JP6803808B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
またキャップ本体の天壁部には、注出孔と容器本体内とを連通する連通筒が下方に向けて延設され、連通筒内には、上下動自在に配設された弁体が配設されている。そして、蓋体および弁体のうちのいずれか一方に窪み部が形成されるとともに、他方に窪み部に着脱自在に嵌合される嵌合突起が形成されている。
蓋体をヒンジ部回りに回動して開ける際には、凹部内で凸部が球体中心回りに回転することで、キャップ本体に対する蓋体の開き角度に係わらず、球状の凸部と凹部との嵌合状態が良好に維持されて、連通筒内において弁体が安定して上方移動させられる。そして、弁体の上方移動が規制部に規制されたときに、凸部が凹部から離脱されることで、弁体が蓋体から分離されて連通筒内を下降移動し弁座部に着座する。
図1に示すように、本実施形態の注出キャップ1は、液状等の内容物(図示略)が収容されるとともに該内容物の減少に伴い減容変形(しぼみ変形)する可撓性に富む内容器(内層)2と、内容器2が内装される弾性変形可能な外容器(外層)3と、を有する容器本体4の口部5に離脱自在に装着される。言い換えると、本実施形態で説明する二重容器は、内容器2および外容器3を有する容器本体4と、容器本体4の口部5に離脱自在に装着される注出キャップ1と、を備える。
また、キャップ軸O方向から見た平面視でキャップ軸Oに直交する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
ブロー成形としては、例えば押出成形等によって二重(内外)に組み合わされた積層パリソンを形成し、この積層パリソンをブロー成形することで容器本体4を形成してもよい(押出ブロー成形)。また、射出成形等によって外容器用のプリフォーム、および内容器用のプリフォームを形成し、これらを二重(内外)に組み合わせた後、二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
なお、外容器用のプリフォームを先に二軸延伸ブロー成形して外容器3を形成した後、内容器用のプリフォームを内部に配置し、その後、内容器用のプリフォームを二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
内容器2の口部の上端部には、径方向外側に突出して周方向に延びる環状の折り返し部11が形成され、この折り返し部11を利用して外容器3の口部の開口端を上方から塞いでいる。このため、外容器3の口部は、内容器2によって閉塞されている。
装着筒部12は、有頂筒状をなしており、容器本体4の口部5に装着される。装着筒部12、ヒンジ部8および蓋体9は、一体に形成されている。本実施形態の例では、装着筒部12、ヒンジ部8および蓋体9が、ポリプロピレン樹脂(PP)で形成されている。また、弁体14は、ポリプロピレン樹脂(PP)よりも軟質の低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)で形成されている。
天壁部16には、該天壁部16を上下方向に貫通するように延び、内部に注出孔6を有する注出筒部17と、注出筒部17よりも大径とされ、該天壁部16から下方へ向けて延びる垂下筒部18と、が形成されている。
注出筒部17の下端開口縁には、規制部19の少なくとも一部を周方向に分断するように、切り欠き部20が形成されている。切り欠き部20は、1つでもよいし、周方向に互いに間隔をあけて複数形成されていてもよい。
中栓13は、容器本体4の口部5の上端開口部上に配置されたベース部21と、ベース部21を上下方向に貫通するように延びる連通筒22と、を備える。
ベース部21の前記外側部分には、該ベース部21から上方へ向けて延びる支持筒23と、該ベース部21から下方へ向けて延びるシール筒24と、が形成されている。支持筒23の上端は、装着筒部12の天壁部16の下面に当接する。シール筒24は、容器本体4の口部5内に嵌合する。ベース部21の前記連結筒部内には、装着筒部12の垂下筒部18が嵌合する。
蓋体9の周壁部30の下端部は、装着筒部12の周壁部15の上端部に形成された段差部32を利用して、装着筒部12の天壁部16に径方向外側から着脱可能に嵌合されている。また、蓋体9の周壁部30の下端部と、装着筒部12の周壁部15の上端部とが、ヒンジ部8を介して一体に連結されている。
本実施形態の例では、閉塞筒34が、注出筒部17の内側のうち内径が略一定とされた下方部分に対して嵌合する。閉塞筒34が注出筒部17の内側に嵌合することで、注出孔6と連通筒22内との連通が遮断される。閉塞筒34が注出筒部17内に嵌合した際に、閉塞筒34の下端開口縁は、規制部19よりも上方に離間して配置される。
ボス35は、該ボス35の下端部に位置して球状に形成された凸部36と、凸部36の上方に隣接配置され、凸部36の外径よりも小さな外径を有するくびれ部37と、くびれ部37の上方に配置され、くびれ部37の外径よりも大きな外径を有する軸部38と、を備える。図示の例では、軸部38の外径が、凸部36の外径と同等以上である。
本実施形態の例では、凸部36の外径が凹部28の内径よりも大きくされており、締め代が設けられている。ただしこれに限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合等により、凸部36と凹部28とを着脱自在に嵌合してもよい。
内容物を注出する際には、まず蓋体9をヒンジ部8回りに回動させて開く。この際、弁体14の凹部28に蓋体9の凸部36が嵌合されているので、弁体14が蓋体9とともに上昇する。そして図2および図3に示すように、弁体14の上昇移動が規制部19に規制されたときに、凸部36が凹部28から離脱されることで、図4に示すように、弁体14が蓋体9から分離される。分離した後の弁体14は、連通筒22内を下降移動し弁座部25に着座する。
このように、弁体14による連通、遮断の切り換えを適切に行いながら、内容物を確実に注出することができる。
蓋体9をヒンジ部8回りに回動して開ける際には、図1〜図3に示すように、凹部28内で凸部36が球体中心回りに回転することで、キャップ本体7に対する蓋体9の開き角度に係わらず、球状の凸部36と凹部28との嵌合状態が良好に維持されて、連通筒22内において弁体14が安定して上方移動させられる。
図5は、前述の実施形態で説明した注出キャップ1の変形例を示している。この変形例では、規制部19が中栓13に形成されている。具体的に、この規制部19は、中栓13の連通筒22の内周面における上方部分に、径方向内側へ向けて突出して形成されている。
この変形例においても、前述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図6は、前述の実施形態で説明した注出キャップ1の変形例を示している。この変形例では、蓋体9に凹部28が形成され、弁体14に凸部36が形成されている。具体的には、蓋体9の閉塞筒34内が凹部28とされている。また、弁体14の上方部分に、下方部分から上方へ向けて延びるボス35が形成されており、該ボス35の上端部(先端部)に球状の凸部36が形成されている。そして、蓋体9の凹部28と弁体14の凸部36とが、着脱自在に嵌合する。
この変形例においても、前述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
凸部36および凹部28の材質は、上記以外の材質であってもよい。また、凹部28の硬さが凸部36の硬さに比べて硬くてもよい。
また、装着筒部12の天壁部16に注出筒部17が備えられているが、注出筒部17を形成することなく、天壁部16に注出孔6だけを形成してもよい。
2 内容器(内層)
3 外容器(外層)
4 容器本体
5 口部
6 注出孔
7 キャップ本体
8 ヒンジ部
9 蓋体
12 装着筒部
13 中栓
14 弁体
16 天壁部
19 規制部
22 連通筒
25 弁座部
28 凹部
36 凸部
Claims (4)
- 内容物が収容されるとともに該内容物の減少に伴い減容変形する内容器と、前記内容器が内装される外容器と、を有する容器本体の口部に装着される注出キャップであって、
前記口部に装着され、前記内容物を注出する注出孔が天壁部に形成された有頂筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ部を介して接続され、前記注出孔を開閉する有頂筒状の蓋体と、を備え、
前記キャップ本体は、
前記注出孔と前記容器本体内とを連通し上下方向に延びる連通筒と、
前記連通筒内に上下動自在に設けられた弁体と、
前記弁体が上方に向けて離間自在に着座し、前記連通筒内と前記容器本体内との連通を遮断する弁座部と、
前記連通筒内と前記注出孔とを連通させた状態で、前記弁体の上方移動を規制する規制部と、を備え、
前記蓋体および前記弁体のうちのいずれか一方に凹部が形成され、他方に前記凹部に着脱自在に嵌合する球状の凸部が形成された注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップであって、
前記キャップ本体は、
前記口部に装着され、前記注出孔が形成された装着筒部と、
前記装着筒部の下方に設けられ、前記連通筒が形成された中栓と、を備え、
前記装着筒部または前記中栓に前記規制部が設けられた注出キャップ。 - 請求項1または2に記載の注出キャップであって、
前記凹部の開口部は、該凹部の開口端へ向かうにしたがい徐々に拡径するテーパー状に形成された注出キャップ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の注出キャップであって、
前記凹部の硬さと前記凸部の硬さとが、互いに異なる注出キャップ。
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