JP2017016017A - 光導波路およびその製法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光路用コアが、高さが高くなっているとともに幅が狭くなっていても、その光路用コアが倒伏しない光導波路およびその製法を提供する。【解決手段】光導波路は、アンダークラッド層1と、このアンダークラッド層1の表面に突出形成された線状の光路用コア2と、光路用コア2と隙間をあけた状態で、アンダークラッド層1の表面に突出形成された、光路用コア2の倒伏防止用のダミーコアDとを備えている。光路用コア2およびダミーコアDは、コア形成用の感光性樹脂層を、光路用コア2およびダミーコアDのパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスクを介して、感光性樹脂層をパターンに露光した後、現像液を用い現像することにより形成される。【選択図】図1
Description
本発明は、光通信,光情報処理,位置センサ,その他一般光学の分野で用いられる光導波路およびその製法に関するものである。
光導波路は、一般に、アンダークラッド層の表面に、線状の光路用コアが突出状にパターン形成されたものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
上記光路用コアのパターン形成は、まず、アンダークラッド層の表面に、コア形成用の感光性樹脂を塗布し、その感光性樹脂層を形成する。ついで、上記光路用コアのパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスクを介して、上記感光性樹脂層を上記パターンに露光し、その露光部分を硬化させる。そして、現像液を用いて現像を行うことにより、未露光部分を溶解させて除去し、残存した上記露光部分を上記パターンの光路用コアに形成する。
ところで、光導波路が用いられている電子光学機器では、光導波路と光学部品(光素子,レンズ等)との接続において、光路用コアの先端面から出射される光を効率よく光学部品に伝達させるためには、その光路用コアの高さを高くする方が有利であることが知られている。
また、最近、上記電子光学機器の小型化が進むに伴い、それに用いられている光導波路の幅を狭くすることが求められている。それを実現するためには、光路用コアの幅を狭くする必要がある。
しかしながら、上記のように、光導波路の光路用コアを、高さを高くするとともに幅を狭くすると、現像工程後に、その光路用コアが倒伏している場合がある。倒伏した光路用コアは、光の伝播損失が大きい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、光路用コアが、高さが高くなっているとともに幅が狭くなっていても、その光路用コアが倒伏しない光導波路およびその製法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、アンダークラッド層と、このアンダークラッド層の表面に突出形成された光路用コアと、この光路用コアと隙間をあけた状態で、上記アンダークラッド層の表面に突出形成された、上記光路用コアの倒伏防止用のダミーコアとを備えている光導波路を第1の要旨とする。
また、本発明は、アンダークラッド層を準備する工程と、このアンダークラッド層の表面に、コア形成用の感光性樹脂層を形成する工程と、光路用コアのパターン、およびその光路用コアと隙間をあけた状態で形成される、その光路用コアの倒伏防止用のダミーコアのパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスクを介して、上記感光性樹脂層を上記パターンに露光する工程と、現像液を用い、未露光部分を溶解させて除去し、残存した上記露光部分を上記パターンの光路用コアおよびダミーコアに形成する現像工程とを備えている光導波路の製法を第2の要旨とする。
本発明者らは、光導波路において、光路用コアが、高さが高くなっているとともに幅が狭くなっていても、その光路用コアが倒伏しないようにすべく、まず、従来技術において、光路用コアが倒伏する原因を追究した。その結果、その原因は、現像工程での現像液による荷重であることが判明した。すなわち、先に述べたように、コア形成用の感光性樹脂層を露光した後の現像工程では、未露光部分を現像液により溶解させて除去するが、その際、形成された光路用コアに、上記現像液の流れが当たる。上記光路用コアは高さが高いことから、その流れを受ける面積が大きく、その分、上記光路用コアにかかる荷重が大きくなっている。しかも、上記光路用コアは幅が狭いことから、その荷重に耐えることが困難となっている。そのため、光路用コアは、上記のように倒伏するのである。
そこで、本発明者らは、現像工程において、形成された光路用コアが現像液の流れの影響を受けにくくすべく、ダミーコアを、光路用コアと隙間をあけた状態で、上記アンダークラッド層の表面に突出形成することを着想した。すなわち、コア形成用の感光性樹脂層を、光路用コアのパターンに露光する際に、それと同時に、上記ダミーコアのパターンに露光し、その後の現像工程で、光路用コアとともに、その光路用コアの両側または片側に、上記ダミーコアを形成するようにした。その他の場合として、光路用コアが複数本並列に形成され、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が狭い(例えば50μm未満)場合は、それら光路用コアからなる光路用コア群の外側に、その光路用コア群の両側の光路用コアと隙間をあけた状態で、上記ダミーコアを形成するようにした。
その結果、上記ダミーコアを光路用コアの両側に形成する場合は、その光路用コアの両側からの現像液の流れを、上記両側のダミーコアが受け止め、光路用コアが現像液の流れの影響を受けにくくなり、光路用コアの倒伏が防止されることを突き止めた。
一方、上記ダミーコアを光路用コアの片側に形成する場合は、そのダミーコアが形成されている片側からの現像液の流れを、上記片側のダミーコアが受け止め、光路用コアがその片側からの現像液の流れの影響を受けにくくなり、その片側からの現像液の流れによる光路用コアの倒伏が防止されることを突き止めた。上記ダミーコアが形成されていないもう一方の片側からの現像液の流れは、光路用コアが受けるため、その光路用コアが反対側の上記ダミーコア側に倒伏しようとするものの、その光路用コアが倒伏しないよう、上記ダミーコアが上記光路用コアを支え、現像工程が終えた後に、上記光路用コアが自己の復元力により元の起立状態に戻ることも突き止めた。
さらに、上記ダミーコアを上記光路用コア群の両側に形成する場合は、その光路用コア群の両側からの現像液の流れを、上記両側のダミーコアが受け止め、光路用コア群が現像液の流れの影響を受けにくくなる。しかも、光路用コア群内では、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が狭いことから、光路用コア群内の光路用コアは、現像液の流れの影響をより一層受けにくく、倒伏が防止されることを突き止めた。
このように、光路用コアと隙間をあけて形成された上記ダミーコアが、光路用コアの倒伏防止用として作用することを見出し、本発明に到達した。
本発明の光導波路は、光路用コアと隙間をあけて、その光路用コアの倒伏防止用のダミーコアが、アンダークラッド層の表面に突出形成されているため、現像工程での現像液の流れによる光路用コアの倒伏を防止することができる。そのため、本発明の光導波路は、光路用コアの倒伏による光の伝播損失がなく、光の伝播が安定した信頼性のある光導波路とすることができる。
そして、本発明の光導波路の製法は、アンダークラッド層の表面に形成したコア形成用の感光性樹脂層をパターン露光することにより、その露光部分を光路用コア、およびその光路用コアと隙間をあけた、その光路用コアの倒伏防止用のダミーコアに形成するため、現像工程での現像液の流れによる光路用コアの倒伏を防止することができる。そのため、光の伝播が安定した信頼性のある本発明の光導波路を作製することができる。
特に、上記光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えている場合には、光路用コアが、高さがより高くなっているとともに幅がより狭くなっている。そのため、光路用コアと光学部品との間の光伝播効率により一層優れているとともに、光導波路の幅を狭くして、その光導波路を用いる電子光学機器の小型化をより一層図ることができる。
また、上記のように光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えている場合には、その光路用コアは、倒伏しやすくなるものの、アンダークラッド層の表面に形成される上記光路用コアが1本である場合、およびその光路用コアが複数本であって、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm以上である場合は、その光路用コアの両側に、その光路用コアと50μm未満の隙間をあけて、上記ダミーコアを、その高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)を2.5以下に設定して形成することにより、上記光路用コアの倒伏を防止することができる。
また、上記光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超え、その光路用コアが複数本並列されており、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm未満である場合には、上記光路用コアからなる光路用コア群の外側に、その光路用コア群の両側の光路用コアと50μm未満の隙間をあけて、上記ダミーコアを、その高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)を2.5以下に設定して形成することにより、上記光路用コア群内の光路用コアの倒伏を防止することができる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1(a)は、本発明の光導波路の第1の実施の形態を示す平面図であり、図1(b)は、そのA−A断面図である。この実施の形態の光導波路は、アンダークラッド層1と、このアンダークラッド層1の表面に突出形成された線状の1本の光路用コア2と、この光路用コア2の両側に、その光路用コア2と50μm未満の隙間S1をあけた状態で、上記アンダークラッド層1の表面に突出形成された、上記光路用コア2の倒伏防止用のダミーコアDとを備えている。上記光路用コア2は、高さH1と幅W1の比(光路用コア高さH1/光路用コア幅W1)が2.5を超えており、上記ダミーコアDは、高さH2と幅W2の比(ダミーコア高さH2/ダミーコア幅W2)が2.5以下に設定されている。上記光路用コア2の倒伏防止用のダミーコアDを形成することが、本発明の大きな特徴である。なお、この実施の形態では、上記光路用コア2および上記ダミーコアDを被覆した状態で、上記アンダークラッド層1の表面に、オーバークラッド層3が形成されている。
上記光導波路は、つぎのようにして作製される。
まず、図2(a)に示すように、上記アンダークラッド層1を準備する。このアンダークラッド層1としては、感光性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を硬化させたもの、または樹脂フィルム等があげられる。上記アンダークラッド層1の高さは、例えば、10〜500μmの範囲内に設定される。
ついで、図2(b)に示すように、上記アンダークラッド層1の表面に、コア形成用の感光性樹脂を塗布し、1層の感光性樹脂層2Aを形成する。
つぎに、図2(c)に示すように、上記感光性樹脂層2Aの上方に、上記光路用コア2および上記ダミーコアD〔図2(d)参照〕のパターンに対応する開口パターンが形成されている1枚の露光マスクMを位置決めする。そして、その露光マスクMを介して、上記感光性樹脂層2Aを露光する。その後、必要に応じて、上記感光性樹脂層2Aを加熱処理する。それにより、上記感光性樹脂層2Aの露光部分を硬化させる。
つづいて、図2(d)に示すように、現像液を用いて現像を行うことにより、上記感光性樹脂層2A〔図2(c)参照〕の未露光部分を溶解させて除去し、上記露光部分をアンダークラッド層1の表面に残存させる。その後、必要に応じて、その残存した露光部分を加熱処理し、その残存した露光部分内に残る現像液を除去する。そして、その残存した露光部分を、上記パターンの光路用コア2およびダミーコアDに形成する。これら光路用コア2およびダミーコアDは、同時に形成され、同じ高さH1(H2)に形成される。その高さH1(H2)は、例えば、10〜100μmの範囲内に設定される。また、光路用コア2の幅W1は、例えば、3〜39μmの範囲内に設定され、ダミーコアDの幅W2は、例えば、5μm以上に設定される。
上記現像工程では、現像液の流れが発生するが、この実施の形態では、光路用コア2の両側に上記ダミーコアDが形成されているため、その光路用コア2の両側からの現像液の流れを、上記両側のダミーコアDが受け止め、光路用コア2が現像液の流れの影響を受けにくくなっている。それにより、上記光路用コア2の高さH1と幅W1の比(光路用コア高さH1/光路用コア幅W1)が2.5を超え、その光路用コア2が倒伏しやすくなっていても、その光路用コア2の倒伏が防止されている。このように、上記ダミーコアDにより上記光路用コア2の倒伏を防止することが、本発明の大きな特徴である。
そして、図2(e)に示すように、上記光路用コア2および上記ダミーコアDを被覆するよう、上記アンダークラッド層1の表面に、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を塗布した後、それを硬化させ、オーバークラッド層3に形成する。このオーバークラッド層3の、光路用コア2の頂面からの高さは、例えば、1〜1000μmの範囲内に設定される。このようにして、上記光導波路を作製することができる。
図3(a)は、本発明の光導波路の第2の実施の形態を示す平面図であり、図3(b)は、そのB−B断面図である。この実施の形態の光導波路は、図1(a),(b)に示す第1の実施の形態において、アンダークラッド層1の表面に形成される光路用コア2が複数本であり、隣り合う光路用コア2と光路用コア2との間の隙間S2が50μm以上に設定されている。そして、各光路用コア2の両側に、その光路用コア2と50μm未満の隙間S1をあけて、その光路用コア2の倒伏防止用の上記ダミーコアDが形成されている。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。そして、上記第1の実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
なお、上記第1および第2の実施の形態では、光路用コア2の両側に上記ダミーコアDを形成したが、光路用コア2の片側のみに上記ダミーコアDを形成してもよい。この場合、上記ダミーコアDが形成されていないもう一方の片側からの現像液の流れを、光路用コア2が受けるため、その光路用コア2が反対側の上記ダミーコアD側に倒伏しようとするものの、その光路用コア2が倒伏しないよう、上記ダミーコアDが上記光路用コア2を支える。そして、現像工程が終えた後に、上記光路用コア2が自己の復元力により元の起立状態に戻る。
図4(a)は、本発明の光導波路の第3の実施の形態を示す平面図であり、図4(b)は、そのC−C断面図である。この実施の形態の光導波路は、アンダークラッド層1の表面に形成される光路用コア2が複数本であり、隣り合う光路用コア2と光路用コア2との間の隙間S2が50μm未満に設定されており、複数本の光路用コア2が並列に形成されている。そして、それら光路用コア2からなる光路用コア群20の外側に、その光路用コア群20の両側の光路用コア2と50μm未満の隙間S1をあけて、上記光路用コア2の倒伏防止用の上記ダミーコアDが形成されている。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付している。
この実施の形態では、上記光路用コア群20の両側に上記ダミーコアDが形成されているため、その光路用コア群20の両側からの現像液の流れを、上記両側のダミーコアDが受け止め、光路用コア群20が現像液の流れの影響を受けにくくなっている。しかも、光路用コア群20内では、隣り合う光路用コア2と光路用コア2との間の隙間S2が狭い(50μm未満)ことから、光路用コア群20内の光路用コア2は、現像液の流れの影響をより一層受けにくくなっているため、光路用コア2の倒伏が防止されている。
上記各実施の形態の光導波路は、光電気混載基板,位置センサ等に用いられる光導波路として採用することができる。
なお、上記各実施の形態では、光路用コア2およびダミーコアDを被覆するオーバークラッド層3を形成したが、そのオーバークラッド層3を形成することなく、エアクラッドとしてもよい。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。但し、本発明は、実施例に限定されるものではない。
〔アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料〕
成分a:エポキシ樹脂(ADEKA社製、EP4080E)100重量部。
成分b:光酸発生剤(サンアプロ社製、CPI101A)2重量部。
これら成分a,bを混合することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
成分a:エポキシ樹脂(ADEKA社製、EP4080E)100重量部。
成分b:光酸発生剤(サンアプロ社製、CPI101A)2重量部。
これら成分a,bを混合することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔光路用コアおよびダミーコアの形成材料〕
成分c:エポキシ樹脂(ダイセル社製、EHPE3150)75重量部。
成分d:エポキシ樹脂(東都化成社製、KI−3000−4)25重量部。
成分e:光酸発生剤(ADEKA社製、SP170)1重量部。
成分f:乳酸エチル(和光純薬工業社製、溶剤)50重量部。
これら成分c〜fを混合することにより、光路用コアおよびダミーコアの形成材料を調製した。
成分c:エポキシ樹脂(ダイセル社製、EHPE3150)75重量部。
成分d:エポキシ樹脂(東都化成社製、KI−3000−4)25重量部。
成分e:光酸発生剤(ADEKA社製、SP170)1重量部。
成分f:乳酸エチル(和光純薬工業社製、溶剤)50重量部。
これら成分c〜fを混合することにより、光路用コアおよびダミーコアの形成材料を調製した。
〔実施例1〕
上記各形成材料を用いて、上記第1の実施の形態と同様にして、図1(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率を下記の表1に示す。また、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μmとした。
上記各形成材料を用いて、上記第1の実施の形態と同様にして、図1(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率を下記の表1に示す。また、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μmとした。
〔実施例2〕
上記実施例1において、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を40μmとした。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
上記実施例1において、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を40μmとした。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
〔実施例3〕
上記各形成材料を用いて、上記第2の実施の形態と同様にして、図3(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率は、上記実施例1と同様とした(上記表1参照)。また、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μm、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間を500μmとした。
上記各形成材料を用いて、上記第2の実施の形態と同様にして、図3(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率は、上記実施例1と同様とした(上記表1参照)。また、光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μm、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間を500μmとした。
〔実施例4〕
上記各形成材料を用いて、上記第3の実施の形態と同様にして、図4(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率は、上記実施例1と同様とした(上記表1参照)。また、光路用コア群の両側の光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μm、光路用コア群の隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間を40μmとした。
上記各形成材料を用いて、上記第3の実施の形態と同様にして、図4(a),(b)に示す光導波路を作製した。その光導波路の光路用コア等の寸法,弾性率,屈折率は、上記実施例1と同様とした(上記表1参照)。また、光路用コア群の両側の光路用コアとダミーコアとの間の隙間を20μm、光路用コア群の隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間を40μmとした。
〔比較例1〕
上記実施例1において、ダミーコアを形成しないものを比較例1とした。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
上記実施例1において、ダミーコアを形成しないものを比較例1とした。それ以外の部分は、上記実施例1と同様とした。
〔比較例2〕
上記実施例2において、ダミーコアを形成しないものを比較例2とした。それ以外の部分は、上記実施例2と同様とした。
上記実施例2において、ダミーコアを形成しないものを比較例2とした。それ以外の部分は、上記実施例2と同様とした。
〔比較例3〕
上記実施例3において、ダミーコアを形成しないものを比較例3とした。それ以外の部分は、上記実施例3と同様とした。
上記実施例3において、ダミーコアを形成しないものを比較例3とした。それ以外の部分は、上記実施例3と同様とした。
〔比較例4〕
上記実施例4において、ダミーコアを形成しないものを比較例4とした。それ以外の部分は、上記実施例4と同様とした。
上記実施例4において、ダミーコアを形成しないものを比較例4とした。それ以外の部分は、上記実施例4と同様とした。
上記実施例1〜4および比較例1〜4の光導波路を作製した結果、比較例1〜3では、光路用コアを形成するための現像工程後に、その光路用コアが倒伏しており、比較例4では、光路用コア群の両側の光路用コアが倒伏してした。それに対し、実施例1〜4では、光路用コアの上記倒伏はなかった。このことから、実施例1〜4において形成したダミーコアが光路用コアの倒伏を防止していることがわかる。
本発明の光導波路およびその製法は、光路用コアが、高さが高くなっているとともに幅が狭くなっていても、その光路用コアが倒伏しないようにする場合に利用可能である。
1 アンダークラッド層
2 光路用コア
D ダミーコア
2 光路用コア
D ダミーコア
Claims (8)
- アンダークラッド層と、このアンダークラッド層の表面に突出形成された光路用コアと、この光路用コアと隙間をあけた状態で、上記アンダークラッド層の表面に突出形成された、上記光路用コアの倒伏防止用のダミーコアとを備えていることを特徴とする光導波路。
- 上記アンダークラッド層の表面に突出形成された上記光路用コアが1本であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、上記光路用コアの両側に、その光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項1記載の光導波路。
- 上記アンダークラッド層の表面に突出形成された上記光路用コアが複数本であり、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm以上であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、各光路用コアの両側に、その光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項1記載の光導波路。
- 上記アンダークラッド層の表面に突出形成された上記光路用コアが複数本並列されており、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm未満であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、上記複数本の光路用コアからなる光路用コア群の外側に、その光路用コア群の両側の光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項1記載の光導波路。
- アンダークラッド層を準備する工程と、このアンダークラッド層の表面に、コア形成用の感光性樹脂層を形成する工程と、光路用コアのパターン、およびその光路用コアと隙間をあけた状態で形成される、その光路用コアの倒伏防止用のダミーコアのパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスクを介して、上記感光性樹脂層を上記パターンに露光する工程と、現像液を用い、未露光部分を溶解させて除去し、残存した上記露光部分を上記パターンの光路用コアおよびダミーコアに形成する現像工程とを備えていることを特徴とする光導波路の製法。
- 上記アンダークラッド層の表面に形成する上記光路用コアが1本であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、上記光路用コアの両側に、その光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項5記載の光導波路の製法。
- 上記アンダークラッド層の表面に形成する上記光路用コアが複数本であり、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm以上であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、各光路用コアの両側に、その光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項5記載の光導波路の製法。
- 上記アンダークラッド層の表面に形成する上記光路用コアが複数本並列されており、隣り合う光路用コアと光路用コアとの間の隙間が50μm未満であり、その光路用コアの高さと幅の比(光路用コア高さ/光路用コア幅)が2.5を超えており、上記ダミーコアが、上記複数本の光路用コアからなる光路用コア群の外側に、その光路用コア群の両側の光路用コアと50μm未満の隙間をあけた状態で形成され、そのダミーコアの高さと幅の比(ダミーコア高さ/ダミーコア幅)が2.5以下に設定されている請求項5記載の光導波路の製法。
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