャップ100の外観を示す斜視図である。また、図6は、キャップ100の下流側の端面を示す図(キャップ100を下流側正面から見た図)である。
上記キャップ100のノズル本体60側とは反対側の端部(下流側の端部)には、図5,図6に示すように、ノズル本体60側からの水を噴射する噴射口101と、この噴射口101から噴射される水道水の噴射角を広げるための2つの切り欠き102A,102Bとが設けられている。なお、切り欠き102A,102Bは広範囲噴射構造の一例である。
上記噴射口101は、下流側から見たときの形状が円形状となるように形成されている。ノズル本体60側から噴射口101に供給される水道水の一部は、切り欠き102A,102B上を流れて、ドラム4内に噴射される。また、ノズル本体60側から噴射口101に供給される水道水の残りは、切り欠き102A,102B上を流れずに、ドラム4内に噴射される。
上記切り欠き102A,102Bは、ドラム4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水道水の噴射角θ2(図12に示す)よりも、ドラム4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角θ1(図10に示す)が広くなるように、噴射口101からの水道水を案内する。この切り欠き102A,102Bは、噴射口101を径方向から挟むように設けられている。また、噴射口101および切り欠き102A,102Bを下流側から見たとき、噴射口101および切り欠き102A,102Bが呈する形状は、2枚羽のプロペラのような形状であり、噴射口101の中央を中心とする点対称な形状となっている。また、切り欠き102A,102Bのそれぞれは、下流側から見たときの形状が扇形状となるように形成されている。
図7は図6のVII−VII線矢視の断面図である。また、図8は図6のVIII−VIII線矢視の断面図である。
上記キャップ100は、図7,図8に示すように、第2ノズル部80の下流側の端部に取り付けられる円筒形状の取付部111を有している。この取付部111の内周面には、第2ノズル部80の第2環状リブ84が嵌合する環状溝112が設けられている。一方、取付部111の外周面には、軸方向に延びる位置決め部113が設けられている。この位置決め部113は、第2ノズル部80の下流側の端部の突起部86に周方向から当接させる。
また、上記キャップ100内には、円柱形状の大径流路FP1と、この大径流路FP1よりも径が小さい円柱形状の小径流路FP2と、この小径流路FP2の下流端から噴射口101に近づくにつれて径が小さくなるテーパ流路FP3とが設けられている。ノズル本体60側から水道水は、大径流路FP1、小径流路FP2およびテーパ流路FP3を順に流れて噴射口101へ向かう。
上記切り欠き102A,102Bは、キャップ100の下流側の端面に対して垂直で径方向に平行な平面121A,121Bと、ノズル本体60側からの水道水を螺旋状に流すように形成された曲面122A,122Bとから成っている。この平面121A,121Bは、それぞれ、図6に示す二点鎖線に対してなす角度が10°〜20°の範囲内に入るように形成されている。この第1実施形態では上記角度が15°になっている。なお、上記二点鎖線は、位置決め部113と噴射口101の中央とを通る。また、給水ノズル6を水槽開口部31に取り付けて、水槽開口部31を正面から見たとき、水槽開口部31の中心を通って左右方向に延びる線に対して上記二点鎖線が45°の角度をなす。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、洗い工程またはすすぎ工程の給水時、第1給水弁15が開放される。これにより、給水ノズル6の噴射口101から水道水が噴射される。このとき、ノズル本体60側からの水道水の一部が、図9の矢印で示すように、切り欠き上102A,102Bを流れる。その結果、上記水道水の噴射角を広げることができるので、洗濯物43に水道水を効率良く当てることができる。
また、上記洗濯物43に水道水を効率良く当てることができるので、洗浄性能またはすすぎ性能を向上させることができる。
また、上記噴射口101の周囲に切り欠き102A,102Bを設けることにより、図10の二鎖線で示すように、ドラム4の回転軸方向から見たとき、給水ノズル6による水道水の噴射角θ1を比較的広くすることができる。
一方、図11の二鎖線で示すように、ドラム4を前方の斜め上方から見たとき、給水ノズル6による水道水の噴射領域が必要以上に広がっていない。すなわち、給水ノズル6による水道水の噴射領域のうち、ドラム4外の噴射領域は少ない。
別の図を用いて説明すると、図12の二点鎖線で示すように、回転軸に垂直な水平軸方向から見たとき、給水ノズル6による水道水の噴射角θ2を比較的狭くすることができる。したがって、給水ノズル6によって噴射された水道水のうち、ドア2に当たる水道水を少なくすることができる。すなわち、洗濯物43に当たらない無駄な水道水を減らすことができる。
また、上記噴射口101を径方向から挟むように、2つの切り欠き102A,102Bを設けることにより、切り欠き102A,102Bの一方だけを設けるときによりも、ドラム4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角θ1を広げることができる。
また、上記切り欠き102A,102Bの曲面122A,122Bにより、ノズル本体60側からの水道水を螺旋状に流すことができる。したがって、曲面122A,122B上で水道水をスムーズに流し、噴射口101近傍における乱流の発生を抑制できる。その結果、噴射口101から噴射される水道水の圧力が下がるのを防いで、その水道水を洗濯物43に強く当てることができる。
また、上記切り欠き102A,102Bを下流側から見たときの形状が扇形状であるので、ドラム4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水道水の噴射角θ2よりも、ドラム4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角θ1を確実に広げることができる。
また、上記給水ノズル6による水道水の噴射領域を図10〜図12のようにするには、切り欠き102A,102Bの位置調整が重要になるが、この位置調整は第2ノズル部80の下流側の端部の突起部86にキャップ100の位置決め部113を周方向から当接させるだけで行える。したがって、上記ドラム式洗濯機の製造作業性は良好である。
また、上記給水ノズル6が水道水を噴射するとき、第2ノズル部80の下流側の端部の突起部86にキャップ100の位置決め部113を周方向から当接させておけば、水道水の噴射の反力によってキャップ100が回転するのを防ぐことができる。
図13は、比較例のキャップ900の外観を示す斜視図である。また、図14は、キャップ900の下流側の端面を示す図(キャップ900を下流側正面から見た図)である。また、図15は図14のXV−XV線矢視の断面図である。また、図16は図14のXVI−XVI線矢視の断面図である。なお、図13〜図16では、図5〜図8の構成部と同一構成部に、図5〜図8の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記キャップ900は、キャップ100と同じ材料で形成されているが、形状が異なっている。より詳しくは、キャップ900は、図13〜図16に示すように、切り欠き101A,101Bおよび位置決め部113を有していない。すなわち、キャップ900では噴射口101の周囲の面は平坦な環状面となっており、取付部111の外周面は平坦な円筒面となっている。
上記構成のキャップ900を有する給水ノズル96で洗い工程またはすすぎ工程の給水を行った場合、図17の二鎖線で示すように、ドラム4の回転軸方向から見たとき、給水ノズル96による水道水の噴射角θ11は、給水ノズル6による水道水の噴射角θ1よりも狭くなってしまう。
但し、図18の二鎖線で示すように、ドラム4を前方の斜め上方から見たとき、給水ノズル96による水道水の噴射領域は、給水ノズル6のときと同様に必要以上に広がっていない。
別の図を用いて説明すると、図19の二点鎖線で示すように、ドラム4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たとき、給水ノズル96による水道水の噴射角θ12は、給水ノズル6による水道水の噴射角θ2と略同じになっている。
図10〜図12と図17〜図19との比較から明らかなように、比較例の給水ノズル96では、洗濯物43に当たらない無駄な水道水を減らすこともできても、洗濯物43に水道水を効率良く水を当てることができない。
これに対して、上記給水ノズル6であれば、洗濯物43に水道水を効率良く水を当てることができ、その上、洗濯物43に当たらない無駄な水道水を減らすこともできる。
上記第1実施形態では、噴射口101の周縁部に、2つの切り欠き102A,102Bを設けていたが、切り欠き102A,102Bの一方だけを設けるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、噴射口101の周縁部に、2つの切り欠き102A,102Bを設けていたが、切り欠き102A,102Bの他に、1つまたは複数の切り欠きを設けてもよい。この場合、上記1つまたは複数の切り欠きは、切り欠き102A,102Bと同じ形状にしてもよいし、あるいは、切り欠き102A,102Bとは異なる形状にしてもよい。
上記第1実施形態では、給水ノズル6が水道水を噴射するとき、ドラム4を回転させてもよい。この場合、例えば、ドラム4は、洗濯物43がドラム4の内周面に貼り付かないように、一方向に回転させ続けてもよいし、あるいは、正回転と逆回転とを交互に行わせてもよい。これにより、給水ノズル6によって噴射された水道水を、洗濯物43の全体に短時間で当てることができる。
上記第1実施形態では、給水ノズル6に水道水を供給していたが、給水口14にホースを介して風呂水ポンプを接続することにより、給水ノズル6に風呂水を供給してもよい。
上記第1実施形態では、給水ノズル6は、洗剤および柔軟剤を含まない水道水を噴射していたが、水道水などが洗剤ケースを経由して給水ノズル6に供給されるようにして、洗剤または柔軟剤を含む水などを噴射するようにしてもよい。
上記第1実施形態において、水槽開口部31以外の場所(例えば外箱開口部11)に給水ノズル6を取り付けてもよい。すなわち、給水ノズル6が噴射した水をドラム4内の洗濯物43に直接かけることができるのであれば、給水ノズル6の取付場所は水槽開口部31に限定されない。
〔第2実施形態〕
図20は、この発明の第2実施形態のキャップ200の外観を示す斜視図である。また、図21は、キャップ200の下流側の端面を示す図(キャップ200を下流側正面から見た図)である。なお、図20,図21では、図5〜図8の構成部と同一構成部に、図5〜図8の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
図20は、この発明の第2実施形態のキャップ200の外観を示す斜視図である。また、図21は、キャップ200の下流側の端面を示す図(キャップ200を下流側正面から見た図)である。なお、図20,図21では、図5〜図8の構成部と同一構成部に、図5〜図8の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記キャップ200は、上記第1実施形態と同様に弾性材からなるが、図20,図21に示すように、上記第1実施形態とは異なる形状の切り欠き202A,202Bが噴射口201の周縁部に設けられている。この切り欠き202A,202Bは広範囲噴射構造の一例である。
上記噴射口201は、下流側から見たときの形状が円形状であり、上記第1実施形態の噴射口101とは軸方向の長さが異なるだけである。
上記切り欠き202A,202Bは、ドラム4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水道水の噴射角よりも、ドラム4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角が広くなるように、噴射口201からの水道水を案内する。この切り欠き202A,202Bは、噴射口201を径方向から挟むように設けられている。また、噴射口201および切り欠き202A,202Bを下流側から見たとき、噴射口201および切り欠き202A,202Bが呈する形状は、噴射口201の中央を通って径方向に平行な直線に対して対称な形状となっている。
図22は図21のXXII−XXII線矢視の断面図である。また、図23は図21のXXIII−XXIII線矢視の断面図である。
上記キャップ200の下流側の端部には、図22,図23に示すように、平面221,222が所定の間隔をあけて設けられている。この平面221,222は、キャップ200の下流側の端面に対して垂直であり、かつ、径方向に平行である。この平面221,222のそれぞれの一部は切り欠き202Aの一部を構成し、平面221,222のそれぞれの残りの部分は切り欠き202Bの一部を構成する。
上記切り欠き202A,202BはR面223A,223Bを有する。このR面223A,223Bは、ノズル本体60側からの水道水が径方向外側に流れるように形成されており、下流側から見たときの形状が略矩形状になっている。より詳しくは、R面223A,223Bは、噴射口201の中心軸と所定の距離を有する円弧を上記中心軸まわりに回転させることで得られる曲面の一部である。
上記構成のキャップ200をキャップ100の換わりに用いた場合も、上記第1実施形態と同様に、洗い工程またはすすぎ工程の給水時、洗濯物43に水道水を効率良く水を当てることができ、その上、洗濯物43に当たらない無駄な水道水を減らすことができる。
また、上記ノズル本体60側からの水道水が径方向外側に流れるように、R面223A,223Bが形成されているので、回転槽4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角が広がり易くなっている。
また、上記切り欠き202A,202Bは下流側から見たときの形状が略矩形状となるように形成されている。すなわち、切り欠き202A,202Bを下流側から見た形状は、矩形に類似する形状になっている。したがって、回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水道水の噴射角よりも、回転槽4の回転軸方向から見たときの水道水の噴射角を確実に広げることができる。
上記第2実施形態では、噴射口101の周縁部に、2つの切り欠き202A,202Bを設けていたが、切り欠き202A,202Bの一方だけを設けるようにしてもよい。
上記第2実施形態では、噴射口101の周縁部に、2つの切り欠き202A,202Bを設けていたが、切り欠き202A,202Bの他に、1つまたは複数の切り欠きを設けてもよい。この場合、上記1つまたは複数の切り欠きは、切り欠き202A,202Bと同じ形状にしてもよいし、あるいは、切り欠き202A,202Bとは異なる形状にしてもよい。
上記第2実施形態では、取付部111の外周面に位置決め部113を設けていなかったが、上記第1実施形態と同様に、取付部111の外周面に位置決め部113を設けて、第2ノズル部80の下流側の端部の突起部86に周方向から当接させてもよい。
〔第3実施形態〕
図24は、この発明の第3実施形態のキャップ300の外観を示す斜視図である。また、図25は、キャップ300の下流側の端面を示す図(キャップ300を下流側正面から見た図)である。なお、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
図24は、この発明の第3実施形態のキャップ300の外観を示す斜視図である。また、図25は、キャップ300の下流側の端面を示す図(キャップ300を下流側正面から見た図)である。なお、以下の説明では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記キャップ300のノズル本体60側とは反対側の端部(下流側の端部)には、図24,図25に示すように、ノズル本体60側からの水を噴射する噴射口301と、この噴射口301から噴射される水道水の噴射角を広げるためのR面302とが設けられている。なお、R面302は広範囲噴射構造の一例である。
上記噴射口301は、下流側から見たときの形状が円形状となるように形成されている。ノズル本体60側から噴射口301に供給される水道水の一部は、R面302上を流れて、ドラム4内に噴射される。また、ノズル本体60側から噴射口301に供給される水道水の残りは、R面302上を流れずに、ドラム4内に噴射される。
上記R面302は、噴射口301の周縁部の全周にわたって設けられている。このR面302は、噴射口301の中心軸と所定の距離を有する円弧を上記中心軸まわりに回転させることで得られる曲面である。
図26は図25のXXVI−XXVI線矢視の断面図である。また、図27は図25のXXVII−XXVII線矢視の断面図である。
上記キャップ300は、図26,図27に示すように、第2ノズル部80の下流側の端部に取り付けられる円筒形状の取付部311を有している。この取付部311の内周面には、第2ノズル部80の第2環状リブ84が嵌合する環状溝112が設けられている。
また、上記キャップ300内には、円柱形状の大径流路FP31と、この大径流路FP31よりも径が小さい円柱形状の中径流路FP32と、この中径流路FP32よりも径が小さい円柱形状の小径流路FP33と、この小径流路FP33の下流側の端から噴射口301に近づくにつれて径が小さくなるテーパ流路FP34とが設けられている。ノズル本体60側から水道水は、大径流路FP31、中径流路FP32、小径流路FP33およびテーパ流路FP34を順に流れて噴射口301へ向かう。
上記構成のキャップ300を有する給水ノズル36で洗い工程またはすすぎ工程の給水を行った場合、ノズル本体60側からの水道水の一部がR面302上を流れる。したがって、上記水道水の噴射角を広げることができるので、洗濯物43に水道水を効率良く当てることができる。
また、上記噴射口301の周縁部にR面302を設けることにより、図28〜図30の二鎖線で示すように、ドラム4の回転軸方向から見たときも、ドラム4を前方の斜め上方から見たときも、また、ドラム4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときも、給水ノズル6による水道水の噴射角θ31,θ32が、上記第1実施形態のときよりも広がる。
また、上記噴射口301の周縁部の全周にわたってR面302を設けることにより、噴射口301は、回転槽4の内周面の半分を超える部分に水がかかるように、水道水を噴射することができる。
〔第4実施形態〕
上記第1〜第3実施形態では、洗濯物43を乾燥させるための機能(以下、「乾燥機能」と言う)を有さないドラム式洗濯機に、給水ノズル6,36などを搭載していたが、この発明の第4実施形態では、乾燥機能を有するドラム式洗濯機に、給水ノズル6,36などを搭載している。
上記第1〜第3実施形態では、洗濯物43を乾燥させるための機能(以下、「乾燥機能」と言う)を有さないドラム式洗濯機に、給水ノズル6,36などを搭載していたが、この発明の第4実施形態では、乾燥機能を有するドラム式洗濯機に、給水ノズル6,36などを搭載している。
なお、上記乾燥機能は、例えば、洗濯物43に当てる温風をシーズヒータで生成するものであってもよいし、その温風をヒートポンプで生成するものであってもよい。
〔第5実施形態〕
上記第1〜第3実施形態では、ドラム式洗濯機に給水ノズル6,36などを搭載していたが、この発明の第5実施形態では、全自動洗濯機などのいわゆる縦型洗濯機に給水ノズル6,36などを搭載している。
上記第1〜第3実施形態では、ドラム式洗濯機に給水ノズル6,36などを搭載していたが、この発明の第5実施形態では、全自動洗濯機などのいわゆる縦型洗濯機に給水ノズル6,36などを搭載している。
すなわち、この発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
この発明の洗濯機は、
外箱1と、
上記外箱1内に配置された水槽3と、
上記水槽3内に回転可能に配置され、洗濯物43を収容する回転槽4と、
上記回転槽4内に水を供給するための給水ノズル6,36と
を備え、
上記給水ノズル6,36は、
水が内部を流れるノズル本体60と、
上記ノズル本体60内に配置されて上記水が経由し、旋回流を発生させる旋回子90と、
上記ノズル本体60の下流側の端部に取り付けられたキャップ100,200,300と
を有し、
上記キャップ100,200,300の上記ノズル本体60側とは反対側の端部には、上記ノズル本体60側からの水を噴射する噴射口101,201,301と、この噴射口101,201,301から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造102A,102B,202A,202B,302とが設けられていることを特徴としている。
外箱1と、
上記外箱1内に配置された水槽3と、
上記水槽3内に回転可能に配置され、洗濯物43を収容する回転槽4と、
上記回転槽4内に水を供給するための給水ノズル6,36と
を備え、
上記給水ノズル6,36は、
水が内部を流れるノズル本体60と、
上記ノズル本体60内に配置されて上記水が経由し、旋回流を発生させる旋回子90と、
上記ノズル本体60の下流側の端部に取り付けられたキャップ100,200,300と
を有し、
上記キャップ100,200,300の上記ノズル本体60側とは反対側の端部には、上記ノズル本体60側からの水を噴射する噴射口101,201,301と、この噴射口101,201,301から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造102A,102B,202A,202B,302とが設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、上記水が噴射口101,201,301から噴射されるとき、キャップ100,200,300の噴射口101,201,301側の端部には広範囲噴射構造102A,102B,202A,202B,302があるので、水の噴射角を広げることができる。したがって、洗濯物43に水を効率良く水を当てることができる。
なお、上記噴射口101,201,301から噴射される水は、洗剤または柔軟剤などを含まない水であってもよいし、洗剤または柔軟剤などを含む水であってもよい。
一実施形態の洗濯機では、
上記外箱1に取り付けられたドア2を備え、
上記外箱1は、上記ドア2で開閉される外箱開口部11を有し、
上記水槽3は、上記外箱開口部11に対向する水槽開口部31を有し、
上記回転槽4は、上記水槽開口部31に対向する回転槽開口部41を有し、
上記給水ノズル6,36は、上記回転槽開口部41を介して上記回転槽4内に向けて水を噴射し、
上記広範囲噴射構造102A,102B,202A,202B,302は、上記回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、上記回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広くなるように、上記噴射口101,201からの水を案内する切り欠き102A,102B,202A,202Bである。
上記外箱1に取り付けられたドア2を備え、
上記外箱1は、上記ドア2で開閉される外箱開口部11を有し、
上記水槽3は、上記外箱開口部11に対向する水槽開口部31を有し、
上記回転槽4は、上記水槽開口部31に対向する回転槽開口部41を有し、
上記給水ノズル6,36は、上記回転槽開口部41を介して上記回転槽4内に向けて水を噴射し、
上記広範囲噴射構造102A,102B,202A,202B,302は、上記回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、上記回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広くなるように、上記噴射口101,201からの水を案内する切り欠き102A,102B,202A,202Bである。
上記実施形態によれば、上記切り欠き102A,102B,202A,202Bが噴射口101,201からの水を案内することにより、回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角を広げることができる。したがって、上記ドア2に当たる水を減らすことができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠き102A,102B,202A,202Bは上記噴射口101,201を径方向から挟むように2つ設けられている。
上記切り欠き102A,102B,202A,202Bは上記噴射口101,201を径方向から挟むように2つ設けられている。
上記実施形態によれば、上記噴射口101,201を径方向から挟むように、2つの切り欠き102A,102B,202A,202Bを設けることにより、切り欠き102A,102B,202A,202Bが1つのときに比べて、回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角を広げることができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠き102A,102Bは、上記ノズル本体60側からの水を螺旋状に流すように形成された曲面122A,122Bを有する。
上記切り欠き102A,102Bは、上記ノズル本体60側からの水を螺旋状に流すように形成された曲面122A,122Bを有する。
上記実施形態によれば、上記曲面122A,122Bはノズル本体60側からの水が螺旋状に流れるように形成されている。これにより、上記曲面122A,122B上で水をスムーズに流すことができるので、噴射口101近傍における乱流の発生を抑制できる。その結果、上記噴射口101から噴射される水の圧力の低下を防いで、その水を洗濯物43に強く当てることができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠き102A,102Bを下流側から見たときの形状が扇形状である。
上記切り欠き102A,102Bを下流側から見たときの形状が扇形状である。
上記実施形態によれば、上記切り欠き102A,102Bを下流側から見たときの形状が扇形状であるので、回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角を確実に広げることができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠き202A,202Bは、上記ノズル本体60側からの水を径方向外側へ流すように形成されたR面223A,223Bを有する。
上記切り欠き202A,202Bは、上記ノズル本体60側からの水を径方向外側へ流すように形成されたR面223A,223Bを有する。
上記実施形態によれば、上記ノズル本体60側からの水が径方向外側に流れるように、R面223A,223Bを形成することにより、回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広がり易くなる。
一実施形態の洗濯機では、
上記切り欠き202A,202Bを下流側から見たときの形状が略矩形状である。
上記切り欠き202A,202Bを下流側から見たときの形状が略矩形状である。
ここで、上記略矩形状とは略正方形状または略長方形状を意味する。
上記実施形態によれば、上記切り欠き202A,202Bを下流側から見たときの形状が略矩形状であるので、回転槽4の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、回転槽4の回転軸方向から見たときの水の噴射角を確実に広げることができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記広範囲噴射構造302は、上記噴射口301の周縁部の全周にわたって設けられたR面302である。
上記広範囲噴射構造302は、上記噴射口301の周縁部の全周にわたって設けられたR面302である。
上記実施形態によれば、上記噴射口301の周縁部の全周にわたってR面302を設けることにより、噴射口301は、回転槽4の内周面の半分を超える部分に水がかかるように、水を噴射することができる。
この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第5実施形態に記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 外箱
2 ドア
3 水槽
4 回転槽
5 モータ
6,36 給水ノズル
11 外箱開口部
31 水槽開口部
41 回転槽開口部
60 ノズル本体
70 第1ノズル部
80 第2ノズル部
90 旋回子
100,200,300,900 キャップ
101,201,301,901 噴射口
102A,102B,202A,202B 切り欠き
121A,121B,221,222 平面
122A,122B 曲面
223A,223B,302 R面
2 ドア
3 水槽
4 回転槽
5 モータ
6,36 給水ノズル
11 外箱開口部
31 水槽開口部
41 回転槽開口部
60 ノズル本体
70 第1ノズル部
80 第2ノズル部
90 旋回子
100,200,300,900 キャップ
101,201,301,901 噴射口
102A,102B,202A,202B 切り欠き
121A,121B,221,222 平面
122A,122B 曲面
223A,223B,302 R面
Claims (5)
- 外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記回転槽内に水を供給するための給水ノズルと
を備え、
上記給水ノズルは、
水が内部を流れるノズル本体と、
上記ノズル本体内に配置されて上記水が経由し、旋回流を発生させる旋回子と、
上記ノズル本体の下流側の端部に取り付けられたキャップと
を有し、
上記キャップの上記ノズル本体側とは反対側の端部には、上記ノズル本体側からの水を噴射する噴射口と、この噴射口から噴射される水の噴射角を広げるための広範囲噴射構造とが設けられていることを特徴とする洗濯機。 - 請求項1に記載の洗濯機において、
上記外箱に取り付けられたドアを備え、
上記外箱は、上記ドアで開閉される外箱開口部を有し、
上記水槽は、上記外箱開口部に対向する水槽開口部を有し、
上記回転槽は、上記水槽開口部に対向する回転槽開口部を有し、
上記給水ノズルは、上記回転槽開口部を介して上記回転槽内に向けて水を噴射し、
上記広範囲噴射構造は、上記回転槽の回転軸に垂直な水平軸方向から見たときの水の噴射角よりも、上記回転槽の回転軸方向から見たときの水の噴射角が広くなるように、上記噴射口からの水を案内する切り欠きであることを特徴とする洗濯機。 - 請求項2に記載の洗濯機において、
上記切り欠きは上記噴射口を径方向から挟むように2つ設けられていることを特徴とする洗濯機。 - 請求項2または3に記載の洗濯機において、
上記切り欠きは、上記ノズル本体側からの水を螺旋状に流すように形成された曲面を有することを特徴とする洗濯機。 - 請求項2から4までのいずれか一項に記載の洗濯機において、
上記切り欠きを下流側から見たときの形状が扇形状であることを特徴とする洗濯機。
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