JP2016090699A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現像器で後端掃き寄せ現象が発生する画像形成装置において、後端部の画像濃度を画処理で補正する場合に、環境変動やドラム、現像器の耐久により掃き寄せ現象の発生程度が異なる。
【解決手段】 現像器で後端掃き寄せ現象が発生する画像形成装置において、後端部の画像濃度を画処理で補正する場合に、パターン画像を形成し、パターン画像後端部の濃度を光学センサで読み取った結果に基づいて、画像後端部の濃度補正量を決定する。
【選択図】 図9
【解決手段】 現像器で後端掃き寄せ現象が発生する画像形成装置において、後端部の画像濃度を画処理で補正する場合に、パターン画像を形成し、パターン画像後端部の濃度を光学センサで読み取った結果に基づいて、画像後端部の濃度補正量を決定する。
【選択図】 図9
Description
本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置におけるトナー消費量を低減する制御に関する。
画像形成装置においてトナーの消費量の削減が切望されている。特許文献1によれば、ある程度の面積を有する画像領域については露光強度を低下させることでトナーの消費量を節約する技術が提案されている。
画像形成装置が形成する画像の縁や画像の副走査方向の後端部で過剰に現像剤が増加してしまう現象が発生する。前者はエッジ効果とよばれ、後者は掃き寄せと呼ばれている。エッジ効果および掃き寄せは画像形成装置が使用される環境条件が変化したり画像形成装置の耐久が進んだりすると、発生する度合いが変化する。
トナーの掃き寄せ量は、カラー画像形成装置、モノクロ画像形成装置に限らず装置毎に異なる。また、トナーの掃き寄せ量は、カラー画像形成装置において、各色の画像形成ユニット毎に異なる。さらに、トナーの掃き寄せ量は、画像形成条件、環境条件等によっても変動する。従って、トナーの掃き寄せによるトナー消費量の低減し、かつトナーの掃き寄せ量の変動による画像濃度の不均一化を抑制する必要がある。
本願発明の画像形成装置は、上記課題を鑑みてなされたもので、回転軸を中心に回転駆動される感光体と、前記感光体上に静電潜像を形成するために前記感光体を露光する光を出射する光源と、前記感光体の回転軸に略平行な回転軸を中心に回転駆動され、表面にトナーを担持する現像ローラを備え、前記感光体の回転とともに前記現像ローラを回転させることによって前記感光体と前記現像ローラとの間にトナーを供給し、当該トナーによって前記感光体上に形成された前記静電潜像を現像する現像装置と、を備える画像形成手段と、前記感光体上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を備え、前記中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、前記中間転写体上のトナー像に光を照射し、前記中間転写体上のトナー像からの反射光を受光し、受光光量に応じた電圧の検出信号を出力する光学センサと、画像データに基づいて前記画像形成手段にパターン画像を形成させる制御手段と、前記画像データに基づいて形成されたパターン画像からの反射光を受光することによって前記光学センサから出力された検出信号に基づいて、前記感光体の回転方向における前記パターン画像のなかの上流側端部の第1の領域の濃度を示す第1の検出値と、前記感光体の回転方向における前記パターン画像の先端部から前記第1の領域の先端部までの第2の領域の濃度を示す第2の検出値と、を取得し、前記第1の検出値と前記第2の検出値との差分を演算する演算手段と、前記演算手段によって演算された前記差分に基づいて、前記記録媒体に転写するトナー像の前記感光体の回転方向上流側端部の前記感光体の回転方向における補正対象領域に対応する画像データを補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された画像データに基づいて前記光源から光を出射させることによって前記光源に前記静電潜像を形成させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
トナー掃き寄せによるトナー消費量の低減を抑制し、かつトナーの掃き寄せ量の変動による画像濃度の不均一化を抑制することができる。
以下、実施例について説明する。
(実施例1)
図1に示す電子写真方式の画像形成装置101は、画像形成ユニット109を備える。画像形成部109は、各色に対応する画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Kを含み、それぞれのユニットは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。画像形成部109によって形成されたトナー像は、中間転写体であるところの中間転写ベルト110に各色のトナー像を転写される。
図1に示す電子写真方式の画像形成装置101は、画像形成ユニット109を備える。画像形成部109は、各色に対応する画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Kを含み、それぞれのユニットは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。画像形成部109によって形成されたトナー像は、中間転写体であるところの中間転写ベルト110に各色のトナー像を転写される。
用紙103の搬送機構について説明する。給紙カセット102に格納されている用紙103(記録媒体)に画像形成を行う装置である。用紙103は給紙ローラ104によって用紙カセット102から引き出され、さらに縦パスローラ105によって上部へ搬送される。縦パスローラ105によって搬送された用紙103は搬送ローラ106を通過し、レジストセンサ121によって先端のタイミングを検知され、レジストローラ107を通じて二次転写ローラ対108へと搬送される。
転写ローラ対108の下側ローラには転写バイアスが印加されており、転写ローラ対108に搬送された用紙103に、中間転写ベルト110上(中間転写体上)のトナー像が転写される。
転写ローラ108対においてトナー像が転写された用紙103は、定着前センサ122を通過して定着器111に搬送される。定着器111によって加熱されることによってトナー像が用紙103に定着する。定着器111を通過した用紙103は、排紙トレイ112に排出される。
サーミスタ141は画像形成装置101本体内に設置されている。サーミスタ141は、画像形成装置101本体内部の温度を検出する。なお、画像形成装置101は、不図示の湿度センサを備えていても良い。画像形成装置101は、サーミスタ141、湿度センサを用いて温度、湿度などの環境状態を測定する機構を有する。
続いて、図2を用いて画像形成部109に含まれる各色の画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Kについて説明する。各色の画像形成ユニットは同一構成であるため、図2では、色を区別することなく画像形成ユニットの各構成要素を説明する。各色の画像形成ユニットは、感光体であるところの感光ドラム151、帯電装置であるところの帯電ローラ152、露光装置(光源)であるところのレーザスキャナ153、現像装置155、クリーニング装置158およびトナーカートリッジ156を備える。トナーカートリッジ156は、感光ドラム151、帯電ローラ152、現像装置155、クリーニング装置158とは別体のユニットであり、画像形成装置101本体に対して着脱可能なトナー収容部である。なお、実施の形態は、トナーカートリッジを着脱可能な画像形成装置に限られない。例えば、実施の形態は、トナー収容部が感光ドラム、帯電ローラ、現像装置のうちの少なくとも一つと一体化されたプロセスカートリッジを着脱可能な画像形成装置でも良い。
現像装置155は、トナー格納部159、およびトナーを担持するトナー担持体としての現像ローラ154を備える。本実施例の画像形成装置101は、トナーとキャリア(磁性体)を含む現像剤を用いて二成分現像方式を採用している。即ち、トナー格納部159には、トナーと該トナーを帯電させるためのキャリアが格納されている。不図示の撹拌装置によってトナーとキャリアを含む現像剤を撹拌することによって、トナーとキャリアが摺擦し、トナーが帯電する。トナー格納部159は、不図示の補給経路によってトナーカートリッジ156に連結されている。画像を形成することによってトナー格納部159内部のトナーが消費されることに応じて、トナーカートリッジ156からトナー格納部159にトナーが補給される。
現像ローラ154は、後述する感光ドラム151の回転軸と略平行な回転軸を中心に矢印A方向に回転する。現像ローラ154には、不図示の電源から現像バイアスが印加されている。現像ローラ154に現像バイアスが印加することによって、現像ローラ154には帯電したトナーが付着する。即ち、回転する現像ローラ154にトナーを担持した状態となる。
感光ドラム151は、現像ローラ154の回転軸に略平行な回転軸を中心に矢印B方向に回転駆動される。回転駆動された感光ドラム151の表面は、帯電ローラ152によって帯電される。レーザスキャナ153は、帯電した感光ドラム151を露光するレーザ光(光ビーム)を出射する。レーザ光によって露光されることによって感光ドラム151上に静電潜像が形成される。
感光ドラム151表面のレーザ光によって露光された露光部に現像ローラ154が担持したトナーが付着することによって静電潜像が現像される。
感光ドラム151上(感光体上)に現像されたトナー像は、転写ローラ157によって中間転写ベルト110に転写される。中間転写ベルト110に転写されずに感光ドラム151上に残留したトナーは、クリーニング装置158によって感光ドラム151表面から除去される。
静電潜像が現像される過程について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、感光ドラム151と現像ローラ154は回転方向が逆方向であるカウンター現像方式によって可視トナー像を現像する様子を示した図である。
図3(a)に示すように、感光ドラム151が回転することによって現像ローラ154に感光ドラム151上の露光部171が近付くと、現像ローラ154表面上にある二成分現像剤161のうちトナー163が付着し、キャリア162が現像ローラ154上に残る。一方、感光ドラム151が回転することによって現像ローラ154に感光ドラム151上の非露光部172が近付いても、感光ドラム151上の非露光部172はトナーによって現像されない。
図3(b)は、感光ドラム151および現像ローラ154の回転によって、感光ドラム151と現像ローラ154との近接区間(現像区間)に非露光部が突入した時点のトナーの挙動を示した図である。
図3(b)に示す現像区間に非露光部の先端が突入する時点において、現像ローラ154に印加された現像バイアスの交流成分の影響によって、トナーがキャリアから遊離しやすい状態にある。即ち、トナーが現像ローラ154から感光ドラム151に移動しやすい状態となる。
また、感光ドラム151表面では非露光部172から露光部171に対して移動するように電界がかかるため、図3(c)に示すように、露光部171において感光ドラムの回転方向の上流側のエッジにトナーが集中して付着してしまう現象が生じる。
感光ドラム151の回転方向において連続する露光部171において感光ドラムの回転方向の上流側のエッジにトナーが集中して現像され、感光ドラムの回転方向の上流側のエッジにトナー像のエッジの濃度が当該トナー像の濃度の中で相対的に高い濃度になることを掃き寄せと呼ぶ。
なお、掃き寄せは、上記現像方式に限られることなく発生し得る。例えば、掃き寄せは、感光ドラムと現像ローラの回転方向が異なる現像方式でも発生し得る。また、掃き寄せは、キャリアを用いない一成分現像方式でも発生し得る。さらに、掃き寄せは、接触現像方式およびジャンピング現像方式のいずれの方式でも発生し得る。
以下、掃き寄せによる感光ドラムの回転方向の上流側のエッジにトナー像のエッジの濃度を補正する構成を以下で説明する。
まず、本実施例の画像形成装置に用いる制御部のブロック図を図5を用いて説明する。
CPU601は、ROM602に記憶された制御プログラムに従って画像形成装置をする制御部である。RAM603は、CPU601が演算したデータを一時的に保存する揮発性メモリである。
タイマ604は、CPU601が一定時間間隔で処理を行う為のインターバルタイマであり、CPU601の設定によってトリガ信号の出力間隔を変更する事が可能である。
LUT605は、画像形成装置に入力されたプリンタジョブ情報を展開したビットマップ階調データを、画像形成装置に具備されたレーザスキャナ153で露光する為にPWM出力値に変換する為のルックアップテーブルである。ルックアップテーブルの構成については後ほど詳細に説明する。
LANインターフェイス606は、画像形成装置にプリンタジョブを入力する為にPC端末を接続するLocalAreaNetworkのためのインターフェイスである。
I/Oポート607は、画像形成装置内のレジストセンサ121、定着前センサ122からの信号を受信したり、各搬送ローラを回転させるためのモータ駆動信号を出力したりするための入出力ポートである。
VideoRAM608は、レーザスキャナ153が感光ドラムを露光するための画像データを記憶するRAMである。CPU601は、例えば、LANインターフェース606から入力された画像データをビットマップデータとしてVideoRAM608に書き込む。レーザスキャナ側に具備されたレーザPWM制御部609は、VideoRAM608から出力されたビットマップデータをPWM信号に変換する。PWM信号は、半導体レーザ610(LD)からレーザ光を出射させるためのON信号(点灯データ)とレーザ光を出射させないためのOFF信号(非点灯データ)から構成される。PWM制御部609は、PWM信号をレーザドライバ617(LDD)に出力する。レーザドライバ617は、ON信号が入力された場合、レーザ光を出射させるための駆動電流をLD610に供給する。一方、レーザドライバ617は、OFF信号が入力された場合、レーザ光を出射させるための駆動電流をLD610に供給しない。
611はD/A変換器であり、CPU601から設定された値に従って、0〜3.3Vのアナログ電圧を出力するものである。612はLED発光部であり、詳細は後述する。
613はA/D変換器であり、受光部614およびサーミスタ141が出力したアナログ電圧を10ビットのデジタル値に変換する機能を持っている。
図6は、LED発光部612および受光部614を備える光学センサ113の構造を示したものである。
光学センサ113は、中間転写ベルト110に対向する位置に設けられており、LED612と受光部614が組み付けられている。
受光部614はフォトダイオードで構成され、LED612と受光部614とは所定の角度を以って組み付けられており、LED612が発光すると、中間転写ベルト110および中間転写ベルト110上に形成されたパターン画像401が反射し、その反射光を受光部614が受光する仕組みである。
パターン画像401は、4ビットのビットマップ階調レベル0〜15のうち、レベル6で一様に形成される、幅方向10mm、送り方向10mm程度の画像濃度検知用のパターンである。
これらの仕組みにより、受光部614は、パターン画像401のトナー像形成濃度に応じた光量の反射光を受光し、受光光量に応じた値の検出電圧(検出信号)をA/D変換器613に出力する構成である。
次に、図7のメモリマップを用いて、LUT605の構成を説明する。LUT605は、多値データであるビットマップ階調値(濃度データ)から2値であるPWM信号(駆動信号、あるいは駆動データ)のパルス幅を規定するための変換ルックアップテーブル681と、ビットマップ階調値から画像後端部のデータを補正するための補正値を生成するための補正ルックアップテーブル682を含む。
変換ルックアップテーブル681は、LANインターフェイス606から入力されたプリントジョブにより指定された4ビット16階調の階調データに対して、レーザPWM制御部609がどのようなデューティ比(パルス幅)でレーザダイオード610を駆動すれば良いかのデータが格納されている。
これは、レーザダイオード610が発光するレーザ光に対して、感光ドラム151の表面電位が正比例した静電潜像が形成できるわけではなく、また、現像ローラ154による可視トナー像の現像結果も、それらに正比例したトナー濃度で現像される訳ではないためである。
よって、入力される4ビット16階調の階調データに対して、実際にトナー像が現像される濃度階調がリニアな特性になるようなカーブを持った16個の値が、変換ルックアップテーブル681として設定されている。例えば、階調データが0の場合、デューティ比が20%のPWM信号が生成され、階調データが1の場合、デューティ比が23%のPWM信号が生成される。
また、掃き寄せ現象によって画像後端部における現像剤載り量が多くなる現象に対して、各階調レベルに対する補正係数を記憶したものが、画像後端部補正ルックアップテーブル682である。
補正ルックアップテーブル682は、16階調それぞれに対して、変換ルックアップテーブル681にいくつを乗じると、掃き寄せ発生による現像剤過多分を補正できるかを示した1より小さい16個の値である。
次に、図8のフローチャートを用いて、掃き寄せ現象が発生する後端部の補正情報を取得する手段について説明する。
ステップ701で後端部補正手順を開始すると、CPU601はステップ702で画像形成部109および中間転写ベルト110を駆動させ、濃度測定用のトナー像であるパターン画像401(図6参照)を形成する。パターン画像を形成する際は、掃き寄せの補正を行わない。
CPU601は、パターン画像401および中間転写ベルト110に光を照射するために光学センサ113のLEDを発光させる。そして、CPU601は、パターン画像401および中間転写ベルト110からの反射光を受光した受光部612からの出力信号に基づいてパターン画像の濃度を検出する。
具体的には、受光部614からのアナログ信号は、タイマ604によって規定される10us間隔でA/D変換器613によって量子化され、読み取り輝度値として順次RAM603へと格納される(ステップS703)。CPU603は、ステップ704でRAM603に格納された読み取り輝度値に応じたト濃度値への変換を行う。
ステップ705において、CPU601は、後端部以外の部分(第2の領域)と、後端部(第1の領域)との濃度比、即ち濃度差分を示す値の計算を行う。さらに、CPU601は、ステップ706では、計算で得られた濃度比情報を、後端部LUT領域に保存し、ステップ707で処理を終了する。
図9は、前述したステップ703で行われるパターン画像の読み取りにおいて、光学センサ113が検知する波形を用いて説明したものである。図9は、中間転写ベルト110の上方側、光学センサ113の読み取り面からパターン画像401を見た図である。この時、掃き寄せ現象はパターン画像401の進行方向(中間転写ベルト110表面の移動方向)に対して後端部に生じる。即ち、掃き寄せ現象は、パターン画像401の進行方向において当該パターン画像401の上流側端部に生じる。なお、上記第2の領域は、感光ドラムの回転方向におけるパターン画像の先端部から後端部の濃度低下領域の先端部にかけての領域である。上記第1の領域は、後端部の濃度低下領域の先端部から回転方向上流側端部にかけての領域である。
801は、受光部614の出力電圧を示したグラフである。すなわち、この電圧値において、中間転写ベルト401の下地部802では反射光量が大きいので811のように高い値を示し、パターン画像803ではトナー像によって光が拡散するので812のよう低い値となる。
さらに、後端部では掃き寄せ現象によりトナーが余分に載るので813のように更に低い値を示し、後端下地部804ではまた反射光量が大きくなるので811のように高い値に戻る。
前述のステップ705では、受光部614の出力電圧をA/D変換して得られた検知値812と検知値813の濃度比を計算し、LUT605の後端部LUT補正値領域に保存する。
ここでパターン画像401の平坦部の平均A/D検知値812が輝度381(第2の検出値)であり、同じく後端部A/D検知値813が輝度320(第1の検出値)であるとする。これに輝度濃度変換を掛けた濃度値が平坦部0.91および後端部0.97であるとすると、補正値は0.91/0.97≒0.938になり、この値をLUT605の画像後端部補正ルックアップテーブル682に保存する。
次に、図10のフローチャートを用いて、ステップ706で生成した後端部の画像処理に適用する手順について説明する。
ステップ901でプリントジョブに対する露光処理を開始すると、ステップ902でプリントジョブ情報からビットマップデータへの展開を行い、RAM603に書き込む。
さらに、ステップ903でビットマップの階調データからレーザPWM階調データへと変換すべく、LUT領域605からLUT情報を取得する。
ここで、ステップ904でビットマップデータの各画素について順次、後端部で有るか否かの判断を行い、注目画素が後端部であった場合、LUT情報にステップ706で得た後端部LUT情報を乗じる。
これらのLUT情報を以って、ステップ906でビットマップ階調データからPWMデューティ情報への変換を行う。
変換したPWMデューティ情報はステップ907でVideoRAM907へと転送し、ステップ908でレーザスキャナ153によって露光を行い、ステップ909で処理を終了する。
例えば、ステップ902で展開したビットマップデータの階調値が16階調中の3であった場合、ステップ903で変換ルックアップテーブル681よりPWMデューティ値は30.0%であると取得される。これに階調値3の端部補正ルックアップテーブル補正値682からゲイン値0.990を取得するとステップ906で、後端部のPWMデューティ比は29.7%であると決定される。記録媒体(用紙)に転写すべき画像において補正対象領域である感光ドラム回転方向下流端部(後端部)に対応する静電潜像を感光ドラムを露光することによって形成する際に、レーザドライバは、PWMデューティ比29.7%のPWM信号によってレーザのオン、オフ制御を実行する。
以上説明したように、現像部において掃き寄せ現象が発生する場合に、中間転写体にパターン画像を形成し、これをセンサで読み取る事で掃き寄せ現象の発生程度を識別する事で、画像に対して適切な画像補正制御をする事が出来る。
これによって、現像剤の消費を抑止する事と、画像劣化を抑止する事とを両立した画像形成装置の実現が可能になる。
なお、上記の実施例は、カウンター現像方式の後端掃き寄せ現象の補正について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、現像ローラと感光ドラムとの速度差によって発生する後端部の濃度が低くなる現象についても、同様の方法で画質の劣化防止を適切に行う事が可能である。
また、補正対象領域である画像の後端部の濃度補正方法は、階調データの補正に限定されるものではなく、2値の駆動データの点灯データの一部を非点灯データに変換する方法でも良い。
(実施例2)
本実施例のプリンタ装置の基本的な構成は、背景技術で述べた通りであり、第1の実施例とも重複する部分の説明は省略する。
本実施例のプリンタ装置の基本的な構成は、背景技術で述べた通りであり、第1の実施例とも重複する部分の説明は省略する。
本実施例の制御部は、実施例1の図5で説明した通りである。
図1で説明した電子写真式プリンタエンジンは、用紙上に転写された複数色の可視トナー像を熱定着器111によって永久固着するため、厚紙の場合に充分な定着を行う為にはより多くの熱量が必要である。
このため、厚紙に対して画像形成を行う場合は、充分な熱量で熱定着が可能なように画像形成速度を普通紙用の基準速度の1/2に落とした厚紙モードを設けたり、さらに坪量の大きい特厚紙については画像形成速度を普通紙用の基準速度の1/3に落とした特厚紙モードを設けたりしている。即ち、本実施例の画像形成装置は、紙の種類によって画像形成速度を変更可能な装置である。
このような厚紙モード時は、感光ドラム151や帯電ローラ152、現像ローラ154は1/2速で駆動する。そのため、後端掃き寄せ現象の発生度合いも普通紙モードの場合とは異なる。特厚紙の場合の1/3速度の場合も同様である。
よって、真に最適な後端掃き寄せの補正を行う為には、基準速の場合、1/2速の場合、1/3で駆動する場合、それぞれにおいて、掃き寄せ現象の検査用のパターンを形成し、後端掃き寄せ現象の発生度合いを反映する事が望ましい。
これらの手順について、図11〜13を用いて説明する。
図11は、LUT605について詳細に説明した図である。LUT605は、変換ルックアップテーブル681と、補正ルックアップテーブル682とによって構成されている。
変換ルックアップテーブル681は、普通紙モード用の変換LUT6811と、厚紙モード用の1/2速変換LUT6812と、特厚紙モード用の1/3速変換LUT6813とがある。
また、画像後端部補正ルックアップテーブル補正値682には、普通紙モード用の変換補正ゲイン6821と、厚紙モード用の1/2速変換補正ゲイン6822と、特厚紙モード用の1/3速変換補正ゲイン6823とがある。
次に、図12を用いて、各速度モードでの後端掃き寄せ現象の補正量検知手順について説明する。
ステップ1701で後端掃き寄せ現象の補正量検知手順を開始すると、ステップ1702で現在の速度モードが1/3速モードかを判定する。現在の速度モードが1/3速モードでない場合、さらにステップ1703で現在の速度モードが1/2速モードかを判定する。現在の速度モードが1/2速モードでない場合、つまり普通紙用の基準速モードの場合、ステップ1704へ分岐する。
ステップ1704では、図8で述べたように基準速モードにて後端掃き寄せ検知パターン画像401の形成を行い、さらにステップ1705でパターン画像401を光学センサ113で読み取る。
続けてステップ1706において光学センサ113で読み取った後端掃き寄せ部の濃度比率を演算し、ステップ1707で基準速モードの場合の後端部LUT補正値として普通紙モード用の変換補正ゲイン6821に保存し、ステップ1708に遷移して補正を終了する。
現在の速度モードが厚紙用の1/2速モードである場合、ステップ1714へと分岐する。
ステップ1714では、1/2速モードにて後端掃き寄せ検知用のパターン画像401の形成を行い、さらにステップ1715でパターン画像401を光学センサ113で読み取る。
続けてステップ1716において光学センサ113で読み取った後端掃き寄せ部の濃度比率を演算し、ステップ1717で1/2速モードの場合の後端部LUT補正値として厚紙1/2速モード用の階調→PWM変換補正ゲイン6822に保存し、ステップ1708に遷移して補正を終了する。
現在の速度モードが特厚紙用の1/3速モードである場合、ステップ1724へと分岐する。
ステップ1724では、1/3速モードにて後端掃き寄せ検知用のパターン画像401の形成を行い、さらにステップ1725でパターン画像401を光学センサ113で読み取る。
続けてステップ1726において光学センサ113で読み取った後端掃き寄せ部の濃度比率を演算し、ステップ1727で1/3速モードの場合の後端部LUT補正値として特厚紙1/3速モード用の階調→PWM変換補正ゲイン6823に保存した後、ステップ1708に遷移して補正を終了する。
以上のように図12を用いて説明したとおり、画像形成部を駆動する速度モードそれぞれでハーフトーンパターン画像を形成し、その読み取り結果をそれぞれのLUT領域に保存する事で、それぞれの速度モード毎の画像後端部補正ゲイン値を適切に設定する事が出来る。
続けて、図13を用いて、各速度モードでの後端掃き寄せ現象の補正適用手順について説明する。
ステップ1901でプリントジョブを開始すると、ステップ1902でプリントジョブ情報からビットマップデータへの展開を行い、RAM603に書き込む。
ここで、ステップ1903で現在の速度モードが1/3速モードかを判定し、現在の速度モードが1/3速モードでない場合、さらにステップ1904で現在の速度モードが1/2速モードかを判定する。現在の速度モードが1/2速モードでない場合、普通紙用の基準速モードであるとして、ステップ1905へ分岐する。
ステップ1905ではビットマップの階調データからレーザPWM階調データへと変換すべく、LUT領域605から普通紙モード用の階調→PWM変換LUT6811を取得する。
現在の速度モードが1/2速モードである場合、ステップ1915へ分岐する。ステップ1915では、LUT領域605から厚紙モード用の階調→PWM変換LUT6812を取得する。
同様に、現在の速度モードが1/3速モードである場合、ステップ1925へ分岐する。ステップ1925では、LUT領域605から特厚紙モード用の階調→PWM変換LUT6813を取得する。
このようにビットマップデータの階調をPWM情報に変換するルックアップテーブルが確定すると、今度はステップ1906で順次、走査する画素について後端部で有るか否かの判断を行う。
注目画素が後端部であった場合、ステップ1907へ分岐して現在の速度モードが1/3速モードかを判定し、さらにステップ1908では現在の速度モードが1/2速モードかを判定の判定を行う。
ステップ1907とステップ1908の判定の結果、現在の速度が普通紙用の基準速モードであった場合、ステップ1909へ分岐して基準速の後端部用のLUT補正ゲイン6821を乗じる。
同様にステップ1907とステップ1908の判定の結果、現在の速度が厚紙用の1/2速モードであった場合、ステップ1919へ分岐して1/2速の後端部用のLUT補正ゲイン6822を乗じる。
同じく、現在の速度が特厚紙用の1/3速モードであった場合、ステップ1929へ分岐して1/3速の後端部用のLUT補正ゲイン6823を乗じる。
これら速度毎の後端部用のゲイン補正係数を乗じた上で、ステップ1930へ遷移し、ビットマップデータの階調をPWMデューティへと変換する。そして、ステップ1931で変換結果のPWMデューティ値をVideoRAMへと転送する。
さらにステップ1932でVideoRAM中のPWM情報に従って露光を行い、ステップ1933で制御を終了する。
以上説明したように、現像部において掃き寄せ現象が発生する電子写真式のプリンタ装置において、複数の現像速度モードが存在する場合に、それぞれの速度モードで中間転写体にパターン画像を形成し、これをセンサで読み取り速度毎の後端部補正ゲイン値を保存しておく事で後端掃き寄せ部分の画像補正制御を適切なパラメータで実施する事が出来る。
これによって、より正確に現像剤の消費を抑止する事と、画像劣化を抑止する事とを両立した画像形成装置を実現する事が可能となる。
(実施例3)
本実施例のプリンタ装置の基本的な構成は、背景技術で述べた通りであり、第1の実施例とも重複する部分の説明は省略する。
本実施例のプリンタ装置の基本的な構成は、背景技術で述べた通りであり、第1の実施例とも重複する部分の説明は省略する。
本実施例の制御部は、実施例1の図5で説明した通りである。
図1で説明した電子写真式プリンタエンジンは、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色の可視トナー像をそれぞれ現像し、中間転写ベルト110に多重転写して、用紙上に二次転写する構成である。
このようなカラー電子写真プリンタエンジンは、複数色を重ねて転写するため、それぞれの中間階調レベルの現像濃度が揃っていなければ、用紙上で混色したカラー画像が正しいカラーバランスで表現する事が出来ない。
そのため、プリントジョブを実行する前にハーフトーンパターン画像を形成し、光学センサ113のような反射光量センサを設けてこれを読み取る事で、ハーフトーン濃度が所望のレベルとなっているかを検知し、これを補正するLUT605を設けている。
背景技術で述べた後端掃き寄せ現象は、現像部において感光ドラム151上で電荷のない露光部から、電荷のある非露光部へと回転する際に非磁性トナーが遊離することによって発生するが、それゆえハーフトーンパターン画像の階調レベルによって静電潜像の密度が異なるため、掃き寄せ現象の発生度合いが異なる。
よって、先に述べた4色のカラー像を、画像後端部においても適切なカラーバランスで実現するためには、様々な中間階調(中間調)でそれぞれ適切な掃き寄せ現象の補正が行われる事が望ましい。
これらの補正方法について、図14〜16を用いて説明する。
まず、図14を用いて、ビットマップデータの各階調値に対する後端掃き寄せ現象の検知手順について説明する。
ステップ2701で後端掃き寄せ現象の補正量検知手順を開始すると、まず、ステップ2702で16階調中の4階調でパターン画像411を形成する。これをステップ2703で光学センサ113を用いてA/D変換値として読み取り、続けてステップ2704で検出したA/D変換値を輝度値から濃度値へテーブル変換を行う。
さらにステップ2705でパターン画像411の中央付近の読み取り値を複数点から平均化し、ステップ2706で検出結果を元に、ビットマップ階調値4に対するPWMデューティ値の更新を行う。
これに続いてステップ2707で中央付近の読み取り平均値と、後端部の濃度比率を計算し、ステップ2708でビットマップ階調値4に対する補正ゲイン値をLUT605に保存する。
ステップ2702〜ステップ2708では、ビットマップ階調値4の場合のハーフトーン濃度を光学センサ113で読み取り、ビットマップ階調値に対するPWMデューティ対応値の更新と、後端部の濃度変化を抑止するためのPWMデューティ補正ゲイン値の更新を行った。
ステップ2712からステップ2718では、同様にビットマップ階調値8の場合のPWMデューティ対応値の更新と、後端部の濃度変化を抑止するためのPWMデューティ補正ゲイン値の更新を行う。
ステップ2712で16階調中の8階調でパターン画像412を形成する。これをステップ2713で光学センサ113を用いて読み取り、続けてステップ2714で検出したA/D変換値を濃度値に変換する。
さらにステップ2715でパターン画像412の中央付近の読み取り値を複数点から平均化し、ステップ2716で検出結果を元にビットマップ階調値8に対するPWMデューティ値の更新を行う。
これに続いてステップ2717で中央付近の読み取り平均値と、後端部の濃度比率を計算し、ステップ2718でビットマップ階調値8に対する補正ゲイン値をLUT605に保存する。
同様に、ステップ2722からステップ2728では、同様にビットマップ階調値8の場合のPWMデューティ対応値の更新と、後端部の濃度変化を抑止するためのPWMデューティ補正ゲイン値の更新を行う。
ステップ2722で16階調中の12階調でパターン画像413を形成する。これをステップ2723で光学センサ113を用いて読み取り、続けてステップ2724で検出したA/D変換値を濃度値に変換する。
さらにステップ2725でパターン画像413の中央付近の読み取り値を平均化し、ステップ2726で検出結果を元にビットマップ階調値12に対するPWMデューティ値の更新を行う。
これに続いてステップ2727で中央付近の読み取り平均値と、後端部の濃度比率を計算し、ステップ2728でビットマップ階調値12に対する補正ゲイン値をLUT605に保存し、ステップ2729で一連の補正手順を終了する。
ステップ2702〜ステップ2728で述べたパターン画像411、412、413と、それに応じて光学センサ113が検出する反射光量との関係について、図15を用いて説明する。
中間転写ベルト110上には、ステップ2702で階調値4のパターン画像411が、ステップ2712で階調値8のパターン画像412が、ステップ2722で階調値12のパターン画像413が形成されている。
光学センサ113が検出する反射光量波形811は、パターン画像によって反射光が拡散すると光量が減少するが、階調値=パターン画像の形成濃度に従った変化を示す。
区間812はパターン画像が形成される前の状態であり、中間転写ベルト110の下地部であるため、反射光量が大きい。
区間813は階調値4のパターン画像411の中央部であり、ステップ2705で検出値が平均化される区間であって、検出値815を示す。
区間814は階調値4のパターン画像411の後端部であり、検出値816を示し、ステップ2707において検出値815との比から後端部の濃度比を演算するために用いられる。
階調値4のパターン画像411と、階調値8のパターン画像412との間には切り替え時間が有り、再び中間転写ベルト110の下地部が現れるため、区間822は反射光量が大きい値に戻る。
区間823は階調値8のパターン画像412の中央部であり、ステップ2715で検出値が平均化される区間であって、検出値825を示す。
区間824は階調値8のパターン画像412の後端部であり、検出値826を示し、ステップ2717において検出値825との比から後端部の濃度比を演算するために用いられる。
階調値8のパターン画像412と、階調値12のパターン画像413との間にも同様には切り替え時間が有り、再び中間転写ベルト110の下地部が現れるため、再び区間832は反射光量が大きい値に戻る。
区間833は階調値12のパターン画像413の中央部であり、ステップ2725で検出値が平均化される区間であって、検出値835を示す。
区間834は階調値12のパターン画像413の後端部であり、検出値836を示し、ステップ2727において検出値835との比から後端部の濃度比を演算するために用いられる。
以上の処理手順により、階調値4、階調値8、階調値12でのビットマップ階調値からPWMデューティ値へのLUTを、実際の画像形成濃度が適切な濃度となるよう更新する。
また、画像後端部の濃度補正について、PWMデューティのゲイン補正値を実際の画像後端部の濃度に応じて適切な補正が可能なように更新する。
以上を適用するために、図16を用いてプリントジョブに対する画像形成動作を説明する。
ステップ2901でプリントジョブに対する画像形成動作をスタートすると、まずステップ2902でビットマップデータの展開を行う。続けてステップ2903でビットマップデータの階調値に応じて、LUT605から階調値に対応するPWMデューティを選択する。
さらに、ステップ2904で露光する各画素について後端部か否かの判断を行い、後端部である場合ステップ2905へと分岐する。
ステップ2905では後端部画素の階調値に応じたPWM補正ゲイン値をLUT605から取得する。
ステップ2906で、階調に対して選択したPWMデューティと、PWM補正値から、ビットマップ階調からPWMデューティ値への変換を行う。
ステップ2907で、変換したPWM値をVideoRAMへ順次転送し、レーザスキャナ153でレーザPWM露光を行い、ステップ2909で一連の手順を終了する。
以上説明したように、現像部において掃き寄せ現象が発生する電子写真式のプリンタ装置において、複数の階調レベルにおいて掃き寄せ現象の発生程度が異なる場合に、それぞれの階調レベルで中間転写体にパターン画像を形成し、これをセンサで読み取り速度毎の後端部補正ゲイン値を保存しておく事で後端掃き寄せ部分の画像補正制御を適切なパラメータで実施する事が出来る。
これによって、いかなる中間階調を含むプリントジョブであっても、より正確に現像剤の消費を抑止する事と、画像劣化を抑止する事とを両立した画像形成装置の実現が可能となる。
101 画像形成装置
153 レーザスキャナ
154 現像ローラ
155 現像器
151 感光ドラム
601 CPU
605 LUT
153 レーザスキャナ
154 現像ローラ
155 現像器
151 感光ドラム
601 CPU
605 LUT
Claims (5)
- 回転軸を中心に回転駆動される感光体と、
前記感光体上に静電潜像を形成するために前記感光体を露光する光を出射する光源と、前記感光体の回転軸に略平行な回転軸を中心に回転駆動され、表面にトナーを担持する現像ローラを備え、前記感光体の回転とともに前記現像ローラを回転させることによって前記感光体と前記現像ローラとの間にトナーを供給し、当該トナーによって前記感光体上に形成された前記静電潜像を現像する現像装置と、を備える画像形成手段と、
前記感光体上に現像されたトナー像が転写される中間転写体を備え、前記中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
前記中間転写体上のトナー像に光を照射し、前記中間転写体上のトナー像からの反射光を受光し、受光光量に応じた電圧の検出信号を出力する光学センサと、
画像データに基づいて前記画像形成手段にパターン画像を形成させる制御手段と、
前記画像データに基づいて形成されたパターン画像からの反射光を受光することによって前記光学センサから出力された検出信号に基づいて、前記感光体の回転方向における前記パターン画像のなかの上流側端部の第1の領域の濃度を示す第1の検出値と、前記感光体の回転方向における前記パターン画像の先端部から前記第1の領域の先端部までの第2の領域の濃度を示す第2の検出値と、を取得し、前記第1の検出値と前記第2の検出値との差分を演算する演算手段と、
前記演算手段によって演算された前記差分に基づいて、前記記録媒体に転写するトナー像の前記感光体の回転方向上流側端部の前記感光体の回転方向における補正対象領域に対応する画像データを補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された画像データに基づいて前記光源から光を出射させることによって前記光源に前記静電潜像を形成させる駆動手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録媒体上に形成すべきトナー像の濃度値を示す多値の階調データに基づいて、前記光源から光を出射させるための点灯データ及び前記光源から光を出射させない非点灯データから構成される2値の駆動データを生成するデータ生成手段を備え、
前記画像データは、前記多値の階調データであり、
前記補正手段は、前記補正対象領域の濃度値が減じるように、前記差分に基づいて前記補正対象領域に対応する前記多値の階調データを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記記録媒体上に形成すべきトナー像の濃度値を示す多値の階調データに基づいて、前記光源から光を出射させるための点灯データと前記光源から光を出射させない非点灯データから構成される2値の駆動データを生成するデータ生成手段を備え、
前記画像データは、前記2値の駆動データであり、
前記補正手段は、前記補正対象領域の濃度値が減じるように、前記差分に応じた前記補正対象領域に対応する点灯データの一部を非点灯データに変換することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、記録媒体の種類に応じて画像形成速度を変更可能な装置であって、
前記制御手段は、複数の前記画像形成速度で前記画像形成手段に前記パターン画像を形成させ、
前記演算手段は、前記複数の画像形成速度それぞれのパターン画像に対して前記第1の検出値と前記第2の検出値との差分を演算し、
前記補正手段は、前記演算手段によって演算された前記画像形成速度毎の前記差分と前記画像形成速度とに基づいて、前記記録媒体に転写するトナー像の前記感光体の回転方向上流側端部の前記感光体の回転方向における補正対象領域に対応する画像データを補正することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像形成手段に複数の濃度の前記パターン画像を形成させ、
前記複数の濃度のパターン画像それぞれに対して前記第1の検出値と前記第2の検出値との差分を演算し、
前記補正手段は、前記演算手段によって演算された前記複数の濃度毎の前記差分と前記記録媒体に転写すべきトナー像の濃度とに基づいて、前記記録媒体に転写するトナー像の前記感光体の回転方向上流側端部の前記感光体の回転方向における補正対象領域に対応する画像データを補正することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2019128368A (ja) * | 2018-01-19 | 2019-08-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム |
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-
2014
- 2014-10-31 JP JP2014222637A patent/JP2016090699A/ja active Pending
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