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JP2016160797A - 内燃機関 - Google Patents

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敏史 塩谷
Toshifumi Shioya
敏史 塩谷
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

【課題】排気通路上側ウォータジャケットを形成する砂中子の砂を容易に排出することで、シリンダヘッドの製造性を向上させることができる内燃機関を提供すること。【解決手段】シリンダヘッド11の前側壁部における排気出口93の近傍に、排気通路上側ウォータジャケット95に連通する砂抜き孔98を設け、シリンダヘッド11の鋳造後に排気通路上側ウォータジャケット95を形成した砂中子の砂が砂抜き孔98を介して排出されるとともに、砂中子の砂の排出後に砂抜き孔98が封止される。また、排気出口93の周囲において前側壁部から突出し、排気部材110が取付けられる張出部と、砂抜き孔98の周囲において前側壁部から突出し、張出部に接続されるボス部と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、シリンダヘッド内で排気通路を集合する内燃機関に関する。
内燃機関には、シリンダヘッド内で排気通路を集合する集合排気通路を備えたものがある。この内燃機関では、集合排気通路を避けるようにしてシリンダヘッドにウォータジャケットを形成する必要がある。
従来、シリンダヘッドに集合排気ポートを備えた内燃機関として特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のものは、シリンダブロックの側面よりも外側にアーチ状に突出する張出部を、シリンダヘッドに備えている。また、集合排気通路の集合部は、張出部の側壁の内面を臨むように形成されている。
この内燃機関は、集合排気通路を避けるように張出部の上部および下部にウォータジャケットが形成されており、張出部の側面にはウォータジャケットが形成されていない。これにより、従来の内燃機関は、ウォータジャケットを形成する砂中子の形状が複雑化するのを回避することができる。
特開2000−161132号公報
上記従来の内燃機関にあっては、張出部の上部に形成された排気通路上側ウォータジャケットは、集合排気通路を避けて形成されるため細い。また、排気通路上側ウォータジャケットは、燃焼室側のウォータジャケットから離隔しており、かつ、シリンダヘッドの上端部に位置する。このため、排気通路上側ウォータジャケットを形成する砂中子の砂を容易に排出することができない。この結果、シリンダヘッドの製造性が悪化してしまう。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、排気通路上側ウォータジャケットを形成する砂中子の砂を容易に排出することで、シリンダヘッドの製造性を向上させることができる内燃機関を提供することを目的とするものである。
本発明は、複数の燃焼室が気筒列方向に配置されたシリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに形成され、複数の前記燃焼室にそれぞれ連通する複数の多岐通路部と、前記複数の多岐通路部が集合する集合通路部と、前記気筒列方向中央部における前記シリンダヘッドの側壁に開口する排気出口と、を有し、前記複数の燃焼室で発生した排気ガスを前記排気出口から排出する排気通路と、前記燃焼室を冷却する冷却水が外部から導入される燃焼室側ウォータジャケットと、前記燃焼室側ウォータジャケットから前記集合通路部の上方に延び、前記燃焼室側ウォータジャケットから冷却水が導入される排気通路上側ウォータジャケットと、前記シリンダヘッドの気筒列方向端部に配置され、前記燃焼室側ウォータジャケットと前記排気通路上側ウォータジャケットとを順次通過した冷却水が排出される冷却水出口と、を備えた内燃機関であって、前記シリンダヘッドの側壁における前記排気出口の近傍に、前記排気通路上側ウォータジャケットに連通する砂抜き孔を設け、前記シリ
ンダヘッドの鋳造後に前記排気通路上側ウォータジャケットを形成した砂中子の砂が前記砂抜き孔を介して排出されるとともに、前記砂中子の排出後に前記砂抜き孔が封止されることを特徴とする。
上記の本発明によれば、シリンダヘッドの側壁における排気出口の近傍に砂抜き孔を配置したので、排気通路上側ウォータジャケットを形成する砂中子の砂を、砂抜き孔を介して容易に排出することができる。この結果、シリンダヘッドの製造性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、内燃機関の上面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドカバーを取り外した状態のシリンダヘッドの上面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドカバーを取り外した状態のシリンダヘッドの斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドカバーを取り外した状態のシリンダヘッドの正面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドの張出部で切断した断面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、車両の前側上方から見たシリンダヘッドのウォータジャケットの斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、車両の左側から見たシリンダヘッドのウォータジャケットの側面図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の一実施の形態を示す図であり、シリンダヘッドのウォータジャケットを形成する砂中子の斜視図である。
以下、本発明に係る内燃機関の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1〜図8は、本発明に係る実施の形態の内燃機関を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、本発明の内燃機関を構成するエンジン1は、図示しないピストンが気筒を2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行う横置きの4サイクルエンジンによって構成されている。
エンジン1は、車両に搭載されており、エンジン1は、シリンダヘッド11と、シリンダヘッドカバー12とを備えている。なお、図1〜図8において、前後、左右および上下の各方向は、エンジン1が搭載された車両の運転席から見た方向を表している。
シリンダヘッド11は、図示しないシリンダブロックの上部に取付けられている。シリンダブロックは、図示しないピストンを上下動自在に収容する図示しない気筒を有しており、ピストンの上下運動は、シリンダブロックに設けられた図示しないクランクシャフトの回転運動に変換される。このシリンダヘッド11は、後述する砂中子100(図8参照)を含む複数の鋳型を用いて低圧鋳造により製造される。
図1、図2において、シリンダヘッド11は、車幅方向に平行に延びる後側壁部31および前側壁部32と、車両の前後方向に延びて後側壁部31および前側壁部32の車幅方向一端部(左端部)に連続する左側壁部33と、車両の前後方向に延びて後側壁部31および前側壁部32の車幅方向他端部(右端部)に連続する右側壁部34と、前側壁部32
、左側壁部33および右側壁部34の下部に連続する底壁部35(図3参照)とを備えており、直方体形状のケースで構成されている。
図2において、シリンダヘッド11の中央部には点火プラグ15が収容されるボス部16が形成されており、点火プラグ15は、シリンダヘッド11の底壁部35の底面とシリンダブロックの気筒の上部によって形成される燃焼室90に突出している。
なお、実施の形態のエンジン1は、点火プラグ15を4つ備える4気筒の直噴ガソリンエンジンから構成されている。また、本実施形態で燃焼室90が配列される左右方向は、本発明における気筒列方向である。
図1において、シリンダヘッド11には点火プラグ15と対となるように複数の点火コイル2が設けられており、点火コイル2は、点火プラグ15を点火する。
図2、図3において、シリンダヘッド11には吸気カム軸13および吸気カム軸13と平行に延びる排気カム軸14が設けられている。図2において、吸気カム軸13および排気カム軸14は、シリンダヘッド11の上部に設置された軸受部となるアッパカムハウジング17とロアカムハウジング18とに回転自在に支持されている。
吸気カム軸13および排気カム軸14の右端部には図示しないカムスプロケットが設けられており、カムスプロケットには図示しないタイミングチェーンが巻き掛けられている。タイミングチェーンは、クランクシャフトの図示しないクランクスプロットに巻き掛けられており、タイミングチェーンは、クランクシャフトの回転を吸気カム軸13および排気カム軸14に伝達する。
吸気カム軸13には複数の吸気カム13Aが設けられており、吸気カム13Aは、図示しないロッカアームに当接している。
ロッカアームの他端部側のアーム先端部の下面は、吸気バルブ21の上端に接触している。吸気バルブ21は、シリンダヘッド11に対しての軸線方向に進退可能に設けられている。吸気バルブ21は、図示しないバルブスプリングにより引き上げる方向、すなわち、吸気バルブ21によって開閉される吸気ポート46(図1参照)と燃焼室90(図2参照)との連通を遮断する方向に移動される。
吸気カム13Aの回転によりロッカアームがバルブスプリングの付勢力に抗して吸気バルブ21を押し下げると、吸気ポート46と燃焼室90とが連通される。このように吸気カム13Aの回転によって吸気バルブ21が進退移動することで、吸気ポート46と燃焼室90とが連通および遮断される。
排気カム軸14には複数の排気カム14Aが設けられており、排気カム14Aは、図示しないロッカアームを介して図示しない排気バルブの上端に接触している。なお、排気カム14Aは、ロッカアームと同一の構成を有する図示しないロッカアームを介して排気バルブに接触しており、吸気側と同様の動弁構造で駆動されることにより、排気ポートと燃焼室90とを連通および遮断する。
図1〜図4において、シリンダヘッド11には燃料ポンプ41および燃料ポンプ取付ブラケット42が取付けられている。燃料ポンプ41には燃料供給パイプ44が設けられており、燃料ポンプ41には燃料供給パイプ44から低圧の燃料が供給される。
燃料ポンプ41には燃料供給パイプ43が設けられており、燃料供給パイプ43は、燃
料ポンプ41によって調圧された燃料が導入される。
図1において、シリンダヘッド11にはデリバリパイプ45が設けられており、デリバリパイプ45は、燃料供給パイプ43から導入された燃料を図示しない燃料噴射弁に供給する。
燃料噴射弁は、シリンダヘッド11の燃焼室90(図2参照)毎に設置されており、デリバリパイプ45は、燃料供給パイプ43から導入された高圧燃料を燃料噴射弁に分配して供給する。燃料噴射弁は、デリバリパイプ45から供給された高圧燃料を燃焼室90に直接、噴射する。
図1において、後側壁部31には複数の吸気ポート46が形成されており、それぞれの吸気ポート46は、気筒に連通している。後側壁部31には図示しない吸気マニホールドが取付けられており、吸気マニホールドは、図示しないエアクリーナによって浄化された吸入空気を各吸気ポート46に分配して導入する。
図3、図4において、前側壁部32には排気集合通路47が形成されている。排気集合通路47は、各燃焼室90(図2参照)に連通している。燃焼室90から排気集合通路47に導入された排気ガスは、排気集合通路47に連通する排気部材110を通って排出される。排気部材110は、排気ガスを浄化する図示しない触媒装置、または、ターボ過給機のタービンハウジングからなる。ここで、本実施の形態の前側壁部32は、本発明の側壁を構成する。
図4において、吸気カム軸13にはポンプ駆動カム13Bが設けられており、燃料ポンプ41は、ポンプ駆動カム13Bによって駆動される。
燃料ポンプ41は、ポンプ本体51と、図示しないプランジャ、電磁バルブおよびスプリングを備えている。また、燃料ポンプ41は、電磁バルブと図示しないコントローラとを電気的に接続するコネクタ55を備えている。
吸気カム軸13の左端側の図示しない軸受部は、左側壁部33および燃料ポンプ取付ブラケット42に回転自在に支持されている。
燃料ポンプ取付ブラケット42は、吸気カム軸13の軸線方向に延び、後側壁部31の上面に取付けられる第1の側壁部71と、第1の側壁部71から左側壁部33に沿って延び、左側壁部33の上面に取付けられる第2の側壁部72と、第1の側壁部71と第2の側壁部72とを連結する図示しない連結壁部とを含んで構成される。
図1、図2、図4において、燃料ポンプ取付ブラケット42の第2の側壁部72および左側壁部33にはケース部材81を介してバキュームポンプ82が取付けられている。すなわち、本実施の形態のケース部材81は、バキュームポンプ82と左側壁部33との間に設けられている。
バキュームポンプ82は、ケース部材81と共に第2の側壁部72に固定される。ケース部材81の下端は、シリンダヘッド11の左側壁部33にボルト76Fによって固定される。
バキュームポンプ82は、吸気カム軸13の左端部13aに連結されており、吸気カム軸13によって駆動されることにより、負圧を発生し、この負圧をブレーキブースタ等に供給する。
ケース部材81には図示しないセンシングロータが収容されており、センシングロータには円周方向において長さの異なる複数の突出部が形成されている。センシングロータに対向する位置には図示しないカム角センサが設けられており、カム角センサは、センシングロータの回転角度を検出する。
左側壁部33に接触するケース部材81の下方の内部には図示しない冷却水通路およびサーモスタットが設けられており、冷却水通路にはシリンダヘッド11の内部に形成された後述するウォータジャケットを流れる冷却水が排出される。
この冷却水通路は、吸気カム軸13の左端部13a、センシングロータ61およびカム角センサ62が収容されたケース部材81の内部空間である図示しない検出室とは仕切られている。これにより、冷却水通路から検出室に冷却水が流れることはない。
図3、図4、図6、図7において、シリンダヘッド11には、排気集合通路47が形成されている。排気集合通路47は、複数の燃焼室90にそれぞれ連通する複数の多岐通路部91と、複数の多岐通路部91が集合する集合通路部92と、気筒列方向中央部におけるシリンダヘッド11の前側壁部32に開口する排気出口93と、を有している。
排気集合通路47は、複数の燃焼室90で発生した排気ガスを合流させて排気出口93から排出する。本実施形態の排気集合通路47は、本発明における排気通路を構成する。
また、シリンダヘッド11には、燃焼室90を冷却する冷却水が外部から導入される燃焼室側ウォータジャケット94が形成されている。燃焼室側ウォータジャケット94には冷却水導入孔96が設けられており、不図示のシリンダブロックのウォータジャケットを通過した冷却水は、この冷却水導入孔96を通って燃焼室側ウォータジャケット94に導入される。
シリンダヘッド11には、排気通路上側ウォータジャケット95が形成されており、この排気通路上側ウォータジャケット95は、燃焼室側ウォータジャケット94から集合通路部92の上方に延びている。排気通路上側ウォータジャケット95には、燃焼室側ウォータジャケット94から冷却水が導入される。
シリンダヘッド11の気筒列方向端部には、冷却水出口97が形成されており、この冷却水出口97は、燃焼室側ウォータジャケット94と排気通路上側ウォータジャケット95とを順次通過した冷却水を排出する。
また、シリンダヘッド11には、排気通路下側ウォータジャケット89が形成されており、この排気通路下側ウォータジャケット89は、燃焼室側ウォータジャケット94から集合通路部92の下方に延びている。排気通路下側ウォータジャケット89には、燃焼室側ウォータジャケット94から冷却水が導入される。
また、シリンダヘッド11の前側壁部32における排気出口93の近傍には、砂抜き孔98が設けられており、この砂抜き孔98は、排気通路上側ウォータジャケット95に連通している。
燃焼室側ウォータジャケット94、排気通路上側ウォータジャケット95、排気通路下側ウォータジャケット89および砂抜き孔98は、シリンダヘッド11の鋳造時に、図8に示す砂中子100を用いて形成される。砂中子100の形状は、燃焼室側ウォータジャケット94、排気通路上側ウォータジャケット95、排気通路下側ウォータジャケット8
9および砂抜き孔98の形状と一致する。
排気通路上側ウォータジャケット95を形成した砂中子100の砂は、シリンダヘッド11の鋳造後に砂抜き孔98を介して排出される。また、砂抜き孔98は、砂中子100の砂の排出後に、封止ボルト99で封止される。
図4、図5において、シリンダヘッド11には張出部111が形成されており、この張出部111は、排気出口93の周囲において前側壁部32から突出している。前述の排気部材110は、この張出部111に取付けられている。
張出部111の上部には排気通路上側ウォータジャケット95が配置されている。張出部111の下部には排気通路下側ウォータジャケット89が配置されている。すなわち、排気通路上側ウォータジャケット95および排気通路下側ウォータジャケット89は、集合通路部92の上方および下方にそれぞれ配置されている。
シリンダヘッド11にはボス部112が形成されており、このボス部112は、砂抜き孔98の周囲において前側壁部32から突出している。ボス部112の側面は張出部111に接続されている。
次に、作用を説明する。このエンジン1は、燃焼室側ウォータジャケット94に冷却水が外部から導入されるため、燃焼室側ウォータジャケット94を形成する砂中子100の砂は、冷却水を導入するための冷却水導入孔96から容易に排出される。
一方、排気通路上側ウォータジャケット95は、燃焼室側ウォータジャケット94から延びているため、冷却水導入孔96から離隔している。また、冷却水出口97は、シリンダヘッド11の気筒列方向端部に配置されている。このため、排気通路上側ウォータジャケット95を形成する砂中子100の砂は、冷却水導入孔96や冷却水出口97からは容易に排出されず、燃焼室側ウォータジャケット94と比較して排出されにくい。
そこで、本実施形態のエンジン1は、シリンダヘッド11の前側壁部32における排気出口93の近傍に、排気通路上側ウォータジャケット95に連通する砂抜き孔98を設けた。この砂抜き孔98を介して、排気通路上側ウォータジャケット95を形成した砂中子100の砂は、シリンダヘッド11の鋳造後に排出される。また、砂抜き孔98は砂中子100の砂の排出後に封止される。
本実施形態のエンジン1によれば、シリンダヘッド11の前側壁部32における排気出口93の近傍に砂抜き孔98を配置したので、排気通路上側ウォータジャケット95を形成する砂中子100の砂を、砂抜き孔98を介して容易に排出することができる。この結果、シリンダヘッド11の製造性を向上させることができる。
また、本実施形態のエンジン1は、シリンダヘッド11が、排気出口93の周囲において前側壁部32から突出し、排気部材110が取付けられる張出部111と、砂抜き孔98の周囲において前側壁部32から突出し、張出部111に接続されるボス部112と、を有する。
本実施形態のエンジン1によれば、ボス部112が張出部111に接続されたことでボス部112によって張出部111の強度が補強されるので、排気部材110からの荷重が作用する張出部111の強度を向上させることができる。
本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく
変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…エンジン(内燃機関)、11…シリンダヘッド、32…前側壁部(側壁)、47…排気集合通路(排気通路)、90…燃焼室、91…多岐通路部、92…集合通路部、93…排気出口、94…燃焼室側ウォータジャケット、95…排気通路上側ウォータジャケット、97…冷却水出口、98…砂抜き孔、100…砂中子、110…排気部材、111…張出部、112…ボス部

Claims (2)

  1. 低圧鋳造により製造され、複数の燃焼室が気筒列方向に配置されたシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドに形成され、複数の前記燃焼室にそれぞれ連通する複数の多岐通路部と、前記複数の多岐通路部が集合する集合通路部と、前記気筒列方向中央部における前記シリンダヘッドの側壁に開口する排気出口と、を有し、前記複数の燃焼室で発生した排気ガスを前記排気出口から排出する排気通路と、
    前記燃焼室を冷却する冷却水が外部から導入される燃焼室側ウォータジャケットと、
    前記燃焼室側ウォータジャケットから前記集合通路部の上方に延び、前記燃焼室側ウォータジャケットから冷却水が導入される排気通路上側ウォータジャケットと、
    前記シリンダヘッドの気筒列方向端部に配置され、前記燃焼室側ウォータジャケットと前記排気通路上側ウォータジャケットとを順次通過した冷却水が排出される冷却水出口と、を備えた内燃機関であって、
    前記シリンダヘッドの側壁における前記排気出口の近傍に、前記排気通路上側ウォータジャケットに連通する砂抜き孔を設け、
    前記シリンダヘッドの鋳造後に前記排気通路上側ウォータジャケットを形成した砂中子の砂が前記砂抜き孔を介して排出されるとともに、前記砂中子の排出後に前記砂抜き孔が封止されることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッドが、
    前記排気出口の周囲において前記側壁から突出し、排気部材が取付けられる張出部と、
    前記砂抜き孔の周囲において前記側壁から突出し、前記張出部に接続されるボス部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
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