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JP2016084583A - フレーム部材 - Google Patents

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JP2016084583A
JP2016084583A JP2014216459A JP2014216459A JP2016084583A JP 2016084583 A JP2016084583 A JP 2016084583A JP 2014216459 A JP2014216459 A JP 2014216459A JP 2014216459 A JP2014216459 A JP 2014216459A JP 2016084583 A JP2016084583 A JP 2016084583A
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groove
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力 小林
Tsutomu Kobayashi
力 小林
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

【課題】設置個所や用途に応じて取り付け方法を変更した形状選択を行うことができるフレーム部材を提供する。【解決手段】フレーム部材100のカバー体20は、蓋部21と、蓋部21の幅方向の両端部に立設する第1側壁部22及び第2側壁部23とを備え、蓋部21は、第1側壁部22に接続される第1蓋部21Aと第2側壁部23に接続される第2蓋部21Bとが、幅方向の中央部に長さ方向に沿って形成された凹溝部24を介して互いに平行に接続され、第1側壁部22の蓋部21とは反対側の側部には、凹溝部24を開口溝11の一方の切片端部10aに係合させた際に、開口溝11の他方の切片端部10bを係合可能な第1係止溝部27dが設けられ、第2側壁部23の蓋部21とは反対側の側部には、第1蓋部21Aと第1側壁部22とを基体10内に嵌合させた際に、開口溝11の他方の切片端部10bを係合可能な第2係止溝部28dが設けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、電気配線等を引き回す際に使用される配線カバーやパーティションの接続部材等の用途に使用されるフレーム部材に関する。
壁面や基材等に沿って電気配線等を引き回す際に用いられる配線カバーや、パーティション等のパネルを連結する際に用いられる連結部品等の様々なフレーム部材が知られている。
例えば、特許文献1には、床面等に止着した基体の上方からカバー体を押し付けて、基体の係合突起とカバー体の係止突起とを係合させることにより、カバー体を基体に取り付ける配線用カバーが開示されている。
また、特許文献2には、造作材本体の配線収容部内に凹段部を形成し、この凹段部にキャップ体の取付用脚部を嵌め込むことにより、キャップ体を造作材本体に取り付ける配線収容造作材が開示されている。
特許文献3には、壁面や机等に沿って配置された配線ダクトに配線器具を取り付けるための構造が開示されており、この構造では、配線器具に器具取り付け枠を被嵌して、その器具取り付け枠の係止片を配線ダクトに形成された枠係止溝に係止して、配線器具を配線ダクトに取り付ける。
また、特許文献4には、硬質材料からなる本体に空隙の開口部を塞ぐ可撓弾性材料からなる蓋片を一体に成形した建築用のモール材が開示されており、この建築用のモール材においては、蓋片に対して指で押し込むことにより本体の内部の空隙に配線類やビス等の固定部材を挿入できる。
さらに、特許文献5には、支柱と塀パネルとの連結を回動方式で行う支柱と塀パネルとの連結構造が開示されており、この連結構造においては、互いに回転自在に設けられた支柱と塀パネルとを、連結金具で連結する。
また、特許文献6では、二つのすべりみぞの間に延びる壁組立体の端縁に結合部材が備えられており、その結合部材がすべりみぞに結合されていない自由な柱と係合することにより、その柱に壁組立体の側部を相互にロックして、柱を介して二つの壁組立体を連結する。
特開平10‐80038号公報 特開2006‐207172号公報 特開平9‐46852号公報 特開2005‐139739号公報 特開平5‐18150号公報 特開平7‐189371号公報
特許文献1又は特許文献2に記載されるような配線収納を目的とした部材は、使用される箇所が床面や壁の縁周り等に限定される。また、屋内での配線施工では、特許文献3又は特許文献4に記載されるように、収納部となるケースの施工を行った後に、配線の収納や配線器具の備え付けが行われるため、現場での電気工事が必要となる。さらに、特許文献5又は特許文献6に記載されるように、それぞれの接続が容易なパーティション接続構造が知られているが、各パーティションを平面接続ではなく直角(90°)に接続する場合には、専用の部材が別途必要となることに加えて、パーティション端面はカバーなどの処理が必要となる。
このように、特許文献1から6に記載されるフレーム部材は、いずれも設置個所や用途が限定されており、設置個所や用途を変更する場合には、別のフレーム部材を用意しなければならない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、設置個所や用途に応じて取り付け方法を変更した形状選択を行うことができるフレーム部材を提供することを目的とする。
本発明のフレーム部材は、筒体の一部を一組の切片端部の間で長さ方向に沿って切欠いて開口溝を形成してなる基体と、前記基体に取り付けられて前記一組の切片端部の間の前記開口溝を閉塞するカバー体とを備え、前記カバー体は、帯板状の蓋部と、該蓋部の幅方向の両端部に立設する第1側壁部及び第2側壁部とを備え、前記蓋部は、前記第1側壁部に接続される第1蓋部と第2側壁部に接続される第2蓋部とが、幅方向の中央部に長さ方向に沿って形成された凹溝部を介して互いに平行に接続され、前記第1側壁部の前記蓋部とは反対側の側部には、前記第2蓋部と前記第2側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記凹溝部を該開口溝の一方の切片端部に係合させた際に、該開口溝の他方の切片端部を係合可能な第1係止溝部が設けられ、前記第2側壁部の前記蓋部とは反対側の側部には、前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記基体内に嵌合させた際に、前記開口溝の前記他方の切片端部を係合可能な第2係止溝部が設けられる。
カバー体は、第1係止溝部に開口溝の他方の切片端部を係合させた第1姿勢と、第2係止溝部に開口溝の他方の切片端部を係合させた第2姿勢との二つの姿勢で基体に取り付けることができる。そして、カバー体は、第1姿勢においては、第2蓋部と第2側壁部とを基体の内部に挿入して、外面に露出する第1蓋部と第1側壁部とにより開口溝を塞いで基体に取り付けられ、第2姿勢においては、第1蓋部と第1側壁部とを基体の内部に挿入して、外面に露出する第2蓋部と第2側壁部とにより開口溝を塞いで基体に取り付けられる。すなわち、カバー体は、第1蓋部と第1側壁部とにより開口溝を塞ぐ形態(第1姿勢)と、第2蓋部と第2側壁部とにより開口溝を塞ぐ形態(第2姿勢)とのいずれか選択して取り付けることができる。
したがって、本発明のフレーム部材においては、第1姿勢による第1蓋部と第1側壁部とを外面に露出させた形状意匠と、第2姿勢による第2蓋部と第2蓋部とを外面に露出させた形状意匠とを異なる形状意匠に形成しておくことにより、単一の部材でこれらの二形態のいずれかを選択して用いることができ、設置個所や用途に応じてカバー体の取り付け方法を変更した形状選択を行うことができる。
なお、基体とカバー体の少なくともいずれかが弾性部材で形成される場合にあっては、その撓みを利用して基体とカバー体とを取り付けることができる。この際、基体の開口溝の一方の切片端部を回転支点として凹溝部又はその近傍位置で、基体に対してカバー体を回転させることにより、開口溝の他方の切片端部に第1係止溝部又は第2係止溝部を係合させることができ、基体とカバー体とを容易に組み合わせることができる。このように、基体とカバー体とは、これらの長さ方向へ互いに滑らせて移動させることなく組み合わせられることから、設置個所が限定されることがなく、広範囲で使用することができる。
本発明のフレーム部材において、前記基体は、帯板状の底板部と、該底板部の幅方向の両端部に該底板部に垂直に立設する第1立壁部及び第2立壁部とを備え、前記第1立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記第2立壁部の先端側に向かって傾斜する傾斜板部が設けられ、前記第2立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記底板部と平行に突出する突出板部が設けられ、前記開口溝の一方の切片端部が前記傾斜板部の先端部とされ、前記開口溝の他方の切片端部が前記突出板部の先端部とされ、前記カバー体の前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第2係止溝部を前記突出板部の先端部に係合させた際に、前記第1側壁部と前記第2側壁部とが前記底板部に平行に配置され、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記傾斜板部に平行に配置され、前記第1側壁部が前記底板部に当接し、前記第1蓋部が前記傾斜板部に当接して配置される。
本発明のフレーム部材において、前記基体は、帯板状の底板部と、該底板部の幅方向の両端部に該底板部に垂直に立設する第1立壁部及び第2立壁部とを備え、前記第1立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記第2立壁部の先端側に向かって傾斜する傾斜板部が設けられ、前記第2立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記底板部と平行に突出する突出板部が設けられ、前記開口溝の一方の切片端部が前記傾斜板部の先端部とされ、前記開口溝の他方の切片端部が前記突出板部の先端部とされ、前記カバー体の前記第2蓋部と前記第2側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第1係止溝部を前記突出板部の先端部に係合させた際に、前記第1側壁部と前記第2側壁部とが前記底板部に平行に配置され、前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記第2立壁部との先端側とは逆方向に向かって傾斜して配置される。
このように構成されるフレーム部材では、第2係止溝部を突出板部の先端部に係合させた第2姿勢において、第1側壁部が底板部に当接し、第1蓋部が傾斜板部に当接して配置されることにより、基体内に第1蓋部と第1側壁部とを嵌合させる。そして、この第2姿勢においては、第1蓋部と第2蓋部とが傾斜板部に平行に配置され、第2蓋部の表面が傾斜板部の表面を延長するようにして配置されるので、第2立壁部の先端側に向かって傾斜する傾斜面を主とする形状意匠を形成することができる。一方、第1係止溝部を突出板部の先端部に係合させた第1姿勢においては、第1蓋部が第2立壁部の先端側とは逆方向に向かって傾斜し、第1側壁部の裏面側に隠れて配置されるので、第1側壁部の平面を主とする形状意匠を形成することができる。
したがって、基体とカバー体とを第1姿勢と第2姿勢とのいずれで組み合わせるかにより、フレーム部材の突出板部の正面から視た形状意匠を傾斜面と平面とで容易に変更することができる。
本発明のフレーム部材において、前記凹溝部の前記第1蓋部側には、前記第1蓋部の表面から突出させた突起部が設けられており、前記突起部の前記第1蓋部側の基端部に前記凹溝部と平行に凹状のガイド面部が設けられているとよい。
カバー体と基体とを第2姿勢により組み合わせる際に、開口溝の一方の切片端部にガイド面部を重ねて配置することで、開口溝の一方の切片端部を回転支点としてカバー体を円滑に回転させることができる。また、このようにしてカバー体を一方の切片端部周りに回転させる際に、ガイド面部と凹溝部との間に設けた突起部はストッパとして機能するので、回転中において一方の切片端部からガイド面部が外れることを防止でき、容易にカバー体と基体とを組み合わせることができる。
本発明のフレーム部材において、前記第1蓋部の表面が前記第2蓋部の表面よりも低く設けられ、前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第2係止溝部を前記突出板部の先端に係合させた際に、前記第2蓋部の表面と前記傾斜板部の表面とが同じ高さに設けられる。
第2蓋部の表面と傾斜板部の表面とを同じ高さに設けることで、フレーム部材の第2姿勢における形状の意匠性をより向上させることができる。
本発明のフレーム部材によれば、単一の部材でありながら、設置個所や用途に応じて取り付け方法を変更した形状選択を行うことができる。
本発明の実施形態のフレーム部材の斜視図である。 図1に示すフレーム部材の横断面図である。 図1に示すフレーム部材を各部品に分解した分解断面図である。 図1に示すフレーム部材の要部断面図であり、フレーム部材の第1姿勢による組み立てを説明する図である。 図1に示すフレーム部材の要部断面図であり、フレーム部材の第2姿勢による組み立てを説明する図である。 基体とカバー体との組み合わせ例を説明する断面図である。 図1に示すフレーム部材を取り付けたドアフレームの斜視図である。 図7に示すドアフレームの要部拡大図である。
以下、本発明のフレーム部材の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態のフレーム部材100は、図7及び図8に示すように、壁面や基材等に沿って電気配線等を引き回す際に用いられる配線カバーや、パーティション等のパネルを連結する際に用いられる連結部品などに使用されるものである。
本実施形態のフレーム部材100は、図1から図3に示すように、壁面や基材等に取り付けられるメイン部材50と、このメイン部材50に取り付けられるカバー体20及び被覆板30とを有する構成とされ、図7及び図8に示すように、ドアフレーム200に取り付けて、スイッチ101や電力コンセント102、さらにこれらの配線103を内部に収容することができる。なお、これらメイン部材50、カバー体20及び被覆板30は、樹脂部材により形成される。
メイン部材50は、図2に示すように、帯板状の連結板51の幅方向の両端部に、カバー体20が取り付けられる一対の基体10が設けられ、連結板51を介して左右対称の形状とされる。
各基体10は、筒体の一部を一組の切片端部10a,10bの間で長さ方向に沿って切欠いて開口溝11を形成した形状とされ、メイン部材50の左右に設けられた基体10の開口溝11のそれぞれに、その開口溝11を閉塞するカバー体20が取り付けられるようになっている。また、被覆板30は、一対の基体10に取り付け可能に設けられ、連結板51と平行に配置される。
具体的には、基体10は、帯板状の底板部12と、その底板部12の幅方向の両端部に、その底板部12に垂直に立設する第1立壁部13及び第2立壁部14とを備え、この第1立壁部13の底板部12とは反対側の側部に、第2立壁部14の先端側に向かって傾斜する傾斜板部15が設けられ、第2立壁部14の底板部12とは反対側の側部に、底板部12と平行に突出する突出板部16が設けられ、これら底板部12、第1立壁部13、第2立壁部14、傾斜板部15及び突出板部16により、筒状に形成される。そして、傾斜板部15の先端部(開口溝11の一方の切片端部10a)と突出板部16の先端部(開口溝11の他方の切片端部10b)との間に開口溝11が形成されている。以下、傾斜板部15の先端部についても開口溝11の一方の切片端部10aと同一の符号10aを付して説明を行い、突出板部16の先端部についても開口溝11の他方の切片端部10bと同一の符号10bを付して説明を行う。
カバー体20は、図3に示すように、帯板状の蓋部21と、その蓋部21の幅方向の両端部に立設する第1側壁部22及び第2側壁部23とを備える形状とされ、図4(c)に示す第1姿勢と、図5(c)に示す第2姿勢とのいずれかを選択して基体10に取り付けることが可能となっている。
蓋部21は、第1側壁部22に接続される第1蓋部21Aと、第2側壁部23に接続される第2蓋部21Bとが、幅方向の中央部に長さ方向に沿って形成された凹溝部24を介して互いに平行に接続された形状とされる。また、第1蓋部21Aの表面が第2蓋部21Bの表面よりも低く設けられ、図5(c)に示す第2姿勢で基体10に取り付けた際に、第2蓋部21Bの表面と傾斜板部15の表面とが同じ高さに設けられる。また、凹溝部24の第1蓋部21A側には、第1蓋部21Aの表面から突出させた突起部25が設けられており、突起部25の第1蓋部21A側の基端部に凹溝部24と平行に凹状のガイド面部26が形成されている。
そして、第1側壁部22の蓋部21とは反対側の側部には、図4(c)に示すように、第2蓋部21Bと第2側壁部23とを基体10の開口溝11から基体10の内部に挿入して凹溝部24を傾斜板部15の先端部10aに係合させた際、すなわち第1姿勢において、突出板部16の先端部10bと係合可能な第1係止溝部27dを有する第1係止爪27が設けられる。一方、第2側壁部23の蓋部21とは反対側の側部には、図5(c)に示すように、第1蓋部21Aと第1側壁部22とを開口溝11から基体10の内部に挿入して基体10内に嵌合させた際、すなわち第2姿勢において、突出板部16の先端部10bと係合可能な第2係止溝部28dを有する第2係止爪28が設けられる。
また、カバー体20は、図5(c)に示す第2姿勢で基体10に取り付けられた際に、第1側壁部22と第2側壁部23とが底板部12に平行に配置され、第1蓋部21Aと第2蓋部21Bとが傾斜板部15に平行に配置され、基体10の内部に挿入した第1側壁部22が底板部12のリブ状の受け部12sに当接し、第1蓋部21Aが傾斜板部15の裏面に当接して配置されるようになっており、図3に示すように、傾斜板部15と底板部12とのなす角度は、第1蓋部21Aと第1側壁部22とのなす角度と同じ角度αに設けられるので、基体10内に第1蓋部21Aと第1側壁部22とを嵌合させることができる。なお、第1側壁部22と第2側壁部23とが平行に配置され、第1蓋部21Aと第2蓋部21Bとが平行に配置されるので、第2蓋部21Bと第2側壁部23とのなす角度βは、角度αと補角の関係にあり、(180°−α)に設けられる。
図4(c)に示す第1姿勢においては、カバー体20は、第2蓋部21Bと第2側壁部23とを基体10の内部に挿入して、外面に露出する第1蓋部21Aと第1側壁部22とにより開口溝11を塞いで、基体10に取り付けられる。この際、カバー体20は、傾斜板部15の先端部10aを凹溝部24に係合させるとともに、第1係止溝部27dに突出板部16の先端部10bを係合させることにより、基体10に固定される。
一方、図5(c)に示す第2姿勢においては、カバー体20は、第1蓋部21Aと第1側壁部22とを基体10の内部に挿入して、外面に露出する第2蓋部21Bと第2側壁部23とにより開口溝11を塞いで、基体10に取り付けられる。この際、カバー体20の第1側壁部22が底板部12の受け部12sに当接し、第1蓋部21Aが傾斜板部15の内面に当接して配置されることにより、基体10内に第1蓋部21Aと第1側壁部22とを嵌合させることができ、このようにして基体10内に第1蓋部21Aと第1側壁部22とを嵌合させるとともに、第2係止溝部28dに突出板部16の先端部10bを係合させることにより、カバー体20が基体10に固定される。
このように、カバー体20は、第1蓋部21Aと第1側壁部22とにより開口溝11を塞ぐ形態(第1姿勢)と、第2蓋部21Bと第2側壁部23とにより開口溝11を塞ぐ形態(第2姿勢)とのいずれか選択して取り付けることができる。
この場合、第2姿勢においては、第1蓋部21Aと第2蓋部21Bとが傾斜板部15に平行に配置され、第2蓋部21Bの表面が傾斜板部15の表面を延長するようにして配置されるので、第2立壁部14の先端側に向かって傾斜する傾斜面を主とする形状意匠を形成することができる。
一方、第1係止溝部27dを突出板部16の先端部10bに係合させた第1姿勢においては、第1蓋部21Aと第2蓋部21Bとが第2立壁部14の先端側とは逆方向に向かって傾斜し、第1側壁部22と第2側壁部23とが基体10の底板部12と平行に設けられる。この第1姿勢において、第1側壁部22は、突出板部16を延長するようにして配置され、基体10の第2立壁部14から立設する底板部12の高さとほぼ同じ高さに設けられる。このため、建築物の壁際にフレーム部材100を配置する場合などでは、第1蓋部21Aは、突出板部16の正面から視ると、第1側壁部22の裏面側に隠れて配置され、また、カバー体20の第1蓋部21Aと第1側壁部22とを接続する角部と、基体10の底板部12と第1立壁部13とを接続する角部とが、底板部12及び突出板部16に対してほぼ直角方向に並んで配置されるので、第1側壁部22の平面を主とする形状意匠を形成することができる。
したがって、基体10とカバー体20とを第1姿勢と第2姿勢とのいずれで組み合わせるかにより、フレーム部材100の突出板部16の正面から視た形状意匠を傾斜面と平面とで容易に変更することができる。
なお、被覆板30は、図1から図3に示すように、帯板状の外装板31と、外装板31の幅方向の両側部に配置される一組の係止爪32とを備え、メイン部材50の基体10どうしの間を接続するように連結板51と平行に配置される。そして、この被覆板30は、各係止爪32の係止溝部32dを、基体10の突出板部16とは反対側に突出する帯板部17の先端部と係合させることにより、メイン部材50に固定される。
このように構成されるフレーム部材100においては、基体10とカバー体20とを弾性部材で形成することにより、その撓みを利用して基体10とカバー体20とを取り付けることができる。本実施形態においては、基体10とカバー体20との双方を樹脂部材で形成していることから、これらの撓みを利用して基体10にカバー体20を取り付けることができる。
まず、基体10とカバー体20とを、図4(c)に示すように、第1蓋部21Aと第1側壁部22とにより開口溝11を塞いだ第1姿勢で取り付けるには、図4(a)に示すように、第2蓋部21Bと第2側壁部23とを基体10の内部に挿入し、傾斜板部15の先端部10aにカバー体20の凹溝部24を係合させる。この状態で、傾斜板部15の先端部10aを回転支点として、図4(a)の矢印で示すように、基体10に対してカバー体20を回転させると、図4(b)に示すように、突出板部16の先端部10bに第1係止爪27が当接する。そして、さらにカバー体20を回転させることにより、第1係止爪27が弾性変形して、図4(c)に示すように、第1係止溝部27dに突出板部16の先端部10bが係合し、カバー体20が基体10に固定される。
また、基体10とカバー体20とを、図5(c)に示すように、第2蓋部21Bと第2側壁部23とにより開口溝11を塞いだ第2姿勢で取り付けるには、図5(a)に示すように、傾斜板部15の先端部10aにガイド面部26を重ねて配置する。この状態で、傾斜板部15の先端部10aを回転支点として、図5(a)の矢印で示すように、カバー体20の第1側壁部22の第1蓋部21Aとは反対側の側部を基体10内に押し込むようにして回転させることにより、図5(b)に示すように、傾斜板部15が基体10の内部を広げるように撓み、また、第1係止爪27も弾性変形して、第1蓋部21Aと第1側壁部22とが基体10の内部に挿入される。なお、カバー体20の回転中において、ガイド面部26と凹溝部24との間に設けた突起部25はストッパとして機能し、傾斜板部15の先端部10aからガイド面部26が外れることを防止できるので、容易にカバー体20と基体10とを組み合わせることができる。
そして、さらにカバー体20を回転させることにより、図5(c)に示すように、第1側壁部22が底板部12の受け部12sに当接し、第1蓋部21Aが傾斜板部15の内面に当接して、基体10内に第1蓋部21Aと第1側壁部22とを嵌合させることができるとともに、突出板部16に当接した第2係止爪28が弾性変形して、第2係止溝部28dに突出板部16の先端部10bが係合し、カバー体20が基体10に固定される。
なお、基体10とカバー体20とが剛性部材の場合には、互いの端面からこれらの長さ方向へ互いに滑らせて移動させることによって取り付けることができるが、上述したように、基体10とカバー体20の少なくともいずれかを、第1係止爪27や第2係止爪28、傾斜板部15が嵌合時に撓む程度の弾性部材で形成することにより、基体10に対してカバー体20を回転させて、基体10とカバー体20とを容易に組み合わせることができる。したがって、フレーム部材100を、設置個所を限定することなく、広範囲で使用することができる。
このように、本実施形態のフレーム部材100においては、第1姿勢による第1蓋部21Aと第1側壁部22とを外面に露出させた形状意匠と、第2姿勢による第2蓋部21Bと第2蓋部23とを外面に露出させた形状意匠とを異なる形状意匠に形成しておくことにより、単一の部材でこれらの二形態のいずれかを選択して用いることができ、設置個所や用途に応じてカバー体20の取り付け方法を変更した形状選択を行うことができる。
また、第2蓋部21Bの表面と傾斜板部15の表面とを同じ高さに設けており、フレーム部材100の第2姿勢における形状の意匠性をより向上させることができる。
なお、図1及び図2に示すフレーム部材100では、一対の基体10に第1姿勢と第2姿勢との異なる姿勢でカバー体20を取り付けていたが、図6(a)に示すように、一対の基体10の両方に第1姿勢でカバー体20を取り付けることや、図6(b)に示すように、一対の基体10の両方に第2姿勢でカバー体20を取り付けることもできる。
また、本実施形態においては、図7及び図8に示すように、スイッチ101や電力コンセント102等の電気部品、さらにこれらの配線103を内部に収容するフレーム部材100を例に用いて説明を行ったが、本発明のフレーム部材は、これに限定されるものでなく、パーティション等のパネルを連結する際に用いる連結部品に適用することも可能である。
本発明のフレーム部材をパネルの連結部品に適用した場合には、単一の連結部材で各パネルを平面接続(パネルどうしのなす角度が180°)と直角接続(パネルどうしのなす角度が90°)との二通りの組み合わせにより接続することができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10…基体、10a…傾斜板部の先端部(開口溝の一方の切片端部)、10b…突出板部の先端部(開口溝の他方の切片端部)、11…開口溝、12…底板部、12s…受け部、13…第1立壁部、14…第2立壁部、15…傾斜板部、16…突出板部、17…帯板部、20…カバー体、21…蓋部、21A…第1蓋部、21B…第2蓋部、22…第1側壁部、23…第2側壁部、24…凹溝部、25…突起部、26…ガイド面部、27…第1係止爪、27d…第1係止溝部、28…第2係止爪、28d…第2係止溝部、30…被覆板、31…外装板、32…係止爪、32d…係止溝部、50…メイン部材、100…フレーム部材、101…スイッチ、102…電力コンセント、103…配線、200…ドアフレーム

Claims (5)

  1. 筒体の一部を一組の切片端部の間で長さ方向に沿って切欠いて開口溝を形成してなる基体と、
    前記基体に取り付けられて前記一組の切片端部の間の前記開口溝を閉塞するカバー体とを備え、
    前記カバー体は、帯板状の蓋部と、該蓋部の幅方向の両端部に立設する第1側壁部及び第2側壁部とを備え、
    前記蓋部は、前記第1側壁部に接続される第1蓋部と第2側壁部に接続される第2蓋部とが、幅方向の中央部に長さ方向に沿って形成された凹溝部を介して互いに平行に接続され、
    前記第1側壁部の前記蓋部とは反対側の側部には、前記第2蓋部と前記第2側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記凹溝部を該開口溝の一方の切片端部に係合させた際に、該開口溝の他方の切片端部を係合可能な第1係止溝部が設けられ、
    前記第2側壁部の前記蓋部とは反対側の側部には、前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記基体内に嵌合させた際に、前記開口溝の前記他方の切片端部を係合可能な第2係止溝部が設けられるフレーム部材。
  2. 前記基体は、
    帯板状の底板部と、該底板部の幅方向の両端部に該底板部に垂直に立設する第1立壁部及び第2立壁部とを備え、
    前記第1立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記第2立壁部の先端側に向かって傾斜する傾斜板部が設けられ、
    前記第2立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記底板部と平行に突出する突出板部が設けられ、
    前記開口溝の一方の切片端部が前記傾斜板部の先端部とされ、前記開口溝の他方の切片端部が前記突出板部の先端部とされ、
    前記カバー体の前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第2係止溝部を前記突出板部の先端部に係合させた際に、
    前記第1側壁部と前記第2側壁部とが前記底板部に平行に配置され、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記傾斜板部に平行に配置され、
    前記第1側壁部が前記底板部に当接し、前記第1蓋部が前記傾斜板部に当接して配置される請求項1に記載のフレーム部材。
  3. 前記基体は、
    帯板状の底板部と、該底板部の幅方向の両端部に該底板部に垂直に立設する第1立壁部及び第2立壁部とを備え、
    前記第1立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記第2立壁部の先端側に向かって傾斜する傾斜板部が設けられ、
    前記第2立壁部の前記底板部とは反対側の側部に、前記底板部と平行に突出する突出板部が設けられ、
    前記開口溝の一方の切片端部が前記傾斜板部の先端部とされ、前記開口溝の他方の切片端部が前記突出板部の先端部とされ、
    前記カバー体の前記第2蓋部と前記第2側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第1係止溝部を前記突出板部の先端部に係合させた際に、
    前記第1側壁部と前記第2側壁部とが前記底板部に平行に配置され、
    前記第1蓋部と前記第2蓋部とが前記第2立壁部との先端側とは逆方向に向かって傾斜して配置される請求項1に記載のフレーム部材。
  4. 前記凹溝部の前記第1蓋部側には、前記第1蓋部の表面から突出させた突起部が設けられており、前記突起部の前記第1蓋部側の基端部に前記凹溝部と平行に凹状のガイド面部が設けられている請求項2に記載のフレーム部材。
  5. 前記第1蓋部の表面が前記第2蓋部の表面よりも低く設けられ、
    前記第1蓋部と前記第1側壁部とを前記開口溝から前記基体の内部に挿入して前記第2係止溝部を前記突出板部の先端に係合させた際に、
    前記第2蓋部の表面と前記傾斜板部の表面とが同じ高さに設けられる請求項2又は4に記載のフレーム部材。
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