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JP2016206084A - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

車両用障害物検出装置 Download PDF

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JP2016206084A
JP2016206084A JP2015089945A JP2015089945A JP2016206084A JP 2016206084 A JP2016206084 A JP 2016206084A JP 2015089945 A JP2015089945 A JP 2015089945A JP 2015089945 A JP2015089945 A JP 2015089945A JP 2016206084 A JP2016206084 A JP 2016206084A
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JP2015089945A
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秀昭 林
Hideaki Hayashi
秀昭 林
敦俊 坂口
Atsutoshi Sakaguchi
敦俊 坂口
郁 長矢
Iku Nagaya
郁 長矢
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】車両の外側に位置する障害物によって反射されかつ受光部側へ向かう光と遮光部材とが干渉する可能性及び車両の窓部の内面等によって反射された光が受光部側へ向かう可能性を低くし、しかも製造コストを低く抑えながら様々なタイプの車両の窓部に適用可能にする。【解決手段】車両に設けられた窓部の内面に固定されるブラケット11Aと、ブラケットに対して着脱可能な光学ユニット20と、を備える。光学ユニットは、ブラケットに対して着脱可能なハウジング21と、ハウジングに固定される受光部27と、を有する。ブラケットの一部は、ブラケットが窓部に固定されたときに窓部との対向面が窓部と平行をなす支持部となっている。さらに、受光部に入射する入射光束の範囲外に位置し、支持部の前記対向面に対して窓部の内面に接触する態様で固定された第一遮光部材18を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両のフロントウィンドの車内側面に取り付けられる車両用障害物検出装置に関する。
近年、プリクラッシュセーフティシステム(以下、「PCS」と称する)が搭載された車両が普及している。
PCSは、車両の周囲の障害物(例えば、前方に位置する別の車両や歩行者など)を検出するための光学式障害物検出装置と、障害物検出装置の検出結果に基づいてブレーキ装置を制御する電気制御装置と、を備えている。
図10は、この種の光学式障害物検出装置の従来例の一つを示している。
この障害物検出装置110は、実線で示したフロントウィンド140の内面(後面)に固定されたブラケット111と、このブラケット111によって着脱可能に支持された光学ユニット120と、を備えている。
ブラケット111には光透過孔112aが穿設されている。
光学ユニット120は、ハウジング121と、ハウジング121に固定された赤外線発光部122と、ハウジング121に固定された赤外線受光部127と、を備えている。
赤外線発光部122は赤外線を前方に向けて出射する。そのため赤外線発光部122から出射された赤外線の出射光束L1は、フロントウィンド140を透過してフロントウィンド140の前方へ向かう。そして、例えばPCSを搭載した車両(以下、「PCS搭載車両」と称される場合がある)の前方に別の車両(以下、「前方車両」と称する)が位置する場合は、フロントウィンド140を透過した出射光束L1が前方車両によって後方へ反射されて反射光束L2となる。そして反射光束L2がフロントウィンド140及び光透過孔112aを通った後に赤外線受光部127によって受光される。
するとPCS搭載車両に搭載されかつ障害物検出装置110に接続された電気制御装置が、PCS搭載車両から前方車両までの距離を算出する。
仮に電気制御装置が求めた前方車両までの距離が、予め設定された所定距離より短い場合は、電気制御装置がPCS搭載車両のブレーキ装置を作動させる。
ところで、赤外線発光部122が出射した出射光束L1の一部(図10中の符号L1a参照)は、フロントウィンド140を透過せずにフロントウィンド140の内面及びフロントウィンド140の周辺部材によって乱反射され、さらにフロントウィンド140とブラケット111の間の隙間を通って赤外線受光部127側へ向かう可能性がある。仮に出射光束L1の一部が赤外線受光部127によって受光されると、電気制御装置はPCS搭載車両から前方へ極めて近い距離だけ離れた位置に何らかの障害物があると誤って判断してしまう。
そのため図10の障害物検出装置110では、ハウジング121の表面に弾性体からなる遮光部材118を設けて、この遮光部材118を光透過孔112aを通してフロントウィンド140の内面に接触させている。即ち、遮光部材118によってフロントウィンド140とブラケット111の間の隙間を埋めている。
そのため、仮に赤外線発光部122から出射された赤外線の出射光束L1の一部がフロントウィンド140の内面等によって乱反射されたとしても、反射された赤外線が赤外線受光部127によって受光されることを阻止できる。即ち、電気制御装置が上述の誤った判断を行うおそれを小さくすることが可能である。
特願2005−22643号公報
フロントウィンド140の傾斜角度や曲率は車種ごとに異なる。例えば、図10に仮想線で示したフロントウィンド140の傾斜角度及び曲率は、図10に実線で示したフロントウィンド140のそれらとは異なる。
PCS搭載車両の前方に位置する障害物を確実に検出するためには、赤外線発光部122及び赤外線受光部127の姿勢(傾斜角度)は、フロントウィンド140の傾斜角度や曲率に拘わらず一定にする必要がある。
そのため、この仮想線で示したフロントウィンド140に対して障害物検出装置110を取り付ける場合も、赤外線発光部122及び赤外線受光部127の姿勢は、図10に実線で示したフロントウィンド140に障害物検出装置110を設ける場合と同じにする必要がある。
そのため仮想線で示したフロントウィンド140に障害物検出装置110を設ける場合は、光学ユニット120のハウジング121からフロントウィンド140の内面までの距離が長くなる。従って、この場合にハウジング121に固定した遮光部材118をフロントウィンド140の内面に接触させるためには、図10に仮想線で示したように遮光部材118を長めの部材として構成する必要がある。
しかし遮光部材118が長くなると、図10に示すように、フロントウィンド140を透過して赤外線受光部127側へ向かう反射光束L2が、遮光部材118と干渉してしまい赤外線受光部127へ到達できなくなるおそれがある。
そのため、PCS搭載車両の前方に前方車両が位置しているにも拘わらず、PCSが前方車両を障害物として検出できなくなるおそれがある。
本発明は前記課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、車両の外側に位置する障害物によって反射されかつ受光部側へ向かう光と遮光部材とが干渉する可能性及び車両の窓部の内面等によって反射された光が受光部側へ向かう可能性を低くし、しかも製造コストを低く抑えながら様々なタイプの車両の窓部に適用可能な車両用障害物検出装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明による車両用障害物検出装置は、車両に設けられた透光性材料からなる窓部の内面に固定されるブラケットと、前記ブラケットに対して着脱可能な光学ユニットと、を備え、
前記光学ユニットが、
前記ブラケットに支持されるハウジングと、
該ハウジングに固定されかつ前記窓部の内面と隙間を形成しながら対向する受光部と、
を有する車両用障害物検出装置である。
さらに車両用障害物検出装置は、
前記ブラケットの一部をなし、前記ブラケットが前記窓部に固定されたときに前記窓部との対向面が前記窓部と平行をなす支持部と、
前記受光部に入射する入射光束の範囲外に位置し、前記支持部の前記対向面に対して前記窓部の内面に接触する態様で固定された第一遮光部材と、
を備える。
ブラケットに固定された第一遮光部材を窓部の内面に接触させている。そのため、窓部の内面等によって反射された光が、ブラケットと窓部の間を通って受光部側へ向かう可能性を低くできる。換言すると、受光部が、窓部の内面等によって反射された反射光を受光することなく、車両の外側に位置する障害物によって反射された反射光のみを受光できる可能性を高くできる。
さらに、ブラケットの一部が、ブラケットを窓部に固定したときに窓部との対向面が窓部と平行をなす支持部となっている。
そのため、窓部の形状(例えば傾斜角度や曲率)にあわせてブラケットの支持部の形状を変更することにより、第一遮光部材を大きくすることなく、第一遮光部材を窓部の内面に接触させることが可能になる。従って、車両の外側に位置する障害物によって反射されかつ受光部側へ向かう光と第一遮光部材とが干渉しないようにすることができる。即ち、障害物によって反射された反射光を受光部がより確実に受光可能になる。
本明細書における窓部と支持部の位置関係を表すための「平行」という文言は、「完全な平行」のみならず「略平行」も含む概念である。
このように、受光部が窓部の内面等によって反射された反射光を受光することなくかつ障害物によって反射された反射光を確実に受光可能となるので、車両の外側に位置する障害物を確実に検出できる。
窓部の形状に合わせて支持部の形状を変えた複数種類のブラケットを用意し、これら各ブラケットを既製品の光学ユニットと組み合わせて車両用障害物検出装置を構成することが可能である。一般的にブラケットは、ハウジングと受光部を備える光学ユニットと比べて安価な部材である。そのため、この場合は車両用障害物検出装置の製造コストを低く抑えることが可能になる。
なお、光学ユニットのハウジングの形状を窓部の形状(例えば傾斜角度や曲率)に合わせて変更し、その上でハウジングに第一遮光部材に相当する遮光部材を設けることも、理論上は可能である。しかし、光学ユニットは一般的にブラケットに比べて高価である。そのため、光学ユニットを設計変更した場合は、車両用障害物検出装置の製造コストを低く抑えることが難しくなる。
前記入射光束の範囲外に位置し、前記ブラケットに接触する態様で前記ハウジングに固定された第二遮光部材を備えてもよい。
このようにすれば、窓部の内面等によって反射された光が、ハウジングとブラケットの間を通って受光部側へ向かう可能性を低くできる。
前記第一遮光部材と前記第二遮光部材の少なくとも一方が弾性体であってもよい。
このようにすれば、第一遮光部材や第二遮光部材を窓部に対して、密着状態で接触させ易くなる。従って、窓部の内面等によって反射された光が受光部側へ向かう可能性をより低くすることが可能である。
前記ブラケットが、
前記ハウジングを着脱可能な本体部と、
該本体部に対して着脱可能かつ前記支持部を有するアダプタと、
を備えてもよい。
このようにすれば、窓部の傾斜角度や曲率に応じてブラケットを設計変更する必要が生じた際に、第一遮光部材が固定されたアダプタのみを変更すればよくなる。従って、ブラケット全体を設計変更する場合と比べて、障害物検出装置の製造コストをより低く抑えることが可能になる。
前記光学ユニットが、
前記光学ユニットから離間した位置に位置する障害物に対して赤外線を出射する赤外線発光部と、
前記障害物によって反射された前記赤外線を受光しかつ前記受光部を構成する赤外線受光部と、
を備えてもよい。
このようにすれば、光学ユニットから障害物までの距離を測定可能になる。
前記光学ユニットが、
前記光学ユニットから離間した位置に位置する障害物を撮像可能かつ前記受光部を構成する撮像部を備えてもよい。
このようにすれば、光学ユニットが障害物の種別を認識可能になる。即ち、光学ユニットが撮像した撮像データを利用することにより、障害物が車、歩行者、又はこれらとは別の物体であるかを認識可能になる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態に係るタイプ1の車両用障害物検出装置及びフロントウィンドの前方から見た斜視図である。 車両用障害物検出装置の前方から見た分解斜視図である。 ブラケットを二つの部位に分離して示す前方から見た斜視図である。 ブラケットの軸受凹部に光学ユニットの回転軸を組み付けたときの車両用障害物検出装置の前方から見た斜視図である。 完成状態の車両用障害物検出装置の前方から見た斜視図である。 図5のVI−VI矢線に沿う断面図である。 図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。 タイプ2の車両用障害物検出装置の図6に類似する図である。 図8のIX−IX矢線に沿う断面図である。 従来例の車両用障害物検出装置の図6に相当する断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係る車両用障害物検出装置について説明する。
本実施形態の障害物検出装置は、2つの車種にそれぞれ対応する2つのタイプに分類可能である。以下の説明では、最初にタイプ1の車両及びタイプ1の車両に装着可能なタイプ1の障害物検出装置について説明し、続いてタイプ2の車両及びタイプ2の車両に装着可能なタイプ2の障害物検出装置について説明する。
タイプ1の車両(以下、「第1車両」と称する)は、図1、図6及び図7に示すフロントウィンド40A(窓部)を具備している。
このフロントウィンド40Aは透光性材料(例えば、ガラス、樹脂など)によって成形されたものである。図1及び図6に示すように、フロントウィンド40Aは上方から下方に向かうにつれてより車体の前方に位置する態様で車体に対して傾斜している。但し図6に示すようにフロントウィンド40Aの上部の傾斜はかなり緩やかである。さらに図7に示すように、フロントウィンド40Aを水平面で切断したときの断面形状は、左右方向に延びる直線形状ではなく、車外側に凸の緩やかな湾曲形状である。
さらに第1車両は、各車輪に対して制動力を及ぼすことが可能なブレーキ装置と、ブレーキ装置を動作させるためのブレーキアクチュエータと、自身の車速を検出するための車速検出装置と、を具備している(いずれも図示略)。このブレーキアクチュエータは、車内に設けられたブレーキペダルに連係されている。運転者がブレーキペダルを足で踏み込むとブレーキアクチュエータが作動する。するとブレーキアクチュエータが各ブレーキ装置を作動させるので、各ブレーキ装置から対応する各車輪に対して制動力が及ぶ。
さらに第1車両は警報装置(図示略)を備えている。
さらに第1車両は、ブレーキアクチュエータ、車速検出装置及び警報装置に接続された電気制御装置(図示略。以下、「制御装置」と称する)を具備している。
この制御装置のメモリには「接近判定データ」が格納されている。この「接近判定データ」とは、前進走行中の第1車両と第1車両の前方に位置する障害物との距離がそれ以上短くなると、ブレーキ装置等を作動させる距離であることを表すデータである。
図2乃至図6に示すように、第1車両に装着可能な障害物検出装置10Aは、互いに着脱可能なブラケット11Aと光学ユニット20とを具備している。
ブラケット11Aは、硬質樹脂製の一体成形品である。ブラケット11Aは全体形状が略矩形をなす枠体である。ブラケット11Aの天井板12には略矩形の光透過孔12aが貫通孔として設けられている。
ブラケット11Aの天井板12の左右両側部の前端部には、上向きの支持突部12bがそれぞれ突設されている(図3参照)。さらに左右の支持突部12bの上端によって、左右方向に延びる前端板状部12cの下面が固定状態で支持されている。そして前端板状部12cの前半部が支持部13Aによって構成されている。
ブラケット11Aの外周部は、前壁部14a、左右一対の側壁部14b及び後壁部14cによって構成されている。ブラケット11Aの左右の側壁部14bの前端近傍には軸受凹部15が設けられている。前壁部14aの左端部近傍には矩形孔14a1が穿設されている。
天井板12の上面のほぼ全体は接着面16である。
さらに左右の側壁部14bには、ロック孔17がそれぞれ穿設されている。
ブラケット11Aの支持部13Aの上面には、弾性体からなる第一遮光部材18が接着剤(図示略)を介して固定されている。第一遮光部材18はスポンジである。なお第一遮光部材18を構成する弾性体としてゴム等を利用することも可能である。
第一遮光部材18は左右方向に延びる部材であり、その全長はブラケット11Aの左右方向寸法より短い。
第一遮光部材18が固定されたブラケット11Aは、接着面16の複数個所に塗布した接着剤(図示略)を介して、フロントウィンド40Aの内面(即ち、後面)の上部に固定される。
フロントウィンド40Aの内面に対してブラケット11Aを固定すると、図6に示すように、支持部13A及び接着面16がフロントウィンド40Aの内面と対向する。しかし上述したようにフロントウィンド40Aが湾曲形状であるため、フロントウィンド40Aの内面と支持部13Aとの間及びフロントウィンド40Aの内面と接着面16の複数個所との間には微小隙間S1が形成される(図6参照)。
さらに図6に示すように、ブラケット11Aの支持部13Aのフロントウィンド40Aとの対向面13A1がフロントウィンド40Aと平行をなす。換言するとブラケット11Aの支持部13Aは、ブラケット11Aをフロントウィンド40Aに固定したときに、対向面13A1がフロントウィンド40Aと平行をなす形状として成形されている。そのため、第一遮光部材18の高さ(即ち、上下寸法)をそれほど大きくしなくても、第一遮光部材18がフロントウィンド40Aの内面に対して接触する。しかも第一遮光部材18は弾性体であるため、第一遮光部材18はフロントウィンド40Aの曲率に沿って圧縮方向に弾性変形しながら、フロントウィンド40Aの内面に対して密着状態で面接触する(図7参照)。
光学ユニット20は、樹脂製の一体成形品でありかつ光学ユニット20の外形を構成するハウジング21を備えている。図示するようにハウジング21の底面と上面は互いに非平行である。さらにハウジング21の前後寸法はブラケット11Aの前壁部14aと後壁部14cの間の前後間隔より僅かに小さく、ハウジング21の左右寸法はブラケット11Aの左右の側壁部14bどうしの左右間隔より僅かに小さい。
ハウジング21の前端面の左端近傍には赤外線発光部22が固定されている。赤外線発光部22は、固定レンズ23と、レンズ23の直後に位置する光源(図示略)と、を備えている。
そのため光源で発生した赤外線は、レンズ23によって拡散されながら前方に向かって進む。赤外線発光部22によって出射される赤外線の出射光束L1の範囲A1(図6参照)は、レンズ23の出射角によって規定され、その大きさは一定である。
ハウジング21の上面には平面視略矩形の光速非干渉凹部25が設けられている。
光速非干渉凹部25の後端面の左半部には赤外線受光部27(受光部)が固定されている。赤外線受光部27は、固定レンズ28と、レンズ28の直後に位置する受光素子(図示略)と、を備えている。この受光素子は、PSD(position sensitive detector)によって構成されている。
赤外線受光部27の受光素子は、赤外線発光部22から前方へ出射されかつ光学ユニット20の前方に位置する障害物によって後方へ反射された赤外線を受光する。赤外線受光部27に入射する赤外線の反射光束L2(入射光束)の最大範囲A2は、レンズ28の画角によって規定されている。この最大範囲は、ハウジング21及び光速非干渉凹部25の表面と干渉しない一定の大きさである。周知のように、赤外線を反射させる障害物から赤外線受光部27までの距離が変化すると、PSDの受光面上における反射光束L2の受光位置が変化する。
光速非干渉凹部25の後面の右端近傍には撮像部30(受光部)が固定されている。撮像部30は、固定レンズ31と、レンズ31の直後に位置する図示しない撮像素子と、を備えている。
撮像部30の撮像素子は、光学ユニット20の前方に位置する障害物によって後方へ反射されかつレンズ31を透過した自然光である反射光束を受光する。撮像部30に入射する反射光束(入射光束)の最大範囲は、撮像部30のレンズ31の画角によって規定される。この最大範囲は、ハウジング21及び光速非干渉凹部25の表面と干渉しない一定の大きさである。
ハウジング21の左右両側面の前端近傍には、互いに同軸をなしかつ共に左右方向に延びる回転軸33が突設されている。
さらにハウジング21の左右両側面には、回転軸33の後方に位置するロック爪34がそれぞれ突設されている。
ハウジング21の上面の前端部には、弾性体からなる第二遮光部材35が接着剤(図示略)を介して固定されている。第二遮光部材35はスポンジである。なお第二遮光部材35を構成する弾性体としてゴム等を利用することも可能である。
第二遮光部材35は左右方向に延びる部材であり、その全長はハウジング21及びブラケット11Aの光透過孔12aの左右方向寸法より短い。
第二遮光部材35が固定された光学ユニット20は、図4に示すように、左右の回転軸33をブラケット11Aの左右の軸受凹部15に対して回転可能に係合させることによりブラケット11Aと一体化される。
光学ユニット20の後部を左右の回転軸33を中心にして上方に回転させると、図5及び図6に示すように光学ユニット20の上部がブラケット11Aの前壁部14a、側壁部14b及び後壁部14cによって囲まれた内部空間に収納される。さらに、第二遮光部材35が、前端板状部12cの後部の下面形状に沿って圧縮方向に弾性変形しながら、前端板状部12cの後部の下面に対して面接触する(図6参照)。さらに光学ユニット20の左右のロック爪34がブラケット11Aの左右のロック孔17に嵌合する。その結果、ロック爪34とロック孔17によって、ブラケット11Aと光学ユニット20の組付状態、即ち障害物検出装置10Aの完成状態が保持される。
障害物検出装置10Aを完成状態にすると、前壁部14aの矩形孔14a1の直後に赤外線発光部22が位置する。さらに光学ユニット20の光速非干渉凹部25、赤外線受光部27及び撮像部30が、ブラケット11Aの光透過孔12aを介してフロントウィンド40Aと隙間を形成しながら対向する。
さらに第二遮光部材35及び第一遮光部材18は、赤外線発光部22によって出射される赤外線の出射光束L1、赤外線受光部27に入射する赤外線の反射光束L2及び撮像部30に入射する反射光束の外側に位置する。換言すると、第二遮光部材35及び第一遮光部材18は短い部材であるため、これらの出射光束及び反射光束と干渉しない位置に配置可能である。
以上説明した構成のうち光学ユニット20、制御装置、ブレーキ装置、ブレーキアクチュエータ及び警報装置がPCSの構成要素である。
このPCSは以下のように動作する。
第1車両の前進走行中に赤外線発光部22が赤外線を発射すると、赤外線は前壁部14aの矩形孔14a1を通って前方へ進む。さらに図6に示すように、赤外線の出射光束L1は、ブラケット11Aと干渉することなくフロントウィンド40Aを透過してフロントウィンド40Aの前方へ進む。
従って、仮に第1車両の前方に前方車両が位置する場合は、赤外線発光部22から出射された赤外線の出射光束L1が前方車両によって後方に反射される。そして反射された赤外線の反射光束L2は、フロントウィンド40Aを後方へ透過した後に第一遮光部材18と干渉することなく光透過孔12aを通って後方へ進む。そして反射光束L2は、光速非干渉凹部25の表面と干渉することなく赤外線受光部27によって受光される。すると赤外線受光部27と接続した制御装置が、赤外線受光部27のPSDの受光面上の受光位置に基づいて、赤外線受光部27から前方車両までの距離を演算する。
仮に第1車両の前進走行中に「赤外線受光部27から障害物までの距離が、接近判定データが表す距離より長い」と制御装置が判定した場合は、第1車両はそのまま前進走行を続行する。
一方、第1車両の前進走行中に制御装置が「現在の車速が所定の範囲内にあり」かつ「赤外線受光部27から障害物までの距離が、接近判定データが表す距離より短い」と判定した場合は、制御装置がブレーキアクチュエータに信号を送る。するとブレーキアクチュエータが動作するので、運転者がブレーキペダルを踏まない場合であっても各ブレーキ装置が車輪に制動力を及ぼす。その結果、第1車両の速度が低下し、場合によっては第1車両が停止する。
なお、周知のように赤外線による障害物の検出可能距離は短く、その距離は例えば10m程度である。そのため「接近判定データが表す距離」は、例えば8m程度に設定される。
ところで、赤外線発光部22が出射した赤外線の出射光束L1の一部はフロントウィンド40Aを透過せずに、フロントウィンド40Aの内面等によって乱反射される。そして乱反射した反射光の一部が、前端板状部12cとフロントウィンド40Aの内面との間の微小隙間S1側へ向かったり、ハウジング21と前端板状部12cとの間の微小隙間S2へ向かったりする可能性がある。
しかし微小隙間S1よりも前方に位置する第一遮光部材18がブラケット11Aの支持部13Aとフロントウィンド40Aの内面との間の隙間を埋めている。さらに第二遮光部材35が前端板状部12cの後部とハウジング21との間の隙間を埋めている。そのため仮に赤外線の一部がフロントウィンド40Aの内面等によって反射されたとしても、反射された赤外線が微小隙間S1を通り抜けて赤外線受光部27によって受光される可能性は低い。同様に、反射された赤外線が前端板状部12cの後部とハウジング21の微小隙間S2を通り抜けて赤外線受光部27によって受光される可能性は低い。即ち、制御装置が、フロントウィンド40Aを「光学ユニット20から前方へ僅かに離れた位置に位置する障害物である」と判断するおそれは低い。従って、第1車両から「接近判定データが表す距離」より短い距離だけ前方へ離れた位置に障害物が存在しないにも拘わらず、制御装置が「障害物が存在する」と誤って判断するおそれは低い。
さらに第一遮光部材18が短い部材であるため、赤外線の反射光束L2は第一遮光部材18と干渉することなく赤外線受光部27によって確実に受光される。
このように赤外線受光部27がフロントウィンド40Aの内面等によって反射された赤外線を受光することなくかつ前方車両によって反射された赤外線を確実に受光可能となるので、赤外線発光部22及び赤外線受光部27によって前方車両を確実に検出できる。
さらに第1車両の前方に前方車両が位置する場合、障害物検出装置10Aの撮像部30の撮像素子は前方車両によって後方に反射された自然光である被写体像を高速かつ断続的に(例えば、30回/秒)撮像し、撮像データを制御装置へ送信する。
赤外線の場合と同様に自然光も、フロントウィンド40Aの内面等によって反射された後に支持部13Aとフロントウィンド40Aの微小隙間S1側へ向かったり、前端板状部12cの後部とハウジング21の隙間S2へ向かったりする可能性がある。しかし、この場合も第二遮光部材35及び第一遮光部材18が、反射された自然光が微小隙間S1及び/又は微小隙間S2を通り抜けて撮像部30によって受光されたりする可能性を低くしている。
そのためこれらの反射光を撮像部30の撮像素子が受光することに起因して、撮像部30の撮像データにゴーストが発生する可能性を低くすることができる。
撮像素子は被写体を、その形状を表した「被写体像」として撮像する。さらに撮像素子が出力した撮像データにゴーストが発生する可能性は低い。そのため、撮像データを受信した制御装置は、撮像素子によって撮像された被写体の種別を周知のパターンマッチング法を用いて認識可能である。即ち制御装置は、第1車両の前方に位置する障害物が、前方車両、歩行者、又はこれらと別の物であるかを認識可能である。
さらに撮像素子は、光学ユニット20からある程度長い距離(例えば60m)だけ前方へ離れた障害物も、制御装置が認識可能なように撮像可能である。
そして、撮像素子から送信された撮像データが何らかの障害物を表していると制御装置が認識し、かつ、制御装置が「現在の車速が所定の範囲内にある」と判定した場合は、制御装置が警報装置に信号を送信して警報装置に警報を出力させる。
警報装置が警報を発することにより、運転者に対して第1車両の前方に何等かの障害物が存在する旨の注意喚起を行うことができる。そのため注意喚起を受けた運転者がブレーキペダルを踏むことにより、例えば高速(例えば80km/h)で走行中の車両を低速(例えば30km/h以下の速度)となるまで減速させることが可能になる。
なお撮像部30は「単眼カメラ」であるため、撮像部30の撮像データを受信した制御装置は、撮像部30から被写体(即ち、障害物)までの距離を検出不能である。そのため制御装置は、撮像部30の撮像素子から撮像データを受信した場合であっても、赤外線受光部27からの情報に基づいて「赤外線受光部27から障害物までの距離が、接近判定データが表す距離より短い」と判定したときのみブレーキ装置を作動させる。
続いて、タイプ2の第2車両及びタイプ2の車両に装着されるタイプ2の障害物検出装置について説明する。
タイプ2の車両(以下、「第2車両」と称する)は、フロントウィンド40Bが第1車両とは異なる。
第2車両のフロントウィンド40B(窓部)の材質はフロントウィンド40Aと同じである。図8に示すように、フロントウィンド40Bもフロントウィンド40Aと同様に、上方から下方に向かうにつれてより車両前方に位置する態様で車両に対して傾斜している。但し、フロントウィンド40Bの傾斜角度はフロントウィンド40Aよりも大きい。図9に示すようにフロントウィンド40Bを水平面で切断したときの断面形状は、フロントウィンド40Aと同様に、車外側に凸の緩やかな湾曲形状である。但し、その湾曲の程度(曲率)はフロントウィンド40Aとは僅かに異なる。
第2車両に装着される障害物検出装置10Bは、ブラケット11Bと光学ユニット20とを備えている。
障害物検出装置10Bの光学ユニット20は、障害物検出装置10Aの光学ユニット20と同一である。
一方、障害物検出装置10Bのブラケット11Bは、材質はブラケット11Aと同じであるものの、一部の形状がブラケット11Aとは異なる。具体的には支持突部12bによって支持された前端板状部12dの形状が、ブラケット11Aの前端板状部12cとは異なる。そして、前端板状部12dの前半部を構成する支持部13Bは、図8に示すように前斜め下方に向かって延びている。
ブラケット11Bの支持部13Bには、ブラケット11Aと同一の第一遮光部材18が接着剤により固定されている。
第二遮光部材35が、前端板状部12dの後部の下面形状に沿って圧縮方向に弾性変形しながら、前端板状部12dの後部の下面に対して面接触している。
ブラケット11Bの接着面16に接着された固定用部材(図示略)が、フロントウィンド40Bの内面の上部に接着により固定されている。即ち、ブラケット11Bは固定用部材を介してフロントウィンド40Bの内面に固定されている。但し、このときのブラケット11Bのフロントウィンド40Bに対する取付角度は、赤外線発光部22、赤外線受光部27、及び撮像部30の姿勢(傾斜角度)が第1車両の場合と同じになる角度である。
図8に示すように、支持部13Bはフロントウィンド40Bの内面と対向している。しかし上述したようにフロントウィンド40Bが湾曲形状であるため、フロントウィンド40Bの内面と支持部13Bとの間には微小隙間S1が形成される。
さらに図8に示すように、ブラケット11Bの支持部13Bのフロントウィンド40Bとの対向面13B1がフロントウィンド40Bと平行をなす。換言するとブラケット11Bの支持部13Bは、ブラケット11Bをフロントウィンド40Bに固定したときに対向面13B1がフロントウィンド40Bと平行をなす形状として成形されている。そのため、第一遮光部材18の高さをそれほど大きくしなくても、第一遮光部材18はフロントウィンド40Bの内面に接触する。さらに第一遮光部材18は弾性体であるため、第一遮光部材18はフロントウィンド40Bの曲率に沿って圧縮方向に弾性変形しながら、フロントウィンド40Bの内面に対して密着状態で面接触する(図9参照)。
従って、第2車両に搭載した障害物検出装置10Bも第1車両の障害物検出装置10Aと同様の機能を発揮可能である。
このように本実施形態の障害物検出装置10A、10Bは、装着対象であるフロントウィンド40A、40Bの傾斜角度や曲率に応じて支持部13A、13Bの形状を互いに変更可能である。そのため、第一遮光部材18を長くすることなく、様々な傾斜角度や曲率のフロントウィンド40A、40Bに対して第一遮光部材18を接触させることが可能である。
そして、このようにフロントウィンド40A、40Bの形状に合わせて支持部13A、13Bの形状を変えた複数種類のブラケット11A、11Bを用意し、これら各ブラケット11A、11Bを既製品の光学ユニット20と組み合わせて障害物検出装置10A、10Bを構成すれば以下のメリットが得られる。
即ち、一般的にブラケット11A、11Bは、ハウジング21、赤外線発光部22、赤外線受光部27及び撮像部30を備える光学ユニット20と比べて安価な部材である。そのためフロントウィンド40A、40Bの形状に応じて複数種類の障害物検出装置10A、10Bを用意する場合に、光学ユニット20を共通化した上でブラケット11A、11Bを設計変更すれば、障害物検出装置10A、10Bの製造コストを低く抑えることが可能である。
なお、光学ユニット20のハウジング21の形状をフロントウィンド40A、40Bの形状(例えば傾斜角度や曲率)に合わせて変更し、その上でハウジング21に第一遮光部材18に相当する部材を設けることも、理論上は可能である。しかし、光学ユニット20は一般的にブラケット11A、11Bに比べて高価である。そのため、光学ユニット20を設計変更した場合は、障害物検出装置10A、10Bの製造コストを低く抑えることが難しくなる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、障害物検出装置の接続対象であるフロントウィンドの傾斜角度及び曲率がフロントウィンド40A、40Bとは異なる場合は、その傾斜角度及び曲率に合わせてブラケット11A、11Bの前端板状部12c、12d(又は支持部13A、13Bのみ)の形状を変更すればよい。
図3に示したように、ブラケット11Aを、光学ユニット20を着脱可能な本体部11A1と、支持部13Aを有するアダプタ11A2との二部材に分けて、両者を着脱可能にしてもよい。この変形例によれば、フロントウィンドの傾斜角度や曲率に応じてブラケットを設計変更する必要が生じた際に、第一遮光部材18が固定されたアダプタ11A2のみを変更すればよくなる。従って、ブラケット全体を設計変更する場合と比べて、障害物検出装置の製造コストをより低く抑えることが可能になる。
なお、ブラケット11Bや、ブラケット11A及びブラケット11Bとは異なる形状のブラケットを、本体部とアダプタの二部材に分けてもよい。
光学ユニット20の測距手段として、赤外線発光部22及び赤外線受光部27の代わりに、ミリ波レーダーの発光部と受光部を設けてもよい。このようにすれば、光学ユニット20は赤外線発光部22及び赤外線受光部27と比べて光学ユニット20からの距離がより遠い障害物までの距離を検出可能になる。
撮像部30を「複眼カメラ」により構成してもよい。このようにすれば制御装置が、撮像部30が撮像した撮像データに基づいて撮像部30から障害物までの距離を精度よく検出可能となる。従って、この場合は光学ユニット20から測距手段(赤外線発光部22と赤外線受光部27、又は、ミリ波レーダーの発光部と受光部)を省略することが可能である。即ち、制御装置が撮像部30の撮像データに基づいてブレーキアクチュエータや警報装置を制御するように構成することが可能になる。
撮像部30が「単眼カメラ」の場合であっても、制御装置が、パターンマッチング法を用いて特定した被写体の種別及び被写体の大きさに基づいて、被写体までの距離を検出することが可能である。但し、その測距精度は、赤外線による測距や複眼カメラを用いた測距と比べて低い。
従ってこの場合は、制御装置が赤外線受光部27からの情報に基づいて「赤外線受光部27から障害物までの距離が、接近判定データが表す距離より短い」と判定したときのみブレーキ装置を作動させる。換言すると、制御装置が撮像部30(単眼カメラ)からの情報のみに基づいて測距を行った場合は、ブレーキ装置は作動させずに警報装置のみを作動させる。
光学ユニット20に撮像部30を設けることなく測距手段(例えば、赤外線発光部22と赤外線受光部27、又は、ミリ波レーダーの発光部と受光部)のみを設けてもよい。
また、光学ユニット20に測距手段を設けることなく撮像部30のみを設けてもよい。
赤外線受光部27の受光素子としてPSD以外のものを利用してもよい。
第一遮光部材18として、弾性体ではなく、支持部13A、13Bとフロントウィンド40A、40Bとを接着する不透光性の接着剤を用いてもよい。同様に、第二遮光部材35として、弾性体ではなく、支持部13A、13Bとハウジング21とを接着する不透光性の接着剤を用いてもよい。
障害物検出装置を、フロントウィンドとは別の窓部に装着してもよい。例えば、車両のバックウィンドに障害物検出装置を装着して、車両の後方に位置する障害物を検出するようにしてもよい。
障害物検出装置を、自動運転車両に対して装着してもよい。
制御装置は、障害物までの距離のみを条件として(即ち、車速を条件から外して)警報装置やブレーキ装置を作動させてもよい。
障害物検出装置の側部に撮像部30や測距手段を設けた上で、支持部及び第一遮光部材をブラケットの側部に設けて、第二遮光部材をハウジング21の側部に設けてもよい。
10A、10B・・・障害物検出装置、11A、11B・・・ブラケット、13A、13B・・・支持部、18・・・第一遮光部材、20・・・光学ユニット、22・・・赤外線発光部、27・・・赤外線受光部(受光部)、30・・・撮像部(受光部)、35・・・第二遮光部材、40A、40B・・・車両のフロントウィンド(窓部)。

Claims (6)

  1. 車両に設けられた透光性材料からなる窓部の内面に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットに支持される光学ユニットと、
    を備え、
    前記光学ユニットが、
    前記ブラケットに対して着脱可能なハウジングと、
    該ハウジングに固定されかつ前記窓部の内面と隙間を形成しながら対向する受光部と、
    を有する車両用障害物検出装置において、
    前記ブラケットの一部をなし、前記ブラケットが前記窓部に固定されたときに前記窓部との対向面が前記窓部と平行をなす支持部と、
    前記受光部に入射する入射光束の範囲外に位置し、前記支持部の前記対向面に対して前記窓部の内面に接触する態様で固定された第一遮光部材と、
    を備える、車両用障害物検出装置。
  2. 請求項1記載の車両用障害物検出装置において、
    前記入射光束の範囲外に位置し、前記ブラケットに接触する態様で前記ハウジングに固定された第二遮光部材と、
    車両用障害物検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用障害物検出装置において、
    前記第一遮光部材と前記第二遮光部材の少なくとも一方が弾性体である、
    車両用障害物検出装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の車両用障害物検出装置において、
    前記ブラケットが、
    前記ハウジングを着脱可能な本体部と、
    該本体部に対して着脱可能かつ前記支持部を有するアダプタと、
    を備える、
    車両用障害物検出装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の車両用障害物検出装置において、
    前記光学ユニットが、
    前記光学ユニットから離間した位置に位置する障害物に対して赤外線を出射する赤外線発光部と、
    前記障害物によって反射された前記赤外線を受光しかつ前記受光部を構成する赤外線受光部と、
    を備える、
    車両用障害物検出装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用障害物検出装置において、
    前記光学ユニットが、
    前記光学ユニットから離間した位置に位置する障害物を撮像可能かつ前記受光部を構成する撮像部を備える、
    車両用障害物検出装置。
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