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JP2016525897A - 再使用可能なハンドル及び取り外し可能な針組立体付きのニードルスコピック器械 - Google Patents

再使用可能なハンドル及び取り外し可能な針組立体付きのニードルスコピック器械 Download PDF

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Abstract

使い捨て針組立体、再使用可能なハンドル組立体、及び、引っ込み可能なスライダを有する外科用器具。使い捨て針組立体を挿入してこれを再使用可能なハンドル組立体から解放する方法が開示される。ハンドル組立体は、ラチェット機構体、ロック機構体、アーミング機構体、及び、ケージを含む。

Description

本発明は、外科用器械及びこれら外科用器械の使用方法に関し、特に、針と、当該針の先端部内に設けられると共に当該針の先端部から伸長したり引っ込んだりするよう構成された作業ツールと、を備えた低侵襲外科用器械に関する。
過去20年間にわたって、低侵襲手術は、開放手術により従来達成された多くの術式の基準になった。低侵襲手術では、一般に、光学要素(例えば、腹腔鏡又は内視鏡)を体内の手術用のポート(孔、腔)又は生まれつき備わったポート(孔、腔)を通して導入する一方、追加のポートを通して又は内視鏡を通して1つ又は2つ以上の外科用器械を前進させ、手術を当該外科用器械で行い、そして当該器械及びスコープ類を体から取り出す。腹腔鏡下手術(本明細書では、ポートが外科用切開創を介して作られる任意の手術であると広義に定義される。かかる手術としては、腹部腹腔鏡検査法、関節鏡検査法、脊髄腹腔鏡検査法等が挙げられるが、これらに限定されない)では、スコープのためのポートは、典型的には、外科用トロカール組立体を用いて作られる。
トロカール組立体は、ポート、当該ポートの遠位端部を通りこれを越えて延びる尖鋭な先の尖った要素(トロカール)、及び、少なくとも腹部腹腔鏡検査法の場合、前記ポートの近位部分に設けられた弁、を含む場合が多い。典型的には、小さな切開創が、患者の所望の場所の皮膚に作られる。次に、トロカール組立体をトロカールがポートから延び出た状態で切開創中に押し込み、それにより切開創を広げて、ポートが切開創を通り、任意の面を通り越し、そして体内(腔)中に延びるようにする。次に、トロカールを抜去すれば、後にはポートが定位置に残る。或る特定の状況では、手術部位にガス注入するために、ガス注入要素をトロカールポートに取り付けるのが良い。この時、トロカールポートを通して光学要素を導入するのが良い。この時、典型的には追加のポートが作られて、追加の腹腔鏡器械が体内に導入され得る。
トロカール組立体は、種々のサイズで製造される。トロカールポートのサイズとしては、典型的には、5mm、10mm、及び12mmが挙げられる。かかるトロカールポートサイズは、当該トロカールポートを通って種々のサイズの腹腔鏡器械を導入することができるよう設定されている。かかる腹腔鏡器械としては、例えば、把持器、切開用器、ステープラ、はさみ、吸引/灌注器(イルリガートル)、クランプ、鉗子、生検鉗子等が挙げられる。5mmトロカールポートは、比較的小径ではあるが、内部作業空間が限定されている幾つかの場合(例えば、子供)には、複数の5mmポートを限定された領域内に配置することは困難である。さらに、5mmトロカールポートは、腹腔内における器械の運動を大幅に制限する傾向がある。
さらに、腹腔鏡下手術は、種々の外科的処置と関連した外傷を軽減すると共に、これに伴ってこれら手術からの回復時間をも短縮したが、当該技術分野では、患者に対する外傷を更に軽減することが相変わらず要望されている。軽減の余地があるものとして本発明者により特定される腹腔鏡下手術と関連した外傷の一領域は、用いられるトロカールポートに起因して生じる瘢痕である。多くの腹腔鏡下手術では、3つ又は4つ以上のトロカール切開創が作られる。例えば、腹腔鏡下ヘルニア修復手術では、典型的には、4つのトロカール切開創が作られる。1つの切開創は、腹にガス注入し且つ光学装置を挿入するためのものであり、他の2つの切開創は、それらを通して把持器を挿入するためのトロカールポート用であり、第4のポートは、それを通してステープラを通すためのものである。当業者並びに外科的処置を行った医師であれば理解されるように、5mmのトロカールポートであっても穴は残り、これらの穴は縫い合わせる必要があり、その結果、瘢痕が生じる。瘢痕組織は、筋膜の内側部分並びに皮膚の美的外観に悪影響を及ぼす場合があり、これは、皮膚の当該領域が将来の切開又は医学的処置を受ける場合、患者にとって又はそれどころか外科医にとっても好ましくないと言える。
腹腔鏡下手術と関連した外傷の第2の領域は、不正確な配置に起因して、当該手術を行うために必要とされるトロカールポートの操作(例えば、傾斜)の結果として生じる外傷に関する。ポートの傾斜は、切開創の周囲のところに裂けを生じさせる場合がある。かかる裂けにより、広範な瘢痕組織が生じる場合があり、一般に、切開創領域が広がる場合がある。
当該技術分野では、利用分野を広げ、患者に対する外傷を軽減し、患者に対する合併症を軽減し、切開創領域の拡張をもたらさず、瘢痕組織形成の増大をもたらさず、製作するのも使用するのも容易であり、安全性を向上させる一方で、保健医療提供者及び患者へのコストを減少させると共に手技のための手術時間を短縮し、それによりコスト及び合併症を減少させることができるような、安価な腹腔鏡ツール及び外科用組立体が要望され続けている。本発明の器具は、様々な直径の様々な針組立体及びエンドエフェクタと共に作動可能な再使用可能ハンドル組立体を含む。かくして、同一の本発明の器具は、1つの外科的処置内で、多種多様な使用を有することができる。これらの要望及び他の要望は、本発明の器具及び方法によって満たされる。
本発明の他の利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲の記載から明らかになろう。
本発明の作動状態の器具の一実施形態を示す図であり、把持器が引っ込み位置にある状態を示す図である。
本発明の非作動状態の器具の一実施形態を示す図であり、把持器が開放状態にある状態を示す図である。
本発明の作動状態の器具の一実施形態を示す図であり、把持器が閉鎖状態にある状態を示す図である。
本発明の非作動状態の器具の再使用可能なハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の作動状態の器具の再使用可能ハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の作動状態の器具のシステムの再使用可能ハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の作動状態の器具のシステムの再使用可能ハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明のアームスライダの一実施形態を示す図である。
本発明のボタン組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体の一実施形態を示す図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のケージ組立体実施形態の斜視図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のケージ組立体実施形態の側面図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のケージ組立体実施形態の斜視図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のラチェット機構体実施形態の斜視図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のラチェット機構体実施形態の側面図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のラチェット組立体実施形態の側面図である。
本発明の再使用可能ハンドル組立体のラチェット組立体実施形態の分解図である。
本発明のロックピンの一実施形態を示す図である。
本発明のロックピンの一実施形態を示す図である。
本発明のロックピンの一実施形態を示す図である。
本発明のロックピンの一実施形態を示す図である。
本発明のロックピンの一実施形態を示す図である。
本発明の単極性アームスライダの一実施形態を示す図である。
本発明の単極性アームスライダの一実施形態を示す図である。
本発明の単極性アームスライダの一実施形態を示す図である。
本発明の使い捨て針組立体に設けられたキャップの一実施形態を示す図である。
本発明の使い捨て針組立体に設けられたキャップの一実施形態を示す図である。
本発明の使い捨て針組立体に設けられたキャップの一実施形態を示す図である。
本発明の使い捨て針組立体に設けられたキャップの一実施形態を示す図である。
今、図面を参照するが、当該図面において、同一の参照符号は、本発明の同一の構造的特徴又は観点を示している。説明及び例示の目的のため、本発明に従う低侵襲外科用組立体の例示の実施形態、又はこれら実施形態の観点、が図1〜図19Dに示されているが、かかる実施形態に限定はされない。本発明の外科用組立体は、患者に対する外傷を軽減するために例えば低侵襲外科的処置の際に使用できる、安価で製造しやすい医療器具である。
低侵襲外科用組立体及び関連器機の例示が、ラビクマー(Ravikumar)に付与された米国特許第7,766,937号、ラビクマー等(Ravikumar et al)に付与された米国特許第8,230,863号、ラビクマーに付与された米国特許第8,313,507号、ラビクマー等に付与された米国特許第8,133,255号、ラビクマー等名義の米国特許出願第11/685,522号(米国特許出願公開第2007/0250112号として公開されている)、ラビクマー名義の米国特許出願第12/503,035号(米国特許出願公開第2010/0016884号として公開されている)、ラビクマー等名義の米国特許出願第12/689,352号(米国特許出願公開第2010/0292724号として公開されている)、ラビクマー等名義の米国特許出願第11/610,746号(米国特許出願公開第2007/0282170号として公開されている)、及び、ラビクマー等名義の米国特許出願第12/689,352号(米国特許出願公開第2010/0292724号として公開されている)、に記載されている。これらの特許、特許出願及び特許出願公開を当該参照により引用し、これらの記載内容全体を本明細書の一部とする。
図1〜図5を参照すると、外科用器具100が示されており、この外科用器具100は、使い捨て針組立体110、及び、当該使い捨て針組立体と作動的に関連けられ再使用可能なハンドル組立体150の2つの実施形態、を有している。図1及び図3は、再使用可能ハンドル組立体150の1つの実施形態を示し、図2、図4及び図5は、再使用可能ハンドル組立体150のもう1つの実施形態を示している。一般に、再使用可能ハンドル組立体150は、好ましくは、使い捨て針組立体110を受け入れ、外科的処置中に当該使い捨て針組立体を操作し、処分(廃棄)のために当該使い捨て針組立体を解放する、というように構成され配置されている。
使い捨て針組立体110は、好ましくは、再使用可能ハンドル組立体150内に送り進められ、定位置に設定され、1回使用のために操作される、というように構成され配置されている。使い捨て針組立体110は又、好ましくは、いったん使用されるとその再生(再利用)を阻止する、というように構成され配置されている。当該使い捨て針組立体は、2.4mm針又は5mm針を備えるのが良い。再使用可能ハンドル組立体150は、好ましくは、2.4mm針が直視下においてトロカールを用いないで経皮的に挿入可能に設けられているか否かとか、5mm針が腹腔鏡下手技中にトロカールと共に用いられるよう設けられているか否かとか、といったこととは無関係に、使い捨て針組立体110を受け入れ、操作し、解放する、というように構成され配置されている。このように、外科用器具100は、その組立体の管理及び制御を改善することができ、保健医療提供者に要するコストを減少させ、MLT証明書なしでの針組立体の無認可の再生及び販売を阻止する。
図1に示されているように、使い捨て針組立体110は、細長い針部材112、ハンドル組立体150に取り外し可能に結合されると共にこれに長手方向に固定される針ハブ114、及び、細長い針部材112によって規定されるルーメン113と作動的に関連付けられた把持組立体116、を含む。細長い針部材112と把持組立体116とは、ハンドル組立体150のユーザ操作により、互いに対して、且つ、針ハブ114及びハンドル組立体150に対して、選択的に長手方向に並進可能である。
細長い針部材112は、尖った遠位端部分118と、ルーメン113を規定する内面を有する針シャフト119と、を有し、把持組立体116は、ルーメン113を通って長手方向に並進する。針シャフト119は、針ハブ114によって規定されたルーメン120を貫通して、図6に示されているように、ハンドル組立体150の内部中に延びる。引き続き図6を参照すると、針部材112の針シャフト119は、針ハブ114の近位部分114a及び遠位部分114bを貫通して、近位部材130に結合されている。当該近位部材130は、ハンドル組立体150の摺動シャフト122に対してインターフェースする拡大直径の近位ヘッド115を有している。図示のように、摺動シャフト122は、ハンドル組立体150のトリガ158に結合されている。このように、トリガ158は、ハンドル組立体150の摺動シャフト122及び針部材112の近位部材130を、把持組立体116に対して遠位側に長手方向に並進させるよう、引っ込み可能である。
図1に示されているように、把持組立体116は、針シャフト119の内面に対応する外面輪郭を有するシャフト128に結合され又は一体に形成された一対のエンドエフェクタ(例えば、上側及び下側アーム)124,126を含む。上側及び下側アーム124,126は、好ましくは、シャフト128の長手方向軸線から半径方向外方に付勢されているが、これらアームは、例えば上述の特許及び特許出願公開に記載された、1つ又は2つ以上のヒンジ留めジョー又は他の外科用ツールとしても提供され得る。これら特許及び特許出願公開は、当該参照により引用され、これらの記載内容は本明細書の一部である。シャフト128は、針シャフト119の長さに沿ってルーメン113を通り、針ハブ114を通り、図6に示されているようにハンドル組立体150の内部中に延びている。把持組立体116のシャフト128は、近位端部132を有する近位部材130に結合されている。近位部材130は、ハンドル組立体150の引っ込み可能なスライダのユーザ操作により、細長い針部材112のルーメン113内を、そして又、ハンドル組立体150の摺動シャフト122内を、選択的に長手方向に並進可能である(これについては、以下に更に説明する)。ハンドル組立体150の引っ込み可能なスライダは、把持組立体116のシャフト128及びアーム124,126を細長い針部材112に対して並進させるよう、近位端部132に対してインターフェースする。
近位部材130は、好ましくは、細長い針部材112を把持組立体116に回転可能に固定するよう、細長い針部材112のルーメン113の内面と締り嵌め関係をなす断面を有している。例えば、ルーメン113は、長方形断面を有するのが良く、近位部材130も又、その少なくとも一部分に沿って、長方形の断面を有するのが良い。当該少なくとも一部分は、近位部材130内で長手方向に並進可能であるが、近位部材130に対して回転することはできない。針ハブ114は又、好ましくは、針ハブ114に対する針シャフト119の長手方向並進を許容するが、針ハブ114を針シャフト119に回転可能に固定する、という態様で、ルーメン120を規定している。かかる回転制限に関する或る特定の実施形態が、図10及び図12Aに示されている。
ハンドル組立体150に関して以下に更に説明されるように、かかる構造体は、ハンドル組立体150からは独立しての、針部材112、針ハブ114及び把持組立体116の一体的な回転、並びに、把持組立体116上においてこれに沿う針部材112の長手方向前進を容易にする。これらは全て、ハンドル組立体150のユーザ操作によって行われる。
図1〜図5に示されているように、ハンドル組立体150は、そのコンポーネントを収容して保護するハウジング152、細長い針部材112を回転させる回転ハブ154、針ハブ114、把持組立体116、近位ハンドル部材156、遠位トリガ158、及び、把持組立体116に対する細長い針部材112の遠位側への長手方向並進を作動させる駆動リンク160、を含む。かかる遠位側への並進により、針部材112がアーム124,126の少なくとも一部分上でこれに沿って押されるにつれて、使い捨て組立体110は、図1に示されている開き形態から図5に示されている閉じ形態に動く。把持組立体116は、更に、図3に示されるように、針又は尖った遠位端部分118によって覆われるのが良い。
図1〜図5は又、把持組立体116を、異なる作動段階で示している。図1では、把持組立体は、アーム124は開いているがアーム126は半閉じ状態にある図2と比較して、且つ、アーム124,126が閉じられているが針の遠位端部分118が把持組立体116上でこれに沿って押されていない図5と比較して、開いたアーム124,126を有していて、その結果、使用中、把持組立体116は物体、例えば組織、血管又は器官、を把持する。
引き続き図6を参照すると、ハンドル組立体150は、トリガ158をハンドル組立体150の摺動シャフト122に結合するクランク組立体162、及び、摺動シャフト122を近位側に且つトリガ158を遠位側に図2の形態に向けて付勢する主要戻しバネ164を更に含む。図2の形態では、把持組立体116のアーム124,126は、針部材112に対して伸長されて開く。ハンドル組立体150は、細長い針部材112を操作するアームスライダ166、及び、当該アームスライダ166を図7に示された位置に向けて遠位側に付勢する第2戻しバネ168、を更に含む(図7の位置は、図2の形態に対応している)。ハンドル組立体150は、当該ハンドル組立体150からの使い捨て針組立体110の解放を許容する解放バー170、及び、細長い針部材112を受け入れ、位置決めし、これを作動させ、そしてこれをハンドル組立体150から解放するラッチ組立体、を更に含む。ラッチ組立体は、ラッチ174a,174b,174c及び解放バー176を含み、これらは、解放レバー170と関連して、ラッチ174a,174b,174cを鉛直方向に上下させて使い捨て組立体110を受け入れたり解放したりするよう、動作する。解放レバーは、使い捨て組立体を受け入れるよう動く必要はない。
具体的に言えば、ラッチ174a,174b,174cはそれぞれ、把持組立体116の近位部材130の近位端部132、細長い針部材112の近位部材113の近位端部115、及び、図示のようにシャフト119及び近位部材113に結合され且つこれらの間に位置する中間部材121、に結合されている。解放バー176は、水平の溝178,180,182を規定しており、これら水平の溝は、当該溝の中でのラッチ174a,174b,174cのそれぞれの長手方向並進を許容するべくラッチ174a,174b,174cのそれぞれのピン184,186,188(図8)を受け入れている。解放バー176は、鉛直の溝190,192を更に備え、当該鉛直の溝は、ハウジング152に連結されたピン191,193を受け入れている。当該ピン191,193は、ハウジング152に対する鉛直方向についての解放バー176の運動を実質的に拘束し、図示のようにかかる鉛直運動の程度を制限する。
図6及び図16Aを参照すると、外科用器具100の一実施形態の組立は、次のようにして行われる。使い捨て針部材112の近位部材130が、回転ハブ154に設けられた孔(図示せず)内に前進され、当該孔153を介してハウジング152の内部中に前進される。近位端部132は、ラッチ174cに当たる。当該ラッチ174cは、時計回り方向に回転し(傾斜面175が近位端部132によって上方に押されている時に)、それにより近位部材130の導入を可能にする。理解されるように、解放バー176は、鉛直バネ177によって上方に付勢されており、当該鉛直バネは、ラッチ174a,174b,174cが時計回りに回転される時、ラッチ174a,174b,174cを元の位置に向けて反時計回り方向に付勢する。近位端部132は、ハウジング組立体150の摺動シャフト122中に送られ、そして近位側に前進され、ついには、近位端部132が引っ込みスライダ166の遠位端部155に到達する。引っ込みスライダ166は、図6に示されているように、前方位置に作動的に配置される。近位端部132が引っ込みスライダ166の遠位端部155に達する時、当該近位端部は、ラッチ174aがその拡大ヘッドの周りを閉じるように、遠位端部155とラッチ174aとの間の定位置にカチリという音を立てて入り込む。
理解されるように、把持組立体116の近位部材130の近位端部132が引っ込みスライダ166の遠位端部155に達すると、細長い針部材112の近位部材113の径方向拡大ヘッド117がハンドル組立体150の摺動シャフト122に対してインターフェースすると共に、ラッチ部材174bと摺動シャフト122との間の定位置にスナップ動作で入り込む。このようにして、内側の把持組立体116と外側の針部材112との両方が位置決めされて、これらの独立制御が可能であるようにハンドル組立体150に作動的に結合される。図6の組立て状態の形態は、図5に示された形態に対応しており、ここでは、把持組立体116のアーム124,126は露出されていて、遠位端部118による偶発的な外傷を阻止するのを助けるために遠位端部118に対する栓子として働いている。この形態では、トリガ158は引き戻されていて、アーム124,126を閉じ位置に保つためにラチェット159を介して定位置にラチェット止めされている。予想されるように、外科用器具100は、使い捨て針組立体110が既に当該外科用器具内に組み立てられた状態で、この形態で出荷可能である。代替的にあるいは追加的に、外科用器具100は、単一のハンドル組立体150と1つ又は2つ以上の別々の使い捨て針組立体110とが同一又は異なる包装材内に別々に入れられた状態で、出荷されても良い。
図6に戻ってこれを参照すると共に引き続き図2、図4、図5及び図9を参照すると、器具100の一実施形態の作用は、次のようにして起こる。ボタン194(図9に最も良く示されている)がユーザ(例えば、外科医)によって押され、それにより引っ込みスライダ166内に規定された溝195からリム194aが展開して引っ込みスライダ166の縁部181に沿って乗り上がる。次に、引っ込みスライダ166は、バネ168の付勢力に抗して近位側に引かれ得て、ついには、リム194aは、第2溝197に達してその中にスナップ動作で入り込む。この動きにより、スライダ166は図4の引っ込み位置まで引き寄せられ、それにより、把持組立体116のアーム124,126を針部材112中に完全に直接に引き込んで、遠位端部118を図1に示されているように露出させる。この時点で、当該器具はアーム状態(作動状態)とされ(armed)、遠位端部118は手術部位まで患者の体内中を前進される。手術部位にいったん達すると、ボタン194が押され、バネ168はスライダ166を図7の前方位置に引き戻す。この前方位置は、図2のアーム124,126の前進開き形態に対応している。回転ハブ154を用いると、ハウジング組立体150とは独立に必要に応じて把持組立体116及び針部材112を回転させることができ、更に、組立体全体を必要に応じて外科医が操作することができ、それにより患者の体内の標的組織周りにおけるアーム124,126の所望の向きを確立できる。最後に、ラチェット159が外され、トリガ158が引かれて、摺動シャフト122及びかくして針部材112を把持組立体116上でこれに沿って遠位側に前進させて、標的組織周りでアーム124,126を閉じてクランプする。理解されるように、アーム/ジョー124,126は、それが閉じている間、患者に対して固定された長さ方向位置に位置したままであり、このことは、望ましくない動き又は変位を回避する上で、外科医にとって有利であると言える。
細長い針部材112が患者からいったん抜去されると、解放レバー170(図6、図8)が作動されて、解放バー176が鉛直に持ち上げられる。この解放バーは、ラッチ174a,174b,174cを鉛直に持ち上げて、孔153からの使い捨て針組立体110の取り出しのためのクリアランスを提供する。孔153(図7)を通って使い捨て組立体110(図16A)が遠位側に引かれて、その取り出し及び破棄が行われる。次に、新品の使い捨て組立が、再使用可能なハンドル組立体150と共に用いられ得る。ハンドル組立体150は、蒸気滅菌され得る、あるいは、当該技術分野において知られている任意の他の好適且つ適切な手法により滅菌され得る。
図16A〜図16Dを参照すると、本発明の一実施形態では、使い捨て針組立体110は、押しボタン組立体200、及び、当該押しボタン201が押されないで半径方向外方の形態に作動的に配置されているときに針部材112に対する把持組立体116の長手方向並進を阻止する関連構造体、を含む。図示のように、押しボタン201は、半径方向外方の位置から半径方向内方の位置まで半径方向に並進される、というように構成され配置されている。半径方向外方の位置では、フランジ202,204が、細長い針部材112のシャフト119に対するシャフト128の遠位側への長手方向並進を阻止するように、把持組立体116のシャフト128に対して(例えば、締り嵌め状態により)インターフェースしている。図16Bに示されているように、押しボタン201は、当該押しボタン201が半径方向内方の位置へと押される時にシャフト128の長手方向運動のための通路を提供するように位置する切り欠き206を規定している。押しボタン201は、好ましくは、針ハブ114内に延びていて、当該押しボタン201が半径方向内方の位置へと押される時に針ハブ114の外面123と半径方向に整列し又は当該外面123の半径方向内方に位置するという弧状外面208を規定している。加うるに、押しボタン201の側面211は、好ましくは、相当大きな圧力が押しボタン201を押すために必要であるように、針ハブ114の内面210(図16A)と締り嵌め関係をなす。このように、いったん押されると、押しボタン201は、押された位置で動かないようになって、これを半径方向外方に動かすことはできない。というのは、その全ての表面が、針ハブ114内にしっかりと楔止めされるからである。
理解されるように、押しボタン組立体200は、針組立体110が再使用可能ハンドル組立体150内に挿入される時に蛇腹折りになるのを阻止する(例えば、使い捨て針組立体110がハンドル組立体150中に挿入される時に、把持組立体116及びそのコンポーネントが細長い針部材112に対して遠位側に並進するのを阻止する)。また、理解されるように、使い捨て針組立体110がハンドル組立体150中にいったん挿入されると、押しボタン201が押され得て、把持組立体116の遠位側への並進を許容し、器具100を作動できる。
押しボタン組立体200は又、当該押しボタン200がいったん押されると針組立体110のコンポーネントを(例えば、当該針組立体110をハンドル組立体150中に装填するために)長手方向にロックすることができないために、且つ、使い捨て針組立体110を分解する(take apart)ことができないために、使い捨て針組立体110の権限のない再使用、再販、又は複製を阻止するのに役立つよう機能する。
理解されるように、上述のハンドル組立体150の内部機構体は、変形例として、より少ない可動部品を有するより単純化された構造を用いて実現されても良い。例えば、細長い針112は、遠位端部118から近位端部115まで延びる一様な直径の一体品として構成されても良い。把持組立体116は、同様に、アーム124,126から近位端部132まで延びる一体品として構成されても良い。例えば、3つではなく1つ又は2つのラッチを用いることができ、上述したラッチ及び摺動シャフトとは異なる構造を利用して、これが細長い針112及び把持組立体116とインターフェースするようにしても良い。
図17を参照すると、従来型の5mm器具を含む使い捨て針組立体310が示されている。使い捨て針組立体310は、標準型トロカールを通って挿入されるよう構成されたシャフト319、ハウジング組立体150に結合されると共に長手方向に固定されるように構成され配置されたハブ組立体314、及び、シャフト319及びハブ組立体314内で長手方向に並進する近位内側シャフト330、を含む。図示のように、内側シャフト330は、ハウジング組立体150の摺動シャフト122に結合する半径方向拡大リム335を有する。このようにすると、ハウジング組立体150のトリガ158は、使い捨て組立体の外側コンポーネントではなく内側コンポーネントを直接並進させるよう利用可能である。かかる5mm実施形態では、シャフト319がハブ組立体314に対して長手方向に固定されると共に内側シャフト330だけがハブ組立体314に対して動く、ということが理解されよう。押しボタン組立体200は、好ましくは、上述したように、ハウジング組立体150中への装填中に使い捨て針組立体のコンポーネントの長手方向並進を阻止するために、使い捨て針組立体310に提供される。
本発明のハンドル組立体150の別の実施形態が、図10〜図15に示されている。図10及び図11は、本発明のハンドル組立体150の別の実施形態の2つの側部を示しており、この場合、圧縮(引き絞り)の際のトリガ158のトリガ運動により、クランク組立体162の回転運動が生じ、それにより細長い針部材112の直線運動が生じる。この実施形態では、トリガ158は、図6及び図7に示されている形態とは異なる形態のものである。図10及び図11では、トリガ158は、運動がトリガロック(図12A及び図12Bに示されている)によって制限されるオープントリガ形式のものである。トリガロック340は、トリガロックリンク346及び回転ロックを含み、その結果、押しボタン201がユーザ(例えば外科医)によって内方に押されると、トリガロック340は、把持組立体116が閉じ位置にある状態でトリガ158内で押し状態にロックする。ハンドル組立体は、当該ハンドル組立体150の内部動作状態を定める右側ケージ360及び左側ケージ361で構成されたケージを含む。
引き続き図10及び図11を参照すると、ハンドル組立体150は、摺動トリガ158を図1の形態に向けて遠位側に付勢する主要戻しバネ164を更に含む。図1の形態では、把持組立体116のアーム124,126は、針部材112に対して伸長されて開いている。ハンドル組立体150は、細長い針部材112を操作するアームスライダ166を更に含む。ハンドル組立体150は、当該ハンドル組立体150からの使い捨て組立体110の解放を許容する解放スイッチ175及び解放バネ171、並びに、細長い針部材112を受け入れ、位置決めし、作動させ、ハンドル組立体150内の案内ボックス179から解放するラッチ組立体を、更に含む。案内ボックス179は、使い捨て針組立体110の近位部材130の形態に合致するよう構成されている。例えば、案内ボックス179と近位部材130の両方が、長方形、正方形、円形、又は長円形の形状に、又は、任意他の対応の幾何学的形状に、形作られている。
図12A及び図12Bにより詳細に示されているように、ラッチ組立体は、右側のケージ360上に見受けられるラッチ174d,174e、及び、解放バネ171と連係して使い捨て組立体110を受け入れたり解放したりするよう当該ラッチ174d,174eを鉛直方向に昇降させるよう動作する解放バー176、を含む。解放バー176は、水平の溝178,180を規定しており、当該水平溝178,180は、ラッチのこれらそれぞれの溝の中における長手方向並進を可能にするよう、ラッチ174d,174eのそれぞれのピン184,186を受け入れている。図14に示されているように、右側のケージ360上の解放バー176は、ハウジング152に連結されたピン191a,191b,193a,193bを受け入れる鉛直の溝190,192を、更に有している。ピン191a,191b,193a,193bは、解放バー176の運動をハウジング152に対する鉛直方向に実質的に制限すると共に、図示のようにかかる鉛直運動の程度を制限する。
ハンドル組立体150は、ジョー閉鎖ストローク全体にわたってのトリガ及び針の戻りを阻止するためのラチェット機構体を含む。一実施形態では、ラチェット機構体は、作動の際、可聴且つ触知可能なクリック感をもたらす。ラチェット機構体は、多数のロック位置を有するのが良く、一実施形態では、ジョー閉鎖ストローク全体にわたって最低でも9つのロック位置を有する。最終のラチェット位置は、完全に閉鎖したジョー安全位置に対応するのが良い。図10、図13A、図13B及び図15を参照すると、ラチェット159がラチェットスイッチ157によって作動された状態で示されている。ラチェットスイッチ157により、ラチェット機構体をターンオンしたりターンオフしたりして、ラチェットを離脱させてトリガ158の手動解放時にジョーの自由な開きを許容する。ラチェットスイッチ157は、ハンドル組立体150の両側部上に見受けられ、ユーザの親指で作動可能である。上スイッチ位置は、ラチェットモードに対応しており、下スイッチ位置は、自由モードに対応している。スイッチシャフト161が、スイッチリンク165及びスイッチバネ167によって作動されるスイッチバネレバー163に連結されている。ラチェットバネ169が、ラチェットスイッチ157に連結されている。スイッチバネ167は、スイッチが中間位置に位置したままになるのを阻止するよう、スイッチをその最終ラッチ又は自由位置に駆動する。スイッチ作動は、使用時に可聴且つ触知可能なクリック感をもたらすであろう。一時的ラチェット解放トリガが、主トリガの前方に位置したままで、これは、人差し指によって作動されることになっている。一時的解放トリガは、器具がラチェットモードにある時にこれを引き絞ると、ラチェットを解放することができる。一時的解放トリガは、バネ戻し作用を有し、それが解放されると、ラチェットを再び係合させる。
本発明のハンドル組立体150の当該実施形態のもう1つの特徴は、回転ハブ154である。使い捨ての細長い針部材112の近位部材130を回転ハブ154に設けられている孔(図示せず)内に前進させると共に、案内ボックス179経由でハウジング152の内部中に前進させる場合、回転戻り止めバネ151が、針部材112が動いている音の合図をユーザ(例えば、外科医)に提供する。例えば、バネ151によってカチリという音が生じるようになっている。本発明の作動を続けると、近位端部132がラッチ174dに当たるとき、かかるラッチは時計回りに回転し(傾斜面175が近位端部132によって上方に押されているときに)それにより近位部材130の導入を許容する。理解されるように、解放バー176は、鉛直バネ177によって上方に付勢されており、鉛直バネ177は、ラッチ174d,174eを、それらが時計回りに回転されている時に元の位置に向けて反時計回りの回転方向に付勢する。近位端部132がハウジング組立体150の摺動シャフト122を通って送られ、近位側に前進され、ついには、前方位置(図10及び図11には示されていない)に作動的に配置されている引っ込みスライダ166の遠位端部155に当該近位端部132が達する。近位端部132が引っ込みスライダ166の遠位端部155に達すると、当該近位端部は、ラッチ174dがその拡大ヘッドの周りを閉じるように、遠位端部155とラッチ174dとの間の定位置に、カチリという音を立てて入り込む。理解されるように、把持組立体116の近位部材130の近位端部132が引っ込みスライダ166の遠位端部155に達すると、針部材112の近位部材113の半径方向拡大ヘッド117がハンドル組立体150の摺動シャフト122に対してインターフェースし、ラッチ部材174eと摺動シャフト122との間の定位置にスナップ動作で入り込む。このようにして、内側の把持組立体116と外側の針組立体112との両方が位置決めされて、これらの別個独立の制御が可能であるようにハンドル組立体150に作動的に結合される。
作用を説明すると、ボタン194がユーザ(例えば、外科医)によって押されると、図21に示されているように、押しボタンバネ205が縮み、それにより、摺動シャフト122が展開する。次に、引っ込みスライダ166が、バネ168の付勢力に抗して近位側に引かれ得て、当該動きにより、把持組立体116のアーム124,126が針部材112中に完全に引き込まれて、遠位端部118が図3及び図4に示されているように露出される。この時点で、当該器具がアーム状態とされ、遠位端部118が手術部位まで患者の体内中を前進される。手術部位にいったん達すると、ボタン194が押され、バネ168はスライダ166を前方位置に、且つ、図1及び図2のアーム124,126の前進開き形態に、引き引き戻す。回転ハブ154を用いると、ハウジング組立体150とは独立に必要に応じて把持組立体116及び針部材112を回転させることができ、更に、組立体全体を必要に応じて外科医が操作することができ、それにより患者の体内の標的組織周りにおけるアーム124,126の所望の向きを確立できる。最後に、ラチェット159が外され、トリガ158が引かれて、摺動シャフト122及びかくして針部材112を把持組立体116上でこれに沿って遠位側に前進させて、標的組織周りでアーム124,126を閉じてクランプする。理解されるように、把持アーム124,126は、それが閉じている間、患者に対して固定された長さ方向位置に位置したままであり、このことは、望ましくない動き又は変位を回避する上で、外科医にとって有利な場合であると言える。アームスライダ166は、トリガ158が完全に閉じられたときにだけ作動可能であり、各機構体は別個である。
細長い針部材112が患者からいったん抜去されると、解放スイッチ175が作動されて、解放バー176が鉛直に持ち上げられる。この解放バーは、ラッチ174a,174b,174cを鉛直に持ち上げて、孔153からの使い捨て針組立体110の取り出しのためのクリアランスを提供する。新品の使い捨て組立体を、再使用可能なハンドル組立体150と併用することができる。使い捨て組立体の他のエンドエフェクタ、例えばはさみ、グラバ(grabber)、クラスプ(鉤)、ステープラ、針ホルダ、焼灼器、及び、他の公知のエンドエフェクタ、を用いることができる。グラスパが選択される場合、当該グラスパは、バブコック、アリゲータ(alligator)、クラッチ、腸(bowel)の各スタイルのジョー、及び、他の公知の変形例の形態を含むことができる。ハンドル組立体150を蒸気滅菌することができ又は当該技術分野において知られている任意他の適当な且つ適正な仕方で滅菌することができる。
使い捨て組立体が単極性であれば合、アームは、追加のコンポーネントを含む。典型的な電気外科治療器械は、組織を切断しながら、裂きながら、把持しながら、または、これに接触しながら、電気エネルギーにより生じる熱の利用によって当該組織を処置することができる。かかる器械は、治療、例えば切開や凝固等、を行うために用いられる。かかる手技中、器械ないし器具は、アクティブ状態にある電極、及び、イナクティブ状態すなわち中性の電極、を備え得る。手術時間全体にわたって、当該中性電極は、患者の皮膚の広い領域、例えば太腿又は上腕、に電気的に接続される。外科用器具のインターフェースは、前記導体を外部の電気手術用発電器に接続するための電気コネクタを更に有するのが良い。電気エネルギーは、従来の電気手術用発電器によって外科用器械に供給され得る。ユーザ(例えば、外科医)は、当該電気手術用発電器に電気的に接続されたフットスイッチを介して、当該電気手術用発電器をアクティブな状態にすることができる。それにより、当該電気手術用発電器が電源コード及びコネクタを介して電気エネルギーを外科用器械に供給する。典型的には、高周波AC又はRF電流が用いられ得て、電圧は、所望の治療の形式及び程度に依存する。電圧は、或る場合には、最高では少なくとも12000ボルトまでの範囲にわたる場合があり、例えば凝固のためには約3000ボルトが典型的な値である。
図18(図18A及び図18B)に示されているように、単極性アーム400は、複数の螺旋ループで構成されたケージ410を有する接触ポスト420を含む。接触ポスト420は、上述したように電源に接続されている。単極性アーム400は、単極性アームスライダ430を更に含み、この単極性アームスライダは、使い捨て針組立体110又は電気エネルギーにより作動可能な任意の他の使い捨て組立体を挿通させるための孔460を有している。単極性アーム400は、単極性バネ440及び接触プランジャ450を更に含み、使い捨て針組立体110を孔460内に挿入すると、使い捨て針組立体110は力を接触プランジャ450に及ぼし、当該接触プランジャは接触バネ440を圧縮し、電気エネルギーが接触ポスト420を介して使い捨て針組立体110に伝えられる。
本発明は、多くの形式の使い捨て組立体が挿入され、ロックされ、作動され、処分(廃棄)のために解放され得るような、単一の再使用可能なハンドル組立体150を見込んでいる。理解されるように、また、上述した針組立体110とハンドル組立体150との分離により、針組立体を溶融させてリサイクルすることができ、ハンドルを滅菌して再使用することができる。さらに、5mmトロカールにより提供されるアクセス表面積は、約24.6mm2 であるが、2.4mm針により提供されるアクセス表面積は、約4.5mm2 であり、これは、アクセス表面積の82%の減少を表す。このことは、縫合又は瘢痕がなく、疼痛が少なく、患者にとっての回復が迅速であるということを意味する。さらに、当該器具は、トロカールを使用しないで外科医による直視下で経皮的に挿入され得るので、短時間の手術が可能であり、組織に対する外傷及び瘢痕が少ない。
図19A、図19B、図19C及び図19Dに示されている本発明の一実施形態では、針組立体は、ロックハブ組立体500を含み、当該ロックハブ組立体500は、ロックピボット530に取り付けられた内部ロックバネ520を覆っているキャップ510を有する。当該ロックピボット530は、上側遠位端部532及び下側遠位端部534を有し、これら遠位端部の各々は、キャップ510から突き出ることができ、しかも一方向に動くことができる。使用の際、ロックピボット530は、針組立体110がハンドル組立体150内に挿入されて次に当該ハンドル組立体150から解放される時に、作動される。ハンドル組立体150内への針組立体110の挿入時、ロックピボット530は、キャップ510から突き出ている上側遠位端部532が今やキャップ510内に位置したままであるように、回転する。ハンドル組立体150からの解放時、ロックピボット530は、さらに回転するが、ロックバー540を作動させるキャップ510によって止められる。当該ロックバー540は、キャップ510内のラッチ550内にロック状態になる。かくして、ロックピボット530の下側遠位端部534は、キャップ510から突き出る。この位置では、使い捨て針組立体110を再使用することができず、これは、安全上の特徴である。当該キャップ510は、キャップ510に設けられた少なくとも1つ、好ましくは2つ、の孔562,564を経て、ロックハブ組立体500に取り付けられる。これらの孔は、ロックハブ組立体500内に配置された対応する雄型部材566,568に嵌合する。
本発明の外科用器具は、トリガ158設計例を含み、当該トリガ158設計例では、拳銃グリップ形式が、固定された掌グリップと指により作動されるトリガとを提供する。小さな手でも使用できるよう、中指及び薬指をトリガにかけることができるし、大きな手の外科医は、トリガ158周りのラップの外面を握ることができる。トリガ158の幾つかの実施形態では、指用の刻み目が設けられ得る。トリガ158は、使用の際、右利きの外科医でも左利きの外科医でも使用できる。さらに、使用にあたり、本発明の器具は、使い捨て組立体の装填及び解放を除き、片手で操作可能である。
さらに、本発明の器具は、非装填状態のハンドルが、新品の組立体、例えば異なるエンドエフェクタを有する針組立体、を受け入れる位置にロックされたトリガ及び作動開始スライダを有する、という利点を有する。使い捨て組立体は、安全位置でのみ、例えば、把持器を用いる場合、ジョーが完全に閉じた状態でのみ、解放可能である。かかる解放スイッチ機構体が最低1000回の作動に有用であることが期待される。
更なる安全上の特徴は、アームスライダ166がハンドル組立体150の後部から延びており、当該アームスライダは、例えば把持アーム又はジョーを使い捨て針部材112内に完全に引き込んで針先端部118を完全に露出させるべく把持力によりユーザの例えば親指と人差し指とで前方に引かれなければならない、ということにある。使用にあたり、ユーザの公称作動開始(arming)ストロークは、約0.620インチ(15.75mm)であるのが良い。作動開始の完了時に、アームスライダ166は、ラッチ機構体を作動させ、外科用器具を作動開始位置に自動的にロックする。赤色の可視標識が、針組立体110が作動状態にあり、尖った針先端部118が露出されていることを示す。ハンドル組立体150の左側の後部寄りに位置するボタンが、針先端部118が細長い針部材112内に引っ込められた状態で針組立体110を安全位置にバネの作用で戻すために、押されるようになっている。一実施形態では、作動開始位置での公称戻しバネ荷重が、把持器アーム124,126を針組立体110から押し出すことができ、かかる荷重は、2.4ポンド(1.01kg)の重量又は力である。かかる作動開始機構は、最低でも1000回の作動に有用であることが期待される。
本発明の別の安全上の特徴は、回転ハブ154が把持組立体116の偶発的な回転を阻止するための軽い抵抗を備え得ることにある。使用にあたり、回転ハブ154は、回転を示すために、手応え(触覚上の抵抗)及びユーザに聞こえる可聴音を出す。回転ハブ154の両方向における連続回転範囲が存在し、それにより、手術の際に全ての機能のユーザの器用な(どちらの手でも使える)操作が可能であるが、組立体の挿入及び解放の際にロックが存在することは除く。回転ロックは、トリガ作動中に作動される。これにより、回転ハブ154を手動で拘束する必要なく、把持された組織の回転操作が可能である。
本発明の更なる安全上の特徴は、トリガ158の作動を含む。このトリガ158の作動は、軸方向に固定された把持器124,126上でこれに沿って針先端部118を前進させるために主要戻しバネ164に打ち勝つ力を必要とする。本発明の一実施形態では、安全位置からエンドエフェクタ完全開き位置までの公称針作動ストロークが、0.690インチ(17.53mm)である。本発明の一実施形態では、トリガ及び針の完全なバネ戻しが、針組立体110のために必要であり、安全位置での公称戻しバネ荷重の範囲は、約1.3ポンド(0.59kg)である。かかるトリガ158の作動機構体は、最低でも7500回の作動に有用でありうることが期待される。
本発明の更なる安全上の特徴は、ラチェットスイッチ157又はラチェット機構体159を含み、かかるラチェットスイッチ又はラチェット機構体は、把持器124,126の完全な作動及び閉鎖にわたってトリガ158及び針先端部118の戻りを阻止し得る。ラチェット159は、使用の際、可聴且つ触知可能なクリック感をもたらす。ラチェット159は、把持具122,124の閉鎖ストローク全体にわたって、最低でも例えば約3個〜約10個の範囲のロック位置を有するのが良い。最終ラチェット159の位置は、安全位置にある完全に閉鎖した把持組立体116が尖った遠位端部分115と重なり合う状態に対応し得る。本発明の一実施形態では、ラチェットスイッチ157が、ラチェット159が作動されたりラチェット159を離脱させるべく作動解除されることを許容して、ユーザによるトリガ158の手動の解放時に、把持組立体116又は他のエンドエフェクタを有する任意の他の組立体の自由開放を許容する。当該ラチェットスイッチ157は、ハンドル組立体150の両側部上に位置するのが良く、この場合、ユーザの親指でラチェットスイッチ157を作動させることができる。本発明の一実施形態では、ラチェットスイッチ157の上スイッチ位置が、ラチェットモードに対応し、下スイッチ位置が、自由モードに対応する。ラチェットバネ169が、ラチェットスイッチ157を、その最終ラチェット位置か自由位置かのいずれかに駆動し、それによりラチェットスイッチ157が中間位置に留まるのを阻止する。かかるラチェットスイッチ157の作動は、ユーザにとっての更なる安全上の特徴としての、可聴且つ触知可能なクリック感を有するのが良い。本発明の一実施形態では、一時的ラチェット解除トリガが主トリガ158の前方に位置し得て、ユーザの人差し指で作動され得る。かかる一時的解除トリガにより、器具がラチェット159モードにある使用時に解除トリガを引くことで、ラチェット159を解除することができる。かかる実施形態は、スプリングリターンを有するのが良く、一時的解除トリガが解除されたときにラチェット159を再び係合させるのが良い。
ハンドル組立体150の寿命は、350回を超える外科的処置及びこれに対応したオートクレーブサイクルを超えることができる、ということが見込まれる。装填ユニットのスナップイン挿入及び解放により、研磨が最小限に抑えられ、最低でも1000回の作動に有用であることが見込まれる。
さらに、ハンドル組立体150は、様々な直径の複数の針組立体を受け入れるように構成される、という利点を有する。例えば、ハンドル組立体は、5mm直径、10mm直径、又は他の長さの直径、を有する針組立体を受け入れてロックすることができる。かくして、ハンドル組立体150は、多くの使い捨て針組立体及びそれどころか針のない他の組立体に対して汎用的に使用できる。
以下の利益、構造、及び利点、即ち、手術時間の短縮並びにその結果としての患者に対する外傷の軽減及び場合によっては瘢痕化の減少、より手応えがあり堅固で他形式の使い捨て組立体を受け入れることができるハンドル組立体150の利用を通してのユーザによる器具の容易な取り扱い、及び、その他の利益、もまた本発明によって想定される。
本発明の方法及びシステムは、上述されると共に図面に示されたように、組み立て、使用及び操作が容易であることを含む優れた特性を備えた低侵襲外科用組立体を提供する。本発明の器械及び方法は、好ましい実施形態により図示されると共に説明されたが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、かかる実施形態に対して変更及び/又は改造がなされ得る。
100 外科用器具
110 使い捨て針組立体
112 細長い針部材
113 ルーメン
113 針部材の近位部材
114 針ハブ
114a ハブの近位部分
114b ハブの遠位部分
115 近位ヘッド
116 把持組立体
117 (針部材112の近位部材113の)半径方向拡大ヘッド
118 尖った遠位端部分
119 シャフト
120 ルーメン
121 中間部材
122 摺動シャフト
124 把持器上側アーム
126 把持器下側アーム
128 把持器シャフト
130 近位部材
132 近位端部
150 再使用可能なハンドル組立体
151 回転バネ
152 ハウジング
153 孔
154 回転ハブ
155 (スライダ166の)遠位端部
156 近位ハンドル部材
157 ラチェットスイッチ
158 トリガ
159 ラチェット
160 駆動リンク
161 スイッチシャフト
162 クランク組立体
163 スイッチバネレバー
164 主要戻しバネ
165 スイッチリンク
166 (引っ込みスライダ166の)アームスライダ
167 スイッチバネ
168 第2戻しバネ
169 ラチェットバネ
170 解放レバー
171 解放バネ
174a,174b,174c ラッチ組立体172のラッチ
175 解放スイッチ
176 解放バー
177 鉛直バネ
178,180,182 水平溝
179 案内ボックス
181 (引っ込みスライダ166の)縁部
184,186,188 ピン
190,192 鉛直溝
191,193 ピン
194 ボタン
194a (ボタン194の)リム
195 溝
197 第2溝
200 押しボタン組立体
201 (ボタン組立体200の)ボタン
202,204 フランジ
205 押しボタンバネ
206 切り欠き
208 (ボタン201の)外面
211 (ボタン201の)側面
210 (ハブ114の)内面
310 使い捨て針組立体
314 ハブ組立体
319 シャフト
330 近位内側シャフト
335 (シャフト330の)半径方向拡大リム
340 トリガロック
345 トリガロックリンク
350 回転ロック
360 ケージ右側
361 ケージ左側
400 単極性アーム
410 接触ケージ
420 接触ポスト
430 単極性スライダ
440 接触バネ
450 接触プランジャ
460 孔

Claims (20)

  1. 外科用器具の使い捨て針組立体を配備する器械であって、
    使い捨て針組立体、再使用可能なハンドル組立体、及び、引っ込み可能なスライダ、を含むコンポーネントを備えており、
    前記コンポーネントの各々は、次のように構成され配置されている、即ち、
    前記使い捨て針組立体は、前記再使用可能ハンドル組立体内に挿入され、
    前記使い捨て針組立体は、尖った遠位端部を有する針部材、針シャフトルーメンを規定する内面を有する針シャフト、及び、前記ハンドル組立体に取り外し可能に結合されると共に針ハブルーメンを規定する針ハブ、を含み、
    前記針シャフトは、前記針ハブルーメンを貫通して前記ハンドル組立体の内部中に延び、
    前記使い捨て針組立体は、前記針シャフトルーメンを通って長手方向に並進する把持組立体を更に含み、
    前記把持組立体は、アームシャフトに結合され又はアームシャフトと一体に形成されたアームを含み、
    前記再使用可能ハンドル組立体は、トリガを摺動シャフトに結合するクランク組立体、及び、前記摺動シャフトを近位側に付勢すると共に前記トリガを遠位側に付勢して前記把持組立体の前記アームを前記針部材の前記尖った遠位端部を越えた場所で互いから広げる態様で前記把持組立体の前記アームを伸長させる主要戻しバネ、を含み、
    前記使い捨て針組立体及び前記把持組立体は、互いに対して、前記針ハブに対して、且つ、前記再使用可能ハンドル組立体に対して、前記再使用可能ハンドル組立体により選択的に操作されるよう構成され配置されており、
    前記引っ込み可能スライダは、近位部材を前記針ルーメン内及び前記摺動シャフト内を選択的に長手方向に並進させるよう操作される、というように構成され配置され、
    前記引っ込み可能スライダは、前記近位部材の近位端部とインターフェースして、前記アームシャフト及び前記把持組立体の前記アームを前記針部材に対して並進させ、
    前記近位部材は、前記針ルーメンの内面及び前記針ハブルーメンの内面と締り嵌め関係をなして前記針部材を前記把持組立体に回転可能に固定する、というように構成され配置されている
    ことを特徴とする器械。
  2. 前記引っ込みスライダは、当該引っ込みスライダの主要溝を出て当該引っ込みスライダの縁部に沿って乗るリムを有し、
    前記引っ込みスライダは、バネの付勢力に抗して当該引っ込みスライダの引きに起因して引っ込むよう構成されており、ついには、前記リムは、当該引っ込みスライダの第2溝に到達するようになっており、前記リムは、前記第2溝内にスナップ動作で入り込むようになっており、
    前記引きに起因した前記引っ込みに応答して、前記把持組立体の前記アームは、前記使い捨て針組立体の前記針部材内に完全に引き込まれて前記針部材の遠位端部を露出させる、というように構成され配置されており、
    前記把持組立体の前記アームが前記針部材内に完全に引き込まれるのに応答して、針部材の前記遠位端部が手術部位まで前進する
    ことを特徴とする請求項1記載の器械。
  3. 押しボタン組立体を更に備え、
    前記押しボタン組立体は、当該押しボタン組立体が非押圧状態を構成する半径方向外方の形態に作動的に配置されると、フランジが前記把持組立体の前記シャフトとインターフェースすることによって、前記針部材に対する前記把持組立体のシャフトの長手方向並進を阻止する、というように半径方向内方位置と半径方向外方位置との間で半径方向に並進されるよう構成され配置されている
    ことを特徴とする請求項2記載の器械。
  4. 前記針ハブは、前記ハンドル組立体に取り外し可能に結合されると共に長手方向に固定されており、
    前記押しボタン組立体は、押しボタンを含み、当該押しボタンは、当該押しボタンが前記半径方向内方位置に押し下げられるのに応答して定位置で動かなくなる、具体的には、当該押しボタンの表面が当該押しボタンの側面と前記針ハブの内面との間で生じる締り嵌め状態に起因して前記針ハブ内で楔止め状態になるので、当該押しボタンを半径方向外方に動かすことができないようになる
    ことを特徴とする請求項3記載の器械。
  5. 外科用器具の使い捨て針組立体を配備する方法であって、
    使い捨て針組立体を再使用可能なハンドル組立体中に挿入するステップを含み、前記使い捨て針組立体は、尖った遠位端部を有する針部材、針シャフトルーメンを規定する内面を有する針シャフト、及び、前記ハンドル組立体に取り外し可能に結合されると共に針ハブルーメンを規定する針ハブ、を含み、前記針シャフトは、前記針ハブルーメンを貫通して前記ハンドル組立体の内部中に延び、前記使い捨て針組立体は、前記針シャフトルーメンを通って長手方向に並進する把持組立体を更に含み、前記把持組立体は、アームシャフトに結合され又はアームシャフトと一体に形成されたアームを含み、前記再使用可能ハンドル組立体は、トリガを摺動シャフトに結合するクランク組立体、及び、前記摺動シャフトを近位側に付勢すると共に前記トリガを遠位側に付勢して前記把持組立体の前記アームを前記針部材の前記尖った遠位端部を越えた場所で互いから広げる態様で前記把持組立体の前記アームを伸長させる主要戻しバネ、を含み、
    前記再使用可能ハンドル組立体により、前記使い捨て針組立体及び前記把持組立体を互いに対して、前記針ハブに対して、及び、前記再使用可能ハンドル組立体に対して、選択的に操作するステップを含み、
    引っ込み可能なスライダを操作して、近位部材を、前記針ルーメン内及び前記摺動シャフト内に選択的に長手方向に並進させるステップを含み、前記引っ込み可能スライダは、前記近位部材の近位端部とインターフェースして、前記アームシャフト及び前記把持組立体の前記アームを前記針部材に対して並進させ、前記近位部材は、前記針ルーメンの内面及び前記針ハブルーメンの内面と締り嵌め関係をなして前記針部材を前記把持組立体に回転可能に固定する、というように構成され配置されている、方法。
  6. 前記ハンドル組立体内への前記使い捨て針組立体の挿入が行われているとき、前記把持組立体が前記使い捨て針組立体に対して遠位側に並進するのを阻止するステップと、
    前記挿入ステップ後、ボタン組立体を押し下げて把持組立体の前記遠位側への並進が生じることを許容するステップと、
    を更に含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記ボタン組立体の前記押し下げは、前記針組立体のコンポーネントの長手方向ロックを阻止する、請求項5記載の方法。
  8. リムが前記引っ込みスライダの主要溝を出て前記引っ込みスライダの縁部に沿って乗るようにするステップと、
    バネの付勢力に抗して前記引っ込みスライダを引くことによって前記引っ込みスライダを引っ込めて、ついには、前記リムが前記引っ込みスライダの第2溝に到達するようにし、前記リムを前記第2溝内にスナップ動作で入り込ませるステップと、
    前記引っ込みに応答して、前記把持組立体のアームを前記使い捨て針組立体の前記針部材内に完全に引き込んで前記針部材の遠位端部を露出させるステップと、
    前記針部材内への前記把持組立体の前記アームの引っ込みに応答して、針部材の前記遠位端部を手術部位まで前進させるステップと、
    を更に含む、請求項5記載の方法。
  9. バネ付勢力の下で、前記引っ込みスライダを、前記把持組立体の前記アームの前進開放形態に対応した位置まで引き戻すステップ、を更に含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記引っ込みスライダ、前記リム及び前記把持組立体を収容するハウジングを用意するステップと、
    前記把持組立体及び針部材を前記ハウジングとは独立した回転ハブにより回転させるステップと、
    を更に含む、請求項8記載の方法。
  11. ラチェットを離脱させるステップと、
    トリガを引いて、摺動シャフト及びかくして針組立体を前記把持組立体上でこれに沿って遠位側に前進させて、前記手術部位のところでアームを閉じてクランプするステップと、
    を更に含む、請求項8記載の方法。
  12. 前記クランプアームを、前記手術部位のところでの前記クランプアームの閉鎖中、前記手術部位に対して固定された長さ方向位置に保つステップ、
    を更に含む、請求項11記載の方法。
  13. 前記針部材を取り出すステップと、
    レバーを操作して解放バーを解放し、当該解放バーがラッチを鉛直方向に持ち上げて有効クリアランス量を増大させ、その結果、前記クリアランス量が孔を通る使い捨て針部材の取り出しに十分となるようにするステップと、
    前記孔を通して前記針部材を遠位側に引くステップと、
    を更に含む、請求項8記載の方法。
  14. 押しボタン組立体を用意するステップを更に含み、前記押しボタン組立体は、当該押しボタン組立体が非押圧状態を構成する半径方向外方の形態に作動的に配置されると、フランジが前記把持組立体の前記シャフトとインターフェースすることによって、前記針部材に対する前記把持組立体のシャフトの長手方向並進を阻止する、というように半径方向内方位置と半径方向外方位置との間で半径方向に並進されるよう構成され配置されている、請求項8記載の方法。
  15. 前記針ハブは、前記ハンドル組立体に取り外し可能に結合されると共に長手方向に固定されており、
    前記押しボタン組立体は、押しボタンを含み、当該押しボタンは、当該押しボタンが前記半径方向内方位置に押し下げられるのに応答して定位置で動かなくなる、具体的には、当該押しボタンの表面が当該押しボタンの側面と前記針ハブの内面との間で生じる締り嵌め状態に起因して前記針ハブ内で楔止め状態になるので、当該押しボタンを半径方向外方に動かすことができないようになる、請求項8記載の方法。
  16. 前記押しボタンが前記半径方向内方位置に押し下げられるのに応答して、前記押しボタンは、前記針ハブ中に延びて、前記把持組立体の前記シャフトの長手方向並進のための通路を規定すると共に前記針ハブの外面と半径方向に整列し又は当該外面の半径方向内方に位置する弧状外面を規定する、請求項15記載の方法。
  17. 前記針部材は、シャフトを有し、当該シャフトは、前記針ハブの近位及び遠位部分を貫通すると共に、前記ハンドル組立体の摺動シャフトとインターフェースする拡大された直径の近位ヘッドを有する近位部材に結合しており、
    前記摺動シャフトは、前記ハンドル組立体のトリガに結合されており、
    前記トリガは、前記ハンドル組立体の前記摺動シャフト及び前記針部材の前記近位部材を前記把持組立体に対して遠位側に且つ長手方向に並進させるよう引っ込むことができるようになっている、請求項15記載の方法。
  18. 前記ハンドル組立体は、トリガを前記ハンドル組立体の摺動シャフトに結合するクランク組立体、及び、前記摺動シャフトを近位側に付勢すると共に前記トリガを遠位側に付勢して前記把持組立体の前記アームが前記針部材に対して伸長されて開くようにする主要戻しバネ、を更に含む、請求項15記載の方法。
  19. 少なくとも1つの他の使い捨て針組立体と組み合わせた請求項1記載の器械を含むキット。
  20. 使い捨て針組立体であって、
    尖った遠位端部を有する針部材と、
    針シャフトルーメンを規定する内面を有する針シャフトと、
    ハンドル組立体に取り外し可能に結合するよう構成され且つ針ハブルーメンを規定する針ハブと、
    前記針シャフトルーメンを通って長手方向に並進するエンドエフェクタ組立体と、
    ロックピボットに取り付けられた内部ロックバネを覆うキャップを含むロックハブ組立体と、
    を備え、
    前記針シャフトは、前記針ハブルーメンを貫通して前記ハンドル組立体の内部中に延びており、
    前記ロックピボットは、各々が前記キャップから突き出るよう構成された上側及び下側遠位端部を有すると共に前記キャップ内でラッチによってロックされるまで前記ロックバー回りに一方向に動く、使い捨て針組立体。
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