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JP2016012909A - 通信装置、通信方法および通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法および通信システム Download PDF

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JP2016012909A JP2014258316A JP2014258316A JP2016012909A JP 2016012909 A JP2016012909 A JP 2016012909A JP 2014258316 A JP2014258316 A JP 2014258316A JP 2014258316 A JP2014258316 A JP 2014258316A JP 2016012909 A JP2016012909 A JP 2016012909A
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Abstract

【課題】 従来に比較して高い利用効率で、柔軟に制御可能なゲストネットワークの構築を実現できる装置や方法等を提供する。
【解決手段】 この装置は、1以上の他の通信装置とネットワークを介して通信可能な通信装置であり、1以上の他の通信装置と通信を行うために使用される1以上の通信インタフェース50と、1以上の通信インタフェース50と接続され、通信を制御する制御装置からの指示に従って使用する少なくとも1つの通信インタフェースを選択する選択部51と、選択部51により選択された少なくとも1つの通信インタフェースと1以上の他の通信装置のうちの少なくとも1つが備える通信インタフェースとをそれぞれ直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するネットワーク構築部52とを含む。
【選択図】 図7

Description

本発明は、1以上の他の通信装置とネットワークを介して通信を行う通信装置、その通信方法およびその通信装置を含む通信システムに関する。
無線通信技術の発展および携帯型端末の普及に伴い、携帯型端末と電子黒板やプロジェクタ等の電子機器との間の通信は、無線通信が一般化している。無線通信は、ネットワークへの入口となるアクセスポイント(基地局)との間で行われる。この無線通信は、無線の特性上、例えば壁を通して行うこともできるため、有線の場合に比較してセキュリティが強化されている。無線通信では、アクセスポイントへの接続の際、端末の認証を行い、通信の際は、暗号化してパケットが送受信される。企業等では、セキュリティをさらに強化するために、MACアドレスを事前登録した端末しかアクセスポイントへ接続できないような運用がなされている場合もある。
しかしながら、このような認証を必要とし、事前登録した端末しか接続できない構成では、ビジネス上の即応力や柔軟性に欠けるという問題があった。このような例としては、スマートフォンやタブレットPCをもつゲストを会議室に招き、上記の電子機器を使用しながら情報交換やディスカッションを行おうとしても、ゲストがもつ端末を接続できず、充分にその機能を活用できないというケースが挙げられる。
アクセスポイントには、SSID(Service Set Identifier)と呼ばれるアクセスポイントを識別するための識別情報を複数設定することができ、SSID毎に認証方式やセキュリティ設定等を変えることができる(例えば、非特許文献1参照)。このため、社内用のSSIDと、ゲスト用のSSIDを設け、社内用SSIDには強固なセキュリティ設定を、ゲスト用SSIDにはセキュリティ設定をしないようにして、上記のゲストがもつ端末を接続し、その機能を活用することができる。
上記従来の技術では、その都度、ゲスト用SSIDを設け、そのセキュリティ設定を行うことは面倒である。通信経路には、中継機器や専用装置等の各種機器が存在し、これらの機器の設定も確認しながら設定しなければならないため、ゲストが来て即座に準備するのは困難である。このため、通常に使用するネットワーク(通常ネットワーク)とゲスト用のネットワーク(ゲストネットワーク)の2つを、常時準備しておかなければならない。
また、上記従来の技術では、ゲストに使用させる、すなわちゲストの端末が通信により到達可能な機器を、柔軟かつ容易に追加や削除することはできない。したがって、ゲストネットワークを常時準備しておくという点で利用効率が悪く、ゲストに使用させる機器が固定的で柔軟性に欠けるという問題があった。
そこで、従来に比較して高い利用効率で柔軟に制御可能なゲストネットワークの構築を実現できる装置や方法等の提供が望まれていた。
本発明は、上記課題に鑑み、1以上の他の通信装置とネットワークを介して通信可能な通信装置であって、1以上の他の通信装置と通信を行うために使用される1以上の通信インタフェースと、1以上の通信インタフェースと接続され、通信を制御する制御装置からの指示に従って使用する少なくとも1つの通信インタフェースを選択する選択部と、選択部により選択された少なくとも1つの通信インタフェースと1以上の他の通信装置のうちの少なくとも1つが備える通信インタフェースとをそれぞれ直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するネットワーク構築部とを含む、通信装置が提供される。
本発明によれば、高い利用効率で柔軟に制御可能なゲストネットワークの構築を実現できる。
本実施形態の通信装置を含む通信システムの構成例を示した図。 通信装置に実装される通信機能を、階層構造に分割したモデルで例示した図。 通信装置に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明する図。 通信装置に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明する図。 トンネリングと仮想ネットワークについて説明する図。 図1に示す通信装置のハードウェア構成を示した図。 図1に示す通信装置の機能ブロック図。 通信装置の具体的な実装例を示した図。 通信システムにおける各機器の動作の例を示した図。 図9に示す通信装置としてのアクセスポイントが行う処理の流れを例示したフローチャート。
図1は、本実施形態の通信装置を含む通信システムの構成例を示した図である。通信システムは、有線ネットワークとしての有線LAN10に接続された電子黒板11、MFP(Multi Function Peripheral)12、2つのアクセスポイント13、14を含む。通信システムは、アクセスポイント13、14と無線通信を行う通信端末15およびプロジェクタ16をさらに含む。また、通信システムは、アクセスを制限する制限手段としてのファイアウォール17を介してインターネット18と接続されている。インターネット18には、コンテンツサーバ等の各種のサーバやPC等が接続されている。図1では、通信端末15、19は、タブレットPCとされているが、ノートPCやスマートフォン等であってもよい。
通信システムは、これらの機器のうちの1つを通信装置とし、それ以外の機器を1以上の他の通信装置として含む。一例としては、アクセスポイント13を通信装置とし、その他の電子黒板11やMFP12等を他の通信装置とすることができる。通信システムの機器構成は、図1に例示した構成に限定されるものではなく、その他のいかなる構成であってもよい。したがって、通信システムは、ルータ等の中継装置により接続された2以上の有線LANを備えるものであってもよいし、デジタルカメラ、ゲーム機、PCやサーバ等のその他の機器を含むものであってもよい。
通信端末15およびプロジェクタ16は、アクセスポイント13、14との間で無線通信を行うため、SSIDあるいはESSID(Extended SSID)やパスワード等の認証情報や、暗号キー等の暗号化して送受信する際の暗号情報等が事前に登録される。また、アクセスポイント13、14にも、認証情報等が登録される。無線通信は、アクセスポイント13、14から一定期間毎に発信されるSSIDあるいはESSIDを含むビーコンを、通信端末15等が受信し、通信端末15等がアソシエーション要求と呼ばれる接続要求を送信して接続が成功した後に開始される。上記の認証情報は、このアソシエーション要求を送信する前に送信され、アソシエーション要求は、認証成功後に通信端末15等から送信される。無線通信におけるアクセスポイント13、14への接続方法については、良く知られたものであるので、ここではその説明を省略する。
通信端末15やプロジェクタ16は、アクセスポイント13への接続成功後、アクセスポイント13を介して有線LAN10に接続された電子黒板11、MFP12、インターネット18等にアクセスすることができる。例えば、通信端末15は、印刷データを、アクセスポイント13を介してMFP12へ送り、MFP12で印刷出力させることができる。また、通信端末15は、画面に表示された画面データを、アクセスポイント13を介して電子黒板11へ送り、電子黒板11の表示画面上に表示させることができる。
通信端末19は、ゲストが所有する端末で、上記の認証情報等については事前登録されていない。無線通信を行う機能を備えているので、通信端末19は、アクセスポイント13、14から発信するビーコンを受信し、SSIDあるいはESSIDを取得し、アクセスポイント13、14への接続を試みることは可能である。しかしながら、認証情報等を登録していないので、通常では、アクセスポイント13、14へは接続することができない。したがって、通信システムが備える電子黒板11やMFP12等へのアクセスもできない。
図1に示す通信システムでは、有線LAN10および無線LANにより既に構築された通常ネットワーク上に、仮想ネットワークを適宜構築し、その仮想ネットワークにはゲストが簡単に接続できるようにしている。このため、通信端末19のように、事前に認証情報等の登録をしていなくても、仮想ネットワークに接続し、通常ネットワーク上の機器を使用することができる。これにより、常時、ゲストネットワークを別途準備しておく必要がなくなるため、高い利用効率を実現できる。また、仮想ネットワークをゲストネットワークとして構築する際、そのゲストネットワークに含める機器を限定したり、追加したりすることができるので、柔軟に制御可能なゲストネットワークの構築を実現できる。
ゲスト用の認証方式や接続方法は、いかなる方式や方法であってもよく、例えば、WPS(Wi-Fi Protected Setup)や、Web Captive Portal等を利用することができる。前者は、無線LAN機器の接続とセキュリティ設定を簡単に実行するための方式で、後者は、メーカ独自の認証方式である。WPSは、プッシュボタン方式と、PINコード方式とがある。プッシュボタン方式は、親機から子機へSSIDあるいはESSIDと暗号キーを送信して設定する。PINコード方式は、子機でPINコードと呼ばれるパスワードを生成し、それを親機に入力し、親機から子機にSSIDあるいはESSIDと暗号キーを送信して設定する。この設定により接続が可能となる。
上記の仮想ネットワークを構築するために、一例として、SDN(Software Defined Network)と呼ばれる概念と、トンネリングプロトコルとを使用する。なお、仮想ネットワークを構築できれば、その他の方法を採用することもできる。ここでは、これらの概念およびプロトコルを使用するものとして説明する。SDNは、ソフトウェアによる記述でネットワークの動作を定義しようというもので、その技術要素として、ネットワーク仮想化と、OpenFlow Switchingとがある。
ネットワーク仮想化は、物理ネットワーク機器、仮想ネットワーク部品、プロトコル技術の組み合わせによって物理的なネットワーク構成から論理的なネットワーク構成を仮想的に分離し、物理構成に縛られない柔軟なネットワーク構成を実現する技術である。
OpenFlow Switchingは、通信をエンド・ツー・エンドのフローと捉え、データの解析、転送先判断、決定制御の部分であるコントロールプレーンと、パケットの物理的な伝送を担う部分であるデータプレーンとを分離する技術である。この技術では、コントロールプレーンの処理をつかさどるOpenFlowコントローラ(OFC)が転送先ルールを指示し、データプレーンの処理を担うOpenFlowスイッチ(OFS)がOFCからの指示に従ってパケットの転送を行う。詳細には、OFCが、OFSがもつフローテーブルに追加、書き換えを行い、OFSが、そのフローテーブルに従ってパケットの転送を行う。この仕組みを採用することにより、ネットワーク仮想化を制御するためのツールとして活用することができる。
SDN関連技術は、通信負荷が集中するWeb/クラウドデータセンタや通信キャリアバックボーン(大容量の通信回線網)等での活用が急拡大している。この技術の柔軟な最適化制御により、通信トラフィックの効率化、コストやエネルギーの低減等が実現されてきている。
トンネリングプロトコルは、ネットワーク上の2点を仮想的な通信路で直結した一本の論理的な通信回線を確立するためのプロトコルである。トンネリングプロトコルとしては、L2 over L3と呼ばれる類のプロトコルや、VXLAN、NVGRE、STTと呼ばれるプロトコルを採用することができる。例えば、L2 over L3プロトコルは、以下に示すOSI参照モデルにおける第2層(L2)のフレームを、第3層(L3)のパケットでカプセル化して送受信し、上記2点を仮想的に直結する。L2 over L3と呼ばれる類のプロトコルとしては、PPP(Point to Point Protocol) over SSH(Secure Shell)や、PPP over Ethernet(登録商標)(PPPoE)等がある。
これらの概念やプロトコルをさらに詳細に説明するが、その前に、電子黒板11等の通信装置に実装される通信機能について説明する。図2は、その通信機能を階層構造に分割したモデルで例示した図である。このモデルは、OSI(Open System Interconnection)参照モデルであり、第1層の物理層から第7層のアプリケーション層の7つの階層からなるモデルである。IPパケットを交換する現状の通信方式の主流は、第3層のIPを共通資産とし、各階層で各インタフェースが定義され、個別に実装し、また、入れ替えを行うことができる水平分業モデルとなっている。IPパケットベースのアプリケーションは、第4層のトランスポート層が規定するポートの概念で通信ピア同士のセッションを作り、各サービスのデータ通信を行っている。
サービスとしては、図2の第5層から第7層にかけて示されている、Web、XML Webサービス、メール、メッセージング、ファイル共有、ファイル転送等がある。これらのサービスを提供するアプリケーションは、第3層および第4層に示される、TCP/IPやUDP/IPを使用している限り、それ以下の第1層や第2層の通信層を意識する必要はない。このため、Webやクラウドのサービス開発は、従来の電話交換網のような垂直統合モデルに比して加速することができている。通信装置も、基本的には、図2に示したIPパケットベースの通信アプリケーションを開発するための一般的なハードウェア/ソフトウェア構成とすることができる。
ここから、通信装置に実装可能なOpenFlow Switchingの概念について説明する。通信装置から送出されたIPパケットは、有線や無線通信における各中継装置を経由して目的の相手まで到達する。従来の方式では、図3(a)に示すように、各中継装置が経路制御を自立分散的に行い、パケットの転送先を決定している。すなわち、中継装置としてのスイッチ20が、経路制御とパケット転送機能の両方を備え、その両方の処理を実行している。このため、経路制御に関する情報は、スイッチ20が自己学習し、他のスイッチへ通知されないので固定的なものとなる。また、スイッチ20の機能については、機器ベンダが開発した各種機能を利用しなければならず、カスタマイズすることはできない。
これに対し、OpenFlow Switchingでは、図3(b)に示すように、スイッチ20における経路制御機能が分離され、OFC21にその機能が実装され、スイッチ20としてのOFS22にはパケット転送機能のみが実装される。経路制御に関する情報は、OFC21がすべて管理し、このOFC21が、各OFS22の振る舞いを中央制御するので、より柔軟な制御が可能となる。
このことは、図2に示したOSI参照モデルで言うと、第4層までの各種条件で自由に制御することが可能であることを示す。したがって、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で一般的に使用されているTCPポート80番の通信であれば、経路を変えるという制御も可能となる。
図4に示す概念図を参照して、OpenFlow Switchingの具体的な仕組み等について説明する。この技術では、図4(a)に示すように、OFC21と複数のOFS22、23を用いる。OFC21は、経路制御等の複雑な処理を担当し、OFS22、23は、データを送る単位であるフレームの転送等の単純な処理のみを担当する。
OFC21は、OFS22、23がもつフローテーブルの情報の追加、削除、変更を指示する。OFS22、23は、このフローテーブルの情報に従って、フレームを転送する等の処理を行う。
フローテーブルは、図4(b)に示すように、フレームの制御ルールを表すフローエントリーを含む。そのフローエントリーを識別するための構成要素と、それに対応する条件、統計情報、処理という3種類の情報とが含まれる。構成要素は、互いに識別できるように「フローエントリー1」、「フローエントリー2」等が入力されるフィールドである。条件は、ヘッダフィールドであり、通信を識別し、特定するために、図4(c)に示すような情報が入力されるフィールドである。
統計情報は、条件に適合した通信がどのくらい発生し、どの程度処理したかを管理するフィールドである。処理は、フレームに対する処理を定義するフィールドである。処理としては、例えば、転送(Forward)、指定したキューに入れる(Enqueue)、廃棄(Drop)、指定したフィールドの値を書き換える(Modify-Field)等を挙げることができる。また、特別なグループ向けに予め指定した処理を実行(Group)、タグの追加や取り外し(Push-Tag、Pop-Tag)等も挙げることができる。さらに詳細に指定することもでき、上記の転送では、すべての物理ポートに転送、カプセル化してコントローラに送る、等を指定することができる。
条件は、図4(c)に示す4つの階層(レイヤ1〜4)の情報およびメタデータを挙げることができる。レイヤ1の情報としては、スイッチの物理ポート、レイヤ2の情報としては、宛先のMACアドレス、送信元のMACアドレス、イーサネット(登録商標)の種別、仮想LAN(VLAN)のID、仮想LANの優先度がある。レイヤ3の情報としては、宛先のIPアドレス、送信元のIPアドレス、プロトコル番号、IPパケットの優先度(ToS)があり、レイヤ4の情報としては、送信元TCP/UDPポート番号、宛先TCP/UDPポート番号がある。また、レイヤ2、3には、次のルーティング先を識別するためのMPLS(Multi-protocol Label Switching)ラベルやMPLSトラフィッククラスも含むことができる。
OFC21は、フローテーブルの情報の追加等を指示する際、トンネリングプロトコルを使用してパケットを送受信することを指示し、OFS22、23がその指示に従ってパケットを送受信することができる。これにより、上記の仮想的な通信路を形成し、仮想ネットワークを構築することができる。
次に、図5を参照してトンネリングについて説明する。図5では、通信装置と他の通信装置とがノード30、31として参照され、ノード30、31は、仮想スイッチ32、33を備えている。仮想スイッチ32と仮想スイッチ33とは、物理的なスイッチやアクセスポイント等により形成された物理ネットワーク34により接続されている。
トンネリングプロトコルを使用して通信を行うことで、仮想スイッチ32と仮想スイッチ33とは、この物理ネットワーク34の中に仮想的な通信路である仮想トンネル35を形成する。そして、この仮想トンネル35によって仮想スイッチ32、33同士を直結して仮想ネットワーク36を構築する。これは、インターネットにおけるVPN(Virtual Private Network)のようなものである。
トンネリングプロトコルを使用した実際の通信は、送信元で、本来通信を行いたいプロトコルで記述したパケットやフレームを、別のプロトコルのパケットでカプセル化して送信し、送信先で、そのカプセル化を解除することにより行われる。
このように、OpenFlow Switchingを適用することで、OFC21が中央制御するので、ゲストの認証において、そのゲストの接続を容易に許可することができる。また、トンネリングプロトコルを使用することで、仮想ネットワーク36を構築し、その仮想ネットワーク36内の機器を、接続が許可されたゲストが使用可能な機器に制限することができる。すなわち、通信装置がゲスト向けのアクセスポイントである場合、電子黒板11やMFP12等の特定の機器に向けて仮想トンネル35を形成し、仮想ネットワーク36を構築することで、ゲストの通常ネットワーク内の到達範囲を限定することができる。このため、ゲストは、予め自分が所有する通信端末を登録しておかなくても、その通信端末から通常ネットワーク上の使用可能な機器へアクセスし、その機器を使用することが可能となる。
ゲストが使用可能なアクセスポイントや機器は、ゲストを招待する招待者が、自分が所有する登録済みの通信端末からOFC21を備える制御装置(コントローラ)へアクセスし、することにより設定することができる。
通信装置は、図6に示すようなハードウェア構成とされる。このハードウェア構成は、主要な部分のハードウェアのみを示したものである。したがって、機器に応じて様々な機能を有するので、その機能に応じて追加のハードウェアを備えることができる。なお、1以上の他の通信装置も通信装置と同様であるため、ここでは、通信装置のみについて説明する。
通信装置は、通信装置全体を制御するためのCPU40と、CPU40により読み出されるプログラムが記憶される記憶装置と、他の通信装置と有線や無線により通信を行う1以上の通信インタフェース41とを含んで構成される。図6では、複数の通信インタフェース41を備える例を示している。各通信インタフェース41は、パケットを送受信するための送信機および受信機を備える送受信モジュールや、有線LANに接続する通信コネクタ等とすることができる。
記憶装置は、読み出し専用のROM42と、CPU40が各種処理を行う際の作業領域を提供するRAM43と、アプリケーションや各種データ等を記憶するためのHDD44とを備える。ここではHDD44を使用しているが、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。また、通信装置は、入力ボタンや操作パネルといった入力装置45および表示装置46を備えることができる。通信装置は、これらの装置を互いに接続するバス47と、バス47と1以上の通信インタフェース41との間に設けられる選択手段としてのスイッチ48とをさらに備えている。
通信装置は、図示しない通信を制御するコントローラとの間で1以上の通信インタフェース41の1つを使用して通信を行い、コントローラから通信経路に関する指示を受け付ける。その指示は、CPU40が受け付け、CPU40は、その指示に従ってパケットを転送するために使用する通信インタフェース41を決定し、それをスイッチ48に通知し、スイッチ48が通知された通信インタフェース41を選択する。このとき、コントローラは、通信相手である他の通信装置へも通知し、同じ通信経路を提供する通信インタフェースを選択させる。
通信装置は、コントローラからトンネリングプロトコルを使用して他の通信装置と通信を行うように指示されている場合、トンネリングプロトコルを使用して通信を行う。通信では、パケットを送受信する。通信装置は、CPU40がHDD44から所定のプログラムを読み出して実行し、送信するパケットを生成し、また、受信したパケットに対して所定の処理を行う。このような処理の一例としては、画面表示させるパケットを受信し、そのパケットに基づき、画面表示する処理が挙げられる。
通信インタフェース41は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。通信インタフェース50は、通信コネクタとソフトウェアドライバとから構成される物理インタフェースであってもよいし、1つの物理インタフェースを複数に見せ掛ける、または複数の物理インタフェースを1つに見せ掛ける仮想インタフェースであってもよい。スイッチ48は、物理的にパケットの転送先や受信元を切り替える物理スイッチを用いることもできるし、1つの物理スイッチを複数のスイッチとして、また、複数の物理スイッチを1つのスイッチとして扱う上記の仮想スイッチを用いることもできる。
通信装置あるいは他の通信装置として使用されるアクセスポイント13、14は、スイッチ48を内蔵していてもよいし、別の装置としてのスイッチをアクセスポイント13、14に直結していてもよい。なお、このスイッチは、OFSであると水際でのSDN制御が行え、最も自然な制御ができることから好ましい。しかしながら、目的に応じて、OFSを備える機器やその配置を変えることができる。
このような機能を実現するために、通信装置は、図7に示すような機能部を備えることができる。通信装置は、1以上の通信インタフェース50と、1以上の通信インタフェース50と接続され、通信を制御するコントローラからの指示に従って使用する通信インタフェースを選択する選択部51とを備える。通信インタフェース50は、全部を物理インタフェースまたは一部を仮想インタフェースとすることができる。選択部51は、好ましくはOFSスイッチとされ、コントローラは、好ましくはOFCを含む。OFCは、通信装置の外部のコントローラに設けることができるが、通信装置の内部に実装されていてもよい。内部に実装される場合、例えば、OFCプログラムとして実装することができる。
通信装置は、選択部51により選択された通信インタフェース50と、1以上の他の通信装置のうちの1つが備える通信インタフェースとを直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するネットワーク構築部52を備える。ネットワーク構築部52は、上述したトンネリングプロトコルを使用して他の通信装置と通信を実行させることで、通信インタフェース間にそれらを直結する仮想的な通信路である仮想トンネルを形成する。
OFCは、ゲストを招待する招待者が任意の通信経路に関する情報を設定し、その情報に基づき指示することもできるし、通信を行う通信装置と他の通信装置が利用可能な通信経路に関する情報を取得し、その取得した情報に基づき指示することもできる。例えば、Bluetooth(登録商標)により通信可能な環境であれば、利用可能な通信経路としてその情報を取得することができる。
通信装置は、その機能部として必須のものではないが、1以上の情報処理部53を備える。情報処理部53は、他の通信装置へ送信するパケットを生成し、内部インタフェース54へ出力する。また、情報処理部53は、他の通信装置からパケットを受信し、必要に応じて所定の処理を実行する。例えば、パケットが、画面データの表示要求であれば、情報処理部53は、そのパケットを受信すると、その画面データを表示する処理を実行する。内部インタフェース54は、1以上の情報処理部53と選択部51とに接続され、1以上の情報処理部53が出力したパケットを選択部51へ転送する。また、内部インタフェース54は、通信インタフェース50が受信したパケットを、所定の情報処理部53へ転送する。
通信装置内の実装例を図8に示す。通信装置において主機能を提供するアプリケーションは、IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62であり、図2に示したOSI参照モデルでは、第3層以上で実現されるものである。IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62は、サービスに応じて、パケットを生成して出力し、また、パケットを受け取り、所定の処理を実行することができる。ここでは、IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62が示されているが、サービスに応じて、1つもしくは2つであってもよいし、4つ以上のプログラムを実装していてもよい。
IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62は、外部通信向けIPアドレスを保持しており、他の通信装置と通信を行う際、このIPアドレスを使用する。IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62は、第2層以下を担うIPパケット通信内部インタフェース63に接続され、このIPパケット通信内部インタフェース63を使用してデータ通信を行う。
IPパケット通信内部インタフェース63は、図7に示した選択部51として機能するOFS64のポートP0に接続されている。OFS64の他のポートP1、P2には、IPパケット通信外部インタフェース65、66が接続されている。なお、図8では、他のポートは、P1からP*までのn個(nは3以上の整数)設けられている。
通信装置は、制御装置であるOFCと通信するための専用のOpenFlow外部インタフェース67を備えている。OpenFlow外部インタフェース67は、OpenFlowチャネルとも呼ばれる。OpenFlowチャネルでは、主機能の通信を行うデータパスとは分離されたTCP/IPでの通信を必要とするため、一般に異なるIPアドレスが必要とされる。IPアドレスは、状況に応じて、グローバルアドレスや、DHCP等により適宜アサインした「192.168.0.1」のようなローカルアドレスを使用することができる。また、IPv6のローカルアドレスも使用することができる。通信装置内でOFCが動作する場合、「127.0.0.1」のような内部Loopbackアドレスを使用することができる。
系全体を制御するOFCが存在する場合は必要ないが、OFCが存在しない場合は、破線で示される、OFC相当の機能をもつモジュールであるOFCプログラム68を動作させることができる。OFCプログラム68を動作させた場合、OpenFlowチャネル用のIPアドレスおよびOpenFlow外部インタフェース67は、このOFCプログラム68が使用することになる。
これらのインタフェースやスイッチは、上記のように、すべてが物理インタフェースや物理スイッチであってもよいし、その一部が仮想インタフェースや仮想スイッチであってもよい。コストを考慮した場合、安価な一部を仮想インタフェースや仮想スイッチにすることが好ましい。また、通信パフォーマンスを向上させるために、データプレーン部分がハードウェアアクセラレーションされている構成であってもよい。
IPパケット通信内部インタフェース63は、IPパケット通信アプリケーションプログラム60〜62とOFCプログラム68とが内部インタフェース経由でIP接続されるオプションボードになっている場合、物理インタフェースとなる。スイッチは、NAT(Network Address Translation)ルータのような、ローカルIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する機能をもつ構成とされていてもよい。
IPパケット通信外部インタフェース65、66は、各々が必ずしも1つの物理インタフェースと対になる必然性はない。仮想MACと呼ばれる1つの物理インタフェース上で論理的に2つのインタフェースを動作させるような構造であってもよい。
通信装置は、さらに、トンネリングプロトコル69を実装する。通信装置は、トンネリングプロトコル69を使用して通信を行い、IPパケット通信外部インタフェース65、66のいずれかと、相手方の機器のIPパケット通信外部インタフェースとを直接接続するための仮想トンネルを形成する。これにより、通信装置は、通常ネットワーク上にかぶせる形で仮想ネットワークを構築する。
図8では、IPパケット通信外部インタフェース65、66とは別個に、OpenFlow外部インタフェース67が設けられているが、必ずしも別個に設ける必要はない。IPパケット通信外部インタフェース65、66のいずれか1つを用い、仮想トンネルを形成し、その仮想トンネル内にOFCへのOpenFlowチャネルを通すことにより、データ通信路とOpenFlowチャネルの制御通信路として使用することができる。
図9を参照して、実際にゲストが無線LAN接続し、他の通信機器としての電子黒板11を利用するまでの流れについて説明する。ゲストは、通信端末19を所持し、ゲストを招待する招待者は、通信端末15を所持している。通信端末15は、認証情報等が登録済みの端末で、通信装置としてのアクセスポイント14を介してコントローラ70や電子黒板11にアクセスすることができる。通信端末19は、認証情報等の登録がなされていないため、通常では、アクセスポイント14にも、電子黒板11にもアクセスすることができない。
コントローラ70は、招待者用のアプリケーションインタフェース71と、OFC72と、認証部73とを備えている。招待者用のアプリケーションインタフェース71は、招待者がゲストの無線LAN接続を許可し、トラフィック通過を許可する設定を行うために使用される。招待者は、通信端末15を使用し、アクセスポイント14を介してコントローラ70へアクセスし、その招待者用のアプリケーションインタフェース71を使用してその設定を行うことができる。例えば、複数のアクセスポイントのうち、どのアクセスポイントをゲスト用に許可するか、どの機器へのアクセスを許可するか等を設定することができる。
認証部73は、通常のアクセスポイント(AP)14の動作およびゲスト用のAP動作における認証情報や認証方法に関する情報を保持し、それらの情報に基づき認証処理を実行する。OFC72は、SDNによるゲストトラフィックの制御を行う。
アクセスポイント14は、OFS80と、OFS80を、通常のAP動作におけるスイッチとして動作させる通常AP動作部81と、ゲスト用AP動作におけるスイッチとして動作させるゲスト用AP動作部82とを実装する。電子黒板11は、OFS90と、電子黒板11の機能を実現するためのアプリケーション91とを実装する。
上記のブッシュボタン方式であれば、招待者が許可したアクセスポイント14へ接続するためのSSIDや暗号キー等を、ゲストの通信端末19へ送信し、設定させる。通信端末19は、設定した情報を用い、アクセスポイント14へ、例えば「ゲスト」として接続する。その情報は、アクセスポイント14を介してコントローラ70へ送信され、コントローラ70は、アクセスポイント14を介してその情報を通信端末15へ送信する。コントローラ70は、招待者がアクセス許可した通信範囲までの電子黒板11の利用を含む通信アクセスが許可されるよう、通信端末15と連携して動作する。このため、通信端末15を使用する招待者は、ゲストが使用可能な機器の範囲を設定する。
コントローラ70のOFC72は、アクセスポイント14のゲスト用AP動作部82を起動させ、フローテーブルに情報を設定し、アクセスポイント14をゲスト用APとして、OFS80をそのスイッチとして動作を開始させる。このときの情報としては、ゲストからのパケットは、トンネリングプロトコルを使用して電子黒板11へ転送するといった情報である。これは一例であるので、これに限られるものではない。また、OFC72は、電子黒板11のフローテーブルにも情報を設定する。このときの情報としては、ゲストからのパケットは、表示部へ転送するといった情報である。これにより、仮想ネットワークを、通常ネットワーク上にかぶせる形で構築し、通信端末19から電子黒板11へ仮想ネットワークを介してパケットを送信し、所望の機能を利用することができる。
アクセスポイント内のOFSだけで制限できる場合、電子黒板11のOFSまで制御しなければならない場合、トンネリングを使用する場合、トンネリングを使用しない場合等、様々なケースがある。OFSだけで制限できる場合としては、全てが無線で繋がっている場合が挙げられる。電子黒板11のOFSまで制御しなければならない場合としては、同一セグメントに機器が2つある場合が挙げられる。ここで、セグメントとは、ルータを越えないネットワークの範囲である。
コントローラ70は、各ケースにつき、ケース毎にプログラムし、ケース毎のプログラムを実行してアクセス制御等を行うことができる。
このときの通信装置としてのアクセスポイント14における処理の流れを、図10にまとめる。ステップ1000から処理を開始し、ステップ1005では、ゲストの通信端末19から接続要求を受け付ける。この要求は、例えば、ゲストとして接続する旨の要求である。
ステップ1010で、アクセスポイント14は、その接続要求を受信し、コントローラ70へ転送する。ステップ1015では、コントローラ70からの指示を受けて、招待者の通信端末15へその接続要求を転送する。コントローラ70は、招待者の通信端末15と連携し、接続を許可し、使用可能な機器の情報を受信する。アクセスポイント14は、通信端末15からコントローラ70へ上記情報を転送する。
ステップ1020では、コントローラ70から接続許可の通知を受け、通信端末19へ接続が成功した旨を通知する。ステップ1025では、コントローラ70からゲスト用AP動作を行うように指示を受け付ける。ステップ1030では、その指示に従ってゲスト用AP動作を開始する。OFS80は、ゲスト用APのスイッチとして動作を開始する。
ステップ1035では、通信端末19からパケットを受信する。ステップ1040では、フローテーブルに従って使用する通信インタフェースを選択する。ステップ1045では、トンネリングプロトコルを使用し、電子黒板11との間に仮想トンネルを形成し、仮想ネットワークを構築する。そして、この構築した仮想ネットワークを介してパケットを転送する。
電子黒板11は、パケットを処理し、通信端末19へ送信すべきパケットがある場合は、そのパケットを、仮想ネットワークを介してアクセスポイント14へ送り、アクセスポイント14から無線通信により通信端末19へ送信する。
ステップ1050では、コントローラ70から通常AP動作に戻す指示を受けたかどうかを判断する。この指示を受けるまで、アクセスポイント14は、ゲスト用APとして動作を継続する。指示を受けた場合、ステップ1055へ進み、通常AP動作に戻り、ステップ1060で、この処理を終了する。この処理の流れは、あくまで一例であり、これに限定されるものではない。
以上に説明したように、仮想ネットワークを通常ネットワーク上に構築することで、ゲスト用のネットワークを予め設けておく必要はなくなり、ゲストネットワークの利用効率を高めることができる。また、仮想ネットワーク上で使用可能な機器を制限し、追加することが容易にできるので、ゲストに応じた柔軟な対応を実現することができる。
これまで本発明の通信装置、通信システムおよび通信方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきた。本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…有線LAN、11…電子黒板、12…MFP、13、14…アクセスポイント、15…通信端末、16…プロジェクタ、17…ファイアウォール、18…インターネット、19…通信端末、20…スイッチ、21…OFC、22、23…OFS、30、31…ノード、32、33…仮想スイッチ、34…物理ネットワーク、35…仮想トンネル、36…仮想ネットワーク、40…CPU、41…通信インタフェース、42…ROM、43…RAM、44…HDD、45…入力装置、46…表示装置、47…バス、48…スイッチ、50…通信インタフェース、51…選択部、52…ネットワーク構築部、53…情報処理部、54…内部インタフェース、60〜62…IPパケット通信アプリケーションプログラム、63…IPパケット通信内部インタフェース、64…OFS、65、66…IPパケット通信外部インタフェース、67…OpenFlowチャネル外部インタフェース、68…OFCプログラム、69…トンネリングプロトコル、70…コントローラ、71…招待者用アプリケーションインタフェース、72…OFC、73…認証部、80…OFS、81…通常AP動作部、82…ゲスト用AP動作部、90…OFS、91…アプリケーション
"ネットワークのおべんきょうしませんか? Cisco CCNA/CCNP/CCIE、ネットワークスペシャリスト試験の勉強にピッタリ −無線LAN 無線LANの仕組み その3"、[online]、平成19年8月4日、[平成26年3月10日検索]、インターネット<URL:http//www.n-study.com/network/2007/08/lan_lan_3_1.html>

Claims (9)

  1. 1以上の他の通信装置とネットワークを介して通信可能な通信装置であって、
    前記1以上の他の通信装置と通信を行うために使用される1以上の通信インタフェースと、
    前記1以上の通信インタフェースと接続され、通信を制御する制御装置からの指示に従って使用する少なくとも1つの通信インタフェースを選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記少なくとも1つの通信インタフェースと前記1以上の他の通信装置のうちの少なくとも1つが備える通信インタフェースとをそれぞれ直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するネットワーク構築部とを含む、通信装置。
  2. 前記ネットワーク構築部は、トンネリングプロトコルを使用して前記仮想的な通信路を形成する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記トンネリングプロトコルは、L2 over L3プロトコルである、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記複数の通信インタフェースの一部が、仮想インタフェースである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記選択部は、物理スイッチまたは仮想スイッチである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記制御装置は、OpenFlow Switching技術において使用されるOpenFlowコントローラを含み、前記選択部は、OpenFlowスイッチである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記制御装置に前記OpenFlowコントローラを含まない場合に、前記選択部へ前記少なくとも1つの通信インタフェースを選択する指示を与える制御部をさらに備える、請求項6に記載の通信装置。
  8. 通信装置と、該通信装置とネットワークを介して通信を行う1以上の他の通信装置とを含む通信システムであって、該通信装置が、
    前記1以上の他の通信装置と通信を行うために使用される1以上の通信インタフェースと、
    前記1以上の通信インタフェースと接続され、通信を制御する制御装置からの指示に従って使用する少なくとも1つの通信インタフェースを選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記少なくとも1つの通信インタフェースと前記1以上の他の通信装置のうちの少なくとも1つが備える通信インタフェースとをそれぞれ直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するネットワーク構築部とを含む、通信システム。
  9. 1以上の他の通信装置とネットワークを介して通信可能な通信装置により実行される通信方法であって、該通信装置は、前記1以上の他の通信装置と通信を行うために使用される1以上の通信インタフェースを含み、
    前記通信装置が備える前記1以上の通信インタフェースと接続される選択部が、通信を制御する制御装置からの指示に従って使用する少なくとも1つの通信インタフェースを選択するステップと、
    前記通信装置が備えるネットワーク構築部が、前記選択部により選択された前記少なくとも1つの通信インタフェースと前記1以上の他の通信装置のうちの少なくとも1つが備える通信インタフェースとをそれぞれ直接接続するための仮想的な通信路を形成することにより仮想的なネットワークを構築するステップとを含む、通信方法。
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