JP2016121089A - 口腔用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、口腔内の冷涼感、特に浸透冷涼実感を有すると共に、その持続性に優れる口腔用組成物を提供することにある。【解決手段】本発明は、(A)成分:ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と、(B)成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩と、(C)成分:メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、l−カルボンから選ばれる1種もしくは2種以上と、必要に応じて(D)成分:ベタイン型両性界面活性剤等の両性界面活性剤を含有する口腔用組成物を提供する。(A)、(B)、(C)成分、必要に応じて含まれる(D)成分の含有量は、口腔用組成物の全量に対してそれぞれ0.1〜10質量%、0.01〜10質量%、0.0001〜2質量%及び0.002〜5質量%であることが好ましい。【選択図】なし
Description
本発明は、口腔用組成物に関する。
従来、多くの口腔用組成物には、さっぱりとした使用感とするために清涼感が付与されてきた。しかし、メントール等の冷涼剤による冷涼感は、通常口腔表面に留まり、歯茎の奥や歯根部への浸み込むような冷涼実感は、十分得られていない。
ピロリドンカルボン酸は単独又は他の成分との組み合わせにて口腔用組成物に配合されることにより、根面齲蝕や知覚過敏の予防及び抑制(特許文献1及び2)、歯垢付着防止(特許文献3)、および歯茎活性化(特許文献4)を発揮することが知られている。
一方、特許文献5には、ラウリル硫酸ナトリウムと特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸又はそのナトリウム塩とが配合された口腔用組成物が、洗浄性に優れ使用感が良いことが記載されている。特許文献6には、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、トリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びそれらの塩から選ばれる界面活性剤は、リゾチーム配合口腔用組成物においてリゾチームの安定化効果に優れていることが開示されている。特許文献7には、(a)香料、薬効剤等の有効成分と(b)多価アルコールと(c)(ポリ)グリセリン脂肪酸エステルと(d)(c)以外のノニオン界面活性剤と(e)アニオン界面活性剤とを混合して成る油相を水相中に投入してエマルションとすることにより、経時安定性及び有効成分の滞留性の良好なエマルションタイプの口腔用組成物を簡便に製造できることが記載されている。
しかし、特許文献1〜4のようなピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含む口腔用組成物においても、特許文献5〜7のようなポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩を含む口腔用組成物においても、口腔内における冷涼感に着目したものはなかった。
本発明の課題は、口腔内の冷涼感、特に浸透冷涼実感を有すると共に、その持続性に優れる口腔用組成物を提供することにある。前記浸透冷涼実感は、メントール等の冷涼剤により付与される従来の口腔内表面への冷涼感を超えて、歯茎の奥及び/又は根面部位にまで感じることのできる深い冷涼感である。
本発明は下記[1]〜[8]を提供する。
[1](A)成分:ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と、
(B)成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩と、
(C)成分:メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上と、
を含有する口腔用組成物。
[2](A)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.1質量%〜10質量%である[1]に記載の口腔用組成物。
[3](B)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.01質量%〜10質量%であるである[1]又は[2]に記載の口腔用組成物。
[4](C)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.0001質量%〜2質量%である[1]〜[3]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
[5](C)成分が、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、メンチルモノサクシネート、イソプレゴール、メントングリセロールケタール、N−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有する、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
[6](D)成分:両性界面活性剤をさらに含有する[1]〜[5]のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
[7](D)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.002質量%〜5質量%である、[6]に記載の口腔用組成物。
[8]歯磨剤、洗口剤、口中清涼剤、口腔内塗布剤、口腔内貼付剤、飴、錠菓、又はチューインガムである、[1]〜[7]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
[1](A)成分:ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と、
(B)成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩と、
(C)成分:メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上と、
を含有する口腔用組成物。
[2](A)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.1質量%〜10質量%である[1]に記載の口腔用組成物。
[3](B)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.01質量%〜10質量%であるである[1]又は[2]に記載の口腔用組成物。
[4](C)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.0001質量%〜2質量%である[1]〜[3]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
[5](C)成分が、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、メンチルモノサクシネート、イソプレゴール、メントングリセロールケタール、N−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有する、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
[6](D)成分:両性界面活性剤をさらに含有する[1]〜[5]のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
[7](D)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.002質量%〜5質量%である、[6]に記載の口腔用組成物。
[8]歯磨剤、洗口剤、口中清涼剤、口腔内塗布剤、口腔内貼付剤、飴、錠菓、又はチューインガムである、[1]〜[7]のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
本発明によれば、浸透冷涼実感を有し、浸透冷涼実感の持続性に優れる口腔用組成物を提供することができる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
[口腔用組成物]
本発明の口腔用組成物は、下記の(A)〜(C)成分を含有し、さらに(D)成分を含有してもよい。
本発明の口腔用組成物は、下記の(A)〜(C)成分を含有し、さらに(D)成分を含有してもよい。
<(A)成分>
本発明において(A)成分は、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩である。
本発明において(A)成分は、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩である。
(A)成分の塩としては、薬理学的に許容される塩であれば特に限定はされない。薬理学的に許容される塩としては、例えば、酸付加塩、塩基付加塩及びアミノ酸塩が挙げられる。その具体例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;クエン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩等の有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、銅塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩等の無機塩基塩;トリエチルアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、ピリジニウム塩、ジイソプロピルアンモニウム塩等の有機塩基塩;リシン塩、アルギニン塩、ヒスチジン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等のアミノ酸塩が挙げられる。これらの塩の中でも水溶性の塩が好ましく、無機塩基塩がより好ましく、ナトリウム塩やカリウム塩などのアルカリ金属塩がさらにより好ましく、酸化安定性の観点からナトリウム塩が最も好ましい。
ピロリドンカルボン酸及びその塩の製造方法は特に限定されず、公知のスキームに従って製造すればよい。
ピロリドンカルボン酸の具体例としては、「AJIDEW(登録商標) A−100」(味の素ヘルシーサプライ株式会社製)を挙げることができる。ピロリドンカルボン酸ナトリウムの具体例としては、「AJIDEW(登録商標) N−50、PCAソーダ(AI=50%水溶液)」(味の素ヘルシーサプライ株式会社製)を挙げることができる。
(A)成分は、ピロリドンカルボン酸及びその塩から選ばれる1種であってもよいし、塩の種類、製法等の異なる2種以上の組み合わせであってもよい。
(A)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、0.1質量%以上であることが好ましく、0.3質量%以上であることがより好ましく、0.5質量%以上であることがさらにより好ましい。これにより、口腔用組成物は十分な浸透冷涼実感を与えることができる。(A)成分の含有量の上限は特に制限されないが、口腔用組成物全量に対して、10質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましく、5質量%以下であることがさらにより好ましい。これにより、口腔用組成物の粘度の低下を抑制し成形性を向上させることができる。従って、(A)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、好ましくは0.1質量%〜10質量%であり、より好ましくは0.3質量%〜8質量%であり、さらにより好ましくは0.5質量%〜5質量%である。
<(B)成分>
本発明において(B)成分は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩である。
本発明において(B)成分は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩である。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸は、モノポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ジポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、及びトリポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸のいずれであってもよく、これらの混合物であってもよい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩に含まれるアルキル基は、特に限定されないが、炭素数が12〜18個のアルキル基であることが好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩におけるエチレンオキシドの平均付加モル数は、特に限定されないが、6モル以上が好ましく、7モル以上がより好ましい。また、エチレンオキシドの平均付加モル数の上限は、10モル以下が好ましく、9モル以下がより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩は、HLBが8〜17であることが好ましく、10〜15であることがより好ましい。
(B)成分における塩としては、薬理学的に許容される塩であれば特に限定はされない。薬理学的に許容される塩の例は、(A)成分におけるそれらと同様であり、水溶性の塩が好ましく、アルカリ金属塩がより好ましい。アルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩の製造方法は、特に限定されず、公知のスキームに従って製造すればよい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩の具体例としては、ジPOE(10)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム(NIKKOL(登録商標) DLP−10、HLB17.0、日光ケミカルズ株式会社製)、ジPOE(8)オレイルエーテルリン酸ナトリウム(NIKKOL(登録商標) DOP−8NV、HLB 12.5、日光ケミカルズ株式会社製)、ジPOE(4)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) DDP−4、HLB9.0、日光ケミカルズ株式会社製)、ジPOE(6)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) DDP−6、HLB9.0、日光ケミカルズ株式会社製)、ジPOE(8)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) DDP−8、HLB11.5、日光ケミカルズ株式会社製)、ジPOE(10)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) DDP−10、HLB13.5、日光ケミカルズ株式会社製)、トリPOE(4)ラウリルエーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) TLP−4、HLB13.0、日光ケミカルズ株式会社製)、トリPOE(5)セチルエーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) TCP−5、HLB10.0、日光ケミカルズ株式会社製)、トリPOE(6)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) TDP−6、HLB8.0、日光ケミカルズ株式会社製)、トリPOE(8)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) TDP−8、HLB11.5、日光ケミカルズ株式会社製)、トリPOE(10)アルキル(C12〜15)エーテルリン酸(NIKKOL(登録商標) TDP−10、HLB14.0、日光ケミカルズ株式会社製)、プライサーフM−208F(第一工業製薬株式会社製)、M−208B(第一工業製薬株式会社製)が挙げられる。
(B)成分は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩から選ばれる1種であってもよいし、塩の種類、製法等の異なる2種以上の組み合わせであってもよい。
(B)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、0.01質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましく、0.1質量%以上であることがさらに好ましく、0.3質量%以上であることがさらにより好ましい。これにより、口腔用組成物は十分な浸透冷涼実感を与えることができる。(B)成分の含有量の上限は特に制限されないが、口腔用組成物全量に対して、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、3質量%以下であることがさらにより好ましい。これにより、口腔内における刺激を抑制することができ、使用感の良好な口腔用組成物を得ることができる。従って、(B)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、好ましくは0.01質量%〜10質量%であり、より好ましくは0.05質量%〜5質量%であり、さらに好ましくは0.1質量%〜5質量%であり、さらにより好ましくは0.1質量%〜3質量%であり、とりわけ好ましくは0.3質量%〜3質量%である。
<(C)成分>
本発明において(C)成分は、メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種または2種以上である。前記冷感剤は、使用者の適用部位に清涼感及び/又は冷感を付与し得る剤を意味する。冷感剤は、単一の物質であっても、2種以上の物質の混合物であってもよい。
本発明において(C)成分は、メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種または2種以上である。前記冷感剤は、使用者の適用部位に清涼感及び/又は冷感を付与し得る剤を意味する。冷感剤は、単一の物質であっても、2種以上の物質の混合物であってもよい。
メントール系冷感剤は、メントール誘導体である冷感剤であり、詳細には、p−メンタン骨格を有する化合物である。例えば、メントール、メンタンカルボキサミド及びそれらの誘導体が例示され、詳しくは、l−メントール、メンチルエステル(メンチルラクテート、メンチルモノサクシネート等)、メンチルエーテル(3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール等)及びメントン誘導体(メントングリセリンエーテル、メントングリセリンアセタール、メントングリセロールケタール等)、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、及びN−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド、N−(エトキシカルボニルメチル)−3−p−メンタンカルボキシアミドが例示される。
非メントール系冷感剤は、p−メンタン骨格を有さない冷感剤であり、例えば、イソプレゴール、イソプレゴール誘導体、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド、及び3−(L−メトキシ)プロパン−1,2−ジオールが挙げられる。
カルボンとしては、l−カルボンが好ましく使用される。
(C)成分は、メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含む精油であってもよい。該精油としては、スペアミント精油、ペパーミント精油、メントール精油等が例示される。
(C)成分の具体例は、以下のとおりである:l−メントール(高砂香料工業株式会社製);N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(ジボダン社製、商品名:WS−3);メンチルラクテート(シムライズ社製、商品名:フレスコラット ML);メンチルモノサクシネート(ヴェマンフィス社製、商品名:フィスクール);イソプレゴール(高砂香料工業株式会社製);メントングリセロールケタール(シムライズ社製、商品名:フレスコラット MGA);N−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド(ジボダン社製、商品名:エバークール(登録商標) G−180);3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール(高砂香料工業株式会社製、商品名:CA−10);ペパーミント精油(高砂香料工業株式会社製、l−メントール約40%含有);l−カルボン(塩野香料株式会社製)、スペアミント精油(高砂香料工業株式会社製、l−カルボン約70%含有)。
(C)成分は、メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種であってもよいし、2種以上の組み合わせであってもよい。
(C)成分は、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、メンチルモノサクシネート、イソプレゴール、メントングリセロールケタール、N−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、及びカルボンからなる群より選ばれる1種以上を含有することが好ましく、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、及びカルボンからなる群より選ばれる1種以上を含有することがより好ましく、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種以上を含有することがさらに好ましい。
(C)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、0.0001質量%以上であることが好ましく、0.0005質量%以上であることがより好ましく、0.001質量%以上であることがさらにより好ましい。これにより、口腔用組成物の浸透冷涼実感を十分に持続させることができる。(C)成分の含有量の上限は特に制限されないが、口腔用組成物全量に対して、2質量%以下であることが好ましく、1.5質量%以下であることがより好ましく、1.0質量%以下であることがさらにより好ましい。これにより、口腔内における刺激を抑制することができ使用感の良好な口腔用組成物を得ることができるとともに、該口腔用組成物は十分な浸透冷涼実感を与えることができる。従って、(C)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、好ましくは0.0001質量%〜2質量%であり、より好ましくは0.0005質量%〜1.5質量%であり、さらにより好ましくは0.001質量%〜1.0質量%である。なお、(C)成分として精油を使用する場合、(C)成分の含有量は、精油に含まれる(C)成分量の含有量として計算する。
<(D)成分>
本発明において(D)成分は、両性界面活性剤である。本発明の口腔用組成物は、(D)成分を含有することが好ましい。これにより、保存安定性に優れた口腔用組成物を得ることができる。
本発明において(D)成分は、両性界面活性剤である。本発明の口腔用組成物は、(D)成分を含有することが好ましい。これにより、保存安定性に優れた口腔用組成物を得ることができる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン系両性界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン系両性界面活性剤等のベタイン型両性界面活性剤、アミンオキサイド系界面活性剤が挙げられる。このうち、ベタイン型両性界面活性剤が好ましい。
ベタイン系両性界面活性剤としては例えば、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、及びラウリルヒドロキシスルホベタインが挙げられる。中でも、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン及びN−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウムが好ましく、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインを含有することがより好ましい。
両性界面活性剤の製造方法は特に限定されず、公知のスキームに従って製造すればよい。両性界面活性剤の具体例としては、三洋化成工業社製の2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(商品名 レボン(登録商標)105)、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(商品名 レボン(登録商標)101−H)、EVONIK社のヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(商品名 TEGO(登録商標) Betain CK OK、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインとして36〜40%)、日光ケミカルズ株式会社製のラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液(商品名 NIKKOL(登録商標) AM−301)等が挙げられる。2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインの具体例としては、商品名 エナジコール(登録商標)C−40Hとしてライオン株式会社より販売されている2−ヤシ油アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム水溶液を挙げることもできる。
(D)成分は、1種の両性界面活性剤であってもよいし、2種以上の両性界面活性剤の組み合わせであってもよい。(D)成分は、ベタイン型両性界面活性剤を含むことが好ましい。
本発明の口腔用組成物が(D)成分を含有する場合、(D)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、0.002質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましく、0.1質量%以上であることがさらにより好ましい。これにより、保存安定性のより良好な口腔用組成物を得ることができる。(D)成分の含有量の上限は、口腔用組成物全量に対して、5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましく、2質量%以下であることがさらにより好ましい。これにより、口腔内における刺激を抑制することができ使用性の良好な口腔用組成物を得ることができる。従って、(D)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、好ましくは0.002質量%〜5質量%であり、より好ましくは0.05質量%〜3質量%であり、さらにより好ましくは0.1質量%〜2質量%である。
<本発明の口腔用組成物の形態>
本発明の口腔用組成物の剤形及び形状は特に限定されず、例えば、液体(溶液、乳液、懸濁液等)、半固体(ゲル、クリーム、ペースト等)、固体(錠剤、粒子状剤、カプセル剤、フィルム剤、混練物、溶融固体、ロウ状固体、弾性固体等)等の任意の剤形に調製することができる。好ましくは、液体、半固体である。
本発明の口腔用組成物の剤形及び形状は特に限定されず、例えば、液体(溶液、乳液、懸濁液等)、半固体(ゲル、クリーム、ペースト等)、固体(錠剤、粒子状剤、カプセル剤、フィルム剤、混練物、溶融固体、ロウ状固体、弾性固体等)等の任意の剤形に調製することができる。好ましくは、液体、半固体である。
また、前記調製された製剤は、例えば、歯磨剤(練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、粉歯磨等)、洗口剤、口中清涼剤、口腔内塗布剤、口腔内貼付剤、食品(例えば、チューインガム、錠菓、飴、グミ、フィルム、トローチ等)等の各種製品として利用することができるが、口腔用途の範囲であれば、前記に限定されない。好ましくは、歯磨剤、洗口剤、口中清涼剤、口中塗布剤である。
<他の任意成分>
本発明の口腔用組成物には、上記(A)、(B)及び(C)成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲において、上記(A)、(B)、(C)及び(D)成分以外の口腔用組成物に使用し得る公知の添加成分を配合することができる。斯かる添加成分としては、例えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、(D)成分以外の界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、薬用成分、着色剤、光沢剤、pH調整剤、溶剤、賦形剤が挙げられ、剤型に応じて適宜選択し得る。以下に添加成分の具体例を示すが、本発明の口腔用組成物に配合可能な成分はこれらに制限されるものではない。
本発明の口腔用組成物には、上記(A)、(B)及び(C)成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲において、上記(A)、(B)、(C)及び(D)成分以外の口腔用組成物に使用し得る公知の添加成分を配合することができる。斯かる添加成分としては、例えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、(D)成分以外の界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、薬用成分、着色剤、光沢剤、pH調整剤、溶剤、賦形剤が挙げられ、剤型に応じて適宜選択し得る。以下に添加成分の具体例を示すが、本発明の口腔用組成物に配合可能な成分はこれらに制限されるものではない。
研磨剤としては、例えば、無水ケイ酸、結晶性シリカ、非晶性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート等のシリカ系研磨剤、ゼオライト、リン酸水素カルシウム無水和物、リン酸水素カルシウム2水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、第4リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
研磨剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。研磨剤を配合する場合、その配合量は、歯磨剤においては組成物全体の2〜40質量%であることが好ましく、5〜20質量%であることがより好ましい。
粘結剤としては、例えば、プルラン、ゼラチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、アラビアガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等の有機粘結剤、増粘性シリカ、無水ケイ酸等の無機粘結剤が挙げられる。粘結剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。粘結剤を用いる場合の配合量は、通常、口腔用組成物全量に対して0.01〜15質量%、好ましくは0.01〜13質量%である。有機粘結剤の配合量は、通常、口腔用組成物全量に対して0.01〜5質量%、好ましくは0.01〜3質量%である。無機粘結剤の配合量は、通常、口腔用組成物全量に対して0.1〜10質量%である。
粘稠剤(湿潤剤)としては、例えば、ソルビトール(ソルビット)、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。粘稠剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。口腔用組成物が粘稠剤を含有する場合、その含有量は、本発明の効果を妨げない範囲で定めることができ、口腔用組成物全量に対して、通常、1〜60質量%である。
(D)成分以外の界面活性剤としては、例えば、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を用いることができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸塩などが挙げられる。塩はナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。これらのうち、汎用性の点で、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩などが好ましく、発泡性及び耐硬水性の点で、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が10〜16のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどがより好ましい。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンエステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのエチレンオキサイド付加体、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらのうち、汎用性の点で、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルキロールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのエチレンオキサイド付加体などが好適に用いられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、アルキル鎖の炭素鎖長が、炭素数で14〜18であることが好ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、エチレンオキサイド平均付加モル数(平均付加EO)が2〜30であることが好ましい。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、エチレンオキサイド平均付加モル数が5〜100であることが好ましい。脂肪酸アルキロールアミドは、脂肪酸の炭素数が8〜18であることが好ましく、アルキル鎖の炭素鎖長が炭素数2〜4であることが好ましい。ソルビタン脂肪酸エステルは、脂肪酸の炭素数が12〜18であることが好ましい。ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、脂肪酸の炭素数が16〜18であることが好ましい。また、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは、エチレンオキサイド平均付加モル数が10〜40であることが好ましい。
(D)成分以外の界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。(D)成分以外の界面活性剤の含有量は、口腔用組成物全量に対して、通常、0〜10質量%であり、0.01〜5質量%であることが好ましい。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジンヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチン、パラチノース、マルチトール、キシリトール、アラビトール等が挙げられる。甘味剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。甘味剤を用いる場合、配合量は本発明の効果を損なわない範囲で適宜定めることができる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、エチレンジアミン四酢酸塩等が挙げられる。防腐剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。防腐剤を用いる場合、配合量は本発明の効果を損なわない範囲で適宜定めることができる。
香料としては、例えば、天然香料、合成香料(単品香料)、調合香料(油脂香料(油性香料)、粉末香料など)が挙げられる。本明細書において香料には(C)成分は含まれない。香料は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
天然香料としては、例えば、マスティック油、パセリ油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、レモン油、コリアンダー油、オレンジ油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローレル油、カモミール油、カルダモン油、キャラウェイ油、ベイ油、レモングラス油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、ペパーミントアブソリュート、ローズアブソリュート、オレンジフラワー、シトラス油、ミックスフルーツ油、ストロベリー油、シナモン油、クローブ油、グレープ油、クローブ油、タイム油、セージ油、ハッカ油、ローズマリー油、マジョラム油、オリガナム油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚子油、マンゴーアブソリュート、オレンジフラワーアブソリュート、トウガラシ抽出物、ジンジャーオレオレジン、ペッパーオレオレジン、カプシカムオレオレジン等が挙げられる。
単品香料としては、例えば、アネトール、サリチル酸メチル、シンナムアルデヒド、リナロール、リナリルアセテート、リモネン、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルアンスラニレート、バニリン、ウンデカラクトン(γ−ウンデカラクトン、δ−ウンデカラクトンなど)、ヘキサナール(トランス−2−ヘキセナールなど)、エチノンアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール(シス−3−ヘキセノールなど)、ジメチルサルフェイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルリオアセテート、シネオール(1,8−シネオールなど)、メンソフラン、リナロールオキサイド、バニリルブチルエーテル、フラネオール、エチルシクロペンテノロン、2−メチルブチリックアシッド、プロピオニックアシッド、デカラクトン(γ−デカラクトン、δ−デカラクトンなど)、ノナラクトン(γ−ノナラクトン、δ−ノナラクトンなど)、ヘキサラクトン(γ−ヘキサラクトン、δ−ヘキサラクトンなど)、イソアミルアセテート、ベンズアルデヒド、ヘキシルアセテート、エチル−2−メチルブチレート、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、フェニルエチルグリシデート、フェニルエチルアルコール、アリルヘキサノエート、メチルシンナメート、エチルβ−メチルチオプロピオネート、シス−6−ノネノール、キャロン、メチルジャスモネート等が挙げられる。
調合香料とは、単品香料及び/又は天然香料を調合して作られる香料である。例えば、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、ヨーグルトフレーバー、フルーツミックスフレーバー等が挙げられる。
香料の形態は限定されず、精油、抽出物、固形物、及びこれらのいずれかを噴霧乾燥した粉体のいずれでも構わない。本発明の口腔用組成物中の香料素材の含有量は、口腔用組成物全量に対して各々0.000001〜1質量%であるのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としての総含有量は、口腔用組成物全量に対して0.1〜2.0質量%であるのが好ましい。
薬用成分としては、例えば、以下の成分が挙げられる:フッ化ナトリウム、フッ化スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのう蝕予防剤;クロロヘキシジン、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛等の殺菌又は抗菌剤;縮合リン酸塩、エタンヒドロキシジホスフォネート等の歯石予防剤;ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド等のコーティング剤;ビタミンC、塩化リゾチーム、塩化ナトリウム等の収斂剤;塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム等の知覚過敏抑制剤など。薬用成分は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。薬用成分を使用する場合の配合量は、それぞれの薬用成分について薬剤学的に許容できる範囲で適宜設定することができる。
着色剤としては、例えば、ベニバナ赤色素、クチナシ黄色素、クチナシ青色素、シソ色素、紅麹色素、赤キャベツ色素、ニンジン色素、ハイビスカス色素、カカオ色素、スピルリナ青色素、クマリンド色素等の天然色素や、赤色3号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等の法定色素、リボフラビン、銅クロロフィンナトリウム、二酸化チタン等が挙げられる。口腔用組成物が着色剤を含有する場合、その含有量は、口腔用組成物全量に対して0.00001〜3質量%であることが好ましい。
光沢剤としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、雲母チタン、シェラック、カルナウバロウ、キャンデリラロウなどのワックス類、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。口腔用組成物が光沢剤を含有する場合、その含有量は、口腔用組成物全量に対して0.01〜5質量%が好ましい。
本発明の口腔用組成物のpH(20℃)は、通常、5〜9であり、好ましくは5〜8である。pH調整剤としては、例えば、酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、グルコン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタミン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等の酸やアルカリ、緩衝剤が挙げられる。pH調整剤を配合する場合、その配合量は、本発明の効果を損なわない範囲で適宜定めることができる。
溶剤としては、例えば、水、及び、エタノール、プロパノールなどの炭素原子数3以下の低級アルコール等が挙げられる。口腔用組成物が溶剤として水を含有する場合、その含有量は、口腔用組成物の剤型により、適切な量を決定することができる。例えば、練歯磨の場合は口腔用組成物全量に対して20〜95質量%であることが好ましい。口腔用組成物が溶剤として低級アルコールを含有する場合、その含有量は、口腔用組成物全量に対して1〜30質量%であることが好ましい。また、液体歯磨や洗口剤等の液体口腔用組成物の場合は、口腔用組成物全量に対して30〜95質量%であることが好ましい。口腔用組成物が溶剤として低級アルコールを含有する場合、その含有量は、口腔用組成物全量に対して40〜90質量%であることが好ましい。
賦形剤としては、例えば、水飴、ブドウ糖、果糖、転化糖、デキストリン、オリゴ糖等が挙げられる。口腔用組成物が固形製剤である場合、通常、賦形剤を配合する。賦形剤を配合する場合、その配合量は本発明の効果を損なわない範囲で適宜定めることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に示すが、本発明は勿論、かかる実施例に限定されるものではない。なお、以下において、「%」は、別途明示のない限り、「質量%」を意味する。
実施例1〜21、比較例1〜3
表1〜4に示す配合量に従って、下記調製方法により歯磨剤組成物(練歯磨組成物)を調製した。なお、表1〜4に示す各成分の配合量は純分換算した値(AI)である。
表1〜4に示す配合量に従って、下記調製方法により歯磨剤組成物(練歯磨組成物)を調製した。なお、表1〜4に示す各成分の配合量は純分換算した値(AI)である。
(歯磨剤組成物(練歯磨組成物)の調製方法)
精製水に、フッ化ナトリウム、ソルビット液、グリセリン、サッカリンナトリウム、粘度調整剤(無水ケイ酸)、ピロリドンカルボン酸Na((A)成分)を溶解させて、液Xを調製した。また、別途、プロピレングリコールに、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、並びに防腐剤(メチルパラベン及びブチルパラベン)を分散させて、液Yを調製した。次いで、液Xに液Yを加え撹拌した。その後、冷感剤((C)成分)を溶解した香料、研磨剤(無水ケイ酸)、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、POEオレイルエーテルリン酸Na((B)成分)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン((D)成分)を加え、更に減圧下(圧力4kPa)で撹拌し、歯磨剤組成物(練歯磨)を得た。製造には1.5L容量のニーダー(石山工作所社製)を用いた。
精製水に、フッ化ナトリウム、ソルビット液、グリセリン、サッカリンナトリウム、粘度調整剤(無水ケイ酸)、ピロリドンカルボン酸Na((A)成分)を溶解させて、液Xを調製した。また、別途、プロピレングリコールに、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、並びに防腐剤(メチルパラベン及びブチルパラベン)を分散させて、液Yを調製した。次いで、液Xに液Yを加え撹拌した。その後、冷感剤((C)成分)を溶解した香料、研磨剤(無水ケイ酸)、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、POEオレイルエーテルリン酸Na((B)成分)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン((D)成分)を加え、更に減圧下(圧力4kPa)で撹拌し、歯磨剤組成物(練歯磨)を得た。製造には1.5L容量のニーダー(石山工作所社製)を用いた。
歯磨剤組成物の調製に用いた成分の詳細を下記に示す。
<(A)成分>
ピロリドンカルボン酸
味の素ヘルシーサプライ株式会社製「AJIDEW A−100(登録商標)」(分子量:129.12、酸性度pKa1=3.5)
<(A)成分>
ピロリドンカルボン酸
味の素ヘルシーサプライ株式会社製「AJIDEW A−100(登録商標)」(分子量:129.12、酸性度pKa1=3.5)
<(B)成分>
POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム(日光ケミカルズ株式会社製、NIKKOL(登録商標)−DOP−8NV、HLB12.5、エチレンオキシドの付加モル数:8)
POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム(日光ケミカルズ株式会社製、NIKKOL(登録商標)−DOP−8NV、HLB12.5、エチレンオキシドの付加モル数:8)
<(C)成分>
l−メントール(高砂香料工業株式会社製)
N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(ジボダン社製、商品名:WS−3)
l−カルボン(塩野香料株式会社製)
l−メントール(高砂香料工業株式会社製)
N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(ジボダン社製、商品名:WS−3)
l−カルボン(塩野香料株式会社製)
<(D)成分>
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(EVONIK社 AI=37%)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(EVONIK社 AI=37%)
その他の成分は、医薬部外品原料規格2006に適合したものを用いた。
各歯磨剤組成物の評価を以下のとおり行い、評価結果を表1〜5に示した。
(評価方法)
(1)歯磨き時の歯茎の奥及び/又は根面部位への浸透冷涼実感
被験者10名に各歯磨剤組成物を使用してもらい、歯磨き時の歯茎の奥や根面部位への浸透冷涼実感を調査した。歯磨剤組成物約1gを歯ブラシにとり3分間歯磨きを行った際の浸透冷涼実感の程度が以下の4段階(i)〜(iv)のいずれか、各被験者に回答を求めた。4段階にそれぞれ以下に示す点数を与え、各歯磨剤組成物について被験者10名の平均点を算出した。被験者10名の平均点を、以下の◎〜×の4段階に分類し、浸透冷涼実感の評価とした。一般には、評価結果が◎または○の歯磨剤組成物を合格と判定することができる。
(1)歯磨き時の歯茎の奥及び/又は根面部位への浸透冷涼実感
被験者10名に各歯磨剤組成物を使用してもらい、歯磨き時の歯茎の奥や根面部位への浸透冷涼実感を調査した。歯磨剤組成物約1gを歯ブラシにとり3分間歯磨きを行った際の浸透冷涼実感の程度が以下の4段階(i)〜(iv)のいずれか、各被験者に回答を求めた。4段階にそれぞれ以下に示す点数を与え、各歯磨剤組成物について被験者10名の平均点を算出した。被験者10名の平均点を、以下の◎〜×の4段階に分類し、浸透冷涼実感の評価とした。一般には、評価結果が◎または○の歯磨剤組成物を合格と判定することができる。
〔浸透冷涼の程度〕
(i)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを強く感じる。・・・4点
(ii)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを感じる。・・・3点
(iii)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じをほとんど感じない。・・・2点
(iv)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを感じない。・・・1点
(i)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを強く感じる。・・・4点
(ii)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを感じる。・・・3点
(iii)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じをほとんど感じない。・・・2点
(iv)歯茎の奥や根面部位へ入り込む感じを感じない。・・・1点
〔平均点の評価基準〕
◎:平均点3.5点以上4.0点以下
○:平均点3.0点以上3.5点未満
△:平均点2.0点以上3.0点未満
×:平均点1.0点以上2.0点未満
◎:平均点3.5点以上4.0点以下
○:平均点3.0点以上3.5点未満
△:平均点2.0点以上3.0点未満
×:平均点1.0点以上2.0点未満
(2)浸透冷涼実感持続性評価
被験者10名に各歯磨剤組成物を使用してもらい、浸透冷涼実感持続性を調査した。各歯磨剤組成物約1gを歯ブラシにとり、3分間歯磨きを行い、水で口をゆすいで吐き出してもらった。各歯磨剤組成物について浸透冷涼実感が持続した時間(吐き出し直後から香味が消えるまでの時間)を測定し、パネラー10名の平均時間を算出した。平均時間を以下の4段階に分類し、それぞれ1〜4の点数を与えた。各点数をさらに以下の基準により◎〜×の4段階に分類し、浸透冷涼実感持続性の評価とした。◎または○の歯磨剤組成物を合格と判定した。
被験者10名に各歯磨剤組成物を使用してもらい、浸透冷涼実感持続性を調査した。各歯磨剤組成物約1gを歯ブラシにとり、3分間歯磨きを行い、水で口をゆすいで吐き出してもらった。各歯磨剤組成物について浸透冷涼実感が持続した時間(吐き出し直後から香味が消えるまでの時間)を測定し、パネラー10名の平均時間を算出した。平均時間を以下の4段階に分類し、それぞれ1〜4の点数を与えた。各点数をさらに以下の基準により◎〜×の4段階に分類し、浸透冷涼実感持続性の評価とした。◎または○の歯磨剤組成物を合格と判定した。
〔浸透冷涼実感が持続した時間の評価〕
4点:浸透冷涼実感が5分以上持続した。
3点:浸透冷涼実感が3分以上5分未満持続した。
2点:浸透冷涼実感が1分以上3分未満持続した。
1点:浸透冷涼実感が1分未満であった。
4点:浸透冷涼実感が5分以上持続した。
3点:浸透冷涼実感が3分以上5分未満持続した。
2点:浸透冷涼実感が1分以上3分未満持続した。
1点:浸透冷涼実感が1分未満であった。
〔浸透冷涼実感持続性の評価基準〕
◎:時間の点数が3.5点以上4.0点以下
○:時間の点数が3.0点以上3.5点未満
△:時間の点数が2.0点以上3.0点未満
×:時間の点数が1.0点以上2.0点未満
◎:時間の点数が3.5点以上4.0点以下
○:時間の点数が3.0点以上3.5点未満
△:時間の点数が2.0点以上3.0点未満
×:時間の点数が1.0点以上2.0点未満
(3)高温における液分離評価
実施例16〜21の歯磨剤組成物をチューブに充填後60℃にて1ヶ月保存後、更紙上にチューブから長さ15cmを出し、更紙上への液の染み出しを、目視にて下記基準で評価した。
実施例16〜21の歯磨剤組成物をチューブに充填後60℃にて1ヶ月保存後、更紙上にチューブから長さ15cmを出し、更紙上への液の染み出しを、目視にて下記基準で評価した。
〔液分離の基準〕
◎:液分離がない(更紙上への染み出しがない)
○:ほとんど液分離がない(更紙上に染み出し1cm2未満)
△:やや液分離がある(更紙上染み出し1cm2以上2cm2未満)
×:液分離がある(更紙上染み出し2cm2以上)
◎:液分離がない(更紙上への染み出しがない)
○:ほとんど液分離がない(更紙上に染み出し1cm2未満)
△:やや液分離がある(更紙上染み出し1cm2以上2cm2未満)
×:液分離がある(更紙上染み出し2cm2以上)
なお、実施例1〜15の歯磨剤組成物は、いずれも、液分離の抑制評価結果は◎であった。
表1〜5から、以下のことが分かる。(A)成分を含有しない比較例1の歯磨剤組成物、(B)成分を含有しない比較例2の歯磨剤組成物及び(C)成分を含有しない比較例3の歯磨剤組成物は、浸透冷涼実感及び口腔内の浸透冷涼実感の持続性に劣っていたのに対し、実施例1〜21の歯磨剤組成物は、浸透冷涼実感及び口腔内の浸透冷涼実感の持続性に優れていた。また、(D)成分を含まない実施例21の歯磨剤組成物と比較して、(D)成分を含む実施例1〜20の歯磨剤組成物では、高温における液分離が抑制されていた。これらの結果は、本発明の口腔用組成物が浸透冷涼実感、口腔内の浸透冷涼実感の持続性に優れていることを示している。また、本発明の口腔用組成物が(D)成分を含むことで、保存安定性が高まることをも示している。
実施例22
表6に示す配合量に従って、下記調製方法により液体歯磨組成物を調製した。なお、表5に示す各成分の配合量は純分換算した値(AI)である。組成物の評価を実施例1の(1)及び(2)のとおり行い、評価結果を表6に示した。
表6に示す配合量に従って、下記調製方法により液体歯磨組成物を調製した。なお、表5に示す各成分の配合量は純分換算した値(AI)である。組成物の評価を実施例1の(1)及び(2)のとおり行い、評価結果を表6に示した。
(液体歯磨組成物の調製方法)
表6から明らかなとおり、実施例22の歯磨剤組成物は、浸透冷涼実感及び口腔内の浸透冷涼実感の持続性に優れていた。この結果と前述の結果から、本発明の口腔用組成物がその剤型に拘らず浸透冷涼実感、口腔内の浸透冷涼実感の持続性に優れていることを示している。
Claims (8)
- (A)成分:ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と、
(B)成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩と、
(C)成分:メントール系冷感剤、非メントール系冷感剤、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上
と、
を含有する口腔用組成物。 - (A)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.1質量%〜10質量%である請求項1に記載の口腔用組成物。
- (B)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.01質量%〜10質量%である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
- (C)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.0001質量%〜2質量%である請求項1〜3のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
- (C)成分が、l−メントール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、メンチルモノサクシネート、イソプレゴール、メントングリセロールケタール、N−(4−シアノメチルフェニル)−p−メンタンカルボキサミド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、及びl−カルボンからなる群より選ばれる1種又は2種以上を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
- (D)成分:両性界面活性剤をさらに含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
- (D)成分の含有量が、口腔用組成物の全量に対して0.002質量%〜5質量%である、請求項6に記載の口腔用組成物。
- 歯磨剤、洗口剤、口中清涼剤、口腔内塗布剤、口腔内貼付剤、飴、錠菓、又はチューインガムである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
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