JP2015229300A - 液体収容容器及び液体塗布装置 - Google Patents
液体収容容器及び液体塗布装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015229300A JP2015229300A JP2014116853A JP2014116853A JP2015229300A JP 2015229300 A JP2015229300 A JP 2015229300A JP 2014116853 A JP2014116853 A JP 2014116853A JP 2014116853 A JP2014116853 A JP 2014116853A JP 2015229300 A JP2015229300 A JP 2015229300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- reserve tank
- sensor
- processing liquid
- storage container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims abstract description 230
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 18
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 11
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 77
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 5
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000004931 aggregating effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 239000003607 modifier Substances 0.000 description 1
- 235000011837 pasties Nutrition 0.000 description 1
- 239000012466 permeate Substances 0.000 description 1
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】容器に収容された液体の残量を検知するセンサの誤検知を軽減することができる液体収容容器を提供する。【解決手段】対象物に対して塗布するべき液体が収容された液体収容容器であって、液体との接触の有無に基づいて液体の残量を検知するセンサ210a、210bを含み、センサは、液体収容容器の内部において液体の液面と垂直方向に突出して設けられ、センサが突出している液体収容容器内部の面は、面に液体が残ることを防ぐ形状である。【選択図】図5
Description
本発明は、液体収容容器及び液体塗布装置に関し、特に、液体収容容器に収容された液体の残量を検知するセンサの誤検知の低減に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、滲み、濃度変動、色調変動や裏写りといった印刷品質に影響する状態を回避して印刷品質を向上するため、インクの色材を凝集させるための処理液を前処理によって塗布する技術が一般的に知られている。
このような処理液は容器に入れられており、上述した前処理の際に容器から処理液が供給されて消費されるため、容器に対して随時処理液を補充する必要がある。その一態様として、導体の電極ピン間に電圧をかけて抵抗値により液体の残量を検知する方法が知られている。
このような電極を用いた検知において、インクの残量を正確に検出することを目的として、環境温度ごとのインク抵抗値を記憶させておくことと、インクにかける検出電圧を電気分解電圧以下に設定することが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
上述のような電極を用いたセンサは接触式であり、容器に入れられた処理液の液面に対して垂直方向に設置された電極と処理液とが接触している場合は、処理液の残量が予め定められた量以上であると検知する。また、処理液が消費されて液面の高さが低下することにより、電極と液面とが接触しなくなった場合は、処理液の残量が予め定められた量未満であると検知する。
しかしながら、容器に入れられた処理液が消費されて液面の高さが低下していく際に、容器内部の壁面の液の切れ具合によっては壁面に液が残り、容器内部の壁面に液膜が張られる場合がある。上述のようなセンサに用いられる電極を保持している容器内部の壁面に液膜が張られている場合、液膜の状態により抵抗値が変化して、電極と処理液の液面とが接触していないにも関わらず、電極と処理液とが接触していると検知し、処理液の残量を誤検知する場合がある。
特許文献1に開示された技術では、処理液の入った容器内部に張られる液膜の影響については考慮されていない。なお、このような問題は、画像形成装置における処理液の入った容器に限らず、液体を供給して塗布する液体塗布装置における液体の入った容器であれば同様に生じ得る。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、容器に収容された液体の残量を検知するセンサの誤検知を軽減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、対象物に対して塗布するべき液体が収容された液体収容容器であって、前記液体との接触の有無に基づいて前記液体の残量を検知するセンサを含み、前記センサは、前記液体収容容器の内部において前記液体の液面と垂直方向に突出して設けられ、前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記面に前記液体が残ることを防ぐ形状であることを特徴とする。
本発明によれば、容器に収容された液体の残量を検知するセンサの誤検知を軽減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、ロール紙を用いるインクジェットタイプの画像形成装置を含む画像形成システムにおいて、画像形成装置による画像形成出力の前に紙面上に液体を塗布する液体塗布装置を特徴として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム全体の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、ロール状に巻かれたロール紙Sを送り出す前処理機1、前処理機1から送り出されたロール紙Sの表面に液体を塗布する前処理液塗布装置2、前処理液塗布装置2によって液体が塗布されたロール紙に対して色材を吐出して画像を形成するインクジェットプリンタ本体3及び画像が形成された用紙を巻き取る後処理機4を含む。即ち、本実施形態においては、前処理液塗布装置2が液体塗布装置として機能する。
図1に示すような構成において、本実施形態に係る要旨は、前処理液塗布装置2においてロール紙表面に塗布される液体が収容される液体収容容器の構成にある。前処理液塗布装置2においては、ロール紙Sの表面を改質するための改質剤である処理液をロール紙に塗布する。処理液がロール紙Sの表面全体に塗布されることにより、インクジェットプリンタ本体3においてロール紙S表面に吐出されたインクの水分が速やかにロール紙Sに浸透すると共に色成分が増粘する。なお、本実施形態においては、前処理液塗布装置2によって処理液が塗布される対象としてロール紙を例として説明するが、材質としては紙に限らず、フィルムやプラスチックシート等でも良い。
次に、本実施形態に係る前処理液塗布装置2の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、本実施形態に係る前処理液塗布装置2は、ロール紙205の搬送経路において、対象物であるロール紙205に処理液を塗布する塗布部200及び塗布部200に処理液を供給する供給部であるリザーブタンク224及びカートリッジ229、238を含む。
また、塗布部200は、処理液を塗布する円筒状の塗布ローラ201、処理液を薄膜化して塗布ローラ201に転写するスクイーズローラ202及び塗布ローラ201との間でロール紙205を挟み込む加圧ローラ203から構成される。また、スクイーズローラ202は、処理液を溜めておく供給パン204内で処理液に浸されており、図示しない供給パン204内の液量を検知する液面検知センサにより液面高さを制御して塗布量が一定となるようにしている。
また、供給パン204は、塗布ローラ201を覆うように形成されており、供給パン204内にある処理液の蒸発を抑える。しかしながら、塗布ローラ201と加圧ローラ203との圧接部は開口しておく必要があり、完全な密閉系とはなっていない。
そのため、供給部に略密閉系のリザーブタンク224が設けられている。リザーブタンク224と供給パン204とを連通する退避経路225に設けられている電磁弁226が開放されると、水頭差により供給パン204の処理液が退避経路225を通ってリザーブタンク224へ移送される。このような構成により、処理液の粘度の上昇を抑えることができる。
なお、電磁弁226が開放されるタイミングは、例えば、ロール紙205の架け替え、印刷パターンの変更といった通常の印刷ジョブ間の作業時間より長い時間(例えば、1時間以上)印刷処理が停止された場合であり、供給パン204に処理液を充填する待ち時間が印刷停止ごとに発生しないようになっている。
また、電磁弁226は電力が供給されていない場合に開放されるので、前処理液塗布装置2の電源が遮断された場合は供給パン204に入れられている処理液がリザーブタンク224へ移送される。このような構成により、処理液が供給パン204内に長時間入れられたままになることを防止している。
また、リザーブタンク224においても処理液が長時間(例えば、数十日以上)使用されていない場合は、処理液の粘度が上昇してしまう。そこで、リザーブタンク224において処理液が一定時間以上使用されていない場合、廃液ポンプ222によりリザーブタンク224内の処理液が廃液タンク221に廃液されることにより、処理液の鮮度が保たれる。
また、退避経路225からフィルタ227に連通する循環経路228が分岐している。この循環経路228において、フィルタ227の上流側に電磁弁232が設けられ、下流側に三方弁233が設けられている。フィルタ227は、供給パン204内に滞留する紙粉等を除去し、処理液が糊状になることを防止する。なお、供給パン204内に滞留する紙粉等は、ロール紙205を塗布ローラ201及び加圧ローラ203により滑らせて動かすこと(摺動)により発生する。
処理液を塗布している際に、適宜電磁弁232が開放されると、供給パン204内の処理液の一部が退避経路225及び循環経路228を通ってフィルタ227に通されることにより、処理液に含まれる紙粉類が除去される。そして、三方弁233がフィルタ227と供給パン204とが連通する状態にされ供給ポンプ230が駆動すると、フィルタ227により紙粉類が除去された処理液が供給ポンプ230により供給パン204へと供給される。
供給パン204への処理液の供給は、供給部であるリザーブタンク224又はカートリッジ229、238から行われる。リザーブタンク224にはリザーブタンク224内の処理液の残量を検知するセンサ210が設けられている。
センサ210は、2本の電極ピンから構成され、電極ピン間に電圧を加えた際に流れる電流により、液体が収容される液体収容容器であるリザーブタンク224内の処理液の残量を検知する。このようなセンサ210による処理液の残量の誤検知を軽減するためのリザーブタンク224の構成が、本実施形態に係る要旨である。詳細は後述する。
センサ210によりリザーブタンク224内に処理液の残量が予め定められた量以上であると検知された場合、電磁弁236が開放され、リザーブタンク224に入れられている処理液が、リザーブタンク224とフィルタ227とを連通する循環供給経路235からフィルタ227に通される。そして、三方弁233がフィルタ227と供給パン204とが連通する状態にされ供給ポンプ230が駆動すると、フィルタ227に通された処理液が供給ポンプ230により供給パン204へと供給される。
一方、センサ210によりリザーブタンク224に処理液の残量が予め定められた量未満であると検知された場合は、カートリッジ229、238のいずれかから供給が行われる。例えば、カートリッジ229から供給が行われる場合、電磁弁234が開放され、三方弁233がカートリッジ229と供給パン204とが連通する状態にされ供給ポンプ230が駆動すると、カートリッジ229に入れられている処理液が経路231を通って、供給ポンプ230により供給パン204へと供給される。
また、経路231上にはカートリッジ229、238内の処理液の有無を検知するEMPTYセンサ223が設けられている。例えば、カートリッジ229内の処理液がないと検知された場合、カートリッジ238からの供給に制御が切り替えられる。これにより、電磁弁237が開放され、カートリッジ238に入れられている処理液が経路231を通って、供給ポンプ230により供給パン204へと供給される。
その間に、処理液がないと検知されたカートリッジ229は、新しいカートリッジに交換される。このように、複数のカートリッジが装着可能な構成により、前処理液塗布装置2の稼働を停止させることなく、カートリッジを交換することが可能になる。なお、本実施形態においては、2つのカートリッジ229、238が装着されている場合を例として説明したが、これは一例であり、3つ以上のカートリッジが装着されてもよい。
次に、一般的なリザーブタンク224の構成を説明する。図3は、一般的なリザーブタンク224の一部とリザーブタンク224に設けられたセンサ210の構成を例示する図である。なお、図3は、リザーブタンク224の断面を例示している。図3に示すように、センサ210は、絶縁体のケースに保持された2本の電極ピン210a、210bから構成される。また、センサ210は、図3に示すように、リザーブタンク224の内部において液体の液面と垂直方向に突出して設けられている。
一方の電極ピン(ここでは、電極ピン210aとする)には、交流電流が印加され、もう一方の電極ピン(ここでは、電極ピン210bとする)は、GNDである。図3(a)に示すように、電極ピン210a、210bがリザーブタンク224内の処理液(図3においてはドットで示されている)に浸っている場合、液中のイオンにより電荷の授受が行われるので、センサ210は流れた電荷に応じた出力を得ることができる。
図4は、図3に示した構成のリザーブタンク224内の処理液の残量に応じたセンサ210の出力の変化を例示するグラフである。図4に示すように、横軸は経過時間(秒)を示し、縦軸はセンサ210の出力値(以降、「センサ出力値」とする)(V)を示す。
リザーブタンク224に処理液が十分に入っている状態から時間が経過するにつれて処理液が減っていくとする。リザーブタンク224に処理液が十分に入っており電極ピン210a、210bが処理液に完全に浸っている状態である場合(例えば図4に示した経過時間0秒から25秒の間)、センサ出力値はほぼ0Vである。
処理液が減っていくと、リザーブタンク224の液面の高さが低下していくので、図3(b)に示すように、電極ピン210a、210bと処理液の液面とはやがて離間する。この場合、電極ピン210a、210bと処理液との接触がなくなるので、電極ピン210a、210bと液面とが離間したタイミングで、センサ出力値が0Vから、処理液の残量が不足していると検知する閾値(スライスレベル)よりも大きな値(例えば、2V)に変化する。このようにセンサ210は、液体との接触の有無に基づいて液体の残量を検知する。
しかしながら、リザーブタンク224の構成が図3に示した構成の場合、図3(b)に示すように、電極ピン210a、210bを保持するリザーブタンク224内部(液体収容容器内部)の面(図3に示したリザーブタンク224においては「天面」)に液が残り、天面に液膜が張られる。
この液膜の影響により抵抗値が変化するので、電極ピン210a、210bと液面とが離間してもセンサ出力値の立ち上がりが鈍り、液面と離間したタイミングからセンサ出力値がスライスレベル(図6においては点線で示した1Vのライン)を超えるまでのタイミングにラグ(例えば図4に示したグラフにおいては約15秒)が生じる。そのため、電極ピン210a、210bと液面とが離間したにも関わらず、リザーブタンク224内の処理液の残量が予め定められた量以上であると誤検知してしまう。
このような誤検知を軽減させるためのリザーブタンク224の構成が、本実施形態に係る要旨である。以下、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成を説明する。
図5は、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成の一例を示す図である。なお、図5は、図2に示したリザーブタンク224をAの方向でセンサ210の手前で切断した場合の断面の一部を示す。図5に示すように、リザーブタンク224には、電極ピン210a、210bを保持する天面より低い位置に壁面が設けられている。すなわち、センサ210が突出したリザーブタンク224内部の面は、処理液の液面が開口部と対向しているコの字形状である。
このような構成により、リザーブタンク224内に処理液が十分に入れられている状態であっても、図5(a)に示すように、電極ピン210a、210bが保持されている天面においては空気層が残り、処理液が接触することはない。
そのため、リザーブタンク224内の処理液の液面の高さが低下して、電極ピン201a、210bと液面とが離間した場合に、図5(b)に示すように天面に液膜が張られていることはない。
図6は、図5に示した構成のリザーブタンク224内の処理液の残量に応じたセンサ210の出力の変化を例示するグラフである。図6に示すように、縦軸と横軸の構成は図4に示した構成と同様である。上述したように、図5に示したリザーブタンク224の構成においては、電極ピン210a、210bと液面とが離間した際に、天面に液膜が張られていることはないので、センサ出力値が液膜の影響を受けることはなく、電極ピン210a、210b間は完全な絶縁状態となる。
そのため、図6に示すように、電極ピン210a、210bと液面とが離間したタイミングで、センサ出力値が0Vから2Vへ直ちに立ち上がり、センサ210は、リザーブタンク224内の処理液の残量が不足していると正しく検知する。
なお、本実施形態においては、図5に示したように開口部が処理液の液面に対向するコの字形状である場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、コの字形状の角に丸みがある形状、台形状、ドーム状等、電極ピン210a、210bを保持している天面に処理液が接触することを防ぐ形状であればよい。
次に、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成の別の一例を説明する。図7は、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成の別の一例を示す図である。図7に示すように、リザーブタンク224の電極ピン210a、210bを保持する天面には、処理液の液面と水平方向に対して傾斜(例えば5°)がつけられている。
このような構成により、リザーブタンク224内の処理液の液面の高さが低下する際に天面に残っている液は、図7(b)に示すように、電極ピン210b側の壁面へと流れ壁面に沿って下へと流れていく。すなわち、図7に示したリザーブタンク224の構成においては、電極ピン210a、210bと液面とが離間した際に、天面に残る液が図3に示した構成の場合よりも少なくなる。
そのため、電極ピン210a、210bと液面とが離間したタイミングにおいて、センサ出力値が天面に張られた液膜の影響を受けにくくなり、リザーブタンク224内の処理液の残量が予め定められた量以上であると誤検知することが低減される。
次に、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成のさらに別の一例を説明する。図8及び図9は、本実施形態に係るリザーブタンク224の構成のさらに別の一例を示す図である。図8(a)及び図9(a)は、それぞれ図8(b)及び図9(b)に示すリザーブタンク224を時計回り90度に回転させた方向から見た断面図を示す。
図8(a)及び図9(a)に示すように、リザーブタンク224の電極ピン210a、210bを保持する天面は、処理液の液面と水平方向に対してドーム状(半円形状)の形状である。このような構成により、リザーブタンク224内の処理液の液面の高さが低下する際に天面に残っている液は、図9(a)に示すように天面の壁面に沿って下へ流れていく。すなわち、図8及び図9に示したリザーブタンク224の構成においては、電極ピン210a、210bと液面とが離間した際に、天面に残る液が図3に示した構成の場合よりも少なくなり、図9(b)に示すように、天面に張られる液膜が図3(b)に示した構成の場合よりも薄くなる。
そのため、電極ピン210a、210bと液面とが離間したタイミングにおいて、センサ出力値が天面に張られた液膜の影響を受けにくくなり、リザーブタンク224内の処理液の残量が予め定められた量以上であると誤検知することが低減される。
なお、図9に示したリザーブタンク224においては、半円形状の最も高い位置である最上点で電極ピン210a、210bが保持されている場合を例として説明している。このような構成により、最も液が残りにくい位置で電極ピン210a、210bが保持されるので、センサ210による処理液の残量の誤検知をより低減することができる。しかしながら、この構成は必須ではなく、電極ピン210a、210bが最上点からずれた位置で保持されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る前処理液塗布装置2のリザーブタンク224は、処理液が減ることにより液面の高さが低下した場合に、センサ210を保持する面に処理液が残ることを防ぐ形状となっている。このような構成により、センサ210の電極ピン210a、210bと処理液の液面とが離間した際のセンサ出力値が、センサ210を保持する天面に張られた液膜の影響を従来よりも受けにくくすることができるので、液体収容容器に収容された液体の残量を検知するセンサの誤検知を軽減することが可能になる。
また、本実施形態は、画像形成装置における処理液の入った容器であるリザーブタンク224に限らず、液体を供給して塗布する液体塗布装置における液体に入った容器に対しても同様に適用可能である。
1 前処理機
2 前処理液塗布装置
3 インクジェットプリンタ本体
4 後処理機
200 塗布部
201 塗布ローラ
202 スクイーズローラ
203 加圧ローラ
204 供給パン
205 ロール紙
210 センサ
221 廃液タンク
222 廃液ポンプ
223 EMPTYセンサ
224 リザーブタンク
225 退避経路
226、232、234、236、237 電磁弁
227 フィルタ
228 循環経路
229、238 カートリッジ
230 供給ポンプ
231 経路
233 三方弁
235 循環供給経路
2 前処理液塗布装置
3 インクジェットプリンタ本体
4 後処理機
200 塗布部
201 塗布ローラ
202 スクイーズローラ
203 加圧ローラ
204 供給パン
205 ロール紙
210 センサ
221 廃液タンク
222 廃液ポンプ
223 EMPTYセンサ
224 リザーブタンク
225 退避経路
226、232、234、236、237 電磁弁
227 フィルタ
228 循環経路
229、238 カートリッジ
230 供給ポンプ
231 経路
233 三方弁
235 循環供給経路
Claims (7)
- 対象物に対して塗布するべき液体が収容された液体収容容器であって、
前記液体との接触の有無に基づいて前記液体の残量を検知するセンサを含み、
前記センサは、前記液体収容容器の内部において前記液体の液面と垂直方向に突出して設けられ、
前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記面に前記液体が残ることを防ぐ形状である
ことを特徴とする液体収容容器。 - 前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記面に前記液体が接触することを防ぐ形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。 - 前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記液体の液面が開口部と対向しているコの字形状である
ことを特徴とする請求項2に記載の液体収容容器。 - 前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記液体の液面と水平方向に対して傾斜した形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。 - 前記センサが突出している前記液体収容容器内部の面は、前記液体の液面と水平方向に対して半円形状である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。 - 前記センサは、前記半円形状の面の最も高い位置から突出している
ことを特徴とする請求項5に記載の液体収容容器。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体収容容器を備えることを特徴とする液体塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014116853A JP2015229300A (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 液体収容容器及び液体塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014116853A JP2015229300A (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 液体収容容器及び液体塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015229300A true JP2015229300A (ja) | 2015-12-21 |
Family
ID=54886350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014116853A Pending JP2015229300A (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 液体収容容器及び液体塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015229300A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10137702B2 (en) | 2016-07-01 | 2018-11-27 | Ricoh Company, Ltd. | Treatment liquid applicator and printer including same |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01306250A (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-11 | Hitachi Ltd | インクジエツト記録装置 |
US5583544A (en) * | 1994-10-06 | 1996-12-10 | Videojet Systems International, Inc. | Liquid level sensor for ink jet printers |
JPH1191121A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Canon Aptex Inc | 液体残量検知方法およびその装置 |
JP2010036482A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び液体収容容器 |
JP2010201925A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-09-16 | Canon Finetech Inc | インクジェット記録ヘッド、インク貯留装置 |
JP2010208145A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2012158159A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ricoh Co Ltd | インク収容容器及び画像形成装置 |
JP2013116579A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2014
- 2014-06-05 JP JP2014116853A patent/JP2015229300A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01306250A (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-11 | Hitachi Ltd | インクジエツト記録装置 |
US5583544A (en) * | 1994-10-06 | 1996-12-10 | Videojet Systems International, Inc. | Liquid level sensor for ink jet printers |
JPH1191121A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Canon Aptex Inc | 液体残量検知方法およびその装置 |
JP2010036482A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び液体収容容器 |
JP2010201925A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-09-16 | Canon Finetech Inc | インクジェット記録ヘッド、インク貯留装置 |
JP2010208145A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2012158159A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ricoh Co Ltd | インク収容容器及び画像形成装置 |
JP2013116579A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10137702B2 (en) | 2016-07-01 | 2018-11-27 | Ricoh Company, Ltd. | Treatment liquid applicator and printer including same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100476625C (zh) | 图像形成装置和调色剂残余量检测方法 | |
US20130106946A1 (en) | Liquid treatment agent coating device for inkjet printer, method of operating liquid treatment agent coating device, and image forming system | |
JP2009103970A (ja) | 画質安定化装置及び画像形成装置 | |
JP6405822B2 (ja) | 液体塗布装置、および画像形成システム | |
JP5442579B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US20220355591A1 (en) | Image printing apparatus, control method of image printing apparatus and processing apparatus | |
US8147025B2 (en) | Image forming apparatus and storage medium storing diagnostic program used therewith | |
JP2024111143A (ja) | 印刷装置および印刷方法 | |
JP2017080945A5 (ja) | ||
US9056512B1 (en) | Printing apparatus and method for detecting defective jetting nozzle of printing apparatus | |
JP2015229300A (ja) | 液体収容容器及び液体塗布装置 | |
JP6492457B2 (ja) | 液体検知装置及び液体塗布装置 | |
KR102146325B1 (ko) | 시스템 및 그 제어방법, 인쇄장치 및 그 제어방법 | |
US11007788B2 (en) | Recording apparatus, control method, and storage medium | |
JP2016000477A (ja) | 液体塗布装置、画像形成システム及び液体塗布装置の制御方法 | |
CN100418788C (zh) | 用于供应油墨的方法和系统以及油墨容器 | |
JP4993950B2 (ja) | 液体現像剤の液位制御装置および画像形成装置 | |
JP2012152923A (ja) | 画像形成装置及び処理液塗布装置 | |
JP7112654B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20210342769A1 (en) | Consumable waste identification | |
JP2015120096A (ja) | 液体塗布装置、画像形成システム及び液体塗布装置の制御方法 | |
US10518550B2 (en) | Liquid supply device, liquid supply method, liquid application apparatus, and image forming system | |
JP2006256005A (ja) | 画像形成装置 | |
US20240416659A1 (en) | Inkjet printing apparatus and control method thereof | |
JP6225512B2 (ja) | インクジェットプリンタ用処理剤液塗布装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180724 |