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JP2016067613A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2016067613A JP2014200293A JP2014200293A JP2016067613A JP 2016067613 A JP2016067613 A JP 2016067613A JP 2014200293 A JP2014200293 A JP 2014200293A JP 2014200293 A JP2014200293 A JP 2014200293A JP 2016067613 A JP2016067613 A JP 2016067613A
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Abstract

【課題】各層間の密着性を向上させて体液の移行を促進するとともに、表面側への逆戻りを生じにくくする。
【解決手段】吸収体4にセカンドシート6を積層した状態で、セカンドシート6の外面側から間隔をあけて多数の第1エンボス20、20…を付与することによって、隣り合う第1エンボス20、20間のセカンドシート6を吸収体4に密着させた第1高密着領域22を形成するとともに、セカンドシート6に透液性表面シート3を積層した状態で、透液性表面シート3の外面側から、第1エンボス20の少なくとも両側であって第1エンボス20と重ならない位置に、第2エンボス21を付与することによって、隣り合う第2エンボス21、21間の透液性表面シート3をセカンドシート6に密着させた第2高密着領域23を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品、詳しくは吸収体への体液の引き込みを向上させることなどを目的として多数のエンボスを施した吸収性物品に関する。
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性裏面シートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性表面シートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、通液性を向上し、体液を吸収体に引き込みやすくすることなどを目的として、体液排出部位に対応する領域に多数のエンボスや開口を施したものが知られている。
例えば、下記特許文献1では、厚さ方向に貫通する開口部を有する液透過性のトップシートと、該トップシートの開口部に対して厚さ方向の位置に設けられており厚さ方向に貫通するかまたは厚さ方向に延在し貫通していない開口部を有する液保持性の吸収体とを含み、前記トップシートの開口部および前記吸収体の開口部において、前記トップシートは前記吸収体から剥離しており、前記トップシートの着衣側の面における開口部の開口径は、前記吸収体の肌側の面における開口部の開口径よりも小さい吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2では、吸収体には高坪量領域と、該高坪量領域より相対的に坪量が低い低坪量領域とを有しており、前記低坪量領域が高坪量領域を囲むようにして平面方向に配置され、表面シートは肌当接面側に形成された複数の畝状の突部を有しており、表面シートの平面視において突部の間の窪みには繊維量の少ない部分又は表面シートの厚み方向に通ずる開孔が形成されている吸収性物品が開示されている。
更に、下記特許文献3では、吸液性コアの厚み方向の中間に表面シートにほぼ平行して広がる透液性の熱可塑性合成樹脂シートが介在し、前記熱可塑性合成樹脂シートが、多数の透孔と、該透孔の周縁において該シートの上面から下面へ向かう方向へ延びる可撓性の周壁とを有している吸収性物品が開示されている。
特開2013−212250号公報 特開2012−239721号公報 特許第3363312号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3記載の吸収性物品では、シートに開孔を設けることによって通液性を高めているが、この開孔以外の領域では、表面シートと吸収体又は表面シートと中間のシート及び中間のシートと吸収体との密着性が低いため、これらの層間で体液が移行しにくいという問題があった。
また、シートに開孔を設けた場合には、吸収体に吸収した体液が開孔から表面側に逆戻りしやすいという問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、各層間の密着性を向上させて体液の移行を促進するとともに、表面側への逆戻りを生じにくくした吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記透液性表面シートと吸収体との間に親水性のセカンドシートが配設された吸収性物品において、
前記吸収体に前記セカンドシートを積層した状態で、前記セカンドシートの外面側から間隔をあけて多数の第1エンボスを付与することによって、隣り合う前記第1エンボス間の前記セカンドシートを前記吸収体に密着させた第1高密着領域が形成されるとともに、前記セカンドシートに前記透液性表面シートを積層した状態で、前記透液性表面シートの外面側から、前記第1エンボスの少なくとも両側であって前記第1エンボスと重ならない位置に、第2エンボスを付与することによって、隣り合う前記第2エンボス間の前記透液性表面シートを前記セカンドシートに密着させた第2高密着領域が形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明では、先ず、前記セカンドシートの外面側から前記第1エンボスを付与しているため、この第1エンボスにおいてセカンドシートから吸収体への体液の引き込みが向上する。また、前記第1エンボスを間隔をあけて多数付与することによって、隣り合う前記第1エンボス間の前記セカンドシートを前記吸収体に密着させた第1高密着領域を形成しているため、隣り合う第1エンボス間においても、セカンドシートから吸収体への体液の移行が促進されるようになる。
更に、前記透液性表面シートの外面側から前記第2エンボスを付与しているため、前記第2エンボスにおいて透液性表面シートからセカンドシート及び吸収体への体液の引き込みが向上するようになるとともに、前記第2エンボスを間隔をあけて多数付与することによって、隣り合う前記第2エンボス間の前記透液性表面シートを前記セカンドシートに密着させた第2高密着領域を形成しているため、隣り合う第2エンボス間においても、透液性表面シートからセカンドシートへの体液の移行が促進されるようになる。
このように、透液性表面シートとセカンドシートとの間、及びセカンドシートと吸収体との間の各層間の密着性を高めて体液の移行を促進させることにより、体液を吸収体に吸収保持しているため、各層間の液残りがなくなり、表面側への逆戻りも生じにくくなる。
また、前記第1エンボスが体液の一時的な貯留空間として作用し、この第1エンボスに溜まった体液が吸収体に吸収保持されるため、表面側への逆戻りが生じにくくなる。
請求項2に係る本発明として、前記第1エンボス及び第2エンボスは、体液排出部位に対応する領域を含む範囲に設けられている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、体液を吸収体に素早く移行させる必要がある体液排出部位に対応する領域を含む範囲に前記第1エンボス及び第2エンボスを設けているため、体液が吸収体に確実に移行されるとともに、表面側への逆戻りが確実に生じにくくなるようにしている。
請求項3に係る本発明として、前記第1エンボスは、吸収性物品の長手方向に長い直線状のエンボスである請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、前記第1エンボスを吸収性物品の長手方向に長い直線状のエンボスとすることにより、セカンドシートと吸収体との間の密着性が確実に向上でき、セカンドシートから吸収体への体液の移行性が確実に向上できるようになる。また、第1エンボスによる一時的な体液の貯留空間を大きく形成することができるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記第2エンボスは、円形又は吸収性物品の長手方向に長い楕円形若しくは長円形である請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、透液性表面シートの外面側に付与する第2エンボスを円形又は吸収性物品の長手方向に長い楕円形若しくは長円形に形成することにより、肌に直接触れた際のエンボスの硬さを感じにくくしている。
請求項5に係る本発明として、前記第1エンボスは、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置され、前記第2エンボスは、前記第1エンボスの両側の前記第1エンボスと重ならない位置に配置することにより、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項5記載の発明は、第1形態例に係る第1エンボス及び第2エンボスの配置パターンであり、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置したものである。これにより、少ないエンボスの数でより確実にエンボスを施した効果が発揮されるようになる。
請求項6に係る本発明として、前記第1エンボスは、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置され、前記第2エンボスは、前記第1エンボスの両側の前記第1エンボスと重ならない位置に配置することにより、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項6記載の発明は、第2形態例に係る第1エンボス及び第2エンボスの配置パターンであり、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置したものである。これにより、所定領域のほぼ全域に亘ってエンボスを配置することができるようになる。
以上詳説のとおり本発明によれば、各層間の密着性が向上し体液の移行が促進できるとともに、表面側への逆戻りが生じにくくなる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 体液排出部対応領域の拡大断面図(図1のIII−III線矢視図)である。 (A)〜(C)は、エンボスの加工要領を示す断面図である。 第1エンボス20の平面図である。 第1エンボス20用のエンボスピン24を示す断面図である。 第2エンボス21の平面図である。 第2エンボス21用のエンボスピン25を示す断面図である。 第1エンボス20及び第2エンボス21の配設位置を示す平面図である。 第2形態例に係る生理用ナプキン1の展開図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構成〕
本発明に係る生理用ナプキン1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、必要に応じて前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、前記透液性表面シート3と吸収体4との間に配置される親水性のセカンドシート6と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って配設されたサイド不織布7,7とから構成されている。また、前記吸収体4の周囲において、そのナプキン長手方向の前後端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4の端縁よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、外周に吸収体4の存在しない外周フラップ部が形成されている。また、前記透液性表面シート3の表面側(肌当接面側)からのエンボスにより、排血口部位Hを囲むように、エンボス溝10が形成されている。前記クレープ紙5は、必要に応じて設けられ、無くてもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。
前記不透液性裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂を混入したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂を混入したものが使用される。前記吸収体4は、図示のように、形状保持、および経血等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した経血等の逆戻りを防止するためにクレープ紙5によって囲繞するのが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。また、前記吸収体4として、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いてもよい。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記高吸水性樹脂としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。前記高吸水性樹脂の含有率は吸収体重量の10〜60%とするのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が10%未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、60%を超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
一方、本生理用ナプキン1の表面側の両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによってウイング状フラップW、Wが形成されている。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記サイド不織布7の内方側は、図2に示されるように、前記サイド不織布7をほぼ二重に折り返すとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1または複数の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材8,8が配設され、その収縮力によって前記二重シート部分を表面側に起立させた立体ギャザーBS、BSが形成されている。
〔エンボス溝10〕
図1に示されるように、前記透液性表面シート3の面側には、排血口部Hを囲むように、エンボス溝10が形成されている。
前記エンボス溝10は、種々の平面パターンで設けることが可能である。本例では、図1に示されるように、排血口部Hを囲むように、ナプキン長手方向に長い全体として略小判形の閉合形状とされた中央エンボス11と、前記中央エンボス11より前側に離間して配置され、排血口部H側が幅方向に離間する略逆U字状をなす前側エンボス12と、前記中央エンボス11より後側に離間して配置され、排血口部H側が幅方向に離間する略U字状をなす後側エンボス13と、前記中央エンボス11の両側にそれぞれ、前記中央エンボス11より幅方向に離間して配置され、略長手方向に沿うとともに、前記中央エンボス11の両側部にほぼ平行する両側エンボス14、14とから構成されている。
図示例のエンボス溝10についてさらに詳しく説明すると、前記中央エンボス11は、該中央エンボス11で囲まれた領域を装着者の排血口部に密着させやすくするとともに、体液の横方向及び前後方向への拡散を抑制して横漏れ及び前後漏れを防止するためのものである。前記前側エンボス12、後側エンボス13及び両側エンボス14、14はそれぞれ、中央エンボス11を越えて前側、後側又は幅方向両側に拡散した体液を受け止めて、前側、後側又は幅方向両側への体液の漏れを防止するためのものである。
前記中央エンボス11は、少なくとも排血口部Hを含む領域、好ましくは図1に示されるようにウイング状フラップWとほぼ同じかこれより長い長手領域において、ナプキン長手方向に長い縦長の略小判形、楕円形又は長円形に形成されている。エンボス溝の溝幅は、全体に亘って同幅としてもよいが、図示例のように、両側の略長手方向に延びる部分の溝幅を、前後の円弧状部分の溝幅より狭くしてもよい。
前記前側エンボス12は、ナプキン前側に膨出する円弧状に形成されるとともに、後側の両端部が幅方向に離間し、その両端部から連続して幅方向外側に向けて延在する略逆U字状(略Ω状)パターンで形成されている。前記円弧状部分のナプキン幅方向の離間幅は、中央エンボス11のナプキン幅方向の離間幅とほぼ同等に形成され、中央エンボス11より前側に拡散した体液が前側エンボス12の内側に浸入しやすくなっている。前側エンボス12の溝幅は、全体に亘ってほぼ等幅に形成されている。
前記後側エンボス13は、ナプキン後側に膨出する円弧状に形成されるとともに、前側の両端部が幅方向に離間し、その両端部から連続して幅方向外側に向けて延在する略U字状(略逆Ω状)パターンで形成されている。前記後側エンボス13は、臀部溝の伝い漏れなどを防止するため、前記前側エンボス12と比較してナプキン長手方向に長く形成され、ナプキン長手方向のより広い範囲で体液を受け止めることができるようになっている。後側エンボス13の溝幅も全体に亘ってほぼ同等に形成されている。
前記両側エンボス14、14は、略ナプキン長手方向に沿う線状のエンボス溝であり、中央エンボス11と、サイド不織布7により構成される立体ギャザーBSとの間に設けられている。前記両側エンボス14の溝幅も全体に亘ってほぼ同等に形成されている。
〔高密着領域を形成するためのエンボス〕
次に、吸収体4とセカンドシート6との密着性及びセカンドシート6と透液性表面シート3との密着性を高めるために付与するエンボスについて説明する。本生理用ナプキン1では、図1に示されるように、所定の領域に、セカンドシート6の外面側から間欠的に多数の第1エンボス20、20…が付与されるとともに、透液性表面シートの外面側から間欠的に多数の第2エンボス21、21…が付与されている。これらのエンボス20、21を付与することによって、各エンボスを付与したシート材と下層の部材との密着性を高めている。
以下、具体的に説明すると、本生理用ナプキン1では、図4(A)に示されるように、クレープ紙5によって囲繞された吸収体4の肌側面にセカンドシート6を積層した状態で、前記セカンドシート6の外面側から、ナプキン幅方向及び長手方向にそれぞれ間隔をあけて多数の第1エンボス20、20…を付与することによって、隣り合う前記第1エンボス20、20間のセカンドシート6を前記吸収体4(クレープ紙5)に密着させた第1高密着領域22が形成されている。
前記第1高密着領域22は、隣り合う第1エンボス20、20間に挟まれた領域において、前記第1エンボス20、20の圧搾力によってセカンドシート6が引き伸ばされ、その張力によってセカンドシート6が吸収体4側に押し付けられ、セカンドシート6が吸収体4(クレープ紙5)に対し他の領域より高密度に密着した領域のことである。
このように、前記セカンドシート6の外面側から第1エンボス20、20…を付与することによって、この第1エンボス20においてセカンドシート6から吸収体4側への体液の引き込みが向上し、体液が素早く吸収体4に吸収保持されるようになる。また、隣り合う第1エンボス20、20間に第1高密着領域22を形成しているため、この領域のセカンドシート6から吸収体4への体液の移行が促進されるようになる。
前記第1エンボス20を付与した後、図4(B)に示されるように、セカンドシート6の肌側面に透液性表面シート3を積層した状態では、前記第1エンボス20、20…の圧搾力によって、第1エンボス20周辺のセカンドシート6表面が第1エンボス20側に沈み込んでいるため、透液性性表面シート3とセカンドシート6との間に隙間が生じるようになる。このような隙間が存在する状態では、透液性表面シート3からセカンドシート6に体液が移行しにくいため、表面側に体液が残りやすいという問題があった。
そこで、本生理用ナプキン1では、セカンドシート6の肌側面に透液性表面シート3を積層した状態で、同図4(C)に示されるように、透液性表面シート3の外面側から、前記第1エンボス20の少なくとも両側であって前記第1エンボス20と重ならない位置に、第2エンボス21を付与することによって、隣り合う第2エンボス21、21間の透液性表面シート3をセカンドシート6に密着させた第2高密着領域23を形成している。
前記第2高密着領域23は、隣り合う第2エンボス21、21間に挟まれた領域において、前記第2エンボス21、21の圧搾力によって透液性表面シート3が引き伸ばされ、その張力によって透液性表面シート3がセカンドシート6側に押し付けられ、透液性表面シート3がセカンドシート6に対し他の領域より高密度に密着した領域のことである。前記第2高密着領域23は、前記第1エンボス20を跨いだ両側に形成され、第1エンボス20部分は透液性表面シート3がセカンドシート6に接触しない空間部とされている。
前記透液性表面シート3の外面側から第2エンボス21、21…を付与することによって、第2エンボス21において透液性表面シート3からセカンドシート6及び吸収体4側への体液の引き込みが向上する。また、隣り合う第2エンボス21、21間に第2高密着領域23を形成しているため、前記第1エンボス20によってセカンドシート6の表面が沈み込んだ部分の透液性表面シート3とセカンドシート6との密着性が向上し、透液性表面シート3からセカンドシート6への体液の移行が促進されるようになる。
このように、本生理用ナプキン1では、透液性表面シート3とセカンドシート6との間、及びセカンドシート6と吸収体4との間の各層間の密着性を高めて体液の移行を促進させることにより、体液を吸収体4に吸収保持するため、各層間の液残りがなくなり、表面側への逆戻りも生じにくくなる。
また、前記第1エンボス20によって形成される凹部は、体液の一時的な貯留空間として作用し、この第1エンボス20に溜まった体液が、第1エンボス20の内面(セカンドシート6)を浸透して吸収体4に吸収保持されるため、体液の吸収スピードが向上するとともに、表面側への体液の逆戻りが生じにくくなる。
前記第1エンボス20及び第2エンボス21は、図1に示されるように、排血口部Hに対応する領域を含む範囲に設けるのが好ましい。図1に示される例では、排血口部Hを囲む中央エンボス11で囲まれた範囲内に形成している。これにより、体液を素早く吸収体4に移行させる必要がある領域において、確実に体液が吸収体4に移行できるようになるとともに、表面側への逆戻りが生じにくくなる。なお、前記第1エンボス20及び第2エンボス21は、吸収体4が介在する範囲の全体に亘って形成してもよい。
前記第1エンボス20は、図3に示されるように、セカンドシート6の外面側から吸収体4の所定深さまで圧搾するエンボスである。前記第1エンボス20は、ナプキン長手方向及び幅方向にそれぞれ間隔をあけて多数設けられている。前記第1エンボス20の圧搾力によってセカンドシート6が引き伸ばされるが、セカンドシート6が引き裂かれて開口が形成されるようなことはなく、第1エンボス20によって形成される凹部は表面が全体に亘ってセカンドシート6で覆われている。前記第1エンボス20は、吸収体4を貫通しない程度の深さで設けられている。
前記第1エンボス20は、図1及び図5に示されるように、平面視で、ナプキン長手方向に長い直線状(長方形状)に形成するのが好ましい。これにより、セカンドシート6と吸収体4との間の密着性が確実に向上でき、セカンドシート6から吸収体4への体液の移行性が確実に向上するようになる。また、体液の一時的な貯留空間が大きく形成でき、体液の吸収効率が向上できる。なお、第1エンボス20を直線状にすることによりエンボスの硬さが増し肌ざわり感への悪影響が懸念されるが、セカンドシート6の外面側に透液性表面シート3が積層されるため、第1エンボス20が肌ざわり感に影響を及ぼすことはない。
前記第1エンボス20の平面寸法(エンボス凹部底面の寸法)は、図5に示されるように、長手寸法L20が5mm〜15mm、好ましくは8mm〜12mmとするのがよく、短手寸法W20が0.5mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmとするのがよい。
前記第1エンボス20の断面形状は、図3に示されるように、エンボス凹部の底面がほぼ平坦に形成されるようにするのが好ましい。これにより、エンボス圧搾時にセカンドシート6にしっかりとテンションをかけることができ、隣り合う第1エンボス20、20間のセカンドシート6を吸収体4側にしっかりと密着できるようになる。また、第1エンボス20を体液の一時貯留場所として利用する際に、貯留空間がきっちりと形成されるため、体液が浸入しやすくなる。
このような断面形状の第1エンボス20を施すには、図6に示されるように、先端が平坦な断面逆台形状のエンボスピン24を用いるのが好ましい。このエンボスピン先端の幅W24は、0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜2mmとするのがよい。また、エンボスピンの高さH24(第1エンボス20のエンボス深さ)は、1mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmとするのがよい。
また、図9に示されるように、隣り合う第1エンボス20、20の中心間のナプキン長手方向の離間距離であるナプキン長手方向のピッチPL20は、6.5mm〜20mm、好ましくは12mm〜14mmとするのがよく、中心間のナプキン幅方向の離間距離であるナプキン幅方向のピッチPW20は、3.5mm〜25mm、好ましくは12mm〜14mmとするのがよい。
次いで前記第2エンボス21は、図3に示されるように、透液性表面シート3の外面側から吸収体4の所定深さまで圧搾するエンボスである。前記第2エンボス21は、ナプキン長手方向及び幅方向にそれぞれ間隔をあけて多数形成されている。前記第2エンボス21は、第1エンボス20の少なくとも両側に、第1エンボス20から間隔をあけて重ならない位置に設けられている。前記第2エンボス21は、図1に示される例では、第1エンボス20のナプキン幅方向の両側にそれぞれ1つずつ設けられているが、これに代えて第1エンボス20に対してナプキン長手方向の両側に設けてもよいし、ナプキン幅方向の両側及びナプキン長手方向の両側の両方に設けてもよい。また、隣り合う第1エンボス20、20間においては、両方の第1エンボス20、20の両側に位置する1つの第2エンボス21がこれらの第1エンボス20、20の間の中央部に設けられた1つの第2エンボス21によって共通している。
前記第2エンボス21の圧搾力によって透液性表面シート3が引き伸ばされるが、透液性表面シート3が引き裂かれて開口が形成されるようなことはなく、第2エンボス21によって形成される凹部の全体に亘って表面が透液性表面シート3で覆われている。前記第2エンボス21は、吸収体4を貫通しない程度の深さで設けられている。前記第2エンボス21は、前記第1エンボス20と同程度の深さで形成してもよいし、これより浅くても深くても良い。
前記第2エンボス21は、図1及び図7に示されるように、平面視で、円形に形成するのが好ましい。また、ナプキン長手方向に長い楕円形や長円形などで形成することも可能である。第2エンボス21を円形とすることにより、肌に直接触れた際のエンボスの硬さを感じにくくしている。
前記第2エンボス21の平面寸法(溝底面の寸法)は、図7に示されるように、ナプキン長手方向の寸法L21が1mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmとするのがよく、ナプキン幅方向の寸法W21が1mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmとするのがよい。
前記第2エンボス21の断面形状は、図3に示されるように、底面が半円形のドーム状に形成するのが好ましい。これにより、エンボスが直接肌に触れたときの硬さの影響が低減できるとともに、第2エンボス21を施した際の透液性表面シート3の破れが防止できる。
かかる断面形状の第2エンボス21を施すには、図8に示されるように、先端が半球状のエンボスピン25を用いるのが好ましい。このエンボスピン25の直径W25は、0.5mm〜3mm、好ましくは1mm〜2mmとするのがよく、エンボスピン25の高さH25(第2エンボス21のエンボス深さ)は、2mm〜5mm、好ましくは2mm〜4mmとするのがよい。
また、隣り合う第2エンボス21、21の中心間のナプキン長手方向の離間距離であるナプキン長手方向のピッチPL21は、上記PL20と同様に、6.5mm〜20mm、好ましくは12mm〜14mmとするのがよく、中心間のナプキン幅方向の離間距離であるナプキン幅方向のピッチPW21は、上記PW20と同様に、3.5mm〜25mm、好ましくは12mm〜14mmとするのがよい。
次に、前記第1エンボス20と第2エンボス21との相対的な位置関係について説明すると、図9に示されるように、前記第1エンボス20と第2エンボス21との隙間は、ナプキン長手方向の離間距離SLが3mm〜10mm、好ましくは5mm〜7mmとするのがよく、ナプキン幅方向の離間距離SWが1.5mm〜5mm、好ましくは2mm〜3mmとするのがよい。
ところで、前記第1エンボス20及び第2エンボス21の配置パターンは、図1に示されるように、千鳥状配置とすることができる。具体的には、前記第1エンボス20は、ナプキン幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置され、前記第2エンボス21は、前記第1エンボス20の両側の第1エンボス20と重ならない位置に配置することにより、ナプキン幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置されたパターンとすることができる。この千鳥状に配置することにより、少ないエンボスの数でより確実にエンボスを施す効果が発揮されるようになる。
また、第1エンボス20及び第2エンボス21の配置パターンの第2形態例として、図10に示されるように、前記第1エンボス20が、ナプキン幅方向及び長手方向に間隔をあけて各方向に整列するように格子状に多数配置され、前記第2エンボス21が、前記第1エンボス20の両側の第1エンボス20と重ならない位置に配置することにより、ナプキン幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置されたパターンとすることができる。この格子状に配置することにより、所定の領域のほぼ全域に亘ってエンボスを配置することができるようになる。図10に示される例では、第1エンボス20が、ナプキン幅方向に3列、ナプキン長手方向に5行で設けられ、第2エンボス21が、ナプキン幅方向に4列、ナプキン長手方向に5行で設けられている。
前記部材間の密着性を更に高めるため、前記第2エンボス21…の付与後、フラットロールによって透液性表面シート3の外面側から全体に圧力を加えることにより、各部材間を密着させる加工を施してもよい。これにより、前記第1エンボス20及び第2エンボス21を付与した領域では、透液性表面シート3とセカンドシート6との密着性及びセカンドシート6と吸収体4側との密着性が更に高まるとともに、それ以外の領域でも各部材間の密着性が高まり、各部材間を体液が移行しやすくなる。
本発明に係る生理用ナプキン1による逆戻り量の改善効果を実証するため、本生理用ナプキン1(実施例)、前記第1エンボスのみを施し、第2エンボスを施さないナプキン(比較例1)及び前記第1エンボスと第2エンボスを施さないナプキン(比較例2)の3種類のナプキンについて、逆戻り量の測定を行った。前記実施例、比較例1及び比較例2は、同じ素材からなるナプキンであり、前記エンボスの有無のみが異なるものとした。各素材の仕様は次のとおりである。
透液性表面シート:エアスルー、目付25g/m
セカンドシート:エアスルー、目付18g/m
吸収体:パルプ目付300g/m、ポリマー目付70g/m
クレープ紙:目付13.5g/m
測定方法は、各ナプキンの透液性表面シートの表面に、37℃の人工経血(粘度8)を3cc滴下した後、2分経過後に同じ位置に同様の人工経血を3cc滴下し、1分間放置した後、この滴下位置にろ紙を4枚積層するとともに100g(5g/cm)の重りを5分間載置した後、ろ紙の重量の変化量を計測し逆戻り量とした。測定では、各条件のナプキンを3つずつ用意し、3回の測定の平均値を求めた。前記人工経血は、1リットル中の成分が、グリセリン100ml、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム)4.6g、精製水875ml、塩化ナトリウム10g、炭酸ナトリウム10.7gのものを使用した。
その結果を表1に示す。表1の結果、第1エンボスのみを設けた比較例1では、エンボスを設けない比較例2と比較して13%逆戻り量が改善する(逆戻りしにくくなる)。また、第1エンボス20及び第2エンボス21を設けた本生理用ナプキン1(実施例)では、比較例2と比較して32%逆戻り量が改善する効果が得られた。
Figure 2016067613
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、10…エンボス溝、11…中央エンボス、12…前側エンボス、13…後側エンボス、14…両側エンボス、20…第1エンボス、21…第2エンボス、22…第1高密着領域、23…第2高密着領域、24・25…エンボスピン

Claims (6)

  1. 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在されるとともに、前記透液性表面シートと吸収体との間に親水性のセカンドシートが配設された吸収性物品において、
    前記吸収体に前記セカンドシートを積層した状態で、前記セカンドシートの外面側から間隔をあけて多数の第1エンボスを付与することによって、隣り合う前記第1エンボス間の前記セカンドシートを前記吸収体に密着させた第1高密着領域が形成されるとともに、前記セカンドシートに前記透液性表面シートを積層した状態で、前記透液性表面シートの外面側から、前記第1エンボスの少なくとも両側であって前記第1エンボスと重ならない位置に、第2エンボスを付与することによって、隣り合う前記第2エンボス間の前記透液性表面シートを前記セカンドシートに密着させた第2高密着領域が形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記第1エンボス及び第2エンボスは、体液排出部位に対応する領域を含む範囲に設けられている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記第1エンボスは、吸収性物品の長手方向に長い直線状のエンボスである請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記第2エンボスは、円形又は吸収性物品の長手方向に長い楕円形若しくは長円形である請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記第1エンボスは、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置され、前記第2エンボスは、前記第1エンボスの両側の前記第1エンボスと重ならない位置に配置することにより、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて互い違いに千鳥状に多数配置されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記第1エンボスは、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置され、前記第2エンボスは、前記第1エンボスの両側の前記第1エンボスと重ならない位置に配置することにより、吸収性物品の幅方向及び長手方向に間隔をあけて整列するように格子状に多数配置されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
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