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JP2016145014A - スクータ型車両のフレーム構造 - Google Patents

スクータ型車両のフレーム構造 Download PDF

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Abstract

【課題】充分なスペースの物品収納空間を確保でき、部品点数を削減して軽量化を図ることができる、スクータ型車両のフレーム構造を提供する。
【解決手段】スクータ型車両のフレーム構造は、ヘッドパイプ12から斜め下方に延びるダウンフレーム13と、このダウンフレーム13の後端に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレーム14と、このエンドフレーム14から車体後方に斜め上方でかつ後方に延設された単一のボディフレーム15と、を有し、単一のボディフレーム15は、立上り部からシート後方部まで、車幅方向左右いずれか片側にシフトして配設される。
【選択図】図8

Description

本発明は、スクータ型車両のフレーム構造に関する。
ハンドルとシートとの間に低床式フットボードを配設したスクータ型車両では、車体フレームがダウンフレーム、左右のサイドフレーム、角パイプフレーム、シートパイプ等のフレーム組立体で構成されたものがある(特許文献1参照)。このスクータ型車両はシート下方で角パイプフレームとシートパイプとが車幅方向左右両側で後上方に延設され、角パイプフレームとシートパイプとはフレーム後端部が補強板でブリッジされてスクータ型車両の後部フレーム構造を構成している。
スクータ型車両の後部フレーム構造は、シート下の左右のフレームのうち、サスペンションユニットを取り付けた側の角パイプフレームを太くし、反対側のシートパイプを細く形成して軽量化を図っている。
また、特許文献2には、シート下に配設される単一のリヤパイプの前端部をヘッドパイプからのメインパイプの後端部に連結し、メインパイプとリヤパイプにクロスパイプを渡して、メインパイブとリヤパイプとクロスパイプとで三角形を構成して補強した二輪車両が記載されている。
特許第4041143号公報 特開2000−280965号公報
特許文献1に記載のスクータ型車両のフレーム構造では、シート下方に太い角パイプフレームと細いシートパイプが配設されており、シート下方に形成される物品収納ボックスが左右のフレーム枠で規制され、物品収納空間を拡張することが困難である。
また、特許文献2では、二輪車の後部フレーム構造を構成するリヤパイプは強度部材を構成し、車体中央部から車体後方にかけて車体中心線近傍に1本配設したものであり、充分なスペースの物品収納空間をシート下方に確保することが困難で、燃料タンク以上の物品収納空間を確保することができない。しかも、特許文献2に記載の車両はスクータ型車両ではなく、充分な物品収納空間を有するスクータ型車両を提供することはできない。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、充分なスペースの物品収納空間を確保でき、部品点数を削減して軽量化を図ることができるスクータ型車両のフレーム構造を提供することを目的とする。
本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造は、上述した課題を解決するために、ヘッドパイプから斜め下方に延びるダウンフレームと、このダウンフレームの後端に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレームと、このエンドフレームから車体後方に斜め上方に延設された単一のボディフレームと、を有し、前記単一のボディフレームは、立上り部からシート後方部まで車幅方向左右いずれか片側にシフトして配設されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係るスクータ型車両のフレーム構造は、上述した課題を解決するために、ヘッドパイプから斜め下方に延びるダウンフレームと、このダウンフレームの後端に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレームと、このエンドフレームから車体後方に斜め上方に延設された単一のボディフレームと、車両平面視で、単一のボディフレームと車幅方向反対側に配設されたユニットスイング型エンジンの伝動ケースと、前記ユニットスイング型エンジンの揺動中心と後輪軸支持部とを連結し、マフラーと後輪との間に配設されるスイングアームと、を有し、前記単一のボディフレームは立上り部からシート後方部まで車幅方向左右いずれか一側にシフトして配設され、前記スイングアームにはリヤサスペンションユニットの下側取付部が形成され、前記リヤサスペンションユニットの上側取付部が前記ボディフレームのリヤサスペンション取付ブラケットに設けられたことを特徴とするものである。
本発明においては、単一のボディフレームを車幅方向片側にオフセットさせ1本で構成したので、充分なスペースの物品収納空間を確保でき、部品点数を削減して軽量化、コスト削減を図ることができる。
第1の実施形態に係るスクータ型車両の左側面を示す車両全体図。 第1の実施形態のスクータ型車両から車体カバーの後部側取外し状態を左側から示す車両側面図。 第1の実施形態のスクータ型車両から車体カバーの後部側取外し状態を右側から示す車両側面図。 第1の実施形態のスクータ型車両からシートおよび車体カバーを取り外した状態を示す車両上面図(平面図)。 本実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造に物品収納ボックスおよび燃料タンクを取り付けた状態を示す左側面図。 同じくスクータ型車両のフレーム構造に物品収納ボックスおよび燃料タンクを取り付けた状態を示す右側面図。 同じくスクータ型車両のフレーム構造を左側から見た側面図。 同じくスクータ型車両のフレーム構造を上方から見た平面図。 同じくスクータ型車両のフレーム構造を前方から見た正面図。 (A)は車幅方向両側にボディフレームとシートレールをそれぞれ設けたスクータ型車両のフレーム構造の平面図、(B)は第1の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造を示す平面図。 第2の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造を車体右側側方から見下した斜視図。 第2の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造を車体右側から見た側面図。 第2の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造を上方から見た平面図。 第2の実施形態のスクータ型車両に備えられるユニットスイング型エンジンとスイングアーム、マフラー、エアクリーナとのレイアウト関係を示す右側側面図。 第2の実施形態のスクータ型車両に備えられるユニットスイング型エンジン、スイングアーム、マフラーおよび伝動ケース、エアクリーナのレイアウト関係を示す平面図。
以下、本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用したスクータ型車両の第1の実施形態を示す車両全体の左側面図であり、図2および図3は、車体カバーの後部をスクータ型車両から取外した状態をそれぞれ示す左側面図および右側面図である。また、図4は、シートおよび車体カバーをスクータ型車両から取外した状態を示す車両上面図である。図1から図4において、符号FWはスクータ型車両に乗車したライダから見て車両前方側を示し、符号RWは、スクータ型車両の車両後方側を示す。符号Lはスクータ型車両の車両前方に向って左側を、符号Rはその車両前方に向って右側をそれぞれ示す。
図1ないし図4において、スクータ型車両10は車体フレーム11を有する。車体フレーム11はその最前部にヘッドパイプ12を備え、このヘッドパイプ12の後下部から斜め下方あるいは下方に延びて湾曲し、後方に略水平に延びるチューブ状、パイプ状のダウンフレーム13と、ダウンフレーム13の後端部に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレーム(クロスフレーム)14と、エンドフレーム14の車幅方向一側、例えば左側から後上方に延設される単一のボディフレーム15とを主に備えてフレーム組立体が構成される。
スクータ型車両10の車体フレーム11は、その廻りを車体カバー17で覆われ、この車体カバー17により車両の外観を構成している。車体カバー17は複数個をカバーエレメントを組み合せることにより構成される。カバーエレメントは、例えばフロントカウル18、フロントレッグシールド19、フロントリヤシールド20、ロアレッグシールド21、ボディフレームカバー22およびリヤフレームカバー23等で構成される。
スクータ型車両10はシート25とハンドル26との間がU字状に深く湾曲して構成され、このU字状湾曲部の底部に低床式のフットボード27が配設される。シート25上に着座するライダはフットボード27上に足を揃えて乗車する乗車姿勢をとる。
また、車体フレーム11のヘッドパイプ12にはステアリングシャフトが回動自在に支持され、このステアリングシャフトを介してハンドル26はフロントフォーク28に連結される。フロントフォーク28の下部に前輪29が支持され、ハンドル26の操舵により操向輪である前輪29が操作される。
さらに、車体フレーム11の略中央下部にはユニットスイング型エンジン30が設けられる。ユニットスイング型エンジン30は、その前方下部の懸架ブラケットがリンク機構を介して車体フレーム11の中央下部後側の懸架ブラケットにスイング自在に支持される。
ユニットスイング型エンジン30はエンジン本体31とエンジン本体31のユニットケースの車幅方向一側から車両後方に延びる伝動ケース32とが一体に備えられる。伝動ケース32はスイングアームを兼ねている。伝動ケース32は、その後上部にリヤサスペンションユニット33の下側取付部が設けられ、リヤサスペンションユニット33の上側取付部は、単一のボディフレーム15のリヤサスペンション取付ブラケット34に設けられ、弾力的に支持される。ユニットスイング型エンジン30のユニットケース(エンジンケース)一側から後方に伝動ケース32が延びており、この伝動ケース32の後部はリヤサスペンションユニット33により弾力的に支持され、ケース後端部に駆動輪である後輪35が軸支される。
なお、図1ないし図4において、符号37はフロントフェンダであり、符号38はリヤフェンダ、符号39はマフラーである。
一方、スクータ型車両10の車体フレーム11は、図5ないし図9に示すようにダウンフレーム13の湾曲部直前の下部両側に、対をなすサイドフレーム40,40が設けられる。サイドフレーム40,40はパイプ状あるいはチューブ状をなして、ダウンフレーム13の左右両側から車両幅方向に拡開しつつ下方に延びて湾曲する。さらに、サイドフレーム40,40は下部湾曲部から車両後方側に略水平方向または斜め後上方に緩やかに拡開するように延び、フットフレームを構成している。左右のサイドフレーム40,40はダウンフレーム13後端のエンドフレーム14付近から湾曲して後上方に斜めに立ち上がって終端している。左右のサイドフレーム40,40の後端部は、左右のステップフレーム41,41に接続される。
フットフレームを構成する左右のサイドフレーム40,40は、途中でエンドフレーム14の両端部にブラケットを介して固定され、補強される。左右のサイドフレーム40,40には、車両前後方向で車幅方向外側方に突出する支持ブラケット43,44が設けられる。これらの支持ブラケット43,44上にフットボード27が設置される。
また、左右のステップフレーム41,41の基部は、それぞれボディフレーム15とセンターフレーム45の立上り部に直接接合され、固定される。左右のステップフレーム41,41はサイドフレーム40,40の後端部を補強する一方、ステップフレーム41,41上に同乗者用のステップボード46が設けられる。ステップボード46はフットボード27と一体あるいは別体に設けられる。
また、スクータ型車両10の車体フレーム11は、強度部材を形成するパイプ状あるいはチューブ状の構造部材で構成される。ダウンフレーム13の後端にエンドフレーム14が車幅方向にクロスして固定される。クロスフレームを構成するエンドフレーム14の車幅方向一側に例えば左側に単一のボディフレーム15が設けられる。単一のボディフレーム15は、角パイプ状あるいは丸パイプ状、レール状の構造部材および強度部材で構成され、車両後方に向って斜め上方に延設される。単一のボディフレーム15は、立上り部からシート後方部まで車幅方向左右いずれか一方、例えば左側にシフトして配設される。
単一のボディフレーム15は、車両後方で、車幅方向内側に湾曲して、例えばU字状、L字状、あるいはコ字状の後端側湾曲部が構成される。スクータ型車両10の単一のボディフレーム15は強度部材であり、操縦安定性を保つ充分な剛性を有するサイズのパイプ状あるいはフレーム状構造部材で構成される。
ボディフレーム15の車体後方側は、車両平面視において、車幅方向一側にオフセットして配置されたボディフレーム15の配設側から車幅方向反対側に廻り込むように延設されて終端し、後端側湾曲部が構成される。ボディフレーム15の後端側湾曲部上面に、シート取付用ブラケット47が固定され、シート取付用ブラケット47の下方に燃料タンク取付部が多段状に設けられる。
また、ボディフレーム15の後端側湾曲部にシート取付用ブラケット47とタンク取付用ブラケット48を上下多段状に設けてもよい。タンク取付用ブラケット48はシート取付用ブラケット47の下方でボディフレーム15に固定される。
さらに、車体フレーム11のエンドフレーム14には、図8および図9に示すように、単一のボディフレーム15の取付(固定)部と車幅方向反対側、例えば右側に、チューブ状あるいはパイプ状のセンターフレーム45が固定される。センターフレーム45は、上方あるいは後上方に立ち上がって車幅方向内側に湾曲し、湾曲後の上部に車幅方向の平坦部が形成される。センターフレーム45の平坦部に物品収納ボックス50の前部取付ブラケット51が設けられる。センターフレーム45の他端側は、単一のボディフレーム15立上り部の内側に固定される。センターフレーム45はエンドフレーム14の他端部とボディフレーム15の立上り部とを連結するブリッジフレームあるいはクロスフレームの構造部材である。センターフレーム45の他端側は、強度部材のボディフレーム15の側面に直接接合することで、ボディフレーム15にブラケット等の接合部材を削減することができる。
センターフレーム45は、構造部材であるエンドフレーム14と同じく、クロスフレームを構成する構造部材であり、エンドフレーム14の他端部と強度部材の単一のボディフレーム15との間で、略車幅方向に掛け渡され、片持状に取り付けられた単一のボディフレーム15を補強している。
なお、図5から図9に示されたスクータ型車両10のフレーム構造では、車体後部フレームを構成するエンドフレーム14の車幅方向一側、例えば左側にシフトして単一のボディフレーム15を片持状に設け、エンドフレーム14の車幅方向他側、例えば右側にセンターフレーム45の一端を設け、センターフレーム45の他端をボディフレーム15の立上り部途中の内側に直接固定される。センターフレーム45はエンドフレーム14の後上方で略車幅方向に跨設されて単一のボディフレーム15を補強している。ボディフレーム15とセンターフレーム45はエンドフレーム14への取付位置を車幅方向左右で互いに反対側としてもよい。
さらに、スクータ型車両10は、ダウンフレーム13の後端部にエンドフレーム14をクロスして設ける代りに、エンドフレーム14を省略してもよい。エンドフレーム14を省略した場合には、ダウンフレーム13後端部の左右いずれか一側に単一のボディフレームを直接設け、ダウンフレーム13の他側にセンターフレームを設けるフレーム構造としてもよい。単一のボディフレームは車幅方向一側に固定されて後上方に立ち上がり、車体後方側に延設される一方、センターフレームはダウンフレーム13の後端部他側に固定されて車幅方向他側に突出して湾曲し、湾曲後上方あるいは後上方に立ち上がって再び車幅方向内側に湾曲し、湾曲後上部に車幅方向の平坦部が形成される。センターフレームはこの平坦部に物品収納ボックス50の前部取付ブラケット51が設けられ、センターフレームの他端側は、シートレールを構成することなく、単一のボディフレーム15の立上り部内側に固定させてもよい。
そして、スクータ型車両10の後部車体フレームを構成する単一のボディフレーム15は、前部側立上り部がクロスフレームを兼ねるセンターフレーム45で補強され、このセンターフレーム45上に物品収納ボックス50が図2ないし図4および図5,図6に示すように設置される。物品収納ボックス50の車両後方側に燃料タンク55が設置される。
燃料タンク55は、上下のタンクケース部材を合せて構成される鋼板製タンクである。燃料タンク55は、例えばタンク上部に外周フランジ56が形成される。燃料タンク55の外周フランジ56はタンク後部がタンク取付用ブラケット48と重ね合され、車幅方向2箇所のタンク取付部で締結ボルト等で締結される。
また、燃料タンク55の外周フランジ56はタンク前部(車両前側)がタンク取付ブラケット57上に設置される。タンク取付ブラケット57は図8および図9に示すように単一のボディフレーム15の内側に固定されて車幅方向内側に片持梁状に突出して終端している。
なお、タンク取付ブラケット57は、例えば角パイプ状あるいは丸パイプ状構造部材や強度部材である単一のボディフレーム15の内側に片持梁状に固定され、車両中心線CL(図8参照)付近まで延びて終端している。このタンク取付ブラケット57に燃料タンク55の外周フランジ56が重ね合されて締結される。燃料タンク55は鋼板製タンクで形成され、タンク前部の1箇所とタンク後部の2箇所の少なくとも3点支持で安定的に締結される。
また、タンク取付ブラケット57は単一のボディフレーム15の内側に車体中心線CLを超えて延びるように設けてもよい。タンク取付ブラケット57を車幅方向反対側まで延ばし、このタンク取付ブラケット57に燃料タンク55の前側外周フランジ56を車幅方向に重ね合せ、タンク前部を車幅方向2箇所で締結するようにしてもよい。
さらに、燃料タンク55は鋼板製タンクで構成され、単一のボディフレーム15に少なくとも前後3箇所で締結することができ、ボディフレーム15とともに構造部材を構成し、車体後部フレームを補強することができる。
その上、単一のボディフレーム15に固定されたタンク取付ブラケット57を延長し、車体中心線CLを挟んで車幅方向左右にタンク取付部を設けると、物品収納ボックス50の後部(フランジ)は、燃料タンク55の外周フランジ56に重ね合され、車幅方向の2箇所で燃料タンク55とともに共締めすることができる。
物品収納ボックス50は、ボックス後部に2箇所の後部取付箇所を有し、ボックス前部はセンターフレーム45の前部取付ブラケット51に車幅方向の2箇所で図8に示すように固定される。物品収納ボックス50は、図4に示すように、ボックス前部が前部取付ブラケット51に2箇所で締結され、ボックス後部が燃料タンク55の外周フランジ56に重ねられて、車幅方向の2箇所で固定される。
したがって、物品収納ボックス50はボックス前後部4箇所で締結され、ボックス内部にはヘルメット等の物品収納室58が構成される。物品収納ボックス50上に設置されるシート25は前部が物品収納ボックス50とヒンジ結合され、シート25の後部は、シート取付用ブラケット47に車幅方向2箇所で締結されるので、シート25は物品収納ボックス50や燃料タンク55上方に安定的に設置される。
本実施形態のスクータ型車両10では、車体後部フレームを構成する単一のボディフレーム15に鋼板製燃料タンク55を少なくとも3点で支持し、締結することで、鋼板製燃料タンク55を強度部材として利用することができる。燃料タンク55の外周フランジ56上に物品収納ボックス50の後部(フランジ)を重ねて車幅方向2箇所で固定することができ、物品収納ボックス50はボックス前部がセンターフレーム45の前部取付ブラケット51上に車幅方向複数箇所で固定することができる。したがって、物品収納ボックス50はボックス前後を3箇所以上、例えば4箇所で安定的に固定することができる。物品収納ボックス50の後部は燃料タンク55の外周フランジ56に共締めされるので、ボックス後部に専用支持(取付)部材を必要とせず、廃止することができる。
本実施形態のスクータ型車両10は、図8および図9に示すように、単一のボディフレーム15が車幅方向一側にシフト(偏位)した状態で設けられる。単一のボディフレーム15側に図1ないし図3に示すようにユニットスイング型エンジン30が上下方向にスイング自在に設けられる。ユニットスイング型エンジン30の(ユニットケースを兼ねる)伝動ケース32は車両後方側に延び、ケース後端部に後輪35の車軸を回転自在に支持している。
ユニットスイング型エンジン30の伝動ケース32の後上部にリヤサスペンションユニット33の下側取付部が設けられる。リヤサスペンションユニット33の上側取付部は、単一のボディフレーム15のリヤサスペンション取付ブラケット34で構成される。リヤサスペンションユニット33は単一のボディフレーム15と伝動ケース32との間に設けられて、スイングアームを兼ねる伝動ケース32を、ユニットスイング型エンジン30の揺動中心廻りにスイング自在に弾力的に支持している。
その際、スクータ型車両10は、車体後部フレームが車幅方向一側に偏位(シフト)して配設された単一のボディフレーム15で構成され、特許文献1に記載のようにシート下方に角パイプフレームとシートパイプを両側に配設する必要がなく、シートレール等の片側パイプを廃止することができる。車体後部フレームは車幅方向片側にオフセットした単一のボディフレーム15で構成され、その反対側にシートレール等の片側パイプを廃止できるので、廃止した片側パイプ分のスペースを、収納スペースとして利用することができる。単一のボディフレーム15で車体後部フレームを構成しても、コンピュータによるフレーム強度解析から充分な剛性や強度が得られることが分かった。
また、単一のボディフレーム15を、角パイプフレームやT字形やH字形フレーム等のシートレールで構成することで、ボディフレーム15は縦幅や横幅の素材寸法の選択や管理が容易になり、フレーム強度と収納空間をバランスよく確保することができ、設計の自由度を向上させることができる。
しかも、本実施形態のスクータ型車両10のフレーム構造では、図10(A)に示すように、ダウンフレーム13の後端にクロスして車幅方向に固定されるエンドフレーム14にボディフレーム15を両側に設ける必要がない。スクータ型車両10のフレーム構造では図10(B)に示すように、単一のボディフレーム15を車体中心線CLから車幅方向一側にシフトして配設すればよい。クロスフレームであるエンドフレーム14に車幅方向一側に単一のボディフレーム15が片持梁状に配設され、車幅方向他側にシートレール等の片側パイプを設ける必要がない。単一のボディフレーム15をシフトして配設することにより、スクータ型車両10は車体カバー17内に大きなスペースを確保することができ、このスペースを各部品のレイアウト空間として有効に利用し、活用することができる。
したがって、エンドフレーム14から後輪35上方にかけて拡がるレイアウト空間Aを、図10(A)に示すレイアウト空間Bから車幅方向に拡張することができる。このため、図10(B)のスクータ型車両10のフレーム構造では、車両平面視のレイアウト空間Aを拡大することができ、従来シートレール等の片側パイプが配置された場所にも、物品収納ボックス50や燃料タンク55を拡張させて配置することができ、部品収納スペースを拡張でき、部品配置の自由度を向上させることができる。
[第1の実施形態の効果]
本実施形態のスクータ型車両のフレーム構造では、単一のボディフレーム15を車幅方向片側にシフトさせ、一本で構成することができ、部品点数を削減して重量軽減やコスト低減を図ることができる。
車体後部フレームを単一のボディフレーム15を車幅方向片側にシフトさせ、車幅方向他側にシートレール等の片側フレームを廃止できるので、廃止した片側フレーム分のスペースを収納スペースとして利用でき、スペース利用の自由度を向上させることができる。
また、車体後部フレームは、単一のボディフレーム配置側から、車幅方向反対側にフレーム後端部を廻し込むことで、シート25や燃料タンク55の取付部材が強度上問題なく配置することができ、さらに、燃料タンク55に鋼板製タンクを用いることで、燃料タンク55自体を強度部材を兼ねる構造部材として利用でき、フレーム構造が補強され、簡素化される。
さらに、本実施形態のスクータ型車両のフレーム構造は、(クロスフレームを兼ねる)エンドフレーム14の車幅方向片側(一側)に設けられるボディフレーム15の固定位置と対向するエンドフレーム14の他側にセンターフレーム45が固定され、このセンターフレーム45を上方に立ち上げてから車幅方向内側に湾曲させ、フレーム後端部を単一のボディフレーム15の立上げ部に直接接合し、固定させたので、単一のボディフレーム15にブラケット等の接合部材が不要となり、部品点数の削減を図ることができる。また、単一のボディフレーム15の立上げ部を、ブリッジフレームを構成する曲げ加工されたセンターフレーム45で補強することができる。
その際、センターフレーム45をチューブ材やパイプ材で構成した場合には、曲げ加工性も良好となる。しかも、センターフレーム45の平面部に前部取付ブラケット51を接合するので、加工性、作業性が向上し、生産性を良好にすることができる。
その上、スクータ型車両のフレーム構造では、フットボード27下方配置の車幅方向左右のサイドフレームやステップフレームを加工性の良いチューブ材やパイプ材で構成した場合には、作業性も良好となる。左右のステップフレーム41,41をセンターフレーム45やボディフレーム15の各立上り部に直接接合すると、ブラケット等の接合部材を廃止することができ、フレーム構造が簡素化される。
さらに、車体後部フレームは、車幅方向片側にシフトされた単一のボディフレーム15で構成され、車幅方向反対側にシートレール等のフレームを廃止することができるので、フレームを廃止した分、レイアウトスペースを拡張することができ、物品収納ボックス50のボックス容器や燃料タンク55のタンク容量を増大させることができる。
また、スクータ型車両のフレーム構造は、ライダの荷重をシート25から燃料タンク55上面でも受ける構造であるが、燃料タンク55は鋼板製タンクで、タンク前後を少なくとも3点で単一のボディフレーム15に安定的に支持されるので、支持構造が安定し、ライダ等の荷重を充分に支えることができる。
しかも、スクータ型車両のフレーム構造では、物品収納ボックス50の後部を鋼板製燃料タンク55の取付部と共用することで、部品点数を削減し、軽量化、コスト低減を図ることができる。また、燃料タンク55を鋼板製タンクで構成し、物品収納ボックス50の後部を車幅方向左右で鋼板製燃料タンクに支持させることで、収納ボックス専用の支持部材を廃止することができる。
[第2の実施形態]
図11〜図15は、スクータ型車両のフレーム構造の第2の実施形態を示すものである。
第2の実施形態に示されるスクータ型車両のフレーム構造は、ユニットスイング型エンジン30の伝動ケース32と単一のボディフレーム15とが、車両平面視において、車幅方向左右に対向して配置された車両フレーム構造に適用したものである。第2の実施形態の車両フレーム構造において、第1の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造と同じ部材には、同一の符号を付し、重複する説明を省略ないし簡略化する。
図11は、スクータ型車両のフレーム構造を、車体フレーム11Aの右側側方から見下した状態を示す斜視図であり、図12は、スクータ型車両のフレーム構造を示す右側面図、図13は、同じくスクータ型車両のフレーム構造を示す平面図である。図11〜図13において、符号FWはスクータ型車両のフレーム構造における車両前方側を、符号RWは車両後方側をそれぞれ表わす。符号Rはスクータ型車両のフレーム構造の車体右側を、符号Lはその車体左側をそれぞれ示している。
スクータ型車両の車体フレーム11Aは、クロスフレームを兼ねるエンドフレーム14の車幅方向の他側、例えば右側に単一のボディフレーム15が片持梁状に固定される。単一のボディフレーム15は、立上り部からシート後方に至るまで車幅方向他側にシフト(偏位)して後上方に延設され、終端している。単一のボディフレーム15の後端部上側にシート取付用ブラケット47が車幅方向内側に設けられており、車体後部フレームが構成される。ボディフレーム15後端部上側のシート取付用ブラケット47の下方にタンク取付用ブラケット48が設けられる。シート取付用ブラケット47とタンク取付用ブラケット48は、上下2段の階段状段付構造に構成される。
また、車体フレーム11Aのエンドフレーム14には、後方に突出する懸架ブラケット65,65が車幅方向の左右両側部に設けられる。一方の懸架ブラケット65はエンドフレーム14の車幅方向一側に設けられ、後上方に立ち上がるサポートフレーム67が固定される。他方の懸架ブラケット65は、エンドフレーム14の車幅方向他側から後上方に立ち上がる単一のボディフレーム15を補強しつつ、エンドフレーム14後側から単一のボディフレーム15の立上り部に亘って固定される。
エンドフレーム14後部の懸架ブラケット65にユニットスイング型エンジン30Aが設けられる。ユニットスイング型エンジン30Aはエンジンケースを兼ねるユニットケース70の前方下部に懸架ブラケット68が設けられ、この懸架ブラケット68がエンドフレーム14から後方に突出する懸架ブラケット65に図示しない連結部材を介して連結される。
ユニットスイング型エンジン30Aは、エンジンケースであるユニットケース70の一側、例えば左側に伝動ケース32Aが一体に設けられる。伝動ケース32Aは車幅方向一側を車体後方に延び、ケース後端部に後輪35を支持している。なお、符号69は、単一のボディフレーム15とサポートフレーム67との各立上り部に掛け渡される補強用のブリッジフレームであり、このブリッジフレーム69上にシートの前部取付ブラケット51を設けてもよい。
一方、図14および図15に示すように、ユニットスイング型エンジン30Aのユニットケース70の車幅方向他側、例えば右側後部にスイングアーム71が一体に設けられる。スイングアーム71は車幅方向他側を車体後方側に延び、ユニットスイング型エンジン30Aの伝動ケース32Aに車幅方向両側で対向している。スイングアーム71のアーム後端部には後輪35の車軸が支持される。後輪35の車軸は伝動ケース32Aのケース後端部とスイングアーム71のアーム後端部に回転自在に両持支持される。
スイングアーム71は、車両平面視において、図13および図15に示すように、後輪35とマフラー39の間に配設される。スイングアーム71は、車両平面視において、ユニットスイング型エンジン30Aの伝動ケース32Aと対向して車幅方向他側に設けられ、同じく車幅方向他側に単一のボディフレーム15が配設される。単一のボディフレーム15とスイングアーム71は上下に対向して配設され、それらの間にリヤサスペンションユニット33が設けられる。スイングアーム71にはリヤサスペンションユニット33の下側取付部が設けられ、リヤサスペンションユニット33の上側取付部は単一のボディフレーム15に固定されたリヤサスペンション取付ブラケット34に取り付けられる。
スイングアーム71は、リヤサスペンションユニット33により、ユニットスイング型エンジン30Aの伝動ケース32Aとともに、ユニットスイング型エンジン30Aの揺動中心O廻りを上下にスイング自在に支持される。したがって、スイングアーム71は、ユニットスイング型エンジン30Aの揺動中心Oと後輪軸支部とを連結している。
また、ユニットスイング型エンジン30Aの伝動ケース32Aとスイングアーム71とを車両平面視で車幅方向左右両側に配置する場合には、リヤサスペンションユニット33が車幅方向他側、例えば右側に移動されるため、伝動ケース32Aの上方に単一のボディフレーム15が存在しない。したがって、伝動ケース32Aの上方に、広いスペースを確保することができ、このスペースを利用して伝動ケース32A上に配置されるエアクリーナ72のクリーナ容量を増加させることができる。エアクリーナ72はユニットスイング型エンジン30Aのユニットケース70上に跨って配置するようにしてもよい。
[第2の実施形態の効果]
第2の実施形態に係るスクータ型車両のフレーム構造は、第1の実施形態に係るフレーム構造と同様な作用効果を奏する他、ユニットスイング型エンジン30Aの伝動ケース32A上に単一のボディフレームが配設されず、伝動ケース32Aの上方に広いスペースを確保することができ、このスペースを利用して伝動ケース32A上方にエアクリーナ72が配置される。したがって、エアクリーナ72のクリーナ容量を増大させることができる。
しかも、エアクリーナ72を配置した伝動ケース32A側にリヤサスペンションユニットを配設する必要がないので、エアクリーナ72はクランクケース側にリヤサスペンション用の案内溝(逃げ溝)を凹設する必要がないので、エアクリーナのクリーナ容量をより一層増加させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、3輪のスクータ型車両に適用することができ、様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…スクータ型車両、11,11A…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13…ダウンフレーム、14…エンドフレーム、15…ボディフレーム、17…車体カバー、18…フロントカウル、19…フロントレッグシールド、20…フロントリヤシールド、21…ロアレッグシールド、22…ボディフレームカバー、23…リヤフレームカバー、25…シート、26…ハンドル、27…フットボード、28…フロントフォーク、29…前輪、30,30A…ユニットスイング型エンジン、31…エンジン本体、32,32A…伝動ケース、33…リヤサスペンションユニット、34…リヤサスペンション取付ブラケット、35…後輪、37…フロントフェンダ、38…リヤフェンダ、39…マフラー、40…サイドフレーム(フットフレーム)、41…ステップフレーム、43,44…支持ブラケット、45…センターフレーム、46…ステップボード、47…シート取付用ブラケット、48…タンク取付用ブラケット、50…物品収納ボックス、51…前部取付ブラケット、55…燃料タンク、56…外周フランジ、57…タンク取付ブラケット、58…物品収納室、65…懸架ブラケット、67…サポートフレーム、68…懸架ブラケット、70…ユニットケース、71…スイングアーム、72…エアクリーナ。

Claims (13)

  1. ヘッドパイプから斜め下方に延びるダウンフレームと、
    このダウンフレームの後端に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレームと、
    このエンドフレームから車体後方に斜め上方に延設された単一のボディフレームと、を有し、
    前記単一のボディフレームは、立上り部からシート後方部まで車幅方向左右いずれか片側にシフトして配設されたことを特徴とするスクータ型車両のフレーム構造。
  2. 前記単一のボディフレームの前端は、前記エンドフレームの車幅方向一側部に固定される一方、
    前記ボディフレームの車体後方側は、車幅方向内側に湾曲して後端側湾曲部が構成された請求項1に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  3. 前記単一のボディフレームの後端側湾曲部にシート取付用ブラケットが固定され、
    このシート取付用ブラケットの下方でタンク取付用ブラケットが前記ボディフレームに固定されるか、または燃料タンク取付部が前記シート取付用ブラケットの下方に設けられた請求項2に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  4. 前記エンドフレームにはボディフレーム固定位置と車幅方向反対側のエンドフレーム側部にセンターフレームが固定され、
    前記センターフレームは、上方あるいは後上方に延びて車幅方向内側に湾曲し、湾曲後の上部に平坦部が形成され、前記センターフレームの他端側は前記ボディフレームに固定された請求項1に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  5. 前記センターフレームの平坦部に物品収納ボックスの前部取付用ブラケットが設けられた請求項4に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  6. 前記ダウンフレームの左右両側から拡開しつつ湾曲して後方に延びる左右対のサイドフレームを設け、
    前記サイドフレームの後端部に左右のステップフレームが接続され、
    前記左右のステップフレームの基部が前記ボディフレームとセンターフレームの各立上り部にそれぞれ固定された請求項1に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  7. 前記単一のボディフレームは、車両平面視で、ユニットスイング型エンジンの伝動ケース側に設けられ、
    この伝動ケースの後上部にリヤサスペンションユニットの下側取付部が設けられ、
    前記サスペンションユニットの上側取付部はボディフレームのリヤサスペンション取付ブラケットに設けられた請求項1に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  8. 前記センターフレームの平坦部にボックス取付ブラケットが固定され、
    前記ボックス取付ブラケットに物品収納ボックスの前部が固定され、
    前記物品収納ボックスの後部が車幅方向2箇所のボックス後部取付箇所で固定され、
    前記物品収納ボックスの車体後方に燃料タンクが設置された請求項4に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  9. 前記燃料タンクは鋼板製燃料タンクであり、
    前記燃料タンクは、タンク前部が前記ボディフレームから車体中心線方向に延びるタンク取付ブラケットに設けられ、タンク後部がボディフレームの湾曲部に設けられた車幅方向2箇所のタンクブラケットに取り付けられ、
    前記燃料タンクは前記ボディフレームに少なくとも3点支持で固定された請求項8に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  10. 前記物品収納ボックスは、ボックス後部取付箇所の一方がボディフレーム側で燃料タンク取付部に重ね合されてタンク取付ブラケットに共締めされ、前記ボックス後部取付箇所の他方は前記燃料タンクの外周フランジに締結された請求項8に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  11. 前記物品収納ボックスは、タンク取付ブラケットを車体中心線を超えて延長させ、車体中心線を挟んで車幅方向左右にタンク取付部を設けた場合、ボックス後部取付箇所を2箇所とも燃料タンクに重ねて前記タンク取付ブラケットに共締めされた請求項8に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
  12. ヘッドパイプから斜め下方に延びるダウンフレームと、
    このダウンフレームの後端に車幅方向にクロスして固定されたエンドフレームと、
    このエンドフレームから車体後方に斜め上方に延設された単一のボディフレームと、
    車両平面視で、単一のボディフレームと車幅方向反対側に配設されたユニットスイング型エンジンの伝動ケースと、
    前記ユニットスイング型エンジンの揺動中心と後輪軸支持部とを連結し、マフラーと後輪との間に配設されるスイングアームと、を有し、
    前記単一のボディフレームは立上り部からシート後方部まで車幅方向左右いずれか一側にシフトして配設され、
    前記スイングアームにはリヤサスペンションユニットの下側取付部が形成され、
    前記リヤサスペンションユニットの上側取付部が前記ボディフレームのリヤサスペンション取付ブラケットに設けられたことを特徴とするスクータ型車両のフレーム構造。
  13. 前記ユニット型エンジンの伝動ケース上方にスペースが形成され、
    前記スペースにエアクリーナが配置された請求項12に記載のスクータ型車両のフレーム構造。
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