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JP2016007794A - 流体噴射装置 - Google Patents

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Noriyuki Koyanagi
紀幸 小柳
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淳 小林
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一宏 西分
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忠弘 水谷
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Abstract

【課題】流体噴射装置においては、流体供給ユニットが配置されるキャリッジユニットを小型化できる技術を提供する。
【解決手段】印刷装置10は、キャリッジ27、カートリッジ100に電気的信号を伝送可能な配線ケーブル30と、を備える。キャリッジ27は、カートリッジ100が装着されるホルダー部200に、コネクターユニット250と、配線基板280と、が設けられている。配線基板280の第1の面281には、第1と第2の電極部283a,283bとケーブル接続部285とが配置されている。配線基板280は、矢印Yに沿った方向において、カートリッジ100と重なる位置に配置されている。配線基板280の矢印Xの方向における幅は、ホルダー部200におけるカートリッジ100の配置領域の幅と等しい、またはそれより小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体噴射装置に関する。
流体を噴射する流体噴射装置の一態様としては、例えば、インクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」とも呼ぶ。)が知られている。プリンターは、印刷面に対してインク滴を吐出することによって画像を形成する。プリンターは、流体供給ユニットの一態様であるインクカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とも呼ぶ)を介してインクの供給を受ける。カートリッジは通常、プリンターが備えるキャリッジに着脱可能に装着される(例えば、特許文献1,2等)。キャリッジには、プリンターとカートリッジとが互いに電気信号のやりとりをするための端子部などが設けられている。
特開2008−993号公報 特開2014−34147号公報
プリンターにおいては、従来からキャリッジを小型化することが望まれており、日々研究が積み重ねられている。
本発明は、プリンターに限らず、キャリッジに相当する構成を備える流体噴射装置における上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の一形態によれば、流体噴射装置が提供される。この流体噴射装置は、キャリッジユニットと、配線ケーブルと、を備える。前記キャリッジユニットは、流体供給ユニットを配置可能であって良い。前記配線ケーブルは、前記流体供給ユニットに送信される電気的信号を伝送可能であって良い。前記キャリッジユニットは、流体供給ユニット配置領域と、コネクターユニットと、配線基体と、を備えて良い。前記流体供給ユニット配置領域は、前記流体供給ユニットを配置可能であって良い。前記コネクターユニットは、前記流体供給ユニットに電気的に接触可能であって良い。前記配線基体は、前記コネクターユニットに電気的に接続可能であって良い。前記配線基体は、前記コネクターユニットに電気的に接触可能な電極部と、前記電極部に電気的に接続されるとともに、前記配線ケーブルが接続されるケーブル接続部と、を前記流体供給ユニット配置領域の方を向いている基体面に有して良い。前記配線基体は、前記配線基体から前記流体供給ユニット配置領域に向かう第1の方向に沿って見たときに、前記流体供給ユニット配置領域に配置されている前記流体供給ユニットと重なる位置に配置されていて良い。前記電極部から前記ケーブル接続部に向かう前記基体面に沿った第2の方向における前記配線基体の幅は、前記第2の方向における前記流体供給ユニット配置領域の幅と等しい、または前記第2の方向における前記流体供給ユニット配置領域の幅より小さくて良い。この形態の流体噴射装置によれば、配線基体の基体面に電極部とケーブル接続部とが集約されているため第1の方向におけるキャリッジユニットの小型化が可能である。また、第2の方向における配線基体の幅が第2の方向における流体供給ユニット配置領域の幅と等しく、または第2の方向における流体供給ユニット配置領域の幅より小さく規定されているため、第2の方向におけるキャリッジの小型化が可能である。
[2]上記形態の流体噴射装置において、前記コネクターユニットと前記ケーブル接続部とは、前記第1の方向において、前記流体供給ユニット配置領域に配置されている前記流体供給ユニットと重なる位置に配置されて良い。この形態の流体噴射装置によれば、配線基体において第2の方向に配列されている電極部とケーブル接続部とが流体供給ユニットと対向する位置に集約される。従って、第2の方向におけるキャリッジユニットのさらなる小型化が可能である。
[3]上記形態の流体噴射装置において、前記キャリッジユニットは、前記第2の方向に沿って往復移動可能に構成されていて良い。この形態の流体噴射装置によれば、キャリッジユニットが第2の方向において小型化されているため、流体噴射装置内の限られた空間内におけるキャリッジユニットの往復移動範囲を増大させることができる。
[4]上記形態の流体噴射装置において、前記ケーブル接続部は、前記基体面に取り付けられ、前記配線ケーブルが嵌合的に接続可能な嵌合接続部であって良い。この形態の流体噴射装置によれば、キャリッジユニットを第1の方向において小型化しつつ、ケーブル接続部に対する配線ケーブルの接続性が高めることができる。
[5]上記形態の流体噴射装置において、前記嵌合接続部は、前記配線ケーブルを前記第2の方向に沿って接続可能に構成されていて良い。この形態の流体噴射装置によれば、キャリッジユニットを第1の方向においてさらに小型化することができる。
[6]上記形態の流体噴射装置において、前記ケーブル接続部は、前記配線基体に対して前記配線ケーブルが半田付けされている部位であって良い。この形態の流体噴射装置によれば、ケーブル接続部を第1の方向において小型化でき、キャリッジユニットを第1の方向においてさらに小型化することができる。
[7]上記形態の流体噴射装置において、前記キャリッジユニットは、前記流体供給ユニットが前記流体供給ユニット配置領域から離れる方向に移動することを制限可能な係止部を備え、前記係止部は、前記キャリッジユニットを前記第1の方向と前記第2の方向とに交差する第3の方向に沿って見たときに、前記配線基体の少なくとも一部と前記コネクターユニットの少なくとも一部とに重なる位置に配置されていて良い。この形態の流体噴射装置によれば、流体供給ユニットを係止する係止部とコネクタユニットと配線基板とを集約して配置できるため、キャリッジユニットの小型化が可能である。
[8]上記形態の流体噴射装置において、前記キャリッジユニットは、前記流体供給ユニットとして、少なくとも第1と第2の流体供給ユニットを配置可能に構成されており、前記キャリッジユニットは、前記コネクターユニットとして、少なくとも、前記第1の流体供給ユニットに電気的に接続可能な第1のコネクターユニットと、前記第2の流体供給ユニットに電気的に接続可能な第2のコネクターユニットと、を有し、前記流体供給ユニット配置領域には、前記第1と第2の流体供給ユニットがそれぞれ前記第2の方向における端部にひとつずつ配置可能であって良い。この形態の流体噴射装置によれば、2つ以上の流体供給ユニットが配置可能なキャリッジユニットの小型化が可能である。
[9]上記形態の流体噴射装置において、前記配線基体は、前記電極部として、少なくとも、前記第1のコネクターユニットに電気的に接続可能な第1の電極部と、前記第2のコネクターユニットに電気的に接続可能な第2の電極部と、を有し、前記配線基体は、さらに、前記ケーブル接続部を介して前記配線ケーブルと前記第1と第2の電極部とを電気的に並列に接続する配線群を有していて良い。この形態の流体噴射装置によれば、ケーブル配線と第1と第2の電極部とを簡易な構成で接続することができ、配線基体を小型化できる。
[10]上記形態の流体噴射装置において、前記第2の流体供給ユニットは、前記第1の流体供給ユニットよりも前記第2の方向における幅が大きく、前記ケーブル接続部は、前記第2の電極部とともに、前記第1の方向において、前記第2の流体供給ユニットと重なり合う位置に形成されていても良い。この形態の流体噴射装置によれば、ケーブル接続部の配置領域を第2の流体供給ユニットと配線記基体との間に確保することができ、空間利用効率を高めることができる。
[12]上記形態の流体噴射装置において、前記流体供給ユニットは、前記第1の方向において、前記コネクターユニットと重なる第1部位と、前記ケーブル接続部と重なる第2部位と、を有し、前記第1部位には、前記コネクターユニットと電気的に接触可能な端子部が配置されており、前記端子部は、前記第1の方向において、前記第2部位よりも前記コネクターユニット側に突出していて良い。この形態の流体噴射装置によれば、配線基体と流体供給ユニットとの間の空間の利用効率を高めることができる。
[13]上記形態の流体噴射装置は、さらに、前記キャリッジユニットに配置されている前記流体供給ユニットを備えて良い。前記流体供給ユニットは、前記流体供給ユニット配置領域に配置される筐体と、前記筐体に連通する流体導入管と、を含んでいて良い。この形態の流体噴射装置によれば、流体供給ユニット配置領域に配置される筐体の小型化によって、キャリッジユニットの小型化が可能である。
[14]上記形態の流体噴射装置において、前記流体供給ユニットは、前記流体導入管に連通する流体収容容器を含んでいて良い。この形態の流体噴射装置によれば、流体供給ユニットの筐体をさらに小型化することができ、キャリッジユニットのさらなる小型化が可能である。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、流体噴射装置以外の種々の形態で実現することが可能である。例えば、流体噴射装置が備えるキャリッジユニットや流体供給ユニット、流体供給ユニットが配置されるホルダー部等の形態で実現することができる。また、本発明は、流体噴射装置と流体供給ユニットとの間の電気的接続部や電気的接続構造等の形態で実現することもできる。
印刷装置の外観構成を示す概略斜視図。 印刷装置が備える印刷機構部の外観構成を示す概略斜視図。 第1と第2のカートリッジが装着されている状態のキャリッジを示す概略斜視図。 ホルダー部を正面側の上方からみたときの上方斜視図。 ホルダー部を背面側からみたときの上方斜視図。 ホルダー部の下方斜視図。 ホルダー部の分解斜視図。 ホルダー部の正面壁部に取り付けられている状態のレバー部とコネクターユニットと配線基板を背面側から見たときの上方斜視図。 レバー部の構成を説明するための概略図。 コネクターユニットの後方側の面を示す概略斜視図。 コネクターユニットの前方側の面を示す概略斜視図。 コネクターユニットの概略断面図。 配線基板の上側端面とコネクターユニットと対向する側の面とを対応させて示す概略図。 配線基板における配線の接続構成を説明するための概略図。 第1のカートリッジの上方斜視図。 第1のカートリッジの下方斜視図。 第1のカートリッジの概略断面図。 回路基板における複数の端子の配列構成を示す概略図。 第2のカートリッジの上方斜視図。 第2のカートリッジの下方斜視図。 ホルダー部におけるコネクターユニットと配線基板の配置領域を示す概略図。 カートリッジが装着されている状態におけるホルダー部の電気的接続部の近傍部位の概略断面図。 第2実施形態としての印刷装置の構成を説明するための概略図。 第3実施形態の印刷装置が備えるキャリッジの構成を示す概略図。 第4実施形態の印刷装置の構成を説明するための概略図。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての印刷装置10の外観構成を示す概略斜視図である。図1には互いに直交する三方向を示す矢印X,Y,Zが図示されている。矢印Xは、印刷装置10の横方向(幅方向)に平行な左右方向を示しており、ユーザーが印刷装置10に正対したときの左側から右側に向かう方向を示している。本実施形態では矢印Xの方向は印刷装置10におけるキャリッジ27の主走査方向と平行である(後述)。矢印Yは、印刷装置10の前後方向に平行な方向を示しており、ユーザーが印刷装置10に正対したときの後方側(背面側)から前方側(正面側)に向かう方向を示している。本実施形態では矢印Yの方向は副走査方向に一致する(後述)。矢印Zは、印刷装置10の高さ方向を示しており、印刷装置10が載置される載置面に対して垂直上方を示している。なお、本明細書の説明に用いられる他の各図においても、矢印X,Y,Zが、適宜、図1と対応するように図示されている。また、本明細書において、「左」あるいは「右」と呼ぶときは、矢印Xの方向を基準とする方向を意味している。同様に、「前」あるいは「後」と呼ぶときは、印刷装置10の矢印Yの方向を基準とする方向を意味しており、「上」あるいは「下」と呼ぶときは、印刷装置10の矢印Zの方向を基準とする方向を意味している。
印刷装置10は、流体噴射装置の一態様であるインクジェットプリンターである。印刷装置10は、外部から供給される印刷データに応じて印刷用紙にインク滴を吐出することによって画像を形成する。印刷装置10は、筐体11と、給紙口12と、上面カバー13と、排紙口14と、操作部16と、を備える。筐体11は印刷装置10の印刷機構部(後述)を収容する外装部材である。給紙口12は筐体11の後方において上方に向かって開口するように設けられた開口部である。印刷媒体である印刷用紙は、給紙口12を介して筐体11の内部の本体部に供給される。
上面カバー13は給紙口12近傍において筐体11に回動可能に取り付けられた板状部材である。上面カバー13は開いた状態(図示されている状態)のときには、給紙口12に印刷用紙を送り込むときのガイド板として機能し、閉じた状態のときには筐体11の上面中央を被覆して保護する蓋部として機能する。排紙口14は筐体11の前面に設けられた開口部である。給紙口12を介して筐体11内部に送り込まれた印刷用紙は排紙口14を介して外部に排出される。操作部16は、ユーザーの操作を受け付けるボタンや、ユーザーに対して情報を表示する表示部を備える。操作部16は、筐体11の上面に設けられており、ユーザーは上面カバー13が開いた状態のときに操作部16にアクセスすることができる。
図2は印刷装置10の筐体11内から取り出された印刷機構部20の外観構成を示す概略斜視図である。図2にはキャリッジ27の移動軌跡が破線によって模式的に図示されている。印刷機構部20は、制御部21と、搬送部22と、印刷部23と、を備える。制御部21は中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピューターによって構成されている。制御部21は、操作部16を介したユーザーの操作や外部のコンピューターからの指令に応じて印刷装置10の各構成部を制御して印刷処理を実行する。
搬送部22は、給紙口12(図1)から導入された印刷用紙を、搬送ローラー25の回動駆動によって、印刷機構部20の内部において矢印Yの方向に向かって延びている搬送路(図示は省略)を介して排紙口14まで搬送する。印刷装置10のキャリッジ27の下方の位置では、紙送り方向である副走査方向は矢印Yの方向に一致する。
印刷部23は、印刷用紙の搬送路上に配置されており、搬送部22によって搬送されている印刷用紙に対する印刷を実行する。印刷部23は、キャリッジ27と、ガイドレール28と、を備える。キャリッジ27は、キャリッジユニットに相当する。本実施形態の印刷装置10は、いわゆるオンキャリッジタイプであり、キャリッジ27には、ホルダー部200を介して2つのカートリッジ100a,100bが着脱可能に装着されている。キャリッジ27の下側にはインク滴を吐出する印刷ヘッド(図示は省略)が設けられている。第1と第2のカートリッジ100a,100bはそれぞれ印刷ヘッドにインクを供給する。
印刷ヘッドは、インク流路と、インクを吐出するノズルと、インク吐出の駆動力を発生させる機構(例えばピエゾ方式の場合にはピエゾ素子、サーマル方式の場合にはヒーターなど)と、を有している。キャリッジ27は、制御部21の制御下において、矢印Xの方向に架設されているガイドレール28に沿って往復移動しつつ、搬送部22によって副走査方向に搬送されていく印刷用紙の紙面に向かってインク滴を吐出する。キャリッジ27が往復移動する主走査方向は矢印Xの方向と平行である。
図3は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着されている状態のキャリッジ27を示す概略斜視図である。キャリッジ27のホルダー部200は、上方が開口している略直方体形状の箱体として構成されている。ホルダー部200の内部には、第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれが、上面全体が上方に露出している状態で並列に収容されている。印刷ヘッドはホルダー部200の下面に設けられている。印刷ヘッドはホルダー部200の説明において参照される図6に図示されている。
第1と第2のカートリッジ100a,100bはそれぞれ略直方体形状を有している。第1とカートリッジ100aの長さ(矢印Yの方向の長さ)と高さ(矢印Zの方向の長さ)は第2のカートリッジ100bとほぼ同じである。第1と第2のカートリッジ100a,100bは、長さと高さとがほぼ揃った状態でホルダー部200に並列に収容される。詳細は後述するが、第1と第2のカートリッジ100a,100bの構成はほぼ共通している。以下の説明では、第1と第2のカートリッジ100a,100bを特に区別する必要がない場合には、「カートリッジ100」と総称する。
カートリッジ100は流体供給ユニットに相当し、印刷ヘッドに供給するためのインクを収容している。第1のカートリッジ100aは1種類の色インクを収容し、第2のカートリッジ100bは種類が異なる複数の色インクを収容する。本実施形態では、第1のカートリッジ100aにはブラックの色インクが収容されており、第2のカートリッジ100bにはシアンとイエローとマゼンタの色インクが収容されている。
ここで、印刷装置10は、カートリッジ100との間で電気的信号を伝送するための配線ケーブル30を備えている。本実施形態では、配線ケーブル30はフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable;FFC)によって構成されている。配線ケーブル30はキャリッジ27に設けられている電気的接続部に接続されており、印刷装置10は当該電気的接続部を介してカートリッジ100との間で電気信号のやりとりを実行する。
本実施形態の印刷装置10では、キャリッジ27のホルダー部200において、カートリッジ100の配置空間および前記の電気的接続部を含む構成部のレイアウトが工夫されていることによってキャリッジ27が小型化されている。以下では、キャリッジ27が備えるホルダー部200の構成と、第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれの構成と、を順に説明し、その後にホルダー部200における構成部のレイアウトについて説明する。
[ホルダー部の構成]
(i)ホルダー部全体の構成
図4〜図7を参照してホルダー部200の概略構成を説明する。図4はホルダー部200を正面側の上方からみたときの上方斜視図である。図5はホルダー部200を背面側からみたときの上方斜視図である。図6はホルダー部200の下方斜視図である。図7はホルダー部200の分解斜視図である。ホルダー部200は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが収容されるカートリッジ収容室210を有している(図4,図5)。カートリッジ収容室210は、5つの壁部201〜205によって囲まれている(図4〜図6)。
底面壁部201は、第1と第2のカートリッジ100a,100bが載置されるカートリッジ収容室210の底面を構成している。正面壁部202および背面壁部203はそれぞれ、底面壁部201の正面側の端部および背面側の端部からほぼ垂直上方に延びており、カートリッジ収容室210の正面および背面を構成している。第1側面壁部204および第2側面壁部205はそれぞれ、底面壁部201の左側端部および右側端部からほぼ垂直上方に延びており、カートリッジ収容室210の左側面および右側面を構成している。
本実施形態では、正面壁部202と背面壁部203と第1側面壁部204と第2側面壁部205とは一体成形によって形成された略四角筒形状を有する外周壁部材206の各側壁によって構成されている(図7)。また、底面壁部201は、外周壁部材206とは別体として形成され、外周壁部材206の底面側開口部に配置されるプレート部材207によって構成されている。外周壁部材206の正面壁部202には、2つのレバー部230と、2つのコネクターユニット250と、配線基板280と、カバー部材300とが、一体的に組み合わされて取り付けられる。
2つのレバー部230はそれぞれ同じ構成を有しており、矢印Xの方向に一列に配設されている。レバー部230は第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれに1つずつ対応するように設けられている。各レバー部230は、正面壁部202に対して、矢印Yの方向に回動移動可能に取り付けられている。レバー部230は回動移動によってカートリッジ100を係止する係止部として機能する(詳細は後述)。なお、本明細書において「係止する」とは、対象物に対して所定の方向から直接的または間接的に接触して当該対象物の当該所定の方向への移動を制限することを意味する。
コネクターユニット250および配線基板280はホルダー部200における電気的接続部を構成する。2つのコネクターユニット250はそれぞれ同じ構成を有しており、2つのレバー部230のそれぞれの下方に1つずつ配設されている。コネクターユニット250は、カートリッジ100の回路基板(後述)と電気的に接触する。配線基板280(図7)は、2つのコネクターユニット250と正面壁部202との間に配置されている。配線基板280は、コネクターユニット250と配線ケーブル30との電気的接続を仲介する。
カバー部材300は、ホルダー部200の正面壁部202の一部を構成しており、正面壁部202側からレバー部230とコネクターユニット250と配線基板280を一体的にまとめる。レバー部230と、コネクターユニット250と、配線基板280の構成および機能の詳細については後述する。
底面壁部201の下面には、上述した印刷ヘッド190が取り付けられている(図6)。底面壁部201の上面には、インク受入部211〜214が設けられている(図4,図5)。インク受入部211〜214には、各カートリッジ100a,100bのインク供給口(後述)が接続される。各カートリッジ100a,100bのインクは、インク受入部211〜214を介して印刷ヘッド190(図3)のインク流路に導入される。各インク受入部211〜214の外周には、シール部215が設けられている。シール部215は、インクの経路に対する外気の侵入を抑制するとともに、インクの外部への漏洩を抑制する。
底面壁部201には、付勢機構217が設けられている。付勢機構217は、底面壁部201に載置されている各カートリッジ100a,100bをホルダー部200から離間する方向(上方)に付勢する。本実施形態では、付勢機構217は、弦巻バネによって構成されている。付勢機構217によって、ホルダー部200における各カートリッジ100a,100bの固定性が高められるとともに、その取り外しの際の操作性が高められている。
底面壁部201には、第1側面壁部204および第2側面壁部205に対して平行であり、底面壁部201からの高さが低い第1副壁部221および第2副壁部224が設けられている。第1副壁部221は、第1側面壁部204に隣り合う位置と、第2側面壁部205に隣り合う位置と、第1と第2のカートリッジ100a,100bの配置領域の境界と、に設けられている。第2副壁部224は、第2のカートリッジ100bが配置される領域において、第2と第3のインク室(後述)の境界に設けられている。第1副壁部221は、第1と第2のカートリッジ100a,100bの位置決め部として機能する。また、第1副壁部221と第2副壁部224とは、第1と第2のカートリッジ100a,100bの角部がインク受入部211〜214に衝突してしまうことを防止する衝突防止部として機能する。
底面壁部201には、背面壁部203に隣接する位置に背面壁部203に対して平行に延びる第3副壁部225が設けられている。第3副壁部225の下端には、複数の嵌合穴227が矢印X方向に配列されている。第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着される際には、各嵌合穴227に各カートリッジ100a,100bの下端に設けられている複数の突起部(後述)が挿通される。
以下では、図8〜図14のいずれかを参照して、レバー部230と、コネクターユニット250と、配線基板280の構成を順に説明する。
(ii)レバー部の構成
図8,図9を参照して、レバー部230の構成を説明する。図8は、ホルダー部200の正面壁部202に取り付けられている状態のレバー部230とコネクターユニット250と配線基板280とを背面側から見たときの上方斜視図である。図9は矢印Xの方向に沿って見たときのレバー部230の側面図である。図8,図9にはそれぞれ、レバー部230の回動軸RXが図示されている。図9には、ホルダー部200におけるコネクターユニット250の配置領域と、ホルダー部200に第1と第2のカートリッジ100a,100bが装着されたときの各カートリッジ100a,100bの主係合部120の配置領域と、が破線で図示されている。また、図9には、吹き出し内に、レバー部230の第2の脚部231bの端部における取付構造が抜き出して図示されている。
レバー部230は、下方に向かって開いている矩形枠形状を有しており、第1と第2の脚部231a,231bと、架橋部232と、を有する。第1と第2の脚部231a,231bは、ホルダー部200において底面壁部201から矢印Zの方向に延伸している。第1と第2の脚部231a,231bはほぼ同一の形状を有しており、矢印Xの方向に並列に配列されている。架橋部232は、矢印Xの方向に延伸している部位であり、第1と第2の脚部231a,231bの上端に架橋されている。
レバー部230の各脚部231a,231bの下端には矢印Xの方向においてそれぞれ外側に向かって突起する第1凸部235aと、内側に向かって突起している第2凸部235bとが設けられている。レバー部230は、各脚部231a,231bの各第1凸部235aが正面壁部202の下端に設けられている嵌合穴290に嵌合することによって取り付けられている(図9の吹き出し内)。これによって、レバー部230は、各第1凸部235aの中心軸を回動軸RXとして前後方向に回動移動可能である。
各脚部231a,231bの下端には付勢機構239が設けられている。本実施形態では、付勢機構239はトーションばねによって構成されており、各脚部231a,231bの第2凸部235bに取り付けられている。レバー部230は、付勢機構239によって、カートリッジ収容室210に向かって付勢された状態で所定の回動角度で静止するように係止されている。レバー部230は、カートリッジ収容室210から離れる方向の外力によって回動移動した後、当該外力が解除されたときには、付勢機構239の付勢力によって、前記の初期位置に戻る。
架橋部232は、当接部236と、操作部238と、を有する。当接部236は、架橋部232において、矢印Yの逆方向側(カートリッジ収容室210側)の端部に位置している。当接部236は、カートリッジ収容室210側の端部の下側の少なくとも一部が、カートリッジ100の主係合部120(後述)の少なくとも一部に当接する。当接部236の当接によって、カートリッジ100は、ホルダー部200から離れる方向(矢印Zの方向)への移動が制限される。
操作部238は、架橋部232において、矢印Yの方向側(前方側)の端部に位置しており、当接部236から上方に向かって曲折している部位である。ユーザーは、操作部238に指先を掛けて引くことによってレバー部230を前方に向かって容易に回動移動させることができる。なお、操作部238は、ホルダー部200において正面壁部202から矢印Yの方向に突出しないように形成されている。
レバー部230の第1と第2の脚部231a,231bの間にはコネクターユニット250が配置されている。コネクターユニット250はカートリッジ100の回路基板(後述)と対応する傾斜角(例えば矢印Z方向に対して10°〜45°)を有する状態で、レバー部230とは独立して、ホルダー部200の正面壁部202に固定されている。このように、本実施形態のホルダー部200では、レバー部230とコネクターユニット250とが互いに干渉しないように配置されている。
(iii)コネクターユニットの構成
図10〜図12を参照して、コネクターユニット250の構成を説明する。図10はコネクターユニット250の後方側の面を示す概略斜視図である。図11はコネクターユニット250の前方側の面を示す概略斜視図である。図12は、図10に示すA−A切断におけるコネクターユニット250の概略断面図である。コネクターユニット250は、略平板状の形状を有しており、後方側の面251と、前方側の面252と、を有している。以下では、後方側の面251を「端子部表面251」と呼び、前方側の面252を「端子部裏面252」と呼ぶ。
端子部表面251(図10)はカートリッジ収容室210側に向いている面である。端子部表面251には、上段端子部253と下段端子部254が設けられている。上段端子部253は、矢印Xの方向に配列された複数の端子261〜264を有している。下段端子部254は、上段端子部253より下方に位置しており、矢印Xの方向に配列された複数の端子265〜269を有している。
本実施形態では各端子261〜269は端子部表面251において矢印Zの方向に平行に延びている複数のスリット257から突出している略三角形状の金属板によって構成されている。各端子261〜269は、その厚み方向が矢印Xの方向と一致するように並列に配列されている。各端子261〜269は、カートリッジ100がホルダー部200に装着されたときに、その頂点においてカートリッジ100が有する回路基板(後述)の対応する端子のひとつと直接的に接触する。
第1と第2の端子261,262はそれぞれ、上段端子部253において矢印Xの方向の両端に配置されている。第3と第4の端子263,264は第1と第2の端子261,262の間において矢印Xの方向に順に配置されている。第5と第6の端子265,266はそれぞれ下段端子部254において矢印Xの方向の両端に配置されている。第7と第8と第9の端子267,268,269は、第5と第6の端子265,266の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。
第1と第2の端子261,262は印刷装置10がカートリッジ100のホルダー部200に対する装着を検出するために用いられる(詳細は後述)。第1と第2の端子261,262は隣り合う端子の数が少ない矢印Xの方向における両端に配置されているため、他の端子との短絡の発生が抑制されている。また、第1と第2の端子261,262は、レバー部230の第1と第2の脚部231a,231bが有する延出部234によって保護されており、カートリッジ100側の端子との接触不良の発生が抑制されている。
第3の端子263は、接地電極であり、カートリッジ100の記憶装置(後述)に低電位の基準電位を供給する。第4の端子264は、電源端子であり、カートリッジ100の記憶装置に高電位の電源電位を供給する。第5と第6の端子265,266は、第1と第2の端子261,262と同様に、印刷装置10がホルダー部200に対するカートリッジ100の装着を検出するために用いられる。
第7の端子267は、カートリッジ100の記憶装置にリセット信号を供給するためのリセット端子である。第8の端子268は、カートリッジ100の記憶装置に印刷装置10からクロック信号を供給するためのクロック端子である。第9の端子269は、カートリッジ100の記憶装置との間でデータ信号のやりとりを行うためのデータ端子である。印刷装置10は、第8の端子268を介して供給するクロック信号に基づいて、第9の端子259を介したシリアル転送によって、カートリッジ100の記憶装置(後述)との間でデータをやりとりする。なお、第3の端子263、第4の端子264、第7の端子267、第8の端子268、第9の端子269の配置構成は上述の構成例に限られず、適宜変更可能である。
端子部裏面252(図11)は、ホルダー部200において配線基板280と対向する側の面である。端子部裏面252には、端子部表面251と同様に、上段端子部255と下段端子部256が設けられている。上段端子部255は、矢印Xの方向に配列された複数の端子271〜274を有している。下段端子部256は、上段端子部255より下方に位置しており、矢印Xの方向に配列された複数の端子275〜279を有している。端子部裏面252の各端子271〜275と端子部表面251の各端子261〜269とは符号末尾の数字が同じもの同士が対応しており、電気的に導通している。
端子部裏面252の各端子271〜279は、端子部表面251の各端子261〜269と同様に、端子部裏面252のスリット257から突出している略三角形状の金属板によって構成されている。各端子271〜279は配線基板280の電極部を構成する複数の電極(後述)のうちの対応するひとつに接触して電気的に接続される。
端子部表面251の各端子261〜269と端子部裏面252の各端子271〜279とは、各面251,252において対応する配置位置にあるもの同士が板状導電部258を介して接続されている(図12)。板状導電部258は弾性変形可能な板状の金属部材によって構成されている。板状導電部258は、2つの延伸部位258a,258bと、折返部位258tと、を有している。2つの延伸部位258a,258bはそれぞれ、端子部表面251と端子部裏面252のそれぞれにおいて、各端子261〜269,271〜279から下端に向かって延伸している部位である。折返部位258tは、コネクターユニット250の下端において各延伸部位258a,258bが折り返して連結している部位である。
板状導電部258は、下端の折返部位258tにおいてコネクターユニット250に固定されており、端子部表面251および端子部裏面252のそれぞれにおける延伸部位258a,258bの間には空間SPが形成されている。板状導電部258は、この構成によって、コネクターユニット250の厚み方向に弾性力を有する板バネとして機能し、各端子261〜269,271〜279は、板状導電部258によってそれぞれの突出方向(コネクターユニット250の厚み方向)に沿って付勢されている。この付勢によって、コネクターユニット250の各端子261〜269,271〜279は対応する端子に対する接触性が高められている。
(iv)配線基板の構成
図13,図14を参照して、配線基板280の構成を説明する。図13は、配線基板280の上側端面とコネクターユニット250と対向する側の面とを対応させて示す概略図である。図13では、各電極291〜299における接触部CPaを破線で図示してある。図14は配線基板280における配線の接続構成を説明するための概略図である。
配線基板280は、配線基体に相当する。本実施形態では、配線基板280は長方形に近い形状を有しており、矢印Xの方向の長さが矢印Zの方向の長さ(幅)よりも大きい(図13)。本実施形態では、配線基板280は、ポリカーボネート製の基板が積層された多層基板として構成されている。なお、配線基板280は、可撓性を有する樹脂膜を基体とするフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits;FPC)として構成されても良い。これによって、配線基板280をさらに薄型化・軽量化することが可能である。
配線基板280は、コネクターユニット250と対向する第1の面281と、その反対側の第2の面282と、を有している。第1の面281には、コネクターユニット250に電気的に接触する第1と第2の電極部283a,283bが設けられている。すなわち、第1の面281は基体面に相当する。第1と第2の電極部283a,283bは下端288よりも上端289に近い位置において矢印Xの方向に順に配列されている。カートリッジ100がホルダー部200に装着されると、第1の電極部283aは第1のカートリッジ100aと電気的に接続され、第2の電極部283bは第2のカートリッジ100bと電気的に接続される。
第1と第2の電極部283a,283bは互いに同じ構成を有しており、それぞれ、上段電極列286と、下段電極列287と、を有する。上段電極列286は、矢印Xの方向に配列された複数の電極291〜294を有している。上段電極列286では、第1と第2の電極291,292はそれぞれ、上段電極列286において矢印Xの方向の両端に配置されている。第3と第4の電極293,294は第1と第2の電極291,292の間において矢印Xの方向に順に配置されている。
下段電極列287は、上段電極列286より下方に位置しており、矢印Xの方向に配列された複数の電極295〜299を有している。下段電極列287では、第5と第6の電極295,296はそれぞれ下段電極列287において矢印Xの方向の両端に配置されている。第7と第8と第9の電極297,298,299は、第5と第6の電極295,296の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。
配線基板280の各電極291〜299は、コネクターユニット250の端子部裏面252(図11)に設けられている各端子271〜279のうちの対応する1つと接触部CPaにおいて接触する。配線基板280の各電極291〜299と、コネクターユニット250の各端子271〜279とは、末尾の符号の数字が同じもの同士が対応して接触し合う。
配線基板280の第1の面281側には、さらに、ケーブル接続部285が設けられている。ケーブル接続部285は、第1の面281において、矢印Xの方向における第2の電極部283b側の端部に配置されている。本実施形態では、ケーブル接続部285は略直方体形状を有している実装部品であり、第1の面281において配線基板280の厚み方向に突出している。ケーブル接続部285は、矢印Xの逆方向に開口する接続口285iを有している。
配線基板280は、ケーブル接続部285の接続口285iに配線ケーブル30(図3)の端子が矢印Xの逆方向に差し込まれて嵌合することによって、配線ケーブル30と電気的に接続される。本実施形態では、配線ケーブル30はケーブル接続部285に対して着脱可能に構成されている。これによって、印刷装置10に対するキャリッジ27の組み付けが容易化されているとともに、印刷装置10からのキャリッジ27の取り外しが容易化されている。
配線基板280は、ケーブル接続部285に対して第1と第2の電極部283a,283bのそれぞれを電気的に並列に接続する配線群284をその内部に有している(図14)。配線群284には、データ信号と、クロック信号と、リセット信号と、を伝送する配線や、アース配線が含まれる。第1と第2の電極部283a,283bはワイアードオア接続されているため、その出力はオープンコレクター出力とされている。
このような配線構成によって、第1と第2の電極部283a,283bのそれぞれに電気信号を振り分けるためのASICなどの素子を配線基板280に搭載することを省略することができる。そのため、配線基板280の小型化・軽量化が可能である。なお、配線基板280には、配線群284の他に、ケーブル接続部285と第1と第2の電極部283a,283bのそれぞれを接続する配線と、第1と第2の電極部283a,283bの間を接続する配線とが設けられても良い。これらの配線は、カートリッジ100の装着の検出のための電気信号の伝送に用いられても良い。
配線基板280は、ホルダー部200において、第1と第2のカートリッジ100a,100bの両方の第4壁部104にコネクターユニット250を挟んで対向するように配置される(図7,図8)。ホルダー部200では、配線基板280の下端288はレバー部230の下端およびコネクターユニット250の下端とほぼ同じ高さの位置にある(図8)。
配線基板280は、第1の面281がコネクターユニット250の端子部裏面252に対してほぼ平行になるように、矢印Zの方向に対して傾斜角を有して配置される。本実施形態では、配線基板280は、第1の面S1の矢印Zの方向に対する角度が45°以下、より好ましくは30°以下になるように配置されている。これによって、配線基板280の配置領域の矢印Yの方向への長大化が抑制される。加えて、カートリッジ100の装着時に発生する押圧力の矢印Zの逆方向への成分を第1の面S1において受け止めることができ、コネクターユニット250と配線基板280との間の電気的接続性が高められる。
[第1のカートリッジの構成]
図15〜図17を参照して第1のカートリッジ100aの構成の詳細を説明する。図15は第1のカートリッジ100aの上方斜視図である。図16は第1のカートリッジ100aの下方斜視図である。図17は、図15に示すB−B切断における第1のカートリッジ100aの概略断面図である。なお、図17では、インク室108内の詳細な構成の図示は省略されている。
第1のカートリッジ100aは、インクを収容するためのインク室108(図17)を囲む外装部を構成する6個の壁部101〜106を有している。第1壁部101(図16)は、ホルダー部200に装着されたときに、ホルダー部200の底面壁部201と対向する底面を構成する。第1壁部101の中央には、インク室108に連通するインク供給口110が設けられている。インク供給口110は、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときに、ホルダー部200のインク受入部211に接続される。
第2壁部102(図15)は、第1壁部101と対向する壁部であり、第1のカートリッジ100aの上面を構成する。第2壁部102は、第1のカートリッジ100aの本体から分離可能な蓋体102c(図17)によって構成されている。第2壁部102は、インク室108にインクを充填するための貫通孔であるインク受入口115と、インク室108に外気を導入するための空気流路溝116と、それらを上方から封止するフィルム状のシール部材117と、を有している。第2壁部102は、第4壁部104と隣接する端部の中央に、矢印Yの方向に延びて延在し、主係合部120の一部を構成している延在部113を有している。本明細書において「延在」とは、切れ間なく連続して延びていることを意味する。
第3壁部103(図17)は第1のカートリッジ100aの背面を構成する壁部であり、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときにはホルダー部200の背面壁部203と対向する(図4)。第3壁部103の下端には、矢印Yに沿った方向に突起する複数の突起部114が設けられている。複数の突起部114は第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されるときにホルダー部200の背面壁部203側の下端に設けられている嵌合穴227(図4,図7)に挿通されて係合する。
第4壁部104(図15)は、第1のカートリッジ100aの正面を構成する壁部であり、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されたときにはホルダー部200の正面壁部202(図5)と対向する。第4壁部104には、ホルダー部200のレバー部230に係止する主係合部120が設けられている。主係合部120は、矢印Zの方向において上方に寄った位置(第1壁部101よりも第2壁部102に近い位置)であって、矢印X方向におけるほぼ中央の位置に設けられている。
主係合部120は、第2壁部102からわずかに下降しつつ前方(矢印Yの方向)に延出している舌片状の庇部として形成されている。主係合部120の前方端部は、中央において局所的に凹部122が設けられており、凹部122が形成する空間によって隔てられて、第1庇部121と、第2庇部123と、に分離されている。第1庇部121と第2庇部123とはそれぞれ、ホルダー部200のレバー部230と係合するときには、その上面がレバー部230の当接部236(図9)の下側と当接する。なお、主係合部120は凹部122を設けない構成であっても良い。
主係合部120の下方には、印刷装置10との間で電気的信号のやりとりを行うための回路基板130が配置されている。回路基板130は、端子部131を有する表面が下方に向くように、例えば矢印Z方向に対して10°〜45°の傾斜角を有して第4壁部104に固定されている。主係合部120の第1庇部121と第2庇部123の下面にはそれぞれ、下方に並列に垂下している第1側壁部125と第2側壁部126とが設けられている。第1側壁部125と第2側壁部126とはそれぞれ、回路基板130の両側において回路基板130の表面より前方に突出しており、回路基板130を保護する。なお、回路基板130は矢印Zの方向に対して上記の傾斜角を有するように固定されていなくても良いし、その形状も平板な形状に限定されることはない。
回路基板130は、端子部131と、記憶装置132と、を備えている(図17)。端子部131は、ホルダー部200のコネクターユニット250の複数の端子261〜269(図10)に対応する複数の端子を有している(後述)。記憶装置132は、例えば、フラッシュROMなどのリライト可能な不揮発性メモリによって構成される。記憶装置132は、第1のカートリッジ100aに収容されているインクの色や残量など、インクに関する情報を不揮発的に記憶している。
第5壁部105と第6壁部106(図15,図16)とは、第1のカートリッジ100aの側面を構成する壁部である。第5壁部105と第6壁部106の表面には、矢印Zの方向に延びるリブ141,142,143が設けられている。各リブ141,142,143は、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に装着されるときに、その下端がホルダー部200の第1副壁部221と当接する。これによって、ホルダー部200に対する装着時における第1のカートリッジ100aの移動方向と配置姿勢とが規定される。
図18は、回路基板130における複数の端子151〜159の配列構成を示す概略図である。図18では、各端子151〜159における接触部CPbの位置が破線で図示されている。各端子151〜159は、ホルダー部200のコネクターユニット250の端子部表面251における複数の端子261〜269(図10)のうちの対応するひとつに電気的に接続可能なように上段と下段の2列に分けられて、矢印Xの方向に平行な配列方向に配列されている。
第1と第2の端子151,152はそれぞれ上段の列の両端に配置されている。第3と第4の端子153,154は第1と第2の端子151,152の間において矢印Xの方向に順に配置されている。第5と第6の端子155,156はそれぞれ下段の列の両端に配置されている。第7と第8と第9の端子157,158,159は、第5と第6の端子155,156の間において、矢印Xの方向に順に配置されている。回路基板130における各接触部CPbの配列構成は、前記の各端子151〜159の配列構成と同様になる。なお、各端子151〜159は上記の構成に限定されることはない。各端子151〜159は、例えば、上段と下段の二列に配列された構成でなくても良く、それぞれの形状も平板状に構成されていなくても良い。各端子151〜159は、それぞれの接触部CPbがコネクターユニット250の対応する少なくとも1つの端子263〜269と電気的に接続可能な構成であれば良い。
各端子151〜159は、それぞれの接触部CPbにおいて、コネクターユニット250の端子261〜269のうちの対応するひとつと電気的に接触して導通する。回路基板130の各端子151〜159とコネクターユニット250の端子部表面251の各端子261〜265とは符号末尾の数字が同じもの同士が対応している。
第1と第2の端子151,152は、第1のカートリッジ100aがホルダー部200に正しく装着されてコネクターユニット250の第1と第2の端子261,262に接触したときに所定の電圧変化を生じるように構成されている。具体的には、第1と第2の端子151,152は、回路基板130の内部において互いに短絡されている。印刷装置10は、コネクターユニット250の第1の端子261を介して回路基板130の第1の端子151に所定の電圧を印加し、コネクターユニット250の第2の端子262を介して、回路基板130の第2の端子152の電圧の変化を検出する。他の端子153〜159の機能は、上述した対応するコネクターユニット250の各端子263〜269と同様である。
[第2のカートリッジの構成]
図19,図20を参照して第2のカートリッジ100bの構成を説明する。図19は第2のカートリッジ100bの上方斜視図である。図19では、便宜上、第2のカートリッジ100bの内部に形成されているインク室108a〜108cが破線で図示されている。図20は第2のカートリッジ100bの下方斜視図である。図19,図20では、図15〜図17において説明した第1のカートリッジ100aの構成部と共通する構成部には同じ符号を付してある。第2のカートリッジ100bは、以下に説明する点以外は、第1のカートリッジ100aとほぼ同じ構成を有しており、第1のカートリッジ100aの各壁部101〜106に対応する6つの壁部101〜106を有している。
第2のカートリッジ100bは3色のインクを収容するために矢印Xの方向における幅が第1のカートリッジ100aよりも大きく構成されており、その内部が3つのインク室108a〜108cに仕切られている。第1のインク室108aは、第4壁部104に面する前方の領域に形成されている。第2と第3のインク室108b,108cはそれぞれ、第1のインク室108aより後方側の領域を、矢印Xの方向に二分することによって形成されている。第2のインク室108bは第5壁部105に面する側に形成されており、第3のインク室108cは第6壁部106に面する側に形成されている。3つのインク室108a〜108cにはそれぞれ対応するインク受入口115a〜115cが1つずつ設けられている。
第1壁部101(図20)には、各インク室108a〜108cに対応する3つのインク供給口110a〜110cが設けられている。各インク供給口110a〜110cは、第2のカートリッジ100bがホルダー部200に装着されたときにインク受入部212〜214(図4)のうちの対応する1つと接続される。第2と第3のインク室108b,108cの境界位置に相当する位置には、矢印Yの方向に直線状に延びる溝部118が形成されている。溝部118は、第2のカートリッジ100bがホルダー部200に装着されるときにホルダー部200の第2副壁部224(図5)が係合する。
第2のカートリッジ100bでは、主係合部120が、第2壁部102と隣接する端部の中央より矢印Xの逆方向に寄った位置に形成されている。これによって、第1と第2のカートリッジ100a,100bの両方がホルダー部200に装着されたときに、それぞれの主係合部120が近接した位置に隣り合って配列される(図3)。
[ホルダー部における構成部のレイアウト]
図21,図22を参照して、ホルダー部200における構成部のレイアウトを説明する。図21は、ホルダー部200におけるコネクターユニット250と配線基板280の配置領域を示す概略図である。図21には、矢印Zの逆方向に見たときのホルダー部200が図示されている。図21では、ホルダー部200には第1と第2のカートリッジ100a,100bの両方が装着されている。なお、図21には、コネクターユニット250の配置領域と配線基板280の配置領域をそれぞれ一点鎖線と二点鎖線とで図示されている。図22はカートリッジ100が装着されている状態におけるホルダー部200の電気的接続部の近傍部位(図21に示されているC−C切断に相当する部位)の概略断面図である。図22には便宜上、配線基板280上のケーブル接続部285の配置領域が破線で図示されている。図22には第1のカートリッジ100aとの電気的接続部の近傍部位の概略断面構成が表されているが、第2のカートリッジ100bとの電気的接続部の近傍部位の概略断面構成はほぼこれと同じである。
本実施形態のホルダー部200では、配線基板280は、第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれの配置領域に渡って、矢印Xの方向に延びている(図21)。配線基板280の配置領域は、矢印Yに沿った方向において、カートリッジ100の配置領域と重なる。また、矢印Xの方向における配線基板280の幅PWは、矢印Xの方向におけるカートリッジ100の配置領域の幅CWより小さい。
ここで、上述の「カートリッジ100の配置領域」は、流体供給ユニット配置領域に相当し、ホルダー部200のカートリッジ収容室210に装着されているときに第1と第2のカートリッジ100a,100bのそれぞれが占める空間である。この空間には、カートリッジ100の筐体外部に設けられているリブや一体化されている部品などによって占められる空間も含まれる。カートリッジ100の配置領域には、カートリッジ100とホルダー部200の各壁部との間の空間や、第1と第2のカートリッジ100a,100bの間の空間は含まれない。
「矢印Xの方向におけるカートリッジ100の配置領域の幅」は、カートリッジ100の配置領域の矢印Xの方向における両端の間の最短距離である。本実施形態では、第1のカートリッジ100aの第5壁部105と第2のカートリッジ100bの第6壁部106との間の最短距離である。つまり、この幅には、第1と第2のカートリッジ100a,100bの間の空間の幅が含まれている。
矢印Yに沿った方向は、配線基板280からカートリッジ100の配置領域に向かう第1の方向に相当する。矢印Xに沿った方向は、第1と第2の電極部283a,283bからケーブル接続部285に向かう第1の面281に沿った第2の方向に相当する。また、矢印Xに沿った方向は印刷装置10におけるキャリッジ27の主走査方向でもある。矢印Zに沿った方向は、前記の第1と第2の方向に交差する第3の方向に相当する。なお、矢印Zに沿った方向は、カートリッジ100がホルダー部200に装着される方向や、カートリッジ100がホルダー部200のレバー部230に係止される方向にも相当する。
配線基板280の第1と第2の電極部283a,283bとケーブル接続部285とは、配線基板280とカートリッジ100の配置領域との間において矢印Xの方向に沿って配列されている。2つのコネクターユニット250と配線基板280のケーブル接続部285とは矢印Yに沿った方向において、カートリッジ100の配置領域と重なる位置に配置されている。各コネクターユニット250と配線基板280とは、矢印Zに沿った方向においてレバー部230の架橋部232に重なる位置にある。また、カートリッジ100の主係合部120は矢印Zに沿った方向においてコネクターユニット250と重なる位置にある。
本実施形態のホルダー部200では、配線基板280の第1の面281に2つの電極部283a,283bとケーブル接続部285とが集約されており、ケーブル接続部285の配置領域は矢印Xの方向においてコネクターユニット250と重なり合う(図22)。そのため、配線基板280の後方にケーブル接続部285が突出することがなく、その分だけホルダー部200は矢印Yの方向において小型化されている。
ここで、例えば、ケーブル接続部285を配線基板280の第2の面282に配置した場合には、ケーブル接続部285が配線基板280の後方に突出してしまう。この場合には、矢印Zの方向に対する配線基板280の第1の面281の配置角度が0°に近いほどケーブル接続部285の厚みが矢印Yの方向におけるホルダー部200の長大化に寄与することになる。これに対して、本実施形態のホルダー部200であれば、矢印Yの方向における大型化を抑制しつつ、ケーブル接続部285の厚みを増加させることが可能である。
本実施形態のホルダー部200であれば、配線基板280の左右の端部は矢印Xの方向においてカートリッジ100の配置領域より外側に延出していない(図21)。つまり、配線基板280によってホルダー部200が矢印Xの方向に大型化してしまうことが抑制されている。ホルダー部200が主走査方向である矢印Xに沿った方向に小型化されていれば、印刷装置10内の限られた空間内におけるキャリッジ27の走査可能範囲を増大させることができる。つまり、本実施形態のキャリッジ27であれば、印刷装置10の矢印Xの方向における印刷可能範囲を拡大することが可能である。
また、本実施形態のケーブル接続部285の接続口285iは矢印Xの方向に開口している。従って、配線ケーブル30(図3)が矢印Yに沿った方向において第2のカートリッジ100bに干渉してしまうことが抑制されている。よって、配線ケーブル30の配設のためにホルダー部200が矢印Yの方向に大型化してしまうことが抑制されている。
本実施形態のホルダー部200であれば、コネクターユニット250と配線基板280とはレバー部230の架橋部232の下方に位置している(図22)。特に本実施形態のホルダー部200では、配線基板280は矢印Yの方向においてレバー部230の操作部238における端部よりもコネクターユニット250側に配置されている。また、コネクターユニット250はカートリッジ100の主係合部120の下方に配置されている。このように、本実施形態のホルダー部200ではカートリッジ100の係止のための機構と電気的接続部とが矢印Yの方向において集約配置されており、ホルダー部200は矢印Yの方向において小型化されている。
加えて、本実施形態の第2のカートリッジ100bは、矢印Yの方向に突出している主係合部120および回路基板130が矢印Xの方向において中心位置から第1のカートリッジ100aの配置領域側にオフセットされた位置にある(図21)。これに対して、ホルダー部200では第2のカートリッジ100bの主係合部120および回路基板130の矢印Xの方向に隣り合う位置に配線基板280において矢印Yの逆方向に突出しているケーブル接続部285が配置されている。このように、本実施形態のホルダー部200ではデッドスペースの発生が抑制されており、空間利用効率が高められている。
上記の他に、本実施形態の配線基板280では、第1と第2の電極部283a,283bが矢印Xの方向において互いに隣り合う位置に配置されており、ケーブル接続部285が配線基板280の端部位置に配置されている。すなわち、配線基板280では、各構成部が機能別に集約して配置されており、その構成が簡易化されている。また、ケーブル接続部285が配線基板280の端部に位置しているため、キャリッジ27の外部からの配線ケーブル30の配設および接続が容易化されている。
[第1実施形態のまとめ]
以上のように、本実施形態の印刷装置10では、キャリッジ27のホルダー部200において、コネクターユニット250および配線基板280などの電気的接続部を含む各構成部のレイアウトが工夫されており、空間利用効率が高められている。よって、印刷装置10のキャリッジ27の小型化・軽量化が可能であり、ひいては印刷装置10の小型化・軽量化が可能である。
B.第2実施形態:
図23は、本発明の第2実施形態としての印刷装置10Aの構成を説明するための概略図である。図23では、キャリッジ27とインク供給部400およびインク導入管401以外の構成部の図示は便宜上省略されている。第2実施形態の印刷装置10Aは第1実施形態で説明したのと同じキャリッジ27を備えており、第1実施形態で説明したのと同じカートリッジ100が装着される。第2実施形態の印刷装置10Aは、カートリッジ100に対してインクの連続供給が可能に構成されている点以外は、第1実施形態の印刷装置10の構成とほぼ同じである。
第2実施形態の印刷装置10Aは、インク供給部400と、複数のインク導入管401と、を備えている。インク供給部400は、流体収容容器に相当し、インクを色ごとに貯留するインク容器を有している。複数のインク導入管401は、インクの各色に対応しており、インク供給部400のインク容器と、カートリッジ100の各色のインク受入口115,115a〜115cと、を接続している。複数のインク導入管401は、例えば、可撓性を有する樹脂性のチューブによって構成される。
第2実施形態の印刷装置10Aであれば、第1実施形態の印刷装置10と同様に、キャリッジ27が小型化されており、印刷装置10Aの小型化が可能である。また、第1実施形態で説明したその他の効果を同様に得ることができる。これに加えて、第2実施形態の印刷装置10Aであれば、インク供給部400からカートリッジ100にインクが供給されるため、カートリッジ100におけるインクを収容するための空間の容積を低減することが可能である。従って、カートリッジ100およびホルダー部200のさらなる小型化・軽量化が可能である。
C.第3実施形態:
図24は第3実施形態の印刷装置10Bが備えるキャリッジ27Bの構成を示す概略図である。図24には、矢印Zの逆方向に見たときのキャリッジ27Bのホルダー部200が図示されている。図24では、キャリッジ27Bのホルダー部200にカートリッジは装着されていない。図24には、配線基板280Bの配置領域と電極部283およびケーブル接続部285の位置とが破線で図示され、カートリッジの配置領域が一点鎖線で図示されている。
第3実施形態の印刷装置10Bにおけるキャリッジ27B以外の構成は、第1実施形態とほぼ同じである。第3実施形態のキャリッジ27Bの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態のキャリッジ27とほぼ同じである。なお、第3実施形態のキャリッジ27Bに装着されるカートリッジは、異なる4色のインクを供給可能に構成されている点以外は、第1実施形態において説明した第2のカートリッジ100bとほぼ同じ構成を有している。
第3実施形態のキャリッジ27Bのホルダー部200Bは、1つのカートリッジを装着可能に構成されている。第3実施形態のホルダー部200Bの構成は、第1実施形態のホルダー部200における第1のカートリッジ100aを収容するための部位が省略された構成に相当する。第3実施形態のホルダー部200に配置されている配線基板280Bの構成は、第1の実施形態の配線基板280において第1の電極部283aが形成されている部位が省略された構成に相当する。
第3実施形態のホルダー部200Bでは、レバー部230とコネクターユニット250とは1つずつのみ設けられている。第3実施形態のホルダー部200Bの底面壁部201には第4のインク受入部216が追加されている。4つのインク受入部212〜214,216はインク収容室内210において略格子状に配列されている。
第3実施形態の配線基板280Bでは、コネクターユニット250と電気的に接続する1つの電極部283と、配線ケーブル30が接続されるケーブル接続部285と、は第1の面281に配置されている。また、矢印Yに沿った方向において配線基板280Bは、装着されているカートリッジと重なり合う位置に配置されている。加えて、矢印Xの方向における配線基板280Bの幅PWは、矢印Xの方向におけるカートリッジの配置領域の幅CWより小さい。
第3実施形態の印刷装置10Bであっても、ホルダー部200Bにおける各構成部のレイアウトによって第1実施形態のキャリッジ27と同様にキャリッジ27Bが小型化されている。その他に、第3実施形態の印刷装置10Bであれば、第1実施形態で説明したのと同様な効果を得ることができる。
D.第4実施形態:
図25は第4実施形態としての印刷装置10Cの構成を説明するための概略図である。図25では、キャリッジ27とキャリッジ27に装着されるカートリッジ100C以外の構成部の図示は便宜上省略されている。第4実施形態の印刷装置10Cは第1実施形態で説明したのと同じキャリッジ27を備えている。ただし、第4実施形態の印刷装置10Cでは、キャリッジ27に第1実施形態で説明した第1と第2のカートリッジ100a,100bが一体化されたものに相当するカートリッジ100Cが1つのみ装着される。第4実施形態の印刷装置10Cであっても、第1実施形態と同様にキャリッジ27が小型化されている。この他に、第4実施形態の印刷装置10Cであれば第1実施形態で説明したのと同様な効果を得ることができる。
E.変形例:
E1.変形例1:
上記第1実施形態ではキャリッジ27が単色のインクを収容する第1のカートリッジ100aと複数色のインクを収容する第2のカートリッジ100bとを同時に装着可能に構成されている。これに対して、キャリッジ27は上記第3実施形態および第4実施形態のように、複数色インクを収容するカートリッジを1つ装着可能に構成されても良い。あるいは、キャリッジ27は、単色のインクを1つのみ装着可能に構成されていても良いし、単色のインクを収容するカートリッジや複数色のインクを収容するカートリッジを複数個同時に装着可能に構成されていても良い。キャリッジ27では、複数のカートリッジが矢印Xの方向に配列されていなくても良く、矢印Yの方向に配列されていても良い。
E2.変形例2:
上記各実施形態では、流体供給ユニットであるカートリッジ100,100Cが回動可能なレバー部230によってキャリッジ27,27Bのホルダー部200,200Bに対して係止されている。これに対して、カートリッジ100,100Cは、キャリッジ27,27Bのホルダー部200,200Bに対して回動可能なレバー部230以外の係止部によって係止されても良い。例えば、カートリッジ100,100Cは、矢印Yに沿った方向に直線移動可能なスライダー式のレバー部や位置が固定されている凸部や段差部などによってホルダー部200,200Bに係止されても良い。また、ホルダー部200,200Bにおいて、カートリッジ100,100Cを係止する係止部は省略されても良い。カートリッジ100,100Cはホルダー部200に係止されることなく、単に載置されているだけの構成であっても良い。
E3.変形例3:
上記の各実施形態では、配線基板280,280Bの矢印Xの方向における幅PWは矢印Xの方向におけるカートリッジ100,100Cの配置領域の幅CWより小さく構成されている(PW<CW)。これに対して、配線基板280,280Bの矢印Xの方向における幅PWはカートリッジ100,100Cの配置領域の幅CWとほぼ同じ幅であっても良い。配線基板280,280Bの矢印Xの方向における幅PWはカートリッジ100,100Cの配置領域の幅CWと等しい、または当該幅CWより小さければ良い(PW≦CW)。
E4.変形例4:
上記の各実施形態では、キャリッジ27,27Bではホルダー部200,200Bはインク収容室内210を囲む壁部201〜205を有している。これに対して、ホルダー部200,200Bの壁部201〜205の一部あるいは全部は省略されても良い。キャリッジ27,27Bのホルダー部200,200Bは、カートリッジ100,100Cを配置可能に構成されていれば良く、上記の壁部201〜205の代わりに例えば柱状のフレーム部材が格子状に組まれた構成を有していても良い。
E5.変形例5:
上記の各実施形態では、キャリッジ27,27Bが備える配線基体としての配線基板280,280Bは板状の形状を有している。これに対して、キャリッジ27,27Bが備える配線基体は板状の形状を有していなくても良い。キャリッジ27,27Bが備える配線基体は、例えば、多角柱形状を有していても良いし、半円柱状の形状を有していても良い。キャリッジ27,27Bが備える配線基体は電極部とケーブル接続部とが配置されている基体面を有していれば良い。また、上記の各実施形態では、配線基板280,280Bの電極部283a,283bは、上端289に寄った位置に配置されている。これに対して、配線基板280,280Bの電極部283,283a,283bは、例えば、下端288に寄った位置に配置されていても良いし、上端289と下端288の中央近傍に配置されていても良い。
E6.変形例6:
上記の各実施形態では、コネクターユニット250および配線基板280,280Bによって構成されるキャリッジ27,27Bの電気的接続部は、ホルダー部200の正面壁部202に設けられている。これに対して、コネクターユニット250および配線基板280,280Bを含む電気的接続部は、ホルダー部200の正面壁部202以外の部位に設けられていても良い。コネクターユニット250および配線基板280,280Bを含む電気的接続部は、例えば、ホルダー部200,200Bにおいて背面壁部203や第1側面壁部204,第2側面壁部205に設けられていても良い。この場合には、キャリッジ27,27Bが往復移動する主走査方向は第2の方向と一致しない。
E7.変形例7:
上記の各実施形態では、係止部であるレバー部230はコネクターユニット250および配線基板280,280Bの上方に配置されている。これに対して、レバー部230はコネクターユニット250および配線基板280,280Bの上方以外の位置に設けられていても良い。レバー部230は、例えば、ホルダー部200,200Bにおいて背面壁部203や第1側面壁部204,第2側面壁部205に設けられていても良い。
E8.変形例8:
上記の各実施形態では、ケーブル接続部285は配線基板280,280Bの第1の面281に取り付けられた実装部品として構成されている。これに対して、ケーブル接続部285は、配線ケーブル30を配線基板280,280Bの第1の面281に半田付けする部位として構成されていても良い。これによって配線基板280,280Bをその厚み方向において小型化できる。また、配線基板280,280Bを軽量化することができる。
E9.変形例9:
上記の各実施形態では、配線基板280,280Bのケーブル接続部285の接続口285iは矢印Xに沿った方向に開口していることによって、配線ケーブル30が第1の面281に沿った矢印Xの逆方向に接続されている。これに対して、ケーブル接続部285の接続口285iは矢印Xに沿った方向以外の方向に開口していても良い。例えば、ケーブル接続部285の接続口285iは、第1の面281に沿って上方や下方に向かって開口していても良いし、第1の面281に交わる方向に開口していても良い。
E10.変形例10:
上記の第1実施形態、第2実施形態、第4実施形態では、配線基板280は第1と第2の電極部283a,283bが配線群284によってケーブル接続部285と並列に接続されている。これに対して、第1と第2の電極部283a,283bはそれぞれ、ケーブル接続部285に対して個別に接続されても良い。
E11.変形例11:
上記の各実施形態において、コネクターユニット250および配線基板280,280Bは端子を有する面が矢印Zの方向に対して傾斜角を有して配置されている。これに対して、コネクターユニット250および配線基板280は端子を有する面が矢印Zの方向にほぼ平行になるように配置されても良い。また、上記の各実施形態では、コネクターユニット250の下端と配線基板280,280Bの下端288とは矢印Zの方向においてほぼ同じ高さ位置にある。しかしながら、コネクターユニット250の下端と配線基板280,280Bの下端288とは矢印Zの方向において互いにオフセットされた位置に配置されていても良い。
E12.変形例12:
上記の各実施形態のコネクターユニット250および配線基板280,280Bはそれぞれ、9種類の端子を備え、9カ所の接触点を有している。これに対して、コネクターユニット250および配線基板280が有する端子の種類は9種類よりも少なくても良く、例えば、1種類でも良い。あるいは、コネクターユニット250および配線基板280が有する端子の種類は9種類よりも多くても良く、例えば、10種類であっても良い。コネクターユニット250と配線基板280との間の接触点の数は、端子の種類の数に応じて増減しても良い。また、上記の各実施形態のコネクターユニット250および配線基板280では複数の端子が上下2列に配列されており、接触部CPaが上下2列に配列されている。これに対して、コネクターユニット250および配線基板280では複数の端子および接触部CPaが1列のみ配列されていても良いし、上下に3列以上配列されていても良い。また、複数の端子および接触部CPaは列をなしていなくても良く、コネクターユニット250および配線基板280の面上においてランダムに配置されていても良い。その他に、配線基板280が備える第1と第2の電極部286a,286bの各電極291〜299の形状および配列構成は同じでなくても良く、互いに異なる構成を有していても良い。
E13.変形例13:
上記の各実施形態では、コネクターユニット250の端子部表面251における各端子261〜269はカートリッジ100の回路基板130における各端子151〜159に直接的に接触している。また、コネクターユニット250の端子部裏面252における各端子271〜279は配線基板280,280Bにおける各電極291〜299に直接的に接触している。これに対して、コネクターユニット250の端子部表面251における各端子261〜269はカートリッジ100の回路基板130における各端子151〜159に対して、電気的に接触可能であれば良く、他の導電部材を介して接触しても良い。同様に、コネクターユニット250の端子部裏面252における各端子271〜279は、配線基板280,280Bにおける各電極291〜299に対して、他の導電部材を介して接触しても良い。
E14.変形例14:
上記の各実施形態のコネクターユニット250は、略平板上の形状を有している。これに対して、コネクターユニット250は略平板上以外の形状を有していても良い。コネクターユニット250は、矢印Yの方向に平行な断面の形状が略台形形状になっており、端子部表面251と端子部裏面252の矢印Zの方向に対する角度がそれぞれ異なっていても良い。コネクターユニット250は、カートリッジ収容室210や配線基板280と対向する側が曲面によって構成されていても良い。
E15.変形例15:
上記の各実施形態のコネクターユニット250は、略三角形状の各端子261〜269,271〜279と、2つの延伸部位258a,258bと、折返部位258tと、を有している板状導電部258と、を備えている。これに対して、コネクターユニット250の各端子261〜269,271〜279は略三角形状を有していなくても良く、例えば、半球状の凸部として構成されていても良い。あるいは、平板状の電極として構成されていても良い。また、板状導電部258は弾性変形可能に構成されていなくても良く、各端子261〜269,271〜279は板状導電部258の代わりに導電線や印刷された配線パターンによって電気的に接続されていても良い。
E16.変形例16:
上記の各実施形態では、キャリッジ27,27Bは矢印Xに沿った方向を主走査方向として往復移動可能に構成されている。これに対して、キャリッジ27,27Bは矢印Xに沿った方向以外の方向に往復移動可能に構成されていても良い。印刷装置10,10Bは、キャリッジ27,27Bが矢印X,Yの二方向に移動可能に構成されているプロッターとして構成されていても良い。あるいは、キャリッジ27,27Bは往復移動可能に構成されていなくても良く、定位置に固定されていても良い。印刷装置10,10Bは、ラインプリンターとして構成されていても良い。
E17.変形例17:
上記の各実施形態において、カートリッジ100,100Cの回路基板130は矢印Yの方向に突出している。これに対して、回路基板130は矢印Yの方向に突出していなくても良く、第4壁部104に埋め込まれていても良い。
E18.変形例18:
上記の各実施形態のカートリッジ100,100Cは、ホルダー部200,200Bのレバー部230に係止する主係合部120を備えている。これに対して、カートリッジ100,100Cの主係合部120は異なる構成を有していても良い。カートリッジ100の主係合部120は、矢印Yの方向に突出していなくても良く、例えばカートリッジ100,100Cの筐体表面の段差部や溝部、凹部、穴部として構成されていても良い。主係合部120はカートリッジ100,100Cがホルダー部200,200Bに装着されている状態において、コネクターユニット250や配線基板280の上方に位置していなくても良い。
E19.変形例19:
上記の各実施形態のカートリッジ100,100Cは、6つの壁部101〜106を有する略直方体形状の筐体を備えている。これに対して、カートリッジ100は、6つの壁部101〜106を有する略直方体形状の筐体を備えていなくても良い。カートリッジ100は、柱状のフレームで構成された枠内にインクが収容された可撓性の袋状部材が保持されている構成であっても良い。
E20.変形例20:
本発明の流体噴射装置は、上記各実施形態および変形例で説明したインクジェットプリンターである印刷装置10,10A〜10C以外の態様においても実現可能である。本発明の流体噴射装置は、例えば、洗浄液などの液体を洗浄対象に噴射して洗浄する高圧洗浄装置として構成されても良い。本発明の流体噴射装置は、例えば、流体として粉体や気体を噴射する粉体噴射装置、気体噴射装置として構成されていても良い。また、本発明の流体噴射装置は、流体を霧状にして噴射する噴霧装置として構成されていても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10A〜10C…印刷装置
11…筐体
12…給紙口
13…上面カバー
14…排紙口
16…操作部
20…本体部
21…制御部
22…搬送部
23…印刷部
25…搬送ローラー
27,27B…キャリッジ
28…ガイドレール
30…配線ケーブル
100a,100b…インクカートリッジ
101〜106…壁部
102c…蓋体
108,108a〜108c…インク室
110,110a〜110c…インク供給口
113…延在部
114…突起部
115,115a〜115c…インク受入口
116…空気流路溝
117…シール部材
118…溝部
120…主係合部
121…第1庇部
122…凹部
123…第2庇部
125…第1側壁部
126…第2側壁部
127…端面
130…回路基板
131…端子部
132…記憶装置
151〜159…端子
190…印刷ヘッド
200,200B…ホルダー部
201〜205…壁部
206…外周壁部材
207…プレート部材
210…カートリッジ収容室
211〜214,216…インク受入部
215…シール部
217…付勢機構
221…第1副壁部
224…第2副壁部
225…第3副壁部
227…嵌合穴
230…レバー部
231a,231b…脚部
232…架橋部
235a,235b…凸部
236…当接部
238…操作部
239…付勢機構
250…コネクターユニット
251…端子部表面
252…端子部裏面
253…上段端子部
254…下段端子部
255…上段端子部
256…下段端子部
257…スリット
258…板状導電部
258a,258b…延伸部位
258t…折返部位
261〜269,271〜279…端子
280,280B…配線基板
281…第1の面
282…第2の面
283,283a,283b…電極部
284…配線群
285…ケーブル接続部
286…上段電極列
287…下段電極列
288…下端
289…上端
290…嵌合穴
291〜299…電極
300…カバー部材
400…インク供給部
401…インク導入管
CPa,CPb…接触部

Claims (14)

  1. 流体噴射装置であって、
    流体供給ユニットを配置可能なキャリッジユニットと、
    前記流体供給ユニットに送信される電気的信号を伝送可能な配線ケーブルと、
    を備え、
    前記キャリッジユニットは、
    前記流体供給ユニットが配置可能な流体供給ユニット配置領域と、
    前記流体供給ユニットに電気的に接触可能なコネクターユニットと、
    前記コネクターユニットに電気的に接続可能な配線基体と、
    を備え、
    前記配線基体は、前記コネクターユニットに電気的に接触可能な電極部と、前記電極部に電気的に接続されるとともに、前記配線ケーブルが接続されるケーブル接続部と、を前記流体供給ユニット配置領域の方を向いている基体面に有し、
    前記配線基体は、前記配線基体から前記流体供給ユニット配置領域に向かう第1の方向に沿って見たときに、前記流体供給ユニット配置領域に配置されている前記流体供給ユニットと重なる位置に配置されており、
    前記電極部から前記ケーブル接続部に向かう前記基体面に沿った第2の方向における前記配線基体の幅は、前記第2の方向における前記流体供給ユニット配置領域の幅と等しい、または前記第2の方向における前記流体供給ユニット配置領域の幅より小さい、流体噴射装置。
  2. 請求項1記載の流体噴射装置であって、
    前記コネクターユニットと前記ケーブル接続部とは、前記第1の方向において、前記流体供給ユニット配置領域に配置されている前記流体供給ユニットと重なる位置に配置されている、流体噴射装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の流体噴射装置であって、
    前記キャリッジユニットは、前記第2の方向に沿って往復移動可能に構成されている、流体噴射装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記ケーブル接続部は、前記基体面に取り付けられ、前記配線ケーブルが嵌合的に接続可能な嵌合接続部である、流体噴射装置。
  5. 請求項4記載の流体噴射装置であって、
    前記嵌合接続部は、前記配線ケーブルを前記第2の方向に沿って接続可能に構成されている、流体噴射装置。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記ケーブル接続部は、前記配線基体に対して前記配線ケーブルが半田付けされている部位である、流体噴射装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記キャリッジユニットは、前記流体供給ユニットが前記流体供給ユニット配置領域から離れる方向に移動することを制限可能な係止部を備え、
    前記係止部は、前記キャリッジユニットを前記第1の方向と前記第2の方向とに交差する第3の方向に沿って見たときに、前記配線基体の少なくとも一部と前記コネクターユニットの少なくとも一部とに重なる位置に配置されている、流体噴射ユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記キャリッジユニットは、前記流体供給ユニットとして、少なくとも第1と第2の流体供給ユニットを配置可能に構成されており、
    前記キャリッジユニットは、前記コネクターユニットとして、少なくとも、前記第1の流体供給ユニットに電気的に接続可能な第1のコネクターユニットと、前記第2の流体供給ユニットに電気的に接続可能な第2のコネクターユニットと、を有し、
    前記流体供給ユニット配置領域には、前記第1と第2の流体供給ユニットがそれぞれ前記第2の方向における端部にひとつずつ配置可能である、流体噴射装置。
  9. 請求項8記載の流体噴射装置であって、
    前記配線基体は、前記電極部として、少なくとも、前記第1のコネクターユニットに電気的に接続可能な第1の電極部と、前記第2のコネクターユニットに電気的に接続可能な第2の電極部と、を有し、
    前記配線基体は、さらに、前記ケーブル接続部を介して前記配線ケーブルと前記第1と第2の電極部とを電気的に並列に接続する配線群を有している、流体噴射装置。
  10. 請求項8または請求項9記載の流体噴射装置であって、
    前記第2の流体供給ユニットは、前記第1の流体供給ユニットよりも前記第2の方向における幅が大きく、
    前記ケーブル接続部は、前記第2の電極部とともに、前記第1の方向において、前記第2の流体供給ユニットと重なり合う位置に形成されている、流体噴射装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記配線基体は、可撓性を有する配線基板として構成されている、流体噴射装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、
    前記流体供給ユニットは、前記第1の方向において、前記コネクターユニットと重なる第1部位と、前記ケーブル接続部と重なる第2部位と、を有し、
    前記第1部位には、前記コネクターユニットと電気的に接触可能な端子部が配置されており、
    前記端子部は、前記第1の方向において、前記第2部位よりも前記コネクターユニット側に突出している、流体噴射装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の流体噴射装置であって、さらに、
    前記キャリッジユニットに配置されている前記流体供給ユニットを備え、
    前記流体供給ユニットは、
    前記流体供給ユニット配置領域に配置される筐体と、
    前記筐体に連通する流体導入管と、を含む、流体噴射装置。
  14. 請求項13に記載の流体噴射装置であって、
    前記流体供給ユニットは、前記流体導入管に連通する流体収容容器を含む、流体噴射装置。
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