JP2016141223A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】渋滞走行時におけるペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御装置は、たとえば、渋滞が発生している渋滞区間を車両が走行しているか否かを判定する判定部と、渋滞区間における車両の平均速度に基づく基準速度を算出する算出部と、車両の加速度を制御する制御部とを備え、制御部は、車両が渋滞区間を走行していると判定された場合に、車両の加速度を基準速度に基づく基準加速度以下に制限するように構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】車両制御装置は、たとえば、渋滞が発生している渋滞区間を車両が走行しているか否かを判定する判定部と、渋滞区間における車両の平均速度に基づく基準速度を算出する算出部と、車両の加速度を制御する制御部とを備え、制御部は、車両が渋滞区間を走行していると判定された場合に、車両の加速度を基準速度に基づく基準加速度以下に制限するように構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両制御装置に関する。
従来、アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作に応じて車両の発進および停止を行う技術が知られている。
上記のような従来の技術では、車両が渋滞にはまっている場合、ペダルの操作を頻繁に行って車両の発進および停止を繰り返し行う必要がある。
本発明の課題の一つは、たとえば、渋滞走行時におけるペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することが可能な車両制御装置を提供することである。
本発明の車両制御装置は、たとえば、渋滞が発生している渋滞区間を車両が走行しているか否かを判定する判定部と、渋滞区間における車両の平均速度に基づく基準速度を算出する算出部と、車両の加速度を制御する制御部とを備え、制御部は、車両が渋滞区間を走行していると判定された場合に、車両の加速度を基準速度に基づく基準加速度以下に制限するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、運転者の操作量に基づいて算出される駆動要求量が第1しきい値よりも小さい場合、駆動要求量が大きいほど加速度が基準加速度に近づくように駆動要求量に応じて加速度を設定し、駆動要求量が第1しきい値以上の場合、駆動要求量に関わらず加速度を基準加速度に設定するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、車両が渋滞区間を走行していると判定されていない場合、駆動要求量が大きいほど加速度が大きくなるように駆動要求量に応じて加速度を設定するように構成されており、車両が渋滞区間を走行していると判定された場合であって、駆動要求量が第1しきい値よりも小さい場合における駆動要求量の増加量に対する加速度の増加量を表す増加勾配は、車両が渋滞区間を走行していると判定されていない場合における駆動要求量に対する加速度の増加勾配よりも大きい。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、平均速度が第2しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、運転者の操作量に基づいて算出される駆動要求量が第3しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、ステアリングホイールの回転角度が第4しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、ブレーキペダルが踏み込まれた状態で車両が渋滞区間で停車している場合においてブレーキペダルの踏み込みが解除された場合に、車両の速度が基準速度に到達するまでは、加速度を基準加速度以下の範囲で徐々に大きくするように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、アクセルペダルのストロークにおける所定の基準点からのアクセルペダルの踏み込みにより車両を加速し、基準点からのアクセルペダルの踏み戻しにより車両を減速する制御であるワンペダル制御を実行しながら、加速度を基準加速度以下に制限するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、アクセルペダルのストロークにおける所定の基準点からのアクセルペダルの踏み込みにより車両を加速し、基準点からのアクセルペダルの踏み戻しにより車両を減速する制御であるワンペダル制御を実行中に、ブレーキペダルが踏み込まれた状態で車両が停車している場合においてブレーキペダルの踏み込みが解除された場合には、アクセルペダルが踏まれていない状態でのワンペダル制御による制動力の発生を防止するように構成されている。
また、本発明の車両制御装置において、たとえば、制御部は、ワンペダル制御を終了することで、ワンペダル制御による制動力の発生を防止するように構成されている。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
まず、図1を参照して、実施形態による車両100の概略構成の一例について説明する。なお、実施形態による車両100は、たとえば、内燃機関(エンジン20)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であってもよいし、電動機(モータ、図示せず)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車など)であってもよいし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であってもよい。また、車両100は、種々の変速装置を搭載することができるし、内燃機関や電動機を駆動するのに必要な種々の装置(システム、部品など)を搭載することができる。また、車両100における車輪の駆動に関わる装置の方式や、数、レイアウトなどは、種々に設定することができる。また、実施形態では、一例として、車両100は、四輪車(四輪自動車)であり、左右二つの前輪FLおよびFRと、左右二つの後輪RLおよびRRとを有する。図1の例では、車両前後方向(矢印FB)の前方は、左側である。
図1に示すように、車両100は、エンジン20と、ブレーキ制御部30と、撮像装置51と、レーダ装置52と、ブレーキスイッチ42と、アクセルペダルストロークセンサ47と、スロットル開度センサ48と、前後方向加速度センサ43と、制御装置40と、スピーカ95と、ハザードランプ96とを備える。
車両100は、運転者の回転操作により車両の進行方向を調整するためのステアリングホイールSWを備える。また、車両100は、ステアリングホイールSWの回転角度を検出するための角度センサ50を備える。また、車両100は、二つの前輪FRおよびFLのそれぞれに対応して、ホイールシリンダWfrおよびWflと、車輪速度センサ41frおよび41flと、サスペンション(懸架装置)9frおよび9flとを備える。また、車両100は、二つの後輪RRおよびRLのそれぞれに対応して、ホイールシリンダWrrおよびWrlと、車輪速度センサ41rrおよび41rlと、サスペンション(懸架装置)9rrおよび9rlとを備える。
サスペンション9fr、9fl、9rr、および9rlは、それぞれ、車輪FR、FL、RR、およびRLと車体(図示せず)との間に設けられ、路面からの振動や衝撃が車体に伝達されるのを抑制するように構成されている。また、実施形態では、一例として、サスペンション9fr、9fl、9rr、および9rlは、それぞれ、ショックアブソーバ91fr、91fl、91rr、および91rlと、アクチュエータ92fr、92fl、92rr、および92rlとを備えている。ショックアブソーバ91fr、91fl、91rr、および91rlは、減衰特性を電気的に制御(調整)することが可能なように構成されている。アクチュエータ92fr、92fl、92rr、および92rlは、後述するサスペンションECU14からの指令信号により、ショックアブソーバ91fr、91fl、91rr、および91rlの減衰特性をそれぞれ変化させるように構成されている。
なお、これ以降、車輪速度センサ41fr、41fl、41rr、および41rlを総称して、車輪速度センサ41と呼ぶ。また、ホイールシリンダWfr、Wfl、Wrr、およびWrlを総称して、ホイールシリンダWと呼ぶ。また、サスペンション9fr、9fl、9rr、および9rlを総称して、サスペンション9と呼ぶ。また、ショックアブソーバ91fr、91fl、91rr、および91rlを総称して、ショックアブソーバ91と呼ぶ。また、アクチュエータ92fr、92fl、92rr、および92rlを総称して、アクチュエータ92と呼ぶ。
撮像装置51は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(CMOS Image Sensor)などの撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。撮像装置51は、所定のフレームレートで画像データ(動画データ、フレームデータ)を出力することが可能なように構成されている。実施形態では、撮像装置51は、たとえば、車体(図示せず)の前側(車両前後方向の前方側)の端部(平面視での端部)に位置するフロントバンパーなどに設けられる。そして、撮像装置51は、車両100の前方の先行車両などの回避対象物を含む画像データを出力するように構成されている。
レーダ装置52は、たとえば、ミリ波レーダ装置である。レーダ装置52は、先行車両などの回避対象物までの距離(離間距離、検出距離)を示す距離データや、回避対象物との相対速度(速度)を示す速度データなどを出力することが可能なように構成されている。なお、制御装置40は、レーダ装置52による車両100と回避対象物との間の距離の測定結果を随時(たとえば、一定の時間間隔で)更新して記憶部に記憶するように構成されている。これにより、制御装置40は、最新の測定結果を利用して演算を行うことができる。なお、車両100は、回避対象物を検出するためにソナー装置を備えることができる。
車輪速度センサ41は、各車輪速度センサ41に対応する車輪が所定角度回転する毎に、パルスを有する信号を出力するように構成されている。
実施形態では、ブレーキペダルBPは、運転者による踏み込みにより車両100に制動を付与するためのペダルであるが、運転者が、アクセルペダルAPをそのストロークの所定の基準点から踏み込むことにより車両100を加速させることができ、アクセルペダルAPを所定の基準点から踏み戻すことにより、車両100に制動をかけて車両100を減速させることができる構成としてもよい。すなわち、アクセルペダルAPは、車両100の加速と制動の双方に使用される。
アクセルペダルストロークセンサ47は、アクセルペダルAPに設けられ、運転者によるアクセルペダルAPの踏み込み量(ストローク量)を検知するように構成されている。スロットル開度センサ48は、運転者によるアクセルペダルAPの踏み込みに伴うスロットル開度を検知するように構成されている。
ブレーキスイッチ42は、ブレーキペダルBPに設けられ、運転者によるブレーキペダルBPの操作の有無を示すブレーキ操作信号を出力するように構成されている。具体的には、ブレーキスイッチ42は、ブレーキペダルBPが操作されている場合にはオン(High)のブレーキ操作信号を出力し、ブレーキペダルBPが操作されていない場合にはオフ(Low)のブレーキ操作信号を出力するように構成されている。
前後方向加速度センサ43は、車体(図示せず)の前後方向の加速度(前後加速度)を検出し、前後方向の加速度を表す信号を出力するように構成されている。
エンジン20は、運転者によるアクセルペダルAPの操作に応じた動力を出力するように構成されている。ブレーキ制御部30は、ブレーキECU12からの指令に基づいて、各車輪FR、FL、RR、およびRLにブレーキ液圧に応じた制動力を発生させるように構成されている。具体的には、ブレーキ制御部30は、ブレーキペダルBPの操作力に対応したブレーキ液圧に応じて、各車輪FR、FL、RR、およびRLに配置されたホイールシリンダWに供給するブレーキ液圧を調整することが可能なように構成されている。
すなわち、ブレーキ制御部30は、運転者によるブレーキペダルBPの操作に応じたマスタシリンダ液圧を発生するマスタシリンダと、マスタシリンダ液圧より高い液圧を発生させるための加圧用液圧を発生可能な加圧ポンプと、加圧ポンプにより発生する加圧用液体を利用してマスタシリンダ液圧に対する加圧量(差圧)を調整可能なリニア電磁弁とを備える(いずれも図示せず)。ブレーキ制御部30は、ブレーキECU12からの指令により回避制動を行う場合には、加圧ポンプおよびリニア電磁弁を制御することにより、加圧量を調整するように構成されている。そして、ブレーキ制御部30は、マスタシリンダ液圧に加圧量を加えた液圧をブレーキ液圧としてホイールシリンダWに供給することにより、液圧制動力を制御し、ブレーキペダルBPの操作による制動とは独立して車両100に制動力を付与することが可能なように構成されている。
制御装置40は、車両100の各部から信号やデータなどを受け取るとともに、車両100の各部の制御を実行する。制御装置40は、図1に示すように、ステアリングECU(Electronic Control Unit)11と、ブレーキECU12と、エンジンECU13と、サスペンションECU14と、出力制御部15と、点灯制御部16とを備える。なお、制御装置40は、「車両制御装置」の一例である。
ステアリングECU11は、ステアリングホイールSWの制御を司るように構成されている。エンジンECU13は、燃料の噴射制御や吸気量の調整制御などのエンジン20の各種制御を司るように構成されている。
ブレーキECU12は、自車両に対する制動トルクを調整する制御や、車輪FR、FL、RR、およびRL毎の制動トルクを調整する制御などを司るように構成されている。また、ブレーキECU12は、各車輪FR、FL、RR、およびRLに設けられた各車輪速度センサ41のうち少なくとも一つからの検出信号に基づいて自車両の車体速度を算出したり、前後方向加速度センサ43からの検出信号に基づいて自車両の減速度を算出したりするように構成されている。そして、ブレーキECU12は、算出した車体速度や減速度などを、他のECUに出力するように構成されている。なお、ここで算出される減速度は、自車両が減速しているときには正の値となり、自車両が加速しているときには負の値となる。
サスペンションECU14は、アクチュエータ92に指令信号を出力してショックアブソーバ91の減衰特性を変化させることにより、四つの車輪FR、FL、RR、およびRLのそれぞれの減衰特性を制御することが可能なように構成されている。これにより、サスペンションECU14は、車輪FR、FL、RR、およびRLを、互いに減衰特性が異なる状態に制御することが可能なように構成されている。さらに、実施形態では、サスペンションECU14は、ワンペダル制御中においては、減衰力を増加させる指令をアクチュエータ92に送出するように構成されている。これにより、ワンペダル制御中においては、サスペンション9の減衰力が増加される。
出力制御部15は、車両100の内部に設けられたスピーカ95に各種音声を出力する制御を行うように構成されている。たとえば、実施形態では、出力制御部15は、ワンペダル制御が開始されるときに、注意を喚起するためのアナウンスをスピーカ95に出力するように構成されている。
点灯制御部16は、車体(図示せず)の後部に設けられたハザードランプ96の点灯を制御するように構成されている。たとえば、実施形態では、点灯制御部16は、ワンペダル制御が開始されるときに、後続車両に注意を喚起するために、ハザードランプ96を点灯させるように構成されている。
各ECU12〜14、出力制御部15、および点灯制御部16は、コンピュータとして構成されている。すなわち、各ECU12〜14、出力制御部15、および点灯制御部16は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理部と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶部(いずれも図示せず)とを備える。
演算処理部は、不揮発性の記憶部(ROMやフラッシュメモリなど)に記憶された(インストールされた)プログラムを読み出し、当該プログラムにしたがって演算処理を実行することにより、各ECU12〜14として機能(動作)するように構成されている。特に、ブレーキECU12は、後述する図2に示した各部として動作するように構成されている。また、記憶部は、制御に関わる各種演算で用いられるデータ(テーブル(データ群)や関数など)や、演算結果(演算途中の値も含む)などを記憶するように構成されている。
なお、上述した車両100の構成はあくまで一例であって、種々に変更して実施することができる。車両100を構成する個々の装置としては、公知の装置を用いることができる。また、車両100の各構成は、他の構成と共用することができる。
次に、図2を参照して、ブレーキECU12の機能的構成の詳細について説明する。図2に示すように、ブレーキECU12は、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)との協働により、判定部121、算出部122、および制御部123として機能(動作)するように構成されている。すなわち、プログラムには、一例として、図2の判定部121、算出部122、および制御部123の各ブロックに対応したモジュールが含まれる。
判定部121は、渋滞が発生している区間(以下、渋滞区間と呼ぶ)を車両100が走行しているか否かを判定するように構成されている。判定部121は、たとえば、車両100の発進および停止が短い期間で繰り返し行われた場合や、撮像装置51やレーダ装置52などによる測定結果に基づいて自車両と先行車両とが接近した状態が一定時間以上続いていると判断された場合などに、車両100が渋滞区間を走行していると判定するように構成されている。なお、実施形態では、渋滞の有無の判定に、VICS(Vehicle Information and Communication System)などの交通情報が用いられてもよいし、車両間通信により他の車両から受信される渋滞の有無に関する情報が用いられてもよい。
算出部122は、渋滞区間における車両100の平均速度を算出するように構成されている。渋滞中の平均速度は、渋滞中に先行車両との適切な車間距離を維持して追従走行する場合における走行速度の目安となる。たとえば、算出部122は、車輪速度センサ41の情報を使い平均速度を算出する。あるいは、算出部122は、VICSやカーナビゲーション(図示せず)などの情報を用いて平均速度を算出する。より具体的には、算出部122は、車両100が停止から走行に移ってから再び停止するまでの走行中平均速度や、最後に停止した時点以前の所定の時間(たとえば5分)に移動した距離から求めた時間平均速度や、VICSなどから得た渋滞の程度(たとえば5km通過するに20分かかる)から推定した予想平均速度などを算出し、これらの平均速度を、渋滞区間における平均速度の算出に用いることができる。
算出部122は、運転者の操作量に基づいて、運転者の駆動要求量を算出するように構成されている。たとえば、運転者は、アクセルペダルAPの踏み込み量を調整して必要な駆動力(加速度)を得ようとする。つまり、運転者は、大きな加速を望むときには大きくアクセルペダルAPを踏み込む操作を行う。したがって、実施形態では、算出部122は、アクセルペダルAPのストローク量に基づいて運転者の駆動要求量を算出するように構成されている。なお、駆動要求量の算出方法はこれに限らず、たとえば、ペダル踏力やペダル角度から駆動要求量を検出するように構成してもよい。
ここで、実施形態による制御部123は、車両100が渋滞区間を走行している場合と、車両100が渋滞区間を走行していない場合とで、駆動要求量と車両100の加速度との対応関係を異ならせる制御を実行するように構成されている。運転者の操作量であるアクセルペダルAPのストロークと、駆動要求量とは、比例するような関係(図8参照)にあるため、駆動要求量と車両100の加速度との対応関係を異ならせることで、運転者の操作量であるアクセルペダルAPのストロークと、車両100の加速度との対応関係も同様に変化する。対応関係は、たとえば関数やテーブルやマップなどによって定義される。以下では、車両100が渋滞区間を走行している際に実行される制御モードを渋滞モードと呼び、車両100が渋滞区間を走行していない際に実行される制御モードを通常モードと呼ぶ。
より具体的には、制御部123は、車両100が渋滞区間を走行していると判定された場合に、渋滞モードとして、車両100の加速度を、基準速度に基づく基準加速度α(図3参照)以下に制限する制御を実行するように構成されている。なお、基準速度とは、算出部122により算出された平均速度に基づいて算出される速度のことである。
一方、制御部123は、車両100が渋滞区間を走行していないと判定された場合に、通常モードとして、上記のような加速度の制限を行わない制御であって、駆動要求量が大きいほど車両100の加速度を大きくする制御を実行するように構成されている。
次に、図3を参照して、渋滞モードおよび通常モードにおける駆動要求量と車両100の加速度との対応関係について説明する。図3の実線のグラフは、渋滞モードにおける対応関係を示し、図3の一点鎖線のグラフは、通常モードにおける車両100の対応関係を示す。なお、図3の縦軸は、車両100の加速度を示し、図3の横軸は、駆動要求量を示す。
図3の実線のグラフに示すように、渋滞モードでは、駆動要求量が第1しきい値Pよりも小さい範囲では、駆動要求量が大きいほど車両100の加速度が基準加速度αに近づくように、駆動要求量に応じて車両100の加速度が設定される。そして、駆動要求量が第1しきい値P以上の範囲では、駆動要求量に関わらず車両100の加速度が基準加速度αに設定される。
一方、図3の一点鎖線のグラフに示すように、通常モードでは、車両100の加速度は、駆動要求量に比例している。より具体的には、通常モードでは、車両100の加速度は、渋滞モードのような制限を受けることなく、駆動要求量が大きいほど大きく、すなわちアクセルペダルAPのストロークが大きいほど大きくなる。
ここで、図3に示すように、渋滞モードで駆動要求量が第1しきい値P以下の範囲における駆動要求量に対する加速度の勾配(実線のグラフ参照)は、通常モードでの駆動要求量に対する加速度の勾配(一点鎖線のグラフ参照)よりも大きくなっている。これにより、実施形態による渋滞モードでは、車両100の速度が基準速度以下の低速時において、通常モードに比べて車両100の加速をアシストするような駆動力が発生することが分かる。つまり、実施形態では、渋滞モードの低速時において、通常モードに比べてより小さい駆動要求量、すなわちより小さい踏み込み量(アクセルペダルAPの踏み込み量)で、車両100を基準速度まで加速させることができる。
また、実施形態による渋滞モードでは、ブレーキペダルBPが踏み込まれた状態で車両100が停車している場合においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除された場合に、制御部123は、車両100の速度が基準速度に到達するまで、車両100の加速度を基準加速度α以下の範囲で徐々に大きくするように構成されている。
次に、渋滞モードの解除条件について説明する。
まず、図4を参照して、実施形態による基準加速度αと平均速度との関係について説明する。図4に示すように、基準加速度α(縦軸参照)は、平均速度(横軸参照)に比例して変化する。より具体的には、基準加速度αは、平均速度が大きくなるにしたがって大きくなる。つまり、平均速度が大きくなるということは、渋滞の度合が小さくなる、すなわち道路上を走行する車両間の距離が大きくなるということを示すので、図4によれば、車両間の距離が大きくなるにしたがって、その大きくなった車両間の距離に対応した適切な大きさの基準加速度αが設定されることが分かる。
上記のように、平均速度が大きくなるということは、渋滞の度合が小さくなるということを示す。したがって、実施形態による制御部123は、渋滞モード中の平均速度が第2しきい値以上になった場合に、渋滞モードを解除するように構成されている。
また、実施形態による制御部123は、駆動要求量が第3しきい値以上の場合に、渋滞モードを解除するように構成されている。このとき、駆動要求量に加えて、駆動要求量の増加速度、すなわちアクセルペダルAPの踏み込み速度が考慮されてもよい。つまり、駆動要求量が速く大きくなる場合、すなわちアクセルペダルAPが強く大きく踏み込まれる場合とは、自車両と先行車両との間の距離が大きく離れているため大きく加速しても問題がない場合、すなわち渋滞が解消された場合であるので、実施形態による制御部123は、この場合に渋滞モードを解除するように構成されている。
さらに、車両100がUターンした場合や、右折または左折した場合などにおいては、渋滞を抜け出したものとみなすことができる。したがって、実施形態による制御部123は、ステアリングホイールSWの回転角度が第4しきい値以上の場合に、渋滞モードを解除するように構成されている。
上記の他、実施形態による制御部123は、先行車両が一定時間以上存在しないことが撮像装置51やレーダ装置52などによる測定結果に基づいて検出された場合などに渋滞モードを解除するように構成されていてもよい。
次に、図6を参照して、実施形態による制御装置40において実行される処理の流れの例について説明する。
図6の処理フローでは、まず、S1において、算出部122は、アクセルペダルAPのストローク量から駆動要求量を算出する。実施形態では、図5に示されるように、エンジンECU13とブレーキECU12とにより、アクセルペダルAPのストロークにおける運転者の所定の基準点からのアクセルペダルAPの踏み込みにより車両100が加速され、運転者による基準点からのアクセルペダルAPの踏み戻しにより車両100が減速されるワンペダル制御が実施されることがある。ワンペダル制御中では、図9に示されるようなアクセルペダルAPのストローク量と駆動要求量との関係、または図10に示されるようなアクセルペダルAPのストローク量と減速度との関係から、アクセルペダルストロークセンサ47で検出したアクセルペダルAPのストローク量に基づいて、駆動要求量または減速度が算出される。一方、ワンペダル制御中でない場合には、図8に示されるようなアクセルペダルAPのストローク量と駆動要求量との関係から、アクセルペダルAPのストローク量に基づいて駆動要求量が算出される。
次に、S2において、算出部122は、車両100の各種平均速度を算出する。たとえば、車輪速度センサ41が検出した最小の車輪速度が0より大きくなってから最大の車輪速度が0となるまでの車輪速度を決められた時間間隔で積算し、積算した値をその間の経過時間で割ることで、車両100が停止から走行に移ってから再び停止するまでの走行中平均速度を算出し、これを平均速度とすることができる。そのほか、算出部122は、前述した時間平均速度や予想平均速度等を算出する。
次に、S3において、判定部121は、渋滞の有無を検出する。たとえば、判定部121は、車両100の発進および停止が短い期間で繰り返し行われたか否かを検出したり、撮像装置51やレーダ装置52などによる測定結果に基づいて自車両と先行車両とが接近した状態が一定時間以上続いているか否かを判断したり、VICSなどの交通情報を受信したり、車両間通信により他の車両から渋滞の有無に関する情報を受信したりする。そして、S4に処理が進む。
S4において、判定部121は、S1における検出結果に基づいて、車両100が渋滞区間を走行しているか否かを判定する。
S4において、車両100が渋滞区間を走行していると判定された場合には、S5に処理が進む。そして、S5において、制御部123は、渋滞モードの制御を実行する。ここで、渋滞モードとは、アクセルペダルAPの踏み込みに応じた駆動要求量に対する車両100の加速度を所定の基準に従って制限する制御モード(図3の実線のグラフ参照)のことであるが、渋滞モードにおいて実行される具体的な処理については、図7を参照して後で詳細に説明するため、ここでは説明を省略する。
一方、S4において、車両100が渋滞区間を走行していないと判定された場合には、S6に処理が進む。そして、S6において、制御部124は、通常モードの制御を実行する。なお、通常モードとは、上記の渋滞モードのような加速度の制限を行わずに、車両100の加速度を、S1の処理により算出されたアクセルペダルAPの踏み込み量に対応する駆動要求量に応じて変化させる制御モード(図3の一点鎖線のグラフ参照)のことである。
上記のS5またはS6の処理が実行された後には、S7に処理が進む。そして、S7において、制御部123は、S5またはS6において演算された加速度をエンジンECU13に伝達してエンジン20に加速度相当の駆動力を出力させ、ブレーキ制御部30を駆動して減速度を出力する。そして、処理が終了する。
次に、図7を参照して、実施形態による渋滞モードにおいて実行される処理、すなわち図6のS5において実行される具体的な処理の流れについて説明する。
図7の処理フローでは、まず、S11において、算出部122は、渋滞区間における車両100の平均速度を算出する。算出部122は、図6のS2において算出した走行中平均速度や時間平均速度や予想平均速度等に基づいて、たとえば、走行中平均速度を時間平均速度や予想平均速度の値を用いて補正するなどして、渋滞区間における平均速度を算出する。そして、S12に処理が進み、S12において、制御部123は、アクセルペダルAPがオフ、すなわち駆動要求量が0になっているか否かを判断する。
S12において、アクセルペダルAPがオフになっていない、つまりアクセルペダルAPが踏み込まれていると判断された場合には、S13に処理が進む。そして、S13において、制御部123は、渋滞モードの解除条件を満たしているか否かを判断する。より具体的には、渋滞区間における平均速度が第2しきい値以上か否か、駆動要求量が第3しきい値以上か否か、およびステアリングホイールSWの回転角度が第4しきい値以上か否かなどを判断する。
S13において、渋滞モードの解除条件を満たさないと判断された場合には、S14に処理が進む。そして、S14において、制御部123は、基準加速度α以下に制限された加速度(図3の実線のグラフ参照)に対応する加減速要求を演算する。
一方、S13において、渋滞モードの解除条件を満たすと判断された場合には、S15に処理が進む。そして、S15において、制御部123は、S14のような制限のない通常の加速度(図3の一点鎖線のグラフ参照)に対応する通常の加減速要求を演算する。つまり、S15において、制御部123は、渋滞モードを解除して通常モードに移行する。
なお、上記のS12において、アクセルペダルAPがオフになっている、つまりアクセルペダルAPが踏み込まれていないと判断された場合には、S16に処理が進む。そして、S16において、制御部123は、ブレーキペダルBPがオフになっているか否かを判断する。
S16において、ブレーキペダルBPがオフになっている、つまりブレーキペダルBPが踏み込まれていないと判断された場合には、上記のS14に処理が移行する。この場合、渋滞区間においてブレーキペダルBPが踏み込まれた状態で停車している車両100がブレーキペダルBPの踏み込みの解除により発進するので、制御部123は、移行先のS14において、基準加速度αで車両100を加速させるための加減速要求を演算する。
一方、S16において、ブレーキペダルBPがオフになっていない、つまりブレーキペダルBPが踏み込まれていると判断された場合には、S17に処理が進む。この場合、ブレーキペダルBPの踏み込みにより車両100の制動が行われるので、S17において、制御部123は、ブレーキペダルBPの踏み込みに応じた減速要求を演算する。
上記のS14、S15、およびS17の処理が実行された後には、処理が戻る。つまり、図6のS5の処理が終了し、図6のS7に処理が進む。
以上説明したように、実施形態による制御部123は、車両100が渋滞区間を走行していると判定された場合に、車両100の加速度を、渋滞区間における車両100の基準速度に基づく基準加速度α(図3参照)以下に制限するように構成されている。なお、基準速度は、平均速度に基づいて算出される。これにより、渋滞走行時にペダル操作を頻繁に行って車両100の加減速を繰り返し行わなくても、車両100の加速度を基準速度に基づく基準加速度α以下に保つことができるので、渋滞走行時におけるペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することができる。
また、実施形態による制御部123は、アクセルペダルAPのストロークが第1しきい値Pよりも小さい場合、アクセルペダルAPのストロークが大きいほど車両100の加速度が基準加速度αに近づくように、アクセルペダルAPのストロークに応じて車両100の加速度を設定し、アクセルペダルAPのストロークが第1しきい値以上の場合、アクセルペダルAPのストロークに関わらず、車両100の加速度を基準加速度αに設定するように構成されている。これにより、ペダル操作を繰り返し行うことなく、アクセルペダルAPを用いて車両100の加速度を基準加速度α以下に容易に保つことができるので、ペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することができる。
また、実施形態では、車両100が渋滞区間を走行していると判定された場合であって、アクセルペダルAPのストロークが第1しきい値P以下の場合における、アクセルペダルAPのストロークに対する車両100の加速度の勾配(渋滞モード、図3の実線のグラフ参照)は、車両100が渋滞区間を走行していると判定されていない場合における、アクセルペダルAPのストロークに対する車両100の加速度の勾配(通常モード、図3の一点鎖線のグラフ参照)よりも大きい。これにより、渋滞モードでは、加速度が基準加速度α以下の低加速度域において、通常モードに比べてより少ないアクセルペダルAPの操作量で、より大きい加速度を得ることができるので、低加速度域におけるペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することができる。
また、実施形態による制御部123は、平均速度が第2しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。つまり、平均速度がある程度大きくなる(第2しきい値以上になる)場合とは、渋滞が解消された場合であるので、この場合に加速度の制限を解除するように制御部123を構成すれば、渋滞が解消されたタイミングで加速度の制限を解除することができる。
また、実施形態による制御部123は、アクセルペダルAPのストロークが第3しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。なお、この場合、アクセルペダルAPのストロークに加えて、アクセルペダルの踏み込み速度を考慮してもよい。つまり、アクセルペダルAPが強く大きく踏み込まれる場合とは、渋滞が解消された場合であるので、この場合に加速度の制限を解除するように制御部123を構成すれば、渋滞が解消されたタイミングで加速度の制限を解除することができる。
また、実施形態による制御部123は、ステアリングホイールSWの回転角度が第4しきい値以上の場合に、加速度の制限を解除するように構成されている。つまり、ステアリングホイールSWが大きく回転されると、Uターンや右左折などにより渋滞が回避されると考えられるので、この場合に加速度の制限を解除するように制御部123を構成すれば、渋滞が回避されたタイミングで加速度の制限を解除することができる。
また、実施形態による制御部123は、ブレーキペダルBPが踏み込まれた状態で車両100が渋滞区間で停車している場合においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除された場合に、車両100の速度が基準速度に到達するまで、車両100の加速度を基準加速度α以下の範囲で徐々に大きくするように構成されている。これにより、ブレーキペダルBPの踏み込みを解除するだけで、アクセルペダルAPを操作することなく、車両100を基準加速度α以下の加速度で加速することができるので、ペダルの操作量、操作回数、手間などを低減することができる。
また、実施形態による制御部123は、アクセルペダルのストロークにおける所定の基準点からのアクセルペダルの踏み込みにより車両を加速し、基準点からのアクセルペダルの踏み戻しにより車両を減速する制御であるワンペダル制御を実行しながら、加速度を基準加速度α以下に制限するように構成してもよい。これにより、ブレーキペダルBPを操作することなく、車両100を加減速させることができるので、ペダルの操作量、操作回数、ブレーキペダルBPへ踏みかえる手間などを低減することができる。
ワンペダル制御中では、アクセルペダルAPの踏み込みを解除することで、アクセルペダルAPのストロークが0となり、制動力が発生するため、渋滞での停車中にアクセルペダルAPやブレーキペダルBPを踏み続けていなくても停車を継続できる効果もある。しかしながら、渋滞モード中にブレーキペダルBPが踏み込まれた状態で車両が停車している場合においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除された場合に、アクセルペダルAPを踏まない状態で基準加速度α以下の加速度で車両100を加速させようとすると、アクセルペダルAPが踏まれていないことに起因して発生するワンペダル制御の制動力が加速を阻害してしまう。したがって、このような場合には、ワンペダル制御の制動力を発生させないようにすることで、車両100の加速が阻害されるのを防止することが望ましい。つまり、渋滞モード中にブレーキペダルBPが踏み込まれた状態で車両が停車している場合においてブレーキペダルBPの踏み込みが解除された場合であって、ワンペダル制御中でアクセルペダルAPが踏み込まれていない場合(要求制動量が0の場合)に、ワンペダル制御により車両100の加速が阻害されるのを防止するための処理として、たとえば、アクセルペダルAPが踏まれていないことに起因する減速度を0とする処理や、ワンペダル制御を禁止(終了)する処理などが実行されてもよい。
なお、上記の実施形態では、本発明の判定部、算出部、および制御部としての機能をブレーキECUに持たせる例を示したが、これらの判定部、算出部、および制御部としての機能を他のECUに持たせてもよい。この場合、車両に予め設けられるエンジンECUなどの他の機能を有するECUに判定部、算出部、および制御部としての機能を持たせてもよいし、判定部、算出部、および制御部としての機能を有する専用のECUを別個に設けてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
40…制御装置、121…判定部、122…算出部、123…制御部、100…車両、AP…アクセルペダル、BP…ブレーキペダル、SW…ステアリングホイール。
Claims (10)
- 渋滞が発生している渋滞区間を車両が走行しているか否かを判定する判定部と、
前記渋滞区間における前記車両の平均速度に基づく基準速度を算出する算出部と、
前記車両の加速度を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記車両が前記渋滞区間を走行していると判定された場合に、前記車両の加速度を前記基準速度に基づく基準加速度以下に制限するように構成されている、車両制御装置。 - 前記制御部は、運転者の操作量に基づいて算出される駆動要求量が第1しきい値よりも小さい場合、前記駆動要求量が大きいほど前記加速度が前記基準加速度に近づくように前記駆動要求量に応じて前記加速度を設定し、前記駆動要求量が前記第1しきい値以上の場合、前記駆動要求量に関わらず前記加速度を前記基準加速度に設定するように構成されている、請求項1に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、前記車両が前記渋滞区間を走行していると判定されていない場合、前記駆動要求量が大きいほど前記加速度が大きくなるように前記駆動要求量に応じて前記加速度を設定するように構成されており、
前記車両が前記渋滞区間を走行していると判定された場合であって、前記駆動要求量が前記第1しきい値よりも小さい場合における前記駆動要求量の増加量に対する前記加速度の増加量を表す増加勾配は、前記車両が前記渋滞区間を走行していると判定されていない場合における前記駆動要求量に対する前記加速度の増加勾配よりも大きい、請求項2に記載の車両制御装置。 - 前記制御部は、前記平均速度が第2しきい値以上の場合に、前記加速度の制限を解除するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、運転者の操作量に基づいて算出される駆動要求量が第3しきい値以上の場合に、前記加速度の制限を解除するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、ステアリングホイールの回転角度が第4しきい値以上の場合に、前記加速度の制限を解除するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、ブレーキペダルが踏み込まれた状態で前記車両が前記渋滞区間で停車している場合において前記ブレーキペダルの踏み込みが解除された場合に、前記車両の速度が前記基準速度に到達するまで、前記加速度を前記基準加速度以下の範囲で徐々に大きくするように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、アクセルペダルのストロークにおける所定の基準点からの前記アクセルペダルの踏み込みにより車両を加速し、前記基準点からの前記アクセルペダルの踏み戻しにより前記車両を減速する制御であるワンペダル制御を実行しながら、前記加速度を前記基準加速度以下に制限するように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、アクセルペダルのストロークにおける所定の基準点からの前記アクセルペダルの踏み込みにより車両を加速し、前記基準点からの前記アクセルペダルの踏み戻しにより前記車両を減速する制御であるワンペダル制御を実行中に、ブレーキペダルが踏み込まれた状態で前記車両が停車している場合において前記ブレーキペダルの踏み込みが解除された場合には、前記アクセルペダルが踏まれていない状態での前記ワンペダル制御による制動力の発生を防止するように構成されている、請求項7に記載の車両制御装置。
- 前記制御部は、前記ワンペダル制御を終了することで、前記ワンペダル制御による制動力の発生を防止するように構成されている、請求項9に記載の車両制御装置。
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