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JP2016141422A - スクイズ吐出容器 - Google Patents

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JP2016141422A
JP2016141422A JP2015017550A JP2015017550A JP2016141422A JP 2016141422 A JP2016141422 A JP 2016141422A JP 2015017550 A JP2015017550 A JP 2015017550A JP 2015017550 A JP2015017550 A JP 2015017550A JP 2016141422 A JP2016141422 A JP 2016141422A
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Abstract

【課題】内容液を泡状と液状とに切り替えて吐出することができるスクイズ吐出容器を提供することである。
【解決手段】スクイズ吐出容器1を、内層体11と外層体12とを備える容器本体10と、中栓部材20と、キャップ30と、吐出流路P2を内側に備える吐出筒51と、外層体12と内層体11との間に設けられる空気室14を空気流路P1に連通させる空気孔13と、内層体11の内部から吐出流路P2への流体の流れを許容し、吐出流路P2から内層体11の内部への流体の流れを阻止する注出孔用逆止弁60と、空気孔13から吐出流路P2への流体の流れを許容し、吐出流路P2から空気孔13への流体の流れを阻止する空気孔用逆止弁70と、空気流路P1を吐出流路P2に連通させる開状態と、空気流路P1を吐出流路P2に対して遮断する閉状態とに切替え可能な開閉機構80とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体をスクイズ(押圧)することで容器本体に収容された内容液をキャップに設けられた吐出筒から吐出することができるスクイズ吐出容器に関し、特に、内容液を空気と混合して泡状に吐出することができるものに関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸などのトイレタリーを内容液として収納する容器としては、容器本体をスクイズすることにより内容液を泡状にして吐出することができるスクイズフォーマー容器(スクイズ吐出容器)が知られている。
例えば特許文献1には、内容液を収容する内層体とこの内層体を収容する外層体とを有する二重容器(積層剥離容器)に構成された容器本体と、この容器本体の口部に装着されたフォーマーキャップとを備え、外層体の胴部がスクイズされると、フォーマーキャップにおいて内容液に内層体と外層体との間の空気室から供給される空気を混合するとともに当該混合物を発泡部材に通して内容液を泡状にして吐出するようにしたスクイズフォーマー容器が記載されている。
このようなスクイズ吐出容器では、内容液の吐出後に胴部のスクイズを解除すると、胴部の復元に伴って内層体と外層体との間に外気が導入されるので、内層体を減容変形した状態のままに維持して、内層体の内部への空気の流入を防止して内容液の劣化を抑制することができる。
特開2009−149327号公報
化粧料やトイレタリー等の内容液は、上記のようなスクイズ吐出容器によって泡状に吐出されることでその使用の利便性が高められる場合がある一方で、泡状ではなく液状のままでの使用が求められる場合もある。
しかしながら、従来のスクイズフォーマー容器では、内容液を泡状にして吐出することはできるが液状のままで吐出することはできないので、上記要求を満たすことができなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内容液を泡状と液状とに切り替えて吐出することができるスクイズ吐出容器を提供することにある。
本発明のスクイズ吐出容器は、内容液を収容する内層体と該内層体を収容するスクイズ可能な外層体とを備える容器本体と、内容液の注出孔を備え、前記容器本体の口部に装着される中栓部材と、前記口部に装着され、該口部と前記中栓部材とを覆って前記口部と前記中栓部材の外側に空気流路を区画形成するキャップと、前記注出孔および前記空気流路に連なる吐出流路を内側に備え、先端が吐出口となる吐出筒と、前記容器本体の口部に前記外層体を貫通して設けられ、前記外層体と前記内層体との間に設けられる空気室を前記空気流路に連通させる空気孔と、前記注出孔に配置され、前記内層体の内部から前記注出孔を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記注出孔を通した前記内層体の内部への流体の流れを阻止する注出孔用逆止弁と、前記吐出流路と前記空気流路との間に設けられ、前記空気流路を前記吐出流路に連通させる開状態と、前記空気流路を前記吐出流路に対して遮断する閉状態とに切替え可能な開閉機構とを有することを特徴とする。
本発明のスクイズ吐出容器は、上記構成において、前記空気流路に、前記空気孔から前記空気流路を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記空気流路を通した前記空気孔への流体の流れを阻止する空気孔用逆止弁が設けられているのが好ましい。
本発明のスクイズ吐出容器は、上記構成において、前記吐出流路に発泡部材が設けられているのが好ましい。
本発明のスクイズ吐出容器は、上記構成において、前記キャップの外側に該キャップの軸心を中心として相対回動自在に装着されるノズルヘッドと、前記ノズルヘッドに設けられた円筒状のノズル部と、基端において前記中栓部材に装着されるとともに先端において前記ノズル部の外側に相対回転自在に嵌合され、前記ノズル部とともに前記吐出筒を構成する連結筒部と、前記キャップと前記連結筒部の先端との間に区画形成され、前記空気流路に連なる連通路と、前記ノズル部の外周面に該ノズル部の基端から軸方向に沿って延びて設けられ、前記吐出流路に連なる連通溝とを有し、前記ノズルヘッドが開位置にあるときには前記連通溝が前記連通路に重なって前記空気流路が前記吐出流路に連通し、前記ノズルヘッドが前記キャップに対して前記開位置から回転した閉位置にあるときには前記連通溝が前記連通路からずれて前記空気流路が前記吐出流路に対して遮断される構成とされるのが好ましい。
本発明のスクイズ吐出容器は、上記構成において、前記キャップに前記空気流路を外部に開放する開放孔が設けられ、前記容器本体が正立姿勢から90度以上傾けられたときに閉じるボール弁が前記開放孔に設けられているのが好ましい。
本発明のスクイズ吐出容器は、上記構成において、前記キャップが、前記口部に装着される円筒状の装着筒部と、前記装着筒部にヒンジを介して回動自在に連結される天壁部とを有し、前記中栓部材、前記吐出筒、前記注出孔用逆止弁および前記開閉機構が前記天壁部に装着され、前記天壁部を前記装着筒部に対して開くことで前記口部を開放可能であるのが好ましい。
本発明によれば、開閉機構によって空気流路を吐出流路に対して開状態と閉状態とに切り替えることで、このスクイズ吐出容器から吐出される内容液を泡状と液状とに切り替えることができる。したがって、内容液を泡状と液状とに切り替えて吐出することができるスクイズ吐出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるスクイズ吐出容器の一部切り欠き断面図である。 空気流路を吐出流路に対して開状態とした開閉機構を示す説明図である。 図1に示すスクイズ吐出容器の内容液を泡状にして吐出している様子を示す一部切り欠き断面図である。 図1に示すスクイズ吐出容器の、開閉機構によって空気流路が吐出流路に対して閉状態とされた状態における一部切り欠き断面図である。 空気流路を吐出流路に対して閉状態とした開閉機構を示す説明図である。 図1に示すスクイズ吐出容器の変形例の一部切り欠き断面図である。 図6に示すスクイズ吐出容器のキャップの天壁部が開かれた状態の一部切り欠き断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態であるスクイズ吐出容器1は容器本体10を備えている。容器本体10は、円筒状の口部10aとこの口部10aに連なる胴部10bとを備えたボトル形状に形成されている。
容器本体10は、内容液を収容する内層体11と、この内層体11を内側に収容する外層体12とを有し、外層体12の内側に内層体11が剥離可能に積層された積層剥離容器(二重容器)に構成されている。このような容器本体10は、例えば積層構造のプリフォームを二軸延伸ブロー成形し、または積層構造のパリソンをダイレクトブロー成形すること等により得ることができる。
なお、容器本体10は、積層剥離容器に限らず、内層体11と外層体12とを有する二重容器に構成されていればよい。
内層体11は、例えば合成樹脂により薄肉の袋状に形成され、その内側に内容物を収納する充填空間Mを備えている。また、内層体11の上端部は容器本体10の口部10aにおいて開口している。
外層体12は、例えば合成樹脂により所定の剛性を有するボトル形状に形成され、容器本体10の外郭を構成している。外層体12の胴部10bに対応する部分はスクイズ(押圧)可能であるとともに元の形状への復元性を有している。また、外層体12の口部10aに対応する部分には、当該外層体12を貫通して内層体11と外層体12との間に連通する空気孔13が設けられている。なお、図示する場合では、外層体12には、その軸線を挟んだ対向配置で2つの空気孔13が設けられているが、少なくとも1つの空気孔13が設けられていればよい。
内層体11と外層体12の間には空気室14が設けられている。この空気室14は空気孔13に連通しており、この空気孔13を通して空気室14にはスクイズ吐出容器1の使用開始時において予め空気が充填されている。例えば、前述したブロー成形により容器本体10を積層剥離容器に形成する場合では、内層体11を外層体12から剥離し易くすることを目的として、空気孔13から空気を吹き込んだり口部10aから空気を吸い出すことで内層体11を外層体12から全剥離させ、その後、口部10aから充填空間Mに空気を吹き込んだり内容液を充填したりして内層体11を元の形状まで戻す初期剥離処理を行うことが一般的であるが、この初期剥離処理において、内層体11の復元を途中で停止することで、内層体11と外層体12との間に空気が充填された空気室14を構成することができる。
口部10aの外周面には雄ねじ部15が一体に形成されている。また、雄ねじ部15には、この雄ねじ部15を縦方向に切断するスリット16が設けられている。図示する場合では、スリット16は、空気孔13に対応する位置に計2本設けられているが、何れか一方側にのみ設けるようにしてもよく、また、スリット16を設けない構成とすることもできる。
容器本体10の口部10aには中栓部材20が装着されている。例えば樹脂製とされる中栓部材20は、円筒状に形成されたシール部20aを口部10aの内側に液密状態で嵌合させることにより口部10aに装着され、円板状に形成された中栓本体20bにより口部10aの開口を覆っている。中栓本体20bの中心には注出孔20cが設けられており、容器本体10の充填空間Mに収容された内容液はこの注出孔20cを通って外部に向けて注出される。
容器本体10の口部10aには、口部10aと中栓部材20とを覆うようにキャップ30が装着されている。例えば樹脂製とされるキャップ30は、円筒状の装着筒部30aと、この装着筒部30aの一端側に一体に連なる天壁部30bとを有し、装着筒部30aの内周面に設けられた雌ねじ部31が口部10aの雄ねじ部15にねじ結合することにより口部10aにねじ止め固定されている。また、装着筒部30aの下端部分は、その内周面において容器本体10の口部10aの根元部分に設けられた封止凸部17の外周面に気密に当接している。これにより、口部10aと中栓部材20の外側、つまり口部10aとキャップ30の間と中栓部材20とキャップ30の間とに、口部10aの外周から天壁部30bの下側にまで延びる空気流路P1が区画形成されている。この空気流路P1は空気孔13を介して空気室14に連通されている。
中栓部材20の外周部には、キャップ30の天壁部30bの内面に当接した状態で装着筒部30aの内周面に嵌合固定される二重円筒状の嵌合部22が一体に設けられており、空気流路P1は中栓本体20bの外周縁を貫通するとともに嵌合部22を径方向に貫通する連通孔23をその一部としている。
キャップ30の外側にはノズルヘッド40が装着されている。ノズルヘッド40は、キャップ30の側に向けて開口するとともに装着筒部30aと略同径のカップ形状に形成されており、その開口の内周部に設けられた凸部40aがキャップ30の天壁部30bの外周に設けられた凹溝30cにアンダーカット係合することにより、キャップ30の軸心を中心として相対回転自在となってキャップ30に装着されている。
ノズルヘッド40の中心には円筒状のノズル部41が一体に設けられている。ノズル部41の先端は内容液の吐出口42となっており、基端側はノズルヘッド40の内側にまで延びてキャップ30の天壁部30bの中心に設けられた支持ボス部33に回転自在に支持されている。
中栓部材20の中栓本体20bの上面には、注出孔20cと同軸に円筒状の連結筒部50が装着されている。連結筒部50は、例えばゴムやエラストマー等の弾性体で形成することができる。図示する場合では、連結筒部50は、その基端(下端)において中栓本体20bの上面に設けられた環状の装着溝21に嵌合することにより、中栓本体20bに液密および気密に固定されている。また、連結筒部50は、その先端においてノズル部41の外側に相対回転自在に嵌合しており、ノズル部41とともに吐出筒51を構成している。この吐出筒51は、その内側に、注出孔20cと空気流路P1とに連通する吐出流路P2を有している。なお、空気流路P1と吐出流路P2との連通構造は後述する。
中栓部材20の注出孔20cには注出孔用逆止弁60が配置されている。この注出孔用逆止弁60は、中栓本体20bの上面に配置されて注出孔20cを閉塞する円板状の弁体60aと、この弁体60aを連結筒部50の内周面に支持させる3本(図1では2本のみが示される)のクランク形状の連結腕部60bとを有している。つまり、注出孔用逆止弁60は、連結筒部50の内周面に連結腕部60bを介して一体に設けられる弁体60aを有する3点弁に形成されている。なお、注出孔用逆止弁60は、3点弁に限らず、1点弁であってもよく、また、他の構成の弁体を用いることもできる。
注出孔用逆止弁60は、内容液の圧力によって弁体60aが注出孔20cから離れる方向に移動して注出孔20bを開くことで内層体11の内部つまり充填空間Mから注出孔20cを通した吐出流路P2への流体(内容液および空気)の流れを許容するとともに、弁体60aが注出孔20cを閉塞するように中栓本体20bの上面に弾性的に当接することにより吐出流路P2から注出孔20cを通した内層体11の内部への流体の流れを阻止するように作動する。したがって、容器本体10の胴部10bをスクイズすることにより充填空間Mに収容されている内容液を注出孔20cを通して吐出流路P2に向けて注出させることができる一方、胴部10bのスクイズが解除されたときに、吐出流路P2に残った内容液や空気が注出孔20cを通して内層体11の内部に導入されることが防止される。
空気流路P1には空気孔用逆止弁70が設けられている。この空気孔用逆止弁70は、連結筒部50の外周面に一体に設けられ、当該外周面から径方向外側に向けて延びる環状かつ膜状の弁体70aを備えている。この弁体70aは、その外周縁において中栓部材20の嵌合部22の内周部に設けられた段部24の上面に弾性的に当接して空気流路P1をその途中において遮断ないし閉塞している。
空気孔用逆止弁70は、胴部10bのスクイズによって空気孔13から空気流路P1に供給される空気の圧力によって弁体70aが段部24から離れる方向に移動して空気流路P1を開くことで空気孔13から空気流路P1を通した吐出流路P2への流体(空気)の流れを許容するとともに、弁体70aが段部24に当接することで吐出流路P2から空気流路P1を通した空気孔13への流体の流れを阻止するように作動する。したがって、容器本体10の胴部10bをスクイズすることにより空気室14に収容されている空気を空気孔13と空気流路P1とを通して吐出流路P2に向けて供給することができる一方、胴部10bのスクイズが解除されたときに、吐出流路P2に残った内容液や空気が空気流路P1と空気孔13とを通して空気室14に導入されることが防止される。
なお、スクイズ吐出容器1は、例えば空気流路P1に絞り部分を設けるなどして、空気孔用逆止弁70が設けられない構成とすることもできるが、空気孔用逆止弁70を設けることにより、吐出流路P2に残った内容液や空気が空気流路P1と空気孔13とを通して空気室14に導入されることを確実に防止することができる。
胴部10bのスクイズによる内容液と空気との吐出後、胴部10bのスクイズが解除されたときに、胴部10bの復元に伴う負圧によって空気室14に外気を取り込むために、キャップ30には開放孔36とボール弁37とが設けられている。
開放孔36は中栓部材20の嵌合部22に設けられた開放通路25を介して空気流路P1に連なっており、空気流路P1を外部に開放することができる。ボール弁37は、上端が狭まった形状の筒体38の内部に配置されており、容器本体10がキャップ30を上側とした正立姿勢から吐出口42を下方に向けるように正立姿勢に対して90度以上傾けられたときに筒体38の開口を閉塞して開放孔36を閉じるように作動する。これにより、吐出口42を下方に向けた状態で胴部10bをスクイズして内容液が吐出される際に開放孔36を閉塞して、空気室14から空気流路P1に供給された空気を外部に開放することなく吐出流路P2に供給することができる。
なお、開放孔36とボール弁37に替えて、例えば外層体の胴部10b等の他の部位に同様の機能を有する開放孔および弁体を設けて空気室14に外気を導入させる構成とすることもできる。
吐出流路P2には発泡部材Fが設けられている。発泡部材Fとしては、例えば焼結体や発泡体(スポンジなど)等により形成された多孔質体やメッシュ部材等を用いることができる。充填空間Mから注出孔20cを通して吐出流路P2に注出された内容液と空気室14から空気流路P1を通して吐出流路P2に供給された空気は、それぞれ発泡部材Fに通されて発泡部材Fにおいて互いに混合される。これにより、内容液は、発泡部材Fにおいて空気と混合されるとともに泡状化されて吐出口42から吐出される。
発泡部材Fは環状に形成されており、その軸心には注出孔用逆止弁60の弁体60aと一体に設けられた棒状体61が貫通している。一方、ノズル部41の先端には吐出口42を閉塞する蓋体62が着脱自在に装着されている。蓋体62の内面には柱状の押さえ部62aが突出しており、ノズル部41の先端に蓋体62が装着されると、押さえ部62aが棒状体61の先端に当接して弁体60aが中栓本体20bの上面に当接して注出孔20cが閉塞した状態に維持されるようになっている。これにより、不使用時における内容液の漏れ出しを効果的に防止することができる。
空気流路P1と吐出流路P2との間には開閉機構80が設けられている。この開閉機構80は、空気流路P1を吐出流路P2に連通させる開状態と、空気流路P1を吐出流路P2に対して遮断する閉状態とに切り替えることができる。つまり、この開閉機構80により、スクイズ吐出容器1を、内容液に空気を混合して泡状に吐出させる泡吐出モードと、内容液への空気の混合を遮断して内容液を液状のまま吐出させる液吐出モードとに切り替えることができる。
キャップ30の天壁部30bと連結筒部50の先端との間には連通路81が区画形成されている。図示する場合では、連結筒部50の軸心を中心とした対向配置で一対の連通路81が設けられている。図2に示すように、これらの連通路81は、それぞれ連結筒部50の全周に対して十分に幅が狭い溝状に形成され、図1に示すように、その一端側において空気流路P1に連通している。
一方、ノズル部41の外周面には、一対の連通路81に対応する一対の連通溝82が設けられている。これらの連通溝82は、それぞれノズル部41の基端から軸方向に沿って延びており、その基端の側において吐出流路P2に連通している。また、連通溝82の基端は、ノズル部41の端部において当該ノズル部41の径方向に沿って延び、ノズル部41の内周面側に貫通している。
発泡部材Fの側面には環状溝83が設けられ、この環状溝83に対向する位置に連通溝82のノズル部41の径方向に沿って延びる基端が開口している。これにより、連通溝82を通して吐出流路P2に向けて吹き出した空気を、環状溝83を介して効果的に発泡部材Fに供給することができる。
なお、発泡部材Fの側面に環状溝83を設けず、ノズル部41の基端に該ノズル部41の内周面側に向くとともに連通溝82に連通する段状かつ環状の切欠き部を設け、連通溝82を通して吐出流路P2に向けて吹き出した空気を、この切欠き部を介して発泡部材Fにその全周から供給するようにしてもよい。
ノズルヘッド40をキャップ30に対して回動させることで開閉機構80を開状態と閉状態つまりスクイズ吐出容器1を泡吐出モードと液吐出モードとに切り替えることができる。
ノズルヘッド40がキャップ30に対して図2に示す開位置にあるときには、連通溝82が対応する連通路81に重なり、開閉機構80は空気流路P1を吐出流路P2に連通させる開状態となる。このように、ノズルヘッド40が開位置にあるときには開閉機構80は開状態となり、スクイズ吐出容器1は泡吐出モードとされる。
図3に示すように、泡吐出モードにおいては、ノズル部41の吐出口42が下方を向くように容器本体10を正立姿勢から90度以上傾け、この状態で胴部10bをスクイズすることにより、充填空間Mの内容液を注出口20cから吐出流路P2に向けて注出し、空気室14の空気を空気流路P1から吐出流路P2に供給するとともに、これらを発泡部材Fにおいて混合して内容液を吐出口42から泡状に吐出させることができる。このとき、ボール弁37が筒体38の上端に設けられた縮径部38aの内面に全周に亘って当接することにより開放孔36は外部に対して閉塞されているので、空気室14の空気は開放孔36から外部に漏れることなく吐出流路P2に供給される。
容器本体10が正立姿勢に戻され、胴部10bのスクイズが解除されると、注出孔用逆止弁60により注出孔20cが閉じられ、空気孔用逆止弁70により空気流路P1が遮断されるとともにボール弁37が開いて開放孔36から空気室14に外気が導入されることで、内層体11を減容変形させたまま胴部10bを元の形状に復元させることができる。これにより、内層体11の内部への空気の侵入を防止して、内容液の劣化を抑制することができるとともに、空気流路P1を通した空気室14への内容液の流入が阻止される。
一方、ノズルヘッド40をキャップ30に対して図2中で時計回り方向に回動させて、図4、図5に示す閉位置とすると、特に図5から解るように、連通溝82が連通路81からずれ、図4に示すように、空気流路P1が吐出流路P2に対して遮断される。このように、ノズルヘッド40が閉位置にあるときには開閉機構80は閉状態となり。スクイズ吐出容器1は液吐出モードとされる。
液吐出モードにおいては、ノズル部41の吐出口42が下方を向くように容器本体10を正立姿勢から90度以上傾け、この状態で胴部10bをスクイズしても、充填空間Mの内容液が注出口20cから吐出流路P2に向けて注出されるが、空気室14の空気は吐出流路P2に供給されず、内容液は吐出口42から液状に吐出される。
なお、図2、図5に示すように、ノズルヘッド40の内周面には一対の移動片43が軸心を中心とした対向配置で当該ノズルヘッド40に一体に設けられ、これらの移動片43が中栓本体20bの上面に一体に設けられた一対のストッパ片26の間に配置されている。そして、移動片43の移動がストッパ片26によって規制されることにより、ノズルヘッド40のキャップ30に対する回動範囲が規制されている。なお、図2に示すように、一対の移動片43が対応する一対のストッパ片26のうちの一方のストッパ片26に当接したときにノズルヘッド40は開位置となり、図5に示すように、一対の移動片43が対応する一対のストッパ片26のうちの他方のストッパ片26に当接したときにノズルヘッド40は閉位置となる。
このように、本発明のスクイズ吐出容器1では、ノズルヘッド40を回動させるだけの簡単な操作で、開閉機構80によって空気流路P1を吐出流路P2に対して開状態と閉状態とに切り替えて、このスクイズ吐出容器1から吐出される内容液を泡状と液状とに切り替えることができる。
図6に変形例として示すように、スクイズ吐出容器1は、キャップ30を装着筒部30aと天壁部30bとが分離されるとともに、天壁部30bが装着筒部30aにヒンジ90を介して回動自在に連結された構成とすることもできる。この場合、中栓部材20、吐出筒51、連結筒部50、注出孔用逆止弁60、空気孔用逆止弁70および開閉機構80等は天壁部30bに装着される。
装着筒部30aの外周面には、ヒンジ90とは反対側に位置して開放レバー91が設けられている。開放レバー91は装着筒部30aとの連結片91aに対して下方側に延びる操作部91bと連結片91aに対して上方側に延びるとともに先端が鉤状に曲がった係止部91cとを備えている。
図6に示すように、係止部91cが天壁部30bの周縁に設けられた係止凸部92に係合した状態では、天壁部30bは閉じた状態に保持され、容器本体10の口部10aはキャップ30により閉じた状態とされる。この状態では、容器本体10の充填空間Mへの内容液の充填を行うことはできない。
一方、図7に示すように、操作部91bを押し込み操作して係止部91cの係止凸部92との係合を解除することで、天壁部30bを中栓部材20等とともにヒンジ90を中心として装着筒部30aに対して回動させて開くことができる。天壁部30bが開かれると、容器本体10の口部10aの開口が外部に開放される。
このように、変形例のスクイズ吐出容器1では、天壁部30bを装着筒部30aに対して開閉可能な構成とすることにより、口部10aを開放して、当該口部10aから内層体11の充填空間Mに内容液を容易に再度充填ないし補充することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、連結筒部50をノズル部41の外側に相対回転自在に嵌合させるとともに、ノズル部41の外周面に吐出流路P2に連なる連通溝82を設け、キャップ30と連結筒部50の先端との間に空気流路P1に連なる連通路81を区画形成して開閉機構80を構成するようにしているが、連結筒部50をノズル部41の内側に相対回転自在に嵌合させるとともに、ノズル部41の内周面に空気流路P1に連なる連通溝を設けるとともに、連結筒部50の外周面に吐出流路P2に連なる連通溝を設けて、これらの連通溝が合わさったときに空気流路P1と吐出流路P2とが連通するように開閉機構を構成するようにしてもよい。
また、スクイズ吐出容器1は、発泡部材Fが設けられない構成とすることもできるが、発泡部材Fを設けることで、内容液をよりきめ細かな泡に生成することができる。
1 スクイズ吐出容器
10 容器本体
10a 口部
10b 胴部
11 内層体
12 外層体
13 空気孔
14 空気室
15 雄ねじ部
16 スリット
20 中栓部材
20a シール部
20b 中栓本体
20c 注出孔
21 装着溝
22 嵌合部
23 連通孔
24 段部
25 開放通路
26 ストッパ片
30 キャップ
30a 装着筒部
30b 天壁部
30c 凹溝
31 雌ねじ部
33 支持ボス部
36 開放孔
37 ボール弁
38 筒体
38a 縮径部
40 ノズルヘッド
40a 凸部
41 ノズル部
42 吐出口
43 移動片
50 連結筒部
51 吐出筒
60 注出孔用逆止弁
60a 弁体
60b 連結腕部
61 棒状体
62 蓋体
62a 押さえ部
70 空気孔用逆止弁
70a 弁体
80 開閉機構
81 連通路
82 連通溝
83 環状溝
90 ヒンジ
91 開放レバー
91a 連結片
91b 操作部
91c 係止部
92 係止凸部
M 充填空間
P1 空気流路
P2 吐出流路
F 発泡部材

Claims (6)

  1. 内容液を収容する内層体と該内層体を収容するスクイズ可能な外層体とを備える容器本体と、
    内容液の注出孔を備え、前記容器本体の口部に装着される中栓部材と、
    前記口部に装着され、該口部と前記中栓部材とを覆って前記口部と前記中栓部材の外側に空気流路を区画形成するキャップと、
    前記注出孔および前記空気流路に連なる吐出流路を内側に備え、先端が吐出口となる吐出筒と、
    前記容器本体の口部に前記外層体を貫通して設けられ、前記外層体と前記内層体との間に設けられる空気室を前記空気流路に連通させる空気孔と、
    前記注出孔に配置され、前記内層体の内部から前記注出孔を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記注出孔を通した前記内層体の内部への流体の流れを阻止する注出孔用逆止弁と、
    前記吐出流路と前記空気流路との間に設けられ、前記空気流路を前記吐出流路に連通させる開状態と、前記空気流路を前記吐出流路に対して遮断する閉状態とに切替え可能な開閉機構とを有することを特徴とするスクイズ吐出容器。
  2. 前記空気流路に、前記空気孔から前記空気流路を通した前記吐出流路への流体の流れを許容し、前記吐出流路から前記空気流路を通した前記空気孔への流体の流れを阻止する空気孔用逆止弁が設けられている、請求項1に記載のスクイズ吐出容器。
  3. 前記吐出流路に発泡部材が設けられている、請求項1または2に記載のスクイズ吐出容器。
  4. 前記キャップの外側に該キャップの軸心を中心として相対回動自在に装着されるノズルヘッドと、
    前記ノズルヘッドに設けられた円筒状のノズル部と、
    基端において前記中栓部材に装着されるとともに先端において前記ノズル部の外側に相対回転自在に嵌合され、前記ノズル部とともに前記吐出筒を構成する連結筒部と、
    前記キャップと前記連結筒部の先端との間に区画形成され、前記空気流路に連なる連通路と、
    前記ノズル部の外周面に該ノズル部の基端から軸方向に沿って延びて設けられ、前記吐出流路に連なる連通溝とを有し、
    前記ノズルヘッドが開位置にあるときには前記連通溝が前記連通路に重なって前記空気流路が前記吐出流路に連通し、
    前記ノズルヘッドが前記キャップに対して前記開位置から回転した閉位置にあるときには前記連通溝が前記連通路からずれて前記空気流路が前記吐出流路に対して遮断される、請求項1〜3の何れか1項に記載のスクイズ吐出容器。
  5. 前記キャップに前記空気流路を外部に開放する開放孔が設けられ、
    前記容器本体が正立姿勢から90度以上傾けられたときに閉じるボール弁が前記開放孔に設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載のスクイズ吐出容器。
  6. 前記キャップが、
    前記口部に装着される円筒状の装着筒部と、
    前記装着筒部にヒンジを介して回動自在に連結される天壁部とを有し、
    前記中栓部材、前記吐出筒、前記注出孔用逆止弁および前記開閉機構が前記天壁部に装着され、
    前記天壁部を前記装着筒部に対して開くことで前記口部を開放可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のスクイズ吐出容器。
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