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JP2016058409A - 光変換部材および光変換部材の製造方法と光変換部材を有する照明光源 - Google Patents

光変換部材および光変換部材の製造方法と光変換部材を有する照明光源 Download PDF

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JP2016058409A JP2013018685A JP2013018685A JP2016058409A JP 2016058409 A JP2016058409 A JP 2016058409A JP 2013018685 A JP2013018685 A JP 2013018685A JP 2013018685 A JP2013018685 A JP 2013018685A JP 2016058409 A JP2016058409 A JP 2016058409A
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light
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長嶋 達雄
Tatsuo Nagashima
達雄 長嶋
谷田 正道
Masamichi Tanida
正道 谷田
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

【課題】量子変換収率の高い光変換部材の提供を目的とする。また、量子変換収率の高い光変換部材の製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】蛍光体粉末とガラスを含有し、光変換部材中のカーボン含有量が0.5〜10ppmである光変換部材。ガラス粉末、蛍光体粉末、樹脂および有機溶媒を混練する工程(混練工程)、混練された物を成形する工程(成形工程)、成形された物を焼成する工程(焼成工程)を含み、焼成工程は、2以上の異なる条件を有し、1段階目の焼成雰囲気は10Pa超かつ酸素濃度が16%以上であり、2段階目の焼成雰囲気は10Pa以下もしくは酸素濃度が1〜15%であり、1段階目の温度をTd、2段階目の温度をTbとした時に、Tdが450℃以下かつTb−Tdが100〜300℃を満たす光変換部材の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は光源の色を変換するための光変換部材に関する。
白色LEDは、微小電力の白色照明光源として利用され、照明用途への応用が期待されている。白色LEDの白色光は、青色LED素子から発せられる青色光と、前記青色光の一部を蛍光体で黄色や緑色、または赤色に変換した光とを合成して得られる。
従来、光源の光の色(波長)を変換する部材(以下、光変換部材と略す)として、ガラス中に無機蛍光体を分散した構成が知られている(例えば、特許文献1)。このような構成は、ガラスの高い透過率を利用でき、さらに、素子から発せられる熱を部材の外部に効率よく放出できる。また、光や熱による部材および蛍光体の損傷も低く、長期の信頼性が得られる。
特開2003−258308号 特開2007−311743号
しかしながら、従来の光変換部材の構成のみでは、量子変換収率を十分に高くできなかった。そのため、所望の量子変換収率を達成するためには、光変換部材を厚くする必要があった。光変換部材が厚くなると、光の透過率が低くなり、光源から発せられる光の取り出し効率が低下するおそれがあった。
前記問題に鑑み、本発明は、量子変換収率の高い光変換部材の提供を目的とする。また、量子変換収率の高い光変換部材の製造方法の提供を目的とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、光変換部材中の蛍光体の量子変換収率と、光変換部材中のカーボン含有量との間に相関があることを見出し、本発明に到った。また、光変換部材中のカーボン含有量を所望の範囲にする方法を見出し、本発明に到った。
すなわち、本発明の光変換部材は、蛍光体粉末とガラスを含有し、光変換部材中のカーボン含有量が0.5〜10ppmであることを特徴とする。
また、本発明の光変換部材の製造方法は、ガラス粉末、蛍光体粉末、樹脂および有機溶媒を混練する工程(混練工程)、混練された物を成形する工程(成形工程)、成形された物を焼成する工程(焼成工程)を含み、
焼成工程は、2以上の異なる条件を有し、1段階目の焼成雰囲気は10Pa超かつ酸素濃度が16%以上であり、2段階目の焼成雰囲気は10Pa以下もしくは酸素濃度が1〜15%であり、1段階目の温度をTd、2段階目の温度をTbとした時に、Tdが450℃以下かつTb−Tdが100〜300℃を満たすことを特徴とする。
本発明の光変換部材は、カーボン含有量が制御されており、高い量子変換収率を維持できる。また、焼成工程を複数段階有し、その雰囲気と焼成温度を規定することで、カーボン含有量を制御した光変換部材を効率よく製造できる。
本発明の光変換部材(以下、本光変換部材)について説明する。本発明において、光変換部材は、光源から発せられた光の一部を透過し、残部の光の波長を変換し、透過する光と波長を変換した光を合成することにより、光源の光の色を所望の色に変換する部材をいう。本光変換部材は、青色光源を白色に変換するための光変換部材として特に有用である。また、光源としてはLED発光素子が好ましい。
本光変換部材は、ガラスと蛍光体粉末を含有する。上記した光変換部材としての機能を発揮する限りにおいて、蛍光体粉末はガラス中に含有されていれば、その分布は特に限定されない。すなわち、蛍光体粉末がガラス中に均一に分散されていても、ガラス中の一部に偏在していてもよい。製造効率の観点から、蛍光体粉末はガラス中全体に分散されている構成が好ましい。
本光変換部材は、カーボン含有量が0.5〜10ppmである。カーボン含有量が0.5ppm未満では、蛍光体表面が酸化されて失活し、量子変換収率が低下するおそれがある。カーボン含有量は、好ましくは1ppm以上、より好ましくは1.5ppm以上である。カーボン含有量が、10ppm超では、蛍光体表面が還元されて失活、またはガラスが還元されて光変換部材の透過率が低下し、量子変換収率が低下するおそれがある。カーボン含有量は、好ましくは7ppm以下、より好ましくは5ppm以下である。
本明細書において、カーボン含有量は、下記式(1)で算出される値である。
カーボン含有量=カーボンの質量/光変換部材の質量 ・・・(1)
カーボンの質量は例えば、次のようにして測定できる。標準試料を秤量して加熱し、予め標準試料中のカーボン量を測定する。次に、光変換部材を粉砕し、秤量する。先の標準試料と同じ質量の標準試料と秤量した光変換部材を足し合わせた試料を加熱し、カーボン量を測定する。標準試料と光変換部材中のカーボン量と先に測定した標準試料中のカーボン量との差を光変換部材中のカーボン量とする。
本光変換部材の量子変換収率は80%以上が好ましい。量子変換収率が80%未満では、所望の色を得るために、光変換部材の厚みを大きくしなければならない。厚みが大きくなると、光変換部材の透過率が低下するおそれがある。光変換部材の量子変換収率は、より好ましくは85%以上、さらに好ましくは90%以上である。なお、前記量子変換収率は、励起光を照射した時の、発光としてサンプルから放出されたフォトン数と、サンプルにより吸収されたフォトン数との比率で表される。前記フォトン数は、積分球法で測定する。
本光変換部材は、量子変換収率が高いので、光変換部材を薄くしても、上記した光変換部材の機能を発揮できる。光変換部材の厚みは50〜500μmが好ましい。光変換部材の厚みが50μm以上では、光変換部材のハンドリングが容易になり、特に所望の大きさにカットする際に光変換部材の割れを抑制できる。光変換部材の厚みは、より好ましくは80μm以上、さらに好ましくは100μm以上、特に好ましくは120μm以上である。光変換部材の厚みが500μm以下では、光変換部材を透過する全光束量を高く維持できる。光変換部材の厚みは、好ましくは400μm以下、さらに好ましくは300μm以下、特に好ましくは250μm以下である。
なお、用いる蛍光体が著しく高価な場合、光変換部材に含有させる蛍光体量を極力抑えたいため、全光束量を犠牲にしても光変換部材厚みを大きくして光変換効率を担保させる可能性があり、その場合、全光束量と光変換効率のバランスをとって、250〜500μmの間で選択することがある。
本光変換部材の平面形状は特に限定されない。例えば、光変換部材が光源と接して使用される場合、光源からの光の漏れを防ぐために、光変換部材の形状は光源の形状に合わせて製造される。光源は矩形状または円状が一般的であるため、光変換部材も矩形状または円状が好ましい。また、本光変換部材は板状、すなわち断面形状は矩形状が好ましい。光変換部材内で板厚にばらつきが小さいほど、面内の色のばらつきを小さくできるため好ましい。
本光変換部材は、ガラス粉末と蛍光体粉末の混合粉末の焼結体からなることが好ましい。また、本光変換部材は、前記混合粉末と樹脂および有機溶媒を混練して得られるスラリーを焼成して得られる焼結体からなることがより好ましい。前記スラリーを透明樹脂に塗工し、乾燥させて得られるグリーンシートを焼結して得られるガラスシートからなることがさらに好ましい。なお、本明細書において前記樹脂および有機溶媒の混合物をビヒクルということもある。
前記樹脂としては、エチルセルロース、ニトロセルロース、アクリル樹脂、酢酸ビニル、ブチラール樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂またはロジン樹脂などを使用できる。また、前記有機溶媒としては、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、アルコール、エーテル、ケトンまたはエステル類などを使用できる。なお、グリーンシートの強度を向上のために、ビヒクルに、さらに、ブチラール樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂またはロジン樹脂などを含有する場合がある。
スラリーを塗工する透明樹脂としては、均一な膜厚のグリーンシートが得られれば、限定されない。例えば、PETフィルムなどが挙げられる。
前記混合粉末の蛍光体粉体とガラス粉末の含有量は、体積分率で、蛍光体粉体を1〜40%としガラス粉末を60〜99%がより好ましい。
蛍光体粉末を1%以上かつガラス粉末を99%以下で含有すれば、量子変換収率を高くでき、入射光を変換でき、所望の色の光が得られる。蛍光体粉末の体積分率は、より好ましくは5%以上、さらに好ましくは7%以上、特に好ましくは10%以上である。ガラス粉末の体積分率は、より好ましくは95%以下、さらに好ましくは93%以下、特に好ましくは90%以下である。
蛍光体粉末の体積分率が40%超で、ガラス粉末の体積分率が60%未満では、蛍光体粉末とガラス粉末の混合体の焼結性を損ね、さらに光変換部材の透過率が低くなるおそれがある。また、変換される蛍光色の光が多くなり、所望の色の光が得られないおそれがある。蛍光体粉末の体積分率は、より好ましくは35%以下、さらに好ましくは30%以下、特に好ましくは25%以下である。ガラス粉末の体積分率は、より好ましくは65%以上、さらに好ましくは70%以上、特に好ましくは75%以上である。
(蛍光体粉末)
本光変換部材に含有する蛍光体粉末は、光源の波長を変換できるものであれば、その種類は限定されない。前記蛍光体としては、例えば、酸化物、窒化物、酸窒化物、硫化物、酸硫化物、ハロゲン化物、アルミン酸塩化物またはハロリン酸塩化物挙げられる。前記した蛍光体の中でも、青色の光を赤、緑または黄色に変換するものが好ましく、波長400〜500nmに励起帯を有し、波長500〜700nmに発光ピーク(λ)を有するものがより好ましい。
蛍光体は、光変換部材を通過する光が所望の色に変換されるのであれば、前記した化合物からなる群から選ばれる1以上を複数で含有してもよく、いずれか1つを単独で含有してもよい。色設計の容易さの観点から、いずれか1つを単独で含有することがより好ましい。量子変換収率を高くする観点から、蛍光体は酸化物またはアルミン酸塩化物が好ましい。酸化物またはアルミン酸塩化物の蛍光体としては、ガーネット系結晶がより好ましい。ガーネット系結晶は耐水性や耐熱性に優れ、本発明の製造工程を経る場合、スラリー中における失活や焼成中の失活がおきにくい。前記したガーネット系結晶としては、イットリウムとアルミニウムの複合酸化物(YAl12 以下、本明細書ではYAGと略す)や、ルテチウムとアルミニウムの複合酸化物(LuAl12 以下、本明細書ではLAGと略す)が挙げられる。
蛍光体粉末の平均粒子直径(以下、本明細書では平均粒径と略す)D50は、1〜30μmが好ましい。蛍光体粉末のD50が1μm未満であると、蛍光体の比表面積が大きくなり、失活しやすくなるおそれがある。好ましくは3μm以上、より好ましくは5μm以上、さらに好ましくは7μm以上である。30μm超では、焼成後の光変換部材中で分散が悪くなり、光の変換効率が悪くなる。より好ましくは20μm以下、さらに好ましくは15μm以下である。なお、本明細書において、D50はレーザ回折式粒度分布測定により算出した値である。
(ガラス)
次に、本光変換部材に含有するガラスについて説明する。本光変換部材に含有するガラスは、ガラス転移点Tgが300〜550℃を有することが好ましい。ガラス転移点が550℃超では、本光変換部材を焼成する際の焼成温度が高くなり、光変換部材中のカーボン含有量が低下し、光変換部材の量子変換収率が低下するおそれがある。ガラス転移点Tgは、好ましくは520℃以下、より好ましくは500℃以下、さらに好ましくは480℃以下である。
一方で、ガラス転移点Tgが300℃未満では焼成温度が低く、ガラスが流動する温度よりも脱灰温度の方が高くなるため、光変換部材中のカーボン含有量が多くなり、光変換部材の量子変換収率が低下するおそれがある。また、光変換部材の透過率が低下し、光源の発光効率が低くなるおそれがある。ガラス転移点Tgは、より好ましくは340℃以上、さらに好ましくは380℃以上である。
ガラスは、Bi−B−ZnO系を主成分とすることが好ましい。中でも、酸化物基準のモル%表示で、Bi 3〜30%、B 10〜50%、ZnO 0〜45%を含有するガラスがより好ましい。
Bi 3〜30%、B 10〜50%、ZnO 0〜45%、SiO 0〜35%、BaO 0〜20%、MnO 0〜1%、CeO 0〜1%、NaOを0〜15%、KOを0〜15%を含有するガラスがさらに好ましい。
上記成分からなるガラスが特に好ましい。本明細書において、実質的にからなるとは、記載されている成分以外に不可避的不純物の含有は許容するとの意味である。
Biは、ガラスの化学的耐久性を下げることなく、Tgを低くする、かつ屈折率を高くする成分であり、この系では、必須の成分である。Biの含有量は、3〜30%が好ましい。Biが3%未満では、ガラス粉末のTgが高くなり好ましくない。より好ましくは5%以上である。一方、30%超では、ガラスが不安定になり、結晶化しやすく焼結性を損ねるおそれがある。さらに、ガラスの吸収端が長波長側にシフトし、LED素子の青色光を吸収してしまう、また、屈折率が高くなり過ぎて蛍光体との屈折率差が大きくなり、LEDの発光効率が低くなるおそれがある。Biの含有量は、3〜25%がより好ましく、5〜20%がさらに好ましい。
は、ガラスのネットワークフォーマーであり、ガラスを安定化できる成分であり、この系では、必須の成分である。Bの含有量は、10〜50%が好ましい。Bの含有量が10%未満では、ガラスが不安定になり、結晶化しやすく、また、焼結性を損ねるおそれがある。一方で、Bの含有量が50%超では、ガラスの化学的耐久性が低下するおそれがある。Bの含有量は、15〜45%がより好ましく、20〜40%がさらに好ましい。
ZnOは、Tgを下げる、かつ屈折率を高くする成分であり、この系では必須成分ではない。ZnOの含有量は、0〜45%が好ましい。ZnOの含有量が45%超では、ガラス化し難くなり、ガラスの製造が困難になる。ZnOの含有量は、5〜40%がより好ましく、5〜35%がさらに好ましい。
SiOは、ガラスの安定性を高くする成分であり、この系では必須成分ではない。SiOの含有量は、0〜35%が好ましい。SiOの含有量が、35%超では、Tgが高くなるおそれがある。SiOの含有量は、0〜30%がより好ましく、0〜20%がさらに好ましい。
CaO、SrO、MgOおよびBaOのアルカリ土類金属酸化物は、ガラスの安定性を高めるとともに、Tgを下げる成分であり、この系では必須成分ではない。アルカリ土類金属酸化物の合計量は、0〜20%が好ましい。前記合計量が、20%超では、ガラスの安定性が低下する。より好ましくは、合計量は18%以下である。また、アルカリ土類金属酸化物としては、BaOが好ましい。
MnOおよびCeOは、いずれもこの系では必須成分ではないが、ガラス中で酸化剤として機能するため、含有することが好ましい。いずれもガラス中のBiの還元を防止できるため、この系のガラスを安定化できる。Biが還元されると、ガラスが着色するため、好ましくない。そのため、MnOおよびCeOの含有量はそれぞれ0〜1%が好ましい。含有量が、1%超では、着色が大きくなるおそれがある。好ましくは0〜0.5%である。
LiO、NaOおよびKOのアルカリ金属酸化物は、Tgを下げる成分であり、この系では必須成分ではない。アルカリ金属酸化物の合計量は0〜15%が好ましい。前記合計量が15%超では、屈折率が低下する、ガラスの化学的耐久性が低下するおそれがある。より好ましくは0〜10%、さらに好ましくは0〜5%である。
ガラスは、内包泡を脱泡できるものをさらに含んでもよい。このようなものとしては、塩化銅のような酸化触媒性を持つ金属化合物や酸化アンチモンのような、価数変化により複数の酸化数を持てるような元素が挙げられる。これらの成分の含有量は、0〜15%が好ましい。
ガラスの密度は3.5〜7.0g/cmであることが好ましい。この範囲を外れると蛍光体との比重差が大きくなり、蛍光体粉末がガラス粉末中に均一に分散されなくなり、光変換部材にした場合に変換効率が低下するおそれがある。密度はより好ましくは3.7〜6.5g/cm、さらに好ましくは4.1〜6.0g/cmである。
ガラスの屈折率は、波長633nmにおいて、1.65〜2.10であることが好ましい。この範囲を外れると蛍光体との屈折率差が大きくなり、光変換部材にした場合に変換効率が低下するおそれがある。屈折率はより好ましくは1.70〜2.05、さらに好ましくは1.75〜2.00である。
(ガラス粉末の製造方法)
所定の熱特性を有するように成分を調合して混合し、電気炉などで溶融し、急冷してガラスを製造する。得られたガラスを粉砕し、分級してガラス粉末を製造する。ガラス粉末の平均粒径D50は2.0μm未満が好ましい。D50が2.0μm以上では、蛍光体粉末がガラス粉末中に均一に分散されなくなり、光変換部材にした場合に変換効率が低下するおそれがある。D50は、より好ましくは、1.5μm以下、さらに好ましくは、1.4μm以下である。
また、ガラス粉末の最大粒径Dmaxは、30μm以下が好ましい。Dmaxが、30μm超では、蛍光体粉末がガラス粉末中に均一に分散されなくなり、光変換部材を製造した場合に、蛍光体の変換効率が低下するおそれがある。Dmaxは、より好ましくは、20μm以下、さらに好ましくは、15μm以下である。なお、本明細書において、Dmaxはレーザ回折式粒度分布測定により算出した値である。
(照明光源)
このようにして得られた光変換部材と光源とを組合せることで、所望の色を発する照明光源として利用できる。光変換部材は、光源と接して置かれると、光の漏れを防げるため好ましい。また、光源としては、LED発光素子が好ましく、青色LED発光素子がより好ましい。LED発光素子を光源として使用すれば、LED照明光源として利用できる。
(光変換部材の製造方法)
次に本光変換部材の製造方法について説明する。本光変換部材は、ガラス粉末と蛍光体粉末を混合し、所望の形状に成形し、焼成して製造することが好ましい。成形法としては、所望の形状が付与できれば、特に制限されない。プレス成形法、ロール成形法またはドクターブレード成形法などの方法が挙げられる。ドクターブレード成形法で得られるグリーンシートは、均一な膜厚の光変換部材を大面積で効率よく製造できるため好ましい。
グリーンシートは、例えば、以下の工程で製造できる。ガラス粉末と蛍光体粉末とをビヒクルに混練し、脱泡してスラリーを得る。前記スラリーをドクターブレード法により、透明樹脂上に途工し、乾燥する。乾燥後、所望の大きさに切り出し、透明樹脂を剥がして、グリーンシートを得る。さらに、これらをプレスし、積層体にすることで、所望の厚みを確保できる。
前記ビヒクルは、樹脂を有機溶媒に溶解したものである。樹脂および有機溶媒は、前述した物を使用できる。また、透明樹脂としては、剥離性を有するものであれば、特に限定されず、PETフィルムなどが挙げられる。
ガラス粉末と蛍光体粉末の混合割合は、特に限定されないが、体積分率で、蛍光体粉体を1〜40%、ガラス粉末を60〜99%が好ましい。
蛍光体粉末を1%以上かつガラス粉末を99%以下で含有すれば、量子変換収率を高くでき、入射光を変換でき、所望の色の光が得られる。蛍光体粉末の体積分率は、より好ましくは5%以上、さらに好ましくは7%以上、特に好ましくは10%以上である。ガラス粉末の体積分率は、より好ましくは95%以下、さらに好ましくは93%以下、特に好ましくは90%以下である。
蛍光体粉末の体積分率が40%超で、ガラス粉末の体積分率が60%未満では、蛍光体粉末とガラス粉末の混合体の焼結性を損ね、さらに光変換部材の透過率が低くなるおそれがある。また、変換される蛍光色の光が多くなり、所望の白色光が得られないおそれがある。蛍光体粉末の体積分率は、より好ましくは35%以下、さらに好ましくは30%以下、特に好ましくは25%以下である。ガラス粉末の体積分率は、より好ましくは65%以上、さらに好ましくは70%以上、特に好ましくは75%以上である。
本光変換部材の製造において、焼成工程は、2以上の異なる条件を有する。少なくとも2つの異なる条件で焼成することにより、樹脂と有機溶媒の脱灰を促進でき、ガラス粉末の焼結中における気泡発生を抑制できるため好ましい。製造効率を高める観点からは、2の異なる条件を有することが好ましい。
焼成雰囲気は、少なくとも1段階目は10Pa超かつ酸素濃度が16%以上であり、2段階目の焼成雰囲気は10Pa以下もしくは酸素濃度が1〜15%である。3以上の異なる焼成を有する場合には、3段階目以降の焼成雰囲気は、10Pa以下もしくは酸素濃度が1〜15%が好ましい。
1段階目の焼成雰囲気が減圧下、もしくは不活性雰囲気下であると、グリーンシート中の脱灰が十分でなく、カーボン量を低減できない。そのため、蛍光体表面が還元されて失活、またはガラスが還元されて光変換部材の透過率が低下し、量子変換収率が低下するおそれがある。1段階目の圧力は、10Pa以上が好ましく、大気圧雰囲気以上がより好ましく、大気圧雰囲気がさらに好ましい。
2段階目および3段階目以降を前記雰囲気下としないと、蛍光体表面が酸化されて失活し、量子変換収率が低下するおそれがある。減圧雰囲気下で焼成する場合、好ましくは500Pa以下、より好ましくは100Pa以下、さらに好ましくは60Pa以下である。不活性雰囲気下で焼成する場合、好ましくは酸素濃度が2〜12%、より好ましくは3〜10%である。不活性雰囲気におけるガスは特に限定されないが、窒素、アルゴンまたはヘリウムなどがあげられる。
本光変換部材の製造において焼成温度は、1段階目の温度をTd、2段階目の温度をTbとした時に、Tdが450℃以下、かつTb−Tdが100〜300℃を満たす。Tdが450℃超では、蛍光体表面が酸化されて失活し、量子変換収率が低下するおそれがある。好ましくは420℃以下、より好ましくは400℃以下、さらに好ましくは380℃以下である。また、250℃未満ではグリーンシート中のカーボンが十分に脱灰されず、蛍光体表面が還元されて失活、またはガラスが還元されて光変換部材の透過率が低下し、量子変換収率が低下するおそれがある。好ましくは300℃以上、より好ましくは320℃以上である。
Tb−Tdが100℃未満では、ガラス粉末を十分に焼結できない、または光変換部材の内包泡を十分に低減できず、光変換部材の透過率が低下するおそれがある。好ましくは120℃以上、さらに好ましくは150℃以上である。また、300℃超ではガラスが流動してシートの形状を保てない、ガラスが蛍光体表面を侵食し、失活するおそれがある。好ましくは270℃未満、より好ましくは240℃未満である。さらに光変換部材の焼成時間を短くする、熱割れを防ぐ等の理由により、3段階以降の焼成を加えても良い。その場合の焼成温度をTb’とすると、Tb’はTb’−Tdが300℃未満である。
2段階目の焼成温度Tbは、前記条件を満たした上で、ガラス転移温度Tg+30〜150℃が好ましい。TbがTg+30℃未満ではガラス粉末を十分に焼結できない、または光変換部材の内包泡を十分に低減できず、光変換部材の透過率が低下するおそれがある。好ましくはTg+50℃以上、さらに好ましくはTg+70℃以上である。TbがTg+150℃超だと、ガラスが流動してシートの形状を保てない、ガラスが蛍光体表面を侵食し、失活するおそれがある。好ましくはTg+130℃未満、より好ましくはTg+120℃未満である。
また、1段階目の焼成時間をtd、2段階目の焼成時間をtbとした時にtdは1〜10時間が好ましい。tbは0.5〜4時間がより好ましい。
以下、実施例に基づき本発明および製造例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例および製造例に限定して解釈されるものではない。本発明の光変換部材の実施例(例1〜13)および比較例(例14〜19)を表1〜3に、光変換部材に使用するガラス組成物を表4に示す。なお、表中の「−」は未評価であることを示す。
蛍光体粉末として、下記の蛍光体1〜3を使用した。蛍光体1として、D50が10μm、460nm励起で蛍光体ピーク波長が約555nmであるYAG蛍光体粉末を使用した。蛍光体2として、D50が21μm、460nm励起で蛍光体ピーク波長が約541nmであるLAG蛍光体粉末を使用した。蛍光体3として、D50が25μm、460nm励起で蛍光体ピーク波長が約575nmであるYAG蛍光体粉末を使用した。
酸化物基準のモル%表記で、それぞれ表4で表示した組成になるように各成分の原料を調合し、ガラス原料を混合した。これを、白金ルツボ中で1200〜1400℃に電気炉で加熱し、溶融して、融液の一部を回転ロールで急冷して、ガラスリボンを形成した。また、融液の一部は成形後冷却し、ガラス板を得た。
得られたガラスリボンを、ボールミルで粉砕し、目開き150μmの網目を有する篩にかけ、さらに気流分級し、ガラス1〜3の粉末(ガラス粉末)を得た。
得られたガラス粉末のガラス転移点Tgを、示差熱分析計(リガク社製、商品名:TG8110)を使用して測定した。また、D50は、レーザ回折式粒度分布測定(島津製作所社製、装置名:SALD2100)により算出した。この結果を表4に示す。
得られたガラス板の密度dをアルキメデス法により測定した。また、ガラス板を厚み2mm、大きさ20mm×20mmの板状に加工後その両面を鏡面研磨してサンプル板とし、波長633nmの光に対する屈折率nを、メトリコン社製モデル2010プリズムカプラを用いて測定した。この結果を表4に示す。
(例1)
ガラス1と蛍光体1を、ガラス粉末88体積%、蛍光体粉末12体積%となるように混合し、さらにビヒクルと混練し、脱泡してスラリーを得た。このスラリーをPETフィルム(帝人社製)にドクターブレード法で塗工した。これを、乾燥炉で約30分間乾燥し、約7cm四方の大きさに切り出し、PETフィルムを剥がして、厚み約0.5〜0.7mmのグリーンシートを得た。
これを、離型剤を塗布したムライト基板に載せて、それぞれ表1に示す条件で焼成した。なお、表中の「減圧(60Pa)」は、減圧下で到達真空度が60Paであることを示している。
(例2〜19)
ガラス粉末と蛍光体粉末を種類と体積分率を表1〜3に記載のとおりとする以外は、例1と同様にして、例2〜19のグリーンシートを成形した。このようにして得られたグリーンシートを表1〜3に示す条件でそれぞれ焼成した。なお、表中の「O:5.2%」、「O:0.8%」および「O:0%」は、それぞれキャリアガスが窒素で、酸素濃度が5.2%、0.8%および0%の雰囲気を示している。
このようにして得られた例1〜19の光変換部材について、量子変換収率、蛍光ピーク波長λ、透過率およびカーボン含有量を測定した。これらの結果を表1〜3に示す。
光変換部材の量子変換収率は、絶対PL量子収率測定装置(浜松ホトニクス社製、商品名:Quantauru−QY)を使用して、励起光波長460nmにて測定した。また、この時同時に蛍光ピーク波長λも得られる。光変換部材の透過率は、ヘイズ測定装置(スガ試験機社製、商品名:ヘイズメーターHZ−2)を使用して、C光源にて測定した。光変換部材のカーボン含有量について、残カーボン分析装置(HORIBA社製、商品名:EMAIA−320V)を使用して測定し、上記式(1)により評価した。すなわち、標準試料であるW1.5g、Sn0.3gを秤量して加熱し、予めカーボン量を評価した後、W1.5g、Sn0.3gおよび光変換部材を約0.3g秤量して粉砕し加熱する。その時のカーボン量を標準試料のみのカーボン量で引いた値が光変換部材のカーボン含有量として評価される。
表1〜3より明らかなように、実施例1〜13はカーボン含有量が0.5〜10ppmの範囲内であり、量子変換収率は80%以上と高い。また、例1〜13は、1段階目の焼成雰囲気が大気、2段階目の焼成雰囲気が10Pa以下の減圧もしくは酸素濃度が1〜15%である。さらに、Tdが450℃以下で、Tb−Tdが100〜300℃を満たす。そのため、カーボン含有量が本発明で規定する範囲に含まれる。
一方で、比較例14、18は1段階目の焼成雰囲気が大気でなく、カーボン含有量が10ppm超であるため、蛍光体、もしくはガラスが還元されて量子変換収率は低い。
比較例15は、Tdが450℃超、比較例16および17は2段階目の焼成雰囲気が大気であるため、カーボン含有量が0.5ppm未満となり、蛍光体が酸化されて失活し、量子変換収率は低い。
比較例19は、2段階目の焼成雰囲気において、酸素濃度が1%未満であるため、蛍光体、もしくはガラスが還元されて量子変換収率は低い。
Figure 2016058409
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本発明の光変換部材は、量子変換収率が高いので、光源の光を所望の色に変換して照明用途としての利用に好適である。

Claims (14)

  1. 蛍光体粉末とガラスを含有する光変換部材であって、
    光変換部材中のカーボン含有量が0.5〜10ppmであることを特徴とする光変換部材。
  2. 前記光変換部材が50〜500μmの厚みを有する請求項1に記載の光変換部材。
  3. 前記蛍光体粉末が、波長400〜500nmに励起帯を有し、波長500〜700nmに発光ピークを有し、酸化物、窒化物、酸窒化物、硫化物、酸硫化物、ハロゲン化物、アルミン酸塩化物およびハロリン酸塩化物からなる群から選ばれる1以上の化合物である請求項1または2のいずれか1項に記載の光変換部材。
  4. 前記蛍光体粉末がガーネット系結晶である請求項3に記載の光変換部材。
  5. 前記蛍光体粉末は、結晶粒径D50が1〜30μmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の光変換部材。
  6. 前記ガラスは、DTA曲線から算出されるガラス転移点Tgが300〜550℃である請求項1〜5のいずれか1項に記載の光変換部材。
  7. 前記ガラスが、Bi−B−ZnO系である請求項6に記載の光変換部材。
  8. 前記ガラスは、モル%表示で、Bi 3〜30%、B 10〜50%、ZnO 0〜45%を含有する請求項7に記載の光変換部材。
  9. 前記光変換部材が、ガラス粉末と蛍光体粉末の混合粉末の焼結体である請求項1〜8のいずれか1項に記載の光変換部材。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光変換部材と光源を有する照明光源。
  11. 前記光源が、LED発光素子である請求項10に記載の照明光源。
  12. ガラス粉末、蛍光体粉末、樹脂および有機溶媒を混練する工程(混練工程)、混練された物を成形する工程(成形工程)、成形された物を焼成する工程(焼成工程)を含み、
    焼成工程は、2以上の異なる条件を有し、1段階目の焼成雰囲気は10Pa超かつ酸素濃度が16%以上であり、2段階目の焼成雰囲気は10Pa以下もしくは酸素濃度が1〜15%であり、1段階目の温度をTd、2段階目の温度をTbとした時に、Tdが450℃以下かつTb−Tdが100〜300℃を満たすことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光変換部材の製造方法。
  13. 混練工程における蛍光体粉末とガラス粉末の含有量が、体積分率で、蛍光体粉末が1〜40%、ガラス粉末が60〜99%である請求項12に記載の光変換部材の製造方法。
  14. 前記焼成する工程が、2段階である請求項12または13に記載の光変換部材の製造方法。
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