[go: up one dir, main page]

JP2016065368A - 木質系手摺の端部連結構造 - Google Patents

木質系手摺の端部連結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016065368A
JP2016065368A JP2014193443A JP2014193443A JP2016065368A JP 2016065368 A JP2016065368 A JP 2016065368A JP 2014193443 A JP2014193443 A JP 2014193443A JP 2014193443 A JP2014193443 A JP 2014193443A JP 2016065368 A JP2016065368 A JP 2016065368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
main body
bracket
attachment
handrail main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014193443A
Other languages
English (en)
Inventor
達平 井上
Tappei Inoue
達平 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Woodtec Corp
Original Assignee
Asahi Woodtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Woodtec Corp filed Critical Asahi Woodtec Corp
Priority to JP2014193443A priority Critical patent/JP2016065368A/ja
Publication of JP2016065368A publication Critical patent/JP2016065368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

【課題】端部取付部材を確実に固定できる木質系手摺の端部連結構造を提供する。
【解決手段】木質系手摺の端部連結構造は、手摺本体1と、手摺本体1に取り付けられる端部取付部材と、一面に連結ピン82が設けられた介在プレート7とを備える。手摺本体1および端部取付部材のうち一方の部材に締付具81が嵌め込まれ、他方の部材に介在プレート7の他面が固定される。締付具81は、回転自在なケーシングと、ケーシングの周壁に設けられた開口部と、ケーシングの周壁に周方向に沿って設けられたスリットとを有する。連結ピン82の掛止頭部が開口部を介してケーシング内に収容された状態で、ケーシングが回転操作されて、掛止頭部がスリットの両側縁部に掛止されることにより、一方および他方の部材が互いに引き寄せられて連結される。
【選択図】図3A

Description

この発明は、例えば屋内の階段や廊下等に取り付けられる木質系手摺の端部連結構造に関する。
特許文献1に示すように、一般の木造住宅等の屋内に設置される木質製階段や、床が木質製の廊下等には、断面円形の木質系手摺が多く採用されている。このような丸棒タイプの手摺は、木質感を備えるものの、ボリューム感や重厚感に乏しく、リーゾナブルな印象を拭いきれず、高級感を得ることが困難であった。
従来、手摺に高級感を与えるための方法としては、表面に角部(エッジ部)を有する断面角型形状に形成したり、上下方向(高さ)寸法や厚み寸法を大きくして、ボリューム感を与える方法が考えられる。
例えば特許文献2に示す手摺は、手摺長さ方向に連続して延びる垂直片および水平片を有するL字型の断面形状を有し、水平片の先端が屋内壁面に固定されて、垂直片が壁面から離間した状態で壁面と平行に配置されている。そして、使用者は、親指を垂直片の非壁面側(表面側)に添えるとともに、残り4本の指を垂直片の壁面側(裏面側)に添えて、掌を垂直片の上端部に載せかけながら歩行するようにしている。
特開2010−270519号公報 特開2012−46890号公報
ところで、上記特許文献1,2に示す従来の手摺においては、手摺端部の納まりを良くするために、手摺端部にエンドキャップ等のエンドパーツが取り付けられている。エンドキャップを安定した状態に手摺端部に固定するには、エンドキャップを手摺端部にねじ止めによって強固に取り付けるのが望ましい。
しかしながら、エンドキャップを手摺端部にねじ止めで固定すると、ねじ止め部が視認されることにより、美観が低下して十分な高級感を得ることが困難であるという課題があった。
またエンドキャップを手摺端部に固定する際の取付作業が面倒でなく、簡単であることも重要な課題の一つである。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、エンドパーツ等の端部連結具を強固に安定した状態に簡単に固定できる上さらに、十分な高級感を得ることができる木質系手摺の端部連結構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を要旨とするものである。
[1]端面を取付面とする木質系の手摺本体と、前記手摺本体の取付面に取り付けられ、かつ前記手摺本体に対する取付面の形状が、前記手摺本体の取付面の形状に対応して形成された端部取付部材とを備えた木質系手摺の端部連結構造であって、
前記手摺本体と前記端部取付部材との間に介在される介在プレートを備え、
前記介在プレートにその一面に一面側に突出するように連結ピンが設けられ、
前記手摺本体および前記端部取付部材のうち一方の部材の取付面に、ピン挿入孔が設けられるとともに、前記一方の部材に前記ピン挿入孔に対応して締付具が嵌め込まれ、
前記手摺本体および前記端部取付部材のうち他方の部材の取付面に、前記介在プレートの他面が接触した状態で固定され、
前記連結ピンは、その先端に掛止頭部を有し、
前記締付具は、軸心回りに回転自在な略円筒状のケーシングと、前記ケーシングの周壁に設けられた開口部と、前記ケーシングの周壁に周方向に沿って設けられ、かつ前記開口部に連通するスリットとを有し、
前記連結ピンが前記ピン挿入孔に挿入されて、前記掛止頭部が前記開口部を介して前記ケーシング内に収容された状態で、前記ケーシングが回転操作されて、前記掛止頭部が前記スリットの両側縁部に掛止されることにより、前記一方および他方の部材が各取付面同士が互いに引き寄せられて連結されていることを特徴とする木質系手摺の端部連結構造。
[2]前記一方の部材が前記端部取付部材によって構成されるとともに、前記他方の部材が前記手摺本体によって構成されている前項1に記載の木質系手摺の端部連結構造。
[3]前記他方の部材の各壁面側である裏面側に、手摺本体長さ方向に沿う溝部が形成されるとともに、前記介在プレートに前記溝部に対応して凹み部が形成され、
前記凹み部の内周面を前記溝部の内周面に一致させることによって、前記介在プレートの前記他方の部材に対する位置決めが図られるようになっている前項1または2に記載の木質系手摺の端部連結構造。
発明[1]の木質系手摺の端部連結構造によれば、締付具を回転操作するだけで簡単に、手摺本体の端部に端部取付部材を強固にかつ安定した状態に固定できるとともに、固着部分は、手摺本体および端部取付部材間に配置されて隠蔽されるため、美観を向上できて、十分な高級感を得ることができる。
発明[2]の木質系手摺の端部連結構造によれば、締付具を施工前に予め工場等で取り付けておいても、現場での施工時に手摺本体の長さ調整を難なく行うことができる。従って締付具を予め取り付けておくことにより、施工現場での作業を軽減できて、施工作業を簡単かつスムーズに行うことができる。
発明[3]の木質系手摺の端部連結構造によれば、介在プレートの凹み部を他方の部材の溝部に一致させるだけで簡単に、他方の部材に対する介在プレートの位置決めを正確に図ることができる。
図1はこの発明の実施形態である木質系手摺を示す斜視図である。 図2は実施形態の手摺においてそのエンドパーツを離脱させた状態の斜視図である。 図3Aは実施形態の手摺の端部を分解して示す斜視図である。 図3Bは実施形態の手摺の端部を分解して示す斜視図である。 図4は実施形態の手摺が壁面に取り付けられた手摺取付構造におけるブラケット部周辺の断面図である。 図5は図4の分解断面図である。 図6は実施形態の手摺取付構造を分解して示す斜視図である。 図7は実施形態の手摺取付構造において連結金具の手摺への取付構造を説明するための斜視図である。 図8は実施形態の手摺取付構造においてブラケットの壁面への取付構造を説明するための斜視図である。 図9は実施形態の手摺構造に採用されたブラケットを手摺本体対応面側から見た図である。 図10は実施形態のブラケットを手摺本体対応面側から見た斜視図である。 図11は実施形態のブラケットを壁面対応面側から見た斜視図である。 図12は実施形態の手摺に適用された介在プレートを示す図であって、図(a)は一面側から見た図、図(b)は裏面側から見た図、図(c)は連結ピン周辺の断面図である。 図13は実施形態における手摺本体の端面に介在プレートを重ね合わせた状態で示す図である。 図14Aは実施形態の手摺取付構造に適用されたエンドパーツを示す斜視図である。 図1Bは実施形態のエンドパーツを示す裏面図である。 図15は実施形態の手摺取付構造に適用された引き寄せ金具を示す斜視図である。 図16は実施形態の引き寄せ金具を示す平面図であって、図(a)は連結ピン挿入直後の状態を示す図、図(b)は締付具回転後の状態を示す図である。 図17はこの発明の第1変形例である手摺構造を示す断面図である。 図18はこの発明の第2変形例である手摺構造を示す断面図である。 図19はこの発明の第3変形例である手摺構造を示す断面図である。 図20はこの発明の第4変形例である手摺構造を示す断面図である。
図1〜図3はこの発明の実施形態である木質系手摺を示す図、図4〜図6はその手摺の取付構造を示す図である。本実施形態の手摺は屋内の木質製階段の側壁に組付施工されるものである。
これらの図に示すように本実施形態の手摺においては、木質製の手摺本体1と、手摺本体1を壁面Wに支持するための木質製のブラケット2と、ブラケット2を手摺本体1に連結固定するための金属製の連結金具3と、手摺本体1の端部に取り付けられる木質製のエンドパーツ6と、エンドパーツ6を手摺本体1に連結固定するための金属製の介在プレート7とを基本的な構成要素として備えている。
手摺本体1は、長さ方向のいずれの位置においても断面形状が同一に形成されており、詳細は後述するが、概略的には高さ寸法が厚み寸法よりも長い縦長の非円形の断面形状を有している。
本実施形態において、手摺本体1は壁面Wに沿って配置されるものであり、壁面Wに対向する側(壁面側)の面が裏面(図4の左側の面)として構成されるとともに、その反対側(非壁面側)の面が表面(図4の右側の面)として構成されている。なお、本実施形態においては、手摺本体1における図4の上側の面が上面、下側の面が下面として構成されている。
手摺本体1は、その裏面側における上側部に裏面側に突出する握り部11が手摺本体1の長さ方向(手摺長さ方向)に連続して形成されるとともに、下側部に同じく裏面側に突出するブラケット取付部12が手摺長さ方向に連続して形成されている。さらに手摺本体1の裏面側における握り部11およびブラケット取付部12間には、裏面側に開放する指掛け溝13が手摺長さ方向に連続して形成されている。本実施形態においては、指掛け溝13が手摺本体1の溝部として構成されている。
握り部11は、その上端から裏面突出部にかけての上側部111が、裏面側に向かって下側に傾斜する断面直線上の平坦な傾斜面に形成されている。さらに握り部11における上側部11の下端縁から指掛け溝13にかけての下側部112は、R付きの曲面(湾曲面)に形成されている。
握り部11は、後述するように手摺施工状態で、図1の想像線(二点鎖線)に示すように手摺本体1を手でつかんだ際に、親指を除く4本の指(人差し指、中指、薬指、小指)によって握られる部分である。本実施形態において、握り部11の上側部111は、直線上に形成されているため、握った状態で、指の根元部分がフィットするとともに、下側部112は、湾曲面に形成されているため、指の中間から指先にかけての部分がフィットするようになっている。
ここで、従来の丸棒タイプの手摺においては、握り易さを考慮して、直径(φ)が35mmに設定されている。そこで本実施形態においては、握り部11の下側部112の曲率半径を、握り易さを考慮して35/2mmに形成している。
また本実施形態においては、握り部11を握った際には、親指以外の指の指先が指掛け溝13にほど良く納まって、良好な握り具合を得ることができるようになっている。
手摺本体1のブラケット取付部12は、断面が縦長の矩形状に形成されており、施工状態においては、上端面が水平に配置される平坦面となり、裏面(先端面)が垂直に配置される平坦面となる。
ブラケット取付部12の高さ寸法は、ブラケット3の厚み寸法よりも少し大きく形成されており、本実施形態では、30mmに設定されている。
図5に示すように握り部11の突出量(突出寸法)A11は、ブラケット取付部12の突出量A12よりも大きく形成されており、手摺本体1を真上から見た場合には、握り部11によってブラケット取付部12の全体が隠蔽されて、ブラケット取付部12が視認されないようになっている。換言すれば、施工状態では、握り部11の先端は、ブラケット取付部12の先端よりも壁面Wに近付いた位置に配置されることになる。
本実施形態においては、握り部11によってブラケット部12がより確実に隠蔽されるように、握り部11の突出量A11は、ブラケット部12の突出量A12に対し、5mm以上大きく形成するのが好ましい。
なお本実施形態において、指掛け溝13は、手摺本体1を手で握った際に、既述したように指先のかかり具合(握り具合)が良好となるように、指掛け溝13の深さに相当する握り部11の突出量A11(図3参照)を12mm以上、好ましくは15mm程度に設定している。
手摺本体1の上端面は平坦面に形成されており、施工状態では水平に配置されるようになっている。
手摺本体1の表面における上側部141は、施工状態では垂直に配置される平坦面に形成されるとともに、下側部142は、施工状態では下方に向かって次第に壁面側に近付くように傾斜する平坦な傾斜面に形成されている。本実施形態では、手摺本体1を握った際には、親指の腹部が手摺本体1の表面側における下側部142に当接するようになっている。これにより親指と、上記親指以外の4本の指とに負担をかけずに自然な状態で、手摺本体1を無理なく握ることができるようになっている。
手摺本体1の表面における上側部141と下側部142との間には、エッジライン(エッジ部)51が形成され、そのエッジライン51の存在によって、手摺本体1の表面形状の意匠性が向上して、高級感が増すようになっている。
同様に、手摺本体1の上端面と表面との間にもエッジライン52が形成されるとともに、手摺本体1の上端面と握り部11との間にもエッジライン(エッジ部)53が形成されるようになっており、そのエッジライン52,53によって、手摺本体1の角型断面形状が強調されて、高級感がさらに増すようになっている。
また本実施形態においては、手摺本体1の上下寸法(高さ寸法)が80mm程度に形成されている。本実施形態においては、手摺本体1の高さ寸法を60mm〜100mm、より好ましくは70mm〜90mmに設定するのが良い。すなわちこの高さ寸法が小さ過ぎる場合には、重厚感が乏しくなり、十分な高級感を確保することが困難になるおそれがある。逆に高さ寸法が大き過ぎる場合には、手摺本体1だけが目立ってしまい、周辺部位とのバランスが悪くなり、良好な美観を得ることができないおそれがある。換言すれば、高さ寸法を上記の範囲に特定した場合には、十分な高級感を確実に得ることができる。
なお本実施形態において、手摺本体1の高さ寸法とは、手摺長さ方向に対し直交する断面において、手摺本体1の上端面と下端面との間の長さ寸法である。つまり、本実施形態の手摺本体1の高さ寸法は、階段の手摺として、手摺本体1を壁面Wに斜めに施工した際の垂直方向の寸法とは異なる。
本実施形態において、手摺本体1の材料は、手摺長さ方向に繊維方向を一致させた集成材が用いられている。言うまでもなく、手摺本体1の材料は、木質製のものや、木質感のあるもの(人工木材も含む)等、木質系の材料であれば、特に限定されず、どのようなものでも使用することができる。集成材以外には、例えば積層材、無垢材等も好適に用いることができる。もっとも、質感、意匠性、経済性等を考慮すれば、本実施形態のように集成材を用いるのがより好ましい。
図2および図14に示すように本実施形態において、手摺本体1は他方の部材を構成するものであり、後述するエンドパーツ6が一方の部材を構成するものである。言うまでもなく、本発明においては、手摺本体によって一方の部材を構成し、エンドパーツによって他方の部材を構成するようにしても良い。
手摺本体1の端部には、介在プレート7を介してエンドパーツ6が固定されている。エンドパーツ6は、平面視においてL字型に形成されており、手摺本体1の延長線上に平行に配置される一側部6aと、手摺本体1に対し直角に配置される他側部6bとを備えている。
一側部6aおよび他側部6bは、その中間の折れ曲がり部を中心線(境界面)とする左右対称形状(鏡像対象形状)に形成されている。一側部6aおよび他側部6bは、手摺本体1と同様、各軸心方向(各長さ方向)のいずれの位置においても断面形状がそれぞれ同一に形成されている。
一側部6aおよび他側部6bの取付面60,60としての端面形状(断面形状)は、手摺本体1の端面形状(断面形状)と実質的に同じ形状で同じサイズ(大きさ)に形成されている。つまり、一側部6aおよび他側部6bの表面側および裏面側は、手摺本体1の表面側および裏面側と実質的に同一に形成されている。例えば一側部6aおよび他側部6bの裏面側には、手摺本体1の握り部11、ブラケット取付部12および指掛け溝13に対応して、上側突出部61、下側突出部62および溝部63がそれぞれ形成されている。
なお本実施形態においては、エンドパーツ6における一側部6aの取付面60が一方の部材の取付面として構成されるとともに、手摺本体1の端面が他方の部材の取付面として構成されている。
エンドパーツ6は、手摺の端部の収まり具合を良好にするために設けられる化粧部材であって、後述するようにエンドパーツ6における一側部6aが手摺本体1の端部に固定された際には、他側部6bの取付面60が壁面Wに近接しかつ対向した状態に配置されるようになっている。
エンドパーツ6の一側部6aにおける取付面60には、その上側突出部61および下側突出部に対応して、ピン挿入孔65,65が形成されている。さらにエンドパーツ6の一側部6aにおける裏面側には、ピン挿入孔65,65にそれぞれ対応して円柱形状の締付具取付凹部66,66が形成されている。この締付具取付凹部66,66にピン挿入孔65,65は連通されている。
またエンドパーツ6の一側部6aにおける取付面60には、介在プレート7を手摺本体に固定するためのねじ45の頭部を収容するためのねじ収容凹部67が形成されている。
締付具取付凹部66内に嵌め込まれる締付具81は、略円筒形状ないし略円盤形状のケーシング811を有している。このケーシング811の周壁には、開口部812が形成されている。さらにケーシング811の周壁には、一端が上記開口部812に連通するスリット813が周方向に沿って延びるように形成されている。スリット813の両側縁部814,814は、一端側から周方向に沿って他端側に向かうに従って、径方向の厚みが厚くなるように形成されて、内径寸法が次第に小さくなるように形成されている。なおケーシング811の上端面は閉塞されており、その閉塞壁の上面に、ねじの締緩作業用工具としてのドライバーの軸先を係合可能な十字溝形のドライバー係合溝815が形成されている。
この締付具81は、締付具取付凹部66内に軸心回りに回転可能に収容されており、初期状態、つまり手摺本体1を連結していない状態では、締付具81の開口部812がエンドパーツ6のピン挿入孔65に対応して配置されている。さらに締付具81のドライバー係合溝815は、締付具取付凹部66の開口面を介して、エンドパーツ6の裏面側に露呈されている(図14B参照)。
なお本実施形態のエンドパーツ6は、手摺の上下両端部において兼用して用いることができる。例えば手摺本体1の上端部にエンドパーツ6を固定する際には、本実施形態のようにエンドパーツ6の一側部6aに締付具81等を取り付けておいて、エンドパーツ6の一側部6aを手摺本体1に固定することにより、他側部6bを壁面Wに対向させることができるとともに、当該手摺本体1の下端部にエンドパーツ6を固定する際には、エンドパーツ6の他側部6bに締付具81等を取り付けておいて、エンドパーツ6の他側部6bを手摺本体1に固定することにより、一端部6aを壁面Wに対向させることができるようになっている。同様にして、左右両側の壁面に手摺をそれぞれ組み付ける場合、例えば右側の手摺本体1の先端部にエンドパーツ6を固定する際には、エンドパーツ6の一側部6aに締付具81等を取り付けておいて、エンドパーツ6の一側部6aを手摺本体1に固定することにより、他側部6bを壁面Wに対向させることができるとともに、左側の手摺本体1の先端部にエンドパーツ6を固定する際には、エンドパーツ6の他側部6bに締付具81等を取り付けておいて、エンドパーツ6の他側部6bを手摺本体1に固定することにより、一端部6aを壁面Wに対向させることができるようになっている。
本実施形態において、エンドパーツ6は、繊維方向を長さ方向(軸心方向)に一致させた集成材からなる一側部6aと、繊維方向を長さ方向(軸心方向)に一致させた集成材からなる他側部6bとを互いに直角に配置するようにして接合一体化された複合材によって構成されている。言うまでもなく、エンドパーツ6の材料は、木質製のものや、木質感のあるもの(人工木材も含む)等、木質系の材料であれば、特に限定されず、どのようなものでも使用することができる。集成材以外には、例えば積層材、無垢材等も好適に用いることができる。もっとも、質感、意匠性、経済性等を考慮すれば、本実施形態のように集成材を用いるのがより好ましい。
図2,図3、図12および図13に示すように、介在プレート7は、手摺本体1およびエンドパーツ6間に介在されるものであり、以下の説明においては、介在プレート7のエンドパーツ6側に対応する面を一面とし、手摺本体1側に対応する面を他面とする。さらに介在プレート7において、手摺本体1の表面側に対応する側(図13の右側)を表面側とし、手摺本体1の裏面側に対応する側(図13の左側)を裏面側とする。
介在プレート7の外周形状は、手摺本体1の断面外周形状(端面外周形状)およびエンドパーツ6の一側部6aの断面外周形状(取付面外周形状)に対し、略相似形に形成されるとともに、介在プレート7の大きさは、裏面側の一部分を除いて、手摺本体1の端面形状等よりも少し小さく形成されている。
介在プレート7は、手摺本体1の握り部11、ブラケット取付部12および指掛け溝13に対応して、上側突出部71、下側突出部72および凹み部73を有している。
さらに介在プレート7には、複数のねじ挿通孔75が形成されるとともに、介在プレート7の一面側における上側突出部71および下側突出部72には、上記エンドパーツ6のピン挿入孔65,65に対応して、筒状のナット部材76,76が一面側に突出するように配置した状態で固定されている。
また介在プレート7の一面側に固定される連結ピン82は、基端側に設けられ、かつ外周にねじが刻設されたねじ込み部821と、先端部に設けられ、かつ膨出形状の掛止頭部822とを備えている。
この連結ピン82のねじ込み部821が、介在プレート7のナット部材76にねじ込まれて固定されることによって、2本の連結ピン82,82が介在プレート7の一面に一面側に突出するようにそれぞれ固定されている。
また図13に示すように介在プレート7における凹み部73の内周面は、介在プレート7を手摺本体1に取り付けた際に設計上、手摺本体1の指掛け溝13の内周面に一致するようになっている。換言すれば、介在プレート7を手摺本体1に組み付ける際に、介在プレート7における凹み部73の内周面を手摺本体1における指掛け溝13の内周面に一致させることにより、介在プレート7を手摺本体1に対し位置決めを図ることができるようになっている。
介在プレート7は、既述した通り、材料が金属によって構成されており、金属板をプレス加工することによって形成されている。
本実施形態においては、以下に説明するように、エンドパーツ6を介在プレート7を介して手摺本体1の端面に組み付ける。
まず図3および図13に示すように介在プレート7の他面側を手摺本体1の端面に沿わせるように配置する。この場合既述した通り、介在プレート7の凹み部73の内周面を手摺本体1の指掛け部13の内周面に一致させることにより、介在プレート7の手摺本体1に対する位置決めを図る(図13参照)。
こうして介在プレート7を手摺本体1の端面に位置決めした後、図3に示すように介在プレート7の各ねじ挿通孔75に、ねじ45を一面側から挿入して手摺本体1の端面にねじ込んで固定する。これにより介在プレート7を手摺本体1の端面に固定する。
なお、手摺本体1の端面におけるねじ45のねじ込み位置には、予め先孔(下孔)を形成しておくことにより、ねじ45を手摺本体1にねじ込む際に手摺本体1に割れ等の不具合が発生するのを有効に防止することができる。
手摺本体1の端面に介在プレート7をねじ止めした状態においては、介在プレート7の一面側に立設された連結ピン82は一面側に突出するように配置されている。
次に図2に示すように、介在プレート7の連結ピン82をエンドパーツ6における一側部6aのピン挿入孔65に臨ませて、連結ピン82をピン挿入孔65に挿入し、さらに連結ピン82を奥まで押し込んで、図16(a)に示すように連結ピン82の掛止頭部822を、エンドパーツ6に嵌め込まれた締付具81の開口部812に通してケーシング811内に配置する。
次にエンドパーツ6の締付具取付凹部66にドライバーを差し込んで、その先端を締付具81のドライバー係合溝815に係合する。その状態で図16(b)に示すようにドライバーを回転操作することによって、ケーシング811を軸心回りに回転させる。これにより連結ピン82の掛止頭部822をスリット813内に導いて、掛止頭部822をスリット両側縁部814,814に掛止させる。ここでスリット両側縁部814,814は、周方向に向かう従って次第に厚みを増すように形成されて、周方向に向かうに従って内径寸法が小さくなっているため、スリット両側縁部814,814が掛止頭部822に対し周方向に移動するに従って、掛止頭部822が締付具81側に引き寄せられていく。これにより、エンドパーツ6が、手摺本体1の介在プレート7に引き寄せされて、エンドパーツ6が介在プレート7を介して手摺本体1に隙間なく接触した状態に連結固定される。なおこの接触状態においては、介在プレート7の一面側に配置されるねじ45の頭部は、エンドパーツ6のねじ収容凹部67内に収容されている。従ってねじ45の頭部がエンドパーツ6と介在プレート6との間に介在されてその間に隙間が形成されるようなことはない。
ここで本実施形態において、介在プレート7は、手摺本体1の端面およびエンドパーツ6の取付面60よりも一回り小さく形成されており、手摺本体1に介在プレート7を介してエンドパーツ6が取り付けられた状態では、介在プレート7における外周縁部のほぼ全周が手摺本体1およびエンドパーツ6の外表面よりも内側に配置される。従って、手摺本体1とエンドパーツ6と間に隙間(溝)が形成され、この溝が、手摺本体1とエンドプレート6との間に沿って黒く際立って視認されることにより、良好な美観を確保することができる。
また、エンドパーツ6は、手摺本体1の両端部に取り付けられるものであり、既述した通り、手摺本体1の一端面および他端面に使用されるエンドパーツ6は、同一の構成のものが使用される。例えば手摺本体1の一端面に、上記したように、エンドパーツ6の一側部6aを固定した場合には、手摺本体1の他端面に、同構成のエンドパーツ6の他側部6bを固定することになる。この場合、手摺本体1の他端面に取り付けられる介在プレート7は、手摺本体1の一端面に取り付けられる上記介在プレート7に対し、鏡像対象形状のものが使用される。
図4〜図11に示すようにブラケット2は、手摺本体1を壁面Wに支持するためのもので壁面Wと手摺本体1との間に配置される。なお本実施形態においては、図9の紙面に向かって上側および下側がブラケット2の「上側」および「下側」とし、図9の左右方向がブラケット2の「前後方向」として説明する。
ブラケット2は、平面視矩形状のブロック状に形成されており、壁面Wに接触可能な一端面によって構成される壁面対応面21と、手摺本体1のブラケット取付部12に対応して配置される他端面によって構成される手摺本体対応面22とを備えている。
ブラケット2の手摺本体対応面22は、その前後両端部を除いた中間部が凹陥形成されて連結金具取付凹部221が形成されている。なお、手摺本体対応面22は、連結金具取付凹部221に相当する部分が後述の連結金具3を介して、手摺本体1のブラケット部12に接触可能に構成されるとともに、凹部221を除く前後両端部が、手摺本体1のブラケット部12に接触可能に構成されている。
ブラケット2の手摺本体対応面22には、手摺長さ方向(前後方向)に適宜の間隔をおいて、3つの座ぐり凹部222が形成されている。各座ぐり凹部222には、その凹部222の底面からブラケット2を巾方向(図4および図5の左右方向)に貫通して壁面対応面21において開放するねじ挿通孔223がそれぞれ形成されている。
各ねじ挿通孔223は、前後方向の直線上に並んで配置されないように、上下方向に位置をずらせて形成されている。具体的には、中央のねじ挿通孔223が、前後両側のねじ挿通孔223よりも低い位置に配置されている。
ブラケット2の下面には、前後両端部を除いた中間部、換言すれば上記連結金具取付凹部221に対応する部分が凹陥形成されて連結金具取付凹部224が形成されている。この連結金具取付凹部224の底面には、2つの埋設ナット225が埋め込み状態に固定されている(図4〜図6参照)。各埋設ナット225は、巾方向および前後方向に位置をずらせて形成されている。具体的には、前側の埋設ナット225は、後側の埋設ナット225よりも壁面対応面21寄りの位置に配置されている。
またブラケット2は、その前後両端面と上下面との間のコーナー部がR付きの曲面(湾曲面)に形成されており、鋭角なコーナー部(エッジ部)が形成されないようになっている。このようにエッジ部が形成されないため、後述するように手摺本体1を握ろうとした際に、ブラケット2の上面における前後両端に指先が触れたとしても、エッジ部に触れた際の違和感が生じないようになっている。
またブラケット2は、上面および下面間の厚み寸法が、手摺本体1のブラケット取付部12の上下方向寸法よりも小さく形成し、ブラケット2の手摺本体対応面22が、手摺本体1のブラケット取付部12における上下方向の範囲内に確実に納まった状態に配置できるようになっている。具体的には、ブラケット取付部12の上下方向寸法を30mmとして、ブラケット2の厚み寸法を27mmとしている。
なお、本実施形態においては、ブラケット2の全外表面のうち、壁面対応面21および手摺本体対応面22を除く領域、つまり上下両側面および前後両側面が、開放面として構成されている。
また本実施形態において、ブラケット2の材料は、手摺長さ方向に相当する前後方向(長さ方向)に対し直交する方向に繊維方向を一致させた集成材が用いられている。言うまでもなく、ブラケット2の材料は、木質製のものや、木質感のあるもの(人工木材も含む)等、木質系の材料であれば、特に限定されず、どのようなものでも使用することができる。集成材以外には、例えば積層材、無垢材等も好適に用いることができる。もっとも、質感、意匠性、経済性等を考慮すれば、本実施形態のように集成材を用いるのがより好ましい。
図4〜図7に示すように連結金具3は、ブラケット2を手摺本体1に固定するための連結具を構成しており、断面略L字型の形状を有している。この連結金具3は、施工状態で水平に配置される基板31と、垂直に配置される取付片32とを有している。基板31の厚みや外周形状は、ブラケット2の底面における連結金具取付凹部224の深さや形状に対応しており、基板31は、その連結金具取付凹部224に納まり良く適合状態に収容されるように形成されている。
また取付片32の厚みや外周形状は、ブラケット2の手摺本体対応面22側における連結金具取付凹部221の深さや形状に対応しており、取付片32は、その連結金具取付凹部221に納まり良く適合状態に収容されるように形成されている。
連結金具3の基板31には、ブラケット2の埋設ナット225に対応して、2つのねじ挿通孔311が形成されている。このねじ挿通孔311は、手摺本体長さ方向に対応する前後方向に長い長孔形状に形成されている。
取付片32には、複数のねじ挿通孔321が形成されている。各ねじ挿通孔321は、前後方向および上下方向に適宜位置をずらせて形成されている。具体的には、前後両端のねじ挿通孔32は、その間に位置する2つのねじ挿通孔32よりも上方に配置されている。
さらに連結金具3の取付片32は、その上下寸法が手摺本体1におけるブラケット取付部12の上下寸法よりも少し小さく形成されており、取付片32の全域がブラケット取付部12の裏面(先端面)に接触できるようになっている。
また取付片32の先端縁(上端縁)には、外側(手摺本体側)に折曲された位置決め係止片33が形成されている。この位置決め係止片33は、手摺本体1におけるブラケット取付部12の上面に係止することによって、手摺本体1に対し連結金具3の上下方向の位置決めが図られるようになっている。ここで、本実施形態においては、ブラケット取付部12の上面が被係止部として構成されている。
本実施形態において、連結金具3は、その材料が金属によって構成されており、金属板を折り曲げ加工することによって形成されている。
本実施形態においては、以下に説明するように、手摺本体1を、ブラケット2および連結金具3を用いて壁面Wに組付施工する。
まず、手摺本体1に連結金具3を取り付ける。すなわち手摺本体1のブラケット取付部12における壁面Wに固定しようとする位置に、連結金具3の取付片32を沿わせるように配置する。このとき、連結金具3の位置決め片33を手摺本体1のブラケット取付部12における上端面に係止することによって、連結金具3の手摺本体1に対する上下方向の位置決めを正確に図ることができる。
こうして手摺本体1のブラケット取付部12上に連結金具3の取付片32を配置しておいて、取付片32のねじ挿通孔321にタッピングビス等のねじ42を挿通して、手摺本体1のブラケット取付部12にねじ込む。これにより、連結金具3を手摺本体1の所定位置に固定する。
なお手摺本体1のブラケット取付部12におけるねじ42のねじ込み位置には、予め先孔(下孔)を形成しておくことにより、ねじ42を手摺本体1にねじ込む際に手摺本体1に割れ等の不具合が発生するのを有効に防止することができる。
ここで本実施形態においては、連結金具2を手摺本体1に固定するためのねじ42が、第2固着具として構成されている。
また本実施形態では、手摺本体1における連結金具3の取付ピッチ、つまりブラケット2の取付ピッチに関して、隣り合うブラケット2,2間のピッチは1000mm以内に調整されるとともに、手摺本体1の端部に配置されるブラケット2はその取付中心位置から手摺本体1の端部までの距離が100mm〜200mm程度に調整されている。すなわちこの距離が長過ぎると、端部を手で持った時の強度が不十分となるおそれがあり、短過ぎると、美観が低下するおそれがある。
次に、壁面Wにおける上記手摺本体1の連結金具3に対応する位置にブラケット2を固定する。この場合、手摺本体1にブラケット2を仮止めし、そのブラケット付きの手摺本体1を壁面Wへの施工位置に仮置き(仮配置)して、ブラケット2の固定位置を正確に把握しておくのが良い。すなわちブラケット2を壁面Wに直接固定する前に、手摺本体1の連結金具3における基板31を、ブラケット2における下面側の連結金具取付凹部224内に収容するとともに、取付片32をブラケット2における手摺本体対応面22の連結金具取付凹部221に収容するように配置する。その状態で、連結金具3の基板31のねじ挿通孔311内に下方側からねじ(ボルト)43を挿通して、ブラケット2の埋設ナット225内に軽く締結して、ブラケット2を連結金具3を介して手摺本体1に仮止め状態に固定(仮固定)しておく。その後、そのブラケット付きの手摺本体1を、既述した通り壁面Wへの施工位置に仮置きし、その状態で壁面Wにおけるブラケット2が接触している位置(ブラケット固定位置)にマークを付与しておく。次にねじ43を緩めて手摺本体1からブラケット2を取り外してから、そのブラケット2を単独で壁面Wに固定する。
ブラケット2を壁面Wに固定する際には、ブラケット2の壁面対応面21を、壁面Wにおける上記のマークを付与した位置に沿わせた状態で、ブラケット2の手摺本体対応面22の座ぐり凹部222およびねじ挿通孔223を挿通したタッピングビス等のねじ41を壁面Wにねじ込む。これによりブラケット2を壁面Wの所定位置に固定する。
ここで本実施形態においては、ブラケット2を壁面Wに固定するねじ41が第1固着具として構成されている。
その後、手摺本体1に固定された連結金具3を、壁面Wに固定されたブラケット2に沿わせるように配置する。この場合、連結金具3の基板31および取付片32を、壁面W側のブラケット2の連結金具取付凹部221,224にそれぞれ収容するように配置する。その状態で、連結金具3の基板31のねじ挿通孔311内にねじ43を挿通して、ブラケット2の埋設ナット225に堅く締結して本固定する。これによりブラケット2および連結金具3間が固定されて、手摺本体1がブラケット2および連結金具3を介して壁面2に支持固定される。
なお、連結金具3の基板31におけるねじ挿通孔311は、手摺長さ方向に延びる長孔によって構成しているため、手摺本体1と壁面Wに固定されたブラケット2との間に誤差等によって多少位置ずれが生じていたとしても、長孔であるねじ挿通孔311の長さ方向の範囲内において、手摺本体1とブラケット2との間の長さ方向の位置を調整することができ、高い取付精度を確実に維持することができる。
こうして手摺本体1が壁面2に固定された状態では、既述したように、手摺本体1の端部におけるエンドパーツ6の他側部6bの取付面60が、壁面Wに近接して対向した状態に配置されて、手摺本体1の端部がエンドパーツ6によって壁面Wに対して収まり良く配置されている。
ここで本実施形態においては、連結金具3をブラケット2に固定するためのねじ43が第3固着具として構成されている。
こうして組み付けられた本実施形態の手摺取付構造においては、手摺本体1の上下方向の長さが大きく形成される上、表面および裏面間の厚みも十分厚く形成されているため、重厚感および高級感に溢れた高品質の木質系手摺の取付構造を得ることができる。
さらに本実施形態の手摺取付構造においては、手摺本体1を縦長の角型断面形状に形成しているため、従来において主流となっている丸棒タイプの手摺に比べて、重厚感および高級感をより確実に得ることができる。特に本実施形態においては、既述した通り、手摺本体1の表面における上側部141および下側部142との角度を変化させて、その間にエッジライン51を形成しているため、より高い高級感を得ることができる。
また本実施形態においては、手摺本体1の裏面側における上側部に握り部11を裏面側に突出するように形成しているため、使用者が親指を手摺本体1の表面側に、残り4本の指を裏面側に配置して握った際には、親指は腹の部分が手摺本体1の表面における下側部142に沿うようにして無理なく配置されるとともに、残り4本の指は握り部11の外周面に沿って無理なく配置される。このように各指が自然な状態で無理なく手摺本体1を握ることができるため、使用者は不安感なく安心して階段を昇降することができる。
さらに本実施形態においては、既述したように、握り部11の上側部111を平坦な傾斜面に形成しているため、その上側部111に親指以外の4本指の根元の部分がフィットして、より自然な状態で無理なく手摺本体を握ることができる。
さらに本実施形態においては、手摺本体1の裏面側における握り部11の下側に指掛け溝13を形成しているため、使用者が手摺本体1を比較的強い力で握った際には、親指以外の4本指の指先が指掛け溝13内に具合良く納まって、4本指の指先が、指掛け溝13の底面から握り部11の外周面下端部にかけての領域に接触する。これにより使用者は、より安定した状態で手摺本体1を握ることができ、階段の昇降をよりスムーズに行うことができる。
また本実施形態においては、手摺本体1をブラケット2を介して壁面Wから離間させた状態に組み付けているため、手摺本体1および壁面Wの隙間の下側が下方に開放されている。このため、使用者が親指以外の4本指を手摺本体1の裏面側に真っ直ぐに深く差し込んだとしても、その指は、手摺本体1の裏面側の隙間に配置されるため、その指に何らかの部位が干渉するようなことがなく、違和感を覚えるようなことはない。
なお、手摺本体1におけるブラケット2の取付位置において、手摺本体1の裏面側に親指以外の指を深く差し込んだ場合には、指先がブラケット2に接触することはあるが、手摺本体1の長さ範囲内において、ブラケット2が存在する領域は非常に少ないため、指先がブラケット2に接触する可能性は非常に低いものである。
たとえ指先がブラケット2に触れることがあっても、大きな不快感を与えるようなことはない。すなわちブラケット2の手摺長さ方向(前後方向)の両端面と上面との間のコーナー部をR付きの湾曲面に形成しているため、つまり鋭角なコーナー部(エッジ部)が形成されないため、エッジ部に指先が触れて不快感を与えるようなことがない。
さらに本実施形態においては、手摺本体1の裏面側が下方に開放されているため、手摺本体1の裏面側に、空気中に浮遊する塵埃が侵入したとしても、その塵埃が手摺本体1に付着するのを防止することができる。このため、手摺本体1の裏面側に埃が貯まることがなく、その塵埃を除去する必要がないので、その分、清掃作業を簡単に行うことができ、清掃作業者の負担を軽減することができる。
また本実施形態においては、手摺本体1における握り部11をブラケット取付部12よりも裏面側に突出させているため、ブラケット取付部12とブラケット2との接触部、特にその接触部周辺に位置する連結金具3の取付片32や位置決め係止片33を、握り部11によって上方から覆うことができる。このため、手摺本体1の裏面側を上方から覗き込んだとしても、連結金具3等の金具類が握り部11によって隠蔽されて視認され難く、より一層美観を向上させることができる。換言すれば、木質製の手摺本体1および木質製のブラケット2のみが視認されるため、木質感がより強調されて、金属では得難い、ぬくもりや優しさを十分に得ることができ、十分な高級感をより一層確実に得ることができる。
その上さらに、本実施形態においては、手摺本体1の裏面側(壁面側)に連結金具3を固定し、その連結金具3をブラケット2を介して壁面Wに固定するようにしているため、手摺本体1の表面にねじ止め部が存在せず、ねじ止め部を化粧カバー等により隠蔽する必要もない。このため、化粧カバーを取り付ける必要がなく、その分、組付作業を容易に行うことができる。さらに手摺カバー等の手摺本体1とは異なる異質の部品が、手摺本体1の表面に表出されることがないため、美観をさらに向上させることができる。
また本実施形態においては、壁面Wに固定されるブラケット2と手摺本体1とを連結するための連結金具3としてL字型のものを使用し、その基板31をブラケット2の下面側に固定するとともに、取付片32をブラケット2および手摺本体1間に介在させているため、この点においても、連結金具3は視認され難く、より一層確実に美観を向上させることができる。
さらに本実施形態においては、ブラケット2の下面および壁面対応面22に連結金具取付凹部221,224を形成して、その凹部221,224内に連結金具3の基板31および取付片32を収容するようにしているため、連結金具3がより一層視認され難くなり、なお一層美観を向上させることができる。
また本実施形態においては、ブラケット2の複数のねじ挿通孔223、つまりブラケット2の壁面Wに対するねじ止め位置を、手摺長さ方向と平行な直線上に並べて配置せずに、手摺長さ方向に対し直交する方向(上下方向)に位置をずらせて形成している。同様に、連結金具3の基板31における複数のねじ挿通孔321、つまり連結金具3のブラケット2に対するねじ止め位置を、手摺長さ方向と平行な直線上に並べて配置せずに、手摺長さ方向に対し直交する方向に位置をずらせて形成するとともに、連結金具3の取付片32における複数のねじ挿通孔321、つまり連結金具3の手摺本体1に対するねじ止め位置を、手摺長さ方向と平行な直線上に並べて配置せずに、手摺長さ方向に対し直交する方向に位置をずらせて形成している。このため、各ねじ止め部において、より安定した状態に固定することができ、各ねじ止め部を強固に確実に固定することができる。
また本実施形態においては、エンドパーツ6に締付具81を回転自在に埋設する一方、手摺本体1に固定した介在プレート7の連結ピン82を、上記締付具81に挿入した状態で、締付具81を回転操作することによって、手摺本体1およびエンドパーツ6を介在プレート7を介して互いに引き寄せて固定するようにしている。このように締付具81を回転操作するだけで簡単に、手摺本体1およびエンドパーツ6を強固にかつ安定状態に固定することができる。
さらにこの取付状態においては、締付具81、連結ピン82、ねじ止め部等の固着手段が手摺本体1やエンドパーツ6の外表面にほとんど表出されることがなく、視認されることがないため、良好な美観を確保できて、十分な高級感をより確実に得ることができる。
特に本実施形態においては、介在プレート7の大きさを、手摺本体1の端面およびエンドパーツ6の取付面よりも一回り小さく形成しているため、手摺本体1の上面側および表面側手において手摺本体1とエンドパーツ6と間に隙間(溝)が形成される。この溝は、手摺本体1とエンドプレート6との間に沿って黒く明確に視認されることにより、手摺本体1とエンドプレート6との境界が際立ち、美観を一層向上させることができる。さらに介在プレート7の外周縁部が、手摺本体1やエンドパーツ6の外表面から突出することがないため、手摺本体1のエンドプレート6の近傍を手で握った際に、介在プレート6に手が触れるようなことがなく、より一層快適な握り心地を得ることができる。
また本実施形態においては、介在プレート7の凹み部73の内周面を手摺本体1の指掛け溝13の内周面に一致させたりするだけで、手摺本体1に対する介在プレート7の上下方向および表裏方向の位置決めを簡単に行えるため、介在プレート7の手摺本体1への取付作業を簡単に行うことができる。
なお上記実施形態においては、手摺本体1にエンドパーツ6を取り付けた後、そのエンドパーツ付きの手摺本体1を壁面Wに取り付けるようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、手摺本体1を壁面Wに固定してから、その手摺本体1にエンドパーツ6を取り付けるようにしても良いし、手摺本体1の一方側の端部のみにエンドパーツ6を取り付けて、その手摺本体1を壁面Wに固定した後、手摺本体1の他方側の端部にエンドプレート6を取り付けるようにしても良い。
また上記実施形態においては、連結ピン82が突設された介在プレート6を手摺本体1側に固定して、手摺本体1側の連結ピン82を、エンドパーツ6に埋設した締付具81に挿入して固定するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、締付具を手摺本体側に取り付けるようにしても良い。すなわち連結ピンが突設された介在プレートを、エンドパーツの取付面にねじ止めで固定する一方、手摺本体の端面に締付具を埋設しておく。そしてエンドパーツ側の連結ピンを手摺本体側の締付具に挿入して締付具を回転操作することによって、手摺本体およびエンドパーツを互いに引き寄せて固定するようにしても良い。この場合には、手摺本体が一方の部材として構成されるとともに、エンドパーツが他方の部材として構成されることとなる。
もっとも本発明においては、上記実施形態のように介在プレート6を手摺本体1側に固定するとともに、締付具81をエンドパーツ6側に取り付けておくのが好ましい。すなわち、締付具81をエンドパーツ6等に取り付ける場合には、締付具取付凹部66やピン挿入孔65を形成する際に、非常に高い寸法精度が求められるため、施工現場での加工は困難であり、望ましくは工場側で締付具81を取り付けておくのが好ましい。さらに手摺本体1は、実際に施工する際に長さ調整を行うために、施工現場で切断する場合がある。このような状況下にあって仮に、工場側で締付具81を手摺本体1側に予め取り付けておくと、施工現場で手摺本体1の長さを調整する際に、締付具81が取り付けられた手摺本体1の端部を切断しなくてはならない場合がある。そうすると、施工現場において締付具81を取り外して現場で取り付けるような不具合が生じることとなり、締付具81を工場側で取り付けておくことが無意味になってしまう。
そこで既述した通り、締付具81をエンドパーツ6側に取り付けるようにすれば、締付具81を工場側で予め取り付けておいても、施工現場で手摺本体1の長さ調整を不具合なく行いつつ、施工現場で締付具81を取り付けるという面倒な作業も必要なくなる。従って本発明において取付具81は、エンドパーツ(端部取付部材)6側に取り付けるのが好ましい。
また上記実施形態においては、手摺本体1の端面にエンドパーツ6を連結する場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、エンドパーツ以外の端部取付部材を手摺本体の端面に取り付けるようにしても良い。例えば手摺本体の端面に、端部取付部材としての他の手摺本体の端面を、上記と同様に介在プレートを介して連結固定するようにしても良い。
なお、上記実施形態では、手摺本体1の裏面側下部に設けられたブラケット取付部12が壁面側に膨出するように形成されているが、それだけに限られず、本発明においてはブラケット取付部12は、必ずしも膨出されていなくとも良い。
例えば図17に示す第1変形例の手摺構造に用いられている手摺本体1は、その裏面側の下部におけるブラケット取付部12が裏面側に膨出しておらず、ブラケット取付部12の裏面側が、握り部11以外の領域に対し同一平面内に配置されている。また手摺本体1の裏面側におけるブラケット取付部12の上端縁に沿って、被係止部としての係止溝121が手摺本体長さ方向に連続して形成されている。この係止溝121には、連結金具3の位置決め係止片33が差し込まれて係止することにより、手摺本体1に対し、連結金具3(ブラケット2)の上下方向の位置決めが図られるようになっている。さらにそのように位置決めされた状態で、連結金具3の取付片32が手摺本体1のブラケット取付部12にねじ止め固定されることにより、手摺本体1が連結金具3を介してブラケット2に固定されるようになっている。
この第1変形例において他の構成は、上記実施形態と実質的に同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第1変形例の手摺構造においても、上記と同様に同様の作用効果を得ることができる。
さらに図18に示す第2変形例の手摺構造は、手摺本体1の表面全域が壁面Wに対し平行な平坦面に形成されている。その他の構成は、上記第1変形例と同様である。
この第2変形例の手摺構造においても、上記と同様に同様の作用効果を得ることができる。
また図19はこの発明の第3変形例である手摺構造を示す断面図である。同図に示すようにこの第3変形例の手摺構造に適用された手摺本体1は、上記実施形態、第1および第2変形例に採用された手摺本体1よりも上下寸法が短くなっている。さらにこの手摺本体1の裏面側における下端から握り部11の下端までの領域に、壁面Wに対し反対側の表面側に凹むような凹段部120が形成される。そしてブラケット本体1にける凹段部120の凹んだ部分がブラケット取付部12に相当するように構成されている。さらに凹段部120における上端の下向きの面が被係止部122として構成されている。
また連結金具3の取付片32の先端部は屈曲されておらず、屈曲されていない先端部が位置決め係止片33として構成されている。
この連結金具3の位置決め係止片33の上端面が、手摺本体裏面の上記被係止部122に係止することにより、連結金具3(ブラケット2)の上下方向の位置決めが図られるようになっている。さらにそのように位置決めされた状態で、連結金具3の取付片32が手摺本体1のブラケット取付部12にねじ止め固定されることにより、手摺本体1が連結金具3を介してブラケット2に固定されるようになっている。
この第3変形例において他の構成は、上記実施形態と実施的に同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第3変形例の手摺構造においても、上記と同様に同様の作用効果を得ることができる。
さらに図20に示す第4変形例の手摺構造は、手摺本体1の裏面側下部に形成される凹段部120が、握り部11から離間して形成されている。その他の構成は、上記第3変形例と同様である。
この第4変形例の手摺構造においても、上記と同様に同様の作用効果を得ることができる。
ところで、上記実施形態においては、連結金具3の基板31を、ブラケット2の下面側に固定する場合を例に挙げて説明したが、本発明において、連結金具のブラケットへの固定位置はブラケットの下面に限定されるものではなく、例えば連結金具の基板をブラケットにおける手摺長さ方向(前後方向)の端面(前後面)に取り付けるようにしても良いし、ブラケットの上面に取り付けるようにしても良い。要は連結金具の基板は、ブラケットの開放面であればどの位置に固定するようにしても良い。もっとも本発明においては、連結金具の基板を確実に隠蔽して美観の向上を図るためには、連結金具の基板をブラケットの前後方向の端面または下面に取り付けるのが良く、より好ましくは、上記実施形態のようにブラケットの下面に取り付けるのが良い。
また上記実施形態においては、手摺本体1に固定される連結金具3の取付片32を、手摺本体1とブラケット2との間に介在させる場合を例に挙げて説明したが、本発明において、連結金具の取付片は、必ずしも手摺本体とブラケットとの間に配置する必要はない。本発明においては、連結金具の取付片を、手摺本体におけるブラケットとの接合面以外の位置、例えば手摺本体におけるブラケットとの接合面に対し両側の位置に取り付けるようにしても良い。もっとも本発明においては、連結金具の取付片を隠蔽して美観の向上を図るためには、連結金具の取付片を、手摺本体とブラケットとの間や、手摺本体の下面に取り付けるのが良い。さらにスペース的な点を考慮すると、上記実施形態のように、連結金具の取付片は、手摺本体とブラケットとの間に取り付けるが、より一層好ましい。
また上記実施形態においては、壁面Wを一方側取付面とし、手摺本体1の裏面を他方側取付面として説明したが、それだけに限られず、本発明においては、一方側取付面を手摺本体の裏面とし、他方側取付面を壁面として構成することも可能である。この場合には、壁面とブラケットとの間に連結金具3の取付片32が介在されることとなる。さらにこの場合には、ブラケット2の一端面が手摺本体対応面となり、他端面が壁面対応面となる。
また上記実施形態においては、固着具として、ねじ(ビス、ボルトを含む)を用いているが、それだけに限られず、本発明においては、固着具として、ねじ以外の固着具、例えば釘を使用していも良い。さらに釘を使用する場合には、丸釘だけに限られず、軸の部分に抜け止め用のリングが形成されたリング釘や、スクリュー釘等も使用しても良い。さらに固着具として、ねじと釘とを併用しても良い。
また上記実施形態においては、本発明を階段の手摺り構造に適用する場合を例に挙げて説明したが、本発明を適用する箇所は特に限定されるものではない。例えば本発明は、階段以外に、廊下、トイレットルーム、玄関、洗面所、風呂場等の手摺構造にも上記と同様に適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
この発明の木質系手摺の端部連結構造は、例えば屋内の階段や廊下等に手摺を取り付ける際に用いることができる。
1:手摺本体(他方の部材)
13:指掛け溝(溝部)
6:エンドパーツ(一方の部材)
60:取付面(一方の取付面)
63:溝部
65:ピン挿入孔
7:介在プレート
73:凹み部
81:締付具
811:ケーシング
812:開口部
813:スリット
814:両側縁部
82:連結ピン
822:掛止頭部

Claims (3)

  1. 端面を取付面とする木質系の手摺本体と、前記手摺本体の取付面に取り付けられ、かつ前記手摺本体に対する取付面の形状が、前記手摺本体の取付面の形状に対応して形成された端部取付部材とを備えた木質系手摺の端部連結構造であって、
    前記手摺本体と前記端部取付部材との間に介在される介在プレートを備え、
    前記介在プレートにその一面に一面側に突出するように連結ピンが設けられ、
    前記手摺本体および前記端部取付部材のうち一方の部材の取付面に、ピン挿入孔が設けられるとともに、前記一方の部材に前記ピン挿入孔に対応して締付具が嵌め込まれ、
    前記手摺本体および前記端部取付部材のうち他方の部材の取付面に、前記介在プレートの他面が接触した状態で固定され、
    前記連結ピンは、その先端に掛止頭部を有し、
    前記締付具は、軸心回りに回転自在な略円筒状のケーシングと、前記ケーシングの周壁に設けられた開口部と、前記ケーシングの周壁に周方向に沿って設けられ、かつ前記開口部に連通するスリットとを有し、
    前記連結ピンが前記ピン挿入孔に挿入されて、前記掛止頭部が前記開口部を介して前記ケーシング内に収容された状態で、前記ケーシングが回転操作されて、前記掛止頭部が前記スリットの両側縁部に掛止されることにより、前記一方および他方の部材が各取付面同士が互いに引き寄せられて連結されていることを特徴とする木質系手摺の端部連結構造。
  2. 前記一方の部材が前記端部取付部材によって構成されるとともに、前記他方の部材が前記手摺本体によって構成されている請求項1に記載の木質系手摺の端部連結構造。
  3. 前記他方の部材の各壁面側である裏面側に、手摺本体長さ方向に沿う溝部が形成されるとともに、前記介在プレートに前記溝部に対応して凹み部が形成され、
    前記凹み部の内周面を前記溝部の内周面に一致させることによって、前記介在プレートの前記他方の部材に対する位置決めが図られるようになっている請求項1または2に記載の木質系手摺の端部連結構造。
JP2014193443A 2014-09-24 2014-09-24 木質系手摺の端部連結構造 Pending JP2016065368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193443A JP2016065368A (ja) 2014-09-24 2014-09-24 木質系手摺の端部連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193443A JP2016065368A (ja) 2014-09-24 2014-09-24 木質系手摺の端部連結構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016065368A true JP2016065368A (ja) 2016-04-28

Family

ID=55805029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193443A Pending JP2016065368A (ja) 2014-09-24 2014-09-24 木質系手摺の端部連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016065368A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127670A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社日中製作所 手摺エンドブラケット

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6364826U (ja) * 1986-10-17 1988-04-28
JPH01244712A (ja) * 1988-03-28 1989-09-29 Koichi Yasumuro 高さ及び形状可変の組合せ机
JPH0424926U (ja) * 1990-06-25 1992-02-28
US5273258A (en) * 1992-02-24 1993-12-28 Pawling Corporation Corner/return construction for impact-resistant handrails
JP3010862U (ja) * 1994-11-04 1995-05-09 千住金属工業株式会社 手摺の接続装置
JPH07275048A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Seiji Wakabayashi 本棚付き机及びその使用方法
JPH0853918A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Towa Shiyuuseizai Kogyo Kk 手摺継手金具
JPH08144462A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Niimiya Shoko:Kk 手摺連結金具
JPH09507099A (ja) * 1993-12-23 1997-07-15 タイタス インターナショナル リミテッド ジョイント形成装置
US6386518B1 (en) * 2001-01-22 2002-05-14 Construction Specialties, Inc. Handrail and end member assembly
US6533251B1 (en) * 1999-01-20 2003-03-18 Michael Abbaticchio Modular railing system
JP2004033795A (ja) * 2003-10-27 2004-02-05 Koizumi Sangyo Corp 棚付き机
JP2004033357A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Kojima Kogei Kk 可動式袖机付机
JP2007061207A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Hime Pla Co Ltd 木製の組み立て棚及びそのキット
JP3143530U (ja) * 2008-05-16 2008-07-24 ナカ工業株式会社 連続手すり

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6364826U (ja) * 1986-10-17 1988-04-28
JPH01244712A (ja) * 1988-03-28 1989-09-29 Koichi Yasumuro 高さ及び形状可変の組合せ机
JPH0424926U (ja) * 1990-06-25 1992-02-28
US5273258A (en) * 1992-02-24 1993-12-28 Pawling Corporation Corner/return construction for impact-resistant handrails
JPH09507099A (ja) * 1993-12-23 1997-07-15 タイタス インターナショナル リミテッド ジョイント形成装置
JPH07275048A (ja) * 1994-04-08 1995-10-24 Seiji Wakabayashi 本棚付き机及びその使用方法
JPH0853918A (ja) * 1994-08-12 1996-02-27 Towa Shiyuuseizai Kogyo Kk 手摺継手金具
JP3010862U (ja) * 1994-11-04 1995-05-09 千住金属工業株式会社 手摺の接続装置
JPH08144462A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Niimiya Shoko:Kk 手摺連結金具
US6533251B1 (en) * 1999-01-20 2003-03-18 Michael Abbaticchio Modular railing system
US6386518B1 (en) * 2001-01-22 2002-05-14 Construction Specialties, Inc. Handrail and end member assembly
JP2004033357A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Kojima Kogei Kk 可動式袖机付机
JP2004033795A (ja) * 2003-10-27 2004-02-05 Koizumi Sangyo Corp 棚付き机
JP2007061207A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Hime Pla Co Ltd 木製の組み立て棚及びそのキット
JP3143530U (ja) * 2008-05-16 2008-07-24 ナカ工業株式会社 連続手すり

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127670A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社日中製作所 手摺エンドブラケット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6162550B2 (ja) 木質系手摺の取付構造および取付方法
CA2712288A1 (en) A connector assembly
JP2015052238A (ja) 木質系手摺の端部連結構造
US8695938B1 (en) Glass clip
JP2016065368A (ja) 木質系手摺の端部連結構造
JP5819370B2 (ja) 木質系手摺
JP3580629B2 (ja) 手摺
JP2011140767A (ja) 階段構造、固定具、及び階段構造の組立方法
JP6505426B2 (ja) 木質系手摺およびその組付構造
CN102681630B (zh) 易于拆装的门盖结构
JP6172635B2 (ja) 手摺取付構造
KR200368420Y1 (ko) 미닫이문용 손잡이
CN216494340U (zh) 一种分体连接的组合拉手
JPH10169140A (ja) 手摺部材とそれを用いた腰壁構造
JP2006125111A (ja) 巾調整可能なドア
JP2000110319A (ja) 手摺装置
JP4442478B2 (ja) 手すり子取り付け構造
JP2004169380A (ja) 幅木及びその幅木の廻り階段への取付構造
JP2004084386A (ja) 建築部品用固定具
JP6105908B2 (ja) 手摺笠木
TWM568284U (zh) Siding structure
JP2544641Y2 (ja) 手すり固定具
JP5683683B2 (ja) 階段構造、固定具、及び階段構造の組立方法
TWM446055U (zh) 工具機操作箱及使用該工具機操作箱之工具機
JP2010126911A (ja) 笠木用エンドキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191023