JP2016135998A - 蒸気タービン - Google Patents
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Abstract
【課題】ディフューザ性能を向上させるとともに、排気室における流れの剥離を抑制できる蒸気タービンを提供する。【解決手段】実施形態の蒸気タービン10は、静翼翼列180と当該静翼翼列180の直下流の動翼翼列170とによって構成される複数のタービン段落と、最終段のタービン段落を通過した蒸気を排出する環状ディフューザ60とを備える。そして、最終段のタービン段落において、ダイアフラム外輪26aが、静翼28aと動翼24aとの間で半径方向外側に内径が広がる段部80と、段部80の外周端から水平方向に延設され、動翼24aの先端に半径方向外側から対向する延設部100と、動翼24aの先端部に上流側から対向する段部80の端面81の内周部に周方向に亘って形成され、下流側に突出する突条部90とを備える。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、排気室を備える蒸気タービンに関する。
火力発電所などで用いられる蒸気タービンの熱効率の向上は、エネルギ資源の有効利用や、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながる重要な課題となっている。蒸気タービンの熱効率の向上は、与えられたエネルギを有効に機械仕事に変換することで達成することができる。そのためには、様々な内部損失を低減することが必要である。
蒸気タービンの内部損失には、翼の形状に起因するプロファイル損失、蒸気の二次流れ損失、蒸気の漏洩損失、蒸気の湿り損失などに基づくタービン翼列損失、蒸気弁やクロスオーバー管に代表される翼列以外の通路における通路部損失、タービン排気室によるタービン排気損失などがある。
これら損失の中で、タービン排気損失は、全内部損失の10〜20%を占める大きな損失である。タービン排気損失は、最終段のタービン段落の出口から復水器入口までの間で発生する損失である。タービン排気損失は、リービング損失、フード損失、環状面積制限損失、ターンナップ損失などにさらに分類される。このうち、フード損失は、排気室から復水器までの圧力損失である。このフード損失は、ディフューザを含めた排気室の形式、形状、サイズに依存する。
一般に、圧力損失は、蒸気の流速の二乗に比例して大きくなる。そのため、許容される範囲で排気室のサイズを大きくして蒸気の流速を低減することが効果的である。しかしながら、排気室のサイズを大きくする際、製造コストや建屋の配置スペースなどからの制約を受ける。フード損失を低減させるために排気室のサイズを大きくする際にも、このような制約を受ける。
フード損失は、タービンロータ軸方向の速度である軸流速度、換言すると排気室を通過する体積流量に依存する。また、フード損失は、ディフューザを含めた排気室の設計に依存する。低圧タービンの排気室は、蒸気タービン全体の中でも大きな容量を占める。そのため、フード損失を低減させるために排気室のサイズを拡大することは、蒸気タービン全体のサイズや製造コストに大きな影響を与える。そこで、限られた排気室のサイズで、圧力損失の小さい形状とすることが重要となる。
例えば、従来の下方排気型の排気室を備えた複流排気型(ダブルフロー型)の低圧タービンにおいて排気室内での損失(静圧損失)を低減するためには、スチームガイドとベアリングコーンで構成される環状のディフューザにおいて流れを減速させ、十分に静圧を回復させることが最も重要である。従来の低圧タービンでは、ベアリングコーンのタービン軸方向の長さを増加して、ディフューザのタービン軸方向の長さを増加させ、静圧を十分に回復させることが検討されてきた。
しかしながら、近年では、蒸気タービンのコンパクト化などの観点から、ベアリングコーンのタービン軸方向の長さを減少させつつ、静圧を十分に回復させることが検討されている。具体的には、コンパクトな排気室において、スチームガイドおよびベアリングコーンの形状を最適化することにより、性能向上が図られている。
ここで、図4および図5は、従来の下方排気型の排気室を備えた複流排気型(ダブルフロー型)の低圧タービン300の最終段のタービン段落の動翼310およびその近傍の鉛直方向の子午断面の一部を示した図である。
図4に示すように、最終段のタービン段落の動翼310の下流側には、スチームガイド320とベアリングコーン330とが備えられている。スチームガイド320とベアリングコーン330との間には、環状ディフューザ340が形成される。この環状ディフューザ340は、最終段のタービン段落の動翼310を通過した蒸気が導かれる拡大流路を構成する。また、環状ディフューザ340は、排気室の一部を構成する。環状ディフューザ340に導かれた蒸気は、半径方向外側に向かって、放射状に流出される。
ここで、コンパクトな排気室において性能向上を図るためには、例えば、環状ディフューザ340の入口、すなわち最終段のタービン段落の動翼310の出口において、流れ350が最適な広がり角度に広がり、スチームガイド320の内面320aに沿って流れ、ディフューザ効果を発揮できることが重要である。また、環状ディフューザ340の入口からの流れ350がスチームガイド320の内面320a上で剥離しないことが重要である。そのためには、タービンロータ軸方向に対する流れ350の半径方向外側への広がり角度αは、所定の範囲の角度であることが条件となる。
図4に示した従来の低圧タービン300では、動翼310の先端であるシュラウド部311は、水平に構成されている。この動翼310を外周から包囲するダイアフラム外輪360の内面360aも水平に構成されている。そして、シュラウド部311と内面360aとの間に所定の間隙365が形成されている。例えば、ダイアフラム外輪360の内面360aに、例えば、シールフィン370を備え、間隙365をシールしている。
スチームガイド320は、ダイアフラム外輪360の下流端から、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴って半径方向外側に、タービンロータ軸方向に対して所定の拡大傾斜角で傾斜している。
しかしながら、このような従来の低圧タービン300においては、間隙365に流れる漏洩蒸気351の流量が多い。また、間隙365に流入した漏洩蒸気351は、水平方向に流出する。そのため、蒸気の流れは、環状ディフューザ340の入口において広がり角度αを維持することができない。また、蒸気の流れは、スチームガイド320の内面320a上で剥離することがある。
一方、図5に示した従来の低圧タービン300では、最終段のタービン段落におけるダイアフラム外輪360は、静翼380と動翼310との間で、半径方向外側に内径が広がる段部361を備えている。この段部361を備えることで、動翼310の先端側の上流側には、タービンロータ軸方向に対して垂直な壁面361aが形成される。
この場合、間隙365に流れる漏洩蒸気351は、動翼310の上流側において、半径方向外側に導かれ、間隙365に流入する。そのため、図4に示した従来の低圧タービン300に比べて、間隙365に流れる漏洩蒸気351の流量は減少する。
しかしながら、この減少量では、図4に示した従来の低圧タービン300と同様に、間隙365に流入した漏洩蒸気351によって、環状ディフューザ340の入口の蒸気の流れは影響を受ける。これによって、蒸気の流れは、環状ディフューザ340の入口において広がり角度αを維持することができない。また、蒸気の流れは、スチームガイド320の内面320a上で剥離することがある。
なお、図5に示した従来の低圧タービン300において、先端部が、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴って半径方向外側に、タービンロータ軸方向に対して所定の角度で傾斜するスラント型の動翼を使用することもできる。しかしながら、このスラント型の動翼を使用した場合には、間隙365におけるシール性が低下する。そして、動翼の先端に沿う流れが、間隙365から流出する漏洩蒸気351の流れに乱される。また、蒸気の流れは、スチームガイド320の内面320a上で剥離することがある。
上記したように、従来の蒸気タービンにおいては、動翼とダイアフラム外輪との間隙を通過した漏洩蒸気の噴出によって、ディフューザ内における流れの広がりが阻害されたり、環状ディフューザ内の外周側の蒸気の流れの剥離を生じることがある。そのため、蒸気タービンにおいて、排気室内での圧力損失を確実に低減できる技術が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、ディフューザ性能を向上させるとともに、排気室における流れの剥離を抑制できる蒸気タービンを提供することである。
実施形態の蒸気タービンは、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられ、タービンロータの周方向に複数の動翼を植設して構成された動翼翼列と、前記ケーシングの内側に設けられたダイアフラム外輪とダイアフラム内輪との間に周方向に複数の静翼を取り付けて構成され、前記動翼翼列とタービンロータ軸方向に交互に配置された静翼翼列と、前記静翼翼列と当該静翼翼列の直下流の前記動翼翼列とによって構成される複数のタービン段落と、最終段の前記タービン段落を通過した蒸気を排出する環状ディフューザとを備える。
そして、最終段の前記タービン段落において、前記ダイアフラム外輪が、前記静翼と前記動翼との間で半径方向外側に内径が広がる段部と、前記段部の外周端から水平方向に延設され、前記動翼の先端に半径方向外側から対向する延設部と、前記動翼の先端部に上流側から対向する前記段部の端面の内周部に周方向に亘って形成され、下流側に突出する突条部とを備える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の鉛直方向の子午断面を示す図である。ここでは、蒸気タービン10として、下方排気型の排気室を備えた複流排気型の低圧タービンを例示して説明する。
図1は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の鉛直方向の子午断面を示す図である。ここでは、蒸気タービン10として、下方排気型の排気室を備えた複流排気型の低圧タービンを例示して説明する。
図1に示すように、蒸気タービン10において、外部ケーシング20内には、内部ケーシング21が備えられている。内部ケーシング21内には、タービンロータ22が貫設されている。このタービンロータ22には、周方向に亘って半径方向外側に突出するロータディスク23が形成されている。このロータディスク23は、タービンロータ軸方向に複数段形成されている。
タービンロータ22のロータディスク23には、周方向に複数の動翼24が植設され、動翼翼列170を構成している。この動翼翼列170は、タービンロータ軸方向に複数段備えられている。タービンロータ22は、ロータ軸受25によって回転可能に支持されている。
内部ケーシング21の内側には、ダイアフラム外輪26とダイアフラム内輪27とが設けられている。ダイアフラム外輪26とダイアフラム内輪27との間には、周方向に複数の静翼28が配設され、静翼翼列180を構成している。この静翼翼列180は、タービンロータ軸方向に動翼翼列170と交互になるように配置されている。静翼翼列180と、この静翼翼列180の直下流の動翼翼列170とで一つのタービン段落を構成する。また、ダイアフラム外輪26は、下流側に延設され、静翼28の直下流の動翼24を包囲している。
蒸気タービン10の中央には、クロスオーバー管29からの蒸気が導入される吸気室30を備えている。この吸気室30から左右のタービン段落に蒸気を分配して導入する。
最終段のタービン段落の下流側には、外周側のスチームガイド40と、その内周側のベアリングコーン50とによって、環状ディフューザ60が形成される。この環状ディフューザ60は、例えば、蒸気を半径方向外側に向かって排出する。なお、ベアリングコーン50の内部には、例えば、ロータ軸受25などが備えられている。
環状ディフューザ60を備えた下方排気型の排気室の下方には、例えば、復水器(図示しない)が備えられる。
なお、上記した、外部ケーシング20、内部ケーシング21、スチームガイド40、ベアリングコーン50などは、上下に2つ割り構造で構成されている。例えば、上半側および下半側のスチームガイド40によって筒状のスチームガイド40が構成される。同様に、上半側および下半側のベアリングコーン50よって筒状のベアリングコーン50が構成される。そして、筒状のスチームガイド40と、その内側に設けられた筒状のベアリングコーン50とによって、環状ディフューザ60が構成される。なお、スチームガイド40およびベアリングコーン50における上半側および下半側の構成は同じである。
次に、最終段のタービン段落の構成について詳しく説明する。
図2は、第1の実施の形態の蒸気タービン10における最終段のタービン段落および環状ディフューザ60の一部の鉛直方向の子午断面を拡大した図である。なお、図2において、説明の便宜上、最終段のタービン段落の構成部には、図1で示した構成部の符号に「a」を加えて示している。
図2に示すように、最終段のタービン段落の静翼28aは、ダイアフラム外輪26aとダイアフラム内輪27aとの間に取り付けられている。静翼28aの外周が取り付けられたダイアフラム外輪26aの内面70は、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い半径方向外側に、例えば、直線的に拡大する。この内面70は、タービンロータ軸方向の下流側(図2では右方向)に行くに伴って半径方向外側に、タービンロータ軸方向に対して拡大傾斜角度θ1で傾斜している。
この拡大傾斜角度θ1は、例えば、環状ディフューザ60の入口のスチームガイド40の内面41側において、タービンロータ軸方向に対する蒸気の流れ185の半径方向外側への広がり角度αが所定の角度となるように設定される。ここで、所定の角度は、例えば、スチームガイド40の内面41上で流れの剥離が生じない範囲の角度である。
ダイアフラム外輪26aは、静翼28aと動翼24aとの間で、半径方向外側に内径が広がる段部80を備えている。すなわち、段部80は、静翼28aの下流側で、かつ動翼24aの上流側で、半径方向外側にダイアフラム外輪26aの内径が広がることで形成される。ここで、半径方向とは、タービンロータ軸方向に垂直な方向である。この段部80は、図2に示すように、動翼24aの先端部に対向する。
ここで、動翼24aの先端には、図2に示すように、例えば、シュラウド130が備えられている。このような動翼24aにおいて、シュラウド130を含む翼有効部の翼長さを1としたとき、動翼24aの先端部とは、シュラウド130を含む翼先端から0.01〜0.1程度をいう。この範囲とすることで、翼有効部に適切に蒸気を通過させて仕事を得るとともに、後述する、動翼24aとダイアフラム外輪26aとの間のシール性能を維持することができる。
動翼24aの先端部に対向する、段部80の下流側の端面81は、例えば、タービンロータ軸方向に垂直である。この端面81の内周部には、周方向に亘って、下流側に突出する突条部90が形成されている。この突条部90の下流側への突出長さは、例えば、ダイアフラム外輪26aやタービンロータ22などが熱膨張した際に、動翼24aに接触しない範囲で設定される。
突条部90の形状は、例えば、図2に示すように、タービンロータ軸方向に沿う垂直断面、具体的には鉛直方向の子午断面において、三角形である。そして、突条部90における半径方向内側の内側面91は、内面70に沿う直線と連続する直線で示される。すなわち、内側面91は、内面70に沿う直線の延長線上に存在する。また、突条部90における半径方向外側の外側面92は、例えば、下流側に向かって、タービンロータ軸方向に対して半径方向内側に所定の角度θ2(度)で傾斜している。
なお、突条部90の形状は、これに限られるものではない。突条部90の形状は、例えば、タービンロータ軸方向に沿う垂直断面において、下流に行くに伴って半径方向の幅が狭くなる略台形であってもよい。換言すると、図2に示した三角形の突条部90において、下流側の頂点部が切り落とされ、辺を構成する形状であってもよい。
このように、突条部90の形状は、図2に示しされた形状に限られるものではなく、下流側に突出する形状であればよい。
ダイアフラム外輪26aは、段部80の外周端に、水平方向に延設され、動翼24aの先端に半径方向外側から対向する延設部100を備えている。そして、水平方向に延びる延設部100の水平内面101と、動翼24aの先端との間には、所定の間隙が形成されている。この間隙には、シール部110が形成されている。シール部110は、例えば、図2に示すように、水平内面101に複数のシールフィン111を備えることで形成される。
ここで、上記した、水平内面101、端面81および外側面92で囲まれる空間には凹部120が形成される。この凹部120を設けることで、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気の一部が漏洩蒸気190として流れ込む際、流れ方向を大きく転換する。そのため、凹部120に流入する漏洩蒸気190の流量を減少させることができる。
ここで、動翼24aの先端のシュラウド130は、例えば、上流側の端部が先端に行くに伴って上流側に突出する傾斜面131を有してもよい。なお、図2では、シュラウド130の下流側の端部にも、傾斜面を備えた一例を示している。この場合、下流側の傾斜面のタービンロータ軸方向に対する角度は、例えば、上流側の傾斜面131のタービンロータ軸方向に対する角度と等しく構成される。
シュラウド130の上流側の傾斜面131は、突条部90の外側面92と対向している。そして、図2に示すように、タービンロータ軸方向に対する傾斜面131の角度をθ3(度)とした場合、この角度θ3と、前述したタービンロータ軸方向に対する外側面92の角度θ2とが、例えば、次の式(1)の関係を満たすことが好ましい。
角度θ2=角度θ3±10度 …式(1)
角度θ2をこの範囲にすることで、可能な限り損失を小さくして漏洩蒸気190を凹部に導くことができる。なお、角度θ2を角度θ3と等しくすることがより好ましい。
なお、ここでは、動翼24aの先端のシュラウド130に傾斜面131を有する一例を示したが、傾斜面131を有しない構成でもよい。すなわち、シュラウド130の上流側および下流側の端部が、先端方向に一定の長さであってもよい。この場合には、前述した式(1)の関係は、成立しない。
ダイアフラム外輪26aの下流端、すなわち延設部100の下流端面102には、スチームガイド40が隣接されている。スチームガイド40の上流端は、図2に示すように、延設部100の下流端面102のうちの半径方向内側部分に接している。スチームガイド40は、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い、半径方向外側に拡開する拡大筒状に構成されている。
スチームガイド40の上流部は、例えば、図2に示すように、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い半径方向外側に直線的に拡大している。スチームガイド40の下流部は、例えば、図1に示すように、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い半径方向外側に湾曲しながら拡大する。なお、スチームガイド40の形状は、これに限られない。スチームガイド40は、例えば、上流端から下流端において、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い半径方向外側に湾曲しながら拡大するラッパ状に構成されてもよい。
スチームガイド40の入口における内面41は、図2に示すように、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴って半径方向外側に、タービンロータ軸方向に対して拡大傾斜角度θ4で傾斜している。なお、スチームガイド40が、上流端から下流端において、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い半径方向外側に湾曲しながら拡大する場合には、拡大傾斜角度θ4(度)は、図2に示した断面において、スチームガイド40の内面41の上流端における接線とタービンロータ軸方向とのなす角で定義される。
ここで、拡大傾斜角度θ4は、最終段のタービン段落を通過した蒸気が、スチームガイド40の内面41上で剥離しない程度の角度に設定される。拡大傾斜角度θ4は、例えば、拡大傾斜角度θ1の±20度の範囲内の角度に設定される。
ベアリングコーン50は、タービンロータ軸方向の下流側に行くに伴い、湾曲しながら半径方向外側に拡開する拡大筒状に構成されている。ベアリングコーン50の上流端は、図2に示すように、回動するロータディスク23aに接しない程度に、ロータディスク23aの下流側端面のうちの半径方向外側部分に隣接している。ベアリングコーン50の下流端は、図1に示すように、外部ケーシング20の、タービンロータ軸方向の下流側の側壁140の内壁面141に接している。
ここで、図2に示されたタービンロータ軸方向に沿う垂直断面において、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿う線を下流側に延長した線上に、環状ディフューザ60の入口を形成するスチームガイド40の内面41が位置してもよい。この場合、スチームガイド40の入口における内面41の拡大傾斜角度θ4は、ダイアフラム外輪26aの内面70の拡大傾斜角度θ1と等しい。このように、内面70に沿う線を下流側に延長した線上にスチームガイド40の内面41が位置することで、蒸気の流れをスムーズにスチームガイド40に誘導し、内面41からの流れの剥離を抑制できる。
なお、拡大傾斜角度θ1は、例えば、動翼24aを通過した蒸気の流れ、すなわち環状ディフューザ60の入口における蒸気の流れが、漏洩流れの影響を受けない場合に、スチームガイド40の内面41上で剥離しない程度の角度に設定される。
ここで、本実施の形態における構成は、ベアリングコーン50のタービン軸方向の長さを減少させてコンパクト化を図るとともに、環状ディフューザ60において静圧を十分に回復させることを実現する蒸気タービンに好適である。
具体的には、最終段のタービン段落における動翼24aの外径Dに対するベアリングコーン50のタービンロータ軸方向の長さLの比(L/D)が、例えば、2/5以下となる蒸気タービンに、本実施の形態における構成は好適である。
ここで、図1に示すように、長さLは、ベアリングコーン50の動翼24a側の端部からベアリングコーン50の下流端が接する側壁140の内壁面141までの距離である。外径Dは、動翼24aが回転する際、動翼24aの翼先端が描く円の直径に等しい。なお、シュラウド130を備える動翼24aにおいては、シュラウド130を含んだ外径である。
L/Dが2/5以下の蒸気タービンにおいては、排気室が十分に小型化されたものとなり、製造や設置などの費用が削減される。なお、L/Dは、環状ディフューザ60における曲がり損失などを考慮すると、1/5程度まで設定することができる。
次に、蒸気タービン10の作用について、図1および図2を参照して説明する。
図1に示すように、クロスオーバー管29を経て蒸気タービン10内の吸気室30に流入した蒸気は、左右のタービン段落に分岐して流れる。そして、各タービン段落の静翼28、動翼24を備える蒸気流路を膨張しながら通過し、タービンロータ22を回転させる。
図2に示すように、最終段のタービン段落において、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気は、内面70の拡大傾斜角度θ1を有して流れる。そして、環状ディフューザ60の入口のスチームガイド40の内面41側において、タービンロータ軸方向に対する蒸気の流れ185の半径方向外側への広がり角度αが所定の角度に維持される。また、下流側に延設された突条部90は、環状ディフューザ60の入口において、流れの広がり角度αが所定の角度に維持されることを助ける。
ここで、例えば、図2に示すように、シュラウド130の下流側の端部にも傾斜面を備えた場合、この傾斜面は、環状ディフューザ60の入口において、流れの広がり角度αが所定の角度に維持されることをさらに助ける。
一方、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気の一部は、突条部90の外側面92とシュラウド130の上流側の傾斜面131との間から流れ方向を上流側に変えて凹部120に流入する。そして、凹部120に流入した漏洩蒸気190は、シール部110を通過して、水平内面101と、動翼24aの先端との間から環状ディフューザ60の入口に噴出される。
ここで、漏洩蒸気が凹部120に流入する際、漏洩蒸気190は、その流れ方向が大きく転換され、大きな圧力損失を生じる。そのため、凹部120に流入する漏洩蒸気190の流量は少なく、シール部110から環状ディフューザ60の入口に噴出される漏洩蒸気190の流量および噴出速度は小さい。これによって、環状ディフューザ60の入口において、蒸気の流れは、広がりが阻害されることなく、所定の広がり角度に広がる。また、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れが、シール部110からの漏洩蒸気190の噴出によって乱されることを抑制できる。
その結果、環状ディフューザ60の入口において、環状ディフューザ60の内面に沿う適正な流れが形成されるとともに、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れの剥離が抑制される。
そして、環状ディフューザ60内に流入した蒸気は、剥離することなく、スチームガイド40の内面41に沿って流れる。そして、その流れは、環状ディフューザ60によって減速される。そして、環状ディフューザ60において、静圧が十分に回復される。
環状ディフューザ60の出口において、図1に示すように、蒸気は、半径方向外側に流出する。半径方向外側に流出した蒸気は、流れが下方に転向される。そして、転向された蒸気は、例えば、タービンロータ22の下方に設置された復水器(図示しない)に導かれる。
上記したように、第1の実施の形態の蒸気タービン10によれば、ダイアフラム外輪26aに突条部90を備えることで、シール部110に流入する漏洩蒸気190の流量を低減することができる。また、シール部110から環状ディフューザ60の入口に噴出される漏洩蒸気190の流量および噴出速度を小さくすることができる。そのため、環状ディフューザ60の入口において、流れを所定の広がり角度に広げられるとともに、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れの剥離が抑制される。これによって、ディフューザ性能を向上させることができるとともに、排気室における流れの剥離を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態の蒸気タービン11における最終段のタービン段落および環状ディフューザ60の一部の鉛直方向の子午断面を拡大した図である。なお、図3において、図2と同様に、説明の便宜上、最終段のタービン段落の構成部には、図1で示した構成部の符号に「a」を加えて示している。また、図3において、第1の実施の形態の蒸気タービン10と同一の構成部には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
図3は、第2の実施の形態の蒸気タービン11における最終段のタービン段落および環状ディフューザ60の一部の鉛直方向の子午断面を拡大した図である。なお、図3において、図2と同様に、説明の便宜上、最終段のタービン段落の構成部には、図1で示した構成部の符号に「a」を加えて示している。また、図3において、第1の実施の形態の蒸気タービン10と同一の構成部には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と突条部の形状およびドレンを回収する流路を備えた点が異なる。ここでは、この異なる構成について主に説明する。
図3に示すように、蒸気タービン11は、ダイアフラム外輪26aは、静翼28aと動翼24aとの間で、半径方向外側に内径が広がる段部80を備えている。この段部80は、図3に示すように、動翼24aの先端部に対向する。
動翼24aの先端部に対向する、段部80の下流側の端面81の内周部には、周方向に亘って、下流側に突出する突条部150が形成されている。この突条部150の下流側への突出長さは、例えば、ダイアフラム外輪26aやタービンロータ22などが熱膨張した際に、動翼24aに接触しない範囲で設定される。
突条部150の形状は、図3に示すように、タービンロータ軸方向に沿う垂直断面、具体的には鉛直方向の子午断面において、例えば、略扇状である。そして、突条部150における半径方向内側の内側面151は、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿う直線と連続する直線およびこの連続する直線に連続する曲線で示される。なお、この曲線部は、半径方向内側に凸の曲面を形成する。
また、突条部150における半径方向外側の外側面152は、例えば、水平(タービンロータ軸方向に平行)となる。なお、突条部150の形状は、これに限られるものではない。例えば、突条部150の外側面152が、下流側に向かって半径方向内側に傾斜する構成であってもよい。
そして、第1の実施の形態と同様に、水平内面101、端面81および外側面152で囲まれる空間には凹部121が形成される。また、ダイアフラム外輪26aには、開口161を介して凹部121に連通する流路160が形成されている。
この流路160は、凹部121に流れ込んだドレンを回収するための流路である。この流路160は、例えば、凹部121内の圧力よりも低圧状態である復水器(図示しない)に、例えば配管(図示しない)を介して連通している。このように、ドレンを凹部121から吸引するための流路160や配管(図示しない)からなる通路を備える。
凹部121を設けることで、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気の一部が漏洩蒸気190として流れ込む際、流れ方向を大きく転換する。そのため、凹部121に流入する漏洩蒸気190の流量を減少させることができる。また、突条部150の一部を曲面で構成することで、突条部150の内側面151に沿って流れる液膜や蒸気中の水滴を遠心力によって曲面に沿わせて凹部121に導くことができる。なお、液膜や水滴は、温度の低下によって蒸気が凝縮したものである。
次に、蒸気タービン11の作用について、図3を参照して説明する。
前述したように、蒸気は、各タービン段落を通って最終段のタービン段落に流入する。最終段のタービン段落において、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気は、内面70の拡大傾斜角度θ1を有して流れる。そして、環状ディフューザ60の入口のスチームガイド40の内面41側において、タービンロータ軸方向に対する蒸気の流れ185の半径方向外側への広がり角度αが所定の角度に維持される。また、下流側に延設された突条部150の一部は、環状ディフューザ60の入口において、流れの広がり角度αが所定の角度に維持されることを助ける。
一方、ダイアフラム外輪26aの内面70に沿って流れる蒸気の一部は、突条部150の外側面152とシュラウド130の上流側の傾斜面131との間から流れ方向を上流側に変えて凹部121に流入する。そして、凹部121に流入した漏洩蒸気190は、シール部110を通過して、水平内面101と、動翼24aの先端との間から環状ディフューザ60の入口に噴出される。
ここで、漏洩蒸気190が凹部121に流入する際、漏洩蒸気190は、その流れ方向が大きく転換され、大きな圧力損失を生じる。そのため、凹部121に流入する漏洩蒸気190の流量は少なく、シール部110から環状ディフューザ60の入口に噴出される漏洩蒸気190の流量および噴出速度は小さい。これによって、環状ディフューザ60の入口において、蒸気の流れは、広がりが阻害されることなく、所定の広がり角度に広がる。また、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れが、シール部110からの漏洩蒸気190の噴出によって乱されることを抑制できる。
その結果、環状ディフューザ60の入口において、環状ディフューザ60の内面に沿う適正な流れが形成されるとともに、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れの剥離が抑制される。
また、突条部150の内側面151に沿って流れる液膜や蒸気中の水滴は、遠心力によって突条部150の曲面に沿って凹部121に導かれる。そして、遠心力によって凹部121内の半径方向外側に溜まったドレンは、開口161から吸引され、流路160、配管(図示しない)を通り、例えば、復水器(図示しない)に導かれる。なお、ドレンを吸引する際、漏洩蒸気190の一部も吸引されるが微量である。
環状ディフューザ60内に流入した蒸気は、剥離することなく、スチームガイド40の内面41に沿って流れる。そして、その流れは、環状ディフューザ60によって減速される。そして、環状ディフューザ60において、静圧が十分に回復される。
なお、環状ディフューザ60を通過した後の蒸気の流れは、第1の実施の形態で説明したとおりである。
上記したように、第2の実施の形態の蒸気タービン11によれば、ダイアフラム外輪26aに突条部150を備えることで、シール部110に流入する漏洩蒸気190の流量を低減することができる。また、シール部110から環状ディフューザ60の入口に噴出される漏洩蒸気190の流量および噴出速度を小さくすることができる。そのため、環状ディフューザ60の入口において、流れを所定の広がり角度に広げられるとともに、スチームガイド40の内面41に沿う蒸気の流れの剥離が抑制される。これによって、ディフューザ性能を向上させることができるとともに、排気室における流れの剥離を抑制することができる。
さらに、凹部121に流れ込んだドレンを回収する流路160を備えることで、最終段の静翼28aと動翼24aとの間でドレンを回収できる。これによって、水滴や吹き千切れた液膜によって動翼24aがエロージョンを受けることを抑制できる。また、突条部150の一部を曲面で構成することで、突条部150の内側面151に沿って流れる液膜や蒸気中の水滴を凹部121に導きやすくする。
なお、第2の実施の形態におけるドレンを回収する通路の構成は、第2の実施の形態にも適用することができる。この場合においても、水滴や吹き千切れた液膜によって動翼24aがエロージョンを受けることを抑制できる。
以上説明した実施形態によれば、ディフューザ性能を向上させるとともに、排気室における流れの剥離を抑制することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、下方排気型の排気室を備えた複流排気型の低圧タービンを例示して説明したが、本実施の形態の構成は、例えば、環状の排気室を備える軸流排気型の低圧タービンにも適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,11…蒸気タービン、20…外部ケーシング、21…内部ケーシング、22…タービンロータ、23,23a…ロータディスク、24,24a…動翼、25…ロータ軸受、26,26a…ダイアフラム外輪、27,27a…ダイアフラム内輪、28,28a…静翼、29…クロスオーバー管、30…吸気室、40…スチームガイド、41,70…内面、50…ベアリングコーン、60…環状ディフューザ、80…段部、81…端面、90…突条部、91,151…内側面、92,152…外側面、100…延設部、101…水平内面、102…下流端面、110…シール部、111…シールフィン、120,121…凹部、130…シュラウド、131…傾斜面、140…側壁、141…内壁面、150…突条部、160…流路、161…開口、170 …動翼翼列、180…静翼翼列、190…漏洩蒸気。
Claims (6)
- ケーシングと、
前記ケーシング内に設けられ、タービンロータの周方向に複数の動翼を植設して構成された動翼翼列と、
前記ケーシングの内側に設けられたダイアフラム外輪とダイアフラム内輪との間に周方向に複数の静翼を取り付けて構成され、前記動翼翼列とタービンロータ軸方向に交互に配置された静翼翼列と、
前記静翼翼列と当該静翼翼列の直下流の前記動翼翼列とによって構成される複数のタービン段落と、
最終段の前記タービン段落を通過した蒸気を排出する環状ディフューザと
を備え、
最終段の前記タービン段落において、
前記ダイアフラム外輪が、
前記静翼と前記動翼との間で半径方向外側に内径が広がる段部と、
前記段部の外周端から水平方向に延設され、前記動翼の先端に半径方向外側から対向する延設部と、
前記動翼の先端部に上流側から対向する前記段部の端面の内周部に周方向に亘って形成され、下流側に突出する突条部と
を備えることを特徴とする蒸気タービン。 - 最終段の前記タービン段落における前記動翼の先端に設けられ、上流側の端部が、先端に行くに伴って上流側に突出する傾斜面を有するシュラウドをさらに備え、
前記傾斜面と前記突条部における半径方向外側の外側面とが対向し、
タービンロータ軸方向に対する前記外側面のなす角が、タービンロータ軸方向に対する前記傾斜面のなす角の±10度の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記載の蒸気タービン。 - タービンロータ軸方向に沿う垂直断面において、
前記突条部における半径方向内側の内側面が、前記前記静翼を支持する部分の前記ダイアフラム外輪の内面に沿う直線の延長線上にあることを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービン。 - タービンロータ軸方向に沿う垂直断面において、
前記突条部における半径方向内側の内側面が、前記前記静翼を支持する部分の前記ダイアフラム外輪の内面に沿う直線と連続する直線、および当該連続する直線に連続する曲線で示されることを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービン。 - タービンロータ軸方向に沿う垂直断面において、
最終段の前記タービン段落の前記静翼を支持する部分の前記ダイアフラム外輪の内面に沿う線を下流側に延長した線上に、前記環状ディフューザの入口を形成する外壁の内面があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の蒸気タービン。 - 前記延設部、前記段部の端面および前記突条部の内側面で囲まれる凹部に連通し、前記凹部からドレンを回収する通路を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の蒸気タービン。
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-
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- 2015-01-23 JP JP2015011021A patent/JP2016135998A/ja active Pending
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