JP2016160982A - 直動案内装置用防塵カバーおよびこれを備える直動案内装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このリニアガイド1の防塵カバー10は、スライダ3に防塵カバー30を取り付けるための取付板20に形成されたねじ装着部21が、取付板20の上端部までつながるスリット状の溝穴になっている。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、上述のような問題点に着目してなされたものであり、コストアップを抑制しつつも、防塵カバーの装着作業性を向上させ得る直動案内装置用防塵カバー、およびこれを備える直動案内装置を提供することを課題とする。
また、本発明の一態様に係る直動案内装置用防塵カバーにおいて、前記第二の取付板は、前記スライダの幅方向両側の二箇所に前記ねじ装着部が形成され、その二箇所のねじ装着部は、前記スリット状の溝穴が前記案内レールの左右側面側に互いに並行または同軸上に位置するとともに、前記スライダの幅方向両側に向けて開口するように形成されており、前記第二の取付板は、前記スライダの幅方向の中央部分から前記ねじ装着部のスリットの延在方向とは直交する方向に沿って折り曲げ可能に形成されていることは好ましい。
図1に示すように、このリニアガイド1は、案内レール2と、案内レール2上にスライド移動可能に跨設される断面コ字形のスライダ3と、スライダ3と案内レール2の端面との間に装着される防塵カバー10とを備えている。
案内レール2は、鋼製の棒状部材であって、左右の側面2sに、長手方向に沿って転動体転動溝2mを有する。案内レール2は、その上面2bから下面2rに貫通するレール取付用の取付穴2cが、長手方向に沿って所定ピッチで離隔して複数設けられ、取付穴2cに挿通した固定ボルトで、例えば工作機械,ロボット,計測機器,精密位置決めテーブル等の基台に固定される。
案内レール2の長手方向の両端面2aには、防塵カバー10を装着するための取付ねじ穴2dが幅方向の二箇所に形成されている。サイドシール6には、防塵カバー10のスライダ側取付板20を固定する取付ねじ14を挿通させる挿通穴6hが上部の左右に設けられている。エンドキャップ5にも挿通穴6hと対向する位置に取付ねじ14を挿通させる挿通穴(不図示)が設けられている。また、スライダ本体4の端面には、挿通穴6hに対向する位置に、取付ねじ14を螺合させる取付ねじ穴(不図示)が形成されている。なお、同図では案内レール2の一方の端部を図示し、他方の端部については、防塵カバー10を含めて同様の構成を有するため、その図示および説明を省略する。
カバー本体11は、防水布や耐熱布などからなる下面が開放された角ダクト状の部材であって、複数の山部11mと谷部11vとが交互に並ぶジャバラ状に形成されることにより長手方向に伸縮自在に形成されている。カバー本体11の山部11mには、略コ字状をなす形態保持用の心金12が所定の間隔で接合(図1に示すハッチング部)されている。これにより、カバー本体11が伸縮する際にカバー本体11が撓んで座屈してしまわないようになっている。
第一の取付板であるレール側取付板30は、鋼製の薄板部材であり、案内レール2の高さとスライダ3の幅とをもつ矩形板状部材である。レール側取付板30は、案内レール2の二箇所の取付ねじ穴2dに対向する位置に、板厚方向に貫通した円形のねじ装着部31が形成され、案内レール2の端面2aに対してねじ16によって着脱可能に固定される。
リニアガイド1の取り付けは、取付穴2cに挿通させたボルトにより図示しない基台に案内レール2を締結し、案内レール2にスライダ3を転動体を介して嵌合させてリニアガイド1を基台に設置する。
ここで、リニアガイド1において、スライダ3に特に精密な移動が要求される場合、外部に露出した案内レール2の上面2bや転動体転動溝2mの防塵が重要な問題になる。転動体転動溝等に付着した塵埃,溶接粉,切削油などの異物がスライダ3の内部に侵入すると、転動体の円滑な転動が阻害され、所期の精度が確保できなくなるからである。
防塵カバー10をリニアガイド1に装着する際は、まず、レール側取付板30を案内レール2の端面2aに突合せて、案内レール2の端面2aの取付ねじ穴2dに二本の取付ねじ16によりレール側取付板30を固定し、次いで、スライダ側取付板20をスライダ3のサイドシール6端面に重ね合わせてから、二本の取付ねじ14を締め付けることによりスライダ側取付板20をスライダ3の端部に固定する。
そして、このリニアガイド1によれば、カバー本体11を固定するためのスライダ側取付板20に形成された左右二つのねじ装着部21を、いずれもスライダ側取付板20の上端部までつながるスリット状の溝穴としたので、装着用の取付ねじ14を予めスライダ3の雌ねじにねじ込んだ仮締め状態とし、ねじの径方向下側からスライダ側取付板20を滑り込ませるようにしてスライダ側取付板20をスライダ3に装着することができる。
例えば、上記実施形態では、スライダ側取付板20は、スライダ3の幅方向両側の二箇所にねじ装着部21が形成され、その二箇所のねじ装着部21が、互いに並行に且つ案内レール2の側とは反対側に向けて開口するスリット状の溝穴の例で説明したが、本発明に係る防塵カバーは、これに限定されず、固定が確実に行われていれば、ねじ装着部21を一か所としてもよいし、また、必要に応じて三か所以上設けてもよい。
例えば、図4に変形例を示すように、スライダ側取付板20に形成された左右のねじ装着部21を、スライダ3の幅方向両側に向けて開口するように、スライダ側取付板20の左右端部までつながるスリット状の溝穴とすることもできる。
この変形例によれば、同図(b)に示すように、装着用の取付ねじ14を予めスライダ3の雌ねじにねじ込んだ仮締め状態とし、中央の位置からスライダ3とは反対側に凸となるように折り曲げた状態のスライダ側取付板20を、取付ねじ14の径方向においてスライダ3の中央の側から滑り込ませるようにして、左右のねじ装着部21の端部開口部から取付ねじ14の軸部をねじ装着部21に挿入することができる。
その後、取付ねじ14を増し締めして防塵カバー10を装着することができる。したがって、このような構成であっても、スライダ側取付板20のねじ装着部を円形の貫通孔とした場合に比べ、リニアガイド1への防塵カバー10の装着作業性が向上する。また、スライダ側取付板20とは別部品の取付具が不要なので、コストアップを抑制することができる。
2 案内レール
3 スライダ
4 スライダ本体
5 エンドキャップ
6 サイドシール
10 防塵カバー
11 カバー本体
12 心金
14、16 取付ねじ
20 スライダ側取付板(第二の取付板)
21 ねじ装着部(スリット状の溝穴)
30 レール側取付板(第一の取付板)
31 ねじ装着部
Claims (4)
- 長手方向に延びる案内レールと、該案内レールに複数の転動体を介してスライド移動可能に跨設されるスライダと、該スライダの両端部に装着されるサイドシールとを備える直動案内装置に用いられ、前記サイドシールと前記案内レールの端面との間に取付られる防塵カバーであって、
前記案内レールの端面にねじによって着脱可能に固定される第一の取付板と、前記サイドシールに重ね合わされた状態で前記スライダにねじによって着脱可能に固定される第二の取付板と、前記第一の取付板と前記第二の取付板との間に設けられて前記案内レールを覆うように前記案内レールの長手方向に伸縮自在なカバー本体とを備え、
前記第二の取付板は、前記スライダに当該第二の取付板を取り付けるために形成されたねじ装着部が、当該第二の取付板の端部まで開口するスリット状の溝穴になっていることを特徴とする直動案内装置用防塵カバー。 - 前記第二の取付板は、前記スライダの幅方向両側の二箇所に前記ねじ装着部が形成され、その二箇所のねじ装着部は、前記スリット状の溝穴が互いに並行に且つ前記案内レールの側とは反対側に向けて開口するように形成されている請求項1に記載の直動案内装置用防塵カバー。
- 前記第二の取付板は、前記スライダの幅方向両側の二箇所に前記ねじ装着部が形成され、その二箇所のねじ装着部は、前記スリット状の溝穴が前記案内レールの左右側面側に互いに並行または同軸上に位置するとともに、前記スライダの幅方向両側に向けて開口するように形成されており、
前記第二の取付板は、前記スライダの幅方向の中央部分から前記ねじ装着部のスリットの延在方向とは直交する方向に沿って折り曲げ可能に形成されている請求項1に記載の直動案内装置用防塵カバー。 - 長手方向に延びる案内レールと、該案内レールに複数の転動体を介してスライド移動可能に跨設されるスライダと、該スライダの両端部に装着されるサイドシールと、該サイドシールと前記案内レールの端面との間に取付られる防塵カバーとを備える直動案内装置であって、
前記防塵カバーとして、請求項1〜3のいずれか一項に記載の直動案内装置用防塵カバーを備えることを特徴とする直動案内装置。
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