JP2016048879A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】色材使用量を削減して印刷する場合に、複数のページに共通する特定のオブジェクトの品質を保ちつつ、その他のオブジェクトの視認性も確保する。【解決手段】入力画像データを印刷する際の色材使用量を節約する機能を有する画像形成装置であって、前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち特定のオブジェクトに対し、色材を節約して印刷するための省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する導出手段と、前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を、前記特定のオブジェクトについて導出された色材使用量に基づいて決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図6
Description
本発明は、印刷時の色材使用量を削減する技術に関する。
印刷時に使用する色材量を節約する機能を持つ印刷装置やアプリケーションが多く実用化されているなかで、印刷物の画質や情報量を極力落とさずに色材量を確実に削減するための様々な技術が提案されている。例えば、色材使用量削減のための画像変換を行う際、企業ロゴ等の変形してはならないオブジェクトに対しては画像変換処理を禁止し、禁止した分の色材節約量の差分を考慮して他のオブジェクトに対する変換制御を行う技術がある(特許文献1参照)。
また、1ページ単位でトナー消費量が規定値以下になるよう、オブジェクト単位で画像処理を切り替える技術も提案されている(特許文献2参照)。
例えば、特許文献1の技術では、画像変換処理を禁止するオブジェクトが存在する場合、印刷時の色材使用量の上限値内に収めるためにその他のオブジェクトに対する変換のレベルが大きくなり視認性が極端に低下するおそれがある。
また、特許文献2の技術では、全ページに共通のオブジェクトが存在する場合、該オブジェクトの見た目がページ毎に変化してしまうという問題がある。
本発明に係る画像形成装置は、入力画像データを印刷する際の色材使用量を節約する機能を有する画像形成装置であって、前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち特定のオブジェクトに対し、色材を節約して印刷するための省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する導出手段と、前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を、前記特定のオブジェクトについて導出された色材使用量に基づいて決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、色材使用量を削減して印刷する場合に、複数のページに共通する特定のオブジェクトの品質を保ちつつ、その他のオブジェクトの視認性も確保することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施例に従って詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
図1は、本実施例を適用するのに好適な印刷システムの構成の一例を示す図である。図1の印刷システムは、画像形成装置100、ホストコンピュータ110、モバイル端末120で構成され、それぞれがLAN等のネットワーク130を介して接続されている。
画像形成装置100は、印刷時に使用する色材量を節約する機能を有する印刷装置であり、入力された画像データに基づき紙等の記録媒体上に画像を形成し出力する。また、画像形成装置100は、不図示の画像読み取り装置(スキャナ)によって原稿を読み取って生成した画像データを印刷出力するコピー機能を有している。
ホストコンピュータ110及びモバイル端末120は、アプリケーションによって生成した文書等の画像データをネットワーク130経由で画像形成装置100へ送信し、印刷指示を行う。また、原稿をスキャンして得られた画像データ(スキャンデータ)を画像形成装置100から受け取り、受け取ったスキャンデータに対し編集等を行って、印刷用の画像データとしてもよい。
本実施例では、ホストコンピュータ110及びモバイル端末120からの印刷指示を受けて画像形成装置100で印刷出力することを想定して説明を行うものとするが、例えば上述したコピー機能の動作時にも同様に適用可能である。
次に、画像形成装置100の詳細について説明する。
図2は、画像形成装置100の内部構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、入力部201、システム制御部202、記憶部203、RIP部204、操作部205、画像処理部206、印刷部207で構成される。
入力部201は、ホストコンピュータ110やモバイル端末120といった外部装置から送信された印刷対象の画像データを受信する。また、スキャナからスキャンデータを受け取る。
システム制御部202は、画像形成装置100全般を制御するコントローラであり、演算処理装置のCPU、ワークメモリとしてのRAM、ブートプログラム等を格納するROMなどで構成される。
記憶部203は、例えばHDD等の大容量のストレージ装置であり、入力部201に入力された画像データやそれに付随する情報が格納される。
RIP部204は、入力された画像データを必要に応じて印刷出力で用いるための画像データ(ビットマップデータ)に変換した上で、オブジェクト解析処理、省色材処理を行なう。RIP部204における処理の詳細については後述する。
操作部205は、ユーザが各種操作を行うためのUI(ユーザインタフェース)であり、液晶画面、タッチパネル、操作ボタン等で構成される。操作部205に入力された情報はシステム制御部202に送られる。
画像処理部206は、RIP部204から受け取ったビットマップデータに対し、印刷処理のための所定の画像処理、例えばガンマ補正処理や量子化処理などを行なう。
印刷部207は、画像処理部206で所定の画像処理が施された印刷出力用画像データ(ビットマップデータ)に従って記録媒体上に画像を形成し出力する。本実施例では、色材にトナーを利用する電子写真方式を例に説明を行なうが、印刷方式に限定はなく、例えば色材にインクを利用するインクジェット方式でもよい。
続いて、RIP部204についてさらに詳しく説明する。
図3は、RIP部204の内部構成を示すブロック図である。RIP部204は、レンダリング部301、色変換部302、オブジェクト解析部303、省色材処理部304で構成される。
RIP部204に入力された画像データは、それがページ記述言語形式のデータ(PDLデータ)の場合はレンダリング部301に送られる。入力された画像データがスキャンデータである場合は、既にビットマップの形式なのでレンダリング部301を経ることなくオブジェクト解析部303に送られる。
レンダリング部301は、PDLデータに含まれるPDLコマンドを解釈してビットマップ形式の画像データに展開する。
色変換部302は、ビットマップデータの色空間を入力時のRGBから、印刷部207に対応した色空間(ここではCMYK)に変換する処理を行なう。CMYKに変換されたビットマップデータは画像処理部206に送られ、印刷処理のための所定の画像処理が施される。こうして、印刷部207で利用可能なCMYKのビットマップデータが生成される。
オブジェクト解析部303は、必要に応じて像域分離処理等を行なって入力画像データ内のオブジェクトの属性を識別し、代表オブジェクト種を決定する処理を行なう。ここで、オブジェクトの属性とは、テキスト、グラフィクス、イメージといったオブジェクトの種類を指す。そして、代表オブジェクト種とは、所定の解析対象ページに含まれるオブジェクトの中で、最も割合が多いオブジェクト種を指す。オブジェクト解析処理の詳細については後述する。なお、オブジェクト解析は色変換部302での色変換の前に行なってもよい。
省色材処理部304は、色材使用量削減のための画像変換処理(以下、省色材処理)を入力画像データ内の各オブジェクトに対し行う。この省色材処理には、例えば濃度低減処理、モノクロ化処理、エッジ残し処理、細線化処理などの手法が含まれる。濃度低減処理は、画像データの輝度値を増大させて出力濃度を低減させる処理である。モノクロ化処理は、カラー画像を白黒画像に変換する処理であり、例えばCMYKの4色で構成されるカラー画像データをグレイ(Kのみ)で表現した画像データに変換する。エッジ残し処理は、エッジ領域のみ保存しそれ以外の領域の濃度を低減する処理であり、画像に対してエッジ強調又はぼかしフィルタ処理を行い、元の信号値との差分が一定以上生じた画素以外を白または濃度を低減した信号に変換する。細線化処理は、線(ライン)の幅を細くする処理であり、文字等における処理対象ラインの境界領域の画素を該境界領域外の隣接画素値で置き換える。省色材処理の手法は、画素毎に与えられる後述の属性情報に応じて切り替えることも可能である。省色材処理として具体的にどの処理方法を適用するかは、オブジェクトの属性を考慮して決定された処理方法を例えば以下の表1のようなテーブル形式でRAM等に保持しておけばよい。
上記表1では、オブジェクトの属性と省トナー処理の手法とが対応付けられ、それぞれの手法における初期値が記載されている。
次に、本実施例の特徴である省色材処理の制御について詳しく説明する。省色材処理の制御ルールは、ページ単位、ジョブ単位、ユーザ単位、所属部署単位など様々考えられいずれも適用可能であるが、以下ではページ単位(1ページあたりに使用可能なトナー量の上限値が規定)の場合を例に説明するものとする。なお、本実施例では色材にトナーを利用する電子写真方式を前提とするため、以下では「省トナー処理」と呼ぶこととする。
図4は、ホストコンピュータ110から印刷指示を行う際に利用するプリンタドライバにおける、省トナー処理に関連する設定画面の一例を示す図である。図4の(a)及び(b)に示すような設定画面は、ホストコンピュータ110の操作部に表示されてもよいし、画像形成装置の操作部205の液晶画面上に表示されてもよい。
図4(a)は省トナー処理に関連する設定画面のメイン画面400を示している。メイン画面400上には通常の印刷設定に利用されるプレビュー領域401、原稿サイズ設定領域402、出力用紙サイズ設定領域403、部数設定領域404、印刷方向設定領域405などが含まれる。また他画面でも共通の、設定を確定するためのOKボタン406及び設定を取り消すためのキャンセルボタン407なども含まれる。
メイン画面400において、スタンプ付加チェックボックス410、スタンプ選択領域411、スタンプ編集ボタン412は、印刷時に付加するスタンプやロゴの設定を行うためのものである。スタンプ付加チェックボックス410にチェックが入っていると指定されたスタンプやロゴが印刷物に付加される設定となる。スタンプ選択領域411には、コピー禁止を示すスタンプの他、機密書類を表す「Confidential」、予め登録された企業ロゴ、その他のシンボルマークなどの選択肢が表示され、その中から所望のスタンプ等を選択する。省トナー処理チェックボックス413は、印刷対象画像内のオブジェクトに対し省トナー処理を施した上で印刷するためのものであり、チェックが入っていると省トナー処理が有効となる。省トナー特殊処理チェックボックス414は、選択されたスタンプ等のオブジェクトに対する省トナー処理の内容を別途設定したいときに利用する。例えば、スタンプ選択領域411において企業ロゴを選択した場合に、当該企業ロゴについては省トナー処理を一切行なわない設定を行なったり、他のオブジェクトとは異なる省トナー処理方法を設定することが可能で、チェックが入っていると有効となる。なお、スタンプ付加チェックボックス410及び省トナー処理チェックボックス413にチェックが入っていなければ、省トナー特殊処理チェックボックス414へのチェックは無効となる。自動ボタン415と手動ボタン416は、省トナー特殊処理を自動で行うか、その詳細を手動設定するかを指定するためのボタンであり、省トナー特殊処理チェックボックス414にチェックが入っているとどちらか一方を選択することができる。そして、手動ボタン416が押下されると、図4(b)に示す省トナー特殊処理詳細設定画面420が表示される。
省トナー特殊処理詳細設定画面420には、省トナー処理の種類を直感的に把握可能な処理イメージ(見本画像)で示す処理イメージ領域421、各省トナー処理方法の有効/無効を指定するチェックボックス422、省トナー処理の強度を指定するための処理レベル設定領域423が含まれる。処理イメージ領域421内の見本画像は、後述の省トナー処理方法選択の状態や処理レベル設定の状態に応じて変化するようにしてもよい。チェックボックス422は、選択可能な省トナー処理方法それぞれに対して設けられ、複数同時にチェックを入れることも可能である。ただし、「処理しない」にチェックを入れると、その他のチェックは全て解除される。処理レベル設定領域423には各省トナー処理によるトナー使用量の削減効果の強度を調整するための調整バーが用意され、そのポインタが置かれた位置に応じて各省トナー処理で適用される強度ないしは程度が決定される。なお、省トナー処理方法に一対一で対応させた複数の調整バーを表示し、省トナー処理の手法毎に調整可能なように構成してもよい。
図5は、省トナー特殊処理の対象となるスタンプやロゴについての詳細を設定するための設定画面の一例を示す図である。スタンプ/ロゴ設定画面500には、スタンプ等のページ上の位置を設定するためのボタン501、縦・横等の向きを設定するための領域502、印字サイズを設定するための領域503、印字色を設定するための領域504などが存在する。そして、領域505は上述のスタンプ選択領域411に対応する領域で、表示された選択肢の中から所望のスタンプ等を選択することが可能である。また、省トナー特殊処理ボタン506は上述の省トナー特殊処理チェックボックス414に相当し、省トナー特殊処理ボタン506が押下されると、上述の省トナー特殊処理チェックボックス414にチェックが入っているのと同様の状態となる。この場合の省トナー特殊処理の詳細設定は、省トナー特殊処理ボタン506の押下時に表示される前述の図4(b)に相当する別画面(不図示)で行なう。詳細設定ボタン507はその他の詳細を設定するのに用いる。
本実施例では、省トナー特殊処理を適用する特定のオブジェクト(以下、特定オブジェクト)をスタンプや企業ロゴとしたがこれに限るものではなく、例えば変形が許されない特殊なロゴやシンボルマークなど任意に設定可能である。また、説明の便宜上、特定オブジェクトを印刷対象となる文書等の全ページに共通のものとしているが、一部のページにのみ付加するオブジェクトでもよい。
続いて、省トナー特殊処理がユーザによって指定された場合に、各オブジェクトに対する省トナー処理がどのようにして実行されるのかを詳しく説明する。図6は、省トナー特殊処理が設定された場合において、入力画像データ内の各オブジェクトに対し省トナー処理が施されるまでの流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、システム制御部202内のCPUが、ROMに格納されているプログラムをRAMにロードし、実行することで実現される。
ステップ601において、システム制御部202は、省トナー特殊処理についての設定が自動か手動かを判定する。自動設定の場合(前述のメイン画面400において自動ボタン415が押下されている場合)は、オブジェクト解析処理を実行するべくステップ602に進む。一方、手動設定の場合(前述のメイン画面400において手動ボタン416が押下されている場合)は、ステップ605に進む。
ステップ602において、オブジェクト解析部303は、システム制御部202からの指示を受け、印刷しようとしている文書等の入力画像データ(ビットマップデータ)を解析して、各ページに含まれるオブジェクトの属性を特定する。具体的には、元々の入力画像データがスキャンデータであった場合は、全ページに対し像域分離処理を行なって、各ページ内に含まれるオブジェクトの属性を識別する。また、元々の入力画像データがPDLデータであった場合は、各ページのPDLコマンドの情報を取得しておき、当該取得した情報から各ページに含まれるオブジェクトの属性を識別する。
ステップ603において、オブジェクト解析部303は、入力画像データ内の所定のページ(以下、基礎ページ)を対象として、特定オブジェクトに対する省トナー処理方法を決定するための基礎情報となる代表オブジェクト種を決定する処理を行なう。まず、基礎ページが、例えば各ページのオブジェクト構成に基づいて決定される。具体例を挙げて説明する。
いま、全3ページからなる文書の画像データが入力され、各ページ内のオブジェクト構成が以下のとおりであったとする。なお、%はページ内で各オブジェクトが占める割合(面積比)を示している。
・Page1(Text:10%、Graphics:30%、Image: 0%)
・Page2(Text:10%、Graphics:40%、Image: 0%)
・Page3(Text: 0%、Graphics: 0%、Image:60%)
・Page1(Text:10%、Graphics:30%、Image: 0%)
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1ページ目と2ページ目は、グラフィクスの割合が最も高く、次いでテキストの割合が高いという構成になっている。そして、3ページ目は、イメージのみで構成され(イメージの割合が最も高い)、テキストとグラフィクスは同じ割合(0%)となっている。この文書データの場合、グラフィクスの割合が最も高く、次いでテキストの割合が高いというオブジェクト構成のページが多いことになるので、当該構成を有するページの中から任意のページ(例えば先頭に最も近いページ)を基礎ページとして決定する。上記の例では、1ページ目が基礎ページとして決定されることになる。この他、不図示の操作画面にてユーザが直接指定したページを基礎ページとしてもよいし、或いは文書データの先頭ページや全ページを基礎ページとするようにしてもよい。基礎ページが決定すると、オブジェクト解析部303は、基礎ページ全体に対する各オブジェクト種の面積比を導出する。そして、導出された面積比に基づいて、代表オブジェクト種を決定する。具体的には、基礎ページに占めるそれぞれのオブジェクト種の割合に所定の重み係数を掛けた値T’、G’、I’を求め、求めたT’、G’、I’のうち最大の値に対応するオブジェクト種を代表オブジェクト種に決定する。ここで、T’はテキストに対応し、G’はグラフィクスに対応し、I’はイメージに対応する。そして、重み係数としては、例えばテキストが“6”、グラフィクスが“3”、イメージが“1”といった数値が予め設定される。上述の具体例において1ページ目を基礎ページとする場合、T’は6×10%=0.6、G’は3×30%=0.9、I’は1×0%=0となり、最大値は0.9なので、代表オブジェクト種はグラフィクスに決定されることになる。さらに、オブジェクト解析部303は、解析によって、オブジェクトのサイズ、階調数、濃度値の平均値、分散値、エッジ領域の割合などのページ毎の特性を示す情報(特性情報)を生成する。そして、決定した代表オブジェクト種の情報や生成された特性情報は、システム制御部202に送られる。
ステップ604において、システム制御部202は、ステップ603で決定された代表オブジェクト種に基づき、以下の表2に示すような省トナー特殊処理決定テーブルを参照して、特定オブジェクト用の省トナー処理方法を決定する。
表1の省トナー特殊処理決定テーブルは、代表オブジェクト種と省トナー処理方法とが一対一で対応付けられており、例えば、代表オブジェクト種がテキストであれば細線化処理が、特定オブジェクト用の省トナー処理方法として決定されることになる。この場合において、表2のようなテーブルを特定オブジェクトとしてのスタンプやロゴの種類毎に用意し、指定された特定オブジェクトに応じて使い分けるようにしてもよい。
ステップ605において、システム制御部202は、上述の省トナー特殊処理詳細設定画面420でユーザが指定した省トナー処理方法を、特定オブジェクト用の省トナー処理方法として決定する。
ステップ606において、システム制御部202は、ステップ604又はステップ605で決定された手法(処理方法)で特定オブジェクトに対し省トナー処理を適用する際の条件を、上述の特性情報やユーザ指定等を参照して決定する。各省トナー処理方法には条件の初期値が予め設定されている。前述の表1において、細線化率=20%は元の太さに対して20%細くすること(元の80%の太さにすること)を意味している。残エッジ幅は、エッジとして残す線の幅を規定しており、表1の場合は600dpiで7画素幅分をエッジとして残すことを示している。濃度低減率=30%は元の濃度に対して30%薄くすること(元の70%の濃度にすること)を意味している。
省トナー処理方法として例えば濃度低減処理が適用されるケースでは、ページ内で大きな割合を占めるイメージオブジェクトの全体が一律に低濃度に変換されるため、初期値はイメージオブジェクトに適した濃度低減率が用意される。本ステップでは、特定オブジェクトの属性(オブジェクト種)と代表オブジェクト種の関係や、特定オブジェクトのサイズ等に応じて初期値を適宜変更して、最終的に適用する条件を決定する。例えば、特定オブジェクトの属性がテキストの場合には、フォント種/サイズと推奨する残エッジ幅とを対応付けたテーブルを予め用意しておく。そして、処理対象の特定オブジェクトの内容(ゴシックで14ポイントのテキスト等)に応じて、適用する残エッジ幅を初期値から変更(例えば7pixels → 2pixels)する。この他、省トナー処理方法が濃度低減処理に決定された場合であって、特定オブジェクトの属性がイメージであれば初期値をそのまま適用し、その属性がテキストであれば濃度低減率を初期値よりも小さくするようにしてもよい。これにより、特定オブジェクトである文字の可読性を担保する。また、特定オブジェクトの属性がイメージで、省トナー処理方法が濃度低減処理に決定された場合、そのサイズが極端に小さい場合や元の濃度が極端に低い場合には、当該特定オブジェクトの消滅を回避するため濃度低減率を初期値よりも小さくしてもよい。この際は予めサイズや濃度の下限値を閾値として保持し、これと比較することで判定すればよい。
ステップ607において、省色材処理部304は、システム制御部202からの指示を受け、決定された省トナー処理方法及び条件に従って、特定オブジェクトに対する省トナー処理(細線化、エッジ残し、濃度低減など)を実行する。
ステップ608において、システム制御部202は、ステップ607でなされた特定オブジェクトに対する省トナー処理結果から、特定オブジェクトの描画に必要なトナー(ここではCMYKの4色)の使用量を導出する。トナー使用量は、例えば機種依存の換算式を用いて導出することができる。具体的には、CMYK信号値に所定のγを掛け、最大濃度相当のトナー量(ミリグラム)で正規化する。ここでは、5ミリグラムが導出されたものして説明を進める。
ステップ609において、システム制御部202は、入力画像データに含まれる全てのオブジェクトの描画に必要なトナー使用量をページ単位で導出する。導出対象のページは任意であるが、例えば1ページ目から順に行なえばよい。特定オブジェクトが全ページに共通のオブジェクトである本実施例の場合、特定オブジェクトのトナー使用量については、ステップ608で導出した値がどのページについても用いられる。したがって、本ステップでは、特定オブジェクト以外のオブジェクト(以下、非特定オブジェクト)についてのトナー使用量を、オブジェクト種別に上述の換算式を用いてまず導出する。そして、導出された非特定オブジェクト種毎のトナー使用量を合算し、その合算値とステップ608で導出した値とをさらに合算して、ページ単位の総トナー使用量を導出する。図7は、上述の具体例で示した全3ページの文書データについて導出されたページ単位の総トナー使用量を示している。この例では、1ページ目が70mg、2ページ目が55mg、3ページ目が40mgとなっており、どのページにも特定オブジェクトの5mgが含まれているのが分かる。
ステップ610において、システム制御部202は、ステップ609で導出した1ページ分の総トナー使用量が既定の上限値内であるか否かを判定する。この上限値は予め設定されてRAM等に保持されている。ここでは、1ページあたり50mgが上限値として設定されているものとする。判定の結果、上限値を超える場合には、ステップ611へ進む。一方、上限値内に収まっている場合には、当該ページについては非特定オブジェクトに対しての省トナー処理が必要ないことになるので、ステップ615へ進む。上述の具体例の場合、1ページ目と2ページ目については上限値である50mgを超えているので、非特定オブジェクトに対する省トナー処理の条件を設定するべくステップ611に進む。そして、3ページ目については上限値内であるのでステップ615に進むことになる。
ステップ611において、システム制御部202は、導出された1ページ分の総トナー使用量と上限値との差分、当該ページ内の各オブジェクトの占める割合を考慮して、非特定オブジェクト用省トナー処理方法における条件を設定する。具体的には、1ページ分の総トナー使用量が上限値内に収まる方向(例えば濃度低減処理であればより低濃度)に、非特定オブジェクト別に省トナー処理方法のレベル(トナーの削減度合い)を設定する。このレベルは、例えばレベル1(削減量最小)〜レベル5(削減量最大)といったように複数の段階で設定可能とされる。図8は、上述の具体例における、導出された各ページの総トナー使用量とオブジェクトの面積比との関係をグラフにしたものである。本実施例では、原点からの距離が大きいオブジェクト種に対し、より削減効果の高いレベルの条件を設定することとしている。例えば、上述の具体例では、1ページ目の総トナー使用量は70mgであり上限値50mgを40%オーバーしている。そこで、ページ内の全オブジェクト種を対象とした上で、テキストについてはレベル2、原点からの距離が大きいグラフィクスについてはより削減効果の高いレベル3を設定する。他方、2ページ目の総トナー使用量は55mgであるから上限値50mgを10%しかオーバーしていない。そこで、ページ内のオブジェクトのうち原点からの距離が大きいグラフィクスのみを対象とし、レベル2を設定する。このように、上限値を超えている程度やページ内に占めるオブジェクトの割合を考慮して、省トナー処理の条件が設定される。
ステップ612において、システム制御部202は、ステップ611で設定された条件下で省トナー処理を非特定オブジェクトに施した場合における、1ページ分の描画に必要な総トナー使用量を再度導出する。この再導出のときも、特定オブジェクトのトナー使用量については、ステップ608で導出した値が用いられる。
ステップ613において、システム制御部202は、再導出された1ページ分の総トナー使用量が既定の上限値内であるか否かを再度判定する。判定の結果、上限値を超える場合にはステップ611に戻り、さらに削減効果の高い条件が再設定される。この場合において、例えば原点からの距離が最も大きいオブジェクト種のレベルが最大値に到達していた場合には、原点からの距離が次に大きいオブジェクト種のレベルをさらに引き上げたり、新たなオブジェクト種をレベル引き上げの対象に加える等する。このように、段階的な条件の再設定(ステップ611)と、再設定された新条件の下での1ページ分の総トナー使用量の再導出(ステップ612)が繰り返される。なお、1ページ分の総トナー使用量導出の処理負担を軽減するため、例えば一定周期で間引いた画素に対して処理したり、1ページ内のオブジェクト種の割合を利用して省トナー処理後の総トナー使用量を推定するなどし概算値を利用してもよい。これにより計算量を削減することができる。判定の結果、上限値内に収まった場合は、ステップ614に進む。
ステップ614において、省色材処理部304は、システム制御部202からの指示を受け、非特定オブジェクトに対し、それぞれの属性に応じた省トナー処理方法における決定された条件に従って、省トナー処理を実行する。
ステップ615において、システム制御部202は、全ページの処理が終了したか否かを判定する。未処理のページがあればステップ609へ戻り次のページを処理対象ページとして処理を続行する。一方、全ページの処理が終了していれば本処理を終了する。
以上が、省トナー特殊処理が設定された場合において、入力画像データ内の各オブジェクトに対し省トナー処理がなされるまでの流れである。なお、本フローでは明記していないが、全てのオブジェクト種におけるレベルを最高まで引き上げても上限値を満たさないような場合には、その旨をユーザに通知する等のエラー処理を行なえばよい。省トナー処理を終えた全ページ分の画像データは画像処理部206に送られて所定の画像処理が施された後、印刷部207に供される。
なお、上述のステップ610の判定処理でYesということは、当該ページにおいては、非特定オブジェクトに対して省トナー処理を実施しなくてもトナー使用量が上限値内に収まることを意味している。そのため、図6のフローチャートでは、ステップ611〜ステップ614をスキップすることとしている。このような制御に代えて、省トナー処理を実質的に行わないような条件(例えば、レベル0:細線化率や濃度低減率を0%)をステップ611で設定するようにしてもよい。
また、2度目以降のルーチンにおけるステップ611の処理において、省トナー処理方法の条件をより削減効果の高いレベルに変更することとしているが、処理方法自体を変更するように構成してもよい。例えば、非特定オブジェクトがカラーイメージであるとき、新たな条件を最高レベルであるレベル5(例えば濃度低減率70%)にしてもページ内総トナー使用量が上限値内に収まらなかった場合に、より削減効果の大きい別の処理方法(例えばモノクロ化処理)に変更するといった具合である。
本実施例によれば、スタンプ等の特定オブジェクトに対する省トナー処理に一定の制限を設けてその視認性や見た目の統一感を確保しつつ、色材量を節約した印刷を行うことが可能になる。
実施例1では、トナー使用量を上限値内に収めるための処理を行う際、特定のオブジェクトに対しては省トナー処理の禁止も含めた特殊な処理を適用する仕組みを説明した。次に、実施例1の仕組みを応用して、多段階での印刷課金契約に適するようにトナー使用量を制御する態様について、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
電子写真方式の複合機などは、トナーカートリッジ等の消耗品の補充や機器のメンテナンスを一括してサービス会社と契約することが多い。その契約形態は様々であるが、ここでは印刷物上の色材密度を表すデューティ比に応じて利用料金が課される契約における印刷制御を例に説明する。ここで、デューティ比を、印刷対象となる入力画像データにおける、1ページ当たりのCMYKそれぞれの信号値の合算値を、その最大値(8bitの場合、255×4(colors)×画素数)で割ったもの、と定義する。この場合において、CMYKの各信号値は、いわゆるガンマ補正処理がなされた後、量子化処理がなされる直前の値であり、トナー使用量とほぼ線形な関係にある。以下に示す表3は、デューティ比に応じて利用料金が課される契約の一例を示している。
表3の例では、SからCの4段階の契約が用意されており、それぞれの段階でデューティ比上限値が決められている。この例ではs%>a%>b%>c%の関係にあり、契約料金はS契約が最も高価で、C契約が最も安価である。このとき例えばC契約の機器で非常に高密度の画像データを印刷しようとしても、c%を超えていれば何らかの形でコストを抑えた印刷が実行されることになる。具体的には、デューティ比に応じた所定の係数を掛けて得られた値がCMYK毎のトナー使用量の上限値となり、上限値の範囲内でのみ印刷が可能なように制御がなされる。コストを抑制する方法としては従来から省トナーモードがある。この省トナーモードでは、画像データの出力濃度を下げるための画像変換を実施したり、印刷機器の制御を変更して色材付着量を低下させるといった処理がなされる。
例えばC契約を結んでいる場合においても、企業やプロジェクトのロゴ、注意喚起のためのシンボルマークやスタンプなど極端な濃度低下を避けるべき特殊なオブジェクトが画像データ内に含まれているケースがある。そこで、これら特殊なオブジェクトを予め指定・登録しておき、当該オブジェクトについては実施例1における特定オブジェクトとして扱うことで上述の問題を解決する。
図9は、本実施例に係る、特定オブジェクトに対する省トナー処理の制限を指定するための設定画面の一例である。設定画面900において、登録画像表示領域901には、省トナー処理を施す前の特定オブジェクトの画像が表示される。処理限界画像表示領域902には、特定オブジェクトに対して許容される最大レベルの省トナー処理を実施した場合の画像が表示される。画像登録ボタン903を押下すると、特定オブジェクトを登録するための画面(不図示)が表示され、そこで指定した画像が登録画像表示領域901に表示される。チェックボックス904は、省トナー処理方法を指定するためのもので、図4(b)のチェックボックス422に対応する。処理レベル設定領域905は各省トナー処理方法における処理の強度を指定するものであり、登録画像に対して許容される最大強度を指定することができる。図9では、登録画像に対してエッジ残し処理は標準よりも1段階強いレベルまで、濃度低減処理は標準よりも2段階弱いレベルまでが省トナー処理の許容範囲であることを示している。このように指定された許容限界レベルで省トナー処理を実行した場合の画像が最大処理画像表示領域902に表示されることになる。以上の設定を、例えば機器の管理者が事前に実施して登録しておく。
そして、デューティ比上限値を超えたために省トナー処理が実行されることになった段階で、入力画像データに登録画像(特定オブジェクト)が含まれているか否かを公知の認識技術(パターンマッチング等)によって判定する。判定の結果、特定オブジェクトが含まれている場合には、当該特定オブジェクトに対しては上記設定画面900で指定された設定内容に従った省トナー処理が施されるよう制御される。
こうして、予め登録されたスタンプ等の画像を付加した印刷を行う場合に、デューティ比上限値を超えたとしてもスタンプ等の品質が保障される。
なお、上述の例では管理者によって予めスタンプ等の画像を登録しておくとした。しかし、デューティ比上限値を超えたために省トナー処理が実行されることになった段階でユーザにその旨を通知し、ユーザが特定オブジェクトとしてのスタンプ等を指定できるようにしてもよい。
本実施例によれば、デューティ比に基づく利用契約など、印刷時のユーザの意向とは無関係に省トナー処理が実行される場合であっても、品質を維持したい特殊なオブジェクトについては登録範囲内での画質低下に留めることが可能となる。
次に、印刷対象の入力画像データの種類(ファイル形式)から特定オブジェクトに適用する省トナー処理方法を自動で決定する態様について実施例3として説明する。実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
本実施例では、前述の図6のフローチャートにおけるステップ601において、省トナー特殊処理についての設定が自動と判定された場合に、例えば以下に示す表4のようなテーブルを参照して、特定オブジェクトに適用する省トナー処理方法を自動決定する。
表4は、入力画像データのファイル形式に基づいて、特定オブジェクトに適用する省トナー処理方法を自動で決定するためのテーブルの一例である。
上記表4では、各ファイルの傾向を踏まえ、ファイル形式を特定する拡張子と省トナー処理方法とが対応付けられている。例えば拡張子が「.txt」であるファイルにはテキストのみが含まれているため、本文以外のヘッダやフッタなど、特定オブジェクトとして扱われる可能性の高いオブジェクトの省トナー処理方法を、テキストに適した細線化処理にすることとしている。
このようなテーブルを用いて特定オブジェクト用の省トナー処理方法を決定することにより、ファイル内のオブジェクトの傾向に沿った省トナー処理方法と初期値が設定されることになる。また、ユーザが手動で設定する手間を省くことができる上に、オブジェクト解析処理の時間を節約できる。
なお、表4に示したようなテーブルはユーザがその内容を書き換えられるように構成してもよい。また、実際の印刷段階で、テーブルの内容を一時的に変更できるようにしてもよい。
[その他の実施形態]
[その他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (15)
- 入力画像データを印刷する際の色材使用量を節約する機能を有する画像形成装置であって、
前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち特定のオブジェクトに対し、色材を節約して印刷するための省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する導出手段と、
前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を、前記特定のオブジェクトについて導出された色材使用量に基づいて決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記入力画像データを解析して当該入力画像データに含まれるオブジェクトのうち最も割合が多いオブジェクトの属性を決定し、当該決定に基づいて前記特定のオブジェクトに適用する前記省色材処理の手法を決定する解析手段を有し、
前記導出手段は、前記解析手段で決定された前記省色材処理の手法を前記特定のオブジェクトに対し適用した場合の色材使用量を導出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記解析手段は、オブジェクトの属性と省色材処理の手法とが対応付けられたテーブルを用いて、前記特定のオブジェクトに適用する前記省色材処理の手法を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記入力画像データのファイル形式に基づいて、前記特定のオブジェクトに適用する前記省色材処理の手法を決定する手段を有し、
前記導出手段は、ファイル形式に基づいて決定された前記省色材処理の手法を前記特定のオブジェクトに対し適用した場合の色材使用量を導出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記手法を決定する手段は、前記入力画像データのファイル形式と省色材処理の手法とが対応付けられたテーブルを用いて、前記特定のオブジェクトに適用する前記省色材処理の手法を決定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記特定のオブジェクトに適用する前記省色材処理の手法を、ユーザが指定するためのユーザインタフェースを備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記特定のオブジェクトの属性と前記最も割合が多いオブジェクトの属性との関係に基づいて、前記特定のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を決定する手段を備え、
前記導出手段は、当該決定された条件に従って前記特定のオブジェクトに対し前記省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記特定のオブジェクトのサイズ或いは濃度に基づいて、前記特定のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を決定する手段を備え、
前記導出手段は、当該決定された条件に従って前記特定のオブジェクトに対し前記省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記決定手段は、前記入力画像データに含まれる全てのオブジェクトの描画に必要な色材使用量をページ単位で導出し、当該導出した1ページ分の色材使用量が規定の上限値内に収まるように、前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記入力画像データに含まれる全てのオブジェクトの描画に必要な色材使用量をページ単位で導出し、当該導出した1ページ分の色材使用量が規定の上限値内に収まるように、前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して適用する前記省色材処理の手法を決定する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記上限値を、印刷物上の色材密度を表すデューティ比に基づいて決定することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
- 前記省色材処理の手法は、濃度低減処理、モノクロ化処理、エッジ残し処理、細線化処理のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記色材は、トナー又はインクであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 入力画像データを印刷する際の色材使用量を節約する機能を有する画像形成装置の制御方法であって、
前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち特定のオブジェクトに対し、色材を節約して印刷するための省色材処理を適用した場合の色材使用量を導出する導出ステップと、
前記入力画像データに含まれるオブジェクトのうち前記特定のオブジェクト以外のオブジェクトに対して前記省色材処理を適用する場合の条件を、前記特定のオブジェクトについて導出された色材使用量に基づいて決定する決定ステップと、
を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
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