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JP2016191312A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関と補機用熱交換器との間での冷却液の流通量を可変する流量可変機構を小型化できる内燃機関の冷却装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の冷却装置1Aは、エンジン2(内燃機関)と室内用のヒータ4(補機用熱交換器)との間に冷却液Cを循環させて、エンジン2からの熱の吸収と、ヒータ4を介した車室内への放熱とを行う。内燃機関の冷却装置1Aは、電動ポンプ5と、流量可変機構43と、ポンプ制御部50と、流量制御部44とを備える。電動ポンプ5は、冷却液Cを循環させる。流量可変機構43は、エンジン2とヒータ4との間での冷却液Cの流通量を可変する。ポンプ制御部50は、ヒータ4への冷却液の流通を阻止する際に、電動ポンプ5を一時的に停止させる。流量制御部44は、電動ポンプ5の停止に連動して流量可変機構43により冷却液Cの流通量を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関と補機用熱交換器との間に冷却液を循環させて、内燃機関からの熱の吸収と、補機用熱交換器を介した放熱とを行う内燃機関の冷却装置に関する。特に、内燃機関と補機用熱交換器との間での冷却液の流通量を可変する流量可変機構を小型化できる内燃機関の冷却装置に関する。
自動車には、内燃機関(エンジン)とラジエターとの間に冷却液を循環させて、内燃機関からの熱の吸収と、その熱のラジエターを介した大気中への放熱とを行うことで、内燃機関を冷却する内燃機関の冷却装置が設けられている。この内燃機関の冷却装置は、冷却液の一部を室内の暖房のための熱源に利用している(例えば、特許文献1)。
特許文献1の内燃機関の冷却装置は、ウォータポンプにより内燃機関と室内用ヒータコアとの間に冷却水を循環させて、内燃機関で吸収した熱を室内用ヒータコアを介して室内へ放熱している。内燃機関から室内用ヒータコアへ冷却液を流通させるヒータコア行き連絡通路の途中には、冷却水の温度が所定温度以下の場合、冷却水の室内用ヒータコアへの流通量を制限する流量制御弁(流量可変機構)が設けられている。
特開平11−117739号公報
内燃機関とヒータなどの補機用熱交換器との間での冷却液の流通量を可変する流量可変機構の更なる小型化が望まれている。流量可変機構による冷却液のヒータへの流通量の制限は、ウォータポンプにより冷却液を流通させた状態で冷却液の流通路を閉鎖することで行われるため、抗力が大きくて流量可変機構を小さくすることが難しかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、内燃機関と補機用熱交換器との間での冷却液の流通量を可変する流量可変機構を小型化できる内燃機関の冷却装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る内燃機関の冷却装置は、内燃機関と補機用熱交換器との間に冷却液を循環させて、内燃機関からの熱の吸収と、補機用熱交換器を介した放熱とを行う。この内燃機関の冷却装置は、電動ポンプと、流量可変機構と、ポンプ制御部と、流量制御部とを備える。電動ポンプは、冷却液を循環させる。流量可変機構は、内燃機関と補機用熱交換器との間での前記冷却液の流通量を可変する。ポンプ制御部は、補機用熱交換器への冷却液の流通を阻止する際に、電動ポンプを一時的に停止させる。流量制御部は、電動ポンプの停止に連動して流量可変機構により冷却液の流通量を制限する。
上記の内燃機関の冷却装置は、流量可変機構を小型化できる。補機用熱交換器への冷却液の流通を阻止する際に、内燃機関と補機用熱交換器との間での冷却液の流通量の制限を、ポンプ制御部により電動ポンプを停止した後、流量制御部により流量可変機構を制御して行うことで、流量可変機構への冷却液の抗力を実質的に排除できるからである。この流量可変機構の小型化により、(a)流量可変機構の消費電力を小さくできて燃費の向上に寄与する、(b)軽量化に寄与する、(c)コストの低減に寄与する、(d)ウォータハンマーによる異音の発生を抑制し易い。
実施形態1に係る内燃機関の冷却装置を示す概略構成図である。
本発明の内燃機関の冷却装置の実施形態を、以下に説明する。
《実施形態1》
〔内燃機関の冷却装置〕
図1を参照して、実施形態1に係る内燃機関の冷却装置1Aを説明する。内燃機関の冷却装置1Aは、内燃機関(エンジン2)とラジエター3との間に冷却液Cを循環させて、エンジン2からの熱の吸収と、その熱のラジエター3を介した大気中への放熱とを行うことでエンジン2を冷却する。また、内燃機関の冷却装置1Aは、内燃機関(エンジン2)と補機用熱交換器との間に冷却液Cを循環させて、エンジン2からの熱の吸収と、補機用熱交換器を介した放熱とを行う。内燃機関の冷却装置1Aの主たる特徴とするところは、補機用熱交換器への冷却液Cの流通を阻止する際に、エンジン2から補機用熱交換器への冷却液Cの流通量の制限を、冷却液Cを循環させる電動ポンプ5を停止した後に行う点にある。以下、内燃機関の冷却装置1Aの各構成を説明した後、補機用熱交換器への冷却液Cの流通を阻止する際における内燃機関の冷却装置1Aの動作の制御手順を説明する。ここでは、内燃機関の冷却装置1Aは、補機用熱交換器を車室内用のヒータ4で構成して、冷却液Cで吸収したエンジン2の熱を車室内の暖房の熱源に利用する形態を例に説明する。図1は、冷却液Cの流通方向を黒塗り矢印で示しており、暖機運転中でかつヒータ4の稼働時の冷却液Cの流通状態を示す。
(冷却液)
冷却液Cは、エンジン2(内燃機関)の熱を吸収してエンジン2を冷却する。冷却液Cによるエンジン2の熱の吸収は、冷却液Cをエンジン2のウォータジャケット211,221(後述)に流通させることで行える。エンジン2の熱を吸収した冷却液Cは、その熱をラジエター3を介して大気中に放熱することで冷却されたり、ヒータ4を介して車室内へ放熱されたりする。エンジン2とラジエター3との間、及びエンジン2とヒータ4との間のそれぞれでの冷却液Cの循環は、電動ポンプ5を用いて、ラジエター側循環路30とラジエターバイパス路6、及びヒータ側循環路40とラジエターバイパス路6のそれぞれを流通させることで行える(いずれも後述)。この電動ポンプ5による冷却液Cの循環経路は、電動ポンプ5→エンジン2内(シリンダブロック21のウォータジャケット211→シリンダヘッド22のウォータジャケット221)→ラジエター3やヒータ4→電動ポンプ5である。冷却液Cには、不凍液やLLC(ロングライフクーラント)などを含むものを好適に利用できる。
(ウォータジャケット)
ウォータジャケット211,221は、冷却液Cの流通経路である。ウォータジャケット211,221は、エンジン2のシリンダブロック21及びシリンダヘッド22のそれぞれに設けられる。
(電動ポンプ)
電動ポンプ5は、冷却液Cを循環させる。この電動ポンプ5により冷却液Cは圧送される。ここでは、電動ポンプ5の出口は、シリンダブロック21のウォータジャケット211に連通している。この電動ポンプ5の入口には、後述のラジエターバイパス路6の出口が連通しており、ラジエター3やヒータ4を流通した冷却液Cがラジエターバイパス路6を介して電動ポンプ5に戻される。ここでいう「入口」と「出口」とは、冷却液Cの「入」と「出」とを基準に説明している。この「入口」と「出口」は、以降の説明でも同様である。電動ポンプ5は、エンジン2の回転により駆動せず、モータ(図示略)で駆動する。そのため、電動ポンプ5の稼動や停止の制御をエンジン2の回転数によらず自在に行える。電動ポンプ5の稼動や停止の制御は、ポンプ制御部50により行われる。
(ポンプ制御部)
ポンプ制御部50は、電動ポンプ5の稼動と停止とを制御する。ポンプ制御部50による電動ポンプ5の稼動のタイミングは、例えば、エンジン2の始動に合わせたり、エンジン2の始動後、エンジン2の温度が所定の温度以上になったときに合わせたりすることが挙げられる。後述のようにエンジン2の稼動時においてポンプ制御部50により電動ポンプ5を一時的に停止させた場合、ポンプ制御部50による電動ポンプ5の稼動(再稼動)のタイミングは、後述の流量制御部44による流量可変機構43の閉鎖が完了してヒータ側循環路40が不通になったときに合わせる。
一方、ポンプ制御部50による電動ポンプ5の停止のタイミングは、ヒータ4への冷却液Cの流通を阻止する際に連動させることが挙げられる。この停止のタイミングは、例えば、冷却液Cが所定温度以下(低温度)のときのヒータ4の停止に連動させることが挙げられる。この連動と、後述するように、流量制御部44による流量可変機構43の閉鎖を電動ポンプ5の停止後に行うこととで、ヒータ4の停止→電動ポンプ5の停止→流量可変機構43の閉鎖、の順に制御が行われる。ポンプ制御部50による電動ポンプ5の停止のタイミングは、エンジン2の停止にも合わせる。このポンプ制御部50は、ECU(エンジンコントロールユニット)で制御される。この点は、後述の流量制御部44も同様である。
(ヒータ)
ヒータ4は、エンジン2の熱を吸収した冷却液Cを流通させて、その熱を車室内に放熱することで車室内を暖める。ヒータ4は、冷却液Cの熱を放熱するため、冷却液Cの冷却をも行う。ヒータ4は、冷却液Cが流通するヒータコア(熱交換器:図示略)を備える。ヒータ4による冷却液Cの放熱・冷却は、このヒータコアに冷却液Cが流通することで行われる。
(ヒータ側循環路)
ヒータ側循環路40は、エンジン2からヒータ4へ冷却液Cを流通させるヒータ側供給路41と、ヒータ4内を流通して放熱して冷却された冷媒液Cを排出するヒータ側排出路42とを備える。ヒータ側供給路41の入口は、シリンダヘッド22のウォータジャケット221に連通(開口)し、出口は、ヒータ4に連通(開口)する。ヒータ側排出路42の入口は、ヒータ4に連通し、出口は、後述のラジエターバイパス路6に連通する。ヒータ側循環路40には流量可変機構43が設けられている。
(流量可変機構)
流量可変機構43は、エンジン2とヒータ4との間での冷却液Cの流通量を可変する。流量可変機構43の上記可変は、後述の流量制御部44の指示により行われる。流量可変機構43は、ヒータ側循環路40を開放・閉鎖する適当なバルブが挙げられ、ここでは電磁バルブとしている。流量可変機構43の設置箇所は、ヒータ側供給路41とヒータ側排出路42の途中のどちらでもよく、ここではヒータ側供給路41の途中としている。この流量可変機構43は、例えば、エンジン2の始動時や上述のヒータ4の停止に連動したポンプの停止後に閉鎖していてヒータ側供給路41を不通にし、冷却液Cが所定温度以上(高温時)のときに開放していてヒータ側供給路41を開通する。
(流量制御部)
流量制御部44は、流量可変機構43の開閉を制御する。それにより、ヒータ側供給路41を開通・不通にする。流量制御部44の上記制御は、例えば、冷却液Cの温度とヒータ4の稼動及び停止とに基づいて行うことが挙げられる。流量制御部44による流量可変機構43の開放のタイミングは、冷却液Cが高温度になったときに連動させることが挙げられる。一方、流量制御部44による流量可変機構43の閉鎖のタイミングは、上述のようにヒータ4の停止への切り替えに連動した電動ポンプ5の停止直後とする。そうすれば、流量可変機構43の閉鎖を容易に行える。電動ポンプ5を停止すると、ヒータ側循環路40を流通する冷却液Cによる流量可変機構43への抗力を実質的に排除できるためである。流量制御部44による流量可変機構43の閉鎖のタイミングは、ヒータ4の停止中に冷却液Cが低温度になったときや、エンジン2の始動直後に冷却液Cの温度が低温度の場合にも合わせる。
(ラジエター)
ラジエター3は、エンジン2の熱を吸収した冷却液Cを流通させて、その熱を大気中に放熱することで冷却液Cを冷却する。
(ラジエター循環路)
ラジエター循環路30は、エンジン2からラジエター3に冷却液Cを供給するラジエター供給路31と、ラジエター3内を流通して冷却した冷却液Cをラジエター3から排出するラジエター排出路32とを備える。ラジエター供給路31の入口は、シリンダヘッド22のウォータジャケット221に連通し、出口は、ラジエター3に連通する。ラジエター排出路32の入口は、ラジエター3に連通し、出口は、ラジエターバイパス路6に連通する。
(ラジエターバイパス路)
ラジエターバイパス路6は、冷却液Cが所定温度未満の場合、冷却液Cのラジエター3への流通をバイパスさせて電動ポンプ5へ戻す。冷却液Cがラジエター3をバイパスすることで、冷却液Cの所定温度以上への調整を迅速に行ない易い。ラジエターバイパス路6の入口は、ヒータ側排出路42の出口やラジエター側排出路32の出口が連通しており、ラジエターバイパス路6の出口は、電動ポンプ5に連通している。ラジエターバイパス路6には、冷却液Cのラジエター3への流通と、冷却液Cをラジエター3に流通させずに冷却液Cのラジエターバイパス路6への流通とを調整するサーモスタット7が設けられている。
(サーモスタット)
サーモスタット7は、冷却液Cの温度を調整する。サーモスタット7は、冷却液Cの温度が所定温度未満の場合、ラジエター側循環路30を冷却液Cが流通しないようにラジエター側循環路30を閉鎖し、冷却液Cの温度が所定温度以上の場合、ラジエター側循環路30を冷却液Cが流通するようにラジエター側循環路30を開放する。サーモスタット7によるラジエター側循環路30の開閉は、エンジン2の暖機前後で行うことが挙げられる。即ち、エンジン2の暖機前にはラジエター側循環路30を不通にし、暖機後にはラジエター側循環路30を開通することが挙げられる。サーモスタット7の配置箇所は、ラジエター供給路31の入口やラジエター排出路32の出口が挙げられ、ここではラジエター排出路32の出口としている。
(その他)
内燃機関の冷却装置1Aは、ラジエター3やヒータ4の他、例えば、エンジン2とスロットルボディ8との間や、エンジン2とEGRバルブ9との間などで、冷却液Cを循環することもできる。スロットルボディ8は、スロットルバルブ(図示略)を収納する。EGRバルブ9は、EGR(排気ガス再循環装置:図示略)において、エンジン2の気筒の吸気ポート(図示略)に還流させる排気ガスの流量を調整する。エンジン2とスロットルボディ8との間での冷却液Cの循環により、暖機運転時にアイドリング回転数を高めたり、スロットルバルブ(バタフライ:図示略)の凍結を防止したりすることができる。エンジン2とEGRバルブ9との間での冷却液Cの循環により、EGRバルブ9の冷却を行える。
エンジン2とスロットルボディ8との間での冷却液Cの循環は、エンジン2からスロットルボディ8へ冷却液Cを供給するスロットル側供給路81と、スロットルボディ8内を流通した冷却液Cをスロットルボディ8から排出するスロットル側排出路82とで行える。スロットル側供給路81の入口は、ヒータ側供給路41の途中に連通し、出口はスロットルボディ8に連通している。スロットル側供給路81の入口の連通箇所は、ここではヒータ側供給路42における流通可変機構43の上流側としている。流量可変機構43の開閉によらず、冷却液Cをスロットルボディ8へ流通できる。一方、スロットル側排出路82の入口はスロットルボディ8に連通し、出口はヒータ側排出路42の途中に連通している。スロットル側排出路82の出口の連通箇所は、ここではEGRバルブ側排出路92の出口よりも上流側としている。
エンジン2とEGRバルブ9との間での冷却液Cの循環は、エンジン2からEGRバルブ9へ冷却液Cを供給するEGR側供給路91と、EGRバルブ9内を流通した冷却液CをEGRバルブ9から排出するEGR側排出路92とで行える。EGR側供給路91の入口は、シリンダヘッド22のウォータジャケット221に連通し、出口は、RGRバルブ9に連通している。EGR側排出路92の入口は、EGRバルブ9におけるEGR側供給路91の出口とは異なる箇所に連通し、出口は、ヒータ側排出路42の途中に連通している。EGR側排出路92の出口の連通箇所は、ここではヒータ側排出路42におけるスロットル側排出路82の出口よりも下流側としている。
(制御手順)
暖機運転中のヒータ4の停止時における内燃機関の冷却装置1Aの動作の制御手順を説明する。ヒータ4の稼働時における内燃機関の冷却装置1Aの動作状態を説明した後、ヒータ4を停止したときの制御手順を説明する。
ヒータ4の稼働時、流量制御部44により流量可変機構43は開放されていて、ヒータ側循環路40は開通している。このとき、電動ポンプ5は稼動しているため、エンジン2とヒータ4との間での冷却液Cの循環経路は、電動ポンプ5→エンジン2→ヒータ側供給路41→ヒータ4→ヒータ側排出路42→ラジエターバイパス路6→電動ポンプ5である。
この状態で車両の乗員がヒータ4を停止したら、その停止に連動してポンプ制御部50が電動ポンプ5を停止する。このとき、冷却液Cの循環が直ちに停止し、冷却液Cによる流量可変機構43への抗力が実質的に排除される。流量制御部44は、電動ポンプ5が停止したら、流量可変機構43を閉鎖する。この流量可変機構43の閉鎖が完了したら、ヒータ側供給路41が不通になる。ポンプ制御部50は、流量可変機構43の閉鎖の完了に伴って、電動ポンプ5を再稼動させる。ポンプ制御部50による電動ポンプ5の停止後、再稼動までの時間(停止時間)は、流量可変機構43の閉鎖の完了までの短時間であるため、エンジン2の冷却性能への影響は実質的に無いと考えられる。
その後、ヒータ4を再稼動させた場合、ポンプ制御部50が電動ポンプ5を停止することなく稼動した状態のまま、流量制御部44は流量可変機構43を開放する。冷却液Cの流通時における流量制御部44による流量可変機構43の開放は、閉鎖時と異なり、冷却液Cによる抗力が作用することがないからである。
〔作用効果〕
以上説明した内燃機関の冷却装置1Aは、ヒータ4を停止した際、この停止に連動してポンプ制御部50により電動ポンプ5を停止した後に、流量制御部44により流量可変機構43を閉鎖できる。そのため、ヒータ4の停止時に、流量可変機構43への冷却液Cの抗力を実質的に排除できる。これに伴い、流量可変機構43を小型化できるため、(a)流量可変機構43の消費電力を小さくできて燃費の向上に寄与する、(b)軽量化に寄与する、(c)コストの低減に寄与する、(d)ウォータハンマーによる異音の発生を抑制し易い。
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、補機用熱交換器は、トランスミッション用ウォーマ、EGRクーラ、サブラジエターなどとすることができる。
本発明の内燃機関の冷却装置は、自動車のエンジンを冷却する冷却装置に好適に利用できる。
1A 内燃機関の冷却装置
C 冷却液
2 エンジン(内燃機関)
21 シリンダブロック 22 シリンダヘッド
211,221 ウォータジャケット
3 ラジエター
30 ラジエター側循環路 31 ラジエター側供給路 32 ラジエター側排出路
4 ヒータ(補機用熱交換器)
40 ヒータ側循環路 41 ヒータ側供給路 42 ヒータ側排出路
43 流量可変機構 44流量制御部
5 電動ポンプ 50 ポンプ制御部
6 ラジエターバイパス路
7 サーモスタット
8 スロットルボディ 81 スロットル側供給路 82 スロットル側排出路
9 EGRバルブ 91 EGR側供給路 92 EGR側排出路

Claims (1)

  1. 内燃機関と補機用熱交換器との間に冷却液を循環させて、前記内燃機関からの熱の吸収と、前記補機用熱交換器を介した放熱とを行う内燃機関の冷却装置であって、
    前記冷却液を循環させる電動ポンプと、
    前記内燃機関と前記補機用熱交換器との間での前記冷却液の流通量を可変する流量可変機構と、
    前記補機用熱交換器への前記冷却液の流通を阻止する際に、前記電動ポンプを一時的に停止させるポンプ制御部と、
    前記電動ポンプの停止に連動して前記流量可変機構により前記冷却液の流通量を制限する流量制御部とを備える内燃機関の冷却装置。
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