JP2016208383A - 複合アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナエレメントの配置を工夫してアイソレーションを確保することで小型化が可能な複合アンテナ装置を提供する。
【解決手段】複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置は、ベース部10と、第1周波数帯用エレメント20と、第2周波数帯用エレメント30とからなる。第1周波数帯用エレメント20は、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される。第2周波数帯用エレメント30は、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される。そして、第1周波数帯用エレメント20と第2周波数帯用エレメント30が、第1給電部21と第2給電部31からV字に広がるように配置されると共に、第2周波数帯用エレメント30が途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分32を有する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置は、ベース部10と、第1周波数帯用エレメント20と、第2周波数帯用エレメント30とからなる。第1周波数帯用エレメント20は、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される。第2周波数帯用エレメント30は、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される。そして、第1周波数帯用エレメント20と第2周波数帯用エレメント30が、第1給電部21と第2給電部31からV字に広がるように配置されると共に、第2周波数帯用エレメント30が途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分32を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は複合アンテナ装置に関し、特に、複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置に関する。
従来から、複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナは存在する。複合アンテナは、アンテナエレメントを配置するスペースに特に問題がなければある程度自由に設計可能であるが、例えば車両に搭載可能な低背型アンテナ場合、高さ制限やケース内の小さいスペースに収めなければいけない等、種々の制限があり、十分なアンテナ性能を得るのは難しかった。近年の車両には安全性や快適性を求め様々な情報機器の搭載が進められている。それに伴い、種々の周波数帯の信号を用いる必要があり、各周波数帯に適したアンテナエレメントを設ける必要がある。しかしながら、低背型のアンテナのケース内のスペースが小さい場合等では、各アンテナエレメントは近づけて配置せざるを得ず、互いにアンテナエレメント同士が影響し合って、特にAM周波数帯では良好なアンテナ特性を得られないという問題点があった。
このような問題を解決するために、特許文献1に開示の技術では、AM/FMアンテナの第1アンテナエレメントの性能が単体時に比べて低下してしまうのを軽減するため、第1アンテナエレメント先端にトップ容量部を設けてアンテナ容量を稼ぎ、性能低下を抑えている。また、コイル部を用いて第1アンテナエレメントとBand−III/L−Bandの第2アンテナエレメントとを電気的に遮断すると共に、FM周波数帯ではトップ容量部と第1アンテナエレメントとコイル部が共振アンテナとして、AM周波数帯では非共振アンテナとして動作するように構成している。
しかしながら、上述の特許文献1の技術では、各アンテナエレメントのアイソレーションを取るために第1アンテナエレメントと第2アンテナエレメントのクリアランスを10mm以上開ける必要があった。また、アイソレーションの関係でBand−IIIアンテナ特性とFMアンテナ特性がトレードオフの関係となっていた。したがって、両方の性能向上が望まれていた。また、近年さらにアンテナの小型化が求められているため、設置スペースのさらなる縮小化が求められていた。この際、さらにアイソレーションが取り難くなり、性能低下が問題となり得ていた。また、トップ容量部をさらに大型化することも考えられるが、大きくするとトップ容量部とBand−IIIアンテナとのアイソレーションが問題となり、Band−IIIのアンテナ性能が低下する問題もあった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、アンテナエレメントの配置を工夫してアイソレーションを確保することで小型化が可能な複合アンテナ装置を提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による複合アンテナ装置は、車両に固定されるベース部と、第1周波数帯用の第1給電部に接続され、ベース部に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される、第1周波数帯用エレメントと、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯用の第2給電部に接続され、ベース部に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される第2周波数帯用エレメントであって、第1周波数帯用エレメントと第2周波数帯用エレメントが、第1給電部と第2給電部からV字に広がるように配置されると共に、第2周波数帯用エレメントが途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分を有する、第2周波数帯用エレメントと、を具備するものである。
ここで、第2周波数帯用エレメントの開放端側部分が、第1周波数帯用エレメントから離れる側に屈曲されるものであれば良い。
また、第2周波数帯用エレメントの開放端側部分が、第1周波数帯用エレメントに近寄る側に屈曲されるものであっても良い。
また、第2周波数帯用エレメントの開放端側部分は、ベース部に対して平行に延在するものであっても良い。
また、第2周波数帯用エレメントの開放端側部分は、容量装荷部で構成されるものであっても良い。
また、第1周波数帯用エレメントは、第1周波数帯用エレメントが途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分をさらに有し、該開放端側部分が、第2周波数帯用エレメントに近寄る側に屈曲されるものであっても良い。
さらに、ベース部に対して車両と反対方向に向かって垂直に立設される基板を具備し、第1周波数帯用エレメント及び第2周波数帯用エレメントが、基板上に配置されるものであっても良い。
さらに、第1周波数帯用及び/又は第2周波数帯用のアンプ回路を具備し、該アンプ回路が、基板上に配置されるものであっても良い。
また、第1周波数帯用エレメント及び/又は第2周波数帯用エレメントの、第1給電部と第2給電部からV字に広がるように配置される部分が、コイル状に構成されるものであっても良い。
さらに、第1周波数帯よりも高い第3周波数帯用の第3給電部に接続される第3周波数帯用エレメントを具備するものであっても良い。
本発明の複合アンテナ装置には、アンテナエレメントの配置を工夫してアイソレーションを確保することで小型化が可能であるという利点がある。
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の複合アンテナ装置の第1例を説明するための概略図であり、図1(a)が側断面図であり、図1(b)が背断面図である。本発明の複合アンテナ装置は、複数の周波数帯の信号を受信可能なものであり、例えば車両に用いられるものである。より具体的には、車両ルーフ上に配置される低背型アンテナ装置に用いられるものである。図示の通り、本発明の複合アンテナ装置は、ベース部10と、第1周波数帯用エレメント20と、第2周波数帯用エレメント30とから主に構成されている。また、図示例では、低背型アンテナに応用した例を示しており、シャークフィン形状のカバー1に覆われている。
ベース部10は、車両に固定されるものである。例えば、ベース部10は、ねじボス11等を有しており、車両ルーフに設けられた孔にねじボス11を差し込み、ねじにより車両に固定されるものである。ベース部10は、金属ベースであっても良いし、樹脂ベースであっても良い。また、金属ベースと樹脂ベースの複合ベースであっても良い。
第1周波数帯用エレメント20の第1周波数帯は、例えばデジタルオーディオ放送(DAB(Digital Audio Broadcasting))のBand−III用の周波数帯である。Band−IIIの周波数帯は、例えば174MHz〜240MHz帯である。第1周波数帯用エレメント20は、第1周波数帯用の第1給電部21に接続されている。第1周波数帯用エレメント20は、ベース部10に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。第1周波数帯用エレメント20は、棒状や線状であっても良いし、基板上にエッチング等でパターンニング形成されても良い。また、メアンダ状やコイル状に形成されても良い。その場合、エレメントの軸が正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されれば良い。
第2周波数帯用エレメント30の第2周波数帯は、第1周波数帯よりも低いものであり、例えばFM周波数帯用の周波数帯である。FM周波数帯は、例えば76MHz〜90MHz帯、又は88MHz〜108MHz帯である。第2周波数帯用エレメント30は、第2給電部31に接続されている。第2周波数帯用エレメント30は、ベース部10に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。そして、第1周波数帯用エレメント20と第2周波数帯用エレメント30が、第1給電部21と第2給電部31からV字に広がるように配置されている。即ち、第1給電部21と第2給電部31を近づけると共に、各エレメント同士が遠ざかるように配置されている。さらに、第2周波数帯用エレメント30は途中で屈曲されており、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分32を有している。図示例では、開放端側部分32は、第1周波数帯用エレメント20から離れる側に屈曲された例を示している。また、開放端側部分32は、ベース部10に対して平行に延在している例を示した。しかしながら、開放端側部分32は、カバー1の形状等に応じて適宜傾斜していても良い。第2周波数帯用エレメント30も、棒状や線状であっても良いし、基板上にエッチング等でパターンニング形成されても良い。また、メアンダ状やコイル状に形成されても良い。その場合、エレメントの軸が正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されれば良い。
ここで、第1周波数帯用エレメント20と第2周波数帯用エレメント30のV字の角度をθとする。θを0度から170度まで変化させたところ、θが大きくなるほどアイソレーションが取れることが分かった。なお、第1周波数帯と第2周波数帯が同一周波数の場合には、アイソレーションが低くなる傾向が見られた。即ち、第1周波数帯と第2周波数帯が異なる周波数である程、そしてθが大きい程、アイソレーションが取れることが分かった。本発明の複合アンテナ装置では、このような現象を利用して低背型アンテナとなるように構成している。
本発明の複合アンテナ装置は、このように構成されることにより、アンテナエレメント間のアイソレーションを確保することが可能となる。なお、インピーダンス調整等のために、コイルをエレメントと給電部との間に適宜設けても良い。
次に、本発明の複合アンテナ装置の他の例を説明する。図2は、本発明の複合アンテナ装置の第2例を説明するための概略側面配置図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。また、図2ではエレメントのみを表し、ベース部等は省略した。図1の例では、第2周波数帯用エレメント30の開放端側部分32は第1周波数帯用エレメント20から離れる側に屈曲された例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、図2に示されるように、第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に屈曲されても良い。
図2に示される例でも、第1周波数帯用エレメント20は、ベース部10に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。また、第2周波数帯用エレメント30は、ベース部10に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。そして、第1周波数帯用エレメント20と第2周波数帯用エレメント30が、第1給電部21と第2給電部31からV字に広がるように配置されている。さらに、第2周波数帯用エレメント30は途中で屈曲されており、開放端側部分32が第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に屈曲されている。即ち、第2周波数帯用エレメント30を折り返すように配置することが可能となる。これにより、長手方向の長さを短くすることができる。
このように、第2周波数帯用エレメント30は、開放端側部分32をどちらに屈曲させてもアイソレーションを取ることが可能であるため、低背型アンテナ等、内部スペースが限られている場合に、スペースに合わせて適宜配置が可能である。
次に、本発明の複合アンテナ装置の他の例を説明する。図3は、本発明の複合アンテナ装置の第3例を説明するための概略側面配置図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。また、図3ではエレメントのみを表し、ベース部等は省略した。図1や図2の例では、第2周波数帯用エレメント30の開放端側部分32が屈曲された例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、図3に示されるように、第1周波数帯用エレメント20も屈曲されても良い。即ち、第1周波数帯用エレメント20を折り返すように配置することも可能である。これにより、長手方向の長さを短くすることが可能となる。さらに、高さ方向も短くすることも可能となる。
図3に示される例では、第2周波数帯用エレメント30が途中で屈曲されており、開放端側部分32が第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に屈曲されている。また、図2と異なる点として、第1周波数帯用エレメント20は、途中で屈曲され屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分22をさらに有し、開放端側部分22が、第2周波数帯用エレメント30に近寄る側に屈曲されている。このような配置であっても、第1給電部21と第2給電部31からV字に広がるように配置されていればアイソレーションを取ることが可能である。
このように、第2周波数帯用エレメント30の開放端側部分32を第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に屈曲させ、さらに第1周波数帯用エレメント20の開放端側部分22を第2周波数帯用エレメント30に近寄る側に屈曲させることも可能である。即ち、2つのエレメントを折り畳むように配置することでさらに小型化が可能である。
次に、本発明の複合アンテナ装置を基板に実装した場合について説明する。図4は、本発明の複合アンテナ装置を基板を用いて実現した例を説明するための概略図であり、図4(a)が側断面図であり、図4(b)が背断面図である。図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表している。基本的には図3に示される例を基板上に配置したものである。上述の図示例では、エレメント間の配置を工夫することによりアイソレーションを高めることが可能であることを概念的に説明したが、図4では、より具体的に実装例を説明する。図示例では、基板を用いてエレメントを配置している。図示の通り、基板40がベース部10に対して垂直に車両と反対方向に向かって立設されている。そして、第1周波数帯用エレメント20や第2周波数帯用エレメント30は、この基板40上にエッチング等によりパターンニング形成されている。
図示例では、第1周波数帯用エレメント20のV字に広がるように配置される部分がコイル状に構成されている例を示した。具体的には、基板40が両面基板であり、表面と裏面を用いて螺旋状に接続されることでコイル状となるように第1周波数帯用エレメント20がパターンニングされている。このとき、コイル状の部分の軸が正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。そして、第1周波数帯用エレメント20が途中で屈曲されており、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分が、図示例では板状パターン23で構成されている。この板状パターン23が、全体として第2周波数帯用エレメント30に近寄る側に向けられている。このように、本発明の複合アンテナ装置は、第1周波数帯用エレメント20が棒状や線状に構成されるだけでなく、図示例のようにコイル状パターンや板状パターンを組み合わせても良い。なお、コイル状パターンについてはパターンニング形成されるものだけではなく、空芯コイルを用いたものであっても良い。
そして、図示例では、第2周波数帯用エレメント30のV字に広がるように配置される部分もコイル状に構成されている例を示した。具体的には、基板40が両面基板であり、表面と裏面を用いて螺旋状に接続されることでコイル状となるように第2周波数帯用エレメント30がパターンニングされている。このとき、コイル状の部分の軸が正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置されている。そして、第2周波数帯用エレメント30が途中で屈曲されており、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分が、図示例では容量装荷部33で構成されている。容量装荷部33は、図示例では傘型エレメントから構成されている。これは、基板の上部端辺に合わせた長手方向に伸びる頂部34と、頂部34から両側に傾斜した屋根状の傾斜部35を有するものである。この容量装荷部33の長手方向が、第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に向けられている。即ち、図示例では、第2周波数帯用エレメント30のコイル状の部分の先端部(上部側)が、容量装荷部33の後側部に接続される(後方給電)ことで、第1周波数帯用エレメント20に近寄る側に向けられるように構成されている。なお、容量装荷部33の前側部に第2周波数帯用エレメント30のコイル状の部分の先端側が接続されても良い。この場合は、図1に示した配置例になる。図4に示される例では、後側部に接続されることで、長手方向の長さを短くすることが可能となる。なお、容量装荷部33が後方給電であっても、垂直偏波の受信性能については特に差は生じない。
このように、本発明の複合アンテナ装置は、第2周波数帯用エレメント30が棒状や線状に構成されるだけでなく、図示例のようにコイル状パターンや容量装荷部を適宜組み合わせても良い。また、容量装荷部33は、図示例のような傘型エレメントではなく、基板上に板状パターンを配置した構成であっても良い。さらに、図示例の組み合わせにも限定されず、低背型アンテナ等の内部スペースに合わせて適宜組み合わせることも可能である。
また、図示例では、基板40上にアンプ回路45が配置されている例を示した。アンプ回路45は、第1周波数帯用及び/又は第2周波数帯用の信号を増幅するものである。このように、第1周波数帯用エレメント20や第2周波数帯用エレメント30、さらにはこれらの信号を増幅するアンプ回路45を、すべて同一基板40上に構成することで、主要構成要素を1枚基板化することが可能となる。なお、アンプ回路45はベース部10側に設けられても良い。
さらに、図示例では、基板40上に第3周波数帯用エレメント50を配置した例を示した。即ち、図4は、3つの周波数帯域の信号を受信可な複合アンテナ装置の例を示している。第3周波数帯は、第2周波数帯よりも高い周波数帯であり、例えばDABのL−Bandの周波数帯である。L−Bandの周波数帯は、例えば1.4GHz帯である。第3周波数帯用エレメント50は、第3周波数帯用の第3給電部51に接続されている。第3周波数帯であるL−Bandは、周波数が高く、エレメント長が短く済むため、第3周波数帯用エレメント50は基板の空きスペースに適宜配置可能である。
このように、本発明の複合アンテナ装置は、アンテナエレメントの配置を工夫してアイソレーションを確保することで小型化が可能となるため、ベース部10上にも空きスペースを大きく確保することができる。したがって、例えば図示のように、GPSアンテナ等の衛生波用アンテナ60を設置することも可能となる。
図4の例では、第1周波数帯用エレメント20や第2周波数帯用エレメント30が、基板40上にエッチング等によりパターンニング形成されている例を示したが、本発明はこれに限定されない。第1周波数帯用エレメントや第2周波数帯用エレメントは、図示例のような配置となれば良いので、例えば樹脂製等からなるエレメントホルダ等の枠台を用いて各エレメントを配置することも可能である。
なお、本発明の複合アンテナ装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 ベース部
11 ねじボス
20 第1周波数帯用エレメント
21 第1給電部
22 開放端側部分
23 板状パターン
30 第2周波数帯用エレメント
31 第2給電部
32 開放端側部分
33 容量装荷部
34 頂部
35 傾斜部
40 基板
45 アンプ回路
50 第3周波数帯用エレメント
51 第3給電部
60 衛生波用アンテナ
11 ねじボス
20 第1周波数帯用エレメント
21 第1給電部
22 開放端側部分
23 板状パターン
30 第2周波数帯用エレメント
31 第2給電部
32 開放端側部分
33 容量装荷部
34 頂部
35 傾斜部
40 基板
45 アンプ回路
50 第3周波数帯用エレメント
51 第3給電部
60 衛生波用アンテナ
Claims (10)
- 複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置であって、該複合アンテナ装置は、
車両に固定されるベース部と、
第1周波数帯用の第1給電部に接続され、前記ベース部に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される、第1周波数帯用エレメントと、
第1周波数帯よりも低い第2周波数帯用の第2給電部に接続され、前記ベース部に対して車両と反対方向に向かって、複合アンテナ装置の正面から見て垂直方向且つ側面から見て斜め方向に配置される第2周波数帯用エレメントであって、第1周波数帯用エレメントと第2周波数帯用エレメントが、第1給電部と第2給電部からV字に広がるように配置されると共に、第2周波数帯用エレメントが途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分を有する、第2周波数帯用エレメントと、
を具備することを特徴とする複合アンテナ装置。 - 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、前記第2周波数帯用エレメントの開放端側部分が、第1周波数帯用エレメントから離れる側に屈曲されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、前記第2周波数帯用エレメントの開放端側部分が、第1周波数帯用エレメントに近寄る側に屈曲されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第2周波数帯用エレメントの開放端側部分は、ベース部に対して平行に延在することを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第2周波数帯用エレメントの開放端側部分は、容量装荷部で構成されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用エレメントは、第1周波数帯用エレメントが途中で屈曲され、屈曲位置から所定の長さまで延在する開放端側部分をさらに有し、該開放端側部分が、第2周波数帯用エレメントに近寄る側に屈曲されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の複合アンテナ装置であって、さらに、前記ベース部に対して車両と反対方向に向かって垂直に立設される基板を具備し、前記第1周波数帯用エレメント及び第2周波数帯用エレメントが、前記基板上に配置されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項7に記載の複合アンテナ装置であって、さらに、第1周波数帯用及び/又は第2周波数帯用のアンプ回路を具備し、該アンプ回路が、前記基板上に配置されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用エレメント及び/又は第2周波数帯用エレメントの、第1給電部と第2給電部からV字に広がるように配置される部分が、コイル状に構成されることを特徴とする複合アンテナ装置。
- 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の複合アンテナ装置であって、さらに、第1周波数帯よりも高い第3周波数帯用の第3給電部に接続される第3周波数帯用エレメントを具備することを特徴とする複合アンテナ装置。
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---|---|---|---|
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Cited By (6)
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