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JP2016225027A - コネクタ - Google Patents

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JP2016225027A
JP2016225027A JP2015107380A JP2015107380A JP2016225027A JP 2016225027 A JP2016225027 A JP 2016225027A JP 2015107380 A JP2015107380 A JP 2015107380A JP 2015107380 A JP2015107380 A JP 2015107380A JP 2016225027 A JP2016225027 A JP 2016225027A
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housing
detection
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stopper
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JP2015107380A
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松 鄭
Matsu Tei
松 鄭
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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Abstract

【課題】コネクタが未嵌合の状態で検知部材が検知位置へ押し込まれてしまうことを確実に防止する。【解決手段】両ハウジング10,50の嵌合過程では、ロックアーム15のストッパ17がロック突起53に乗り上がり、ロックアーム15と検知部材30が一体となってロック解除方向へ変位することで、検知部材30の検知位置へのスライドが規制される。両ハウジング10,50が正規嵌合すると、ロックアーム15がロック姿勢へ弾性復帰し、撓み係止片38がロック突起53に乗り上がってストッパ17から解離することで、検知部材30の検知位置へのスライドが許容される。第1ハウジング10には、機位置にある検知部材30がスライド部31への押圧力によってロック解除方向へ変位したときに、検知部材30が検知位置側へスライドすることを規制する規制部24が形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、嵌合検知機能を備えたコネクタが開示されている。このコネクタは、シーソー状に弾性撓み部するロックアームが形成された第1コネクタと、ロックアームに前後方向へのスライドを可能に取り付けられた検知部材と、ロック突起を有する第2コネクタとを備えている。両コネクタが未嵌合の状態では、検知部材に形成した撓み係止片の前端部が、ロックアームの前端部に形成したストッパに対し後方から当接することにより、検知部材は待機位置に保持される。したがって、検知部材を検知位置へ移動させることはできない。
両コネクタの嵌合を開始して半嵌合となった状態では、ストッパがロック突起に乗り上がることにより、ロックアームが支持部を支点としてシーソー状に傾いてロック解除姿勢になる。また、検知部材は、ロックアームと一体となって斜めになってロック解除姿勢となるので、撓み係止片がストッパに当接した状態に維持される。これにより、検知部材は待機位置に保持される。
そして、両コネクタが正規の嵌合状態に至ると、ストッパがロック突起を乗り越えるので、ロックアームがロック解除姿勢からロック姿勢へ弾性復帰する。一方、撓み係止片はロック突起に乗り上がった状態になるので、撓み係止片がストッパから解離し、これにより、検知部材は待機位置から検知位置への移動を許容される。したがって、検知部材を待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かに基づいて両コネクタの嵌合状態を検知することができる。
特開2003−142209号公報
このコネクタでは、検知部材が、そのガイド溝をロックアームのガイドリブに嵌合させることにより、待機位置と検知位置との間でスライドし得るようになっている。そして、ガイド溝とガイドリブは、支持部の前方及び後方に亘って形成されている。そのため、両コネクタが未嵌合の状態で、検知部材だけがロック解除方向へ押圧されたとしても、必ず、ロックアームと検知部材か一体的に傾くので、撓み係止片とストッパの当接状態が維持される。したがって、検知部材が誤って検知位置へ押し込まれる虞はない。
しかし、ガイド溝とガイドリブの形成範囲を支持部よりも後方の領域のみに限定した場合には、撓み係止片がストッパから解離してしまう虞がある。何故なら、検知部材にロック解除方向の押圧力が作用したときに、ロックアームのうち支持部より後方の領域が検知部材と一体に傾くのに対し、ロックアームのうち支持部よりも前方の領域は傾きが小さいため、撓み係止片の前端部とストッパとの間で高低差が生じるからである。撓み係止片がストッパから解離すると、両コネクタが未嵌合であるにも拘わらず、検知部材が検知位置へ押し込まれてしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタが未嵌合の状態で検知部材が検知位置へ押し込まれてしまうことを防止することを目的とする。
本発明は、
合成樹脂製の第1ハウジングと、
ロック突起を有し、前記第1ハウジングに対しその前方から嵌合される第2ハウジングと、
前記第1ハウジングに連なる支持部と、前記支持部よりも前方に形成されたストッパと、前記支持部よりも後方に形成されたガイド部とを有し、前記支持部を支点としてロック姿勢からロック解除方向へシーソー状に弾性撓みするロックアームと、
スライド部を有し、このスライド部を前記ガイド部に摺接させることで、待機位置と前記待機位置より前方の検知位置との間でスライドし得るように前記ロックアームに取り付けられた検知部材と、
前記検知部材における前記スライド部よりも前方に形成され、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが未嵌合の状態では、前記ストッパに対し後方から当接することで前記検知部材を前記待機位置に保持する撓み係止片と、
を備え、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合過程では、前記ストッパが前記ロック突起に乗り上がり、前記ロックアームと前記検知部材が一体となってロック解除方向へ変位することで、前記検知部材の前記検知位置へのスライドが規制され、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規の嵌合状態になると、前記ストッパが前記ロック突起を通過して前記ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰し、前記撓み係止片が前記ロック突起に乗り上がって前記ストッパから解離することで、前記検知部材の前記検知位置へのスライドが許容されるようになっているコネクタであって、
前記第1ハウジングには、前記待機位置にある前記検知部材が前記スライド部への押圧力によってロック解除方向へ変位したときに、前記検知部材が前記検知位置側へスライドすることを規制する規制部が形成されているところに特徴を有する。
第1ハウジングと第2ハウジングが未嵌合の状態でスライド部への押圧力によって検知部材がロック解除方向へ変位したときに、撓み係止片がストッパから解離すると、検知部材が待機位置から検知位置へスライドしてしまうことが懸念される。しかし、本発明では、規制部を設けたので、両ハウジングが未嵌合の状態で検知部材が検知位置へスライドさせられてしてしまうことを防止できる。
実施例1のコネクタを構成する第1ハウジングに検知部材を取り付けた状態をあらわす背面図 第1ハウジングから検知部材を外した状態をあらわす背面図 第1ハウジングから検知部材を外した状態をあらわす平面図 図1のX−X線断面図 両ハウジングが未嵌合の状態で検知部材がロック解除方向へ変位したときに、検知部材が検知位置側へのスライドを規制されている状態をあらわす図3のY−Y線相当断面図 検知部材が検知位置へスライドした状態をあらわすY−Y線相当断面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわすX−X線相当断面図 両ハウジングが正規嵌合し、検知部材が待機位置にある状態をあらわすX−X線相当断面図 両ハウジングが正規嵌合し、検知部材が検知位置にスライドした状態をあらわすX−X線相当断面図 検知部材の正面図 検知部材の背面図 検知部材の平面図 検知部材の側面図
(a)本発明は、前記ロックアームには、前記規制部に当接することで前記ロックアームがロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制する当接部が形成されていてもよい。
この構成によれば、当接部が規制部に当接することにより、ロックアームがロック解除方向とは反対側へ不正に弾性変位することが規制される。
(b)本発明は、前記検知部材が前記検知位置にある状態では、前記検知部材が、前記規制部に当接することでロック解除方向へ変位することを規制されるようになっていてもよい。
この構成によれば、両ハウジングが正規嵌合して検知部材が検知位置にスライドした状態では、検知部材が規制部に当接することにより、ロックアームがロック解除方向へ弾性変位することを規制することが防止される。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図13を参照して説明する。本実施例1のコネクタは、合成樹脂製の第1ハウジング10と、第1ハウジング10に一体形成されたロックアーム15と、ロックアーム15に取り付けられた合成樹脂製の検知部材30と、第1ハウジング10と嵌合可能な合成樹脂製の第2ハウジング50とを備えている。尚、以下の説明において、前後方向については、図3〜9における左方を、第1ハウジング10の前方と定義する。
<第1ハウジング10>
図1,4に示すように、第1ハウジング10は、ブロック状の端子収容部11と、端子収容部11を包囲する筒状嵌合部12とを一体に形成して構成されている。筒状嵌合部12の後端部は、後壁部13を介して端子収容部11の外周に連なっている。端子収容部11の外周と筒状嵌合部12の内周との間の空間は、前方に開放された嵌合空間14となっている。端子収容部11の内部には、雌形をなす周知形態の第1端子金具(図示省略)が収容されている。
<ロックアーム15>
図2〜4に示すように、筒状嵌合部12のうち端子収容部11の上面と対応する領域は、ロックアーム15として機能する。筒状嵌合部12の後端部のうちロックアーム15が形成されている領域では、後壁部13が切欠されており、嵌合空間14が後方へ開放されている。ロックアーム15は、図3に示すように、左右一対のアーム部16と、両アーム部16の前端部同士を連結するストッパ17と、両アーム部16の後端部同士を連結するガイド部18とを備えている。
図3に示すように、両アーム部16の前後方向における略中央部には、左右方向(幅方向)外方へ突出する板状の支持部19が形成され、左右両支持部19の突出端縁部は後壁部13に連なっている。この支持部19による支持構造により、ロックアーム15は、常にはロック姿勢(図4,8,10を参照)を維持するとともに、支持部19を支点としてシーソー状に弾性変位し得るようになっている。ロックアーム15が、ストッパ17を端子収容部11の外面から上方へ離間させるとともに、ガイド部18を端子収容部11の外面に接近するように下方へ変位させるときの変位方向を、ロック解除方向と定義する。
図3,4に示すように、ストッパ17は、ロックアーム15の前端部(支持部19よりも前方)に位置する。ガイド部18は、ロックアーム15の後端部に位置する。つまり、ガイド部18の全体が支持部19よりも後方に位置している。ガイド部18は、図2,3に示すように、アーム部16の後端部から上方へ立ち上がる左右一対の側壁部20と、両側壁部20の上端縁同士を連結する上壁部21とを備えて構成されている。上壁部21の後縁部には、凹部22が形成されている。また、左右両アーム部16における支持部19よりも後方の位置には、当接部23が突出形成されている。当接部23は、アーム部16の下面から下方へ突出し、その突出端(下端)から幅方向外方へ突出した形態であり、図1,2に示すように、後方から見るとL字形に屈曲している。また、当接部23は、両アーム部16の左右両側縁よりも左右方向外方へ突出している。
<規制部24>
第1ハウジング10には、左右一対の規制部24が形成されている。図2,3に示すように、規制部24は、左右方向においては両アーム部16(ロックアーム15)を両側から挟むように位置する。また、上下方向においては、図2に示すように、支持部19よりも下方であり、且つ当接部23の下端部よりも僅かに上方に位置である。また、図3に示すように、前後方向においては、当接部23と対応する領域に位置する。当接部23の後端は、ロックアーム15の後端よりも少し前方に位置する。
<検知部材30>
検知部材30は、図10〜13に示すように、スライド部31と撓み係止片38とを一体に形成して構成されている。スライド部31は、左右対称な角筒部32と、後柱部36と、左右対称な一対の摺接リブ37とを備えて構成されている。角筒部32は、上面壁33と、左右両側面壁34と、下面壁35とから構成されている。後柱部36は、角筒部32の幅方向中央に位置し、上下両面壁33,35の後端縁部同士を連結している。左右一対の摺接リブ37は、後柱部36の上下方向略中央高さから側面壁34に向かって片持ち状に突出した形態である。摺接リブ37は上面壁33及び下面壁35と並行をなしている。前後方向における摺接リブ37の形成範囲は、角筒部32の形成範囲と同じであり、後柱部36の後端から、後柱部36よりも前方の位置に至る領域である。
撓み係止片38は、左右両摺接リブ37から面一状をなして前方へ片持ち状に延出した形態である。したがって。撓み係止片38は、上面壁33及び下面壁35と略平行な板状をなしている。角筒部32は、4つの面壁33,34,35が連なっているので比較的変形し難いのに対し、撓み係止片38は、片持ち状に延出しているので、摺接リブ37に連なる後端部を支点として上下方向(撓み係止片38の板厚方向)へ弾性撓みし得るようになっている。撓み係止片38の前端部には、その下面から下向きに突出する係止突起39が形成されている。撓み係止片38の左右両側縁部には、左右一対の抜止め突起40が形成されている。
検知部材30は、ロックアーム15に対し後方から組み付けられている。組み付ける際には、撓み係止片38をガイド部18内に貫通させて両アーム部16の間に収容し、角筒部32をガイド部18に外嵌し、摺接リブ37をガイド部18の内部に収容する。角筒部32(スライド部31)がガイド部18に嵌合すると、検知部材30とロックアーム15の後端部(ガイド部18)は、両ハウジング10,50の嵌合方向と交差する方向(上下方向)への相対変位を規制される。したがって、ロックアーム15がロック解除方向へ弾性変位すると、検知部材30もロック解除方向へ変位し、ロックアーム15がロック姿勢へ弾性復帰すると、検知部材30もロック姿勢へ復帰する。
ロックアーム15に組み付けた検知部材30が待機位置(図4,5,7,8を参照)に到達すると、左右一対の抜止め突起40がガイド部18に対し前方から係止することにより、検知部材30は後方への移動(即ち、ロックアーム15からの離脱)を規制される。また、待機位置では、図4に示すように、撓み係止片38の係止突起39がストッパ17に対し後方から係止することにより、検知部材30は、待機位置よりも前方の検知位置(図6,9を参照)側への移動を規制される。これにより、検知部材30は待機位置に保持される。
検知部材30が待機位置にある状態では、検知部材30の左右両側面壁34の前端面が、前後方向において規制部24の後端面よりも僅かに後方に位置する。また、左右方向において、左右両側面壁34は、規制部24と対応するように位置する。しかし、ロックアーム15が弾性撓みせずにロック姿勢をとっている状態で、両側面壁34は、規制部24よりも少し上方に位置するので、検知部材30が検知位置へスライドする際に規制部24が邪魔になることはない。
また、両ハウジング10,50が正規嵌合状態になると、検知部材30は、待機位置から検知位置へスライドさせることができるが、スライドする過程では、角筒部32がガイド部18の外面に摺接するとともに、摺接リブ37がガイド部18の内面に摺接するので、検知部材30はロックアーム15に対し安定した姿勢で平行移動することができる。また、検知部材30が検知位置に到達した状態でも、角筒部32と摺接リブ37はガイド部18に嵌合した状態を保つ。
<第2ハウジング50>
図7〜9に示すように、第2ハウジング50は、ブロック状の端子保持部51と、端子保持部51の外周から第1ハウジング10側へ角筒状に突出するフード部52とを有する。端子保持部51には、先端部に細長いタブが形成された周知形態の複数の雄形の第2端子金具(図示省略)が取り付けられている。タブは、端子保持部51から突出してフード部52により包囲されている。第2ハウジング50の外周面における上面には、ロック突起53が形成されている。
<本実施例1の作用及び効果>
両ハウジング10,50が未嵌合の状態において、検知部材30のスライド部31の上面壁33に対し下向き(ロック解除方向)への押圧力が作用すると、図5に示すように、スライド部31が下方へ変位すると同時に、検知部材30の全体が、支持部19を支点として斜めに姿勢を変えてロック解除姿勢となる。これにより、検知部材30の前端部の係止突起39も上方へ変位する。また、ロックアーム15のうちスライド部31と嵌合しているガイド部18は、スライド部31と一体となって斜めの姿勢を変えながら下方へ変位する。
しかし、ガイド部18よりも前方に位置する支持部19は、筒状嵌合部12の後壁部13に連なっていて剛性が高められているので、支持部19の弾性変形量はガイド部18の変位量と一致しない。したがって、ロックアーム15のうち支持部19よりも前方の領域の姿勢の傾きは、ガイド部18の姿勢の傾き及び撓み係止片38の姿勢の傾きよりも小さくなる。これにより、係止突起39が、ストッパ17よりも相対的に上方へ変位してストッパ17から解離する。そのため、スライド部31が下方(ロック解除方向)へ押し動かされた状態で検知部材30に後方からの押圧力が作用すると、検知部材30が検知位置へスライドしてしまうことが懸念される。
しかし、スライド部31が下方へ変位すると、図5に示すように、左右両側面壁34の下端部前面が、左右両規制部24の後面に対し後方から接近した位置関係で対向する。したがって、検知部材30が前方へ押圧されても、スライド部31が規制部24に当接するので、検知部材30は、検知位置へのスライドを規制されて待機位置に保持される。
両ハウジング10,50を嵌合する際には、第1ハウジング10をフード部52内に嵌入させるとともに、フード部52を嵌合空間14内に嵌入させる。嵌合の過程(つまり、両ハウジング10,50が半嵌合の状態)では、図7に示すように、ストッパ17がロック突起53と干渉してその上に乗り上がるので、ロックアーム15が支持部19を支点としてロック解除方向へ弾性変位する。また、検知部材30は、スライド部31とガイド部18との嵌合により、待機位置に保持されたままロックアーム15と一体となってロック解除方向へ変位する。このとき、撓み係止片38の係止突起39がストッパ17に係止した状態に保たれるので、検知部材30を検知位置へスライドさせることはできない。
この状態から嵌合が進んで両ハウジング10,50が正規の嵌合状態に至ると、ストッパ17がロック突起53を通過するので、図8に示すように、ロックアーム15がロック姿勢へ弾性復帰し、ストッパ17がロック突起53に係止する。この係止作用により、両ハウジング10,50が離脱規制されて嵌合状態にロックされる。ロックアーム15がロック姿勢に弾性復帰すると、検知部材30の係止突起39は、ロック突起53に乗り上がってストッパ17から解離する。このとき、撓み係止片38は弾性撓みする。このように係止突起39がストッパ17から解離すると、検知部材30は検知位置へスライドさせることが可能となる。したがって、検知部材30を検知位置へスライドさせることができるか否かに基づいて、両ハウジング10,50の嵌合状態を検知することができる。
検知部材30が検知位置へ移動すると、検知部材30の後柱部36がロックアーム15の凹部22の奥端面(前端面)に当接するので、検知部材30はそれ以上の前進を規制させる。また、係止突起39がストッパ17を通過するので、撓み係止片38は弾性復帰する。検知部材30が検知位置にある状態では、検知部材30の左右両側面壁34が規制部24の上面に接近して対向する位置関係となる。したがって、検知部材30を下方へ押し操作してロックアーム15をロック解除方向へ変位させようとしても、スライド部31の側面壁34が規制部24の上面に当接するので、ロックアーム15をロック解除方向へ弾性変位させることはできない。これにより、両ハウジング10,50が確実に嵌合状態にロックされる。
また、ロック姿勢のロックアーム15に対し、ロック解除方向とは反対の方向(上方)へ変位させる外力が作用すると、ロックアーム15に形成されている当接部23が規制部24の下面に当接するので、ロックアーム15がロック解除方向とは反対方向へ不正に変位させられることはない。当接部23は、両ハウジング10,50の嵌合状態や検知部材30の位置に拘わらず、規制部24に当接することができる。
上述のように本実施例1のコネクタは、ロックアーム15が一体に形成された合成樹脂製の第1ハウジング10と、ロック突起53を有し、第1ハウジング10に対しその前方から嵌合される第2ハウジング50とを備える。ロックアーム15は、第1ハウジング10に連なる支持部19と、支持部19よりも前方に形成されたストッパ17と、支持部19よりも後方に形成されたガイド部18とを有し、支持部19を支点としてロック姿勢からロック解除方向へシーソー状に弾性撓みするようになっている。
ロックアーム15には、検知部材30が取り付けられている。検知部材30は、スライド部31を有し、このスライド部31をガイド部18に摺接させることで、待機位置と待機位置より前方の検知位置との間でスライドし得るようになっている。また、検知部材30におけるスライド部31よりも前方には、両ハウジング10,50が未嵌合の状態では、ストッパ17に対し後方から当接することで検知部材30を待機位置に保持する撓み係止片38が形成されている。
そして、両ハウジング10,50の嵌合過程では、ストッパ17がロック突起53に乗り上がり、ロックアーム15と検知部材30が一体となってロック解除方向へ変位することで、検知部材30の検知位置へのスライドが規制される。両ハウジング10,50が正規の嵌合状態になると、ストッパ17がロック突起53を通過してロックアーム15がロック姿勢へ弾性復帰し、撓み係止片38がロック突起53に乗り上がってストッパ17から解離することで、検知部材30の検知位置へのスライドが許容されるようになっている。
かかる構成のコネクタでは、両ハウジング10,50が未嵌合の状態でスライド部31への押圧力によって検知部材30がロック解除方向へ変位したときに、撓み係止片38がストッパ17から解離すると、検知部材30が待機位置から検知位置へスライドしてしまうことが懸念される。そこで、その対策として、第1ハウジング10に規制部24を形成している。規制部24は、待機位置にある検知部材30がスライド部31への押圧力によってロック解除方向へ変位したときに、検知部材30が検知位置側へスライドすることを規制する。したがって、本実施例1のコネクタによれば、両ハウジング10,50が未嵌合の状態で検知部材30が検知位置へスライドさせられてしてしまうことを防止できる。
また、ロックアーム15には、規制部24に当接することでロックアーム15がロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制する当接部23が形成されている。この構成によれば、当接部23が規制部24に当接することにより、ロックアーム15がロック解除方向とは反対側へ不正に弾性変位することが規制される。
また、検知部材30が前記検知位置にある状態では、検知部材30が、規制部24に当接することでロック解除方向へ変位することを規制されるようになっている。この構成によれば、両ハウジング10,50が正規嵌合して検知部材30が検知位置にスライドした状態では、検知部材30が規制部24に当接することにより、ロックアーム15がロック解除方向へ弾性変位することを規制することが防止される。
上述のように、規制部24は3つの機能を兼ね備えている。1つ目の機能は、両ハウジング10,50が未嵌合の状態で検知部材30がロック解除方向へ押し動かされたときに、検知部材30が検知位置方向へスライドするのを規制する機能である。2つ目は、検知部材30が検知位置へスライドした状態で、検知部材30とロックアーム15がロック解除方向へ変位するのを規制する機能である。3つ目は、ロックアーム15がロック解除方向とは上下反対の上方へ不正に弾性変位するのを規制する機能である。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、ロックアームが規制部に当接することによってロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制されるようにしたが、これに限らず、ロックアームがロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制する手段を、規制部とは別に設けてもよい。
(2)上記実施例1では、ロックアームが規制部に当接することによってロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制されるようにしたが、これに限らず、ロックアームがロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制する手段として、検知部材を規制部に当接させてもよい。
(3)上記実施例1では、検知部材が検知位置にある状態では、検知部材が、規制部に当接することでロック解除方向へ変位することを規制されるようになっているが、これに限らず、検知位置の検知部材がロック解除方向へ変位するのを規制する手段は、規制部とは別の部位に検知部材を当接させてもよい。
10…第1ハウジング
15…ロックアーム
17…ストッパ
18…ガイド部
19…支持部
23…当接部
24…規制部
30…検知部材
31…スライド部
38…撓み係止片
50…第2ハウジング
53…ロック突起

Claims (3)

  1. 合成樹脂製の第1ハウジングと、
    ロック突起を有し、前記第1ハウジングに対しその前方から嵌合される第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに連なる支持部と、前記支持部よりも前方に形成されたストッパと、前記支持部よりも後方に形成されたガイド部とを有し、前記支持部を支点としてロック姿勢からロック解除方向へシーソー状に弾性撓みするロックアームと、
    スライド部を有し、このスライド部を前記ガイド部に摺接させることで、待機位置と前記待機位置より前方の検知位置との間でスライドし得るように前記ロックアームに取り付けられた検知部材と、
    前記検知部材における前記スライド部よりも前方に形成され、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが未嵌合の状態では、前記ストッパに対し後方から当接することで前記検知部材を前記待機位置に保持する撓み係止片と、
    を備え、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合過程では、前記ストッパが前記ロック突起に乗り上がり、前記ロックアームと前記検知部材が一体となってロック解除方向へ変位することで、前記検知部材の前記検知位置へのスライドが規制され、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規の嵌合状態になると、前記ストッパが前記ロック突起を通過して前記ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰し、前記撓み係止片が前記ロック突起に乗り上がって前記ストッパから解離することで、前記検知部材の前記検知位置へのスライドが許容されるようになっているコネクタであって、
    前記第1ハウジングには、前記待機位置にある前記検知部材が前記スライド部への押圧力によってロック解除方向へ変位したときに、前記検知部材が前記検知位置側へスライドすることを規制する規制部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロックアームには、前記規制部に当接することで前記ロックアームがロック解除方向とは反対側へ弾性変位することを規制する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記検知部材が前記検知位置にある状態では、前記検知部材が、前記規制部に当接することでロック解除方向へ変位することを規制されるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
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