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JP2014214107A - 歯磨組成物 - Google Patents

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Makoto Yoshie
誠 吉江
深澤 哲
Satoru Fukazawa
哲 深澤
福田 康
Yasushi Fukuda
康 福田
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Abstract

【課題】優れた冷涼感を付与し得る上、結晶の析出を防ぐことができ、歯磨のキメも改善できるとともに、高温で保存後の液分離が抑制されて保存安定性にも優れた歯磨組成物を提供する。【解決手段】(A)20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコール、(B)グリセリン及び/又はソルビット、(C)中鎖脂肪酸トリグリセライド、(D)水を含有してなることを特徴とする歯磨組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、優れた冷涼感を付与し得る上、結晶の析出がなく、歯磨のキメも良好で、高温保存後の液分離もない保存安定性にも優れた歯磨組成物に関する。
一般に、歯磨組成物を用いて口腔内を清掃する目的の一つは、口腔内のさっぱり感を得ることであり、よりさっぱり感の強い歯磨組成物が望まれている。歯磨組成物にはメントール等の香料成分やエタノールを配合することで清涼感を付与し、さっぱり感を感じさせているが、これら香料成分やエタノールを多量に配合すると、口腔内への刺激や苦味が強くなるといった問題があった。
これらの問題を解決するために、吸熱水和成分を配合した歯磨組成物が提案されている(特許文献1)。これは、歯磨中に吸熱水和成分が溶解するときの吸熱反応により、口腔内で冷涼感を生じることによる。特許文献2〜6には、吸熱水和成分(エリスリトール)、水、粘結剤を含有することで、冷涼感や清涼感に優れた歯磨組成物が提案されている。
特開2000−191483号公報 特開2005−281306号公報 特開2007−63187号公報 特開2007−63188号公報 特開2007−70259号公報 特開2007−70261号公報
しかしながら、これら提案された組成物は、歯磨時の冷涼感やべたつきのなさには優れるものの、結晶の析出が生じたり、歯磨のキメが悪かったり、高温保存時に分離するなどの問題があった。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコールと、グリセリン及び/又はソルビットと、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、水を配合することにより、意外にも、優れた冷涼感を付与し得る上、結晶の析出を防ぐことができ、歯磨のキメも改善できるとともに、高温で保存後の液分離が抑制された歯磨組成物が得られることを見出した。
従って、本発明は、下記の歯磨組成物を提供する。
請求項1:
(A)20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコール、(B)グリセリン及び/又はソルビット、(C)中鎖脂肪酸トリグリセライド、(D)水を配合することを特徴とする歯磨組成物。
請求項2:
(A)/(D)比が1.5〜3.0である請求項1記載の歯磨組成物。
請求項3:
(A)成分を15〜40質量%、(B)成分を10〜35質量%、(C)成分を0.05〜2質量%含有する請求項1又は2記載の歯磨組成物。
本発明によれば、優れた冷涼感を付与し得る上、結晶の析出を防ぐことができ、歯磨のキメも改善できるとともに、高温で保存後の液分離が抑制されて保存安定性にも優れた歯磨組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明の歯磨組成物は、練歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、特に練歯磨として好適に調製され、(A)20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコール、(B)グリセリン及び/又はソルビット、(C)中鎖脂肪酸トリグリセライド、(D)水を必須成分として含有する。
(A)成分の20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコールとしては、例えばエリスリトール、キシリトール、マンニトール、還元パラチノース、マルチトール等が挙げられ、冷涼感を付与できれば特に制限はなく、種々のものを使用できる。その形状は特に限定されず、粉末状であっても顆粒状でもよく、歯磨組成物中では固体で分散し、歯磨き中に口腔内で溶ければよい。上記糖アルコールの中でも特にエリスリトール、キシリトールが好適である。具体的には、エリスリトールとしては三菱化学フーズ社製、キシリトールとしてはデュポン社製の市販品を使用できる。
上記糖アルコールの配合量は、組成全体の15〜40%(質量%、以下同様。)、好ましくは20〜35%、より好ましくは20〜30%である。配合量が15%未満では歯磨き時の十分な冷涼感や、すすぎ後のさっぱり感が得られず、40%を超えると歯磨をチューブから押し出す時の固さが固くなり、歯磨のキメが悪くなる傾向にある。
(B)成分のソルビット及びグリセリンは、通常歯磨組成物に使用されるものを使用できる。一般的にソルビットは60〜70%水溶液として、グリセリンは85%程度の水溶液や95%以上の濃グリセリンとして配合される。具体的には、市販品を使用でき、例えばソルビットはロケット(株)製のNEOSORB70/02SB、東和化成工業(株)製のD−ソルビトール液(70%)として入手可能であり、グリセリンはライオンケミカル(株)から入手することができる。
ソルビット及び/又はグリセリンの配合量は、純分換算で組成物全体の10〜35%であり、特に15〜25%が好ましい。配合量が10%未満では、歯磨をチューブから押し出す時の固さが固くなり、35%を超えると歯磨のキメが悪くなる傾向にある。
(C)成分の中鎖脂肪酸トリグリセライドとは、炭素数が6〜12の脂肪酸からなるトリグリセライドであり、例えばカプリル酸トリグリセライド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセライド、カプリル酸/カプリン酸/ラウリン酸トリグリセライドが挙げられる。具体的には花王(株)製のココナードRK、ココナードMT、ココナードML等の市販品が使用できる。
(C)成分の中鎖脂肪酸トリグリセライドの配合量は、組成物全体の0.05〜2%、好ましくは0.1〜1%、より好ましくは0.2〜0.5%である。0.05%未満では液分離を起こすことがあり、2%を超えると泡立ちが悪くなる傾向にある。
(D)成分である水の配合量は、組成物全体の5〜20%、好ましくは7〜15%である。5%未満では歯磨をチューブから押し出す時の固さが固くなり、20%を超えると歯磨のキメが悪くなる傾向にある。
さらに、エリスリトールと水の比率(A/D)としては、1.5〜3.0が好ましい。1.5未満では歯磨のキメが悪くなり、3.0を超えると歯磨をチューブから押し出す時の固さが固くなると傾向にある。
本発明の歯磨組成物は、上記成分に加え、必要に応じてその他の剤型に応じた公知成分を配合することができる。例えば、研磨剤、粘結剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、色素、香料、各種有効成分などが配合される。
研磨剤としては、シリカゲル、沈降性シリカ、アルミノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、第3リン酸カルシウム、第3リン酸マグネシウム、第4リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
これらの研磨剤の配合量は、通常組成物全体の0〜50%であり、特に練歯磨には10〜50%、液状歯磨には0〜30%配合することができる。
粘結剤としては、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、グアガム、アルギン酸ナトリウム、カチオン化セルロース、モンモリロナイト、ゼラチン、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられる。なかでもヒドロキシエチルセルロース、カラギーナンが好ましい。これら粘結剤の配合量は、0.1〜5%が好適である。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合できる。具体的に、アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシンナトリウム、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウムなどが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのエーテル型又はエステル型の活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシチンなどが挙げられる。
界面活性剤の配合量は、組成全体の0.5〜5%が好ましい。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム等、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができる。
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ等のグルカナーゼ、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェノール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物が挙げられる。なお上記有効成分は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。また、グリセリンは98%溶液及びソルビットは70%溶液を用い、下記に示す表中の配合量は純分換算した量で示した。
[実施例、比較例]
表1〜3に示す歯磨組成物を下記方法で調製し、評価した。結果を表1〜3に示す。
歯磨組成物の調製方法:
歯磨組成物の調製は、精製水にフッ化ナトリウム、ソルビット液等の水溶性物質を溶解させた後、別途、ポリエチレングリコールに粘結剤を分散させた液を加え、撹拌した。その後、香料、研磨剤等を加え、更に減圧下(圧力4kPa)で撹拌し、歯磨組成物を得た。製造には、1.5Lニーダー(石山工作所社製)を用いた。
使用原料:
歯磨組成物の調製に用いた各成分の詳細を下記に示す。
(A1)エリスリトール;カーギル社製 エリスリトール
(A2)キシリトール:ダニスコ社製 キシリトール
(C1)カプリル酸/カプリン酸トリグリセライド:コグニス社製 MYRITOL 318
(C2)カプリル酸トリグリセライド:理研ビタミン社製アクターM2
その他の成分については医薬部外品原料規格2006に適合したものを用いた。
評価方法;
(1)押し出し固さ
(1−1)評価法
専門パネラー5人を用いた官能試験により評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を50℃1ヵ月保存後、歯ブラシ上に出した時の押し出しやすさを下記基準で評価した。5人の結果の平均点から下表に従って判定した。
(1−2)評価基準と判定基準
評価基準;
5点:容易に押し出せる
4点:少し押し出しにくい
3点:押し出しにくい
2点:非常に押し出しにくい
1点:出ない
判定基準
◎:平均点が4.5点以上5.0点以下
○:平均点が4.0点以上4.5点未満
△:平均点が3.0点以上4.0点未満
×:平均点が3.0点未満
(2)歯磨の外観
(2−1)評価法
専門パネラー5人を用いた官能試験により評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を60℃1週間保存後、歯ブラシ上に出した時の外観を下記基準で評価した。5人の結果の平均点から下表に従って判定した。
(2−2)評価基準と判定基準
評価基準;
5点:結晶の析出は認められず、キメが良好である
4点:結晶の析出は認められないが、キメがやや悪い
3点:結晶の析出がやや認められ、キメがやや悪い
2点:結晶の析出が認められ、キメが悪い
1点:結晶の析出がかなり認められ、キメが悪い
判定基準
◎:平均点が4.5点以上5.0点以下
○:平均点が4.0点以上4.5点未満
△:平均点が3.0点以上4.0点未満
×:平均点が3.0点未満
(3)歯磨の液分離
(3−1)評価法
専門パネラー5人を用いた官能試験により評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を50℃1ヵ月保存後、歯ブラシ上に出した時の歯磨からの液のしみ出しを下記基準で評価した。5人の結果の平均点から下表に従って判定した。
(3−2)評価基準と判定基準
評価基準
5点:しみ出しがまったく認められない
4点:しみ出しがわずかに認められる
3点:しみ出しが認められる
2点:しみ出しがかなり認められる
1点:チューブから液体が出てくる
判定基準
◎:平均点が4.5点以上5.0点以下
○:平均点が4.0点以上4.5点未満
△:平均点が3.0点以上4.0点未満
×:平均点が3.0点未満
(4)冷涼感
(4−1)評価法
専門パネラー5人を用いた官能試験により評価した。口径8mmのラミネートチューブに充填した試験歯磨組成物を歯ブラシ上に約1.5cm載せ、通常歯を磨く方法で2分間使用し、歯磨き時の冷涼感を下記基準で評価した。5人の結果の平均点から下表に従って判定した。
(4−2)評価基準と判定基準
評価基準;
5点:冷涼感を十分に感じる
4点:冷涼感を感じる
3点:冷涼感をやや感じる
2点:冷涼感をほとんど感じない
1点:冷涼感を全く感じない
判定基準
◎:平均点が4.5点以上5.0点以下
○:平均点が4.0点以上4.5点未満
△:平均点が3.0点以上4.0点未満
×:平均点が3.0点未満
表1














表2













表3














表3の結果から、(A)成分である20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコールがない場合には、冷涼感がまったく得られず、(B)成分であるグリセリン及び/又はソルビットがない場合には、キメが悪くなり、(C)成分である中鎖脂肪酸トリグリセライドがないと、液分離が生じた。さらに(D)成分である水がない場合には、歯磨からの押し出し固さが固くなり、キメが悪くなる。これに対して、各成分を適当量含有する歯磨組成物(実施例:表1、2)は、優れた冷涼感を有し、結晶の析出もなく、歯磨のキメも良好で、かつ、高温保存後の液分離がない良好な歯磨組成物であることが分かった。
以下に処方例を示す。
<処方例1>
エリスリトール 25.0
グリセリン 20.0
カプリル酸/カプリン酸トリグリセライド 0.2
精製水 12.5
沈降性シリカ 2.0
微細炭酸カルシウム 1.0
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
イソプロピルメチルフェノール 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ラウリル硫酸ナトリウム 2.5
ポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマシ油 0.3
カラギーナン 0.3
ヒドロキシエチルセルロース 0.4
ポリエチレングリコール#400 2.0
高重合ポリエチレングリコール 0.05
サッカリンナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸ブチル 0.02
ケイ酸ナトリウム 0.05
香料 1.5
炭酸カルシウム バランス
――――――――――――――――――――――――――――――
合計 100.0
<処方例2>
エリスリトール 25.0
グリセリン 15.0
ソルビット 5.0
カプリル酸トリグリセライド 0.3
精製水 12.0
沈降性シリカ 1.5
増粘性シリカ 0.2
微細炭酸カルシウム 1.5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
イソプロピルメチルフェノール 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
ラウリル硫酸ナトリウム 2.5
ポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマシ油 0.3
カラギーナン 0.3
ヒドロキシエチルセルロース 0.3
ポリエチレングリコール#400 2.0
高重合ポリエチレングリコール 0.1
サッカリンナトリウム 0.05
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
ケイ酸ナトリウム 0.05
香料 1.0
炭酸カルシウム バランス
――――――――――――――――――――――――――――――
合計 100.0
上記の処方例は、いずれも優れた冷涼感を有し、結晶の析出もなく、歯磨のキメも良好で、かつ、高温保存後の液分離がない良好な歯磨組成物であった。

Claims (3)

  1. (A)20℃における水100gに対する溶解度が10g〜120gの糖アルコール、(B)グリセリン及び/又はソルビット、(C)中鎖脂肪酸トリグリセライド、(D)水を含有してなることを特徴とする歯磨組成物。
  2. (A)/(D)比が1.5〜3.0である請求項1記載の歯磨組成物。
  3. (A)成分を15〜40質量%、(B)成分を10〜35質量%、(C)成分を0.05〜2質量%含有する請求項1又は2記載の歯磨組成物。







































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