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JP2016093365A - 耐滑性靴底およびその耐滑性靴底を有する靴 - Google Patents

耐滑性靴底およびその耐滑性靴底を有する靴 Download PDF

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JP2016093365A JP2014231908A JP2014231908A JP2016093365A JP 2016093365 A JP2016093365 A JP 2016093365A JP 2014231908 A JP2014231908 A JP 2014231908A JP 2014231908 A JP2014231908 A JP 2014231908A JP 2016093365 A JP2016093365 A JP 2016093365A
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堀切川 一男
Kazuo Horikirigawa
一男 堀切川
山口 健
Ken Yamaguchi
健 山口
圭 柴田
Kei Shibata
圭 柴田
悠 桂島
Yu Katsurajima
悠 桂島
憲一 春日
Kenichi Kasuga
憲一 春日
智 石沢
Satoshi Ishizawa
智 石沢
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Abstract

【課題】接地ブロック部の耐倒れ性・耐変形性をより向上させて耐滑性能を向上させることができると共に、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応してエッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させること。
【解決手段】20℃におけるJIS−A硬度でおよそ60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲であり、かつ、平面視形状が全体として長尺形状である主接地ブロック部12を複数有し、各主接地ブロック部12の長手方向αは、当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜45°となる角度、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の角度、さらに好ましくはほぼ0度で設けたことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば厨房や食品加工工場など、水や油を含む液体が付着した際に滑りやすい床面などで作業する際に用いられる耐滑性靴底、およびこの耐滑性靴底を備えた例えば長靴や安全靴などの作業靴やその他の靴に関する。
従来、この種の耐滑性靴底として、平滑にした接地面を有する接地ブロック部を複数配置した耐滑構造が提案されている。例えば、長方形の接地ブロック部を複数有し、その接地ブロック部の短辺が靴底の長手方向に対して平行で、長辺が靴底の長手方向に対して90°の角度をなすように配置した靴底(例えば、特許文献1参照。)や、接地ブロック部の長辺が靴底の長手方向に対してほぼ60°となる角度で配置した靴底(例えば、特許文献2参照、)や、接地ブロック部の長辺が靴底の長手方向に対してほぼ45°の角度で配置した靴底(例えば、特許文献3参照、)が提案されている。
ここで、特許文献3に記載の耐滑性靴底では、54〜62(JIS−A、20℃)の硬度を有するゴム、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンから形成している。
意匠登録第1319018号公報 意匠登録第1485347号 特開2000−106903号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3の耐滑性靴底は、接地ブロック部の耐倒れ性・変形性・床面に対する引っ掛かり性や、床面に存在する液状物の排液性の全てを満足させるものではなく、耐滑性を充分に満足させることはできなかった。
つまり、例えば、図1(a),(b)に示すように耐滑性靴底1を形成する基台部11の下面11a側に複数形成された接地ブロック部12が、平面視した際に長辺と短辺とを有する長方形であり、かつ、靴底1の長手方向Xに対しその短辺が平行で長辺が直角の角度を形成している場合、その接地ブロック部12は、その短辺方向、すなわち図1(c)に示すように当該靴底1の長手方向Xに倒れるように変形し易く、当該靴底1の長手方向Xの耐倒れ性・耐変形性が良好でない。
そのため、図1(a),(b)に示すような形状および配置の接地ブロック部12を有する耐滑性靴底1の場合、接地ブロック部12が靴底1の長手方向Xに倒れた場合でも、接地ブロック部12の接地面12aの接地面積が小さくなり、靴底1の長手方向Xに対し滑り易くなる。
そこで、このような形状の接地ブロック部12に対して、耐倒れ性・耐変形性を向上させるために、該接地ブロック部12の硬度を高めることが考えられるが、硬すぎると相手表面との接地面積が低下し滑りやすくなる。
例えば、特開2009−261975号公報に記載の耐滑性靴底のように、比較的高い硬度である50〜66(JIS−A 20℃)の耐滑性靴底を使用して、靴の前後方向の側面の基端部側に、外側に向かって高さが漸小するように張り出した補強部を設け、耐倒れ性・耐変形性を向上させようとすると、耐倒れ性・耐変形性が極端に向上し、エッジ効果による液体の排除性能が弱くなり、硬度も比較的高いため接地面積も低下することから、耐滑性靴底として総合的に判断した場合、充分満足させるものではなかった。
また、耐滑性を有する安全靴や作業靴を必要とする環境で使用されている床材は、掃除がし易いようにステンレス製のものやアクリル板の様に硬く光沢のある比較的平滑なものが用いられる場合と、作業者の転倒防止を目的として微細な凹凸が設けられている床材が使用されている場合とがある。
一見平滑に見えるステンレスなどの床材においても、表面には1μm以上の微細な凹凸があり、使用環境によっては、製造に使われる機械や台車の移動、作業者の靴の擦れなどによってより大きく無数の傷がついているのが現状である。
そのため、比較的高い硬度である50〜66(JIS−A 20℃)の耐滑性靴底では、柔軟性が低いため、床面の微細な凹凸には対応できず、エッジ効果による液体排除性能の低下、接地面積の減少により、耐滑性靴底として総合的に判断した場合、充分に満足させるものではなかった。
そこで、本発明は以上のような問題点に着目してなされたもので、接地ブロック部の耐倒れ性・耐変形性をより向上させて耐滑性能を向上させることができると共に、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応してエッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる耐滑性靴底およびその耐滑性靴底を有する靴を提供することを課題とする。
上記課題を解決する手段として、本発明の耐滑性靴底は、ゴム、PVC、ウレタンフォーム等の靴底成形素材により成形された耐滑性靴底であって、20℃におけるJIS−A硬度でおよそ60度以下の硬度であり、かつ、平面視形状が全体として長尺形状である主接地ブロック部を複数有し、前記主接地ブロック部の長手方向は、当該靴底の長手方向に対して0°〜45°となる角度で配置されていることを特徴とする。
ここで、前記主接地ブロック部は、当該靴底の長手方向に対して0°〜30°の角度で配置されていると良い。
また、耐滑性靴底の20℃におけるJIS−A硬度は、30度〜50度の範囲であるとさらに良い。
また、前記主接地ブロック部は、長辺の長さが10mm以上80mm以下であるとさらに良い。
また、前記主接地ブロック部における接地面の表面粗さは、ほぼ20μm以下であるとさらに良い。
また、さらに、少なくとも爪先側である先端部と、踵側である後端部とには、前記主接地ブロック部に対しほぼ直交する方向に長手方向を有する長尺形状の副接地ブロック部を複数配置するとさらに良い。
また、当該耐滑性靴底の底面の面積に対する前記主接地ブロック部全ての合計接地面積の割合は、50%より大きいとさらに良い。
また、本発明に係る靴は、上述のいずれか一の耐滑性靴底を備えたことを特徴とする。
本発明に係る耐滑性靴底およびその耐滑性靴底を有する靴によれば、20℃におけるJIS−A硬度でおよそ60度以下の硬度であり、かつ、平面視形状が全体として長尺形状である主接地ブロック部を複数有し、主接地ブロック部の長手方向は、当該靴底の長手方向に対して0°〜45°となる角度で配置されているため、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応して、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐摩耗性を向上させることができると共に、主接地ブロック部が床面に接触した際の当該靴底の長手方向の変形を抑えることができ、当該靴底の長手方向おける主接地ブロック部の耐倒れ性・耐変形性が向上するので、十分な耐滑性能を得ることができる。
(a)〜(c)それぞれ従来の耐滑性靴底の一部分の底面図、正面図、設置ブロック部が傾斜した場合を正面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る耐滑性靴底の基本的考え方を示すモデルの一部分の底面図、正面図、設置ブロック部が傾斜した場合を正面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る耐滑性靴底の試験片を底面図、側面図、正面図である。 実験例1〜実験例5における静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果を示す図である。 実験例6〜実験例10における静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果を示す図である。 本発明に係る実施例1の耐滑性靴底を有する靴の斜視図である。 本発明に係る実施例1の耐滑性靴底を示す底面図である。 本発明に係る実施例2の耐滑性靴底を示す底面図である。 本発明に係る実施例3の耐滑性靴底を有する靴の斜視図である。 本発明に係る実施例3の耐滑性靴底を示す底面図である。 本発明に係る実施例3の耐滑性靴底の底面の一部分を拡大して示す拡大底面図である。 本発明に係る実施例4の耐滑性靴底を有する靴の斜視図である。 本発明に係る実施例4の耐滑性靴底を示す底面図である。 本発明に係る実施例4の耐滑性靴底の底面の他の構成例を示す底面図である。 (a)〜(p)それぞれ本発明に係る実施例5の耐滑性靴底の主接地ブロック部の平面視形状の例を示す図である。 図15に示す本発明に係る実施例5の主接地ブロック部を使用した耐滑性靴底の一例を示す底面図である。 図15に示す本発明に係る実施例5の主接地ブロック部を使用した耐滑性靴底の他の例を示す底面図である。
以下、本発明に係る耐滑性靴底の基本的な特徴、試験片による実験結果、本発明に係る耐滑性靴底の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<本発明に係る耐滑性靴底の基本的な特徴>
図1(a),(b)を参照して上述したように、耐滑性靴底1の接地ブロック部12が、平面視した際に長辺と短辺とを有する長方形であって、かつ、靴底1の長手方向Xに対しその短辺が平行で長辺が直角の角度を形成している場合、その接地ブロック部12は、その短辺方向、すなわち図1(c)に示すように当該靴底1の長手方向Xに倒れるように変形し易く、当該靴底1の長手方向Xの耐倒れ性・耐変形性が良好でなく、当該靴底1の長手方向Xに対し滑り易い。
そこで、このような形状の接地ブロック部12に対して、耐倒れ性・耐変形性を向上させるために、接地ブロック部12の硬度を高めることが考えられるが、硬すぎると床表面との接地面積が低下し滑りやすくなる。
そこで、本発明では、耐滑性靴底1の主接地ブロック部12の長手方向αと硬度について耐滑性靴底1の一部を抜き出した後述するような試験片2による実験を行って、次のような点を本発明に係る耐滑性靴底の基本的な特徴とした。
(1)耐滑性靴底1の主接地ブロック部12は、その長手方向αが当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜45°となる角度、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の角度で、さらに好ましくはほぼ0°で設けることが好ましい。
(2)耐滑性靴底1の20℃におけるJIS−A硬度は、比較的柔らかな60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲で、後述する実験結果より37度前後の硬度が好ましい。
これは、図2(a),(b)に示すように長辺と短辺とを有する長方形等の長尺形状の主接地ブロック部12の長手方向αを、当該靴底1の長手方向Xに対して平行に設けた場合には、図2(c)に示すように当該靴底1の長手方向Xに外力が加わった場合、その接地ブロック部12は、その長手方向α、すなわち長辺方向に倒れるように変形するので、変形し難くなり、靴底1の長手方向Xの耐倒れ性・耐変形性が、図1(a),(b)に示す場合よりも向上する。
そのため、図2(a),(b)に示すような形状および配置の接地ブロック部12を有する耐滑性靴底1の場合、接地ブロック部12が靴底1の長手方向Xに倒れた場合でも、接地ブロック部12の接地面12aの接地面積はほとんど変わらないので、図1(a),(b)に示す場合よりも靴底1の長手方向Xに対し滑り難くなるからである。
また、本発明に係る靴底1の複数の主接地ブロック部12の20℃におけるJIS−A硬度は、靴の用途や、主接地ブロック部12の配列状態等から最適な硬度を決めるが、およそ60度以下とし、好ましくは30度〜50度にすることにより、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応して、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、良好な耐滑性能を有するからである。
<試験片による実験(静摩擦係数と動摩擦係数の測定)>
次に、本発明に係る耐滑性靴底1の一部分を抜き出した試験片2による静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果を説明する。
本発明に係る耐滑性靴底1の試験片2の組成物としては、天然ゴムとスチレン・ブタジエン系ゴム等とからなるゴム生地組成物に、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、充填剤を配合した組成物をロール混練して、JIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度が約37度のものを使用した。
この試験片2の組成物を、厚さ2mmのシート状とした後、所定の幅および長さに裁断して、図3(a)〜(c)に示すような試験片2の基台部21を作製した。
このような試験片2は、図3(a)〜(c)に示すように、縦Cが25mm、横Dが25mm、高さIが2mmとなる基台部21上に、基台部21と同様の素材からなり短辺と長辺とを有する長方形の接地ブロック部22を複数設けた。
接地ブロック部22の短辺の長さ(幅方向の長さ)Eは3mm、長辺の長さJを25mm、高さHを2mmとしている。そして、接地ブロック部22は、基台部21の左右の側端部からそれぞれ1mmの間隔Gを空けると共に、接地ブロック部22同士の間隔Fは2mm空けて配置した。
このようにして作製した試験片2の耐滑性を評価するために、直線運動型の摩擦測定試験機を用いて、静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
具体的には、水平に設置された直線運動ステージの上に、滑らかな表面を有するステンレス板を固定して試験床とし、その試験床の上にグリセリンを塗布した状態で、その上に上述のように製作した試験片2を設置し、試験片2にはその上から6.73kgの垂直荷重をかけた状態で、試験床を0.2m/sの速度で移動させて、動き出した際の最大水平荷重(最大静摩擦力(N))と、移動中の水平荷重(動摩擦力(N))を測定した。
ここで、この測定は、試験床の移動方向に対する接地ブロック部22の長手方向αの角度βを、0°、30°、45°、60°、90°(直角)に変えて行った。
なお、静摩擦係数と動摩擦係数は、次の計算式によって算出される。
静摩擦係数=動き出した時の最大水平荷重/負荷
動摩擦係数=移動中の水平荷重/負荷
ここで、上記式における“負荷”は、試験片2と、試験片2を支持する冶具の自重と、試験片2にかけた垂直荷重の合計となる。
(実験例1)
実験例1では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが2mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して0°の角度β、すなわち接地ブロック部22の長手方向αが試験床の移動方向と平行になるように設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例2)
実験例2では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが2mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して30°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例3)
実験例3では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが2mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して45°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例4)
実験例4では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが2mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して60°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例5)
実験例4では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが2mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して90°の角度β、すなわち接地ブロック部22の長手方向αが試験床の移動方向に対し垂直となるように設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
以上の条件の実験例1〜実験例5における静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果を図4のグラフに示す。尚、図4において、左側の棒グラフが静摩擦係数であり、右側の棒グラフが動摩擦係数である。
(実験例6)
同様に、実験例6では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが5mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して0°の角度β、すなわち接地ブロック部22の長手方向αが試験床の移動方向と平行になるように設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例7)
実験例7では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが5mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して30°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例8)
実験例8では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが5mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して45°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例9)
実験例9では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが5mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して60°の角度βで設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(実験例10)
実験例10では、図3に示すような接地ブロック部22の高さHが5mmの試験片2を使用し、接地ブロック部22の長手方向αを試験床の移動方向に対して90°の角度β、すなわち接地ブロック部22の長手方向αが試験床の移動方向に対し垂直となるように設置して静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
以上の条件の実験例6〜実験例10における静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果を図5のグラフに示す。尚、図4と同様に図5においても、左側の棒グラフが静摩擦係数であり、右側の棒グラフが動摩擦係数である。
図4および図5に示す実験例1〜実験例10の静摩擦係数と動摩擦係数の測定結果から明らかなように、試験床の移動方向に対する接地ブロック部22の長手方向αがなす角度βが90°の直角に近い場合よりも、移動方向に対して0°、すなわち平行に近くなるほど、耐滑性が優れていることが実験結果からも理解できた。
<本発明に係る耐滑性靴底の実施の形態>
次に、本発明に係る耐滑性靴底1の実施の形態について説明する。
(耐滑性靴底1の素材)
まず、耐滑性靴底1の素材を説明する。
本発明に係る耐滑性靴底1の素材としては、例えば、次のような靴底成形素材が使用できる。
(1)天然ゴム、合成ゴム、例えば、ポリブタジエン系ゴム、ポリイソプレン系ゴム、スチレン・ブタジエン系ゴム、アクリルニトリルブタジエン系ゴム、ニトリル系ゴム、クロロプレン系ゴム、塩化ビニル系ゴム、エチレンプロピレン(ジエン)系ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体系ゴム、あるいはポリアミド系ゴムなどの熱可塑性弾性体から選ばれた弾性重合体。
(2)ポリエーテル系又は/及びポリエステル系のポリウレタンあるいはポリ尿素系ウレタンからなるいわゆるポリウレタン系ゴム。
(3)更に、特殊用途の耐滑性靴底用として、例えば、エピクロルヒドリン系ゴム、シリコン系ゴム、多硫化ゴムなどから選ばれた弾性重合体。
耐滑性靴底1の素材は、上述のような靴底成形素材から靴の使用目的に合わせて選ばれた1種類または複数種類の弾性重合体、または、着用環境に応じた靴底物性を得るために上述の素材から選ばれた相溶性あるいは親和性のある複数種類の弾性重合体とすることができる。そして、必要に応じて、選ばれた弾性重合体に、ゴム配合剤、例えば、カーボンブラックやホワイトカーボンなどの充填材や、加硫促進剤、着色剤、耐光(耐候)安定剤、可塑剤などを配合する。これを所定の加工工程を経て靴底成型用組成物とし、該靴底成型用組成物で耐滑性靴底1の基台部11及び主接地ブロック部12を構成する。
なお、広範囲の用途に対応した耐滑性靴底1とする場合には、耐滑性靴底1の素材として、合成ゴム、天然ゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルから選ばれた弾性重合体を使用することが好ましい。これらを耐滑性靴底の素材とすることで、靴底の硬度の調節や胛皮との接着性、加工性、耐摩耗性などの特性の調整を容易にすることができる。
また、上述した範囲内で、基台部11及び主接地ブロック部12の素材や、主接地ブロック部12硬度、耐滑性靴底1の長手方向Xに対し主接地ブロック部12の長手方向αがなす角度βを、0°〜45°となる角度、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の範囲とする。
また、主接地ブロック部12のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度は、上述したように、比較的柔らかな60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲とする。
このように、耐滑性靴底1の長手方向Xに対し主接地ブロック部12の長手方向αがなす角度βと、主接地ブロック部12のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度とをそれぞれ上述のような範囲で変えることにより、各種の靴に適応する耐滑性靴底とする。すなわち、例えば、屋内スポーツ用、屋外スポーツ用、濡れた路面、凍結路面あるいは雪道などの滑り易い路面用、金属面用、磨かれた床面用、乾いた道路用、又は、作業環境などを考慮した作業用などの、それぞれの靴の使用環境に対して適応する耐滑性靴底1を提供する。
以上のように、本発明に係る実施の形態の耐滑性靴底1では、靴の用途や、主接地ブロック部12の硬度、接地ブロック部の高さ、接地ブロック部の形状、主接地ブロック部12の配列状態などから最適な数値を決めるが、長尺形状の各主接地ブロック部12の長手方向αを、耐滑性靴底1の長手方向Xに対して0°〜45°となる角度、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の角度、さらに好ましくはほぼ0°としたため、主接地ブロック部12が床面に接触した際の当該靴底1の長手方向Xの変形を抑えることができる。
その結果、実施の形態の耐滑性靴底1では、当該靴底1の長手方向Xにおける主接地ブロック部12の耐倒れ性・耐変形性が向上するので、十分な耐滑性能を得ることができる。
また、実施の形態の耐滑性靴底1では、耐滑性靴底1の20℃におけるJIS−A硬度を、比較的柔らかな60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲、さらに好ましくは35度〜40度の範囲(耐滑性靴底1の一部を抜き出した上述の試験片2を使用した実験では、37度で良好な結果が得られたため、37度前後の硬度が好ましい。)としたため、床面に多少の凹凸が存在した場合でも、その凹凸に柔軟に対応して、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる。
その結果、本実施の形態の耐滑性靴底1およびその耐滑性靴底1を備えた靴3によれば、主接地ブロック部12の耐倒れ性・耐変形性、グリップ力の全てを満足させたことで、耐滑性能の向上させた耐滑性靴底1を提供することができる。
また、接地ブロック部12の接地面12aの表面粗さをほぼ20μm以下にして、平滑性を高くすることにより、平滑な床面や濡れた床面における接地ブロック部表面の接地面積を大きくして、耐滑性をより向上させることもできる。
(実施例1)
次に、本発明に係る耐滑性靴底1およびその耐滑性靴底1を有する靴3の実施例1について説明する。
図6は、本発明に係る実施例1の耐滑性靴底1を有する靴3の斜視図、図7は、その実施例1の耐滑性靴底1の底面を示す底面図である。
実施例1の耐滑性靴底1では、主接地ブロック部12のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度は、上述したように、比較的柔らかな60度以下の硬度で、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲とし、ここでは37度とした。
そして、図6および図7に示すように、実施例1の耐滑性靴底1では、複数の主接地ブロック部12の長手方向αが、当該靴底1の長手方向Xに対して0°すなわち平行となるように、しかも当該靴底1の踵部から爪先部に向かう長手方向Xと、その長手方向Xとは直交する幅方向Yに、2mm〜3mm程度の間隔を離して設ける。
ここで各主接地ブロック部12の長辺の長さは10mm〜80mmとする一方、短辺の長さは、図3に示す試験片2と同様に3mm程度にして、各主接地ブロック部12の形状を長方形とする。また、各主接地ブロック部12の高さは、2mm〜5mmの範囲で、主接地ブロック部12における接地面12aの表面粗さは、ほぼ20μm以下とする。
尚、長手方向Xおよび幅方向Yの各接地ブロック部12間の最適な間隔は、接地ブロック部12のJIS−A硬度や、形状、主接地ブロック部12の接地面12aの表面粗さ、更には、接地ブロック部12の配列方向等の各要素が複合的に関係して決まる要因であるため、予備試作試験で確認して決めることが好ましい。
以上のように、実施例1の耐滑性靴底1では、各接地ブロック部12の長手方向αは、耐滑性靴底1の長手方向Xに対して0°の範囲で配置されているため、当該靴底1の長手方向Xへの接地ブロック部12の変形が確実に抑えられ、床面に対する主接地ブロック部12の十分な接地面積を確保でき、耐倒れ性・耐変形性をより向上させて、当該靴底1の長手方向Xにおける耐滑性能を向上させることができる。
また、この接地ブロック部12のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度を60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲としているために、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応し、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる。
その結果、実施例1の耐滑性靴底1によれば、階段の昇降時や歩行時の耐滑性をより向上させることもできると共に、特に、油で滑り易い床面のときに耐滑性能を発揮できる。
(実施例2)
上記実施例1の耐滑性靴底1は、図6および図7に示すように、各主接地ブロック部12の長手方向αを、基台部11の底面11aに当該靴底1の長手方向Xに対し0°、すなわち平行に配置したものであるが、実施例1の耐滑性靴底1の場合、当該靴底1の幅方向Yへの耐滑性に関しては何ら考慮されていない。
そこで、この実施例2の耐滑性靴底1は、基台部11の底面11aに当該靴底1の長手方向Xに対し0°の角度をなす複数の主接地ブロック部12を、靴底1の主接地ブロック部12および副接地ブロック部13を含む全接地ブロック部の接地表面積に対し50%以上設ける一方、それ以下の割合で当該靴底1の長手方向Xに対し90°の角度、すなわち当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を設けたものである。
図8は、本発明に係る実施例2の耐滑性靴底1の底面における接地ブロック部12と副接地ブロック部13の配置例を示す底面図である。
図8に示すように、実施例2の耐滑性靴底1では、主接地ブロック部12および副接地ブロック部13を含む全接地ブロック部の接地表面積に対し50%以上の割合で当該靴底1の長手方向Xに対し0°の角度をなす実施例1の主接地ブロック部12と同様の主接地ブロック部12を設ける一方、その長手方向Xにおける主接地ブロック部12同士の間に当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる短辺と長辺とを有する長方形等の長尺状の複数の副接地ブロック部13を設けたものである。つまり、副接地ブロック部13の長手方向γは、当該靴底1の短手(幅)方向Yに対し0度すなわち平行にしたものである。
ここで、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13の構成や寸法は、実施例1の主接地ブロック部12と同様である。また、副接地ブロック部13のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度も、実施例1の主接地ブロック部12と同様に60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲である。
尚、図8では、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を、当該靴底1の長手方向Xにおける主接地ブロック部12間のスペースに設けているが、歩行時に力が集中する靴底1における爪先側端部や、踵(かかと)側端部、踏付け部等に設けるだけでも、階段の昇降時や歩行時の耐滑性をより向上させることもできる。
従って、この実施例2の耐滑性靴底1によれば、主接地ブロック部12および副接地ブロック部13を含む全接地ブロック部の接地表面積に対し50%以上の割合で当該靴底1の長手方向Xに対し0°の角度をなす実施例1の主接地ブロック部12と同様の主接地ブロック部12を設けているので、実施例1の耐滑性靴底1と同様に当該靴底1の長手方向Xへの主接地ブロック部12の耐倒れ性・耐変形性を向上させて、当該靴底1の長手方向Xにおける耐滑性能を向上させることができる。
また、この実施例2の耐滑性靴底1によれば、当該靴底1の長手方向Xにおける主接地ブロック部12同士の間に、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を設けたので、実施例1の耐滑性靴底1よりも、当該靴底1の短手(幅)方向Yへの副接地ブロック部13の耐倒れ性・耐変形性も向上させ、当該靴底1の短手(幅)方向Yにおける耐滑性能を向上させることができる。
尚、この実施例2の耐滑性靴底1では、実施例1の耐滑性靴底1と同様に、主接地ブロック部12,13のJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度を60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲とし、さらに好ましくは35度〜40度の範囲としているため、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応し、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる。
(実施例3)
上記実施例1,2では、耐滑性靴底1の主接地ブロック部12の長手方向αを当該靴底1の長手方向Xに対し0°の角度、すなわち平行になるように設けて説明したが、上述の試験片2による実験結果より、主接地ブロック部12の長手方向αを当該靴底1の長手方向Xに対し0°の角度でなく、当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜45°の範囲、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の範囲の角度で傾斜していても、耐滑性能が得られることがわかった。
そこで、実施例3の耐滑性靴底1では、図9〜図11に示すように、耐滑性靴底1の主接地ブロック部12の長手方向αを当該靴底1の長手方向Xに対して約30°の角度で傾斜させたものである。なお、実施例3の主接地ブロック部12の構成や寸法、さらにはJIS−A法に基づいて測定した20℃における硬度や表面粗さ等も、実施例1,2の主接地ブロック部12と同様である。
従って、実施例3の耐滑性靴底1によれば、実施例1の耐滑性靴底1よりは劣るものの、主接地ブロック部12の長手方向αが当該靴底1の長手方向Xに対し90°の直角をなしている場合よりは当該靴底1の長手方向Xへの主接地ブロック部12の変形が抑えられるので、床面に対する主接地ブロック部12の十分な接地面積を確保でき、耐倒れ性・耐変形性をより向上させて、当該靴底1の長手方向Xにおける耐滑性能を向上させることができると共に、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応し、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる。
(実施例4)
実施例1と同様に実施例3の耐滑性靴底1でも、耐滑性靴底1の幅方向Yへは耐滑性能が十分でないので、この実施例4では、実施例2と同様に、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を複数設けたことを特徴とする。なお、実施例2と同様に、当該靴底1の長手方向Xに対し30°の角度をなす主接地ブロック部12は、全接地ブロック部底面の接地表面積に対し50%以上の割合で設ける。
つまり、実施例4の耐滑性靴底1では、図12および図13に示すように、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を、耐滑性靴底1の主接地ブロック部12の長手方向αを当該靴底1の長手方向Xに対して30°の角度で傾斜させた主接地ブロック部12間に配置したものである。
ここで、実施例4では、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13を、歩行時に力が集中する靴底1における爪先側端部と、踵(かかと)側端部と、踏付け部に設けている。
従って、この実施例4の耐滑性靴底1によれば、当該靴底1の長手方向Xに対し30°の角度をなす主接地ブロック部12によって、実施例2の耐滑性靴底1と同様に主接地ブロック部12の耐倒れ性・耐変形性を向上させて、当該靴底1の長手方向Xにおける耐滑性能を向上させることができると共に、当該靴底1の短手(幅)方向Yに延びる複数の副接地ブロック部13によって、実施例2の耐滑性靴底1と同様に副接地ブロック部13の耐倒れ性・耐変形性も向上させて、当該靴底1の短手(幅)方向Yにおける耐滑性能を向上させることができる。
尚、この実施例4の耐滑性靴底1では、図12および図13に示すように、複数の副接地ブロック部13の長手方向γを、当該靴底1の短手(幅)方向Yと平行に設けて説明したが、本発明では、これに限らず、例えば、図14に示すように、当該靴底1の短手(幅)方向Yに対し30°程度の角度をなすように配置しても勿論良い。
(実施例5)
上記実施例1〜4では、主接地ブロック部12の平面視形状は、短辺と長辺とを有する長方形状で説明したが、本発明では、主接地ブロック部12の平面視形状は長方形に限定されるものではなく、種々の変更が可能で、例えば、図15(a)〜(p)に示すように長方形でない複雑な形状でも、平面視形状が全体として長尺形状となれば湾曲していても曲がっていても良い。
つまり、本発明の主接地ブロック部12の平面視形状は、図15(a)〜(p)に示すように、紙面における主接地ブロック部12の上下方向の長さδが、主接地ブロック部12の左右方向の長さεより長い形状であれば良い。このとき、主接地ブロック部12の平面視形状が、図15(a)等に示すように折れ線形状にすると、水や油をきるエッジが長くなり、良好な耐滑性を有する耐滑性靴底1を得ることができる。
そして、この実施例5の主接地ブロック部12でも、実施例1〜3の主接地ブロック部12と同様に20℃におけるJIS−A硬度を、比較的柔らかな60度以下の硬度、好ましくは30度〜50度の範囲であり、さらに好ましくは35度〜40度の範囲、つまり37度前後の硬度にする一方、表面粗さは20μm以下にすることが好ましい。
そして、図15(a)〜(p)に示すような主接地ブロック部12の長手方向αを、図16や図17に示すように当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜45°となる角度、好ましくは当該靴底1の長手方向Xに対して0°〜30°の角度で、さらに好ましくはほぼ0°で配置する。
従って、実施例5の耐滑性靴底1によっても、実施例1〜4の耐滑性靴底1と同様に、当該靴底1の長手方向Xへの接地ブロック部12の変形が抑えられるので、床面に対する主接地ブロック部12の十分な接地面積を確保でき、耐倒れ性・耐変形性をより向上させて、当該靴底1の長手方向Xにおける耐滑性能を向上させることができると共に、床面に多少の凹凸が存在しても柔軟に対応し、エッジ効果や接地面積を低下させること無く、耐滑性能を向上させることができる。
本発明に係る耐滑性靴底は、一般の履物、特に滑り易い作業場での作業用履物、あるいは介護用履物や体の不自由な人の履物として利用される可能性があり、更には、物品の下敷きマット、椅子・テーブルなどの耐滑材、軽車両・車椅子等のタイヤ、あるいは搬送用ベルトなどに利用される可能性がある。
1 耐滑性靴底
11 基台部
11a 底面
12 主接地ブロック部
12a 接地面
13 副接地ブロック部
2 試験片
3 靴

Claims (8)

  1. ゴム、PVC、ウレタンフォーム等の靴底成形素材により成形された耐滑性靴底であって、
    20℃におけるJIS−A硬度でおよそ60度以下の硬度であり、かつ、平面視形状が全体として長尺形状である主接地ブロック部を複数有し、
    前記主接地ブロック部の長手方向は、
    当該靴底の長手方向に対して0°〜45°となる角度で配置されていることを特徴とする耐滑性靴底。
  2. 請求項1に記載の耐滑性靴底において、
    前記主接地ブロック部は、
    当該靴底の長手方向に対して0°〜30°の角度で配置されていることを特徴とする耐滑性靴底。
  3. 請求項1または請求項2に記載の耐滑性靴底において、
    20℃におけるJIS−A硬度は、30度〜50度の範囲であることを特徴とする耐滑性靴底。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の耐滑性靴底において、
    前記主接地ブロック部は、
    長辺の長さが10mm以上80mm以下であることを特徴とする耐滑性靴底。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の耐滑性靴底において、
    前記主接地ブロック部における接地面の表面粗さは、
    ほぼ20μm以下であることを特徴とする耐滑性靴底。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一の請求項に記載の耐滑性靴底において、
    さらに、
    少なくとも爪先側である先端部と、踵側である後端部とには、前記主接地ブロック部に対しほぼ直交する方向に長手方向を有する長尺形状の副接地ブロック部を複数配置したことを特徴とする耐滑性靴底。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載の耐滑性靴底において、
    当該耐滑性靴底の全接地ブロック部の接地表面積に対する前記主接地ブロック部全ての合計接地面積の割合は、50%より大きいことを特徴とする耐滑性靴底。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一の請求項に記載の耐滑性靴底を備えたことを特徴とする靴。
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