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JP2016207544A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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JP2016207544A
JP2016207544A JP2015089536A JP2015089536A JP2016207544A JP 2016207544 A JP2016207544 A JP 2016207544A JP 2015089536 A JP2015089536 A JP 2015089536A JP 2015089536 A JP2015089536 A JP 2015089536A JP 2016207544 A JP2016207544 A JP 2016207544A
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洸駿 風間
Koshun Kazama
洸駿 風間
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】アルミニウム材で形成された調理容器の底面中央部に磁性金属を貼り付けた特殊な調理容器であっても、目標電力を容易に得ることができる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】入力電流検出手段2の検出電流と内加熱コイル電流検出手段55の検出電流に基づいて、内加熱コイル15aの上方の鍋の材質又は有無を判別し、入力電流検出手段2の検出電流と外加熱コイル電流検出手段56の検出電流に基づいて、外加熱コイル15bの上方の鍋の材質又は有無を判別する制御手段61を備え、制御手段61は、その判別結果に応じて、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20、外加熱コイル用アーム40を制御し、その後、外加熱コイル15bの電流が外加熱コイル15bの電流制限値を超えたときに、外加熱コイル15bの電流を電流制限値以下に維持しながら、内加熱コイル15aの電流を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鍋の材質に応じて加熱コイルを制御する誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器として、鍋を載置するための載置プレートと、載置プレートの下方に配置され内コイル及び外コイルからなる誘導コイルと、誘導コイルに対して通電制御するための制御装置と、誘導コイルに対する通電制御指令を制御装置に発令するための操作部と、誘導コイルの内コイル及び外コイルを利用して鍋底の大きさを判定する鍋底判定手段と、鍋底判定手段の判定結果に基づき内コイル及び/ 又は外コイルに対する通電を制御するコイル通電手段とを備え、内コイル及び外コイルを個別に通電制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−127821号公報
例えば、抵抗値の小さいアルミ材(非磁性)で形成された鍋の底面中央部に、抵抗値の大きい磁性体を貼り付けた特殊な鍋を加熱した場合、抵抗値の小さいアルミニウム材の直下に位置する加熱コイルに電流が流れすぎてしまう。そのため、加熱コイルに流せる電流の上限値に早く到達してしまい、磁性体の直下に位置する加熱コイルに所定の電流を流せないために目標電力が得られないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、アルミニウム材で形成された調理容器の底面中央部に磁性金属を貼り付けた特殊な調理容器であっても、目標電力を容易に得ることができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、調理容器が載置される天板と、天板の下方に配置された内加熱コイルと、内加熱コイルの外周を囲むように配置された外加熱コイルと、内加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバーター回路と、外加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバーター回路と、第1のインバーター回路および第2のインバーター回路を独立して制御する制御手段と、第1および第2のインバーター回路への入力電流を検出する入力電流検出手段と、内加熱コイルに流れる電流を検出する第1の出力電流検出手段と、外加熱コイルに流れる電流を検出する第2の出力電流検出手段と、入力電流検出手段により検出された電流および第1の出力電流検出手段により検出された電流に基づいて、内加熱コイルの上方の調理容器の材質又は有無を判別する第1の判別手段と、入力電流検出手段により検出された電流および第2の出力電流検出手段により検出された電流に基づいて、外加熱コイルの上方の調理容器の材質又は有無を判別する第2の判別手段とを備え、制御手段は、第1の判別手段の判別結果と第2の判別手段の判別結果とから調理容器の大きさおよび材質を判別し、第1のインバーター回路および第2のインバーター回路を制御し、その後、外加熱コイルに流れる電流が当該外加熱コイルの電流制限値を超えたときに、外加熱コイルに流れる電流を電流制限値以下に維持しながら、内加熱コイルに流れる電流を制御する。
本発明によれば、外加熱コイルに流れる電流を電流制限値以下に抑え、内加熱コイルに流れる電流を制御するようにしているので、調理容器の底面の外周部がアルミニウム材等の低抵抗非磁性材質の調理容器に対しても、第2のインバーター回路に過電流が流れることを防止するとともに、内加熱コイルに流れる電流を制御して目標電力を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路図。 加熱コイルの上方に大きさの異なる鍋を載置した場合の加熱コイルの磁束と鍋底との位置関係を示す模式図。 図1の誘導加熱調理器において内加熱コイル上方の鍋の有無又は材質を判定するための鍋判定基準の模式図。 図1の誘導加熱調理器において外加熱コイル上方の鍋の有無又は材質を判定するための鍋判定基準の模式図。 図1の共通アーム、内・外加熱コイル用アームに出力される駆動信号の波形図。 図1の誘導加熱調理器において加熱開始から内外個別制御に移行するまでの内加熱コイルと外加熱コイルの位相量の関係を示す模式図。 図1の誘導加熱調理器における加熱制御の動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の加熱制御の動作を示すフローチャート。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の回路図である。
図1において、誘導加熱調理器は、直流電源回路10と、インバーター回路100と、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bと、制御手段61とを備えている。
直流電源回路10は、整流ダイオードブリッジ11、リアクトル12および平滑コンデンサ13から構成され、商用電源1からの交流電力を整流して直流電力に変換する。この直流電源回路10により変換された直流電力は、後述のインバーター回路100に供給される。直流電源回路10の入力側には、入力電流を検出する入力電流検出手段2(入力電流検出手段に相当)が設けられている。
インバーター回路100は、3つのアーム20、30、40から構成されている。各アーム20、30、40は、直流電源回路10の出力母線間にそれぞれ直列に接続された2個のスイッチング素子21・22、31・32、41・42と、各スイッチング素子21・22、31・32、41・42にそれぞれ逆向きに並列に接続されたダイオードとによって構成されている。各スイッチング素子21・22、31・32、41・42には、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられている。
3つのアーム20、30、40のうちアーム30を共通とし、アーム20とアーム30、およびアーム30とアーム40が、それぞれフルブリッジ回路を構成している。アーム20とアーム30とからなるフルブリッジ回路(第1のインバーター回路に相当)は、内加熱コイル15aに交流電圧を供給し、アーム30と40とからなるフルブリッジ回路(第2のインバーター回路に相当)は、外加熱コイル15bに交流電圧を供給する。
なお、これ以降、各アーム20、30、40の高電位母線側のスイッチング素子をそれぞれ上スイッチ21、31、41、低電位母線側のスイッチング素子をそれぞれ下スイッチ22、32、42と呼ぶ。また、必要に応じて、アーム30を共通アーム、アーム20を内加熱コイル用アーム、アーム40を外加熱コイル用アームと呼ぶ。
共通アーム30は、上スイッチ31と下スイッチ32の接続点が出力点となっている。この出力点には、内加熱コイル15aと内共振コンデンサ53とで構成される直列共振回路(内負荷回路)、および外加熱コイル15bと外共振コンデンサ54とで構成される直列共振回路(外負荷回路)がそれぞれ接続されている。下スイッチ32には、スナバコンデンサ33が並列に接続されている。
内加熱コイル用アーム20は、上スイッチ21と下スイッチ22の接続点が出力点となっている。この出力点には、前述の内負荷回路が接続されている。下スイッチ22には、スナバコンデンサ23が並列に接続されている。外加熱コイル用アーム40は、上スイッチ41と下スイッチ42の接続点が出力点となっている。この出力点には、前述の外負荷回路が接続されている。下スイッチ42には、スナバコンデンサ43が並列に接続されている。
制御手段61は、図1に示す誘導加熱調理器全体を制御するものであり、上スイッチ21をオン状態にしている間は下スイッチ22をオフにし、上スイッチ21をオフ状態にしている間は下スイッチ22をオンにするよう、各スイッチ21、22を交互にオン・オフ制御する。その他のスイッチング素子31・32、41・42についても同様に交互にオン・オフ制御する。ここで、制御手段61は、アーム20とアーム30とからなるフルブリッジ回路とアーム30と40とからなるフルブリッジ回路とを独立して制御する。また、制御手段61は、図示しない操作部からの指示入力に基づいて、加熱出力の調整など動作を制御する。
この制御手段61は、各上・下スイッチの駆動信号の位相差を制御することで、入力電流検出手段2により検出される入力電流に応じた電力を、操作部からの入力指示により設定された目標電力になるようにすると共に、内加熱コイル電流検出手段55により検出された電流と外加熱コイル電流検出手段56により検出された電流が略同等となるように制御する。位相差が大きいと内・外加熱コイル15a、15bへの供給電流が多いため、後述する鍋200に供給される火力は高火力となり、位相差が小さいと内・外加熱コイル15a、15bへの供給電流が小さいため、後述する鍋200に供給される火力は低火力となる。
また、制御手段61は、動作を説明するときに詳述するが、入力電流検出手段2により検出された入力電流および内加熱コイル電流検出手段55(第1の出力電流検出手段に相当)により検出された内加熱コイル15aの電流に基づいて、内加熱コイル15aの上方の鍋200(調理容器)の材質又は有無を判別する第1の判別手段と、入力電流検出手段2により検出された入力電流および外加熱コイル電流検出手段56(第2の出力電流検出手段)により検出された外加熱コイル15bの電流に基づいて、外加熱コイル15bの上方の鍋200の材質又は有無を判別する第2の判別手段とを備えている。
この制御手段61は、第1の判別手段の判別結果と第2の判別手段の判別結果に応じて、共通アーム30と内加熱コイル用アーム20および共通アーム30と外加熱コイル用アーム40をそれぞれ制御し、その後、外加熱コイル15bに流れる電流が外加熱コイル15bの電流制限値を超えたときには、外加熱コイル15bに流れる電流を電流制限値以下に維持しながら、内加熱コイル15aに流れる電流を制御する。
前述した制御手段61は、その機能を実現する回路デバイス等のハードウェアで構成してもよいし、マイコンやCPUのような演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成してもよい。また、制御手段61は、各上・下スイッチの駆動に必要な駆動回路(例えば駆動IC)を、必要に応じて適宜備えている。
スナバコンデンサ23、33、43はそれぞれ、内加熱コイル用アーム20、共通アーム30、外加熱コイル用アーム40の各上・下スイッチ21・22、31・32、41・42のターンオフ時の出力電圧の変動を遅延させ、各上・下スイッチ21・22、31・32、41・42のターンオフ損失を低減するために設けられている。
内加熱コイル15aは、渦巻状に巻回されて外形が円形状に形成された小径鍋加熱用のコイルであり、外加熱コイル15bは、内加熱コイル15aの外周を囲むように渦巻状に巻回された大径鍋加熱用のコイルである。この内・外加熱コイル15a、15bは、中心を同一として天板71の下方に同一面上に配置されている(図2参照)。内加熱コイル15aと外加熱コイル15bは、共通アーム30から見て、巻回方向が同一であり、共通アーム30から流れ出る電流の周回方向が内加熱コイル15aと外加熱コイル15bで同じ向きになるように接続されている。つまり、内加熱コイル15aの外周の一端と外加熱コイル15bの内周の一端とが接続されている。また、内加熱コイル15aと外加熱コイル15bは、鍋底材質が均一の大径鍋が載置された状態では、そのインピーダンス値が略同等となるように調整されている。
次に、内・外加熱コイル15a、15bに流れる電流に応じて生じる磁束と鍋底との位置関係について説明する。
図2は加熱コイルの上方に大きさの異なる鍋を載置した場合の加熱コイルの磁束と鍋底との位置関係を示す模式図である。
図2(a)は、鍋底の材質が径の位置によらず一様(以下、材質一様と記す)で、外加熱コイル15bの外径よりも大きな大径鍋200aを天板71に載置した状態を示す。
図2(b)は、内加熱コイル15aの外径よりも大きく外加熱コイル15bの外径より小さい、材質一様の中径鍋200bを天板71に載置した状態を示す。
図2(c)は、材質一様で内加熱コイル51の外径以下の小径鍋200cを天板71に載置した状態を示す。
図2(d)は、アルミニウム合金を基材とし、その鍋底に磁性金属を溶射や貼り付け等により形成された大径鍋(鍋底の材質が径の位置により異なる鍋)200dを天板71に載置した状態を示す。
図2(e)は、鍋200を載置していない無負荷の状態を示す。
図2において、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bの周囲の破線矢印は、内・外加熱コイル15a、15bに流れる高周波電流により生じる高周波磁束を示す。この高周波磁束は、電流の向きに応じて反転する。
図2(a)に示すように、材質一様の大径鍋200aを天板71に載置した場合には、内加熱コイル15aに流れる高周波電流により生じる磁束と、外加熱コイル15bに流れる高周波電流により生じる磁束は、同じ様に鍋底に鎖交して鍋底に渦電流を誘導する。
図2(b)に示すように、材質一様の中径鍋200bを天板71に載置した場合には、内加熱コイル15aに流れる高周波電流により生じる磁束は、中径鍋200bの鍋底に鎖交するが、外加熱コイル15bに流れる高周波電流により生じる磁束のうち中径鍋200bの鍋底に鎖交しない磁束が増える。
図2(c)に示すように、材質一様の小径鍋200cを天板71に載置した場合には、内加熱コイル15aに流れる高周波電流により生じる磁束は、小径鍋200cの鍋底に鎖交するが、外加熱コイル15bに流れる高周波電流により生じる磁束は、小径鍋200cの鍋底に鎖交しない部分が大幅に増え、外加熱コイル15bのインピーダンスが大きくなって外加熱コイル15bの電流は減少する。
外加熱コイル15bのインピーダンスが大きくなる理由としては、外加熱コイル15b上には小径鍋200cが載置されていないため、外加熱コイル15bに電流を流したときに発生する磁束を打ち消すための渦電流によって生じる磁束がないため、外加熱コイル15bのインピーダンスが大きくなる。また、鍋底に鎖交する磁束が減ることで、鍋底に流れる誘導渦電流により消費される電力が減少するため、入力電流が小さくなる。
図2(d)に示すように、磁性金属を鍋底に溶射等したアルミニウム合金の貼り付け鍋200dを天板71に載置した場合には、内加熱コイル15aに流れる高周波電流により生じる磁束は、鍋底に設けられた磁性金属の部分に鎖交するが、外加熱コイル15bに流れる高周波電流により生じる磁束は、磁性金属が溶射等されていないアルミニウム合金部分にも鎖交する。この場合、大きな誘導渦電流がそのアルミニウム合金部分に流れて磁束を打ち消し、外負荷回路のインピーダンスが小さくなるため、内負荷回路と外負荷回路とに同一電圧を印加した場合には、外加熱コイル15bに流れる電流は、内加熱コイル15aに流れる電流よりも大幅に大きくなる。
図2(e)に示す無負荷状態では、内加熱コイル15aに流れる高周波電流により生じる磁束と、外加熱コイル15bに流れる高周波電流により生じる磁束は、鍋底に鎖交することがなく、鍋底で電力が消費されないので、入力電流は小さくなる。
以上説明したように、鍋200の材質や大きさによって、外加熱コイル15bに流れる電流は大きく変化する。
特に、外加熱コイル15bに過大な電流が流れる場合は、上・下スイッチの過電流破壊を防ぐために電流を抑える必要があるが、これにより十分な入力電力が得られず、加熱出力が不足してしまうことがある。図2(d)の例では、アルミニウム合金の部分に対向する外加熱コイル15bの電流を抑えることにより、アルミニウム合金(以下、「アルミ合金」と記す)の部分の加熱に必要な大出力が得られないため、火力不足が生じる場合がある。
以上、図2(a)〜(e)を用いて、内・外加熱コイル15a、15bの電流を抑えることで加熱出力が不足する例について説明した。以下、本実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱制御の動作について詳細に説明するが、これに先立ち、本実施の形態1で用いる貼り付け鍋200dの判定について、図3および図4を用いて説明する。
図3は図1の誘導加熱調理器において内加熱コイル上方の鍋の有無又は材質を判定するための鍋判定基準の模式図、図4は図1の誘導加熱調理器において外加熱コイル上方の鍋の有無又は材質を判定するための鍋判定基準の模式図である。
図3において、横軸は入力電流検出手段2により検出される入力電流を示し、縦軸は内加熱コイル電流検出手段55により検出される内加熱コイル15aの電流を示す。
入力電流値と内加熱コイル15aの電流に基づいて、内加熱コイル15aの上方に鍋200が載置されていない無負荷かどうか、載置されている鍋200が誘導加熱に適する(鍋に火力が入りやすい)磁性金属で構成された適切鍋かどうか、鍋200が誘導加熱に適さない(鍋に火力が入りにくい)アルミ合金や銅で構成された不適切鍋かどうか、又は鍋200ではないスプーンなどの誘導加熱に適さない小物かどうかを判定する。材質を判定できる理由としては、材質ごとの抵抗値に差があり、一定時間、各上・下スイッチをオンさせたときの内・外加熱コイル15a、15bに流れる電流量で鍋200の材質を判定する。
図4において、横軸は入力電流検出手段2により検出される入力電流を示し、縦軸は外加熱コイル電流検出手段56により検出される外加熱コイル15bの電流を示す。入力電流と外加熱コイル15bの電流に基づいて、外加熱コイル15bの上方に鍋200(小径鍋200c)が載置されているかどうか、載置されている鍋200が誘導加熱に適する(鍋に火力が入りやすい)磁性金属で構成された大鍋の通常鍋200aかどうか、又は鍋200が大鍋の貼り付け鍋200dかどうかを判定する。
なお、図3及び図4に示す、各加熱コイル15a、15b上方の鍋200の材質等の判定は、各加熱コイル15a、15bに対し、大きな電流を流して加熱調理を実行する前に、比較的小さな電流を流して判定を行うことが望ましい(初期負荷検知)。
次に、貼り付け鍋200dと判定された場合の本実施の形態1に係る誘導加熱調理器の加熱制御の動作について、図5を用いて説明する。
図5は図1の共通アーム、内・外加熱コイル用アームに出力される駆動信号の波形図である。
貼り付け鍋200dを加熱する場合、外加熱コイル15bに流れる電流が内加熱コイルの電流に比べて大幅に大きくなり、外加熱コイル15bの電流制限値を超えて目標電力が得られない。
そこで、貼り付け鍋200dを加熱する場合でも目標電力を得るために、各アーム20、30、40のスイッチのスイッチング周波数を一定とし、外加熱コイル用アーム40の各スイッチ41、42の駆動位相を調整して、外加熱コイル15bの電流を所定値以下に制限する(同時駆動)。その後、外加熱コイル用アーム40の上スイッチ41、下スイッチ42の電流を変えず(βの量を固定させる)、従属相の共通アーム30の上スイッチ31、下スイッチ32に対して先行相の内加熱コイル用アーム20の上スイッチ21、下スイッチ22の電流を個別に変える(αの量を可変させる)ことで、内加熱コイル15aに流れる電流のみが増えるように制御する。このとき、従属相の共通アーム30の上スイッチ31、下スイッチ32の駆動位相は固定とする。
図6は図1の誘導加熱調理器において加熱開始から内外個別制御に移行するまでの内加熱コイルと外加熱コイルの位相量の関係を示す模式図である。
図6に示す内外同時制御とは、内加熱コイル用アーム20の上スイッチ21、下スイッチ22と外加熱コイル用アーム40の上スイッチ41、下スイッチ42のオン時間の幅を同じにして鍋200を加熱する。また、図6の内外個別制御とは、内加熱コイル用アーム20の上スイッチ21、下スイッチ22と外加熱コイル用アーム40の上スイッチ41、下スイッチ42のオン時間の幅が異なり、外加熱コイル用アーム40の上スイッチ41、下スイッチ42のオン時間の幅を固定し、内加熱コイル用アーム20の上スイッチ21、下スイッチ22のオン時間の幅を可変させて鍋200を加熱する。
また、各上・下スイッチのオン時間の幅を制御位相量という。ここで述べるオン時間は各スイッチをオンしている「時間」であり、位相量は「度」で表される。図6(下図)に示すように、時間と位相量の関係性は、各上・下スイッチのオン時間が長いと位相量も大きくなり、各上・下スイッチのオン時間が短ければ位相量も小さくなる。この制御位相量は1周期を360度としたときに0〜180度までが設定可能な範囲となる。
初期負荷検知にて鍋200が貼り付け鍋200dと判別された場合、内外同時制御で加熱すると外加熱コイル15bが電流制限値を超えてしまう。そこで、外加熱コイル15bの制御位相量を固定(オン時間を固定(β量)させる)させたまま、内加熱コイル15aの制御位相量を可変させて(オン時間を可変(α量)させる)目標電力が得られるようにする。
このように、外加熱コイル用アーム40に対して内加熱コイル用アーム20を個別に制御し、出力母線から内加熱コイル15a、外加熱コイル15bに供給する電流量を変えることで、外加熱コイル15bが電流制限値を超えた場合でも、内加熱コイル15aに流れる電流を増やすことにより目標電力が得られる。なお、この場合、外加熱コイル15bの電流を電流制限値以下となるようにする。
図7は図1の誘導加熱調理器における加熱制御の動作を示すフローチャートである。
制御手段61は、操作部によって加熱調理の火力が設定されると、内・外加熱コイル15a、15bの上方の天板71に載置された鍋200に小さな火力を入れて鍋200の大きさや材質を判定する初期負荷検知処理の動作に入る。先ず、制御手段61は、S(ステップ)1に入る前に、内加熱コイル用アーム20の上スイッチ21、下スイッチ22を交互にオン/オフさせる駆動信号を出力すると共に、共通アーム30の上スイッチ31、下スイッチ32を交互にオン/オフさせる駆動信号を出力して、内加熱コイル15aのみに高周波電流が流れるようにする。
そして、制御手段61は、入力電流検出手段2により検出される入力電流、および内加熱コイル電流検出手段55により検出される内加熱コイル15aの電流を入力する(S1)。次いで、制御手段61は、入力電流および内加熱コイル15aの電流を用いて、図3の鍋判定基準に基づき、内加熱コイル15aの上方の鍋200が加熱に適する鍋200かどうかを判別する(S2)。
制御手段61は、S2において、加熱に適する鍋200でないと判別した場合、すなわち、入力電流および内加熱コイル15aの電流と鍋判定基準(図3)とから、内加熱コイル15aの上方に鍋200が載置されていない(無負荷)スプーン等の小物、又は鍋200が誘導加熱に適さない(鍋に火力が入りにくい)アルミ合金や銅等の不適切鍋と判別したときには、この鍋判定情報を制御手段61の記憶部(図示せず)に記憶し(S3)、初期負荷検知処理の動作を終了する。
また、制御手段61は、S2において、入力電流および内加熱コイル15aの電流と鍋判定基準(図3)とから、加熱に適する鍋200と判別したときには、内加熱コイル用アーム20への駆動信号を停止すると共に、外加熱コイル用アームの上スイッチ41、下スイッチ42を交互にオン/オフさせる駆動信号を出力して、共通アーム30の上スイッチ31、下スイッチ32とで、外加熱コイル15bのみに高周波電流が流れるようにする。
そして、制御手段61は、入力電流検出手段2により検出される入力電流、および外加熱コイル電流検出手段56により検出される外加熱コイル15bの電流を入力する(S4)。次いで、制御手段61は、入力電流および外加熱コイル15bの電流を用いて、図4の鍋判定基準に基づき、外加熱コイル15bの上方の鍋200が加熱に適する鍋かどうかを判別する(S5)。
制御手段61は、S5において、加熱に適する鍋200でないと判別した場合、すなわち、入力電流および外加熱コイル15bの電流と鍋判定基準(図4)とから、スプーン等の小物、又は鍋200が誘導加熱に適さないアルミ合金や銅等の不適切鍋と判別したときには、この鍋判定情報を前述の記憶部に記憶し(S6)、初期負荷検知処理の動作を終了する。
また、制御手段61は、S5において、加熱に適する鍋200と判別したときには、入力した入力電流値と外加熱コイル15bの電流を用いて、図4の鍋判定基準に基づき、外加熱コイル15bの上方の鍋200が大鍋かどうかを判別する(S7)。制御手段61は、外加熱コイル15bの上方の鍋200が大鍋でない場合には、その鍋200は小径鍋200cとして、その鍋判定情報を前述の記憶部に記憶し(S8)、初期負荷検知処理の動作を終了する。
また、制御手段61は、S7において、外加熱コイル15bの上方の鍋200が大鍋と判別したときにはS9に進んで、入力した入力電流値と外加熱コイル15bの電流を用いて、図4の鍋判定基準に基づき、外加熱コイル15bの上方の鍋200が通常鍋200aか貼り付け鍋200dかを判別する(S9)。制御手段61は、通常鍋200aのときには、この鍋判定情報を前述の記憶部に記憶し(S10)、初期負荷検知処理の動作を終了する。一方、制御手段61は、外加熱コイル15bの上方の鍋200が貼り付け鍋200dと判別したときには、この鍋判定情報を前述の記憶部に記憶し(S11)、初期負荷検知処理の動作を終了する。
通常鍋200aとは、鍋200が大鍋であって、鍋200の底面外周部の材質が中心部と同じ材質を用いた大径鍋である。貼り付け鍋200dとは、鍋200が大鍋であって、鍋200の底面外周部の材質と中心部の材質(アルミ合金)とが異なる大径鍋である。
制御手段61は、初期負荷検知処理の動作を終了すると、記憶部に記憶した鍋判定情報に基づいて、加熱処理に進んで調理を開始するかどうかを判別する。制御手段61は、鍋判定情報が、無負荷、不適切鍋、又は小物である場合には、その旨を音声およびブザー、又は何れかで報知して、加熱処理に移行することなく動作を終了する。
また、制御手段61は、鍋判定情報が小径鍋200c、通常鍋200a、又は貼り付け鍋200dの場合には、以下のように制御する。
(1)制御手段61は、鍋判定情報が小径鍋200cの場合、共通アーム30および内加熱コイル用アーム20を駆動信号により駆動して、内加熱コイル15aのみに高周波電圧を供給し、内加熱コイル15aに高周波電流を流す。
(2)制御手段61は、鍋判定情報が通常鍋200aの場合、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20および外加熱コイル用アーム40を駆動信号により駆動して、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに高周波電圧を供給し、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに高周波電流を流す。そして、制御手段61は、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに流れる電流が通常鍋用の同一の基準電流値を超えないように、各アーム20、30、40を制御する。つまり、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに流れる電流が基準電流値を超えた場合には、その電流が低減するように制御する。
(3)制御手段61は、鍋判定情報が貼り付け鍋200dの場合、つまり、調理容器である鍋200の材質が底面中央部の材質よりもインピーダンスが小さい場合、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20および外加熱コイル用アーム40を駆動信号により駆動して、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bに高周波電圧を供給し、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bに高周波電流を流す。この制御により、貼り付け鍋200dのうち抵抗値の小さい底面外周部と対向する外加熱コイル15bに、抵抗値の大きい底面中央部と対向する内加熱コイル15aよりも大きな電流が流れる。制御手段61は、外加熱コイル15bに流れる電流が電流制限値を超えたときには、内外個別制御に移行して、内加熱コイル用アーム20を制御する。つまり、制御手段61は、外加熱コイル用アーム40の制御位相量を固定(β量)し、外加熱コイル15bに流れる電流を電流制限値以下に維持しながら、内加熱コイル用アーム20の制御位相量を可変(α量)させて、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bの合計電力が目標電力となるように制御する。
このように、貼り付け鍋200dの加熱中に、外加熱コイル15bに流れる電流が電流制限値を超えたときには、外加熱コイル用アーム40の制御位相量を固定し、内加熱コイル用アーム20の制御位相量を可変する内外個別制御を行うようにしている。この内外個別制御により、目標電力を得ることができ、効率良く貼り付け鍋200dを加熱することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、加熱対象の鍋200が貼り付け鍋200dの場合、内外個別制御を行うようにしたが、本実施の形態2は、加熱対象の鍋200が通常鍋の1つである中径鍋200bの場合に、大きさに応じて内外同時制御又は内外個別制御を行うようにしたものである。
本実施の形態2においては、誘導加熱調理器の構成は、実施の形態1の誘導加熱調理器と同様である。また、その他の実施形態2における内加熱コイル15aの上方の鍋200の有無および材質の判別、外加熱コイル15bの上方の鍋200の有無又は材質の判別については図7と同様である。
図8は本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器の加熱制御の動作を示すフローチャートである。
実施の形態2における制御手段61は、S10において(図7参照)、鍋判定情報から天板71上の鍋200が大径鍋200bと確認したときには、図8に示すフローチャートへ移行する。先ず、制御手段61は、内加熱コイル電流検出手段55により検出される内加熱コイル15aの電流、および外加熱コイル電流検出手段56により検出される外加熱コイル15bの電流を入力する(S21)。
そして、制御手段61は、内加熱コイル15aの電流および外加熱コイル15bの電流を用いて、図4に示す鍋判定基準に基づき、内加熱コイル15a、外加熱コイル15bの上方の鍋200が内外同時制御の対象(通常鍋)になるかどうかを判別する(S22)。制御手段61は、S22において、内外同時制御で加熱する鍋200でないと判別したときには、S24へ進んで、この鍋判定情報を前述の記憶部に記憶する(S24)。また、制御手段61は、S22において、鍋200が通常鍋かつ内外同時制御の対象となる貼り付け鍋200dであると判別したときには、この鍋判定情報を記憶部に記憶する(S23)。加熱処理中はこの処理を繰り返し行う。
制御手段61における加熱処理中の鍋200が、
(1)内外同時制御の対象であった場合、その制御手段61は、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20及び外加熱コイル用アーム40を駆動信号により駆動して、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに高周波電圧を供給し、内加熱コイル15a及び外加熱コイル15bに高周波電流を流す。そして、制御手段61は、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bにそれぞれ流れる電流が通常鍋用の同一の基準電流値を超えないように、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20及び外加熱コイル用アーム40をそれぞれ制御する。つまり、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bにそれぞれ流れる電流が基準電流値を超えた場合は、それぞれの電流を低減するように制御する。
(2)内外個別制御の対象であった場合、制御手段61は、共通アーム30、内加熱コイル用アーム20および外加熱コイル用アーム40を駆動信号により駆動して、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bに高周波電圧を供給し、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bに高周波電流を流す。この場合、僅かに外加熱コイル15b上に載置されているような鍋判別が難しい中径鍋200bに対して大鍋と判別されてしまい、外加熱コイル15bの抵抗値は内加熱コイル15aの抵抗値と比べて小さくなるため、外加熱コイル15bに大きな電流が流れ易くなる。
そこで、制御手段61は、外加熱コイル15bに流れる電流が電流制限値を超えたときに、内外個別制御に移行して、内加熱コイル用アーム20を制御する。つまり、制御手段61は、外加熱コイル用アーム40の制御位相量を固定(β量)し、外加熱コイル15bに流れる電流を電流制限値以下に維持しながら、内加熱コイル用アーム20の制御位相量を可変(α量)させて、内加熱コイル15aおよび外加熱コイル15bの合計電力が目標電力となるように制御する。
このように、僅かに外加熱コイル15b上に載置されている中径鍋200bの加熱中に、外加熱コイル15bに流れる電流が電流制限値を超えたときには、外加熱コイル用アーム40の制御位相量を固定し、内加熱コイル用アーム20の制御位相量を可変する内外個別制御を行うようにしている。この内外個別制御により、目標電力を得ることができ、効率良く中径鍋200bを加熱することができる。
なお、実施の形態1、2において、内加熱コイル15a側の内負荷回路と外加熱コイル15b側の外負荷回路に高周波電流を供給するインバーター回路としてフルブリッジ回路で構成し、共通アーム30に対する内加熱コイル用アーム20、および外加熱コイル用アーム40の各上・下スイッチの駆動信号の位相差を調整して加熱の電力を調整する例を説明したが、これに限らず、ハーフブリッジ回路や一石共振回路等で構成してもよい。
1 商用電源、2 入力電流検出手段、10 直流電源回路、11 整流ダイオードブリッジ、12 リアクトル、13 平滑コンデンサ、15a 内加熱コイル、15b 外加熱コイル、20 内加熱コイル用アーム、21 上スイッチ、22 下スイッチ、23 スナバコンデンサ、30 共通アーム、31 上スイッチ、32 下スイッチ、33 スナバコンデンサ、40 外加熱コイル用アーム、41 上スイッチ、42 下スイッチ、43 スナバコンデンサ、53 内共振コンデンサ、54 外共振コンデンサ、55 内加熱コイル電流検出手段、56 外加熱コイル電流検出手段、61 制御手段、71 天板、100 インバーター回路、200 鍋、200a 大径鍋、200b 中径鍋、200c 小径鍋、200d 貼り付け鍋(大径鍋)。

Claims (4)

  1. 調理容器が載置される天板と、
    前記天板の下方に配置された内加熱コイルと、
    前記内加熱コイルの外周を囲むように配置された外加熱コイルと、
    前記内加熱コイルに高周波電流を供給する第1のインバーター回路と、
    前記外加熱コイルに高周波電流を供給する第2のインバーター回路と、
    前記第1のインバーター回路および前記第2のインバーター回路を独立して制御する制御手段と、
    前記第1および第2のインバーター回路への入力電流を検出する入力電流検出手段と、
    前記内加熱コイルに流れる電流を検出する第1の出力電流検出手段と、
    前記外加熱コイルに流れる電流を検出する第2の出力電流検出手段と、
    前記入力電流検出手段により検出された電流および前記第1の出力電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記内加熱コイルの上方の前記調理容器の材質又は有無を判別する第1の判別手段と、
    前記入力電流検出手段により検出された電流および前記第2の出力電流検出手段により検出された電流に基づいて、前記外加熱コイルの上方の前記調理容器の材質又は有無を判別する第2の判別手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の判別手段の判別結果と前記第2の判別手段の判別結果とから前記調理容器の大きさおよび材質を判別し、前記第1のインバーター回路および前記第2のインバーター回路を制御し、その後、前記外加熱コイルに流れる電流が当該外加熱コイルの電流制限値を超えたときに、前記外加熱コイルに流れる電流を前記電流制限値以下に維持しながら、前記内加熱コイルに流れる電流を制御することを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記制御手段は、前記調理容器そのものの材質が当該調理容器の底面中央部に設けられた材質と異なり、かつ前記調理容器の材質が底面中央部の材質よりもインピーダンスが小さい場合、前記外加熱コイルに流れる電流が当該外加熱コイルの電流制限値を超えたときに、前記外加熱コイルに流れる電流を前記電流制限値以下に維持しながら、前記内加熱コイルに流れる電流を制御することを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記制御手段は、前記内加熱コイル上に配置された前記調理容器の外周部が前記外加熱コイル上に位置するような場合、前記外加熱コイルに流れる電流が当該外加熱コイルの電流制限値を超えたときに、前記外加熱コイルに流れる電流を前記電流制限値以下に維持しながら、前記内加熱コイルに流れる電流を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記内加熱コイルは、渦巻状に巻回されて外形が円形状に形成され、
    前記外加熱コイルは、前記内加熱コイルの外周を囲むように渦巻状に巻回され、
    前記内加熱コイルおよび前記外加熱コイルの巻回方向が同一であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
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