JP2017007758A - 用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙ローラーの給紙性能の低下を正確に検知することが可能な用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】紙遅れ判定部204は、搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。発生率算出部205は、前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する。発生率判定部206は、前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する。交換表示部207は、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する。
【選択図】図2
【解決手段】紙遅れ判定部204は、搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。発生率算出部205は、前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する。発生率判定部206は、前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する。交換表示部207は、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法に関する。
プリンター、複写機、複合機等の画像処理装置に搭載される用紙搬送装置の給紙ローラーでは、用紙の繰り返し搬送により、表面の磨耗や劣化、紙粉の付着が生じ、用紙の給紙性能が低下する。これが給紙JAMを発生させる原因になっている。
用紙搬送装置では、給紙ローラーの性能が低下していることを、給紙JAMの発生の前に検知し、その対策を促すようにしている。例えば、給紙ローラーを備える給紙カセットで給紙が行われた場合、その用紙の枚数をカウントし、当該カウントしたカウント値が、給紙ローラーの寿命を示す規定枚数を超過した場合に、前記給紙ローラーの交換を促す旨の通知を行っている。給紙ローラーの技術として、例えば、特開平11−278695号公報(特許文献1)、特開2003−261237号公報(特許文献2)に記載の技術が存在する。
給紙ローラーの給紙性能は、外部環境や機械固有のバラつきの影響を受けて、経時的な低下の程度が各給紙ローラー毎に異なる。そのため、前記規定枚数を一義的に決定すると、未だ磨耗、劣化、汚れが少なく、給紙性能がある給紙ローラーでも寿命が到来したと判断されたり、既に寿命が到来した給紙ローラーであっても、未だ給紙性能があると判断されたりする。このような場合、意図しないJAMの発生が多発する可能性がある。現状では、給紙ローラーの状態を確認し、JAMが発生する直前に、当該給紙ローラーの交換を促すことが出来ないという課題がある。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、給紙ローラーの給紙性能の低下を正確に検知することが可能な用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る用紙搬送装置は、紙遅れ判定部と、発生率算出部と、発生率判定部と、交換表示部と、を備える。紙遅れ判定部は、搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。発生率算出部は、前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する。発生率判定部は、前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する。交換表示部は、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、紙遅れ判定部と、発生率算出部と、発生率判定部と、交換表示部と、を備える。紙遅れ判定部は、搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。発生率算出部は、前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する。発生率判定部は、前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する。交換表示部は、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する。
本発明の一の局面に係る用紙搬送方法は、紙遅れ判定ステップと、発生率算出ステップと、発生率判定ステップと、交換表示ステップと、を備える。紙遅れ判定ステップは、搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。発生率算出ステップは、前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する。発生率判定ステップは、前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する。交換表示ステップは、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する。
本発明によれば、給紙ローラーの給紙性能の低下を正確に検知することが可能となる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
以下に、本発明の実施形態の一例として、用紙搬送制御部を備えた画像形成装置について説明する。画像形成装置は、例えば、ファクシミリ、コピー、スキャナー、プリンター等の機能を備えた複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)、複写機、プリンター等を採用することが出来る。
画像形成装置100は、図1に示すように、操作部101を介してユーザーからジョブの設定条件を受け付ける。ジョブは、例えば、コピー、ファクシミリ、スキャン、プリント等のジョブを含む。画像形成装置100は、前記ジョブの設定条件を受け付けると、画像読取部102、用紙搬送制御部103、画像形成部104等の各部を駆動し、当該ジョブを実行する。画像読取部102は、原稿台又は自動原稿給送部に載置された原稿の画像を読み取る。用紙搬送制御部103は、給紙カセット103aに設けられたピックアップローラー103b及び給紙ローラー103cを駆動させて、当該給紙カセット103a内に収納された用紙を画像形成部104へ搬送する。用紙は、給紙ローラー103cと、当該給紙ローラー103cに当接される捌きローラー103dにより、一枚毎に分離される。搬送された用紙は、搬送路に設けられた搬送センサー103eを通過して、画像形成部104へ運ばれる。画像形成部104は、搬送された用紙に、原稿の画像に対応するトナー像を転写し、定着ローラーで定着して、画像形成を実行し、印刷物を排紙トレイに排出する。これにより、印刷ジョブが完了する。
画像形成装置100、用紙搬送制御部103の制御回路は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、各駆動部に対応するドライバーを内部バスによって接続している。
CPUは、例えば、RAMを作業領域として利用し、ROM、HDD、SSD等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいてドライバーからのデータ、指示、信号、命令等を授受し、前記ジョブの実行に関する各駆動部の動作を制御する。又、駆動部以外の後述する各部(図2に示す)についても、CPUが、各プログラムを実行することで当該各部を実現する。ROM、RAM、HDD、SSD等には、以下に説明する各部を実現するプログラムやデータが記憶されている。
次に、図2、図3を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。ユーザーが、例えば、画像形成装置100の原稿台に原稿を載置し、操作部101を介して、印刷ジョブの設定条件(例えば、用紙サイズ「A4」、用紙の種別「普通紙」等)を入力し、スタートキーを選択すると、前記画像形成装置100の表示受付部201は、前記印刷ジョブの入力を受け付けて、その旨をジョブ実行部202に通知する。当該通知を受けたジョブ実行部202は、前記設定条件に基づいて、画像読取部102、画像形成部104等の各部を駆動し、当該印刷ジョブの実行を開始する(図3:S101)。
ここで、ジョブ実行部202は、前記原稿台に載置された原稿の画像を画像読取部102で読み取る。又、ジョブ実行部202は、用紙搬送制御部103に用紙の搬送を指示すると、用紙搬送制御部103のカセット選択部203は、前記設定条件に対応する給紙カセット103aを選択する。そして、カセット選択部203は、当該選択した給紙カセット103aのピックアップローラー103b及び前記給紙ローラー103cの回転を開始させ、用紙の搬送を開始する(図3:S102)。
ここで、カセット選択部203が前記用紙の搬送を開始すると、その旨を紙遅れ判定部204に通知し、当該通知を受けた紙遅れ判定部204は、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する。
例えば、紙遅れ判定部204は、予め設けられたタイマーを用いて、前記用紙の搬送の開始からの経過時間を計時する(図3:S103)。具体的には、図4(A)に示すように、紙遅れ判定部204が、前記ピックアップローラー103b及び前記給紙ローラー103cの回転が開始された時刻t1からの経過時間T1を前記タイマーで計時する。そして、次に、紙遅れ判定部204は、前記用紙の搬送路に設けられた搬送センサー103eを起動して、当該搬送センサー103eによる用紙Pの検知を開始する。そして、前記搬送センサー103eが前記用紙Pを検知して(図3:S104)、検知信号(ON信号)を発信すると、紙遅れ判定部204は、当該用紙Pが検知された時刻t2で、前記タイマーによる経過時間T1(t2−t1)の計時を停止し、特定のメモリーに予め設けられた紙遅れ判定用の閾時間のうち、前記選択された給紙カセット103aに対応する閾時間T0を取得する。前記閾時間T0は、例えば、前記ピックアップローラー103b又は前記給紙ローラー103cの回転速度と、前記給紙カセット103aの搬送路の入口から前記搬送センサー103eまでの距離とから計算される、用紙が前記搬送路の入口から前記搬送センサー103eまでに到達するために要する理論的な時間を意味する。そして、紙遅れ判定部204は、前記計時した経過時間T1が、前記閾時間T0を超過するか否かを判定する(図3:S105)。
前記判定の結果、前記経過時間T1が前記閾時間T0を超過しない場合(前記経過時間T1が前記閾時間T0以内である場合)(図3:S105NO)、紙遅れ判定部204は、前記用紙の遅れが発生していないと判定し、処理を終了する。この場合、前記用紙は、通常通りに画像形成部104へ搬送されるため、ジョブ実行部202は、画像形成部104を用いて、印刷ジョブを実行する。
一方、S105において、前記判定の結果、前記経過時間T1が前記閾時間T0を超過した場合(図3:S105YES)、紙遅れ判定部204は、前記用紙の遅れが発生したと判定し、その旨を発生率算出部205に通知する。当該通知を受けた発生率算出部205は、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する(図3:S106)。
例えば、図4(B)は、用紙の搬送枚数(印刷枚数)に対する紙遅れの累積回数と、搬送枚数が50枚毎に求められる紙遅れ発生率と、給紙JAMの発生した搬送枚数との関係を示す図である。図4(B)に示すように、用紙の搬送枚数が増加すると、特定の搬送枚数において突発的に紙遅れ40が発生している。そして、突発的な紙遅れ40の発生が止み、暫く紙遅れが発生しなくなり、その後、給紙JAMの発生直前に、紙遅れ41がまとまって発生し、紙遅れ発生率が急激に高くなっている。急激に紙遅れ発生率が高くなると、その後、給紙JAMが発生している。給紙JAMの発生直前において多発する紙遅れ41は、搬送ローラー(ピックアップローラー103b、給紙ローラー103c)が磨耗・劣化して搬送力を失った結果、散発していると考えられる。そのため、単に、紙遅れの発生だけを監視していても、突発的な紙遅れ40は、給紙JAMと無関係であるため、突発的な紙遅れ40と、多発した紙遅れ41とを切り分けなければ、搬送ローラーの状態を適切に把握し、給紙JAMの発生を予測することが出来ない。
そこで、発生率算出部205は、図5(A)に示すように、紙遅れが発生した用紙の搬送枚数から、特定の枚数(例えば、50枚、100枚等)だけ用紙が搬送される(印刷が実行される)までに、紙遅れが発生した用紙の枚数(紙遅れ発生回数に対応する)をカウントし、そのカウントした紙遅れ発生用紙枚数を前記特定の枚数で除算して、紙遅れの発生率(%)を算出する。例えば、特定の枚数が100枚であり、図5(A)に示すように、最初に紙遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに、3回の紙遅れが発生した場合、この紙遅れ発生率は、3/100×100=3%となる。
又、発生率算出部205は、紙遅れが発生する毎に、この紙遅れの発生に対応する紙遅れ発生率を算出する。例えば、図5(A)において、三回の紙遅れが連続的に発生した場合、発生率算出部205は、最初の紙遅れ発生率の算出とは別に、二回目に紙遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送された場合の紙遅れ発生率(%)を算出する。二回目の紙遅れが発生した後に、特定の枚数の間に、2回の紙遅れが発生しているため、二回目の紙遅れに対応する紙遅れ発生率は、2/100×100=2%となる。そして、三回目の紙遅れ発生率は、1/100×100=1%となる。
このように、特定の搬送枚数において紙遅れ発生率を算出することで、上述した突発的な紙遅れと、給紙JAMの発生直前に多発する紙遅れとを切り分けることが出来る。つまり、図5(B)に示すように、突発的な紙遅れに対応する紙遅れ発生率は、局所的に増加するものの、次第に減少してしまう。一方、給紙JAMの発生直前に多発する紙遅れでは、連続的に紙遅れが頻発するため、算出される紙遅れ発生率は、次第に増加し、搬送枚数が増加するに従って、急激に高くなる。給紙JAMの発生直前に多発する紙遅れでは、搬送ローラーの磨耗・劣化により、用紙に搬送力が適切に伝達されずに、滑り易くなる。その結果、紙遅れが多発する。
図6(A)に示すように、用紙の搬送枚数の増加に伴い、突発的な紙遅れに対応する第一の紙遅れ発生率の傾向は、最初に高いだけか、最初に高く、後から徐々に小さくなる。一方、給紙JAMの発生直前の紙遅れに対応する第二の紙遅れ発生率の傾向は、徐々に高くなる。そのため、第一及び第二の紙遅れ発生率を明確に区別するために、前記傾向を考慮して、特定の閾率(%)を設け、算出される紙遅れ発生率を区別する。前記閾率は、例えば、第一の紙遅れ発生率が超過せず、第二の紙遅れ発生率が超過する紙遅れ発生率(例えば、5%、7%等)に設定される。そして、算出される紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、搬送ローラーの性能が低下したと判断する。
図6(B)には、特定の画像形成装置100における用紙の搬送枚数(印刷枚数)において、特定の枚数(100枚)毎に紙遅れ発生率を算出して、それを用紙の搬送枚数でプロットしたグラフを示している。図6(B)に示すように、用紙の搬送枚数が190012枚目から190112枚目までに算出された紙遅れ発生率は約7%であり、給紙JAMが発生した用紙の搬送枚数は194342枚目であった。ここで、前記閾率を5%と設定すると、紙遅れ発生率が約7%になった時点で、給紙JAMが発生する前に、搬送ローラーの性能の劣化を検知することが出来る。
尚、発生率算出部205が紙遅れ発生率を算出する場合は、過去の用紙の搬送枚数と、紙遅れが発生した用紙の搬送枚数の順番(何枚目の用紙の搬送で紙遅れが発生したか)とを監視して、紙遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでの紙遅れ発生率を算出する。
発生率算出部205が紙遅れ発生率を算出すると、その旨を発生率判定部206に通知し、当該通知を受けた発生率判定部206は、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過したか否かを判定する(図3:S107)。
前記判定の結果、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過しない場合(図3:S107NO)、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率以下の場合、発生率判定部206は、前記算出された紙遅れ発生率が、突発的な紙遅れに基づく紙遅れ発生率であると判定し、処理を終了する。
一方、S107において、前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合(図3:S107YES)、発生率判定部206は、前記算出された紙遅れ発生率が、給紙JAMの発生直前の紙遅れに基づく紙遅れ発生率であると判定し、その旨を交換表示部207に通知する。当該通知を受けた交換表示部207は、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する(図3:S108)。
例えば、交換表示部207が、表示受付部201を介して、操作部101のタッチパネル上に交換画面700を表示させる。前記交換画面700には、図7に示すように、給紙カセットの搬送ローラーの性能が低下している旨のメッセージ701と、搬送ローラーの交換を促す旨のメッセージ702と、サービスマンに連絡するためのサービスマンコール情報703と、OKキー704とが表示される。これにより、ユーザーは、給紙JAMが発生する直前に、前記搬送ローラーの性能劣化を確認することが出来て、当該搬送ローラーをタイミングよく交換することが出来る。
尚、本発明の実施形態では、前記閾率を予め設定したが、他の構成でも良い。例えば、給紙カセット103aの搬送ローラーは、外部の環境の温度変化によって、給紙ローラーの径が大きくなったり小さくなったりする。又、用紙の種類(厚紙、古紙等)によって、給紙ローラーの表面に汚れが付き易かったり、付き難かったりする。このような環境温度の変化や用紙の種類の変化によって、紙遅れ発生率も異なってくる。そこで、発生率判定部206は、検知センサーにより検知された環境の温度の高低に対応して、前記閾率を変更し、前記判定を実行するよう構成出来る。例えば、発生率判定部206は、前記環境の温度が高い場合は、前記閾率を低くし、前記環境の温度が低い場合は、前記閾率を高くする。又、発生率判定部206は、用紙の種類に対応して、前記閾率を変更する。例えば、発生率判定部206は、前記用紙の種類が厚紙の場合は、前記閾率を低くし、前記用紙の種類が古紙の場合は、前記閾率を高くする。尚、発生率判定部206は、前記環境の温度と、前記用紙の種類との組み合わせで、前記閾率を変更しても良い。このように、装置毎に異なる使用環境に応じて、搬送ローラーの性能の劣化を適切に検知し、搬送ローラーの交換をタイミングよく促すことが出来る。
又、本発明の実施形態では、画像形成装置100に用紙搬送制御部103を備えたが、用紙搬送制御部103の各部を画像形成装置100が備えても構わない。
又、本発明の実施形態では、用紙搬送制御部103が各部を備えるよう構成したが、当該各部を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを、装置に読み出させ、装置が前記各部を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法は、プリンター、複写機、複合機等に有用であり、給紙ローラーの給紙性能の低下を正確に検知することが可能な用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送方法として有効である。
100 画像形成装置
103 用紙搬送制御部
201 表示受付部
202 ジョブ実行部
203 カセット選択部
204 紙遅れ判定部
205 発生率算出部
206 発生率判定部
207 交換表示部
103 用紙搬送制御部
201 表示受付部
202 ジョブ実行部
203 カセット選択部
204 紙遅れ判定部
205 発生率算出部
206 発生率判定部
207 交換表示部
Claims (6)
- 搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する紙遅れ判定部と、
前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する発生率算出部と、
前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する発生率判定部と、
前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する交換表示部と、
を備えることを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記閾率は、突発的な紙遅れに対応する第一の紙遅れ発生率が超過せず、給紙JAMの発生直前の紙遅れに対応する第二の紙遅れ発生率が超過する紙遅れ発生率に設定される
請求項1に記載の用紙搬送装置。 - 前記発生率判定部は、検知センサーにより検知された環境の温度の高低に対応して、前記閾率を変更し、前記判定を実行する
請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。 - 前記発生率判定部は、用紙の種類に対応して、前記閾率を変更し、前記判定を実行する
請求項1又は2に記載の用紙搬送装置。 - 搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する紙遅れ判定部と、
前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する発生率算出部と、
前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する発生率判定部と、
前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する交換表示部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 搬送ローラーにより給紙カセットから用紙の搬送が開始されると、前記用紙の搬送において、当該用紙の遅れが発生したか否かを判定する紙遅れ判定ステップと、
前記用紙の遅れが発生した場合、前記用紙の遅れが発生してから特定の枚数の用紙が搬送されるまでに発生した紙遅れの発生率を算出する発生率算出ステップと、
前記算出された紙遅れ発生率が特定の閾率を超過したか否かを判定する発生率判定ステップと、
前記算出された紙遅れ発生率が前記閾率を超過した場合、前記搬送ローラーの交換を促す旨の画面を表示する交換表示ステップと、
を備えることを特徴とする用紙搬送方法。
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2015
- 2015-06-17 JP JP2015121845A patent/JP2017007758A/ja active Pending
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