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JP2017015927A - 画像表示装置 - Google Patents

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JP2017015927A
JP2017015927A JP2015132545A JP2015132545A JP2017015927A JP 2017015927 A JP2017015927 A JP 2017015927A JP 2015132545 A JP2015132545 A JP 2015132545A JP 2015132545 A JP2015132545 A JP 2015132545A JP 2017015927 A JP2017015927 A JP 2017015927A
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逢坂 敬信
Takanobu Osaka
敬信 逢坂
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】画像表示装置におけるコントラスト比の向上を実現する。
【解決手段】画像表示装置は、光源10と、光源10の光の明度を均一化して照明光を出力する照明光学系20と、照明光学系20からの照明光を反射させて表示画像の画像光を出力する画像表示素子60と、画像表示素子60からの画像光を外部に投射する投射光学系80と、画像表示素子60と投射光学系80との間に設けられた遮光部材90とを有する。遮光部材90は、画像表示素子の反射光の一部を投射光学系80に入射しないように遮光する遮光面が画像表示素子60の方向に伸びている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
プロジェクタなどの画像表示装置では、表示画像(投射画像)の画質を表す指標の1つとしてコントラスト比が用いられている。コントラスト比は、例えばスクリーンなどの被投射物に表示された画像全体を白色にしたときの輝度と、同じく画像全体を黒色にしたときの輝度とを比較して、その比率により算出される。一般に、コントラスト比が高い画像は、黒色部分の輝度が低いことから、元の画像の再現性すなわち元の画像への忠実度が高いものとなり、画質が良くなる。他方、コントラスト比が低い画像は、黒色部分の輝度が高いことから、元の画像の再現性すなわち元の画像への忠実度が低いものとなり、画質が悪くなる。
画像表示装置において、画像表示素子からの画像光に基づく回折光などのノイズ的な光が投射レンズなどの光学系に入射されると、迷光としてスクリーンに表示されることになる。このような迷光は、表示画像の黒色部分が正しく「黒」として表示されない現象、例えば暗闇を表示した場合の所謂「黒浮き」などの現象を引き起こし、表示画像のコントラスト比を低下させる。したがって、プロジェクタなどの画像表示装置では、表示画像のコントラスト比を可及的に高くするために、コントラスト比を低下させる要因となる回折光などの不要な光を可能な限り排除することが求められている。
画像表示装置におけるコントラスト比の向上を図るために、以下のような提案がなされている。特許文献1では、遮光手段としてレンズを部分的に遮光する部材を設け、不要な光を遮光することで、コントラスト比を向上させる案が開示されている(文献1の図5等を参照)。
特許文献2では、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)において、マイクロミラーの回転軸を従来の一つからチルト軸及びロール軸の二つに増やすことで、マイクロミラーの偏向角を従来の12°から17°まで大きくした構成が開示されている。
特許文献3は、ノンテレセントリック投射系を開示する。
本発明は、回折光による迷光を低減して高コントラスト化を実現可能な画像表示装置を提供することを主たる目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、光源と、前記光源の光の明度を均一化して照明光を出力する照明光学系と、前記照明光学系からの照明光を反射させて表示画像の画像光を出力する画像表示素子と、前記画像表示素子からの画像光を外部に投射する投射光学系と、前記画像表示素子と前記投射光学系との間に設けられ、前記画像表示素子の反射光の一部を前記投射光学系に入射しないように遮光する遮光面を有する遮光部材と、を有し、前記遮光部材は、前記遮光面が前記画像表示素子の方向に伸びている。
本発明によれば、回折光による迷光を低減して高コントラスト化を実現可能な画像表示装置を提供することができる。
本発明に係る画像表示装置の実施形態であるプロジェクタの構成を示す斜視図である。 プロジェクタの光源の構成を示す図であり、(a)が正面図、(b)が側面図である。 DMDを模式的に示す図で、(a)は全体を上から見た平面図、(b)は画像表示領域の一部を拡大して示す図、(c)は画像表示領域中の一つのミラーを拡大して示す図、(d)は(b)の横断面図、(e)はオン及びオフの状態を示す図である。 DMDの画像光と投射光学系との関係を説明する図で、OFF光及びON光の反射状態を(a)及び(b)に、OFF光の場合に生じる回折光及び迷光を(c)に、本実施形態の概要を(d)に、従来の遮光部材を用いた例を(e)に、それぞれ示す。 実施形態の遮光部材の構成例を示す図で、(a)が円弧状の遮光部材を斜視的に表した図、(b)が(a)のA−B方向断面図である。 遮光部材の他の構成例を示す図で、(a)が円弧状かつテーパー形状の遮光部材を斜視的に表した図、(b)が(a)のA−B方向断面図である。 遮光部材の他の構成例を示す図で、(a)が円弧状かつ二重構造の遮光部材を斜視的に表した図、(b)が(a)ののA−B方向断面図である。 図7の二重構造の遮光部材の機能を示す図である。 図7の二重構造の遮光部材の変形例及びその機能を示す図である。 図7の二重構造の遮光部材の他の変形例及びその機能を示す図である。 図7の二重構造の遮光部材のさらに他の変形例及びその機能を示す図である。 二重構造の遮光部材をプロジェクタに適用した例を示す一部切欠き外観図である。 遮光部材の表面に円錐状の微細構造を設けた例を説明する図である。 遮光部材の表面に円錐状の微細構造を設けた他の例を説明する図である。 遮光部材の表面に蛾の目状の微細構造を設けた例を説明する図である。 遮光部材の表面に蛾の目状の微細構造を設けた他の例を説明する図である。 微細構造の配列例を説明する図であり、(a)が正方配列、(b)が最密配列を各々示す。 テーパーを設けた二重構造の遮光部材の一例を示す一部切欠き外観図である。 テーパー有りとテーパー無しの組み合わせによる二重構造の遮光部材の一例を示す一部切欠き外観図である。 放熱フィンを設けた遮光部材の一例を示す一部切欠き外観図である。 放熱フィンを設けた遮光部材の他の例を示す一部切欠き外観図である。
本発明に係る実施形態は、光源と、光源の光の明度を均一化して照明光を出力する照明光学系と、照明光学系からの照明光を反射させて表示画像の画像光を出力する画像表示素子と、投射光学系と、遮光部材と、を有する画像表示装置を開示する。投射光学系は、画像表示素子からの画像光を外部に投射するための1以上のレンズを備える。遮光部材は、表示素子と投射光学系との間に設けられ、画像表示素子の反射光の一部が投射光学系に入射しないように、遮光面が画像表示素子の方向に伸びている。
遮光部材で遮光する「画像表示素子の反射光の一部」は、コントラスト比低下の原因となる種々のノイズ的な光が含まれるが、以下は、主として画像表示素子からの画像光に基づく回折光を遮光するのに好適な構成を開示する。
プロジェクタなどの画像表示装置で表示画像のコントラスト比を低下させる要因の一つとして、装置内部に配置される光学系において、投射画像を形成する画像光以外の光が発生することが挙げられる。画像光以外の光は、迷光やゴースト光などと呼ばれており、以下は「迷光」と総称して説明する。投射画像を形成する「画像光」とは、空間光変調素子から被投射物(スクリーンなど)に到達する光のうち、表示画像の形成に寄与する光のことをいう。
画像表示装置における迷光の発生原因としては、装置内部の光学系における光の多重反射や、光の散乱、光の回折などが挙げられる。特に、画像表示素子として用いられるデジタルマイクロミラーデバイス(以下「DMD」という。)などの空間光変調素子においては、光の回折によって迷光が生じやすい。
本実施形態は、かかる点に着目して案出されたものであり、上述の主要な構成を有するものである。以下、本実施形態の画像表示装置を図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す画像表示装置としてのプロジェクタ1は、光路の進行方向に、光源、照明均一化素子20、リレーレンズ30、第1ミラー40、第2ミラー50、DMD60、投射光学系を構成する複数の投射レンズ80を備える。また、プロジェクタ1では、DMD60と複数の投射レンズ80の入射側のレンズとの間に、遮光部材90が設けられている。図1の例では、遮光部材90は、複数の投射レンズ80を支持する鏡筒70の端部に、画像表示素子60に最も近いレンズの形状に対応した平面視で円弧状の部分円筒形状で設けられている。
プロジェクタ1の光源は、本実施形態では放電ランプであり、その構成例を図2に示す。図2に示すように、放電ランプ10は、超高圧水銀ランプによる管球12と、管球12からの光を反射させるリフレクタ11とを備える。
リフレクタ11は、管球12からの光を反射して出力するために、反射面Rが、図2(a)に示すように正面視で円形をなし、図2(b)に示すように断面形状が楕円状をなす楕円体の形状となっている。本実施形態では、かかる楕円の第一焦点の位置に発光部である管球12を設置し、第二焦点の位置に照明均一化素子20の入射端を設置する。
なお、リフレクタ11の他の例として、反射面Rを断面双曲線状の形状とすることもできる。リフレクタ11は、反射面Rの形状に関わらず、仮想的な回転軸Sを有し(図2参照)、この回転軸S上に管球12が設置される。
管球12は、白色光を発するランプであり、紫外線から可視光線、そして赤外線まで広い波長範囲の光を放射する。
なお、プロジェクタ1の光源は、LED(Light Emitting Diode)、或いは半導体レーザ(Laser Diode:LD)などの固体光源であってもよい。特に、半導体レーザを光源に用いる場合、可干渉性が高くなり、画像表示素子60の画素配列による回折が顕著になるが、本実施形態は、この回折光に対しても遮光できる。
照明均一化素子20は、四枚の板状のミラーを、ミラー面が互いに向き合うように組み合わせて構成された素子であり、ライトトンネルとも呼ばれる。照明均一化素子20は、光源の光の明度を均一化して照明光を出力するものであり、具体的には、光源から入射した光束の明度(輝度分布)を各ミラーで均一化し、該均一化された光束を照明光としてリレーレンズ30に向けて出射する。
リレーレンズ30は、照明均一化素子20からの照明光を結像して第1ミラー40に照射する役割を有する光学レンズである。第1ミラー40は平面ミラーであり、第2ミラー50は球面ミラーである。プロジェクタ1において、放電ランプ10からの光は、照明均一化素子20、リレーレンズ30、第1ミラー40、及び第2ミラー50を経て、画像表示素子60を照射する。以下、照明均一化素子20から第2ミラー50までを「照明光学系」と称する。
本実施形態では、画像表示素子60は、空間光変調素子であるDMDが用いられている。DMDの構成については詳細を後述する。
投射レンズ80は、複数枚のレンズからなり、この例では非テレセントリック光学系となっている。投射レンズ80を構成する複数枚のレンズは、鏡筒70によって支持されている。図1では、簡明化のため鏡筒70を部分的に示しており、実際には、投射レンズ80の全体を鏡筒70が覆っている。
遮光部材90は、投射レンズ80と画像表示素子60との間の位置、かつ、投射レンズ80の光軸よりも外側であって投射レンズ80の周辺部に対応する位置に設けられている。図1の例では、投射レンズ80の複数枚のレンズのうち、画像表示素子60に最も近いレンズを部分的に囲うように、鏡筒70の端部から平面視が円弧状で部分円筒状の遮光部材90が設置されている。
かかる構成のプロジェクタ1では、放電ランプ10からの光は、照明光学系を経て画像表示素子60に入射され、画像表示素子60で「ON」状態で反射されることにより、かかる反射光が投射レンズ80を経て外部のスクリーンに投射される。
次に、図3を参照して、画像表示素子60としてのDMDの構成を説明する。
DMDは、一辺が数μmから十数μmの正方形状の微小鏡面(マイクロミラー、図3(c)参照)が平面に多数個配列されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスである。
各マイクロミラーは、ON/OFFの2値制御により、図3(c)に示す回転軸R周りに+/−所定角度に傾くことで、照明光学系から入射する光を当該傾き方向に応じて反射する。すなわち、マイクロミラーが「ON」の状態では、入射光を投射レンズ80に向かうように反射し、マイクロミラーが「OFF」の状態では、入射光を投射レンズ80とは異なる方向に反射する。
ここで、マイクロミラーがON状態の場合、当該マイクロミラーで反射した光束が投射レンズ80に向かい、かかる光束が投射レンズ80を経て外部のスクリーンに到達することにより、画像表示素子60すなわちDMDの像がスクリーンに拡大して投射される。以下、DMDのマイクロミラーがON状態の場合の光束をON(オン)光と称する。
マイクロミラーがOFF状態の場合、当該マイクロミラーで反射した光束は投射レンズ80には入らず、したがって、DMDの像は、スクリーンにも到達しない。以下、DMDのマイクロミラーがOFF状態の場合の光束をOFF(オフ)光と称する。
なお、プロジェクタ1で表示する画像すなわちスクリーンに拡大投射する画像を「画像光」と定義した場合、画像光は、ON光だけでなくOFF光も含まれる。これは、OFF光は、明度の無い画像すなわち黒色を表現できるからである。
DMDにおける画像表示のサイズは、図3(a)に示すように、DMDの矩形の画面表示領域(有効領域)61における対角線Cの長さで決定される。例えば、DMDの画面表示領域61の対角線Cの長さが0.5インチ、0.65インチの場合、画像表示のサイズは0.5インチ、0.65インチになる。また、かかる矩形の長辺と短辺との比を用いることで、4:3、16:10など、画面の縦横比が表現される。
画像表示領域61は、図3(b)に示すように、微小なミラーMが画素として配列される。かかる画素は、正方形かつ格子状に配列され、かかる配列の周期は画素ピッチと称される。一般に、DMDでの画素ピッチは、10μm前後である。図3では細部まで描かれていないが、実際のミラーMのサイズは画素ピッチよりも若干小さいものであり、画素ピッチに対する実際のミラーサイズを開口率と呼ぶ。図3(b)の画素配列を横から見ると図3(d)のようになり、配列された各画素の上方に保護用のカバーガラス62が配置される。
各々の正方形の画素すなわちミラーMは、図3(c)に示すように、その対角線を回転軸Rとし、かかる回転軸R周りに回転する。このようなミラーMの回転を「チルト」と呼ぶこともある。ミラーMの回転方向は、回転軸Rに対して時計方向及び半時計方向の両方であり、プラス(+)とマイナス(−)で区別される。本実施形態では、ミラーMの回転角度は、±10°乃至12°の範囲に設定される。
このように回転するミラーMは、図3(e)に示すように、プラスとマイナスとで、入射光ELに対する反射光の方向を変えることできる。入射光ELに対する反射光の方向は、二値すなわちONとOFFとに区分することができる。ON光は、投射レンズ80を経て、スクリーンに到達する光である。OFF光は、投射レンズ80には入らず、スクリーンには到達しないので、スクリーン上では黒の表示となる。
DMDの他の例として、ミラーMの回転軸を従来の一つから二つすなわちチルトとロールにして、マイクロミラーの偏向角を大きくした構成としてもよい(特許文献2参照)。マイクロミラーの偏向角が大きくなった場合、回折光の回折角、各次数の強度が異なるが、他は同様の構成で、遮光部材90による遮光が可能である。
次に、図4(a)乃至(e)を参照して、遮光部材90について説明する。図4では、上述した複数のレンズからなる投射レンズ80の、画像表示素子60に最も近い一枚のレンズを投射レンズ81として図示している。また、以下の説明では、DMDを構成する全ての微小なミラーMを総称して「マイクロミラーアレイ」と称する。
図4(a)乃至(e)では、各々、照明光学系からの照明光ILが画像表示素子60を照射し、画像表示素子60が照明光ILを反射して映像光PLとして出力する場合を表している。画像表示素子60にDMDを用いる本実施形態では、マイクロミラーがONのとき、図4(b)に示すように、映像光PLすなわちON光は、投射レンズ81に入り、他の投射レンズを経てスクリーンに投射される。
他方、DMDのマイクロミラーがOFFのとき、図4(a)に示すように、反射された映像光PL(OFF光)は、投射レンズ81には入らない。言い換えると、OFF光が投射レンズ81に入射しないように、各部の設計や設定、位置決め等を行う。マイクロミラーのONとOFFとは、上述した微小なミラーMの傾き角により区別される。
但し、実際には、DMDのマイクロミラーがOFFのとき、図4(c)に破線で示すように、上述した映像光PL(OFF光)に加えて、回折光DLが生じる。これは、マイクロミラーアレイは、一辺が数μmから十数μmの正方形の微小なミラーMの配列からなり、かかる配列構造が回折格子として機能するからである。従って、このミラー配列に光が入射すると、回折が生じる。
マイクロミラーがOFFのとき、OFF光に加えて生じる回折光DLは、図4(c)に示すように、投射レンズ81の端部側に入射し、他の投射レンズを経て、迷光SLとしてスクリーンに到達する。
上述のように、マイクロミラーアレイの配列構造が回折格子として機能する以上、マイクロミラーがONの場合であっても回折光が生じることになる。しかしながら、マイクロミラーがONの場合には、スクリーンに表示される映像光PL(ON光)の画面が明るいため、回折光の影響はそれほど目立たない。
これに対し、マイクロミラーがOFFのときは、映像光PL(OFF光)がスクリーンに到達しないため(図4(a)参照)、通常、スクリーンは黒表示となる。しかしながら、マイクロミラーがOFFのときに図4(c)に示す映像光PLに基づく回折光DLが投射レンズ81に入射すると、他の投射レンズを経て迷光SLとなり、この迷光SLのために黒表示の画面が黒くなくなって、いわゆる黒浮きとなる。かかる黒浮きにより、コントラスト比の低下が引き起こされる。したがって、コントラスト比の向上のために、マイクロミラーがOFFのときの回折光DLが投射レンズ81に入ることを阻止し、迷光SLの発生を低減することが求められる。
かかる迷光SLの発生を低減するため、従来技術としては、図4(e)に示すように、投射レンズ81の光入射側に絞りとしての遮光部900を設け、遮光部900で光束を制限することによって迷光SLを低減する構成が知られている。
図4(e)では、投射レンズ81の下側から見た図を上段に加えており、遮光部900は、投射レンズ81の入射面に近接して配置され、遮光部900の遮光面が画像表示素子60の画像表示面に対して平行に伸びる構成であることが分かる。言い換えると、遮光部900は、その遮光面が投射レンズ81の光軸に対して直交方向に延設される構成である。
しかしながら、このような遮光部900の構成は、投射レンズ81の一端側へのON光の入射を制限するものであるため、光学特性上好ましいものとは言ない。また、遮光面の面積を大きくするとON光も大きく遮光されてしまうため、遮光する面積に制限を受ける。さらには、後述するような放熱に関する問題もある。
これに対し、本実施形態では、図4(d)に示すように、遮光面が画像表示素子60の方向に伸びる形状の遮光部材90を用いる。換言すると、実施形態の遮光部材90は、その遮光面が投射レンズ81側から画像表示素子60側に向かって伸びるように配置されている。さらに言い換えると、遮光部材90は、鏡筒70に取り付けられる側を基端側とすると、その先端側が画像表示素子60を臨む方向に伸びるように設けられている。
図4(d)の例では、遮光部材90の遮光面が画像表示素子60の画像表示面に対して鉛直方向すなわち直交する方向に伸びる構成である。言い換えると、遮光部材90は、その遮光面が投射光学系(投射レンズ81)の光軸に対して平行な角度に設定される構成である。
但し、遮光部材90の遮光面の設定角度は、これに限定されるものではなく、投射レンズ81の光軸に対して傾斜していてもよい。以下、遮光部材90の遮光面が投射レンズ81の光軸に対して傾斜する場合を「テーパー有り」あるいは「テーパーを設ける」と称して説明する。
本実施形態において、遮光部材90は、画像表示素子60であるDMDのOFF時の回折光DLを効率良く遮光するために、回折光DLが入射される投射レンズ81の一端側に配置される。また、遮光部材90は、熱伝導性に優れたアルミニウムなどの金属製とすることが好ましい。
図4(d)の例では、回折光DLを遮光するために、遮光部材90の端部が投射レンズ81の入射面の一部を覆っているが、図4(e)の遮光部900と比較して明らかなように、遮光部材90の遮光面の面積を大きくしてもON光の遮光量は増えない。したがって、本実施形態では、遮光部材90の遮光面の面積を大きく確保することができ、従来と比較してON光の遮光をより少なくしながら、画像表示素子60のOFF時の回折光DLを効率良く遮光することが可能となる。また、遮光部材90自体を大きくできることから、後述のように、二重構造としたり放熱のための構成を設けるなど、種々の発展的な構成を任意的に付加することができる。
迷光SLになり得るのは、画像表示素子60からの回折光DL以外にも、光学素子や光学素子の保持部材、筐体などによる散乱光が挙げられる。本実施形態によれば、遮光部材90の遮光面の面積を大きく確保できることから、回折光DLだけでなく、上記の散乱光も遮光することができる。
また、画像表示素子60のOFF光は、それ自体が投射レンズ81に直接入射されることはないが、例えば画像表示素子60と投射レンズ81間の装置内壁で反射、散乱を繰り返して投射レンズ81に入り、迷光となることもある。本実施形態によれば、遮光面積を大きく確保できることから、このような光にも有効に対処することができる。
図4(d)の例では平板状の遮光部材90を例示したが、これに限定されるものではない。遮光部材90は、上述のように、遮光面及び先端側が画像表示素子60の方向に伸びる形状、換言すると、遮光面及び先端側が画像表示素子60側に向かって延設される構成であればよい。かかる構成は、遮光部材90の遮光面が投射レンズ81の光軸と平行に伸びる、すなわち画像表示素子60の画像表示面と垂直方向に伸びる形態、及び遮光面が投射レンズ81の光軸に対して勾配(傾斜)を有するテーパー有りの形態の両方を含む。以下、遮光部材90のかかる特徴的な構成を総称して、「投射レンズ81の光軸と平行方向に長さを有する」あるいは「画像表示素子60の画像表示面と直交する方向に長さを有する」と表現する。
遮光部材90は、投射レンズ81の光軸と平行方向に長さを有する構成であればよく、以下に説明するように、種々の形状、構造等とすることができる。
(円弧状の構成)
遮光部材90は、図1及び図5(a)に示すように、平面視で円弧状をなす形状とすることができる。この場合、遮光部材90は、投射レンズ81及び鏡筒70の円形形状に合わせて形成する(図1参照)。また、遮光部材90における円弧の半径は、投射レンズ81よりも小さいことが好ましい(図5(b)参照)。この場合、遮光部材90の端部が投射レンズ81の一部を円周方向に覆うことになるが、このような構成とすることで、投射レンズ81の端側の円周方向に入射する回折光を遮光することが可能となる。このように、 遮光部材90は、投射レンズ81の光軸方向に長いことに加え、円弧状の形状とした場合には、より多くのノイズ的な光を遮光して迷光の発生を防止ないし抑制することが可能となる。
(テーパー有りの構成)
また、遮光部材90は、図6に示すように、テーパー有りの形状とすることができる。テーパー有りの形状とは、上述のように、遮光部材90の遮光面が投射レンズ81の光軸に対して勾配(傾斜)を有するようにした形状である。図6の遮光部材90の構成は、図5に示す円弧状の形状とした上で、さらに遮光面の先端側が投射レンズ81の光軸側に近づくように傾斜する勾配を持たせたものである。
図6においては省略したが、図1に示すように、遮光部材90の周囲には、第一ミラー40が存在する。このため、遮光部材90が円弧状で、かつ、投射レンズ81の光軸方向の長さを長く確保した場合に、第一ミラー40と干渉(接触)する場合がある。そこで、遮光部材90をテーパー有りの形状とすることで、遮光効果を維持しつつ、第一ミラー40との接触を回避することが可能となる。
図6の例では、遮光部材90の下端が投射レンズ81の光軸側に接近するように傾斜しているが、用途や必要等に応じて、この逆すなわち、投射レンズ81の光軸から離れるように傾斜させてもよい。
以上のように、本実施形態では、画像表示素子60と投射レンズ81との間に、投射レンズ81の光軸と平行方向、すなわち画像表示素子60の画像表示面と直交する方向に長さを有する遮光部材90を設ける。かかる構成により、画像表示素子60から生じる回折光を低減することができ、高コントラスト比を達成可能な画像表示装置を提供できる。
また、上述した実施形態では、遮光部材90を円弧状の形状とし、投射レンズ81の入射面を部分的に覆い、画像表示素子60の画像表示面と直交する方向に長い構成とすることにより、従来よりも遮光面積を大幅に増大でき、遮光効果の増大化が実現できる。
さらに、上述した実施形態では、遮光部材90をテーパー有りの形状とすることにより、遮光部材90の小型化が可能となり、他の光学素子への接触を避けることができる。
(二重構造)
遮光部材90は、図7に示すように、内側の第1遮光部材91と外側の第2遮光部材92とで二重に配置する構成(以下「二重構造」とも称する。)としてもよい。このように遮光部材90を二重構造とすることにより、遮光効果を向上させることが可能になる。これは、図8に示すように、二つの遮光部材91,92の間に入射したノイズ的な光を捕獲(トラップ)できるからである。したがって、遮光部材90を二重構造とすることにより、例えば設計上の理由により投射レンズ81の光軸方向の長さに制限がある場合や、回折光DLなどのノイズ的な光が比較的広い角度で発生する場合であっても、有効に遮光できるようになる。
なお、遮光部材90を二重構造とした場合には、図8に示すように、第1遮光部材91は、内面及び外面の両面が遮光面として機能することになる。
また、遮光部材90を二重構造とする場合、図9に示すように、第1遮光部材91と第2遮光部材92とで投射レンズ81の光軸方向の長さを互いに異なる長さとしてもよい。図9の例では第1遮光部材91の方が第2遮光部材92よりも短くなっているが、この逆に第2遮光部材92の方を短くすることもできる。さらに、図示を省略するが、第1遮光部材91と第2遮光部材92とで投射レンズ81の円周方向の幅を互いに異なる幅にしてもよく、この場合も、第1遮光部材91と第2遮光部材92とでいずれか一方の幅を他方よりも長くすることができる。
また、図10に示すように、二つの遮光部材91,92のいずれかをテーパー有りの形状とすることができる。図10の例では第1遮光部材91をテーパー有りとし、第2遮光部材92をテーパー無しすなわち遮光面を投射レンズ81の光軸と平行としている。この逆すなわち第1遮光部材91をテーパー無し、第2遮光部材92をテーパー有りとしてもよい。
さらに、図11に示すように、二つの遮光部材91,92の両方をテーパー有りの構成としてもよく、この場合には、それぞれの傾き(勾配角度)が異なっていてもよい。
このように、遮光部材90を第1遮光部材91及び第2遮光部材92の二重構造とすることにより、光を捕獲(トラップ)するのに適した構造となり、回折光を効果的に捕捉でき、より遮光効果を高めることが可能となる。
(遮光部材の表面処理)
以下、図12以下を参照して、遮光部材90に種々の表面処理を施した例について説明する。なお、図12以下は、図1に示した遮光部材90の部分の拡大図であり、遮光部材90を二重構造とした例を示している。
(黒塗装)
遮光部材90の遮光性を高めるための代表的な表面処理として、その遮光面に黒塗装を施すことができる。黒塗装は、遮光性に加え、耐光、耐熱性も付加する塗装が好ましく、このようなものとして、例えば黒アルマイトサテン処理を施すことができる。
黒塗装は、第1遮光部材91の遮光面だけでなく、第2遮光部材92の遮光面に施されてもよい。また、第1遮光部材91の第2遮光部材92と対峙する面にも回折光DLが当たる場合があるため、かかる面にも黒塗装が施されてもよい。
このように、遮光部材90の表面に黒塗装を施すことにより、遮光効果を高めることが可能となる。また、遮光部材90を第1遮光部材91及び第2遮光部材92の二重構造とすることにより、光を捕獲(トラップ)するのに適した構造となり、遮光効果の増大化が図られる。
(微細構造作製)
遮光部材90の表面処理の他の例は、表面に微細な凹凸構造を形成(作製)する処理である。図13に示す例では、微細構造として、円錐状の微細な突起部910を遮光部材90の表面にマトリクス状に配列して形成している。図13では簡便化のため突起部910の配列を5×6個しか描いていないが、実際には、遮光部材90の全面、或いは、回折光が当たる領域全体に無数の突起部910が形成されている。
このような表面構造は、無反射構造と呼ばれ、ナノインプリント等の微細構造作製技術を用いて作製することができる。突起部910のサイズ(高さや幅)は、可視光の波長程度、或いはその数分の一程度であることが好ましい。
突起部910からなる微細構造は、第1遮光部材91の遮光面だけでなく、第2遮光部材92の遮光面に形成されてもよい。また、第1遮光部材91の第2遮光部材92と対峙する面にも回折光DLが当たる場合があるため、かかる面にも微細構造が形成されてもよい。
遮光部材90の表面の微細構造の配列は、図14に示すように、各突起部910の頂点の伸びる方向が、画像表示素子60であるDMDからの光が入射する方向であってもよい。
遮光部材90の表面の微細構造の形状は、上述した円錐形に限られず、例えば図15に示すような丸みを有する形状の突起部911とすることもできる。このような構造は、蛾の目状構造として知られており、高い反射防止効果が期待できる。
上述した円錐形の例と同様に、遮光部材90の表面の蛾の目状構造の配列は、図16に示すように、突起部911の頭部の伸びる方向が、DMDからの光が入射する方向となるように形成されてもよい。
上述した円錐構造、蛾の目状構造などの微細構造の配列は、図17(a)に示す正方配列とすることができ、或いは、図17(b)に示す最密配列とすることもできる。また、微細構造を無機物で作製すると、黒塗装の処理よりも耐久性を確保できる。
図18に示すように、遮光部材90がテーパー有りの場合でも、上述した表面処理を同様に行うことができる。すなわち、遮光部材90の表面に、黒塗装、微細構造作製の表面処理を行うことで、遮光効果が高められる。
遮光部材90の二重の構造は、図19に示すように、テーパー有りとテーパー無しの組み合わせであってもよい。図19では、内側の第1遮光部材91がテーパー有り、外側の第2遮光部材92がテーパー無しとした例であり、第2遮光部材92が投射レンズ81の光軸に平行に伸びるのに対して、第1遮光部材91は、部材先端が光軸に近づくように傾斜して伸びている。
テーパー有りとテーパー無しの組み合わせは、この逆、すなわち、内側の第1遮光部材91が投射レンズ81の光軸に平行に伸びるテーパー無し、外側の第2遮光部材92が投射レンズ81の光軸に近づくように傾斜して伸びるテーパー有りの構成としてもよい。
このようにテーパー有りとテーパー無しを組み合わせた場合でも、上述した表面処理を同様に行うことができる。すなわち、遮光部材90の表面に、黒塗装または微細構造形成の表面処理を行うことで、遮光効果が高められる。
以上のように、遮光部材90の表面に遮光効果が得られる表面処理を施すことにより、回折光DLの遮光効果を一層高めることが可能となる。
他方、遮光部材90で遮光された光は、表面処理された箇所も含めて遮光部材90に吸収される。したがって、回折光DLが遮光部材90で遮光されると、遮光部材90の温度上昇をもたらす。さらに、光吸収の程度、上昇する温度、照射時間などの諸条件によっては、黒塗装の劣化や微細構造の破壊などを引き起こす可能性がある。従って、遮光部材90を冷却する必要が生じてくる。以下、遮光部材90を冷却するために、遮光部材90に放熱構造を設けた例を図示及び説明する。
(放熱構造)
遮光部材90に放熱構造としての放熱フィンを設けた構成を図20に示す。図20では、第2遮光部材92の遮光部として機能する遮光面と反対側の外面に、矩形のフィン部材931が投射レンズ81の光軸に対して放射状に周方向に所定間隔で配設されてなる放熱フィン93の例を示す。
放熱フィン93の他の例として、図21に示すように、平面円弧状の平板のフィン部材932が第2遮光部材92の遮光面と反対側の外面に、投射レンズ81の光軸と平行方向に所定間隔で複数配設された構造としてもよい。
上述のような構造の放熱フィン93を設けることにより、遮光部材90を効果的に冷却して遮光部材90の温度の上昇を低減することができる。また、ファンを用いて気流を起こし、かかる気流が放熱フィン93を通過するようにファンを配置する構成とすることもできる。かかる構成とすることで、放熱フィン93の空冷が促進され、遮光部材90の温度上昇低減により効果的である。
従来の遮光部材は、投射レンズ81の一部を覆う板状の部材などであり、遮光の効果は確保できるものの、冷却構造を設けることは、大きさや形状の制約があり難しい。これに対して本実施形態では、遮光部材90の遮光面が、投射レンズ81の光軸と略平行な方向すなわち表示素子60の表示面に対する略垂直方向に伸びる構成とした。かかる構成により、遮光部材90自体の大きさを確保することができ、放熱フィン93を種々の形状で設けることが可能となる。
なお、図20及び図21の例では、放熱フィン93を二重構造の遮光部材90に設けた場合について説明したが、図1や図4(d)、図5及び図6で説明した二重構造でない遮光部材90にも放熱フィン93を設けることが出来る。
遮光部材90に上述した表面処理を施すことによって、ノイズ的な光の遮光効果をより効果的に高めることができ、さらに、遮光部材90に放熱フィン93を設けることによって、遮光部材90を効果的に冷却することが可能となる。したがって、上述した実施形態によれば、長期に渡り、安定した遮光が可能なる。
また、上述した実施形態のプロジェクタ1においては、画像表示素子60(DMD)からの回折光を効果的に遮光でき、コントラスト比の高い画像を実現さらには維持することができる。従って、上述した実施形態によれば、OFF時の回折光の遮光を効果的に行うことができる高コントラスト比のプロジェクタ装置を提供することが可能となる。
1 プロジェクタ(画像表示装置)
10 放電ランプ(光源)
20 照明均一化素子、30 リレーレンズ、40 第1ミラー、50 第2ミラー(照明光学系)
60 DMD(画像表示素子)
80,81 投射レンズ(投射光学系)
90 遮光部材
91 第1遮光部材
92 第2遮光部材
93 放熱フィン
DL 回折光
特開2006−113255号公報 US2014/04306878A1 特願2015−017998号

Claims (15)

  1. 光源と、
    前記光源の光の明度を均一化して照明光を出力する照明光学系と、
    前記照明光学系からの照明光を反射させて表示画像の画像光を出力する画像表示素子と、
    前記画像表示素子からの画像光を外部に投射する投射光学系と、
    前記画像表示素子と前記投射光学系との間に設けられ、前記画像表示素子の反射光の一部を前記投射光学系に入射しないように遮光する遮光面を有する遮光部材と、を有し、
    前記遮光部材は、前記遮光面が前記画像表示素子の方向に伸びている
    画像表示装置。
  2. 前記遮光部材は、前記遮光面が前記投射光学系の光軸と平行に伸びるように設けられる請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記遮光部材は、前記遮光面が前記投射光学系の光軸に対して傾斜を有するように設けられる請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記遮光部材は、前記遮光面の先端が前記投射光学系の光軸に近づくように前記光軸に対して傾斜している請求項3記載の画像表示装置。
  5. 前記遮光部材は、前記投射光学系のレンズ形状に対応した部分円筒状の部材である請求項1乃至4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記遮光部材は、第1遮光部材と前記第1遮光部材の外側に配置される第2遮光部材とからなる二重構造である請求項1乃至5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記遮光部材は、前記遮光面に表面処理が施されている請求項1乃至6のいずれかに記載の画像表示装置。
  8. 前記表面処理は、黒塗装である請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記表面処理は、微細な凹凸構造の作製処理である請求項7又は8に記載の画像表示装置。
  10. 前記微細な凹凸構造は、蛾の目状構造である請求項9に記載の画像表示装置。
  11. 前記遮光部材は、前記遮光面と反対側の面に複数の放熱フィンが設けられている請求項1乃至10のいずれかに記載の画像表示装置。
  12. 各々の前記放熱フィンは、前記投射光学系の光軸に対して放射状に配設されている請求項11に記載の画像表示装置。
  13. 各々の前記放熱フィンは、前記投射光学系の光軸と平行方向に配設されている請求項11に記載の画像表示装置。
  14. 前記画像表示素子は、デジタルマイクロミラーデバイスである請求項1乃至13のいずれかに記載の画像表示装置。
  15. 前記遮光部材の前記遮光面は、前記デジタルマイクロミラーデバイスの画素がオフの場合に前記デジタルマイクロミラーデバイスから生じる回折光が当たる位置に設けられる請求項14に記載の画像表示装置。



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