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JP2015533471A - 永久磁石を伴う同期電気モータおよびこのタイプの電気モータを備える電気コンプレッサ - Google Patents

永久磁石を伴う同期電気モータおよびこのタイプの電気モータを備える電気コンプレッサ Download PDF

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Abstract

永久磁石を伴う同期電気モータであって、フレームに形成される軸方向に延びるステータ歯を備える巻回ステータ(1)と、複数の前記磁石を備えるロータ(5)とを備え、複数の磁石が、シリンダヘッド(6)内へと軸方向に延びるとともに、前記ロータ(5)の磁束集中構成にしたがって埋め込まれ、前記ロータ(5)の第1の長さ(Ls1)が前記ステータ歯の第2の長さ(Ls1)よりも長く、前記第2の長さ(Ls2)に対する前記第1の長さ(Ls1)の比率(r)が1.3未満である、同期電気モータ。コンプレッサは、それがそのような電気モータを備えると言う点において特徴付けられる。

Description

本発明は、自動車産業における用途のため、特に電気コンプレッサのための永久磁石を伴う同期モータに関する。
また、本発明は、この電気モータを備える電気コンプレッサに関する。
現在、生態学的配慮、特に地球温暖化との戦いは、電気車両の開発を支持する。
しかしながら、これらの車両のバッテリーは気候条件に敏感であり、また、最も困難な状態では、車両の自律性が大きく低下され得る。したがって、空調システムが必要である。
熱エンジンを有する車両では、一般に、空調システムのコンプレッサがこのエンジンに機械的に結合される。
電気車両では、コンプレッサが電気モータによって駆動され、この電気モータは、出力、トルク、および、回転速度に関するだけでなく、サイズおよび重量に関しても、多くの制約に従わなければならない。
このタイプのモータは、モロッコのマラケシュ州で2011年に行なわれた会議“Progress in Electromagnetism Research Symposium”でM.Khanchoul等によって提示された論文(“Design and study of a permanent magnet synchronous motor”),p.160.PIERS,20−23 March 2011)において論じられた。
これは、6kWの公称電力、6Nmの最大トルク、および、10,000rpmの最大速度を伴うNdFeBタイプの永久磁石を有する同期モータである。モータの重量は2kg未満であり、また、モータの長さは50mm未満である。このタイプのモータにおいて、永久磁石は、表面タイプを成すとともに、ロータの外周上に埋め込まれる。これらの磁石はカラーによって保持される。
増え続けるコンパクトさの制約を満たすため、同じ公称性能を有するが長さおよび重量が小さいモータの必要性が生じてきた。
したがって、本発明の目的は、この必要性を満たすことである。
本発明の主題は、具体的には、永久磁石を伴う同期電気モータであって、軸方向に延びるとともにケーシング内に形成されるステータ歯を備える巻回ステータと、ヘッド内で軸方向に延びるとともに磁束集中を伴う構成にしたがって埋め込まれる複数のこれらの磁石を備えるロータとを備えるタイプの同期電気モータである。
永久磁石を伴うこの同期電気モータは、ロータの第1の長さがステータ歯の第2の長さよりも長く、第2の長さに対する第1の長さの比率が1.3未満であるという点において区別される。
単独であるいは組み合わせて考慮される他の特徴によれば、
− この比率は、第1の長さが第3の所定の長さよりも短いように予め決定され、トルクおよび出力を備えるモータの電気的性能は、所定の公称値にほぼ等しいあるいは所定の公称値よりも大きい。
− この比率は、ステータ歯とロータとの間の三次元磁束の第1の寄与が基準ステータと基準ロータとの間の空隙内の二次元磁束の第2の寄与にほぼ等しいあるいは第2の寄与よりも大きいように予め決定され、基準ステータおよび基準ロータはそれぞれ、同じ所定の公称値を有する電気基準モータにおいてこの第3の所定の長さを有する。
− 利点は、この比率が、永久磁石の重量の増大および材料の増大、ならびに、ヘッドおよびケーシングの生産の減少を最小限に抑えるように予め決定されるという事実から得られる。
− この比率は好ましくは1.2〜1.3である。
− 磁石は、径方向の配向を伴う前記ロータの構成にしたがって埋め込まれる。
− ロータは、中心コアを有するヘッドと、中心コアに対して径方向に延びるアームとを備える。
− アームはそれぞれ、それらの外周に、アームの両側で延びる2つのリムを備える。
− 永久磁石がヘッドの凹部内に受け入れられ、凹部はそれぞれ、2つの隣り合うアームの互いに対向する2つの側面と、2つの隣り合うアーム間で延びるコアの外面と、ロータの2つの隣り合うアームのリムとによって画定される。
− 本発明に係る永久磁石を伴う同期電気モータでは、永久磁石が好適にはフェライトによっても構成される。
− 本発明に係る永久磁石を伴う同期電気モータのヘッドおよびケーシングはそれぞれ、非常に好適には、プレートの積層体によっても構成される。
− ステータ歯の数は永久磁石の数よりも多い。
また、本発明は、空調設備のために形成される冷却流体用の電気コンプレッサであって、それが前記特徴を有する永久磁石を伴う同期電気モータによって駆動されるスパイラルを備えるという点において区別される電気コンプレッサに関する。
これらの数少ない仕様は、本発明に係る永久磁石を伴う同期電気モータと該モータを使用する電気コンプレッサとによって与えられる従来技術と比べた利点を当業者に対して明らかにする。
本発明の詳細な仕様が添付図面と関連する以下の説明で与えられる。なお、これらの図面は、説明の本文を単に例示する目的を果たすにすぎず、本発明の範囲の限定を何ら構成するものではない。
本発明に係る永久磁石を伴う同期電気モータのステータ/ロータアセンブリのプレートの組の分解図である。 本発明に係る永久磁石を伴う同期電気モータの部分図に対応する図1aに示されるステータおよびロータの斜視図であり、ロータがステータと対向して配置される。 図1bの斜視図に対応する側面図である。 本発明に係るタイプの永久磁石を伴う同期電気モータの空隙内の磁束に対するロータの第1の長さとステータの第2の長さとの間の比率の影響を示す。 ステータのそのコイルを伴わない斜視図である。 ステータのそのコイルを伴う斜視図である。 その磁石およびスプリングを備えるロータの上側から見た部分図であり、磁石の収容のための凹部のうちの1つがその磁石を伴わない。 釣り合い錘を有するそのフランジを備えるロータの斜視図である。
図1a,1b,4,5に表わされる永久磁石を伴う同期電気モータのステータ1は、ステータアームとしても知られるステータ歯2を備え、これらのステータ歯は、周方向に一定の間隔で配設されるとともに、プレートの積層体により形成されるケーシング3内で軸方向XX’にしたがって延びる。以下の説明において、軸方向、径方向、および、横方向という用語は、ロータ5の実装のために中心が中空であるステータ1の軸XX’を基準にしている。軸XX’は、モータの回転軸を構成する。
ケーシング3は、電気モータが備えるハウジングによって支持されるように構成される。この実施形態では半開放型の切り欠きの形態を成す長手方向キャビティ4が2つの隣り合う歯2の間に存在する。これらの切り欠き4のそれぞれには、2012年6月12日に出願された出願FR12/55481の図11と同一の図4に示される切り欠き絶縁体400が設けられる。この絶縁体400は、Nomex(登録商標)タイプのアラミド材料などの電気的絶縁性の良好な熱導体である材料から形成されるきめ細かい膜の形態を成す。絶縁体400は、切り欠き4の輪郭と適合し、したがって、図4に示されるように、2つの隣り合う歯の間の空間の位置で開放する。この実施形態では、絶縁体400が0.24mmの厚さを有する。これが用途に依存するのが分かる。
ステータ歯2間の長手方向キャビティ4は、回転磁場を形成するステータ巻線の連続的な導電配線を受けるように形成される。これらの導電配線は、導電性であり、例えば銅および/またはアルミニウムから形成されるとともに、エナメルなどの電気絶縁層で覆われる。
ステータ巻線は、例えば、更なる詳細のために参照される例えば文献EP0831580に記載される中立点を有する三相型の同期電気モータを形成するように設計され得る。
したがって、図5は、三相型のステータ巻線の3つの端部236’を示す。これらの端部236’は、この文献EP0831580に示されるインバータのアームに接続されるように構成される。
それぞれの相は、巻回部を備えるコイル600(図5)の形態を成す少なくとも1つのステータ巻線を備える。これらの巻回部は、コイル600の形成のために切り欠き絶縁体400の介在を伴って歯2の周囲に導電配線を巻回することによって形成され得る。これらの巻線は、例えば配線が貫通する中空針によって形成され、この場合、針は、この目的のために切り欠き4内で軸方向に、径方向に、および、周方向に移動されることによって巻線移動を実行する。切り欠き4の内周上よりも多くの数の配線が切り欠き4の外周上に存在する。単一の切り欠き4の2つのコイル600間には空間が存在し、これらの2つのコイルはそれぞれ、その切り欠き4を画定する歯のうちの1つの周囲に巻回される。端部236’は、コイルに対して絶縁されるようにシースで覆われる。これらの端部236’を保持するために結束体が設けられる。
1つの実施形態(図4および図5)によれば、ステータ1には、コイル600を形成するためのそのケーシング3の端部のそれぞれに電気絶縁要素200,200’を設けることができ、前記要素は、参照される前述した出願FR12/55481に記載されるように、ステータ1のアームまたは歯2と接触する。絶縁要素200,200’には、支持体201,201’から延びるアーム202が設けられる。2つの隣り合うアームアーム202は、切り欠き4’と同様の切り欠き208を画定する。要素200,200’は、例えば、ガラス繊維などの繊維によって補強され得るPA6.6などのプラスチック材料から形成される。これらの要素は絶縁体400よりも厚い。アーム202は、巻回部のための溝の形成のための突出脚(図4)を有する。これらの溝は、それらの外周が支持体201,201’の内周によって画定される。図5において分かるように、コイル600は、ステータ1のプレートの組を貫通するとともに、プレートのこの組の両側に、要素200,201’の溝内に装着されるシニョン(chignon)を有する。図5に示されるように、アーム202の内周は、歯2の内周302と位置合わせされる。コイル600の巻回部は、要素201,201’および絶縁体400によって保護される。コイル600の同心態様の配置は、ステータ1の軸方向長さを減らすことができるようにする。
変形として、ステータ巻線が五相タイプまたは六相タイプを成すことができるのが分かる。いかなる場合でも、ステータ巻線の出力は、電気モータのハウジングによって支持される例えば文献EP0831580に記載されるタイプの電子コマンド・制御装置に属するインバータのアームに接続される。
同期電気モータは、例えば少なくとも2つのスパイラルを伴うタイプの冷却流体用の電気コンプレッサに属することができる。スパイラルを伴うこのタイプのコンプレッサは、スクロールコンプレッサとして知られる。該コンプレッサは、前述した論文に開示されるように、特に自動車両の空調設備のために設計される。スパイラルのうちの一方が固定されるのに対して、他方のスパイラルが固定スパイラル内で移動できることが思い出される。この場合、電気モータのハウジングは、複数の部分、すなわち、冷却流体を送出して圧縮するためにその一方が移動でき且つその他方が固定されるボリュートとしても知られる2つのスパイラルを伴うシステムを含む前部分と、冷却流体が通過するとともにステータ1を支持する中心部分と、フランジを備える後部分とを備えることができる。フランジは、ステータ巻線のコイルに専用のコマンド・制御電子機器を支持することができる。変形として、コマンド・制御電子機器をハウジングの中心部分によって支持することができる。
電気モータはロータ5を備え、この場合、歯2の内面302を備えるステータ1の内周とシャフトと一体のロータ5の外周との間には空隙9が存在する。このシャフトは、コンプレッサの移動可能なスパイラルを駆動できる。
前述した論文は、コンプレッサの構造の一例を与える。
シリンダの一般的な形状を成すロータ5はヘッド6を備え、このヘッド6も前述したシャフトと一体のプレートの積層体によって形成される。このシャフトは、例えば、局所的にギザギザをつけることができ、プレートの積層体の中心開口内へ押し込まれ得る。
経済的理由のため、これらのプレートは、ケーシング3のプレートと同時に切断され得る。
図6において参照符号114を有する永久磁石が、磁束集中を伴う構成にしたがってロータ5のヘッド6に埋め込まれる。
このため、この実施形態では、凹部7が軸方向XX’にしたがってヘッド6内で延び、これらの凹部7は永久磁石114を受けるように形成される。凹部7は周方向に一定の間隔で配設される。
これらの凹部7は、ロータ5の外周部に一定の間隔で配設される複数のN極およびS極を形成するように磁石114を受ける。磁石114の側面の一方がN極を構成するのに対し、この磁石の他方の側面がS極を構成する。
より具体的には、図1a,1b,6に示されるように、ロータ5は、
− 中心コアを有するヘッド6と、
− コアに対して径方向に延びるアーム8であって、これらのアームがそれぞれそれらの外周にアームの両側で延びる2つのリム105を備える、アーム8と、
− それぞれ2つの隣り合うアームの互いに対向する2つの側面112によって画定される凹部7の内部に、2つの隣り合うアーム間で延びるコアの外面とロータの2つの隣り合うアームのリムとを用いて位置決めされる永久磁石114(図6参照)と、
を備えることができる。
磁石114は、図6に関しては径方向の配向を有する。磁石はヘッド6内へと軸方向に延びる。
ヘッド6の凹部7は、2つの隣り合う極8間に配置される永久磁石のための受け部を構成する。これらの磁石114は、凹部7と同様の径方向の配向を有する。これらの磁石は、ロータ5からステータ1の歯2へ向かう有効磁束を生成する。この有効磁束は、複数のN極およびS極が一定の間隔で交互に入れ替わる極8内で全体的に径方向に循環する。
極8はそれぞれ径方向に延びるアームによって形成され、アームは、該アームの両側で延びる2つのリム105をその外周に備える。より具体的には、各アーム、したがって各極8は、軸XX’に対して全体的に径方向の配向を伴ってヘッド6の中心コアから延びる一定の幅を有する第1の部分と、軸XX’とは反対の方向で幅が広がってリム105で終端する第2の部分112とを備える。凹部7は、磁石114の形状に対して相補的な形状を有する。これらの磁石114は、ロータ5内で利用できる空間を最大の程度まで占めるとともに、アーム8の2つの部分112の位置で幅が一定であり且つアームの第1の部分の位置でそれらの内周が傾斜される2つの角度を伴う平行六面体の形状を有する。したがって、磁石114は、略長方形断面を有するが、軸XX’へ向けて楔の形態で面取りされる。例えばプラスチック材料から形成される小プレート119(図6)を、外側で凹部7を画定する2つの隣り合うリム105の内面と凹部7内に受け入れられる磁石114の外面との間に介挿することができる。小プレート119は、磁石114よりも可撓性があるとともに、遠心力の作用下で磁石114が破壊するのを防止することによって磁石を保護する。単一の極8が考慮に入れられる場合、この極は、対象のケースに応じて、N極およびS極のそれぞれの形成のために、2つの隣り合う磁石の2つのN表面間またはS表面間に介挿される。
したがって、回転電気機械は、最大電力を有することができる一方で、径方向にコンパクトである。この実施形態では、10個の凹部7と15個のステータ歯2とが設けられる。
なお、磁石114およびステータ歯の数は、6個のステータ歯と8個の表面磁石とが設けられる前述した文献のそれよりも多い。また、この文献では、ネオジム−鉄−ホウ素(NdFeB)型の希土類磁石が使用される。前述した実施形態では、磁石114が更に経済的なフェライト磁石となり得る。また、この実施形態では、カラーが設けられず、したがって、機械の電力を増大させることができるため、ステータ1とロータ5との間の空隙9を減らすことができる。その結果、カラーの厚さに対応する0.15mmが得られる。したがって、ステータとロータとの間の空隙を0.50mm以下にすることができる。ステータ1およびロータ5のプレートの積層体のプレートは、前述した文献と全く同様に、0.35mmの厚さを有することができる。
参照される2012年5月30日に出願された出願FR12/54949に記載されるように、このロータ5は、
− ヘッド6のコアの外面とロータ5の軸XX’の方に面する磁石114の内面との間で凹部7の内部に位置されるスプリング122(図6)を備えることができ、これらのスプリングは、変形による径方向の力F1をロータ5の内部から外部へ向けて永久磁石114に及ぼすことにより、凹部7により形成されるその受け部の内部の永久磁石114を、関連するアーム8のリム105に支持される関連する小プレート119に押し付けて保持するようにする。
スプリング122は弾塑性領域内で作用し得る。
これらのスプリング122はそれぞれ、磁石の内面により構成される磁石114の内周との直線状の接点C1と、ヘッド6のコアの外面との2つの直線状の接点C2とを有する。これらのスプリング122はそれぞれ傾斜端部を備え、傾斜端部は、該傾斜端部の剛性を低下させるためにスロット(参照符号を伴わない)を備える。この実施形態において、各スプリング122は、丸みを帯びた中心部分と、接点C2を形成するように構成される丸みを帯びた2つの端部分とを備える。これらの丸みを帯びた部分は、接点C1を形成するように構成される丸みを帯びた中心部分の両側に位置される。
なお、この実施形態における極8は、特に、前述した出願FR12/54949に記載されるように、ロータのプレートの積層体の組み立てのための好ましくは非磁性材料から形成されるリベットの通過のために穿孔される。より具体的には、図7に示されるように、ロータ5のプレートは、操作されて輸送され得るプレートの組の形成のためのプレートの積層体を貫通する前述した組み立てリベット108の通過のために穿孔される。また、プレートのこの積層体は、ロータ5のプレートの組の両側に配置される非磁性材料から形成される2つのフランジ20の組み立てのための好ましくは非磁性材料から形成されるタイロッド109を受けるために他の貫通開口も備える。フランジ20は例えばアルミニウムまたはプラスチック材料から形成され、一方、リベット108およびタイロッド109は例えばステンレス鋼から形成される。
各フランジ20は、図7において参照符号330を伴う釣り合い錘を支持することができる。錘330は、一方のフランジ20から他方のフランジ20まで直径方向で対向する。これらの錘330は、フランジ20よりも重くできるとともに、例えば真鍮から形成することができる。ハーフリングの形態を成す錘330は、リベット108を受けるために長円形状を伴う中空部を有する。中空部は、タイロッド109の頭部の支持のための穿孔ベースを局所的に有し、タイロッド109の頭部も錘330とフランジ20との組み付けのためのタイロッドを構成する。
錘330の存在は必須ではなく、また、変形として、フランジ20が複数の突起を有することができ、ロータの釣り合わせのためにこれらの突起の一部を機械加工することができる。変形として、突起が中空であり、また、これらの突起の一部は、ロータの釣り合わせのために突起内に圧着される錘を備えることができる。
ヘッド3および要素200,200’は、それらの外周に、電気モータのハウジングの前部分および後部分の組み立てのためのタイロッドのための通路を図5では参照符号321を伴って有することができる。これらの通路は、歯2およびアーム202の反対側に刻み込まれる。なお、絶縁要素200,200’の外径は、ステータ1のプレートの積層体の外径よりも小さい。また、ヘッド3は、要素200,200’がステータのプレートの積層体の関連する端部と接触するようになっているそれらの表面の位置に備えるピンを受けるための開口も有する。この実施形態において、ピンはスナップ式のピンであり、ピンはそれぞれ平坦面を伴うシリンダの2つの部分を有し、これらの2つの部分は、互いに対向するとともに、それらがヘッド内の関連する開口に挿入されるときに2つの部分の互いの方へ向かう弾性変形を許容する空間だけ離間される。前述した態様で、歯2の数は、極8および磁石の数よりも多い。
出願FR12/54949に記載される実施形態によれば、非限定的な例として、ロータ5のプレートの積層体が41mmに等しい長さを有するとともに、このロータの外径が61mmであることが示唆される。実際に、例えば文献EP2506399の図1(b)において分かるように、ロータのプレートの組の積層体の長さは、ステータのプレートの組のそれと同一である。この同一の長さは、以下において第3の長さとして知られる基準値Lmを構成する。永久磁石を有するこのタイプの同期電気モータは、電気基準モータを構成する。
非限定的な態様で、発明者は、41mmに等しい第3の長さLmと61mmに等しいロータの外径とを有する電気基準モータを構築した。電気モータのこのプロトタイプにおいて、プレートの組を構成するステータのプレートの積層体の外径は全体的に100mmであり、また、前記積層体の内径は62mmであった。
本発明に係るタイプの永久磁石を有する同期電気モータの特に三次元磁束の計算によるコンピュータシミュレーションは、ロータ5の第1の軸方向長さLr1をステータ1の第2の軸方向長さLs1よりも長くすることによってトルクおよび出力などの電気的性能が高められたことを発明者が決定できるようにした(図3参照)。
したがって、発明者は、前記ロータ5の第1の長さLs1を前記ステータ歯2の第2の長さLs2よりも長くすることによって、および、前記第2の長さLs2に対する前記第1の長さLs1の比率rを1.3よりも低く設定することによって、電気モータのこのプロトタイプを改良することを決定した。
電気的性能の向上は、実施形態では前述した論文で示唆される長さに等しかった基準モータの第3の長さLmよりも長さLs1を短くすることを可能にした。
図1bは、ステータ歯2とロータ5の極8との間の空隙9から延びるロータ5の端部を明確に示す。
したがって、電気基準モータの同じ所定の公称値を保持しつつ、本発明に係るモータの軸方向サイズを減らすことができる。
図2は、対象の寸法特性を示す。
ロータ5の第1の長さLr1は、ロータ5の径方向端面間の距離である。この好ましい実施形態では、この距離が永久磁石の軸方向長さに等しい。図2に明確に示されるように、ロータ5は、ステータ1に対して対称的に配置される。
第2の長さLs1は、ケーシング3を形成するプレートの組の厚さ、すなわち、ステータ歯2の第2の軸方向長さに対応する。シミュレーション実行のために発明者によって選択される更なるパラメータは、他の寸法特性、すなわち、
Lm:基準モータのステータ1またはロータ5の前述した第3の長さ(Ls0またはLr0);
Ns0:基準モータのステータ1の前述した基準巻き数;
Ns1:本発明に係るモータのステータ1の巻き数;
および、機能特性、すなわち、
LD0,LQ0:基準モータのステータ1の基準ステータインダクタンス(直軸および横軸);
LD1,LQ1:本発明に係るモータのステータ1のステータインダクタンス(直軸および横軸);
Rs0:基準モータの基準ステータ抵抗;
Rs1:本発明に係るモータのステータ抵抗;
Kt0:基準モータの基準トルク定数;
Kt1:本発明に係るモータのトルク定数
である。
これらの寸法特性および機能特性が関連付けられる。すなわち、
− ステータ抵抗Rsは、ステータの巻き数、その平方Ns、および、第3の長さLmに比例する;
− ステータインダクタンスLD,LQも、ステータ1の巻き数、その平方Ns、および、第3の長さLmに比例する;
− トルク定数Ktは、ステータ1の巻き数Nsおよび第3の長さLmに比例する。
目的は、基準モータと同じ特性(トルク、出力)を有するが更に低い(コストおよび重量の減少)最適化されたモータを得ることである。
同じ特性を有するために、トルク定数Kt、ステータ抵抗Rs、および、ステータインダクタンスLD,LQの同じ値を有することが必要である。すなわち、
条件1:
RsおよびLD,LQの保存の条件は以下を意味する。
Nsl/Ns0=(Ls0/Ls1)1/2
条件2:
Ktの保存の条件は以下を意味する。
Nsl/Ns0=(Ls0/Ls1)
これらの条件は、以下の表1にまとめられる。
Figure 2015533471
求められる目的ではない、Ls1=Ls0の場合、すなわち、ステータ1の第2の長さが基準モータの第3の長さLmと同一である場合を除き、2つの条件を同時に得ることは不可能である。
電気コンプレッサのために想起される用途では、第1の条件が最も重要な条件である。これは、ステータインダクタンスLD,LQの保存が維持されなければ、高速で作動することが不可能だからである。
したがって、Ns1の選択は第1の条件によって決定づけられ、また、第2の条件に適合するために、Ktの損失が表1に示される補助付加磁束によって補償されなければならない。
この付加的な量を得るための第1の解決策は、基準モータの磁石よりも高い残留磁気誘導を伴う永久磁石を使用することから成る。
基準モータでは、磁石がフェライトから成り、また、希土類磁石によるそれらの交換は、例えば、製造コストの増大をもたらす。この第1の解決策は発明者によって選択されなかった。
コンピュータシミュレーションにより明らかにされるステータ1の第2の長さLs1よりも長いロータ5の第1の長さLr1によって得られる性能向上の用途において、発明者は、第2の条件の順守によって必要とされる補助付加磁束を得ることができるようにする比率r=r1/Ls1を決定した。
以下の表IIは、同じ第3の長さLmを有するロータとステータとの間の空隙9内の二次元磁束(すなわち、軸方向成分を伴わない磁気誘導に対応する)の第2の寄与に対する、特にステータ歯2の径方向表面とロータ5の極8の端部との間の三次元磁束の第1の寄与によって得られる補助磁束を示す。
Figure 2015533471
短縮解決策は、満たされるべきトルク定数Ktの保存の第2の条件にとって補助付加磁束が十分であるようにしつつ方程式Lr1/Ls1<Ls0/Ls1がおおよそ検証されれば、最適である。
図3は、表I,IIをまとめる表III中のデータにしたがったこの解決策を示す。真っ直ぐな実線10は、比率r=Lr1/Ls1にしたがって加えられるべき磁束を示す。破線11の曲線は、この比率rにしたがった3−D効果により付加される磁束を示す。
この第1の基準に厳格に従わなければ、最適比率r=Lr1/Ls1が1.2未満となるはずである。
基準がほぼ適合されるようになる約1.3の比率rは、基準モータの基準ステータの第3の長さLmよりも僅かに長い第1の長さLs1に関して依然として許容できる。
比率のこの第1の範囲R1を超えると、ステータ巻線のために使用される銅の重量が減少された場合であっても経済的利益は低い。これは、使用されないステータプレート1に対応する損失を有しながら、ロータ5の鉄の重量が増大したからである。また、機械のサイズが不利になり、初期の要件に対応しない。
磁石の重量、プレートの重量、および、損失に関する付加コストを表わす立方に対する比率rに等しい付加磁束の重み付けの係数は、図3における点線12の曲線により明確に示されるように、1.2〜1.4の第2の範囲R2内に1つの極値を伴う第2の基準をもたらす。
これらの2つの基準の組み合わせは、1.2〜1.3の間にほぼ含まれる本発明にしたがった比率rの最適範囲Rmをもたらす。
Figure 2015533471
また、ステータ1の第2の長さLs1の減少は、本発明に係る電気モータのステータインダクタンスLD1,LQ1を減少させることができるようにし、それにより、ステータ相の端子で誘導電圧を減少させるとともに、モータが高い回転速度に達することができるようにする。
このモータの特定の実施形態によれば、10個の永久磁石を備えるロータ5は、15個のステータ歯2を備えるステータの内側で回転する。
磁石は、フェライトから成るとともに、磁束集中構成にしたがって先に説明した態様でヘッド8の凹部7内に配置される。
基準ステータおよび基準ロータの第3の長さLmが41mmであった基準モータは、磁石の等級が変更されることなく、28〜35mmの間に含まれる第2の長さを有するステータ歯2と36〜40mmの間に含まれる第1の長さを有すロータ5とを備える優れた電気的性能を有する本発明に係るモータへと短くされた。
本発明に係る電気モータの一実施形態によれば、エナメルで覆われたコイルの配線は、0.53〜0.63mmの間に含まれる直径を有する。
なお、配線の直径は、前述した論文に示される配線の直径(1.4mmの直径)に対して減少される。
この実施形態では、ステータの外径が全体的に100mmである。
前述した説明から明らかなように、ステータ巻線の位置における10mmとなり得る軸方向XX’の利益は、特にコネクタのための空間を除去できるようにし、したがって、本発明に係るモータが使用されるスクロールタイプのボリュートまたはスパイラルを有する電気コンプレッサを更にコンパクトにすることができるようにした。
また、凹部7を有するロータ5および切り欠き4を有するステータ1の一般的な構造が保持されたことにも気付く。
本発明が前述した好ましい実施形態だけに限定されず、また、特に示唆される磁石およびステータ歯2の数が単なる例であることが分かる。
変形として、ロータ5は必ずしもステータ1を越えて対称的に延びない。
他の変形では、磁石が必ずしもロータ5の第1の長さの全体にわたって延びない。
更なる他の実施形態によれば、ロータがスプリング122を伴わない。
更なる他の実施形態によれば、ロータ5の凹部7を閉じることができる。
更なる他の実施形態によれば、参照される2011年12月1日に出願された出願FR11/61016に記載されるように、極8は、極の外周で循環する磁気漏れを減らすために、それらの外周に突出部を有することができ、前記出願は、0.35〜0.50の極ピッチに対する突出部の極被覆の角度の比率を開示する。
参照される出願FR11/61019に記載されるように、極の外周で循環する磁気漏れを減らすようにロータの極を更に最適化できることが分かる。この出願では、単一の凹部7の2つの隣り合うリム105間の開口の幅と磁石114の外周幅とが考慮に入れられる。好適には、この開口の幅と磁石の幅との間の比率が0.35〜0.8の間に含まれる。極の外周が突出部または尖端の形態を成すことができる。
他の実施形態によれば、回転軸XX’に対して対称に“V”の形態を成して配置される磁石の対を使用する永久磁石114を用いる磁束集中タイプの前記ロータの構成にしたがって永久磁石をロータに埋め込むことができる。
このタイプの構成は、例えば、参照される出願EP2506399に記載される。
条件1,2が満たされなければならないという認識において、前述した数値が非限定的な例として与えられることが分かる。歯2および磁石114の数は用途によって決まる。
自動車両設備のコンプレッサの駆動に対する本発明に係る電気モータの適用も単なる適用例にすぎない。すなわち、当業者は、コンパクトさおよび高い回転速度が必要とされる他の用途において、本発明に係る電気モータから利益を得ることができる。
したがって、磁石の異なる形態および/または永久磁石を有する同期モータの他の試験またはシミュレーションに対応する先に明記された数値とは異なる数値に基づく他の実施形態は、それらが以下の特許請求の範囲から導き出される場合には、本発明の文脈から逸脱しない。

Claims (12)

  1. 永久磁石を伴う同期電気モータであって、軸方向に延びるとともにケーシング(3)内に形成されるステータ歯(2)を備える巻回ステータ(1)と、複数の前記磁石を備えるロータ(5)とを備えるタイプを成し、前記複数の磁石は、ヘッド(6)内で軸方向に延びるとともに、磁束集中タイプの前記ロータ(5)の構成にしたがって埋め込まれる、同期電気モータにおいて、前記ロータ(5)の第1の長さ(Ls1)が前記ステータ歯(2)の第2の長さ(Ls2)よりも長く、前記第2の長さ(Ls2)に対する前記第1の長さ(Ls1)の比率(r)が1.3未満であることを特徴とする同期電気モータ。
  2. 前記比率(r)が1.2〜1.3の間にほぼ含まれることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  3. 前記比率は、前記第1の長さ(Ls1)が第3の所定の長さ(Lm)よりも短いように予め決定され、トルクおよび出力を備える前記モータの電気的性能は、所定の公称値にほぼ等しいあるいは所定の公称値よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  4. 前記比率(r)は、前記ステータ歯(2)と前記ロータ(5)との間の三次元磁束の第1の寄与が基準ステータと基準ロータとの間の空隙(9)内の二次元磁束の第2の寄与にほぼ等しいあるいは第2の寄与よりも大きいように予め決定され、前記基準ステータおよび前記基準ロータはそれぞれ、前記所定の公称値を有する電気基準モータにおいて前記所定の長さ(Lm)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  5. 前記比率(r)は、前記永久磁石の重量の増大および材料の増大、ならびに、前記ヘッド(6)および前記ケーシング(3)の生産の減少を最小限に抑えるように予め決定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  6. 前記永久磁石は、径方向の配向を伴うタイプの前記ロータ(5)の構成にしたがって埋め込まれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  7. 前記ロータ(5)は、中心コアを有するヘッド(6)と、前記中心コアに対して径方向に延びるアーム(8)とを備え、前記アームはそれぞれ、それらの外周に、前記アーム(8)の両側で延びる2つのリム(105)を備えることを特徴とする請求項6に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  8. 前記永久磁石が前記ヘッド(6)の凹部(7)内に受け入れられ、前記凹部(7)はそれぞれ、2つの隣り合う前記アーム(8)の互いに対向する2つの側面(112)と、2つの隣り合う前記アーム間で延びる前記コアの外面と、前記ロータ(5)の2つの隣り合う前記アームの前記リム(105)とによって画定されることを特徴とする請求項7に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  9. 前記永久磁石がフェライトによって構成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  10. 前記ヘッド(6)および前記ケーシング(3)がそれぞれプレートの積層体によって構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  11. 前記ステータ歯(2)の数が前記永久磁石(114)の数よりも多いことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータ。
  12. 空調設備のために形成される冷却流体用のコンプレッサであって、請求項1から11のいずれか一項に記載の永久磁石を伴う同期電気モータによって駆動されるスパイラルを備えることを特徴とするコンプレッサ。
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