JP2016040857A - Communication device and adjusting method - Google Patents
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Abstract
【課題】伝送効率の向上を図ること。【解決手段】バッファ111は、送信パケットを溜める。送信部112は、バッファ111に溜められた送信パケットを所定の伝送路102を介して受信装置103へ送信する。第1測定部113は、送信パケットを送信する送信装置101と受信装置103との間の伝搬遅延時間を測定する。第2測定部114は、所定の伝送路102の伝送速度を測定する。調整部115は、第1測定部113によって測定された伝搬遅延時間と、第2測定部114によって測定された伝送速度と、に基づいてバッファ111に溜めることができる最大データ量を調整する。【選択図】図1BPROBLEM TO BE SOLVED: To improve transmission efficiency. A buffer 111 stores transmission packets. The transmission unit 112 transmits the transmission packet stored in the buffer 111 to the reception device 103 via a predetermined transmission path 102. The first measuring unit 113 measures the propagation delay time between the transmitting device 101 and the receiving device 103 that transmit the transmitted packet. The second measuring unit 114 measures the transmission speed of the predetermined transmission line 102. The adjusting unit 115 adjusts the maximum amount of data that can be stored in the buffer 111 based on the propagation delay time measured by the first measuring unit 113 and the transmission speed measured by the second measuring unit 114. [Selection diagram] FIG. 1B
Description
本発明は、通信装置および調整方法に関する。 The present invention relates to a communication device and an adjustment method.
従来、TCP(Transmission Control Protocol:伝送制御プロトコル)などにおいて用いられるデータ転送方式の一つとしてウィンドウ制御などの輻輳制御が知られている(たとえば、下記非特許文献1,2参照。)。
Conventionally, congestion control such as window control is known as one of data transfer methods used in TCP (Transmission Control Protocol) (for example, see Non-Patent
しかしながら、上述した従来技術では、輻輳制御を行う送信側は、受信側からの応答信号に応じて送信量を制御する。このため、たとえば、通信経路に含まれる所定区間の伝送速度が増加しても、所定区間の伝送速度の増加が送信側からの送信量に反映されるまでに時間がかかる。このため、所定区間の伝送速度の利用率が低く、伝送効率を向上させることが困難であるという問題がある。 However, in the above-described conventional technology, the transmission side that performs congestion control controls the transmission amount according to the response signal from the reception side. For this reason, for example, even if the transmission rate of a predetermined section included in the communication path increases, it takes time until the increase in the transmission speed of the predetermined section is reflected in the transmission amount from the transmission side. For this reason, there is a problem that the utilization rate of the transmission rate in the predetermined section is low and it is difficult to improve the transmission efficiency.
1つの側面では、本発明は、伝送効率の向上を図ることができる通信装置および調整方法を提供することを目的とする。 In one aspect, an object of the present invention is to provide a communication device and an adjustment method capable of improving transmission efficiency.
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、送信パケットを溜めるバッファを備え、前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する通信装置において、前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を減少させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を増加させる調整を行う、通信装置および調整方法が提案される。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, according to one aspect of the present invention, a buffer for storing transmission packets is provided, and the transmission packets stored in the buffer are transmitted to a receiving device via a predetermined transmission path. Measuring a propagation delay time between the transmitting device that transmits the transmission packet and the receiving device, measuring a transmission rate of the predetermined transmission path, and measuring the measured propagation delay time and the transmission rate. And adjusting the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the above, wherein when the transmission rate is increased, the maximum amount of data is decreased, and when the transmission rate is decreased, the maximum amount of data is increased. A communication device and an adjustment method for performing adjustment are proposed.
本発明の別の側面によれば、送信パケットを溜めるバッファを備え、前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する通信装置において、前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を増加させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を減少させる調整を行う、通信装置および調整方法が提案される。 According to another aspect of the present invention, in a communication device that includes a buffer that stores transmission packets, and that transmits the transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path, transmission that transmits the transmission packets Measuring the propagation delay time between the device and the receiving device, measuring the transmission rate of the predetermined transmission path, and based on the measured propagation delay time and the transmission rate, the maximum that can be accumulated in the buffer A communication apparatus and adjustment method for adjusting the amount of data, wherein the maximum data amount is increased when the transmission rate is increased, and the maximum data amount is decreased when the transmission rate is decreased. Is done.
本発明の一側面によれば、伝送効率の向上を図ることができるという効果を奏する。 According to one aspect of the present invention, it is possible to improve transmission efficiency.
以下に図面を参照して、本発明にかかる通信装置および調整方法の実施の形態を詳細に説明する。 Embodiments of a communication apparatus and an adjustment method according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる通信装置)
図1Aは、実施の形態1にかかる通信装置の一例を示す図である。図1Bは、図1Aに示した通信装置における信号の流れの一例を示す図である。図1A,図1Bに示す送信装置101は、たとえば通信装置110の外部の通信装置である。送信装置101は、受信装置103を宛先とするパケットを通信装置110へ送信する。また、送信装置101は、送信したパケットに対する受信装置103からの応答信号に応じて、受信装置103へのパケットの送信速度を調整する輻輳制御を行う。
(Embodiment 1)
(Communication device according to Embodiment 1)
FIG. 1A is a diagram illustrating an example of the communication apparatus according to the first embodiment. 1B is a diagram illustrating an example of a signal flow in the communication apparatus illustrated in FIG. 1A. 1A and 1B is a communication device external to
実施の形態1にかかる通信装置110は、たとえば、送信装置101から受信装置103へのパケットの送信を中継する。たとえば、通信装置110は、バッファ111と、送信部112と、第1測定部113と、第2測定部114と、調整部115と、を備える。
The
バッファ111は、送信装置101からのパケットを溜めるバッファである。たとえば、バッファ111は、送信装置101からのパケットを一時的に格納する。また、バッファ111に溜めることができる最大データ量は調整部115によって調整される。バッファ111の最大データ量は、たとえば、バッファ111に格納可能なパケットの合計サイズの上限である。たとえば、送信装置101からのパケットのうちの、バッファ111の最大データ量を超える分のパケットについてはバッファ111に格納されずに破棄される。
The
送信部112は、バッファ111に溜まったパケットを読み出し、読み出したパケットを、伝送路102を介して受信装置103へ送信する。伝送路102は、たとえば、送信部112と受信装置103との間の伝送路のうちの、伝送速度が最も低い伝送路(たとえばボトルネックリンク)である。伝送路102は、無線通信の伝送路であってもよいし、有線通信の伝送路であってもよい。
The
第1測定部113は、送信装置101と受信装置103との間の伝搬遅延時間を測定する。たとえば、第1測定部113は、送信装置101がパケットを送信してから、送信装置101が送信したパケットに対する受信装置103からの応答信号が送信装置101へ到達するまでの伝搬遅延時間を測定する。伝搬遅延時間は、たとえば送信装置101と受信装置103との間のRTT(Round Trip Time:ラウンドトリップタイム)である。第1測定部113は、測定した伝搬遅延時間を調整部115へ通知する。
The
たとえば、第1測定部113は、送信部112によって送信されたパケットのサイズと、送信部112によるパケットの送信間隔と、に基づいて伝送路102の伝送速度を測定することができる。ただし、第1測定部113による測定方法はこれに限らない。一例としては、第1測定部113は、送信部112によるパケットの送信方式に関する情報に基づいて伝送路102の伝送速度を測定してもよい。送信方式は、たとえば変調方式や符号化方式である。また、第1測定部113による伝送速度の測定は、これらの方法に限らず、たとえば伝送路102の伝送速度を監視できる方法であればよい。
For example, the
第2測定部114は、伝送路102の伝送速度を測定する。伝送路102の伝送速度は、たとえば、伝送路102によって伝送可能な時間あたりのデータ量である。第2測定部114は、測定した伝送速度を調整部115へ通知する。
The
たとえば、第2測定部114は、送信部112によるパケットの送信時刻と、送信部112によって送信されたパケットに対する受信装置103からの応答信号の通信装置110における受信時刻と、に基づいて伝搬遅延時間を測定することができる。ただし、第2測定部114による伝搬遅延時間の測定は、これらの方法に限らず、たとえば伝搬遅延時間を監視できる方法であればよい。
For example, the
調整部115は、第1測定部113から通知された伝搬遅延時間と、第2測定部114から通知された伝送速度と、に基づいて、バッファ111の最大データ量を調整する。たとえば、調整部115は、少なくとも伝搬遅延時間が一定である場合に、伝送路102の伝送速度が上昇した場合はバッファ111の最大データ量を減少させ、伝送速度が低下した場合はバッファ111の最大データ量を増加させる。
The
これにより、伝送路102の伝送速度が上昇しやすい状況ほどバッファ111の最大データ量を増加させ、伝送路102の伝送速度の上昇時における伝送路102の伝送速度の利用率を向上させることができる。一例としては、調整部115は、伝送路102における最大の伝送速度と現在の伝送速度との差分と、伝搬遅延時間と、の積(たとえば下記(1)式)に基づいてバッファ111の最大データ量を調整する。
As a result, the maximum data amount of the
このように、実施の形態1によれば、送信パケットの伝搬遅延時間と伝送路102の伝送速度とを用いてバッファ111の最大データ量を調整することで、バッファ111による遅延を抑えつつ、伝送路102の伝送速度の利用率を高めることができる。これにより、送信装置101と受信装置103との間の伝送効率を向上させることができる。
As described above, according to the first embodiment, by adjusting the maximum data amount of the
なお、受信装置103から送信装置101への応答信号は、伝送路102や通信装置110を介した通信経路によって送信装置101へ送信されてもよいし、伝送路102や通信装置110を介さない通信経路によって送信装置101へ送信されてもよい。
Note that the response signal from the receiving
<調整部による調整方法の変形例>
調整部115は、第1測定部113から通知された伝搬遅延時間の時間平均値に基づいてバッファ111の最大データ量を調整してもよい。これにより、伝搬遅延時間の変動に対してバッファ111の最大データ量を緩やかに変化させ、たとえばバッファ111においてパケットが破棄されることを回避することができる。
<Modification of adjustment method by adjustment unit>
The
また、調整部115は、第2測定部114から通知された伝送路102の伝送速度の時間平均値に基づいてバッファ111の最大データ量を調整してもよい。これにより、伝送路102の伝送速度の変動に対してバッファ111の最大データ量を緩やかに変化させ、たとえばバッファ111においてパケットが破棄されることを回避することができる。
In addition, the
また、伝搬遅延時間の時間平均値には、伝搬遅延時間に基づく期間(たとえば伝搬遅延時間に相当する時間)における伝搬遅延時間の平均値を用いてもよい。また、伝送路102の伝送速度の時間平均値には、伝搬遅延時間に基づく期間(たとえば伝搬遅延時間に相当する時間)における伝送路102の伝送速度の平均値を用いてもよい。
Further, as the time average value of the propagation delay time, an average value of the propagation delay time in a period based on the propagation delay time (for example, a time corresponding to the propagation delay time) may be used. In addition, as the time average value of the transmission speed of the
これにより、バッファ111の最大データ量の調整を伝搬遅延時間に応じた時間で収束させることができる。ここで、伝搬遅延時間や伝送路102の伝送速度の変動によるネットワークの過渡状態は、たとえば伝搬遅延時間に相当する時間で収束する。このため、バッファ111の最大データ量の調整を伝搬遅延時間に応じた時間で収束させることで、たとえばバッファ111においてパケットが破棄されることを回避することができる。
Thereby, the adjustment of the maximum data amount of the
また、調整部115が、伝送路102の伝送速度が上昇した場合はバッファ111の最大データ量を減少させ、伝送速度が低下した場合はバッファ111の最大データ量を増加させる場合について説明したが、調整部115の調整方法はこの方法に限らない。たとえば、調整部115は、少なくとも伝搬遅延時間が一定である場合に、伝送路102の伝送速度が上昇した場合はバッファ111の最大データ量を増加させ、伝送速度が低下した場合はバッファ111の最大データ量を減少させてもよい。
In addition, the
これにより、たとえば、送信装置101が、受信装置103からの応答信号の受信結果に基づいてパケットのロスを検出し、ロスを検出した場合にパケットの送信量を減少させる場合における伝送路102の伝送速度の利用率を向上させることができる。一例としては、調整部115は、伝送路102における現在の伝送速度と伝搬遅延時間との積(たとえば下記(2)式)に基づいてバッファ111の最大データ量を調整する。
Thereby, for example, the
図1Cは、実施の形態1にかかる通信装置の変形例を示す図である。図1Dは、図1Cに示した通信装置における信号の流れの一例を示す図である。図1C,図1Dにおいて、図1A,図1Bに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図1A,図1Bに示した送信装置101は、通信装置110により実現してもよい。
FIG. 1C is a diagram illustrating a modification of the communication device according to the first embodiment. FIG. 1D is a diagram illustrating an example of a signal flow in the communication apparatus illustrated in FIG. 1C. 1C and 1D, the same reference numerals are given to the same parts as those shown in FIGS. 1A and 1B, and the description thereof is omitted. The
たとえば、通信装置110は、図1A,図1Bに示した構成に加えて送信処理部131を備える。送信処理部131は、図1A,図1Bに示した送信装置101に対応する構成である。たとえば、送信処理部131は、受信装置103を宛先とするパケットを生成してバッファ111へ送信する。また、送信処理部131は、送信したパケットに対する受信装置103からの応答信号に応じてパケットの送信速度を調整する輻輳制御を行う。バッファ111は、送信処理部131から送信されたパケットを溜める。
For example, the
(実施の形態2)
(実施の形態2にかかる通信システム)
図2Aは、実施の形態2にかかる通信システムの一例を示す図である。図2Aに示す通信システム200は、実施の形態2にかかる通信システムである。通信システム200は、送信端末211と、CPE212(Customer Premises Equipment:顧客構内設備)と、BS213(Base Station:基地局)と、受信端末214と、を含む。
(Embodiment 2)
(Communication system according to Embodiment 2)
FIG. 2A is a diagram illustrating an example of a communication system according to the second embodiment. A
送信端末211は、CPE212およびBS213を介してネットワーク(たとえばインターネット203)に接続可能な通信装置である。送信端末211は、一例としてはモバイルPC(Personal Computer)である。
The
送信端末211は、受信端末214を宛先とするデータパケットを生成し、生成したデータパケットをCPE212へ送信する。送信端末211とCPE212との間の通信には、無線LAN(Wireless Local Area Network:無線構内通信網)などの無線通信を用いることができる。無線LANには、一例としてはWiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)を用いることができる。また、送信端末211とCPE212との間の通信には、USB(Universal Serial Bus:ユニバーサルシリアルバス)などの有線通信を用いてもよい。
The
また、送信端末211は、CPE212へのデータパケットの送信量を、CPE212を介して受信した受信端末214からの応答信号(たとえばACKやSACK)に基づいて制御する輻輳制御(たとえばウィンドウ制御)を行う。輻輳制御については後述する。
Further, the
CPE212は、送信端末211から送信されたデータパケットをバッファに一時格納する。そして、CPE212は、バッファに格納したデータパケットを、順次、無線区間201(無線リンク)を介してBS213へ無線送信する。
The
また、CPE212は、BS213から無線区間201を介して無線送信された、受信端末214から送信端末211への応答信号を送信端末211へ送信する。CPE212とBS213との間には、たとえば3G(3rd Generation:第3世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−Advancedなどの各種方式の無線通信を用いることができる。CPE212は、一例としては、送信端末211のユーザが所持するモバイルルータである。
Further, the
BS213は、CPE212から無線送信されたデータパケットを、アクセスネットワーク202およびインターネット203を介して受信端末214へ送信する基地局である。アクセスネットワーク202は、たとえば、BS213のオペレータが管理する移動体通信網のコアネットワークである。
The
また、BS213は、インターネット203およびアクセスネットワーク202を介して送信された、受信端末214から送信端末211への応答信号を、CPE212へ無線送信する。
Also, the
受信端末214は、インターネット203に接続された通信装置である。受信端末214は、インターネット203を介して受信した送信端末211からのデータパケットに対する応答信号を送信する。受信端末214から送信された応答信号は、インターネット203、アクセスネットワーク202、BS213およびCPE212を介して送信端末211に受信される。受信端末214は、一例としては、サーバやPCなどである。また、受信端末214は、基地局などを介してインターネット203に接続する移動体通信装置などであってもよい。
The receiving
通信システム200においては、一例としては、CPE212とBS213との間の無線区間201がボトルネックリンクとなり得る。また、無線区間201においては、電波環境などによって伝送速度が変動する。
In the
図1A,図1Bに示した通信装置110は、たとえばCPE212に適用することができる。図1A,図1Bに示した送信装置101は、たとえば送信端末211に適用することができる。図1A,図1Bに示した伝送路102は、たとえば無線区間201に適用することができる。図1A,図1Bに示した受信装置103は、たとえば受信端末214に適用することができる。また、図1C,図1Dに示した通信装置110は、たとえば送信端末211に適用することができる。
The
このように、上述した通信装置110は、たとえば、ボトルネックリンク(無線区間201)の前段に位置し、TCPまたは相当の制御メカニズムをもつプロトコルで通信する通信装置、または該通信のパス上に位置する通信装置に適用することができる。以下、通信装置110をCPE212に適用する場合について主に説明する。
As described above, the
(図2Aに示した通信システムにおけるプロトコルスタック)
図2Bは、図2Aに示した通信システムにおけるプロトコルスタックの一例を示す図である。処理群221は、送信端末211における処理群を示している。処理群222は、CPE212における処理群を示している。処理群223は、BS213における処理群を示している。処理群224は、受信端末214における処理群を示している。
(Protocol stack in the communication system shown in FIG. 2A)
2B is a diagram illustrating an example of a protocol stack in the communication system illustrated in FIG. 2A. A processing group 221 indicates a processing group in the
たとえば、送信端末211および受信端末214は、TCP層以上のレイヤによって互いに通信を行う。TCP層以上のレイヤには、TCP層(TCP)やL5以上のレイヤ(≧L5)が含まれる。
For example, the
CPE212は、送信端末211およびBS213との間でIP(Internet Protocol)層以下のレイヤによって互いに通信を行う。BS213は、CPE212および受信端末214との間でIP層以下のレイヤによって互いに通信を行う。
The
IP層以下のレイヤには、たとえば、WiFi、USB、モバイルブロードバンドインターフェース(Mobile Broadband I/F)、イーサネット(Ether)などが含まれる。イーサネットは登録商標である。 The layers below the IP layer include, for example, WiFi, USB, a mobile broadband interface (Mobile Broadband I / F), Ethernet (Ether), and the like. Ethernet is a registered trademark.
CPE212は、たとえば、モバイルブロードバンドインターフェースにおける送信バッファ212aに、送信端末211から受信したデータパケットを格納する。そして、CPE212は、送信バッファ212aに格納したデータパケットをBS213へ順次送信する。送信バッファ212aは、たとえばFIFO(First In First Out:先入れ先出し)のバッファである。また、送信バッファ212aは、優先順位付きキューのバッファなどであってもよい。
For example, the
(無線区間の伝送速度が変化する状況)
図2Cは、無線区間の伝送速度が変化する状況の一例を示す図である。たとえば、CPE212がモバイルルータなどの移動通信装置であるとする。図2Cに示す地点231は、BS213との間の無線通信環境が悪い地点である。地点232は、BS213との間の無線通信環境が良い地点である。
(Situation where the transmission speed of the wireless section changes)
FIG. 2C is a diagram illustrating an example of a situation where the transmission rate of the wireless section changes. For example, assume that the
たとえば、図2Cに示すように、送信端末211およびCPE212が、地点231から地点232へ移動したとする。この場合は、CPE212とBS213との間の無線区間201の伝送速度が増加する。
For example, as illustrated in FIG. 2C, it is assumed that the
ただし、CPE212とBS213との間の無線区間201の伝送速度は、CPE212などの移動に限らない。たとえば、CPE212とBS213との間の無線区間201の伝送速度は、CPE212とBS213との間の障害物の移動や、他の無線通信装置からの干渉状態などによっても変動する。また、CPE212とBS213との間の無線区間201の伝送速度は、CPE212とBS213との間の無線通信における変調方式や符号化方式の切り替えなどによっても変動する。
However, the transmission speed of the
(ACK受信時のウィンドウの動作)
図3Aおよび図3Bは、ACK受信時のウィンドウの動作の一例を示す図である。ここでは、送信端末211において、TCPにおける輻輳制御(ウィンドウ制御)を行う場合について説明する。図3A,図3Bに示すデータパケット群301は、送信端末211による送信対象のデータパケットである。
(Window operation when ACK is received)
FIG. 3A and FIG. 3B are diagrams illustrating an example of the window operation when an ACK is received. Here, a case where the
データパケット群301の各データパケットにおける数値(1、2001、3001、4001、5001、…)は、各データパケットのセグメントを示している。データパケット群301のうちの斜線を付したデータパケットは送信済みのデータパケットである。
A numerical value (1, 2001, 3001, 4001, 5001,...) In each data packet of the
送信ウィンドウ302は、送信端末211に設定された送信ウィンドウであって、送信端末211が送信可能なデータパケットの最大サイズを示す送信ウィンドウである。たとえば、送信端末211は、送信ウィンドウ302が示すサイズまでは、受信端末214からACK(確認応答)を受信しなくてもデータパケットを送信する。
The
そして、送信端末211は、送信ウィンドウ302の上限までまとめてデータパケットを送信した後は、受信端末214からのACKを受信するごとに新規にデータパケットの送信が可能となる。なお、これは送信ウィンドウ302のサイズが増えない場合の挙動である。送信ウィンドウ302のサイズが増えた場合は、送信端末211が送信できるパケットは、ACKを受信したデータパケットのサイズ分と、送信ウィンドウ302の増加分と、の合計のサイズ分のデータパケットとなる。
Then, after the
たとえば、図3Aに示した状態において、送信端末211がセグメント「1」のデータパケットに対するACKを受信すると、図3Bに示すように送信ウィンドウ302がシフトし、送信ウィンドウ302にセグメント「5001」のデータが含まれるようになる。このため、送信端末211は、セグメント「5001」のデータパケットを送信可能な状態になり、セグメント「5001」のデータパケットを送信する。
For example, when the transmitting
また、送信端末211においては、ネットワークの混雑の度合いに応じて送信ウィンドウ302のサイズを制御することでデータパケットの送信量を調整する輻輳制御が行われる。輻輳制御のアルゴリズムには、一例としてはReno/New Renoと称されるものがある。これらのアルゴリズムにおいては、たとえば以下のような制御が行われる。
In addition, the
すなわち、送信端末211は、送信したデータパケットのロス(パケットロス)を検出するまでは送信ウィンドウ302のサイズを積極的に増やす(たとえばACK受信ごとに1増加)。この制御フェーズは、たとえばスロースタートフェーズと呼ばれる。
That is, the transmitting
そして、送信端末211は、パケットロスを検出すると、送信量を減らすために送信ウィンドウ302のサイズを減らす(Reno/New Renoの場合は半減させる)。また、送信端末211は、その後の送信ウィンドウ302のサイズを穏やかに上昇させる(たとえばReno/New Renoの場合は1RTTごとに1増加)。この制御フェーズは、たとえば輻輳回避フェーズと呼ばれる。
Then, when detecting a packet loss, the
(送信端末による処理)
図4は、送信端末による処理の一例を示すフローチャートである。送信端末211は、たとえば図4に示す各ステップを実行する。まず、送信端末211は、通信相手(たとえば受信端末214)とTCPのコネクションを確立する(ステップS401)。つぎに、送信端末211は、TCPの通信モードを“スロースタート”に設定する(ステップS402)。“スロースタート”は、上述のスロースタートフェーズに対応する状態である。
(Processing by sending terminal)
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of processing by the transmission terminal. For example, the
つぎに、送信端末211は、送信対象のデータパケットがあるか否かを判断する(ステップS403)。送信対象のデータパケットがある場合(ステップS403:Yes)は、送信端末211は、ステップS404へ移行する。すなわち、送信端末211は、ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量(未ACKデータ量)が送信ウィンドウ302のサイズ(送信ウィンドウサイズ)より小さいか否かを判断する(ステップS404)。ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量が送信ウィンドウ302のサイズ以上である場合(ステップS404:No)は、送信端末211は、ステップS403へ戻る(符号A)。
Next, the
ステップS404において、ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量が送信ウィンドウ302のサイズより小さい場合(ステップS404:Yes)は、送信端末211は、ステップS405へ移行する。すなわち、送信端末211は、送信対象のデータパケットをネットワークへ向けて送信する(ステップS405)。たとえば、送信端末211は、CPE212へデータパケットを送信する。
In step S404, when the data amount of the transmitted data packet that has not received ACK is smaller than the size of the transmission window 302 (step S404: Yes), the transmitting terminal 211 proceeds to step S405. That is, the
つぎに、送信端末211は、ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量(未ACKデータ量)に、ステップS405によって送信したデータパケットのサイズ(送信パケットサイズ)を加算する(ステップS406)。また、送信端末211は、ステップS405によって送信したデータパケットのシーケンス番号(たとえばセグメント)と、ステップS405による送信時刻と、を対応付けて記憶し(ステップS407)、ステップS403へ戻る(符号A)。
Next, the
ステップS403において、送信対象のデータパケットがない場合(ステップS403:No)は、送信端末211は、送信済みのデータパケットに対するACKを受信したか否かを判断する(ステップS408)。ACKを受信していない場合(ステップS408:No)は、送信端末211は、ステップS403へ戻る(符号A)。
If there is no data packet to be transmitted in step S403 (step S403: No), the
ステップS408において、ACKを受信した場合(ステップS408:Yes)は、送信端末211は、ステップS408において受信したと判断したACKに基づいて、パケットロスが発生したか否かを判断する(ステップS409)。たとえば、送信端末211は、直近に受信したACKが示すデータパケットのシーケンス番号が、前回受信したACKが示すデータパケットのシーケンス番号の次の番号であるか否かに基づいて、パケットロスが発生したか否かを判断することができる。
If an ACK is received in step S408 (step S408: Yes), the
ステップS409において、パケットロスが発生したと判断した場合(ステップS409:Yes)は、送信端末211は、ロスしたデータパケットを再送する(ステップS410)。ロスしたデータパケットは、たとえば、直近に受信したACKが示すデータパケットのシーケンス番号と、前回受信したACKが示すデータパケットのシーケンス番号と、の間のシーケンス番号のデータパケットである。
If it is determined in step S409 that a packet loss has occurred (step S409: Yes), the
つぎに、送信端末211は、送信ウィンドウ302のサイズ(送信ウィンドウサイズ)を減少させる(ステップS411)。また、送信端末211は、ステップS410によって送信(再送)したデータパケットのシーケンス番号と、ステップS410による送信時刻と、を記憶する(ステップS412)。また、送信端末211は、TCPの通信モードを“輻輳回避”に設定し(ステップS413)、ステップS403へ戻る(符号A)。“輻輳回避”は、上述した輻輳回避フェーズに対応する状態である。
Next, the
ステップS409において、パケットロスが発生していないと判断した場合(ステップS409:No)は、送信端末211は、受信したACKのACK番号と、ACKの受信時刻と、を取得する(ステップS414)。つぎに、送信端末211は、ステップS414によって取得したACK番号に基づいて、受信したACKに対応するデータパケットの送信時刻を取得する(ステップS415)。たとえば、送信端末211は、ステップS407またはステップS412による記憶結果の中から、受信したACKに対応するデータパケットの送信時刻を取得することができる。
If it is determined in step S409 that no packet loss has occurred (step S409: No), the
つぎに、送信端末211は、ステップS415によって取得したデータパケットの送信時刻と、ステップS414によって取得したACKの受信時刻と、に基づいて、送信端末211と受信端末214との間のRTTを算出する(ステップS416)。たとえば、送信端末211は、ACKの受信時刻からデータパケットの送信時刻を減ずることでRTTを算出する。
Next, the
また、送信端末211は、ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量(未ACKデータ量)から、受信したACKに対応するデータパケットのデータ量(ACKデータ量)を減算する(ステップS417)。
In addition, the
つぎに、送信端末211は、現在のTCPの通信モードが“輻輳回避”であるか否かを判断する(ステップS418)。通信モードが“輻輳回避”である場合(ステップS418:Yes)は、送信端末211は、送信ウィンドウ302のサイズ(送信ウィンドウサイズ)にMSS/RTTを加算し(ステップS419)、ステップS403へ戻る(符号A)。MSS(Maximum Segment Size)は、送信してよいデータパケットの最大値(たとえば1460[byte])を示し、たとえばステップS401のコネクション確立時に受信端末214から送信端末211へ通知される。
Next, the
ステップS418において、通信モードが“輻輳回避”でない場合(ステップS418:No)は、送信端末211は、送信ウィンドウ302のサイズ(送信ウィンドウサイズ)にMSSを加算し(ステップS420)、ステップS403へ戻る(符号A)。
If the communication mode is not “congestion avoidance” in step S418 (step S418: No), the
(輻輳制御)
図5は、輻輳制御の動作の一例を示す図である。図5において、横軸は経過時間を示す。TCPスループット501は、送信端末211から受信端末214へのデータパケットのスループットである。送信ウィンドウサイズ502は、送信端末211における送信ウィンドウ302のサイズである。
(Congestion control)
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the operation of congestion control. In FIG. 5, the horizontal axis indicates the elapsed time. The
無線区間帯域503は、CPE212とBS213との間の無線区間201の帯域である。送信レート504は、送信端末211からCPE212へのデータパケットの送信レートである。バッファ量505は、CPE212の送信バッファ212aに蓄積されるデータパケットの量である。段階511〜517は、図5に示す動作の各段階を示す。
The
<スロースタートフェーズ>
まず、段階511に示すように、スロースタートフェーズ(通信モード=“スロースタート”)においては、送信ウィンドウサイズ502の増加に伴ってTCPスループット501も上昇する。
<Slow start phase>
First, as shown in
つぎに、TCPスループット501は無線区間帯域503まで上昇するとそれ以降は無線区間帯域503で一定(頭打ち)となるが、送信ウィンドウサイズ502はさらに増加する。これに伴い、送信レート504も増加する。そして、段階512に示すように、送信レート504が無線区間帯域503を超えた時点からCPE212の送信バッファ212aにデータパケットが溜まり始め、バッファ量505が増加する。
Next, when the
つぎに、送信ウィンドウサイズ502はさらに増加するが、CPE212の送信バッファ212aの容量は有限であるため、バッファ溢れが発生し、溢れたデータパケットがCPE212において破棄されるパケットロス521が発生する。
Next, although the
<輻輳回避フェーズ>
これに対して、段階513に示すように、送信端末211は、受信端末214からのACKに基づいてパケットロス521を検出すると、送信レート504を抑制するために、送信ウィンドウサイズ502を半減させ、輻輳回避フェーズに移行する。
<Congestion avoidance phase>
On the other hand, as shown in
これにより、送信ウィンドウサイズ502の上限まで送信していた状態から送信ウィンドウサイズ502を減少させたため送信ウィンドウ302に空きがない状態となる。このため、段階514に示すように、上述したウィンドウ制御によって送信端末211から新規にデータパケットが送信されなくなり、送信レート504がゼロになる。
As a result, the
これに対して、段階515に示すように、CPE212の送信バッファ212aに溜まっていたデータパケットが無線区間帯域503の伝送速度で送出される。そして、段階516に示すように、CPE212の送信バッファ212aに溜まったデータパケットが枯渇するまでの間は、TCPスループット501はそれまでの速度に維持される。
On the other hand, as shown in step 515, the data packets accumulated in the
送信端末211は、ACKを受信することにより送信ウィンドウ302に空きが発生すると、データパケットの送信を再開する。その後は、段階517に示すように、送信端末211は、パケットロスが発生しない上限を探りながら送信ウィンドウサイズ502をゆっくりと上昇させる。そして、再度、パケットロス522が発生すると、再度、段階513〜517と同様に動作する。なお、図5に示したグラフの一部分1600は、パケットロス522が発生した時間の前後の一部分である(図16参照)。
The
(無線区間の伝送速度の変動による送信端末の送信レートの変化)
図6Aは、無線区間の伝送速度の変動による送信端末の送信レートの変化の一例を示す図である。図6Aにおいて、図2A,図2Bに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
(Change in the transmission rate of the transmitting terminal due to fluctuations in the transmission speed of the wireless section)
FIG. 6A is a diagram illustrating an example of a change in transmission rate of a transmission terminal due to a change in transmission rate in a wireless section. In FIG. 6A, parts similar to those shown in FIGS. 2A and 2B are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
データパケット602は、送信端末211から受信端末214へのデータパケットである。データパケット602の間隔が狭いほど、データパケットのレートが高いことを示す。ACK603は、受信端末214から送信端末211へのACKである。ACK603の間隔が狭いほど、ACKのレートが高いことを示す。図6Aに示す例では、送信端末211において、ACKを未受信の送信済みデータパケットのデータ量が送信ウィンドウ302の上限に達しているとする。
A
まず、状態611において、無線区間201の伝送速度が増加したとする。これにより、データパケット群621に示すように、CPE212の送信バッファ212aに溜まったデータパケットが、無線区間201の増加後の伝送速度で送信される。CPE212の送信バッファ212aに溜まったデータパケットが送信された後は、CPE212からの送信レートは、送信端末211からCPE212へ送信される送信レートに対応する。
First, in the
これに対して、受信端末214は、送信端末211からのデータパケット602を受信するたびにACK603を返送するため、状態612のようになる。状態612におけるACK群622は、データパケット群621に対応するACK群である。ACK群622の送信レートは、データパケット群621の送信レートに対応する。
On the other hand, since the receiving
これに対して、受信端末214は、ACKを受信するたびに新規にデータパケットを送信するため、状態613のようになる。状態613におけるデータパケット群623は、送信端末211がACK群622の受信に応じて新規に送信するデータパケット群である。データパケット群623の送信レートは、ACK群622の送信レートに対応する。
On the other hand, since the receiving
これにより、状態611における無線区間201の伝送速度の増加が、送信端末211からの送信レート(CPE212の受信レート)に反映される。このように、無線区間201で伝送速度が増加した場合に、無線区間201の伝送速度の増加が、CPE212の受信レートに反映されるのは、約1RTT後となる。
Thereby, the increase in the transmission rate of the
(増加した無線区間の伝送速度を使い切れる場合)
図6Bは、増加した無線区間の伝送速度を使い切れる場合の一例を示す図である。図6Bにおいて、図6Aに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。無線区間201の前段のCPE212の送信バッファ212aに溜まったデータパケットを吐き出して無線区間201へのデータパケットの送信量を増やすことで、増加した伝送速度の少なくとも一部を使用することができる。
(When the increased transmission speed of the wireless section can be used up)
FIG. 6B is a diagram illustrating an example in which the transmission rate of the increased wireless section can be used up. In FIG. 6B, the same parts as those shown in FIG. 6A are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted. By discharging the data packets accumulated in the
たとえば、図6Aに示したTCPのフロー制御の特性を利用すると、増加した無線区間201の伝送速度を1RTT期間継続して使い切ることができる量のデータパケットが送信バッファ212aに溜まっているように送信バッファ212aの容量を設定する。これにより、1RTT経過するまでの期間においても、増加した無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
For example, if the TCP flow control characteristics shown in FIG. 6A are used, the
たとえば、図6Bに示す状態651に示すように、送信端末211は、送信ウィンドウ302の上限までデータパケットを送信している状態においては、ACKを受信するレートで新規にデータパケット群661を送信する。
For example, as shown in a
そして、状態652に示すように、たとえば電波状況の良化に伴い無線区間201の伝送速度が増加すると、CPE212の送信バッファ212aに溜まっていたデータパケット群662が増加した伝送速度で吐き出され、一時的にTCPスループットが上昇する。
Then, as shown in the
状態651から1RTT経過すると、状態653に示すように、増加した無線区間201の伝送速度で送信端末211からデータパケット群663が送信される。すなわち、無線区間201の伝送速度が増加した場合に、増加した無線区間201の伝送速度を使い切るためには、1RTT期間継続して無線区間201の伝送速度を使い切れるように送信バッファ212aの容量を設定すればよい。
When 1 RTT elapses from the
そのためには、送信バッファ212aの容量を十分に大きく設定しておくことを要するが、送信バッファ212aの容量を大きく設定すると以下のような問題が発生する。すなわち、通信環境の変化がなく無線区間201の伝送速度が増減しない場合には、データパケットが送信バッファ212aの上限に達するまで送信バッファ212aに溜まる。このため、送信バッファ212aの容量が大きすぎると、多くのパケットデータが送信バッファ212aに格納されることによって送信バッファ212aにおけるデータパケットのキューイング遅延が大きくなる。
For this purpose, it is necessary to set the capacity of the
一方、送信バッファ212aの容量が小さすぎると、無線区間201の伝送速度が大きく増加した場合に、送信バッファ212aに溜まっているデータパケットが不足して無線区間201の伝送速度を使い切ることができない(たとえば図6A参照)。
On the other hand, if the capacity of the
したがって、無線区間201の伝送速度の変動に対して最適な送信バッファ212aの容量は、無線区間201の伝送速度を使い切るためのデータパケットを、無駄を抑えつつ蓄積できる容量である。これに対して、CPE212は、無線区間201の伝送速度の変動に対してTCPスループットおよびキューイング遅延を最適化するように送信バッファ212aの容量を調整する。送信バッファ212aの容量の調整については後述する。
Therefore, the capacity of the
(送信バッファに蓄積可能なデータ量の調整)
図7Aおよび図7Bは、送信バッファに蓄積可能なデータ量の調整の一例を示す図である。図7A,図7Bに示すメモリ量701は、CPE212の送信バッファ212aに割り当てるメモリの量を示している。最大帯域703は、無線区間201における理論上の最大の伝送速度を示している。帯域704は、無線区間201における実際の伝送速度を示している。パケット量705は、無線区間201の帯域704を使い切るために要するパケット量を示している。
(Adjustment of the amount of data that can be stored in the transmission buffer)
7A and 7B are diagrams illustrating an example of adjusting the amount of data that can be stored in the transmission buffer. A
CPE212は、図7Aに示すように、パケット量705が比較的少ない場合は、メモリ量701を比較的少なくする。また、CPE212は、図7Bに示すように、パケット量705が比較的多い場合は、メモリ量701を比較的多くする。このように、実施の形態2にかかるCPE212は、送信バッファ212aに割り当てるメモリ量を調整することで、送信バッファ212aの容量を調整する。
As illustrated in FIG. 7A, the
(実施の形態2にかかるCPE)
図8Aは、実施の形態2にかかるCPEの一例を示す図である。図8Bは、図8Aに示したCPEにおける信号の流れの一例を示す図である。CPE212は、たとえば、図8A,図8Bに示すように、フレーム送受信部801と、受信バッファ802と、パケット送受信部803と、上位層処理部804と、を備える。また、CPE212は、送信バッファ212aと、RTT測定部805と、RTT測定値格納部806と、伝送速度測定部807と、伝送速度測定値格納部808と、最大蓄積量調整部809と、を備える。
(CPE according to the second embodiment)
FIG. 8A is a diagram illustrating an example of the CPE according to the second embodiment. FIG. 8B is a diagram illustrating an example of a signal flow in the CPE illustrated in FIG. 8A. For example, as shown in FIGS. 8A and 8B, the
フレーム送受信部801は、他の通信装置から受信したフレームのフレーム受信処理を行う。たとえば、フレーム送受信部801は、BS213から受信した電気信号をデジタルデータに変換することによりフレームを得る。そして、フレーム送受信部801は、フレーム受信処理により得られたフレームを受信バッファ802に格納する。
The frame transmission /
また、フレーム送受信部801は、送信バッファ212aに格納されたパケットを他の通信装置へ送信するフレーム送信処理を行う。たとえば、フレーム送受信部801は、送信バッファ212aに格納されたパケットをフレーム化して電気信号に変換し、BS213へ無線送信する。
In addition, the frame transmission /
パケット送受信部803は、受信バッファ802に格納されたフレームをパケット化するパケット受信処理を行う。そして、パケット送受信部803は、パケット受信処理により得られたパケットを上位層処理部804へ出力する。また、パケット送受信部803は、上位層処理部804から出力されたパケットをフレーム化するパケット送信処理を行い、パケット送信処理により得られたフレームを送信バッファ212aへ出力する。
The packet transmission /
上位層処理部804は、パケット送受信部803から出力されたパケットに基づく、無線層より上位の層(たとえばトランスポート層やネットワーク層)のプロトコル処理を行う。また、上位層処理部804は、無線層より上位の層のプロトコル処理により得られたパケットをパケット送受信部803へ出力する。
The upper
送信バッファ212aは、パケット送受信部803から出力される、CPE212が送信すべきパケットを一時的に格納する。なお、パケット送受信部803から出力される信号はフレーム化されているが、ここではパケット送受信部803から出力されて送信バッファ212aに格納される信号をパケットとも称する。送信バッファ212aの容量は、最大蓄積量調整部809によって調整される。また、実施の形態2にかかる送信バッファ212aは、パケット送受信部803から出力されるパケットのうちの、容量を超える分のパケットについては格納せずに破棄する。
The
RTT測定部805は、CPE212が中継する送信端末211と受信端末214との間のTCP通信のRTTを測定する。たとえば、RTT測定部805は、フレーム送受信部801が送受信する信号(たとえばデータパケットおよびACK)を監視することによりRTTを測定することができる。そして、RTT測定部805は、RTTの測定値をRTT測定値格納部806へ出力する。RTT測定部805によるRTTの測定については後述する(たとえば図10参照)。
The
RTT測定値格納部806は、RTT測定部805から出力されたRTTの測定値を、RTTの測定時刻と対応付けて格納する。また、RTT測定値格納部806は、RTTの測定値を時系列的に複数格納してもよい。この場合に、RTT測定値格納部806は、格納したデータの量が上限を超えると、測定時刻の古い順に測定値と測定時刻を削除して格納領域を空けるようにしてもよい。
The RTT measurement
伝送速度測定部807は、無線区間201の伝送速度を測定し、伝送速度の測定値を伝送速度測定値格納部808へ出力する。たとえば、伝送速度測定部807は、フレーム送受信部801が送受信するデータパケットのサイズおよび送信間隔を監視することにより伝送速度を測定することができる。
The transmission
また、伝送速度測定部807は、無線区間201に対する物理層制御に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて伝送速度を測定してもよい。物理層制御に関する情報は、たとえば、CPE212からBS213への無線送信に用いる変調方式や符号化方式を示す情報であって、たとえばBS213からCPE212へ通知される情報である。たとえば、伝送速度測定部807は、物理層制御に関する情報と、無線区間201の伝送速度と、の対応情報を用いて、物理層制御に関する情報から無線区間201の伝送速度を導出することで無線区間201の伝送速度を測定することができる。
Further, the transmission
伝送速度測定値格納部808は、伝送速度測定部807から出力された伝送速度の測定値を、伝送速度の測定時刻と対応付けて格納する。また、伝送速度測定値格納部808は、伝送速度の測定値を時系列的に複数格納してもよい。この場合に、伝送速度測定値格納部808は、格納したデータの量が上限を超えると、測定時刻の古い順に測定値と測定時刻を削除して格納領域を空けるようにしてもよい。
The transmission rate measurement
最大蓄積量調整部809は、RTT測定値格納部806に格納されたRTTの測定値と、伝送速度測定値格納部808に格納された伝送速度の測定値と、に基づいて、送信バッファ212aの容量(蓄積可能な最大データ量)を調整する。送信バッファ212aの容量は、たとえば図7Aに示したメモリ量701である。最大蓄積量調整部809による送信バッファ212aの容量の調整については後述する。
The maximum accumulation
図1A〜図1Dに示したバッファ111は、たとえば送信バッファ212aにより実現することができる。図1A〜図1Dに示した送信部112は、たとえばフレーム送受信部801により実現することができる。
The
図1A〜図1Dに示した第1測定部113は、たとえばRTT測定部805により実現することができる。図1A〜図1Dに示した第2測定部114は、たとえば伝送速度測定部807により実現することができる。図1A〜図1Dに示した調整部115は、たとえば最大蓄積量調整部809により実現することができる。
The
(CPEのハードウェア構成)
図9は、CPEのハードウェア構成の一例を示す図である。CPE212は、たとえば図9に示す通信装置900により実現することができる。通信装置900は、CPU901(Central Processing Unit)と、メモリコントローラ902と、メモリ903と、IOバスコントローラ904と、無線インターフェース905と、記憶装置906と、を備える。
(CPE hardware configuration)
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a hardware configuration of the CPE. The
CPU901は、通信装置900の全体の制御を司る。また、CPU901は、メモリコントローラ902を介してメモリ903へのアクセスを行う。また、CPU901は、IOバスコントローラ904を介して無線インターフェース905および記憶装置906へのアクセスを行う。
The
メモリコントローラ902は、CPU901からの制御に応じてメモリ903からのデータの読み出しやメモリ903へのデータの書き出しなどを行う。メモリ903は、CPU901のワークエリアとして使用される。メモリ903は、たとえばRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)である。
The
IOバスコントローラ904は、CPU901からの制御に応じて無線インターフェース905および記憶装置906を動作させる。
The
無線インターフェース905は、たとえば、無線によって通信装置900の外部(たとえば送信端末211やBS213)との間で通信を行う通信インターフェースである。CPE212が送信端末211との間でUSBなどの有線通信を行う場合は、CPE212は、無線インターフェース905に加えて有線インターフェースを備えていてもよい。
The
記憶装置906は、たとえば磁気ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。記憶装置906には、通信装置900を動作させる各種のプログラムが記憶されている。たとえば、記憶装置906に記憶されたプログラムは、メモリ903にロードされてCPU901によって実行される。
The
図8A,図8Bに示したフレーム送受信部801は、たとえば無線インターフェース905によって実現することができる。図8A,図8Bに示した受信バッファ802、送信バッファ212a、RTT測定値格納部806および伝送速度測定値格納部808は、たとえばメモリ903によって実現することができる。
The frame transmission /
図8A,図8Bに示したパケット送受信部803、上位層処理部804、RTT測定部805、伝送速度測定部807および最大蓄積量調整部809は、たとえばCPU901によって実現することができる。
The packet transmission /
(RTTの測定)
図10は、RTTの測定の一例を示す図である。図10において、図2Aに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。送信端末211と受信端末214との間のRTTは、たとえば、図10に示す第1区間1001と第2区間1002との各所要時間(遅延時間)を合計することによって測定することができる。
(Measurement of RTT)
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of RTT measurement. 10, the same parts as those shown in FIG. 2A are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The RTT between the
第1区間1001は、CPE212と受信端末214との間の往復の区間である。第1区間1001における所要時間は、第1区間1001に含まれる無線区間201の伝送速度に応じて変動する。第2区間1002は、CPE212と送信端末211との間の往復の区間である。第2区間1002は、無線区間201を含まないため、第2区間1002における所要時間は無線区間201の伝送速度の変動の影響を受けない。
The
たとえば、CPE212(RTT測定部805)は、BS213へのデータパケットのシーケンス番号と送信時刻とを記憶しておく。そして、CPE212は、記憶しておいたシーケンス番号に対応するACKの受信時刻を取得し、データパケットの送信時刻からACKの受信時刻までの経過時間を算出することで第1区間1001の所要時間を測定することができる。
For example, the CPE 212 (RTT measurement unit 805) stores the sequence number and transmission time of the data packet to the
また、CPE212は、第2区間1002における所要時間を、たとえば送信端末211と受信端末214との間のTCPのコネクション確立時において測定しておくことができる。すなわち、CPE212は、コネクション確立時に受信端末214から送信端末211へ送信されるSYNパケットのCPE212における通過時刻から、該SYNパケットに対する応答信号を含む信号のCPE212における通過時刻までの経過時間を算出する。これにより、第2区間1002の所要時間を測定することができる。
Further, the
なお、SYNパケットには、ACKが含まれていてもよい。また、SYNパケットに対する応答信号は、たとえばACKである。また、SYNパケットに対する応答信号にはSYNが含まれていてもよい。 Note that the SYN packet may include ACK. Moreover, the response signal with respect to a SYN packet is ACK, for example. The response signal for the SYN packet may include SYN.
ここではCPE212が送信端末211と受信端末214との間のRTTを自装置で測定する場合について説明したが、送信端末211においてはRTTを容易に測定することができる(たとえば図4のステップS416)。このため、CPE212は、送信端末211と受信端末214との間のRTTを示す情報を送信端末211から取得してもよい。RTTを示す情報の取得は、たとえば周期的に行うようにすることができる。
Here, the case where the
(RTT測定値格納部に格納される情報)
図11は、RTT測定値格納部に格納される情報の一例を示す図である。RTT測定値格納部806には、たとえば図11に示すテーブル1100が格納される。テーブル1100のように、RTT測定値格納部806は、RTTの測定値を測定時刻と対応付けて格納する。図11に示す例では、RTT測定値格納部806は、時系列的な複数の測定結果(測定値および測定時刻)を格納する。
(Information stored in the RTT measurement value storage)
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of information stored in the RTT measurement value storage unit. The RTT measurement
(伝送速度測定値格納部に格納される情報)
図12は、伝送速度測定値格納部に格納される情報の一例を示す図である。伝送速度測定値格納部808には、たとえば図12に示すテーブル1200が格納される。テーブル1200のように、伝送速度測定値格納部808は、無線区間201の伝送速度の測定値を測定時刻と対応付けて格納する。図12に示す例では、伝送速度測定値格納部808は、時系列的な複数の測定結果(測定値および測定時刻)を格納する。
(Information stored in the transmission rate measured value storage)
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of information stored in the transmission rate measurement value storage unit. In the transmission rate measured
図13A〜図13Cは、無線区間の伝送速度の増加に対する所要のバッファ容量の一例を示す図である。図13A〜図13Cにおいて、図5に示した部分と同様の部分につては説明を省略する。 13A to 13C are diagrams illustrating an example of a required buffer capacity with respect to an increase in the transmission rate in the wireless section. In FIGS. 13A to 13C, the description of the same parts as those shown in FIG. 5 is omitted.
図13A〜図13Cに示すグラフ1311〜1313は、それぞれ図6Bに示した状態611〜613におけるTCPスループット501、無線区間帯域503、送信端末211の送信レート504およびCPE212のバッファ量505を示している。
無線区間201の伝送速度の増加量を予測することは困難である。これに対して、一例として、無線区間201の伝送速度がどのように増加しても対応するために、無線区間201の理論上最大の伝送速度までの増加を想定する場合について説明する。
It is difficult to predict the increase in the transmission rate of the
図6A,図6Bにおいて説明したように、無線区間201の伝送速度が増加した時点から1RTT期間、送信バッファ212aに溜まったデータパケットを増加後の伝送速度で吐き出すことができれば、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
As described with reference to FIGS. 6A and 6B, if data packets accumulated in the
このために要する送信バッファ212aの容量は、図13Cに示すグラフにおけるTCPスループット501と送信レート504で囲まれた領域1301(斜線部)の面積に相当する。したがって、送信バッファ212aの容量を領域1301に相当する量に調整することで、増加した無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。たとえば、最大蓄積量調整部809は、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量(容量)を下記(1)式により算出する。
The capacity of the
蓄積可能な最大データ量=BWmax×RTT−BWnow×RTT
=(BWmax−BWnow)×RTT…(1)
Maximum amount of data that can be stored = BW max × RTT-BW now × RTT
= (BW max −BW now ) × RTT (1)
BWmaxは、無線区間201の最大の伝送速度である。RTTは、RTT測定部805によって測定されたRTTである。BWnowは、伝送速度測定部807によって測定された無線区間201の伝送速度である。このように、最大蓄積量調整部809は、無線区間201における最大の伝送速度と現在の伝送速度との差分(BWmax−BWnow)と、RTTと、の積に基づいて送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。
BW max is the maximum transmission rate of the
最大蓄積量調整部809は、上記(1)式によって算出した送信バッファ212aの容量を送信バッファ212aに設定することで、無線区間201の伝送速度が増加しても、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
The maximum accumulation
(CPEによる処理)
図14は、CPEによる処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態2にかかるCPE212は、たとえば図14に示す各ステップを繰り返し実行する。まず、CPE212は、送信対象のデータパケットがあるか否かを判断する(ステップS1401)。ステップS1401の判断は、たとえば送信端末211からデータパケットを受信したか否かを判断することによって行うことができる。
(Processing by CPE)
FIG. 14 is a flowchart illustrating an example of processing by the CPE. The
ステップS1401において、送信対象のデータパケットがある場合(ステップS1401:Yes)は、CPE212は、送信対象のデータパケットを送信バッファ212aに格納し(ステップS1402)、一連の処理を終了してステップS1401へ戻る。なお、ステップS1402において、送信対象のデータパケットを送信バッファ212aに格納すると送信バッファ212aの容量オーバとなる場合は、送信バッファ212aによって送信対象のデータパケットが破棄される。
If there is a data packet to be transmitted in step S1401 (step S1401: Yes), the
ステップS1401において、送信対象のデータパケットがない場合(ステップS1401:No)は、CPE212は、受信端末214からのACKを受信したか否かを判断する(ステップS1403)。ACKを受信していない場合(ステップS1403:No)は、CPE212は、送信用の帯域が確保できたか否かを判断する(ステップS1404)。ステップS1404の判断は、たとえばBS213からCPE212に上りリンクの無線リソースが割り当てられたか否かを判断することによって行うことができる。
In step S1401, when there is no data packet to be transmitted (step S1401: No), the
ステップS1404において、帯域が確保できていない場合(ステップS1404:No)は、CPE212は、一連の処理を終了してステップS1401へ戻る。帯域が確保できた場合(ステップS1404:Yes)は、CPE212は、確保できた帯域分だけ送信バッファ212aからデータパケットを取り出す(ステップS1405)。
In step S1404, if the bandwidth cannot be secured (step S1404: No), the
つぎに、CPE212は、ステップS1405によって取り出したデータパケットのシーケンス番号と送信時刻(たとえば現在時刻)とを対応付けて記憶する(ステップS1406)。また、CPE212は、ステップS1405によって取り出したデータパケットを無線区間201に向けて送信する(ステップS1407)。
Next, the
また、CPE212は、無線区間201の伝送速度を測定する(ステップS1408)。たとえば、CPE212は、上述したように、データパケットのサイズおよび送信間隔や、物理層制御に関する情報を用いて伝送速度を測定することができる。なお、無線区間201の伝送速度の測定は、ステップS1408に限らず、図14に示した各ステップとは別に周期的に行うようにしてもよい。
Further, the
また、伝送速度測定部807は、無線区間201に対する物理層制御に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて伝送速度を測定してもよい。物理層制御に関する情報は、たとえば、CPE212からBS213への無線送信に用いる変調方式や符号化方式を示す情報であって、たとえばBS213からCPE212へ通知される情報である。たとえば、伝送速度測定部807は、物理層制御に関する情報と、無線区間201の伝送速度と、の対応情報を用いて、物理層制御に関する情報から無線区間201の伝送速度を導出することで無線区間201の伝送速度を測定することができる。
Further, the transmission
つぎに、CPE212は、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量αを設定し(ステップS1409)、一連の処理を終了してステップS1401へ戻る。ステップS1409による設定は、たとえば、ステップS1408によって測定された最新の伝送速度と、後述のステップS1413によって測定された最新のRTTと、に基づいて行うことができる。ステップS1413がまだ実行されていない場合は、CPE212は、たとえば、予め設定されたRTTに基づいてステップS1409の設定を行ってもよいし、ステップS1409の設定を行わなくてもよい。
Next, the
ステップS1403において、ACKを受信した場合(ステップS1403:Yes)は、CPE212は、ACKの受信時刻を記憶する(ステップS1410)。また、CPE212は、受信したACKのACK番号を取得する(ステップS1411)。
In step S1403, when ACK is received (step S1403: Yes), the
つぎに、CPE212は、ステップS1411により取得したACK番号と、ステップS1406により記憶したシーケンス番号と、から受信したACKに対応するデータパケットの送信時刻を取得する(ステップS1412)。たとえば、CPE212は、ステップS1406により記憶したシーケンス番号と送信時刻との組の中から、取得したACK番号に対応するシーケンス番号を含む組を特定し、特定した組の送信時刻を取得する。
Next, the
つぎに、CPE212は、ステップS1412によって取得したデータパケットの送信時刻と、ステップS1410によって記憶したACKの受信時刻と、を用いて送信端末211と受信端末214との間のRTTを測定する(ステップS1413)。たとえば、CPE212は、データパケットの送信時刻とACKの受信時刻から、図10に示した第1区間1001の所要時間を測定する。そして、CPE212は、測定した第1区間1001の所要時間と、受信端末214とのコネクション確立時に測定した第2区間1002の所要時間と、を合計することでRTTを測定する。
Next, the
つぎに、CPE212は、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量αを設定し(ステップS1414)、一連の処理を終了してステップS1401へ戻る。ステップS1414による設定は、たとえば、ステップS1408によって測定された最新の伝送速度と、ステップS1413によって測定された最新のRTTと、に基づいて行うことができる。
Next, the
このように、実施の形態2によれば、データパケットのRTTと無線区間201の伝送速度を用いて送信バッファ212aの最大データ量を調整することで、送信バッファ212aによる遅延を抑えつつ、無線区間201の伝送速度の利用率を高めることができる。
As described above, according to the second embodiment, by adjusting the maximum data amount of the
たとえば、無線区間201における最大の伝送速度と現在の伝送速度との差分と、RTTと、の積に基づいて送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。これにより、無線区間201の伝送速度が増加した場合における無線区間201の伝送速度の利用率を向上させることができる。これにより、送信端末211と受信端末214との間の伝送効率を向上させることができる。
For example, the maximum data amount of the
(実施の形態3)
実施の形態3について、実施の形態2と異なる部分について説明する。実施の形態2においては、無線区間201の伝送速度を使い切れないケースとして、無線区間201の伝送速度が増加した場合について説明した。無線区間201の伝送速度を使い切れない他のケースとしては、送信端末211がパケットロスを検出した場合にデータパケットの送信レートを抑制するケースがある。
(Embodiment 3)
The third embodiment will be described with respect to differences from the second embodiment. In the second embodiment, the case where the transmission rate of the
上述したように、送信端末211は、パケットロスを検出すると送信量を抑制する。このため、無線区間201の伝送速度に対して送信量が減少し、たとえ無線区間201の伝送速度が増加しなくても伝送速度を使い切れなくなる場合がある。
As described above, when the
これに対して、実施の形態3にかかるCPE212は、送信端末211がパケットロスを検出して送信レートを抑制した場合に無線区間201の伝送速度を効率的に使えるように、送信バッファ212aの容量を調整する。
In contrast, the
(送信端末におけるパケットロス検出時の送信ウィンドウの制御)
図15Aおよび図15Bは、送信端末におけるパケットロス検出時の送信ウィンドウの制御の一例を示す図である。図15A,図15Bにおいて、図3A,図3Bに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。たとえば図15Aに示した状態において、送信端末211が、SACK(Selective ACK)を受信することによりセグメント「11」のパケットデータのロスを検出したとする。
(Control of transmission window when packet loss is detected at the transmitting terminal)
15A and 15B are diagrams illustrating an example of transmission window control when packet loss is detected in the transmission terminal. 15A and 15B, the same parts as those shown in FIGS. 3A and 3B are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. For example, in the state shown in FIG. 15A, it is assumed that the transmitting
この場合は、送信端末211は、図15Bに示すように、セグメント「11」のパケットデータを再送するとともに、送信ウィンドウ302のサイズを減らす。図15Bに示す例では、送信端末211は、セグメント「61」のデータパケットに対するACKを受信するまで新規のデータパケットを送信しない。
In this case, as illustrated in FIG. 15B, the
このように、TCPの輻輳制御アルゴリズムとしてReno/New Renoなどを用いる場合に、送信端末211は、パケットロスを検出すると送信ウィンドウ302のサイズを半減させて送信レートを抑制する。そして、送信端末211が送信ウィンドウ302の上限までデータパケットを送信している場合は、送信済みのデータパケットの半分についてACKを受信するまでは送信端末211は新規にデータパケットを送信しない。
As described above, when Reno / New Reno or the like is used as the TCP congestion control algorithm, the
(パケットロスの検出に対する所要のバッファ容量)
図16は、パケットロスの検出に対する所要のバッファ容量の一例を示す図である。図16においては、図5に示したグラフの一部分1600を拡大して示している。一部分1600は、図5に示したグラフのうちの、パケットロス522が発生した時間の前後の一部分である。
(Required buffer capacity for packet loss detection)
FIG. 16 is a diagram illustrating an example of a required buffer capacity for packet loss detection. In FIG. 16, a
送信端末211が送信済みのデータパケットの半分についてACKを受信するまでには、最大で1/2RTTに相当する時間がかかる。すなわち、送信端末211は、パケットロスを検出すると、その後の1/2RTT期間は新規にデータパケットを送信できない状態となる。この期間においてCPE212からデータパケットを吐き出し続けることができれば、その後は送信端末211からデータパケットの送信が再開されるため、パケットロス検出前の送信速度を維持し、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
It takes a time corresponding to 1/2 RTT at the maximum until the
このために要する送信バッファ212aの容量は、図16に示すグラフにおけるTCPスループット501と送信レート504で囲まれた領域1601(斜線部)の面積に相当する。したがって、送信バッファ212aの容量を領域1601に相当する量に調整することで、パケットロスの検出によって送信端末211の送信レートが低下しても、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。たとえば、最大蓄積量調整部809は、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を下記(2)式により算出する。
The capacity of the
蓄積可能な最大データ量=1/2×BWnow×RTT …(2) Maximum amount of data that can be stored = 1/2 × BW now × RTT (2)
このように、最大蓄積量調整部809は、送信端末211がパケットロスを検出した際の送信量の減少比率(1/2)に基づく値と、無線区間201における現在の伝送速度とRTTとの積に基づいて送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。最大蓄積量調整部809は、上記(2)式によって算出した送信バッファ212aの容量を送信バッファ212aに設定することで、パケットロスの検出によって送信端末211の送信レートが低下しても、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
As described above, the maximum accumulation
また、領域1601の伝送速度の増加とパケットロスの検出とが同時に発生することを想定し、最大蓄積量調整部809は、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を下記(3)式により算出してもよい。
Further, assuming that an increase in the transmission rate of the
蓄積可能な最大データ量=BWmax×RTT−BWnow×RTT
+1/2×BWnow×RTT
=(BWmax−BWnow)×RTT
+1/2×BWnow×RTT …(3)
Maximum amount of data that can be stored = BW max × RTT-BW now × RTT
+ 1/2 × BW now × RTT
= (BW max −BW now ) × RTT
+ 1/2 × BW now × RTT (3)
上記(3)式の右辺の第1項および第2項は、上記(1)式に対応し、無線区間201の伝送速度の増加に備えるためのデータ量である。上記(3)式の右辺の第3項は、上記(2)式に対応し、パケットロスの検出による送信端末211からの送信レートの低下に備えるためのデータ量である。このように、最大蓄積量調整部809は、上記(1)式に示す第1積と、上記(2)式に示す第2積と、の和に基づいて送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。
The first term and the second term on the right side of the equation (3) correspond to the equation (1), and are data amounts for preparing for an increase in the transmission rate of the
最大蓄積量調整部809は、上記(3)式によって算出した送信バッファ212aの容量を設定することで、無線区間201の伝送速度が増加し、同時に送信端末211の送信レートが低下しても、無線区間201の伝送速度を使い切ることができる。
The maximum accumulation
なお、上記(2)式および上記(3)式における「1/2」は、送信端末211がパケットロスを検出すると送信ウィンドウ302のサイズを半分にすることに基づく値である。たとえば、送信端末211がパケットロスを検出すると送信ウィンドウ302のサイズを1/3にする場合は、上記(2)式および上記(3)式における「1/2」の部分を「2/3」とすればよい。
Note that “½” in the above equations (2) and (3) is a value based on halving the size of the
このように、実施の形態3によれば、データパケットのRTTと無線区間201の伝送速度を用いて送信バッファ212aの最大データ量を調整することで、送信バッファ212aによる遅延を抑えつつ、無線区間201の伝送速度の利用率を高めることができる。
As described above, according to the third embodiment, by adjusting the maximum data amount of the
たとえば、無線区間201における現在の伝送速度と、RTTと、の積に基づいて送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。これにより、送信端末211がパケットロスを検出して送信レートを低下させた場合における無線区間201の伝送速度の利用率を向上させることができる。これにより、送信端末211と受信端末214との間の伝送効率を向上させることができる。
For example, the maximum data amount of the
(実施の形態4)
実施の形態4について、実施の形態2,3と異なる部分について説明する。実施の形態2,3においては、送信バッファ212aに割り当てるメモリ量を調整することで、送信バッファ212aの容量を調整する場合について説明した。これに対して、実施の形態4においては、送信バッファ212aに割り当てるメモリ量には十分に大きな量を設定しておき、送信バッファ212aに蓄積可能なデータ量の論理的な上限を設定する。
(Embodiment 4)
The fourth embodiment will be described with respect to differences from the second and third embodiments. In the second and third embodiments, the case where the capacity of the
(実施の形態4にかかる送信バッファに蓄積可能なデータ量の調整)
図17Aおよび図17Bは、実施の形態4にかかる送信バッファに蓄積可能なデータ量の調整の一例を示す図である。図17A,図17Bにおいて、図7A,図7Bに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
(Adjustment of the amount of data that can be stored in the transmission buffer according to the fourth embodiment)
FIG. 17A and FIG. 17B are diagrams illustrating an example of adjusting the amount of data that can be stored in the transmission buffer according to the fourth embodiment. 17A and 17B, the same parts as those shown in FIGS. 7A and 7B are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
図17A,図17Bに示す論理上限1701は、送信バッファ212aに蓄積可能なデータ量の論理的な上限である。実施の形態4にかかるCPE212は、送信バッファ212aに割り当てるメモリ量701は一定とし、無線区間201における最大の伝送速度(または送信端末211の送信レート)に応じて論理上限1701を調整する。
A logical
たとえば、CPE212は、図17Aに示すように、無線区間201の帯域704を使い切るために要するパケット量705が比較的少ない場合は、論理上限1701を比較的低く設定する。また、CPE212は、図17Bに示すように、無線区間201の帯域704を使い切るために要するパケット量705が比較的多い場合は、論理上限1701を比較的高く設定する。
For example, as shown in FIG. 17A, the
(実施の形態4にかかるCPE)
図18Aは、実施の形態4にかかるCPEの一例を示す図である。図18Bは、図18Aに示したCPEにおける信号の流れの一例を示す図である。図18A,図18Bにおいて、図8A,図8Bに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図18A,図18Bに示すように、実施の形態4にかかるCPE212は、図8A,図8Bに示した構成に加えてパケット処理部1801を備える。
(CPE according to the fourth embodiment)
FIG. 18A is a diagram illustrating an example of the CPE according to the fourth embodiment. 18B is a diagram illustrating an example of a signal flow in the CPE illustrated in FIG. 18A. 18A and 18B, the same parts as those shown in FIGS. 8A and 8B are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. As illustrated in FIGS. 18A and 18B, the
最大蓄積量調整部809は、RTT測定値格納部806に格納されたRTTの測定値と、伝送速度測定値格納部808に格納された伝送速度の測定値と、に基づいて、送信バッファ212aの容量(蓄積可能な最大データ量)を決定する。そして、最大蓄積量調整部809は、決定した容量をパケット処理部1801へ通知する。
The maximum accumulation
パケット処理部1801は、最大蓄積量調整部809から通知された最大データ量に基づいて、パケット送受信部803から出力されたパケットを送信バッファ212aに格納可能か否かを判断する。そして、パケット処理部1801は、格納可能と判断した場合はパケットを送信バッファ212aに格納し、格納可能でないと判断した場合はパケットを破棄するパケット処理を行う。パケット処理部1801による処理については後述する(たとえば図19参照)。
The
図18A,図18Bに示した構成においては、パケット処理部1801によってパケットの破棄が行われるため、送信バッファ212aは、容量を超える分のパケットを破棄する機能を有していなくてもよい。
In the configuration shown in FIGS. 18A and 18B, the
(実施の形態4にかかるCPEによる処理)
図19は、実施の形態4にかかるCPEによる処理の一例を示すフローチャートである。実施の形態4にかかるCPE212は、たとえば図19に示す各ステップを繰り返し実行する。図19に示すステップS1901は、図14に示したステップS1401と同様である。ステップS1901において、送信対象のデータパケットがある場合(ステップS1901:Yes)は、CPE212は、現在の送信バッファ212aのデータパケットの蓄積量βを取得する(ステップS1902)。
(Processing by CPE according to Embodiment 4)
FIG. 19 is a flowchart of an example of processing by the CPE according to the fourth embodiment. The
つぎに、CPE212は、ステップS1902によって取得した蓄積量βと送信対象のデータパケットのサイズの合計サイズが、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量α以下であるか否かを判断する(ステップS1903)。最大値αは、たとえば図17A,図17Bに示した論理上限1701であり、ステップS1912,S1917によって設定される。
Next, the
ステップS1903において、合計サイズが最大データ量α以下である場合(ステップS1903:Yes)は、CPE212は、送信対象のデータパケットを送信バッファ212aに格納し(ステップS1904)、一連の処理を終了してステップS1901へ戻る。合計サイズが最大データ量αより大きい場合(ステップS1903:No)は、CPE212は、送信対象のデータパケットを破棄し(ステップS1905)、一連の処理を終了してステップS1901へ戻る。
In step S1903, when the total size is equal to or less than the maximum data amount α (step S1903: Yes), the
ステップS1902〜S1905は、たとえばパケット処理部1801によって行われる。図19に示すステップS1906〜S1917は、図14に示したステップS1403〜S1414と同様である。
Steps S1902 to S1905 are performed by, for example, the
このように、実施の形態4によれば、送信バッファ212aに蓄積可能なデータ量の論理的な上限を設定することで、送信バッファ212aの最大データ量を調整することができる。これにより、上述した実施の形態2,3と同様の効果を得ることができる。
Thus, according to the fourth embodiment, the maximum data amount of the
(実施の形態5)
実施の形態5について、実施の形態2〜4と異なる部分について説明する。
(Embodiment 5)
The fifth embodiment will be described with respect to differences from the second to fourth embodiments.
(蓄積可能な最大データ量を急激に変化させた状況)
図20は、蓄積可能な最大データ量を急激に変化させた状況の一例を示す図である。図20において、横軸は経過時間を示す。最大データ量2001は、CPE212の蓄積可能な最大データ量である。バッファ量2002は、CPE212の送信バッファ212aに蓄積されるデータパケットの量(図5に示したバッファ量505)である。無線区間帯域2003は、CPE212とBS213との間の無線区間201の帯域(図5に示した無線区間帯域503)である。
(The situation in which the maximum amount of data that can be stored is changed rapidly)
FIG. 20 is a diagram illustrating an example of a situation in which the maximum amount of data that can be stored is rapidly changed. In FIG. 20, the horizontal axis indicates the elapsed time. The
CPE212の送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量2001を急激に変化させると、送信バッファ212aにおいてデータパケットが破棄される場合がある。たとえば、図20に示すように、無線区間帯域2003が5[Mbps]から30[Mbps]に増加したとする。また、無線区間201の最大の伝送速度が75[Mbps]でRTTが100[ms]だとする。この場合に、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量は、上記(1)式によると875[Kbytes]から562.5[Kbytes]に減少することになる。
If the maximum amount of
しかしながら、実際に送信バッファ212aに溜まっているデータパケットの量はすぐには減少しない。このため、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を急激に減少させた場合に、データパケットの蓄積状況によっては、送信バッファ212aにおいて容量オーバとなってデータパケットが破棄される場合がある。
However, the amount of data packets actually accumulated in the
これに対して、実施の形態5にかかるCPE212の最大蓄積量調整部809は、無線区間201の伝送速度(無線区間帯域2003)の測定値の時間平均を用いて、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を調整する。これにより、無線区間201の伝送速度が急激に増加しても、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量(最大データ量2001)を緩やかに減少させ、送信バッファ212aにおいてデータパケットが破棄されることを回避することができる。
On the other hand, the maximum accumulation
また、最大蓄積量調整部809は、送信端末211と受信端末214との間のRTTの測定値の時間平均を用いて、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を調整してもよい。これにより、RTTが急激に変化しても、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量(最大データ量2001)を緩やかに変化させ、送信バッファ212aにおいてデータパケットが破棄されることを回避することができる。
Further, the maximum accumulation
また、最大蓄積量調整部809は、無線区間201の伝送速度の測定値の時間平均と、送信端末211と受信端末214との間のRTTの測定値の時間平均と、を用いて、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を調整してもよい。
Further, the maximum accumulation
また、伝送速度の測定値やRTTの測定値の時間平均には、1RTTに相当する長さの期間の時間平均を用いてもよい。上述したように、無線区間201の伝送速度の変動やRTTの変動におけるネットワークの過渡状態は、収束するまでに約1RTTに相当する時間がかかる。この過渡状態が終わると、CPE212の送信バッファ212aに溜まるデータパケットの量はそのときのネットワークの状態に見合ったものになる。
Further, the time average of a period corresponding to 1 RTT may be used as the time average of the measurement value of the transmission rate and the measurement value of the RTT. As described above, the network transient state due to fluctuations in the transmission rate of the
これに対して送信バッファ212aの蓄積可能な最大データ量の増減の収束が遅れてしまうと、上述したように送信バッファ212aにおいて容量オーバとなってデータパケットが破棄される場合がある。そこで、伝送速度の測定値やRTTの測定値の時間平均に1RTTに相当する長さの期間の時間平均を用いることで、送信バッファ212aの蓄積可能な最大データ量の増減も1RTTで収束させることができる。ただし、時間平均の平均期間は1RTT分の期間に限らず、通信システム200の運用ポリシに応じて1RTT分の期間を補正(たとえば増減)したものであってもよい。
On the other hand, if the convergence of the increase / decrease in the maximum amount of data that can be stored in the
このように、実施の形態5によれば、実施の形態1〜3と同様の効果を得ることができる。また、無線区間201の伝送速度やRTTに時間平均を用いることで、送信バッファ212aに蓄積可能な最大データ量を緩やかに減少させ、送信バッファ212aにおいてデータパケットが破棄されることを回避することができる。
Thus, according to the fifth embodiment, the same effects as in the first to third embodiments can be obtained. In addition, by using the time average for the transmission rate and RTT of the
以上説明したように、通信装置および調整方法によれば、伝送効率の向上を図ることができる。 As described above, according to the communication device and the adjustment method, it is possible to improve the transmission efficiency.
たとえば、ネットワークの伝送速度を使い切るためには、BDP(Bandwidth Delay Product:帯域遅延積)に相当する輻輳ウィンドウサイズを要することが知られている。しかしながら、上述したようにTCPのウィンドウ制御が輻輳回避フェーズに移行すると、TCPの送信ウィンドウサイズは急激に増加しないため、無線区間の伝送速度が急激に増加してもすぐに使い切ることができない。 For example, it is known that a congestion window size corresponding to BDP (Bandwidth Delay Product) is required to use up the transmission rate of the network. However, as described above, when the TCP window control shifts to the congestion avoidance phase, the TCP transmission window size does not increase abruptly, and therefore cannot be used up immediately even if the transmission rate in the wireless section increases rapidly.
これに対して、上述した各実施の形態によれば、たとえば、無線区間に接続する通信装置の送信バッファに蓄積できる最大データ量を、無線区間の伝送速度およびRTTに基づいて調整することができる。これにより、キューイング遅延を抑えつつ、無線区間の伝送速度を使い切ることができる。ただし、無線区間の伝送速度をすべて使いきらなくてもよく、たとえば無線区間の伝送速度の変動に応じて無線区間への送信レートを変化させればよい。これにより、伝送効率の向上を図ることができる。 On the other hand, according to each embodiment described above, for example, the maximum amount of data that can be stored in the transmission buffer of the communication device connected to the wireless section can be adjusted based on the transmission speed and RTT of the wireless section. . Thereby, it is possible to use up the transmission rate in the wireless section while suppressing the queuing delay. However, it is not necessary to use all the transmission rates in the wireless section. For example, the transmission rate to the wireless section may be changed in accordance with the change in the transmission speed in the wireless section. Thereby, the transmission efficiency can be improved.
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。 The following additional notes are disclosed with respect to the above-described embodiments.
(付記1)送信パケットを溜めるバッファと、
前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する送信部と、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定する第1測定部と、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定する第2測定部と、
前記第1測定部によって測定された伝搬遅延時間と、前記第2測定部によって測定された伝送速度と、に基づいて、前記バッファに溜めることができる最大データ量を調整する調整部と、
を備え、前記調整部は、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を減少させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を増加させる、
ことを特徴とする通信装置。
(Supplementary note 1) a buffer for storing transmission packets;
A transmission unit for transmitting transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path;
A first measurement unit that measures a propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device;
A second measuring unit for measuring a transmission speed of the predetermined transmission path;
An adjustment unit that adjusts the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the propagation delay time measured by the first measurement unit and the transmission rate measured by the second measurement unit;
The adjustment unit decreases the maximum data amount when the transmission rate increases, and increases the maximum data amount when the transmission rate decreases.
A communication device.
(付記2)前記送信装置は、前記送信パケットの送信量を、前記送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号の受信結果に基づいて制御することを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(Additional remark 2) The said transmission apparatus controls the transmission amount of the said transmission packet based on the reception result of the response signal from the said reception apparatus with respect to the said transmission packet, The communication apparatus of
(付記3)前記第1測定部は、前記送信装置が送信パケットを送信してから、前記送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号が前記送信装置へ到達するまでの伝搬遅延時間を測定することを特徴とする付記1または2に記載の通信装置。
(Supplementary Note 3) The first measurement unit measures a propagation delay time from when the transmission device transmits a transmission packet until a response signal from the reception device to the transmission packet reaches the transmission device. The communication apparatus according to
(付記4)前記調整部は、前記所定の伝送路における最大の伝送速度と現在の伝送速度との差分と、前記伝搬遅延時間と、の積に基づいて前記最大データ量を調整することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の通信装置。
(Additional remark 4) The said adjustment part adjusts the said maximum data amount based on the product of the difference of the maximum transmission rate in the said predetermined transmission line, and the present transmission rate, and the said propagation delay time. The communication device according to any one of
(付記5)前記送信装置は、前記送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号の受信結果に基づいて前記送信パケットのロスを検出し、前記ロスを検出した場合に前記送信パケットの送信量を所定比率によって減少させ、
前記調整部は、前記積(「第1積」と称する)と、前記所定比率に基づく値と前記所定の伝送路の現在の伝送速度と前記伝搬遅延時間との第2積と、に基づいて前記最大データ量を調整することを特徴とする付記4に記載の通信装置。
(Additional remark 5) The said transmission apparatus detects the loss of the said transmission packet based on the reception result of the response signal from the said receiving apparatus with respect to the said transmission packet, and when the said loss is detected, the transmission amount of the said transmission packet is predetermined. Reduced by ratio,
The adjustment unit is based on the product (referred to as “first product”), a value based on the predetermined ratio, and a second product of the current transmission rate of the predetermined transmission path and the propagation delay time. The communication apparatus according to appendix 4, wherein the maximum data amount is adjusted.
(付記6)前記調整部は、前記バッファに割り当てるメモリ量を変化させることによって前記最大データ量を調整することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary note 6) The communication device according to any one of
(付記7)設定された上限に応じて前記送信パケットを前記バッファに格納し、または破棄する処理部を備え、
前記調整部は、前記処理部の前記上限を設定することによって前記最大データ量を調整することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary Note 7) A processing unit that stores or discards the transmission packet in the buffer according to a set upper limit,
The communication device according to any one of
(付記8)前記調整部は、前記伝搬遅延時間の時間平均値に基づいて前記最大データ量を調整することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary note 8) The communication device according to any one of
(付記9)前記調整部は、前記伝送速度の時間平均値に基づいて前記最大データ量を調整することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通信装置。 (Additional remark 9) The said adjustment part adjusts the said maximum data amount based on the time average value of the said transmission rate, The communication apparatus as described in any one of additional marks 1-7 characterized by the above-mentioned.
(付記10)前記時間平均値は、前記伝搬遅延時間に基づく期間の平均値であることを特徴とする付記8または9に記載の通信装置。
(Additional remark 10) The said time average value is an average value of the period based on the said propagation delay time, The communication apparatus of
(付記11)前記第2測定部は、前記送信部によって送信された送信パケットのサイズと、前記送信部による前記送信パケットの送信間隔と、に基づいて前記伝送速度を測定することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary Note 11) The second measurement unit measures the transmission rate based on a size of a transmission packet transmitted by the transmission unit and a transmission interval of the transmission packet by the transmission unit. The communication device according to any one of
(付記12)前記第2測定部は、前記送信部による前記送信パケットの送信方式に関する情報に基づいて前記伝送速度を測定することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の通信装置。 (Additional remark 12) The said 2nd measurement part measures the said transmission rate based on the information regarding the transmission system of the said transmission packet by the said transmission part, The communication as described in any one of Additional remark 1-10 characterized by the above-mentioned. apparatus.
(付記13)前記第1測定部は、前記送信部による前記送信パケットの送信時刻と、前記送信部によって送信された送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号の自装置における受信時刻と、に基づいて前記伝搬遅延時間を測定することを特徴とする付記1〜12のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary note 13) The first measurement unit is based on the transmission time of the transmission packet by the transmission unit and the reception time of the response signal from the reception device to the transmission packet transmitted by the transmission unit in the own device. The communication apparatus according to any one of
(付記14)前記送信装置は自装置と異なる送信装置であり、
前記第1測定部は、
前記送信装置と前記受信装置との間のコネクション確立時に前記送信装置と前記受信装置の間で送受信された信号に基づいて、前記送信装置と前記自装置との間の第1伝搬遅延時間を測定し、
前記送信部による前記送信パケットの送信時刻と、前記送信部によって送信された送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号の自装置における受信時刻と、に基づいて自装置と前記受信装置との間の第2伝搬遅延時間を測定し、
測定した前記第1伝搬遅延時間および前記第2伝搬遅延時間に基づいて、前記送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定する、
ことを特徴とする付記13に記載の通信装置。
(Supplementary Note 14) The transmission device is a transmission device different from the own device,
The first measuring unit includes
Measure a first propagation delay time between the transmitting device and the own device based on a signal transmitted and received between the transmitting device and the receiving device when establishing a connection between the transmitting device and the receiving device And
Based on the transmission time of the transmission packet by the transmission unit and the reception time of the response signal from the reception device to the transmission packet transmitted by the transmission unit between the own device and the reception device. Measure the second propagation delay time,
Measuring a propagation delay time between the transmitting device and the receiving device based on the measured first propagation delay time and the second propagation delay time;
14. The communication device according to appendix 13, wherein
(付記15)前記所定の伝送路は、自装置と前記受信装置との間の伝送路のうちの、伝送速度が最も低い伝送路であることを特徴とする付記1〜14のいずれか一つに記載の通信装置。
(Supplementary note 15) Any one of
(付記16)送信パケットを溜めるバッファを備え、前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する通信装置における調整方法であって、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、
測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を減少させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を増加させる調整を行う、
ことを特徴とする調整方法。
(Supplementary note 16) An adjustment method in a communication apparatus, comprising a buffer for storing transmission packets, wherein the transmission packets stored in the buffer are transmitted to a receiving apparatus via a predetermined transmission path,
Measure the propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device,
Measure the transmission speed of the predetermined transmission line,
Adjustment of the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the measured propagation delay time and the transmission rate, and when the transmission rate is increased, the maximum data amount is decreased, and the transmission rate is If it decreases, adjust to increase the maximum data amount,
An adjustment method characterized by that.
(付記17)送信パケットを溜めるバッファと、
前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する送信部と、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定する第1測定部と、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定する第2測定部と、
前記第1測定部によって測定された伝搬遅延時間と、前記第2測定部によって測定された伝送速度と、に基づいて、前記バッファに溜めることができる最大データ量を調整する調整部と、
を備え、前記調整部は、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を増加させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を減少させる、
ことを特徴とする通信装置。
(Supplementary note 17) a buffer for storing transmission packets;
A transmission unit for transmitting transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path;
A first measurement unit that measures a propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device;
A second measuring unit for measuring a transmission speed of the predetermined transmission path;
An adjustment unit that adjusts the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the propagation delay time measured by the first measurement unit and the transmission rate measured by the second measurement unit;
The adjustment unit increases the maximum data amount when the transmission rate increases, and decreases the maximum data amount when the transmission rate decreases.
A communication device.
(付記18)前記送信装置は、前記送信パケットに対する前記受信装置からの応答信号の受信結果に基づいて前記送信パケットのロスを検出し、前記ロスを検出した場合に前記送信パケットの送信量を所定比率によって減少させることを特徴とする付記17に記載の通信装置。 (Supplementary note 18) The transmission device detects a loss of the transmission packet based on a reception result of a response signal from the reception device with respect to the transmission packet, and determines a transmission amount of the transmission packet when the loss is detected The communication apparatus according to appendix 17, wherein the communication apparatus decreases the ratio.
(付記19)前記調整部は、前記所定比率に基づく値と前記所定の伝送路の現在の伝送速度と前記伝搬遅延時間との積に基づいて前記最大データ量を調整することを特徴とする付記18に記載の通信装置。 (Supplementary note 19) The adjustment unit adjusts the maximum data amount based on a product of a value based on the predetermined ratio, a current transmission rate of the predetermined transmission path, and the propagation delay time. 18. The communication device according to 18.
(付記20)送信パケットを溜めるバッファを備え、前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する通信装置における調整方法であって、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、
測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を増加させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を減少させる調整を行う、
ことを特徴とする調整方法。
(Supplementary note 20) An adjustment method in a communication device including a buffer for storing transmission packets, and transmitting the transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path,
Measure the propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device,
Measure the transmission speed of the predetermined transmission line,
Adjustment of the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the measured propagation delay time and the transmission rate, and if the transmission rate increases, the maximum data amount is increased, and the transmission rate is If it decreases, adjust to reduce the maximum data amount,
An adjustment method characterized by that.
101 送信装置
102 伝送路
103 受信装置
110,900 通信装置
111 バッファ
112 送信部
113 第1測定部
114 第2測定部
115 調整部
131 送信処理部
200 通信システム
201 無線区間
202 アクセスネットワーク
203 インターネット
211 送信端末
212 CPE
212a 送信バッファ
213 BS
214 受信端末
221〜224 処理群
231,232 地点
301,621,623,661〜663 データパケット群
302 送信ウィンドウ
501 TCPスループット
502 送信ウィンドウサイズ
503,2003 無線区間帯域
504 送信レート
505,2002 バッファ量
511〜517 段階
521,522 パケットロス
602 データパケット
603 ACK
611〜613,651〜653 状態
622 ACK群
701 メモリ量
703 最大帯域
704 帯域
705 パケット量
801 フレーム送受信部
802 受信バッファ
803 パケット送受信部
804 上位層処理部
805 RTT測定部
806 RTT測定値格納部
807 伝送速度測定部
808 伝送速度測定値格納部
809 最大蓄積量調整部
901 CPU
902 メモリコントローラ
903 メモリ
904 IOバスコントローラ
905 無線インターフェース
906 記憶装置
1001 第1区間
1002 第2区間
1100,1200 テーブル
1301,1601 領域
1311〜1313 グラフ
1701 論理上限
1801 パケット処理部
2001 最大データ量
DESCRIPTION OF
214 receiving terminal 221 to 224
611 to 613, 651 to 653
902
Claims (6)
前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する送信部と、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定する第1測定部と、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定する第2測定部と、
前記第1測定部によって測定された伝搬遅延時間と、前記第2測定部によって測定された伝送速度と、に基づいて、前記バッファに溜めることができる最大データ量を調整する調整部と、
を備え、前記調整部は、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を減少させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を増加させる、
ことを特徴とする通信装置。 A buffer for storing transmitted packets;
A transmission unit for transmitting transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path;
A first measurement unit that measures a propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device;
A second measuring unit for measuring a transmission speed of the predetermined transmission path;
An adjustment unit that adjusts the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the propagation delay time measured by the first measurement unit and the transmission rate measured by the second measurement unit;
The adjustment unit decreases the maximum data amount when the transmission rate increases, and increases the maximum data amount when the transmission rate decreases.
A communication device.
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、
測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を減少させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を増加させる調整を行う、
ことを特徴とする調整方法。 An adjustment method in a communication device comprising a buffer for storing transmission packets, wherein the transmission packets stored in the buffer are transmitted to a receiving device via a predetermined transmission path,
Measure the propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device,
Measure the transmission speed of the predetermined transmission line,
Adjustment of the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the measured propagation delay time and the transmission rate, and when the transmission rate is increased, the maximum data amount is decreased, and the transmission rate is If it decreases, adjust to increase the maximum data amount,
An adjustment method characterized by that.
前記バッファに溜められた送信パケットを所定の伝送路を介して受信装置へ送信する送信部と、
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定する第1測定部と、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定する第2測定部と、
前記第1測定部によって測定された伝搬遅延時間と、前記第2測定部によって測定された伝送速度と、に基づいて、前記バッファに溜めることができる最大データ量を調整する調整部と、
を備え、前記調整部は、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を増加させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を減少させる、
ことを特徴とする通信装置。 A buffer for storing transmitted packets;
A transmission unit for transmitting transmission packets stored in the buffer to a reception device via a predetermined transmission path;
A first measurement unit that measures a propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device;
A second measuring unit for measuring a transmission speed of the predetermined transmission path;
An adjustment unit that adjusts the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the propagation delay time measured by the first measurement unit and the transmission rate measured by the second measurement unit;
The adjustment unit increases the maximum data amount when the transmission rate increases, and decreases the maximum data amount when the transmission rate decreases.
A communication device.
前記送信パケットを送信する送信装置と前記受信装置との間の伝搬遅延時間を測定し、
前記所定の伝送路の伝送速度を測定し、
測定した前記伝搬遅延時間と前記伝送速度とに基づく、前記バッファに溜めることができる最大データ量の調整であって、前記伝送速度が上昇した場合は前記最大データ量を増加させ、前記伝送速度が低下した場合は前記最大データ量を減少させる調整を行う、
ことを特徴とする調整方法。 An adjustment method in a communication device comprising a buffer for storing transmission packets, wherein the transmission packets stored in the buffer are transmitted to a receiving device via a predetermined transmission path,
Measure the propagation delay time between the transmission device that transmits the transmission packet and the reception device,
Measure the transmission speed of the predetermined transmission line,
Adjustment of the maximum amount of data that can be stored in the buffer based on the measured propagation delay time and the transmission rate, and if the transmission rate increases, the maximum data amount is increased, and the transmission rate is If it decreases, adjust to reduce the maximum data amount,
An adjustment method characterized by that.
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Cited By (2)
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CN112654065A (en) * | 2021-01-19 | 2021-04-13 | 长江水利委员会水文局汉江水文水资源勘测局(长江水利委员会水文局汉江水环境监测中心) | River flow speed data acquisition and transmission method |
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-
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- 2014-08-12 JP JP2014164103A patent/JP2016040857A/en not_active Withdrawn
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JP7537769B2 (en) | 2022-01-12 | 2024-08-21 | Necプラットフォームズ株式会社 | Serial interface circuit, control method thereof, program, communication module, and communication device |
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