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JP2016221701A - インクジェット記録装置および予備吐出方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および予備吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェット記録装置において、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することを可能とする。【解決手段】記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置は、実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断手段、を具える。【選択図】図13

Description

本発明は、インクジェット記録装置および予備吐出方法に関し、詳しくは、記録ヘッドの吐出状態を良好に維持するための予備吐出の内容の制御に関するものである。
予備吐出の一例として、記録ヘッドのノズル内に生じたコゲなどの影響によるノズル間の濃度ムラを除去するなどの目的で行われるエージング処理がある。特許文献1には、このエージング処理として、ノズルごとの累積吐出数を求め、この累積吐出数に応じて予備吐出におけるそれぞれのノズルからの吐出数を定めるようにしている。より具体的には、累積吐出数が少ないノズルほど予備吐出における吐出数が多くなるようにそれぞれの吐出数を定めている。これにより、エージングによる、記録ヘッド全体のインク消費量を抑制することが可能となる。
特開平08−039825号公報
しかしながら、特許文献1では、ノズルごとにその累積吐出数に応じてエージングのための吐出数を定めるものである。このため、エージングの際の吐出数、従って予備吐出に要する時間が、ノズルによってばらつきがあり、予備吐出を実行する時間が、比較的長時間に及ぶノズルが存在することがある。このような場合、予備吐出を実行する間に、その吐出する時間が比較的短いノズルでは、例えば、その予備吐出の前の記録動作で生じたインクミストが付着、増粘してその後の吐出に影響を受けるおそれがある。これに対し、予備吐出の前に、記録ヘッドのノズルを配設した面(ノズル配設面)をワイピングしてミストを除去することが考慮できるが、予備吐出前に一律にワイピングを行う場合には、そのための動作によって装置のスループットが低下するおそれもある。
また、予備吐出を実行する時間によっては、その予備吐出によって生じるインクミストが記録装置の他の部分に影響を及ぼすほどの量となる。これに対し、記録ヘッドのノズル配設面をキャップで覆った状態で、予備吐出を実行することもできる。しかし、そのような構成では、発生するインクミストが他の部分に影響を及ぼすほどの量でない場合には、記録ヘッドをキャップで覆う動作によってスループットの低下を招くことになる。
本発明は、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することが可能なインクジェット記録装置および予備吐出方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置であって、実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断手段、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、予備吐出を実行する時間に拘わらず、スループットの低下を抑制しつつミストの影響を排した予備吐出を実行することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置を模式的に示す正面図である。 図1に示す記録ヘッド5およびワイピング機構32の構成とそれらの関係を説明するための模式図である。 図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。 図2に示した記録ヘッドのノズル配置をより簡略して示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る第1の記録モードである第1のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図である。 (a)〜(c)は、同じく本発明の一実施形態に係る第2の記録モードである第2のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図である。 (a)および(b)は、本実施形態の第3記録モードであるシングルパス記録を説明するための、記録ヘッドのノズル列とマスクパターンとの関係を模式的に示す図である。 インクの種類に応じたコゲの影響を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る記録動作の、特に、記録モードに応じて予備吐出を制御する処理を示すフローチャートである。 図9に示すステップ5の処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)および(b)は第1記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。(a)および(b)は第2記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。 (a)および(b)は第2記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。 本発明の一実施形態に係る回復動作を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、本発明の1実施形態に係る、予備吐出前清掃動作および予備吐出実行時のキャッピング動作を説明する示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置を模式的に示す正面図である。図1において、2は紙搬送ユニットを含む装置本体を示しており、本実施形態の記録装置は比較的大判の記録媒体に記録を行うものである。キャリッジ1は、12色のインクに対応して設けられた12個の吐出部(ノズル列)を備えた記録ヘッド5を搭載する。キャリッジ1は、ベルト34を介して伝達される駆動力によって、ガイド軸33に沿って往復移動することができる。これにより、記録ヘッド5の記録媒体に対する移動が可能となり、その過程でインクを吐出することにより記録媒体に対する記録が行われる。本実施形態で使用するインクは、シアン、フォトシアン、マゼンタ、フォトマゼンタ、イエロー、ブルー、レッド、フォトブラック、マットブラック、グレー、フォトグレーの各インクと、色材を含まないクリアインクの計12色のインクである。
回復機構30Aおよび30Bは、キャップ3などを備え、記録ヘッド5の各吐出部のインク吐出状態を良好な状態に維持または回復させる。キャップ3によって記録ヘッドのノズル配設面を覆う(キャッピングする)ことにより、記録ヘッドの非使用時に吐出部ないし記録ヘッド5を保護する機能を有する。また、キャッピング状態において不図示のポンプを駆動することにより吸引力を吐出部に作用させ、インクを強制的に排出させる動作(吸引回復)を行うことができる。さらに、後述されるように、キャップ3を吐出部に対向させた状態でキャップ内にインクを吐出させる予備吐出を行うことが可能である。それぞれのキャップ3は、隣接する2つのノズル列を覆うことができるよう構成されている。インク受容箱31は、キャップ外への予備吐出動作によって吐出されるインクを受容する。また、ワイピング機構32は、ワイパを備え、記録ヘッド5のノズル配設面のワイピング動作を行う。
以上の構成において、記録領域に搬送される記録媒体に対し、キャリッジ1はガイド軸33に沿った方向(第1方向)に移動するように制御される。これにより、記録ヘッド5は記録媒体に対して移動し、その移動の過程で各色インクの吐出部からインクが吐出することで、1バンド分(記録ヘッド5の1回の記録動作において記録可能な領域)の、文字や絵などを含む画像の記録を行うことができる。そして、1バンド分の記録が終了すると、記録媒体はキャリッジ1の移動方向と交差する方向(図1の紙面に垂直な方向、第2方向)に所定距離(1バンドの幅、または所定数のノズルにより記録される記録幅に対応する距離)だけ、不図示の搬送ユニットによって搬送される。
キャリッジ1の移動経路に沿って、キャリッジ1の移動位置を検出するためのエンコーダ35が配設されており、キャリッジ1に搭載されたエンコーダセンサがこれを検出する信号に基づいてキャリッジの位置を知ることができる。また、このエンコーダの位置検出に基づいてキャリッジ1のホームポジションへの移動が制御される。回復機構30A、30Bおよびワイピング機構32などはこのホームポジションの近傍に配設される。
図2は、図1に示す記録ヘッド5およびワイピング機構32の構成とそれらの関係を説明するための模式図である。図2に示すように、本実施形態の記録ヘッド5は、上述した12種類のインクに対応した12のノズル列L1〜L12を備えている。それぞれのノズル列は、1536個のノズルN1を配列したものである。なお、図5では、図示の簡略化のため、32個のノズルを示している。それぞれのノズルは、そのインク液路内に、電気熱変換素子が配設されており、これにより、この電気熱変換素子が発する熱によってインクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その圧力によってインクを吐出することができる。
本実施形態のワイピング機構32は、ノズル列L1〜L4のノズル配設面をワイピング可能なワイパ32Aと、ノズル列L5〜L8のノズル配設面をワイピング可能なワイパ32Bと、ノズル列L9〜L12のノズル配設面をワイピング可能なワイパ32Cと、を備えている。そして、記録ヘッド5をワイピング機構32に対応した位置に設定した上で、ワイパ32A、32B、32Cを、図2の矢印の方向に移動させることでワイピングを行うことができる。
図3は、図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。図3において、主制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303、および入出力ポート304等を備え、本実施形態の記録装置における各部の制御を行う。CPU301は、図9、図10、図13にて後述する処理を含め、演算、制御、判別、設定等の所要の処理を実行する。ROM302は、CPU301によって実行すべき制御プログラムおよびその他の固定データを格納する。具体的には、図14にて後述するテーブル等を格納することができる。RAM303は、記録すべきデータのバッファ領域やCPU301が実行する処理の過程でワークエリアとして用いられる領域等を有する。具体的には、後述する処理において記録量(記録媒体の記録枚数や記録のためのインクの吐出数)をカウントするためのカウンタとして用いられる領域を含めることができる。
入出力ポート304には、搬送系の駆動源をなす搬送モータ(LFモータ)312の駆動回路305、および、キャリッジ1を移動させる駆動源をなすモータ(CRモータ)313の駆動回路306が接続される。また、入出力ポート304には、記録ヘッド5の各吐出部のノズルを駆動するための駆動回路307が接続される。さらに、入出力ポート304には、回復機構30A、30Bおよびワイピング機構32を駆動するための駆動回路308が接続される。加えて、入出力ポート304には、ホームポジションセンサ310、ヘッド温度センサ314、ギャップセンサ315およびインターフェース回路311が接続される。ホームポジションセンサ310はキャリッジ1ないし記録ヘッド5の移動制御の基準となる位置を検出するためのセンサである。また、上述した回復機構30A、30Bおよびワイピング機構32に対する記録ヘッド5の位置の設定も、ホームポジションセンサ310の検出出力に基づいて行われる。ギャップセンサ315は、記録媒体またはプラテンとの間の距離を検出するために用いられる。インターフェース回路311は、記録すべきデータの供給源をなす外部装置(コンピュータはイメージスキャナ、デジタルカメラその他の適宜の形態とすることができる)との間で所要の情報を送受信するために用いられる。316は適宜の部位に設けられる湿度センサであり、装置の使用環境としての湿度を検出するために用いられる。
本発明の一実施形態に係る記録装置は、複数の記録モードを実行し、実行する記録モードに応じて予備吐出を実行するか否かを決定する。以下では、本実施形態の複数の記録モード実行について説明する。
(第1のマルチパス記録(第1の記録モード))
図4は、図2に示した記録ヘッドのノズル配置をより簡略して示す図であり、以下で説明する記録モードを説明するための図である。すなわち、以下の記録モードの説明では、記録ヘッドのそれぞれのノズル列は32個のノズルを有するものとして説明する。また、6種類のカラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブルー、レッド、ブラック)をそれぞれ吐出するためのノズル列L1〜6と、色材を含まないクリアインクを吐出するためのノズル列L7と、の計7つのノズル列L1〜7を配列している。
図5(a)〜(c)は、本実施形態の複数(3つ)の記録モードのうち、第1の記録モードである第1のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図である。図5(a)は、図4にて説明したカラーインクのノズル列(L1)とそのノズルに対応したマスクパターンを、図5(b)は、同じくクリアインクのノズル列とマスクパターンを、それぞれ示している。また、図5(c)は、マスクパターンを用いてカラーインクとクリアインクで記録した後のカラーインクノズル列において推定される、コゲの付着する状態を示している。
図5(a)において、ノズル列L1のうち、分割された第1〜第4の4つのノズル群GA1_1〜GA1_4が用いられ、各ノズル群は、4個のノズルN1によって構成される。マスクパターンPA1は、第1〜第4のマスクパターンPA1_1からPA1_4によって構成される。第1〜第4のマスクパターンPA1_1からPA1_4は、それぞれ、第1〜第4のノズル群GA1_1からGA1_4に対応する。マスクパターンPA1は、色が濃いほどデューティーが高く、薄いほどデューティーが低い、いわゆるグラデーションマスクである。マスクパターンPA1_1〜PA1_4は互いに補完の関係にあり、これら4つのマスクパターンを重ね合わせると、対応する領域の記録が完成されるものである。以上から明らかなように、カラーインクの記録では、記録媒体の搬送方向上流側4ノズル及び下流側の12ノズルは記録に用いられない。
図5(b)に示すクリアインクの場合は、ノズルN7からなるノズル列L7のうち、同様に、分割された第1〜第2の2つのノズル群GA7_1〜GA7_2が用いられ、各ノズル群は4個のノズルで構成される。これらノズル群に対応する第1〜第2のマスクパターンPA7_1からPA7_2の2つのマスクパターンを重ね合わせることにより、対応する領域の記録が完成する。従って、図5(b)に示すクリアインクの記録では、記録媒体の搬送方向上流側の20ノズル及び下流側4ノズルは記録に用いられない。
以上のようなマルチパス記録制御によれば、記録媒体上の同一の記録領域(各ノズル群の幅に対応する単位領域)に対して、カラーインクのノズル列による4回の記録動作によって記録した後、クリアインクのノズル列による2回の記録動作によって記録を行い、その単位領域の記録を完成させることができる。つまり、合計6回の記録動作によって、カラーインクで記録した画像に、クリアインクを付与することができる。
図5(c)は、以上の第1のマルチパス記録(第1の記録モード)を行うことによって、それぞれのノズル内の吐出ヒータに生じていると推定されるコゲの状態を示しており、色が濃いほどコゲの程度が大きいことを示している。すなわち、図5(a)のマスクパターンに示すように、使用頻度(デューティー)が高いノズルの吐出ヒータほど生じているコゲの程度が大きいと推定する。図5(c)に示すように、記録後のノズル列L1’では、ノズル群GA1’_1〜GA1’_4は、それらノズルのデューティーに応じてコゲの付着が発生し、特に、デューティーが高いノズル群GA1’_2、GA1’_3の付着は多くなる。一方、ノズル群GA1’_1〜GA1’_4以外の白い領域のノズルは記録に使用しないため、記録前後のコゲ付着量は変わらない。
(第2のマルチパス記録(第2の記録モード))
図6(a)〜(c)は、本実施形態の3つの記録モードのうち、第2の記録モードである第2のマルチパス記録を説明するための、ノズル列とマスクパターンを模式的に示す図であり、第1記録モードに係る図5(a)〜(c)と同様の図である。第2記録モードは、第1記録モードと同様マルチパス記録に係るものであり、異なる点は、カラーインクが6回の記録動作で単位領域に記録を行い、その後、クリアインクが2回の記録動作で記録を行い、合計8回の記録動作でその単位領域の記録を完成するものである。
図6(a)に示すように、カラーインクのノズル列L1のうち、分割された第1〜第6の6つのノズル群GB1_1〜GB1_6を用い、各ノズル群は、2個のノズルN1によって形成される。これらの使用するノズル群に対応してマスクパターンPB1は、第1〜第6のマスクパターンPB1_1からPB1_6によって構成される。第1〜第6のマスクパターンPB1_1からPB1_6は、第1記録モードで用いられるものと同様、グラデーションマスクである。このように、カラーインクの記録では、記録媒体の搬送方向上流側6ノズル及び下流側の14ノズルは記録に用いられない。次に、図6(b)に示すクリアインクの場合、ノズル列L7のうち、同様に分割される第1〜第2の2つのノズル群GB7_1、GB7_2が用いられ、各ノズル群は2個のノズルで構成される。この使用されるノズルに対応する第1〜第2のマスクパターンPB7_1、PB7_2の2つを重ね合わせることにより、単位領域の記録が完成される。すなわち、図6(b)に示すクリアインクの記録では、記録媒体の搬送方向上流側の18ノズル及び下流側10ノズルは記録に用いられない。
図6(c)は、以上の第2のマルチパス記録(第2の記録モード)を行うことによって、それぞれのノズル内の吐出ヒータに生じていると推定されるコゲの状態を示しており、色が濃いほどコゲの程度が大きいことを示している。図5(c)に示す第1記録の場合と同様、記録後のノズル列L1’では、ノズル群GB1’_1〜GB1’_6は、それらノズルのデューティーに応じてコゲの付着が発生し、特に、デューティーが高いノズル群GB1’_2〜GB1’_5の付着は多くなる。一方、ノズル群GB1’_1〜GB1’_6以外の白い領域のノズルは記録に使用しないため、記録前後のコゲ付着量は変わらない。
(第3のシングルパス記録(第3の記録モード))
図7(a)および(b)は、本実施形態の第3記録モードであるシングルパス記録を説明するための、記録ヘッドのノズル列とマスクパターンとの関係を模式的に示す図である。図7(a)は、カラーインクのノズル列とそれに対応するマスクパターンを示しており、図7(b)は、記録後のカラーインクのノズルの推定されるコゲの付着状態を示している。第3記録モードでは、クリアインクのノズル列は使用しない。
図7(a)に示すように、第3記録モードは、1回の記録動作でその記録領域の記録を完成させるものであることから、マスクパターンのデューティーは総てのノズルに対して等しい。すなわち、総てのノズルを等しく用いる。この結果、図7(b)に示すコゲの状態は、一様にコゲが付着している状態であると推定される。
図8は、インクの種類に応じたコゲの影響を説明する図である。図において、横軸は、ある一つのノズルの吐出数(以下では、「発数」ともいう)であり、右側ほど発数が多いことを示している。縦軸は、ノズルから吐出されるインク滴の吐出速度を示しており、上側ほど速度が速いことを示している。図に示すように、インクの種類によって、コゲの影響による速度の変化が異なる。図に示す例では、シアンインクが、実線で示すように、吐出発数が増えるにつれて、コゲの影響によって速度が低下する。この速度変動によって、記録される画像において、例えば、他の種類のインクとの関係で濃度ムラを生じることがある。一方、他のカラーインクは、一点鎖線で示すように、発数の増加に伴う速度変動は微小であり、上述の濃度ムラに対する影響は少ない。本実施形態は、このシアンを特定色として以下に示す予備吐出制御を行う。
以上のような濃度ムラ発生要因がある場合、第1記録モードである第1のマルチパス記録を実施した後に第3記録モードであるシングルパス記録を行うと、第1記録モードでの濃度ムラ発生要因を有した状態のノズルで記録を行うことになるため、記録画像に濃ムラを生じることがある。第2記録モードである第2のマルチパス記録を実施した後に第3記録モードのシングルパス記録を行う場合も、第1記録モードとは異なるが同様に濃度ムラが発生することがある。このため、本実施形態は、直前に行われた記録モードに応じて、シアンインクについて予備吐出を制御する。
(予備吐出の制御)
図9は、本発明の一実施形態に係る記録動作の、特に、記録モードに応じて予備吐出を制御する処理を示すフローチャートである。記録装置は、記録データを受け取ると、ステップS1で、記録用紙を給紙し、ステップS2で一頁の記録を行い、ステップS3で排紙動作を行う。そして、ステップS4で、その記録を終了した記録データのヘッダ情報などから、記録モードを判別する。すなわち、第1〜第3記録モードのいずれであるかを判別する。第1記録モードまたは第2記録モードである場合、つまりその記録モードにおいて不使用ノズルがある記録モードである場合は、ステップ5でエージングのための予備吐出を行う。一方、第3記録モードのシングルパス記録の場合は、予備吐出は行わず、本処理を終了する。
図10は、図9に示すステップ5の処理の詳細を示すフローチャートである。最初に、ステップS501で、予備吐出の回数をカウントするためのパラメータNについて初期値N=0を設定する。このカウント値Nは、以下で示す吐出数(発数)に関する所定の単位ごとに予備吐出を実行するためのものである。次に、ステップS502で、不使用ノズルの予備吐出回数を算出する。すなわち、図9のステップS2おける1頁分の記録において吐出したインクごとの吐出回数(発数)をドットカウント値として所定のメモリに記憶したものを用いる。本実施形態では、シアンインクの1頁分のドットカウント値を読み込む。そして、このドットカウント値を、シアンのノズル列で用いたノズル(図5、図6参照)の数で割る。このようにドットカウント値を使用ノズル数で割ることにより、マルチパス記録した1ノズルあたりの発数を知ることができる。さらに、1回(単位)の予備吐出における吐出数(発数)で割る。すなわち、本実施形態では、予め用意された、吐出数が定まっている予備吐出パターンを繰り返えして予備吐出を行うことから、単位の予備吐出の発数で割ることで予備吐出の回数を算出する。最後に、重み付けAを掛ける。重み付けAは、グラデーションマスクと、ムラ抑制の観点から調整するための値である。グラデーションマスクを用いる場合、上記で求められる予備吐出回数が1ノズルあたりの平均値を用いるものであることからグラデーションマスクのピークは考慮されない。そのため、グラデーションマスクのデューティーの最も高いノズルを考慮して重み付けを設定する。例えば、グラデーションマスクの平均デューティーに対するピークのデューティーyが1.5倍のときは重み付けを1.5とする。また、使用ノズルと不使用ノズルとの間の濃度ムラを抑制する観点で、グラデーションマスクのピークに合わせるのではなく、不使用ノズルを予備吐出する時間、量を低減すべく、濃度ムラを抑制する最低限の予備吐出回数を設定する。例えば、グラデーションマスクのピークに対して、0.5倍の予備吐出で使用、不使用ノズルの濃度ムラが抑制できる場合には、重み付けの値を0.5とする。以上2つの観点から、重み付けA=1.5×0.5=0.75が決定される。
次に、ステップS503で、予備吐出回数が1以上か否かを判定する。1未満の場合は、予備吐出は実施せず本処理を終了する。予備吐出回数が1以上の場合はステップS504で、記録モードごとの予備吐出を実行する。
図11(a)および(b)は第1記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図であり、図12(a)および(b)は第2記録モードに対応する予備吐出パターンを説明する図である。
図11(a)は、図5(c)に示した記録後のカラーインクのコゲ状態を示し、図11(b)は、上述した第1記録モードのマルチパス記録に対応した予備吐出パターンを示している。図11(b)において、縦方向はノズル位置に対応し、横方向は、単位の予備吐出における発数に対応し、黒は吐出を行い、白は吐出しないことを示している。なお、図示の簡略化のため、発数を5としているが、発数はこれに限られないことはもちろんである。同図に示すように、1回の予備吐出で最大5発が吐出される。具体的には、第1記録モードで、不使用であったノズルである、端部のノズルN1_1〜N1_4、N1_21〜1_32は、最大の発数の吐出を行い、使用したノズルである、N1_9〜N1_16は吐出を行わない。また、ノズルN1_5〜N1_8、N1_17〜N1_20は、用いたグラデーションマスクのデューティーに対応した発数の吐出を行うものである。以上により、記録モードのグラデーションマスクに対応した発数の予備吐出が行われる。図12(a)および(b)に示す、第2記録モードに対応した予備吐出も同様に説明することができる。
再び、図10を参照すると、次に、ステップS505で、カウント値Nをインクリメントし、実行した予備吐出回数を算出する。そして、ステップS506で、実行した予備吐出回数Nが、ステップS502で算出した予備吐出回数に達したか否かを判断する。実行した回数Nが算出した値に達するまで、ステップS504以降の処理を繰り返す。
以上のように、それまで実行していた記録モードに応じて予備吐出を実行するか否かを決定し、実行する場合には、記録モードごとの予備吐出パターンが用いられる。これにより、処理を簡易化することができるとともに記録モード毎に適切に不使用ノズルを吐出することで、使用不使用ノズルのコゲに起因した濃度ムラを抑制することが可能となる。すなわち、予備吐出終了後は、使用、不使用ノズルのコゲに起因した濃度ムラが抑制されるので、第3記録モーのような総てのノズルを用いるシングルパス記録を実行するときに適切に濃度ムラを低減することができる。
(予備吐出前の回復動作)
図13は、本発明の一実施形態に係る回復動作を示すフローチャートであり、上述した予備吐出など、予備吐出を行う前に実行する処理である。一例として、図9のステップS5において、図10の処理の一部またはその処理が開始される前に実行される処理である。
本処理が開始されると、最初に、ステップS101で、必要な予備吐出回数を設定する。これは、本処理が開始される前に行われていた記録動作の記録量に基づいて設定される。具体的には、本処理が、上述したステップS5の予備吐出として行われる場合は、図10のステップS501〜S502の処理として実行される。この場合は、ステップS502の処理の後、直ちにステップS503の処理に移行せず、以下で説明するステップS102以降の処理を実行する。なお、図5の予備吐出以外の予備吐出の場合に行われる、ステップS101の処理は、ステップS502の処理と同様の処理である。
以上のステップS101の処理の後、ステップS102では、ステップS101で設定した予備吐出回数に基づいて、予備吐出を実行する前に、ワイピング(清掃動作)を実行するか否かを判断する(ワイピング判断)。この判断には、閾値Aを用いる。すなわち、設定した予備吐出回数が閾値以上の場合は、ステップS103で、ワイピングを実行する。これにより、図2にて上述したように、記録ヘッド5のノズル配設面に付着したインクは、ワイパ32A、32B、32Cによる払拭動作によりノズル配設面から掻き取られる。なお、不図示であるが、一般にワイピング機構32によってノズル配設面の清掃動作を実行した際に、付着したインクがノズル内に押し込まれることがあるが、このインクはその後に行われる予備吐出動作によって排出される。
本ステップで用いる閾値Aは、図14(a)に示すように、本実施形態では、1969回が閾値となる。ステップS101で設定した予備吐出回数がこの回数以上で、比較的長時間予備吐出が行われる場合は、ワイピングを実行する。すなわち、閾値Aは、予備吐出のための時間が長時間に及ぶ場合に事前にワイピング動作を実行し、付着したミストによる、特に、予備突出を実行しないノズルに対する影響を低減することができる。一方、予備吐出回数が閾値より少ない(閾値未満の)場合、つまり、予備吐出の時間がそれ程長時間でない場合は、ワイピングを実行しないことによって、ワイピングを実行することによるスループットの低下を抑制することができる。
ステップS102で、吐出口清掃動作が必要ないと判断された場合、およびステップS103を実行した後、ステップS104では、予備吐出のモードが、キャッピングに関して、第1の予備吐出モードか第2の予備吐出モードかを判断する(キャッピング判断)。この判断は、ステップS101で設定した予備吐出の回数が閾値B以上か否かによって判断する。
閾値B以上の場合は、ステップS105で、記録ヘッド5をキャッピングした状態で予備吐出を実行する第1予備吐出モードを設定し、ステップS106で、キャッピングをした状態で予備吐出を行う。この予備吐出は、例えば、図10のステップS504で上述した予備吐出とすることができる。一方、予備吐出回数が閾値Bより少ない場合は、ステップS107で、キャッピングをせずに予備吐出を実行する第2の予備吐出モードを設定し、ステップS108でキャッピングをしない状態で予備吐出を行う。この予備吐出も、例えば、図10のステップS504で上述した予備吐出とすることができる。図14(b)は、第1および第2の予備吐出における吐出条件を示している。
ステップS104で用いる閾値Bは、図14(a)に示すように、本実施形態では、33回が閾値となる。すなわち、実行される予備吐出の時間が、予備吐出で発生するミストの影響が装置の他の部分に及ばない程度の時間であるような閾値に設定する。これにより、ミストの影響が少ないと考えられる予備吐出では、キャッピング動作を省くことによってそれによるスループットの低下を抑制することができる。
以上説明した実施形態によれば、予備吐出回数が増加する場合においても、吐出不良とミスト発生量を抑制しつつ、スループット低下を抑制することが可能となる。
(他の実施形態)
上述した実施形態は、コゲに起因したノズル間の濃度差を解消するためのエージングのための予備吐出に関するものであるが、本発明の適用はこの形態に限られない。ノズル内で増粘したインクを排出するために行われる予備吐出にも本発明を適用できることは、以上の説明からも明らかである。
1 キャリッジ
5 記録ヘッド
30A、30B 回復機構
31 予備吐出インク受領箱
32 ワイピング機構
300 主制御部
301 CPU
302 ROM
303 RAM

Claims (10)

  1. 記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置であって、
    実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断手段、
    を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該実行すべき予備吐出動作について、キャッピングをした状態で予備吐出を行う第1の予備吐出と、前記キャッピングをしない状態で予備吐出を行う第2の予備吐出、のいずれを実行するかを判断するキャッピング判断手段、
    をさらに具えたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するキャッピングを行うインクジェット記録装置であって、
    実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該実行すべき予備吐出動作について、前記キャッピングをした状態で予備吐出を行う第1の予備吐出と、前記キャッピングをしない状態で予備吐出を行う第2の予備吐出、のいずれかを実行するかを判断するキャッピング判断手段、
    を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記ワイピング判断手段は、前記予備吐出動作の量が、第1の閾値以上の場合は前記ワイピング動作を実行し、前記第1の閾値未満の場合は前記ワイピング動作を実行しないことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記キャッピング判断手段は、前記予備吐出動作の量が、第2の閾値以上の場合は前記第1の予備吐出を実行し、前記第2の閾値未満の場合は前記第2の予備吐出を実行することを特徴とする請求項2または3に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記予備吐出動作は、特定色のインクの予備吐出を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 複数の記録モードのいずれかを実行する記録モード実行手段をさらに具え、前記予備吐出動作は、前記実行する記録モードに応じた予備吐出パターンでインクを吐出することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するワイピング動作を実行するインクジェット記録装置における予備吐出方法であって、
    実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該予備吐出動作を実行する前に前記ワイピング動作を実行するか否かを判断するワイピング判断工程、
    を有したことを特徴とする予備吐出方法。
  9. 前記実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該実行すべき予備吐出動作について、キャッピングをした状態で予備吐出を行う第1の予備吐出と、前記キャッピングをしない状態で予備吐出を行う第2の予備吐出、のいずれを実行するかを判断するキャッピング判断工程、
    をさらに有したことを特徴とする請求項8に記載の予備吐出方法。
  10. 記録ヘッドにおける、インクを吐出するためのノズルが設けられたノズル配設面に対するキャッピングを行うインクジェット記録装置における予備吐出方法であって、
    実行すべき予備吐出動作の量に基づいて、当該実行すべき予備吐出動作について、前記キャッピングをした状態で予備吐出を行う第1の予備吐出と、前記キャッピングをしない状態で予備吐出を行う第2の予備吐出、のいずれかを実行するかを判断するキャッピング判断工程、
    を有したことを特徴とする予備吐出方法。
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