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JP2015223956A - 衝突検知システム - Google Patents

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JP2015223956A
JP2015223956A JP2014110174A JP2014110174A JP2015223956A JP 2015223956 A JP2015223956 A JP 2015223956A JP 2014110174 A JP2014110174 A JP 2014110174A JP 2014110174 A JP2014110174 A JP 2014110174A JP 2015223956 A JP2015223956 A JP 2015223956A
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峰典 榎本
Minenori Enomoto
峰典 榎本
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Abstract

【課題】衝突事故後であっても、走行中に精度良く故障を判定することができる衝突検知システムを提供する。【解決手段】本発明は、第一加速度センサ11、12よりも検出レンジが小さく車両前後方向の加速度を検出するX軸センサ41、第二加速度センサ21〜24よりも検出レンジが小さく車両左右方向の加速度を検出するY軸センサ42、及びジャイロセンサ44を有するとともに、第一加速度センサ11、12及び第二加速度センサ21〜24よりも車両内側に配置されたセンサセット4を備え、さらに、ジャイロセンサ44の検出値(ヨーレート)と、X軸センサ41及びY軸センサ42の検出値に基づいて演算されたヨーレート演算値との比較結果に基づいて故障の有無を判定する故障判定部6を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の衝突を検知する衝突検知システムに関する。
一般に、衝突を検知する加速度センサやジャイロセンサを備える衝突検知システム(又は乗員保護システム)は、自己ダイアグ機能によりセンサ自身の出力に基づいて故障を診断する構成を備えている。衝突検知システムでは、プライマリ診断として、イグニションがオンされて電源が投入されてから運転が開始されるまでの間に、センサのダイアグ端子に所定の信号が印加され、当該信号に対する出力信号に基づいてセンサの異常の有無が判定される。しかし、車両走行中には、ダイアグ信号と実際の検出値と切り分けが困難であるため、プライマリ診断は実行されない。
特開2005−335501号公報には、ロール角を検出する角速度センサの検出値、車両左右方向の加速度センサの検出値、及び車両上下方向の加速度センサの検出値をそれぞれの閾値と比較し、当該比較結果に基づいてセンサの故障を判断する故障診断装置が記載されている。これにより、故障診断装置は、走行中に、ロール角の検出に関する故障の有無を診断することができる。
特開2005−335501号公報
しかしながら、上記故障診断装置では、車両の衝突による加速度センサへの影響が考慮されておらず、故障の判定精度の面で課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、衝突事故後であっても、走行中に精度良く故障を判定することができる衝突検知システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の様相1に係る衝突検知システムは、車両前後方向の加速度を検出する第一加速度センサ(11、12)と、車両左右方向の加速度を検出する第二加速度センサ(21、22、23、24)と、前記第一加速度センサよりも検出レンジが小さく車両前後方向の加速度を検出するX軸センサ(41)、前記第二加速度センサよりも検出レンジが小さく車両左右方向の加速度を検出するY軸センサ(42)、車両上下方向の加速度を検出するZ軸センサ(43)のうち少なくとも2つのセンサを有するとともに、車両におけるヨーレートとロール角とピッチ角のうち少なくとも1つを検出するジャイロセンサ(44)を有し、且つ前記第一加速度センサ及び前記第二加速度センサよりも車両内側に配置されたセンサセット(4、40)と、前記第一加速度センサの検出値及び前記X軸センサの検出値、又は前記第二加速度センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて車両の衝突を判定する衝突判定部(5)と、を備える衝突検知システムであって、前記ジャイロセンサの検出値がヨーレートである場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて演算されたヨーレート演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定し、前記ジャイロセンサの検出値がロール角である場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記Y軸センサの検出値及び前記Z軸センサの検出値に基づいて演算されたロール角演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定し、前記ジャイロセンサの検出値がピッチ角である場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Z軸センサの検出値に基づいて演算されたピッチ角演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定する故障判定部(6)を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一加速度センサ及び第二加速度センサよりも車両内側に配置され且つ検出レンジが小さい加速度センサが故障判定に利用される。これにより、故障判定は、物理的に衝突による影響を受けにくく且つ検出精度の高い検出値に基づいて実行される。したがって、上記様相1によれば、衝突事故後であっても精度の良い故障判定が実行される。また、故障判定に各センサの検出値が利用されるため、走行中であっても故障判定が可能となる。
本発明の様相2に係る衝突検知システムは、車両前後方向の加速度を検出する第一加速度センサ(11、12)と、車両左右方向の加速度を検出する第二加速度センサ(21、22、23、24)と、前記第一加速度センサよりも検出レンジが小さく車両前後方向の加速度を検出するX軸センサ(41)、前記第二加速度センサよりも検出レンジが小さく車両左右方向の加速度を検出するY軸センサ(42)、及び車両におけるヨーレートを検出するヨーセンサ(441)を有するとともに、前記第一加速度センサ及び前記第二加速度センサよりも車両内側に配置されたセンサセット(4、40)と、前記第一加速度センサの検出値及び前記X軸センサの検出値、又は前記第二加速度センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて車両の衝突を判定する衝突判定部(5)と、を備える衝突検知システムであって、前記ヨーセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて演算されたヨーレート演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定する故障判定部(6)を備えることを特徴とする。この構成によっても、上記様相1と同様の効果が発揮される。なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第一実施形態の衝突検知システムの構成を示す構成図である。 第一実施形態のECUの構成を示す構成図である。 第一実施形態の故障判定部の演算を説明するための説明図である。 第一実施形態の故障判定を説明するための説明図である。 第一実施形態の故障判定を説明するためのフローチャートである。 第二実施形態のセンサセットの構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
<第一実施形態>
第一実施形態の衝突検知システムは、図1に示すように、フロントセンサ(「第一加速度センサ」に相当する)11、12と、サイドセンサ(「第二加速度センサ」に相当する)21、22、23、24と、ECU3と、を備えている。
フロントセンサ11、12は、いわゆるGセンサであって、車両前後方向の加速度を検出する加速度センサである。フロントセンサ11は、車両前方部位(例えばフロントバンパ内)の車両右側に配置されている。フロントセンサ12は、車両前方部位(例えばフロントバンパ内)の車両左側に配置されている。本実施形態のフロントセンサ11、12の検出レンジ(検出可能範囲)は、百から数百Gである。フロントセンサ11、12は、検出信号(検出値)をECU3に送信する。
サイドセンサ21〜24は、いわゆるGセンサであって、車両左右方向の加速度を検出する加速度センサである。サイドセンサ21は、車両右側の前方部位(例えば前席右側のドア内やBピラー内)に配置されている。サイドセンサ22は、車両右側の後方部位(例えば後席右側のドア内やタイヤハウスの上方)に配置されている。サイドセンサ23は、車両左側の前方部位(例えば前席左側のドア内やBピラー内)に配置されている。サイドセンサ24は、車両左側の後方部位(例えば後席左側のドア内やタイヤハウスの上方)に配置されている。サイドセンサ21〜24の検出レンジは、百から数百Gである。サイドセンサ21〜24は、検出信号(検出値)をECU3に送信する。本明細書において、フロントセンサ11、12及びサイドセンサ21〜24は、総称として「加速度センサ11、12、21〜24」とも記載される。
ECU3は、CPUやメモリを備える電子制御ユニットである。ECU3は、車室A内の中央部(例えば、センターコンソール等、前列の左右のシートの間)に配置されている。ECU3は、図2に示すように、受信部31と、記録部32と、送信部33と、センサセット4と、衝突判定部5と、故障判定部6と、を備えている。
受信部31は、インターフェイスであって、加速度センサ11、12、21〜24の検出信号を受信して、衝突判定部5及び故障判定部6に送信する。記録部32は、メモリであって、衝突判定部5及び故障判定部6の判定結果を記録する。送信部33は、インターフェイスであって、衝突判定部5及び故障判定部6の判定結果を外部装置(乗員保護ECUや、警告灯などの故障通知装置)に送信する。
センサセット4は、基板上に複数のセンサが並んでいる部材である。センサセット4は、X軸センサ41と、Y軸センサ42と、Z軸センサ43と、ジャイロセンサ44と、をそれぞれ単独でもしくは複数の要素のコンボで備えている。
X軸センサ41は、いわゆるGセンサであって、車両前後方向の加速度を検出する加速度センサである。X軸センサ41の検出レンジは、フロントセンサ11、12の検出レンジよりも小さい。本実施形態のX軸センサ41の検出レンジは、数G〜数十Gである。Y軸センサ42は、いわゆるGセンサであって、車両左右方向の加速度を検出する加速度センサである。Y軸センサ42の検出レンジは、サイドセンサ21〜24の検出レンジよりも小さい。本実施形態のY軸センサ42の検出レンジは、数G〜数十Gである。Z軸センサ43は、いわゆるGセンサであって、車両上下方向の加速度を検出する加速度センサである。本実施形態のZ軸センサ43の検出レンジは、数G〜数十Gである。
検出信号の分解能は、すべての加速度センサで同じである。したがって、検出レンジが小さいほうがその範囲での検出精度が良い。また、衝突による加速度の変化(G)は、ECU3に伝わる際、外表面側に対して例えば1/10程度に減衰される。また、本明細書において、X軸センサ41、Y軸センサ42、及びZ軸センサ43は、総称として「加速度センサ41〜43」とも記載される。
ジャイロセンサ44は、ヨーセンサ441と、ロールセンサ442と、ピッチセンサ443と、を備えている。ヨーセンサ441は、Z軸(車両上下方向)を回転軸とした回転の角速度、すなわちヨーレートを検出するセンサである。ロールセンサ442は、X軸(車両前後方向)を回転軸とした回転角、すなわちロール角を検出するセンサである。ピッチセンサ443は、Y軸(車両左右方向)を回転軸とした回転角、すなわちピッチ角を検出するセンサである。
衝突判定部5は、フロントセンサ11、12の検出値とX軸センサ41の検出値に基づいて、車両前後方向の衝突の有無を判定する。衝突判定部5には、第一前後閾値、第二前後閾値、第一左右閾値、及び第二左右閾値が記録されている。衝突判定部5は、2つのフロントセンサ11、12の少なくとも一方の検出値が第一前後閾値を超え、且つX軸センサ41の検出値が第二前後閾値を超えた場合に、「車両前後方向の衝突有り」と判定する。さらに、衝突判定部5は、サイドセンサ21〜24の検出値とY軸センサ42の検出値に基づいて、車両左右方向の衝突の有無を判定する。衝突判定部5は、サイドセンサ21〜24の少なくとも1つの検出値が第一左右閾値を超え、且つY軸センサ42の検出値が第二左右閾値を超えた場合に、「車両左右方向の衝突有り」と判定する。加速度センサ41〜43は、セーフィングセンサである。ECU3は、複数のエアバッグのうち、ヨーセンサ441のヨーレートに応じて展開するエアバッグを決定しても良い。
故障判定部6は、センサセット4及びジャイロセンサ44からの検出信号の受信に応じて、故障判定を実行する。具体的には、故障判定部6は、X軸センサ41の検出値とY軸センサ42の検出値に基づいて、ヨーレート演算値を算出する。故障判定部6は、Y軸センサ42の検出値とZ軸センサ43の検出値に基づいて、ロール角演算値を算出する。故障判定部6は、X軸センサ41の検出値とZ軸センサ43の検出値に基づいて、ピッチ角演算値を算出する。
故障判定部6の演算は、比較対象の検出値と比較可能となる演算値を換算するものである。ヨーレート演算値θyについて、例えば、図3に示すように、まず、時間tの際のX軸センサ41の検出値x1とY軸センサ42の検出値y1から時間tにおける演算角θ1(計算式θ1=arctan(x1/y1))が算出される。そして、時間t+Δtの際のX軸センサ41の検出値x2とY軸センサ42の検出値y2から、時間t+Δtにおける演算角θ2(計算式θ2=arctan(x2/y2))が算出される。演算角θ1と演算角θ2と時間Δtから、角速度であるヨーレート演算値θy(計算式θy=(θ1−θ2)/Δt)が算出される。ヨーレート演算値θyは、ヨーセンサ441の検出値に相当する。
ロール角演算値θrは、時間tにおけるY軸センサ42の検出値y1とZ軸センサ43の検出値z1、及び時間t+ΔtにおけるY軸センサ42の検出値y2とZ軸センサ43の検出値z2から算出される。ロール角演算値θrは、例えば、計算式θr=(arctan(z1/y1)−arctan(z2/y2))/Δtにより算出できる。ロール角演算値θrは、ロールセンサ442の検出値に相当する。
ピッチ角演算値θpは、時間tにおけるX軸センサ41の検出値x1とZ軸センサ43の検出値z1、及び時間t+ΔtにおけるX軸センサ41の検出値x2とZ軸センサ43の検出値z2から算出される。ピッチ角演算値θpは、例えば、計算式θp=(arctan(z1/x1)−arctan(z2/x2))/Δtにより算出できる。ピッチ角演算値θpは、ピッチセンサ443の検出値に相当する。
故障判定部6は、図4に示すように、ヨーレート演算値とヨーセンサ441の検出値を比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定する。具体的には、故障判定部6は、ヨーレート演算値とヨーセンサ441の検出値の偏差が所定値を超えている場合、X軸センサ41、Y軸センサ42、及びヨーセンサ441のうちの少なくとも1つが故障していると判定する。同様に、故障判定部6は、ロール角演算値とロールセンサ442の検出値を比較し、両者の偏差が所定値を超えている場合、Y軸センサ42、Z軸センサ43、及びロールセンサ442のうちの少なくとも1つが故障していると判定する。同様に、故障判定部6は、ピッチ角演算値とピッチセンサ443の検出値を比較し、両者の偏差が所定値を超えている場合、X軸センサ41、Z軸センサ43、及びピッチセンサ443のうちの少なくとも1つが故障していると判定する。
故障判定部6は、ダイアグ信号によるプライマリ診断の後、走行中に上記故障判定(常時診断)を実行する。図4に示すように、故障判定部6は、プライマリ診断においてダイアグ信号が正常値であったとしても、常時診断において、検出値と演算値の偏差が正常範囲(所定値)外になった場合、故障と判定する。故障判定部6は、検出値が上限値に達する前に、故障と判定することができる。
第一実施形態の制御の流れについてヨーレートを例に説明する。図5に示すように、故障判定部6は、時間t1において、X軸センサ41及びY軸センサ42から検出値を取得する(S101)。続いて、故障判定部6は、時間t2(t1+Δt)において、X軸センサ41及びY軸センサ42から検出値を取得する(S102)。故障判定部6は、取得した検出値からヨーレート演算値を算出する(S103)。故障判定部6は、ヨーレート演算値と、時間t2におけるヨーセンサ441の検出値を比較し、両者の偏差が所定値以下であるか否かを判定する(S104)。偏差が所定値以下である場合(S104:Yes)、故障判定部6は、「正常」と判定する(S105)。偏差が所定値以下でない場合(S104:No)、故障判定部6は、「故障(異常)」と判定する(S106)。ロール角やピッチ角の場合も同様に、互いに対応する時間における演算値と検出値が比較される。
第一実施形態の衝突検知システムによれば、加速度センサ11、12、21〜24が、車両の外表面側に配置されているのに対し、加速度センサ41〜43が車両内側に配置されている。これにより、加速度センサ11、12、21〜24には高い耐衝撃性が求められるものの、加速度センサ41〜43には、加速度センサ11、12、21〜24に比べて低い耐衝撃性のセンサが適用できる。つまり、加速度センサ41〜43に、加速度センサ11、12、21〜24に比べて検出レンジが小さい加速度センサを用いることが可能となる。加速度センサ11、12、21〜24は、車両の外表面側において直接的にかつ早期に衝突を検知することができ、一方で、加速度センサ41〜43には、感度が高くかつ量子化誤差等が少ない加速度センサを配置することができる。そのため、加速度センサ41〜43は、故障判定や、セーフィングセンサとして使用することができる。すなわち、故障判定部6は、物理的に衝突の影響を受けにくく且つ精度が良い加速度センサ41〜43の検出値に基づいて故障判定を実行するため、衝突事故後であっても精度良く故障判定をすることができる。
また、加速度センサ41〜43及びジャイロセンサ44の走行中の検出値が利用されるため、走行中であっても故障判定が可能となる。また、演算値と検出値の偏差(差)に対して閾値が設定されているため、加速度センサ41〜43又はジャイロセンサ44の検出値がその上限値となる前に故障であることが検出される。故障判定部6は、走行中に早期に故障を検出できる。
また、加速度センサ41〜43とジャイロセンサ44は、互いに近接した位置(本実施形態では同一基板上)に配置されているため、両者の検出値に基づく故障判定精度は高い。また、第一実施形態によれば、ジャイロセンサ44の何れの検出値(ヨーレート、ロール角、及びピッチ角)に対しても、故障判定が可能である。
<第二実施形態>
第二実施形態の衝突検知システムは、第一実施形態と比較して、Z軸センサ43、ロールセンサ442、及びピッチセンサ443がない点で異なっている。したがって、異なっている部分について説明する。第一実施形態と同じ符号は、第一実施形態と同様の構成を示すものであって、先行する説明が参照される。
第二実施形態のセンサセット40は、図6に示すように、X軸センサ41と、Y軸センサ42と、ヨーセンサ441と、を備えている。故障判定部6は、第一実施形態同様、X軸センサ41の検出値及びY軸センサ42の検出値に基づくヨーレート演算値と、ヨーセンサ441の検出値を比較し、両者の偏差が所定値を超えている場合、故障と判定する。衝突判定部5は、第一実施形態同様に衝突を判定する。第二実施形態によっても、第一実施形態同様の効果が発揮される。
<その他>
本発明は、上記実施形態に限られない。ジャイロセンサ44は、ヨーレート、ロール角、及びピッチ角のうちの少なくとも1つを検出するものであれば良い。また、センサセット4は、加速度センサ41〜43のすべてではなく、加速度センサ41〜43のうち、ジャイロセンサ44の検出要素に対応したあるいは故障判定を実行したい検出要素に対応した2つのセンサを備えていても良い。また、ジャイロセンサ44は、衝突検知や乗員保護に限らず、乗員の快適性向上を目的として配置されても良い。また、故障判定部6が行う演算は、上記に限らない。例えば、ジャイロセンサ44の検出値を軸成分(X軸、Y軸、又はZ軸)に分解し、対応する加速度センサ41〜43の検出値と比較しても良い。この場合、軸成分に分解した成分値が演算値に相当する。また、演算に微分や積分が用いられても良い。
また、本発明は、ECU3を用いる場合に限らず、センサセット4、40が、演算装置(衝突判定部5や故障判定部6)と分離して配置されているものでも良い。例えば、センサセット4、40が車室A内の中央部(例えばセンターコンソール内)に配置され、CPUを有する演算装置が車室A内の前方部(例えばダッシュボード内)に配置されても良い。また、センサセット4、40の各センサは、1つの基板上(同一基板上)に配置されていなくても良い。
また、検出信号の分解能は、すべての加速度センサで同じでなくとも良い。例えば、フロントセンサ11、12の分解能が256、サイドセンサ21〜24の分解能が256、X軸センサ41、Y軸センサ42、Z軸センサ43、ジャイロセンサ44の分解能が512であっても良い。
11、12:フロントセンサ(第一加速度センサ)、
21、22、23、24:サイドセンサ(第二加速度センサ)、
3:ECU、 4、40:センサセット、 41:X軸センサ、
42:Y軸センサ、 43:Z軸センサ、 44:ジャイロセンサ、
441:ヨーセンサ、 442:ロールセンサ、 443:ピッチセンサ、
5:衝突判定部、 6:故障判定部、 A:車室

Claims (3)

  1. 車両前後方向の加速度を検出する第一加速度センサ(11、12)と、
    車両左右方向の加速度を検出する第二加速度センサ(21、22、23、24)と、
    前記第一加速度センサよりも検出レンジが小さく車両前後方向の加速度を検出するX軸センサ(41)、前記第二加速度センサよりも検出レンジが小さく車両左右方向の加速度を検出するY軸センサ(42)、車両上下方向の加速度を検出するZ軸センサ(43)のうち少なくとも2つのセンサを有するとともに、車両におけるヨーレートとロール角とピッチ角のうち少なくとも1つを検出するジャイロセンサ(44)を有し、且つ前記第一加速度センサ及び前記第二加速度センサよりも車両内側に配置されたセンサセット(4、40)と、
    前記第一加速度センサの検出値及び前記X軸センサの検出値、又は前記第二加速度センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて車両の衝突を判定する衝突判定部(5)と、
    を備える衝突検知システムであって、
    前記ジャイロセンサの検出値がヨーレートである場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて演算されたヨーレート演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定し、
    前記ジャイロセンサの検出値がロール角である場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記Y軸センサの検出値及び前記Z軸センサの検出値に基づいて演算されたロール角演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定し、
    前記ジャイロセンサの検出値がピッチ角である場合、前記ジャイロセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Z軸センサの検出値に基づいて演算されたピッチ角演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定する故障判定部(6)を備えることを特徴とする衝突検知システム。
  2. 車両前後方向の加速度を検出する第一加速度センサ(11、12)と、
    車両左右方向の加速度を検出する第二加速度センサ(21、22、23、24)と、
    前記第一加速度センサよりも検出レンジが小さく車両前後方向の加速度を検出するX軸センサ(41)、前記第二加速度センサよりも検出レンジが小さく車両左右方向の加速度を検出するY軸センサ(42)、及び車両におけるヨーレートを検出するヨーセンサ(441)を有するとともに、前記第一加速度センサ及び前記第二加速度センサよりも車両内側に配置されたセンサセット(4、40)と、
    前記第一加速度センサの検出値及び前記X軸センサの検出値、又は前記第二加速度センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて車両の衝突を判定する衝突判定部(5)と、
    を備える衝突検知システムであって、
    前記ヨーセンサの検出値と、前記X軸センサの検出値及び前記Y軸センサの検出値に基づいて演算されたヨーレート演算値とを比較し、当該比較結果に基づいて故障の有無を判定する故障判定部(6)を備えることを特徴とする衝突検知システム。
  3. 前記センサセットは、車室(A)内に配置されている請求項1又は2に記載の衝突検知システム。
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