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JP2016205758A - レンジフード - Google Patents

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吉紀 小木原
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俊明 小松
宮崎 巧
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巧 宮崎
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Abstract

【課題】施工現場で排気ダクト接続孔の位置に応じて排気口の位置を選択することができるレンジフードを提供する。
【解決手段】フード10と、フードの上部に着脱可能に取り付けられ、排気口を有する本体部20と、フードの内面に設けられ、本体部と連通する開口部13を有する内面パネル12と、開口部を塞ぎ、吸引口31を有する塞ぎ板30と、を備え、本体部は、空気の流れを発生させる羽根車22と、羽根車を内部に含み、吸引口と適合する吸込口231および排気口21と適合する吹出口を有するファンケーシングと、を有し、フードの取り付け部分11に対して垂直な第1軸AX1を中心にして本体部を回転させた場合、吸込口は開口部の内側に収まり、開口部に対して垂直な第2軸AX2を中心にして塞ぎ板を回転させた場合、吸引口は、本体部を回転させた場合の吸込口に適合するように、第1軸と第2軸は一致するレンジフード。
【選択図】図14

Description

本発明は、レンジフードに関し、特に施工現場で形を変更できるレンジフードに関する。
従来のレンジフードは、ファンを含む本体部に右排気型の排気口または左排気型の排気口が固定されて備え付けられており、右排気型の排気口を備えたレンジフードを設置するか、または左排気型の排気口を備えたレンジフードを設置するかは、建物の壁に設けられた排気ダクト接続孔の位置によって選択する。このため、どちらのタイプのレンジフードを出荷するかは施工現場の状態を確認した上で出荷している。
ここで、上記のようであると施工現場に排気方向が異なる排気口を備えたレンジフードを間違えて出荷してしまった場合、再度発注および出荷しなければならず、工数がかかっていた。この問題に対する対策として、排気口を備えた本体部を回転させて左右反転することで右排気型の排気口または左排気型の排気口を施工現場で選択可能とすることが考えられる。
しかし、本体部を左右反転させるとファンの位置が変わるため、フード内面に備える吸込口とファンの位置がずれるためレンジフードとして機能せず、結局は再度発注および出荷しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、設置する場所の排気ダクト接続孔の位置に適合しないレンジフードが発注/出荷なされても再度発注/出荷することなく、施工現場で排気ダクト接続孔の位置に応じて排気口の位置を選択することができるレンジフードを提供することである。
上記課題を解決するために、フードと、フードの上部に着脱可能に取り付けられ、排気口を有する本体部と、フードの内面に設けられ、本体部と連通する開口部を有する内面パネルと、開口部を塞ぎ、吸引口を有する塞ぎ板と、を備え、本体部は、空気の流れを発生させる羽根車と、羽根車を内部に含み、吸引口と適合する吸込口および排気口と適合する吹出口を有するファンケーシングと、を有し、フードの取り付け部分に対して垂直な第1軸を中心にして本体部を回転させた場合、吸込口は開口部の内側に収まり、開口部に対して垂直な第2軸を中心にして塞ぎ板を回転させた場合、吸引口は、本体部を回転させた場合の吸込口に適合するように、第1軸と第2軸は一致する、レンジフードが提供される。
これによれば、設置する場所の排気ダクト接続孔の位置に適合しないレンジフードが発注/出荷なされても再度発注/出荷することなく、施工現場で排気ダクト接続孔の位置に応じて排気口の位置を選択することができるレンジフードを提供することができる。
さらに、塞ぎ板は、内面パネルに対して着脱可能であることを特徴としてもよい。
これによれば、使用者も着脱可能であるため、レンジフード内部の清掃が容易となる。
さらに、第1軸を中心にして本体部を180度回転させた場合、吸込口は開口部の内側に収まり、第2軸を中心にして塞ぎ板を180度回転させた場合、吸引口は本体部を回転させた場合の吸込口に適合することを特徴としてもよい。
これによれば、180度回転させた場合、吸引口や吸込口の前後方向の位置の大きな変化がないため、塞ぎ板の前後方向の大きさを小さくすることができる。
さらに、羽根車の回転中心位置は、本体部を前後方向に二等分する直線上に位置することを特徴としてもよい。
これによれば、右排気型または左排気型の排気口の位置に拘わらず、吸引口の前後方向の位置がずれることがないので、捕集量に差が無く安定した捕集量が得られる。
さらに、吸引口の内径は、吸引口と対向する位置に設けられる吸込口の内径以下であることを特徴としてもよい。
これによれば、塞ぎ板は、ファンケーシングからの滴下する油を受けることができる。また、油受けを別途設ける必要がないので部品点数が減り工数削減につながり、さらに材料費を削減することができる。
さらに、塞ぎ板は、吸引口の周囲にベルマウスと一体的に形成されていることを特徴としてもよい。
これによれば、ベルマウスを別途設ける必要がないので部品点数が減り工数削減につながり、さらに材料費を削減することができる。
さらに、塞ぎ板は、吸引口が吸込口に適合しない位置にある場合には内面パネルに取り付けられることを阻止する阻止部を有することを特徴としてもよい。
これによれば、誤った方向に取り付けると捕集性能に悪影響を与えるが、この悪影響を防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、設置する場所の排気ダクト接続孔の位置に適合しないレンジフードが発注/出荷なされても再度発注/出荷することなく、施工現場で排気ダクト接続孔の位置に応じて排気口の位置を選択することができるレンジフードを提供することができる。
本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードを、(A)右上から見た斜視図、(B)右下から見た斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの、(A)図1のI−I断面における断面図、(B)図1のII−II断面における断面図。 本発明に係る第一実施例において本体部とフードを取り外した状態のレンジフードを、(A)右下から見た斜視図、(B)右上から見た斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの本体部の六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの本体部を、(A)右上から見た斜視図、(B)右下から見た斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの本体部を、右下から見た分解斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの目隠し板の六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードを右下から見た斜視図であって、(A)レンジフード全体、(B)整流板を取り外した場合のレンジフード、(C)塞ぎ板をさらに取り外した場合のレンジフード、(D)内面パネルをさらに取り外した場合のレンジフード、(E)目隠し板をさらに取り外した場合のレンジフードを示す。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードの塞ぎ板の六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)左側面図、(E)右側面図、(F)背面図、(G)斜視図、(H)断面III−IIIにおける断面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードのフードの六面図。(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)右側面図、(E)IV−IV断面における断面図、(F)IV−IV断面における囲み部分の拡大断面図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードのフードの、(A)斜視図、(B)囲み部分の拡大斜視図、(C)本体部との取り付けを示す斜視図。 本発明に係る第一実施例におけるレンジフードを右上から見た斜視図であって本体部と塞ぎ板を180度回転させる場合を説明する説明図。(A)左排気型のレンジフード、(B)フードから本体部を取り外した場合、(C)本体部と塞ぎ板を回転させた場合、(D)壁取付部の位置を変更した場合、(E)塞ぎ板を回転させた場合、(F)フードに本体部を取り付けた右排気型のレンジフード。 本発明に係る第一実施例における、(A)左排気型のレンジフードの正面図、(B)左排気型のレンジフードの平面図、(C)左排気型のレンジフードの底面図、(D)右排気型のレンジフードの正面図、(E)右排気型のレンジフードの平面図、(F)右排気型のレンジフードの底面図。 本発明に係る第一実施例における、(A)図1のII−II断面におけるレンジフードの断面図、(B)レンジフードの底面図、(C)本体部の底面図。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1乃至図4は、本発明に係る本実施例におけるレンジフード1を示す。レンジフード1は、調理器の上方に設けられ、下方または周囲で行われる調理によって発生する湯気や油煙等を含む空気を捕集するための、上方に凹状の内面パネル12を内面に有する薄型のフード10と、フード10の上部に着脱可能に取り付けられ、油煙等を吸引するための空気の流れを発生させる羽根車22を含むファンケーシング23を内部に有する本体部20とを備える。
本体部20は、設備の排気ダクト(図示せず)に連結される排気口21を正面視左寄りの位置の上部に、および、羽根車22に動力を供給するモータ221を覆うモータカバー222を正面視中央やや右寄りの位置の上部に、有する。本図に示すレンジフード1は、いわゆる左排気型のレンジフードである。本体部20は、レンジフード1を設置する現場でフード10と着脱できるように取り付けられているので、後述するように、排気口21の位置を変化させることができる。本体部20の内部に存するファンケーシング23は、フード10側に吸込口231と、上方に向かって開口し排気口21と適合し連通する吹出口232とを有する。また、本体部20は、背面側の両端にレンジフード1を壁面に取り付けるための壁取付部24を有する。
フード10は、内面パネル12と対向するように下方に整流板50を備える。整流板50は、内面パネル12に対して着脱可能に備えられるが、取り付けられた場合、その周囲に、内面パネル12との間に空気を吸い込む隙間を形成する。内面パネル12は、本体部20の吸込口231と連通する開口部13を有すると共に、その開口部13を塞ぐ塞ぎ板30を内面パネル12に対して着脱可能に備える。塞ぎ板30は使用者も着脱可能であるため、レンジフード内部の清掃が容易となる。そして、塞ぎ板30は、塞ぎ板30の中心から偏心し、羽根車22の回転中心と一致する中心を有する円形の吸引口31を有する。吸引口31は、吸込口231と適合することとなる。塞ぎ板30を取り付けた場合、モータ221の回転軸の延長線上に塞ぎ板30の吸引口31の中心が位置することが好ましい。これによれば、羽根車22の駆動時は力が偏ることなく均一に吸い込むことができるため、モータ221に余計な負荷がかからない。
羽根車22が回転することで空気の流れが発生する。内面パネル12と整流板50の隙間から吸い込まれた油煙等を含む空気は、塞ぎ板30の吸引口31を通って羽根車22の内部に到達し、羽根車22の羽根やファンケーシング23の内部に油分を付着させて浄化された後吹出口232から排気口21へ導かれ、屋外等へ排出される。なお、吸引口31の周囲には、空気を低い抵抗でスムースに吸込むようにガイドするため、空気の流れに接する部分にラッパ口形状を有するベルマウス32を備える。塞ぎ板30は、吸引口31の周囲にベルマウス32と一体的に形成されている。これによれば、ベルマウスを別途設ける必要がないので部品点数が減り工数削減につながり、さらに材料費を削減することができる。
本体部20とフード10は、本体部20のフランジ部25が、フード10の取り付け部分11と係合したり、ネジ止めされることで、両者が着脱可能に取り付けられる。このようであるから容易にネジの取り外しが可能なので、現場でレンジフード1の設置者が、一体となっているフード10から本体部20を一旦取り外して、本体部20を回転させることで排気口21の位置を変更した後で再度両者を一体のレンジフード1とすることができる。
図5乃至図9は、本実施例における本体部20を示す。本体部20は、上述した左排気型のレンジフード、および右排気型のレンジフードに共通に用いられる。本体部20は、内部にモータ221に駆動される羽根車22を含むファンケーシング23と、空気の流れにおけるファンケーシング23の上流側であって塞ぎ板30の下流側に取り付けられ、吸込口231と一致するまたは吸込口231より大きい流通孔236を有する目隠し板233とを有する。
ファンケーシング23は、吸込口231から油煙等を含む空気を吸い込んで、羽根等で油分を除去した後の空気を吹出口232から吹出す。羽根車22の回転中心は、吸込みバランスを考慮するとフード10の左右中央位置近傍にあることが好ましい。そうすると、吸込口231が内面パネル12の左右中央位置近傍に位置し、その一方、吹出口232は、ファンケーシング23の構造を考慮するとレンジフード1の中央位置とは離れた縁辺部近傍に位置することとなる。その結果、吹出口232と位置を同じくして適合する排気口21もレンジフード1の縁辺部近傍に位置することとなる。なお、本実施例では、吸込口231は、本体部20に対して左右中央近傍であるが、本体部20の中心位置からは偏心している。また、ファンケーシング23は、羽根車22の羽根で捕集した油分やファンケーシング23の内壁に付着して内部に溜まった油分を滴下するためのドレーン孔235を底面に備える。
目隠し板233は、内面パネル12の開口部13よりも大きく、開口部13を塞ぐ塞ぎ板30を取り外した場合でも、本体部20の内部が見えないように目隠しすると共に、ドレーン孔235から滴下する油分を受ける。目隠し板233は、油抜き孔234を備えて、油分をさらに塞ぎ板30に滴下する。このようであるから、目隠し板233により、塞ぎ板30を外した場合にも使用者にすっきりとした印象を与える。また、目隠し板233を底面視でファンケーシング23を覆う大きさとすることで、ファンケーシング23の外部に漏れてファンケーシング23に付着した油も目隠し板233に滴下して塞ぎ板30へと流れるため回収可能となる。また、レンジフード1内部で捕獲した油分を確実に塞ぎ板30に流すことで、使用者が塞ぎ板30を取り外して溜まった油分を回収できるため、レンジフード1内部に油分が溜まって臭いが発生する事態を防ぐことができる。
左排気型のレンジフードと右排気型のレンジフードとを切り替える場合、本体部20は、フード10上面の取り付け部分11に対して垂直であって、奥行き(D)と横幅(W)の中央位置(換言すれば、矩形の対角線の交点)の第1軸AX1を中心に回転させる。
図10は、塞ぎ板30を示す。塞ぎ板30は、上述した左排気型のレンジフード、および右排気型のレンジフードに共通に用いられる。塞ぎ板30は、内面パネル12の開口部13に気密に着脱可能に取り付けられる。塞ぎ板30は、吸込口231に適合するように吸引口31を有する。
塞ぎ板30は、工数削減および材料費削減のため、吸引口31の周囲にベルマウス32と一体的に形成されている。塞ぎ板30は、下方側(空気の流れの上流側)に凹む凹部を有する。その凹部にフィルタおよび/またはファンケーシング23から滴下した油が溜まるため、油が塞ぎ板30に広がらず、また塞ぎ板30を取り外す際に溜まった油がこぼれにくい。
左排気型のレンジフードと右排気型のレンジフードとを切り替える場合、塞ぎ板30は、内面パネル12の開口部13に対して垂直であって、奥行き(d)と横幅(w)の中央位置(換言すれば、矩形の対角線の交点)の第2軸AX2を中心に回転させる。
図11および図12は、フード10を示す。フード10は、上述した左排気型のレンジフード、および右排気型のレンジフードに共通に用いられる。フード10は、本体部20のフランジ部25が当接する付近の上面に、フランジ部25を挟み込むための爪部111や、フランジ部25とネジで留めるためのネジ穴を適宜有する。
図13および図14を参照して、左排気型のレンジフードから右排気型のレンジフードに切り替える場合を説明する。図13(A)は、図1などで示した左排気型のレンジフード1を示す。図13(B)は、本体部20をフード10に取り付けているネジを外し、取り付け部分11からフード部を取り外した場合を示している。
図13(C)は、フード10の取り付け部分11に対して垂直な第1軸AX1を中心にして本体部20を180度回転させた場合を示す。本体部20のフランジ部25は、前後左右対称の形態を有するが、壁取付部24は前後対称になっていない。そこで、図13(D)は、正面側に来た壁取付部24を取り外して背面側に再度取り付けた場合を示す。
図13(E)は、開口部13に対して垂直な第2軸AX2を中心にして塞ぎ板30を180度回転させた場合を示す。そして、図13(F)は、本体部20のフランジ部25をフード10の取り付け部分11に取り付けて、ネジ止めで取り付けた場合であり、右排気型のレンジフード1を示す。
図14(A)乃至(C)は、図13(A)と同じ左排気型のレンジフード1を示し、図14(D)乃至(F)は、図13(F)と同じ右排気型のレンジフード1を示す。左排気型のレンジフードから右排気型のレンジフードに変更した場合であっても、すなわち、フード10の取り付け部分11に対して垂直な第1軸AX1を中心にして本体部20を180度回転させ、かつ、開口部13に対して垂直な第2軸AX2を中心にして塞ぎ板30を180度回転させた場合であっても、本体部20の中心位置からは偏心しているファンケーシング23の吸込口231は開口部13の内側に収まり、塞ぎ板30の中心位置からは偏心している吸引口31は、本体部20を回転させた場合の吸込口231に適合するように、第1軸AX1と第2軸AX2は一致する。このような構造を有することで、設置する場所の排気ダクト接続孔の位置に適合しないレンジフードが発注/出荷なされても再度発注/出荷することなく、施工現場で排気ダクト接続孔の位置に応じて排気口の位置を選択することができるレンジフードを提供することができる。
なお、本実施例では、180度回転させる例を述べたが、これに限定されないことは言うまでも無い。本実施例では本体部と塞ぎ板は矩形であったが、たとえば、本体部と塞ぎ板が正方形であった場合は、排気ダクト接続孔の位置に応じて90度回転させることでも排気口の位置を選択することができる。また、本体部と塞ぎ板が円形であった場合は、排気ダクト接続孔の位置に応じて自由に何度でも回転させて排気口の位置を選択することができる。
なお、フード10の取り付け部分11に対して垂直な第1軸AX1を中心にして本体部20を180度回転させ、かつ、開口部13に対して垂直な第2軸AX2を中心にして塞ぎ板30を180度回転させても、吸込口231が移動する範囲は開口部13の内側の範囲内に収まると共に、吸引口31は本体部20を回転させた場合の吸込口231に適合する構造を有することで、吸引口や吸込口の前後方向の位置の大きな変化がないため、塞ぎ板の前後方向の大きさを小さくすることができる。
また、図15に示すように、塞ぎ板30の吸引口31の内径ID1は、吸引口31と対向する位置に設けられるファンケーシング23の吸込口231の内径ID2以下であることが好ましい。これによれば、塞ぎ板30は、ファンケーシング23からの滴下する油を受けることができる。また、油受けを別途設ける必要がないので部品点数が減り工数削減につながり、さらに材料費を削減することができる。
また、塞ぎ板30は、吸引口31が吸込口231に適合しない位置にある場合には内面パネル12に取り付けられないようにすることが好ましい。たとえば、本実施例では、目隠し板233が下側(塞ぎ板30側)へ凸の部分である阻止部237を有することで、吸引口31が吸込口231に適合しない位置にある場合はこの阻止部237と、塞ぎ板30のベルマウス32が衝突するため塞ぎ板30を内面パネル12に取り付けることができない。これによれば、誤った方向に取り付けると捕集性能に悪影響を与えるが、この悪影響を防止することができる。
また、本実施例の変形例として、羽根車の回転中心位置は、本体部を前後方向に二等分する直線上に位置してもよい。これによれば、右排気型または左排気型の排気口の位置に拘わらず、吸引口の前後方向の位置がずれることがないので、捕集量に差が無く安定した捕集量が得られる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。
1 レンジフード
10 フード
11 取り付け部分
111 爪部
12 内面パネル
13 開口部
20 本体部
21 排気口
22 羽根車
221 モータ
222 モータカバー
23 ファンケーシング
231 吸込口
232 吹出口
233 目隠し板
234 油抜き孔
235 ドレーン孔
236 流通孔
237 阻止部
24 壁取付部
25 フランジ部
30 塞ぎ板
31 吸引口
32 ベルマウス
50 整流板
AX1 第1軸
AX2 第2軸
ID1 吸引口31の内径
ID2 吸込口231の内径

Claims (7)

  1. フードと、
    前記フードの上部に着脱可能に取り付けられ、排気口を有する本体部と、
    前記フードの内面に設けられ、前記本体部と連通する開口部を有する内面パネルと、
    前記開口部を塞ぎ、吸引口を有する塞ぎ板と、
    を備え、
    前記本体部は、
    空気の流れを発生させる羽根車と、
    前記羽根車を内部に含み、前記吸引口と適合する吸込口および前記排気口と適合する吹出口を有するファンケーシングと、
    を有し、
    前記フードの取り付け部分に対して垂直な第1軸を中心にして前記本体部を回転させた場合、前記吸込口は前記開口部の内側に収まり、
    前記開口部に対して垂直な第2軸を中心にして前記塞ぎ板を回転させた場合、前記吸引口は、前記本体部を回転させた場合の前記吸込口に適合するように、前記第1軸と前記第2軸は一致する、
    レンジフード。
  2. 前記塞ぎ板は、前記内面パネルに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記第1軸を中心にして前記本体部を180度回転させた場合、前記吸込口は前記開口部の内側に収まり、前記第2軸を中心にして前記塞ぎ板を180度回転させた場合、前記吸引口は前記本体部を回転させた場合の前記吸込口に適合することを特徴とする請求項1または2に記載のレンジフード。
  4. 前記羽根車の回転中心位置は、前記本体部を前後方向に二等分する直線上に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のレンジフード。
  5. 前記吸引口の内径は、前記吸引口と対向する位置に設けられる前記吸込口の内径以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレンジフード。
  6. 前記塞ぎ板は、前記吸引口の周囲にベルマウスと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレンジフード。
  7. 前記塞ぎ板は、前記吸引口が前記吸込口に適合しない位置にある場合には前記内面パネルに取り付けられることを阻止する阻止部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のレンジフード。
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