JP2016166467A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
建物開口部に取り付けられる枠体と、金属框の室内側に中空部を有する樹脂框を設けてなる障子とを備え、樹脂框は、見込み方向及び見付け方向に複数の中空部が積層されてなるとともに、ガラス間口の見込み方向中間位置で金属框と接合してあり、金属框は、室内側面に樹脂框を接合するための係合片を有し、樹脂框を接合した状態で、係合片の室内側面及び内周側が樹脂框の中空部に囲まれる。
【選択図】図3
Description
そして、断熱性を高めるには、樹脂框の見込み寸法を少しでも大きくすることが有効であり、樹脂框の見込み幅寸法を大きくして、ガラス間口の見込み方向中央付近において金属框と樹脂框を連結することにより、断熱性を高めることが考えられる。
しかしながら、金属框と樹脂框との連結には、金属框の室内側面に突出する係止片に対して、樹脂框の係止部を係止して取付けることがされているが、金属框の係止片は金属框の室内側面から室内側に突出して設けられており、金属框と樹脂框との連結位置をガラス間口の見込み方向中央付近となるように樹脂框の見込み幅寸法を大きくしても、金属である係止片の突出分だけが室内側に存在することとなり、その部分から熱が室内側に伝わることがあった。
本発明の実施形態の建具について、図1、2に示す勝手口ドアを用いて説明する。
(全体の構成)
図1、2に示すように、本発明の実施形態の勝手口ドアは、建物開口部に設置される、上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14により構成される枠体1と、上框21、下框22、及び左、右縦框23,24を四周に組んでその内周にガラス等のパネル体が嵌め込まれて構成されるドア本体2とからなる。
ドア本体2はヒンジ71により枠体1に開閉自在に取り付けられており、枠体1の上枠11とドア本体2の上框21との間には、ドアクローザ72が配置されている。
枠体1を構成する上枠11、下枠12及び左、右縦枠13,14は、アルミ等の金属材料からなる金属枠の室内側に合成樹脂により形成された樹脂枠を設けて形成されている。
上枠11を構成する金属上枠111は、断面中空の上枠本体部111aの室内側に室内側部分111bが延設されて構成され、室内側部分111bの内周面には嵌合溝111cが形成されている。
上枠11を構成する樹脂上枠112は、断面中空の樹脂枠本体部112aと、樹脂枠本体部112aの室外側外周に形成される嵌合部112bとにより構成されており、樹脂枠本体部112aの室内側にはアングル部が設けられている。
樹脂枠本体部112aの内周側には、金属上枠111と樹脂上枠112を連結するためのネジ等の連結手段や、上枠11を建物開口部に固定するためのビス等の固定手段(図示せず)の頭部が収容できるように溝部112cが形成されており、溝部112cの開口部には、樹脂蓋112dが嵌め込まれ、連結手段や固定手段の頭部が室内側に露出することを防止している。また、樹脂上枠112の樹脂枠本体部112aの室外側面には、気密材保持溝が形成され、ドア本体2の上框21の室内側面に当接して枠体1とドア本体2との間を気密する気密材sが保持されている。
金属下枠121は、断面中空の下枠本体部121aの室外側に水切り121bが延設されてなり、その室内側内周面には樹脂下枠122を嵌合固定するための嵌合凹部121cが形成されている。
そして、嵌合部122bを金属下枠121の嵌合凹部121cに嵌合して、樹脂下枠122のアングル部を建物躯体の開口部下面の木製等の額部に載置した状態で、木ねじ等により固定される。
樹脂下枠本体部122aの室外側面は、金属下枠121の嵌合凹部121c上方で室外側に露出して気密材保持溝が形成され、ドア本体2の下框22の室内側面に当接して枠体1とドア本体2との間を気密する気密材sが保持されている。
金属左縦枠131及び金属右縦枠141は、断面中空の本体部131a,141aと本体部131a,141aの室内側に延設する樹脂枠取付部131b,141bとを備えている。
左右の樹脂縦枠は、金属左縦枠131,金属右縦枠141の樹脂枠取付部131b,141bに取付けられる主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142と、主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142に係止される副樹脂左縦枠133,副樹脂右縦枠143とから構成されている。
副樹脂左縦枠133,副樹脂右縦枠143は、中空本体部133a,143aと、中空本体部133a,143aの外周面にされ、主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142の係合溝132c,142cに係合される係合爪部133b,143bと、中空本体部133a,143aの室外側内周に設けられ、主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142の気密材保持片132b,142bに係合する係合部133c,143cとから構成されている。
さらに、建物開口部に固定された主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142の係合溝132c,142cに係合爪部133b,143bを係合し、気密材保持片132b,142bに係合部133c,143cを係合することで、主樹脂左縦枠132,主樹脂右縦枠142に副樹脂左縦枠133,副樹脂右縦枠143を強固に取り付けることができる。
ドア本体2を構成する上框21、下框22及び左、右縦框23,24は、アルミ等の金属材料からなり中空の矩形形状をなす金属框と、金属框の室内側面に配置され、金属框の室内側面の全域を樹脂製の中空部により覆う樹脂框とから構成され、樹脂枠はいずれも複数の中空部を備えている。
そして、樹脂上框212は、中空本体部212aの室外側の内周端及び外周端にそれぞれ係止部が設けられ、ガラス間口の見込み方向略中央位置、少なくとも中間位置において、金属上框211と係合して上框21を形成している。
金属上框211と樹脂上框212が係合することにより、樹脂上框212の中空本体部212aの室外側面に設けられた隔壁の先端が金属上框211の室内側面に当接もしくは近接することとなり、金属上框211と樹脂上框212との間には中空部による空気層が形成されている。
そして、金属左縦框231の外周面と左縦枠13の金属左縦枠131がヒンジ71により連結され、ドア本体2が枠体1に対して開閉自在に支持されている。
右縦框24を構成する樹脂右縦框242は、見付け方向に複数の中空部が配置されてなる室内側部の室外側面に隔壁を設けてなる中空本体部232aを有し、金属左縦框231の室内側面に係合固定されている。
本実施形態に示すような勝手口ドアにおいて、例えば、樹脂框の見込み幅寸法を大きくして、ドア本体2全体の断熱性を高めることが考えられており、例えば金属左縦框231と樹脂左縦框232に見られるように、樹脂左縦框232の見込み幅寸法を框全体の見込み幅寸法の略半分程度まで大きくして、ガラス間口の見込み方向略中央位置、少なくとも見込み方向中間位置において、金属框と樹脂框とを接合して、断熱性能を高めることが考えられている。
しかし、金属左縦框231と樹脂左縦框232との接合は、金属左縦框231の室内側面に突出して設けられる係合片231b,231cを樹脂左縦框232の室外側面に形成された凹状の係合部232d、232eに係合することによって行われ、係合片231b,231cの見込み寸法の分だけ室内側に配置されることとなり、そこから熱が室内側に伝達されることがあった。
以下、本実施形態の勝手口ドアの複合框の断熱構造について、図3を示して、詳細に説明する。
その空間Aは、主樹脂左縦枠132に保持された気密材s1がドア本体2の樹脂左縦框232の室内側面に当接することで、ヒンジ71が配置される空間と室内空間との間に配置される独立した密閉空間となり、断熱性能を向上させることができる。
内周側小中空部232cの室外側の壁は外周方向に延出されて外周に向かって開口する係合部232dを形成し、中空本体部232aの外周側の室外側面から逆L字状に突出して内周方向に向かって開口する係合部232eが形成されている。
内周側の係合部232dと外周側の係合部232eとの間には、隔壁232fが形成されている。
そして、金属左縦框231の係合片231b,231cを樹脂左縦框232の係合部232d,232eに係合することで、金属左縦框231の室内側に樹脂左縦框232を接合しており、金属左縦框231と樹脂左縦框232との間の内周側小中空部232cと係合部232eとの間には、隔壁232fにより分割された複数の中空部からなる空気層が形成されている。
また、中空本体部232aの外周側に小中空部232bを配置しているので、枠体の縦枠と障子の縦框との間の空間からの室内方向に向けて伝達される熱について、小中空部の中空断熱構造により抑制することができる。
さらに、金属框の室内側面は、四周に亘ってその全域を樹脂框の中空部により覆うとともに、金属框と樹脂框とで中空部を形成して金属框と樹脂框との間に空気層を介在させることで、金属框と樹脂框との接触面積を極力小さくすることで、熱の伝達を抑制することができる。
また、本実施形態の框の断熱構造は、特に、寸法の大きい縦框に採用することで、建具の断熱性能を向上させることができるが、他の框や枠体における断熱構造としても採用することも可能である。
11 :上枠
111 :金属上枠
111a :上枠本体部
111b :室内側部分
111c :嵌合溝
112 :樹脂上枠
112a :樹脂枠本体部
112b :嵌合部
112c :溝部
112d :樹脂蓋
12 :下枠
121 :金属下枠
121a :下枠本体部
121b :水切り
121c :嵌合凹部
122 :樹脂下枠
122a :樹脂下枠本体部
122b :嵌合部
13 :左縦枠
131 :金属左縦枠
131a :本体部
131b :樹脂枠取付部
131c :取付片
131d :段差部
132 :主樹脂左縦枠
132a :中空本体部
132b :気密材保持片
132c :係合溝
133 :副樹脂左縦枠
133a :中空本体部
133b :係合爪部
133c :係合部
14 :右縦枠
141 :金属右縦枠
141a :本体部
141b :樹脂枠取付部
141c :取付片
142 :主樹脂右縦枠
142a :中空本体部
142b :気密材保持片
142c :係合溝
143 :副樹脂右縦枠
143a :中空本体部
143b :係合爪部
143c :係合部
2 :ドア本体
21 :上框
211 :金属上框
211a :中空本体部
211b :室外側壁
212 :樹脂上框
212a :中空本体部
22 :下框
23 :左縦框
231 :金属左縦框
231a :中空本体部
231b :係合片
231c :係合片
232 :樹脂左縦框
232a :中空本体部
232b :小中空部
232c :内周側小中空部
232d :係合部
232e :係合部
232f :隔壁
24 :右縦框
241 :金属右縦框
241a :中空本体部
242 :樹脂右縦框
71 :ヒンジ
72 :ドアクローザ
73 :アンカー部材
74 :ハンドル
75 :ラッチ機構
A :空間
a :凹部
s :気密材
s1 :気密材
s2 :気密材
Claims (1)
- 建物開口部に取り付けられる枠体と、金属框の室内側に中空部を有する樹脂框を設けてなる障子とを備え、
樹脂框は、見込み方向及び見付け方向に複数の中空部が積層されてなるとともに、ガラス間口の見込み方向中間位置で金属框と接合してあり、
金属框は、室内側面に樹脂框を接合するための係合片を有し、樹脂框を接合した状態で、係合片の室内側面及び内周側が樹脂框の中空部に囲まれる
ことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
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Citations (5)
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JPS556312U (ja) * | 1978-06-28 | 1980-01-16 | ||
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JP2001140546A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Fujisash Co | サッシ構成材におけるアルミ形材と樹脂形材の接合装置 |
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JP2006291478A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Shin Nikkei Co Ltd | 複合サッシ |
-
2015
- 2015-03-09 JP JP2015046266A patent/JP6625331B2/ja active Active
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