JP2015222544A - 操作装置、並びに、操作装置を備える電子機器及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の機能をユーザが円滑に利用できる操作装置を提供する。
【解決手段】操作ユニットは、画像形成装置に備えられる操作装置である。ユーザは、操作ユニットを操作することによって、画像形成装置で実行される処理の処理条件を設定できる。操作ユニットは、ユーザの操作を記憶し、記憶した操作に基づいて処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定する。この判定結果に応じて、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作に関する操作情報及び操作回数(N)を記憶する。操作ユニットは、操作回数(N)が所定の回数を超えたか否かを判定する(ステップS1210)。操作回数(N)が所定の回数を超えたことに応じて、操作ユニットは、当該一連の操作によって設定された処理条件を設定するための項目を、不要な操作によって表示される画面に表示する(ステップS1230)。
【選択図】図6
【解決手段】操作ユニットは、画像形成装置に備えられる操作装置である。ユーザは、操作ユニットを操作することによって、画像形成装置で実行される処理の処理条件を設定できる。操作ユニットは、ユーザの操作を記憶し、記憶した操作に基づいて処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定する。この判定結果に応じて、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作に関する操作情報及び操作回数(N)を記憶する。操作ユニットは、操作回数(N)が所定の回数を超えたか否かを判定する(ステップS1210)。操作回数(N)が所定の回数を超えたことに応じて、操作ユニットは、当該一連の操作によって設定された処理条件を設定するための項目を、不要な操作によって表示される画面に表示する(ステップS1230)。
【選択図】図6
Description
本発明は、操作装置、並びに、その操作装置を備える電子機器及び画像形成装置に関し、特に、所望の機能を円滑に利用するための技術に関する。
情報処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、画像通信モード(代表的にはファクシミリモード)、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数のモードを有するものも多くなってきている。こうした情報処理装置には、各種機能及びパラメータ等を設定するための操作部と、ジョブの進行状況等を表示するための表示部とを含む操作装置が備えられる。
特定の機能を実行する場合、ユーザは操作装置に対して所定の操作を行なわなければならない。複数の機能の中から特定の機能を実行する場合、その機能を実行するための操作が分かり難いことがある。情報処理装置においては近年搭載される機能が増える傾向にあり、それに伴い、操作装置のユーザインターフェイスの構成も複雑化してきている。そのため、所望の機能を実行するための操作がより分かり難くなりつつある。さらに、メーカ毎に機能のカテゴライズの差があるため、あるメーカの情報処理装置の操作に慣れているユーザが他のメーカの情報処理装置を使用した場合、単純な機能(例えばよく使う機能)であってもその機能を実行するための画面を見つけ難いこともある。
こうした場合、ユーザは操作を誤り易い。操作を誤ると、本来は必要でない無駄な操作(不要な操作)が行なわれる。所望の機能を実行するための操作が分かり難い場合も、不要な操作が行なわれることが多い。このように、操作を誤ったり、所望の機能を実行するための操作が分かり難かったりする場合、不要な操作が行なわれた後に所望の機能が実行されることになる。そのため、ユーザはその機能を円滑に利用することが困難となる。
こうした問題に対して、後掲の特許文献1は、繰返し間違う操作を禁止することにより、誤った操作(以下「誤操作」と呼ぶ。)を防止する画像形成装置を提案する。この画像形成装置は、ユーザが行なった操作画面上の操作を記憶し、記憶した操作の中から誤操作を抽出する。誤操作を抽出すると、操作画面にエラーメッセージを表示する。画像形成装置は、エラーメッセージが表示された操作及びその操作の操作回数を記憶する。エラーメッセージが表示された操作の操作回数が所定の値を超えると、画像形成装置は当該操作を操作画面上で操作できないように制御する。
特許文献1では、繰返し間違う操作が禁止されるため、ユーザはその不要な操作を介さずに所望の機能を実行することが可能となる。しかし、繰返し間違う操作が禁止されたとしても、所望の機能を実行するためにどのような操作をすればよいのか直感的に分かり難いため、禁止されている操作以外の不要な操作が行なわれることがある。そのため、特許文献1に記載の技術では不要な操作が行なわれるのを十分に抑制できない。その結果、ユーザは所望の機能を円滑に利用できないことがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、所望の機能をユーザが円滑に利用できる操作装置、並びに、操作装置を備える電子機器及び画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る操作装置は、制御対象装置に備えられる操作装置である。この操作装置は、制御対象装置で実行される処理に関する情報を表示するための表示手段と、表示手段に表示される情報に対する操作指示入力を受付けるための入力受付手段と、入力受付手段が受付けた操作指示入力を記憶するための第1の記憶手段と、制御対象装置で実行される処理の処理条件であって、多階層のメニュー形式で構成される処理条件を入力受付手段が受付けた操作指示入力によって設定するための設定手段と、第1の記憶手段に記憶された操作指示入力に基づいて、設定手段による処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための判定手段と、判定手段の判定結果に応じて、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に関する操作情報を記憶するための第2の記憶手段と、第2の記憶手段に記憶されている操作情報に基づいて、一連の操作指示入力が行なわれた回数を計数し、回数が所定の回数を超えたことに応じて、当該一連の操作指示入力によって設定された処理条件を設定するための項目を、不要な操作によって表示される画面に表示するための項目表示手段とを含む。
本操作装置は、入力受付手段が受付けた操作指示入力を記憶する。入力受付手段が受付けた操作指示入力によって、制御対象装置で実行される処理の処理条件が設定される。この処理条件は多階層のメニュー形式で構成されている。操作装置は、記憶された操作指示入力に基づいて、処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定し、その判定結果に応じて、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に関する操作情報を記憶する。操作装置はさらに、記憶されている操作情報に基づいて、一連の操作指示入力が行なわれた回数を計数し、その回数が所定の回数を超えたことに応じて、当該一連の操作指示入力によって設定された処理条件を設定するための項目を、不要な操作によって表示される画面に表示する。
不要な操作によって表示される画面に、不要な操作を介して設定されていた処理条件を設定するための項目が表示されるため、その不要な操作によって表示される画面で所望の処理条件の設定を行なうことができる。本来は不要であった操作が所望の処理条件を設定するための操作になるため、不要な操作を介さずに所望の処理条件を設定(所望の機能を実行)できる。このように本操作装置によれば、不要な操作が行なわれるのを十分に抑制できるので、ユーザは所望の機能を円滑に利用できる。これにより、ユーザの生産性を向上できる。
好ましくは、判定手段は、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力の操作経路と、当該処理条件を設定するための最短の操作経路とを比較することにより、設定手段による処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための手段を含む。
より好ましくは、判定手段は、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に、他の処理条件の設定及び解除の操作指示入力を含むか否かに基づいて、設定手段による処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための手段を含む。
さらに好ましくは、操作装置は、ユーザ認証を行なうための認証手段をさらに含み、第2の記憶手段は、判定手段の判定結果に応じて、認証を行なうユーザ毎に、不要な操作を含む、処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に関する操作情報を記憶するための手段を含み、項目表示手段は、認証を行なうユーザ毎に、一連の操作指示入力が行なわれた回数を計数し、当該回数が所定の回数を超えたことに応じて、当該一連の操作指示入力によって設定された処理条件を設定するための項目を、不要な操作によって表示される画面に表示するための手段を含む。
さらに好ましくは、操作装置は、項目表示手段による項目を表示する機能を有効又は無効に設定するための手段をさらに含む。
さらに好ましくは、操作装置は、所定の回数を変更するための手段をさらに含む。
本発明の第2の局面に係る電子機器は、上記第1の局面に係る操作装置を含む電子機器である。
本発明の第3の局面に係る画像形成装置は、上記第1の局面に係る操作装置を含む画像形成装置である。
以上より、本発明によれば、所望の機能をユーザが円滑に利用できる操作装置、並びに、操作装置を備える電子機器及び画像形成装置を得ることができる。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。以下では、情報処理装置の1種である画像形成装置に本発明を適用した例について説明する。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能、及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能、及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
画像形成装置100は、コピーモード、スキャナモード、及びファックスモード等の複数の動作モードを持つ。画像形成装置100は、ユーザによっていずれかの動作モードが設定されることで、設定された動作モードに対応する各種ジョブを実行する。画像形成装置100はさらに、処理条件の設定機能を含む種々の機能を持つ。これらの機能は、後述する操作ユニット120をユーザが操作することによって設定(実行)される。処理条件の設定機能は、当該画像形成装置100において実行される処理の条件を設定する機能であり、例えばコピーモードにおけるコピー条件(画像形成条件)、スキャンモードにおけるスキャン条件、ファックスモードにおけるファックス送受信条件等を設定する機能を含む。
[ハードウェア構成]
画像形成装置100は、制御部110、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と呼ぶ。)170、及びFAX通信部180を含む。
画像形成装置100は、制御部110、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と呼ぶ。)170、及びFAX通信部180を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)112、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)114、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)116、及び記憶装置118を含む。記憶装置118は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、ハードディスクドライブ(HDD)及びフラッシュメモリを含む。CPU112には、BUSライン190が接続されており、このBUSライン190には、ROM114、RAM116及び記憶装置118が電気的に接続される。
CPU112は、操作ユニット120等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及びパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM114又は記憶装置118に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM114又は記憶装置118から読出されてRAM116に転送される。CPU112は、CPU112内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM116内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU112はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM116、記憶装置118及びCPU112内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
記憶装置118には、画像形成装置100の一般的な動作等を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワークI/F170を介して、外部の情報処理装置等から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、例えばコンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶装置118にインストールされてもよい。記憶装置118は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。
BUSライン190には、さらに、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、ネットワークI/F170、及びFAX通信部180が電気的に接続される。
操作ユニット120はユーザによる操作を受付ける。この操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ122を含む。タッチパネルディスプレイ122は、液晶パネル等で構成された表示パネル124と、表示パネル124の上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネル126とを含む。表示パネル124は、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ122は、ユーザに対して対話的な操作インターフェイス(UI)を提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネル126から画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネル124に表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110等に対して出力する。
例えば、表示パネル124には、複数の動作モードから所望の動作モードを選択するためのホーム画面(図示せず。)を含む操作画面、画像形成装置100の現在の状態、FAX送信先指定状況、及びジョブの処理状況等が表示される。表示パネル124の表示動作はCPU112によって制御される。表示パネル124の表示領域上にはソフトウェアキーが表示される。このソフトウェアキーをユーザが指で押すと、タッチパネル126がその押された位置を検出する。CPU112は、プログラム上でソフトウェアキーの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合し、その照合結果に基づいて、動作モードの選択、各種機能及びパラメータの設定、並びに動作指示等を行なう。
操作ユニット120はさらに、ハードウェアキーからなるホームキー(図示せず。)を含む。ホームキーは、ホーム画面への移行指示を行なうためのキーである。例えば、ユーザによってホームキーが操作されると、表示パネル124(タッチパネルディスプレイ122)にはホーム画面が表示される。ホーム画面に対するユーザの操作によって、複数の動作モードの中から1つの動作モードが選択されると、タッチパネルディスプレイ122には、選択された動作モードの操作画面が表示される。
操作ユニット120において設定される機能(処理条件)は多階層のメニュー形式で構成されている。機能(処理条件)を設定する際には、ユーザの操作による画面遷移によって、当該機能を設定するための画面がタッチパネルディスプレイ122に表示される。タッチパネルディスプレイ122に表示される操作画面(UI画面)は、機能を設定(実行)するための実行系の画面(以下「設定実行画面」と呼ぶ場合がある。)、及び、トナー残量の確認又は用紙使用量の確認等の情報を確認するための画面等を含む。設定実行画面には、画面種別として実行系の属性が付されている。操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ122に表示された操作画面に対するユーザの操作(パス情報)をRAM116又は記憶装置118に記憶し、機能が設定された際に、一連の操作が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定する。例えば、設定実行画面が表示された後に当該設定実行画面において機能が設定されずに別の設定実行画面に遷移し、当該別の設定実行画面にて機能が設定された場合、及び、設定実行画面が表示された後に当該設定実行画面において機能が設定されたものの設定された機能が解除(キャンセル)されて別の設定実行画面に遷移し、当該別の設定実行画面にて機能が設定された場合、操作ユニット120は、一連の操作が不要な操作を介して行なわれたと判定する。
操作ユニット120は、不要な操作を介して行なわれた冗長な操作に関する情報(以下「操作情報」と呼ぶ。)を記憶装置118に記憶する。この操作情報は、設定された機能の設定実行画面までの最短パス、及び不要な操作によって表示される設定実行画面までの操作パスを含む。同じ冗長な操作が所定の回数行なわれると、操作ユニット120は、不要な操作によって表示される設定実行画面の構成を変更する。具体的には、当該一連の操作によって設定された機能を設定するためのソフトウェアキーを、不要な操作によって表示される設定実行画面に表示する。以下、こうした機能を「フィードバック機能」と呼ぶ場合がある。
図2を参照して、機能(処理条件)の設定として、例えば用紙サイズを「ハガキ」に設定する場合を考える。この場合、二点鎖線矢印70で示す経路に沿って、ホーム画面→システム設定画面→給紙トレイ設定画面→用紙タイプ設定画面と画面遷移し、用紙タイプ設定画面から用紙サイズ設定画面に戻って、当該用紙サイズ設定画面にて用紙サイズが「ハガキ」に設定されたものとする。用紙タイプ設定画面は、用紙タイプを設定するための設定実行画面である。この設定実行画面で用紙タイプが設定されずに用紙サイズ設定画面に戻っていることから、用紙タイプ設定画面に遷移するための操作は不要な操作であると考えられる。図3を参照して、このような一連の操作が所定の回数行なわれると、操作ユニット120は、用紙タイプ設定画面に用紙サイズを「ハガキ」に設定するための機能72を追加する。すなわち、操作画面の構成はカスタマイズが可能であり、操作ユニット120は、不要な操作を介して行なわれた冗長な操作が所定の回数行なわれたことをトリガとして操作画面のカスタマイズ処理を実行する。
再び図1を参照して、原稿読取部130は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、原稿載置台上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像した反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。すなわち、原稿読取部130は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。
画像処理部140は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部140は、原稿読取部130、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部150に対して出力する。
画像形成部150は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部150には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部160から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。
給紙部160は、複数枚(例えば約500枚)の記録用紙を収納可能なカセットトレイ(図示せず。)を含む。給紙部160は、カセットトレイに収納された記録用紙に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部150の搬送路へと送り出す。画像形成部150の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は排紙トレイに排出される。
ネットワークI/F170は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このネットワークI/F170を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルにしたがったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、ネットワークI/F170を介して、PC等から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
FAX通信部180は、電話回線網60に接続され、この電話回線網60を介してファクシミリ通信を行なうためのインターフェイスである。画像形成装置100は、FAX通信部180及び電話回線網60を介して外部のファクシミリ装置(図示せず。)とFAX送受信することができる。
[ソフトウェア構成]
図4を参照して、ユーザに対して所望の機能を円滑に利用できるようにするために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
図4を参照して、ユーザに対して所望の機能を円滑に利用できるようにするために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
このプログラムは、画像形成装置100に電源が投入されたことに応じて開始する。このプログラムは、ユーザの操作によって操作画面が遷移したか否かを判定し、操作画面が遷移するまで待機するステップS1000と、ステップS1000において操作画面が遷移されたと判定された場合に実行され、その操作(パス情報)をRAM116又は記憶装置118に記憶するステップS1010と、ステップS1010の後に実行され、画面遷移によって表示された画面が機能を設定するための設定実行画面(実行系の画面)であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1020と、ステップS1020において表示された画面が設定実行画面であると判定された場合に実行され、後述する画面変更処理を実行するステップS1030と、ステップS1030の後に実行され、当該設定実行画面において機能が設定されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1040と、ステップS1040において機能が設定されたと判定された場合に実行され、設定された機能が解除されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1050とを含む。ステップS1020において、表示された画面が設定実行画面ではないと判定された場合、ステップS1040において機能が設定されずに画面が遷移した場合、又はステップS1050において設定が解除されて画面が遷移した場合は、制御はステップS1000に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS1050において、設定された機能が解除されていないと判定された場合に実行され、不要な操作がされたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1060と、ステップS1060において、不要な操作がされていないと判定された場合に実行され、設定操作が終了したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1070と、ステップS1070において、設定操作が終了したと判定された場合に実行され、RAM116又は記憶装置118に記憶されているパス情報をリセット(削除)するステップS1080とを含む。ステップS1080の処理が終了すると、制御はステップS1000に戻る。ステップS1070において、設定操作が終了していないと判定された場合も、制御はステップS1000に戻る。
ステップS1060では、制御部110(CPU112)はRAM116又は記憶装置118に記憶されている操作(パス情報)を読出し、当該操作によって設定された機能を設定するための最短の操作パス(操作経路)と比較することにより、不要な操作がされか否かを判定する。最短の操作パスとは、基準となる位置(例えばホーム画面)から機能を設定するための設定実行画面までの最短の操作パスである。制御部110は、RAM116又は記憶装置118に記憶された操作(パス情報)が、最短の操作パス(操作経路)と同じであるか否かに応じて、不要な操作がされたか否かを判定する。具体的には、記憶した操作(パス情報)に、設定がされなかった設定実行画面までのパス情報が含まれる場合に、設定がされなかった設定実行画面までのパス情報が最短の操作パス(操作経路)と同じであるか否かに応じて、不要な操作がされたか否かを判定する。記憶した操作(パス情報)に、設定がされなかった設定実行画面までのパス情報が含まれない場合、制御部110は、不要な操作がされなかったと判定する。ステップS1070では、制御部110は、例えばホーム画面又は各モードの初期画面へと画面が遷移したことを検出すると、設定操作が終了したと判定する。
図5を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1060(図4参照)において、不要な操作がされていると判定された場合に実行され、その不要な操作を検出するステップS1090と、ステップS1090の後に実行され、記憶装置118に記憶されている情報の中から、機能を設定するために行なわれた操作(不要な操作を含む一連の操作)と同じ操作の操作情報を検索するステップS1100と、ステップS1100の後に実行され、検索結果に基づいて、記憶装置118に同じ操作情報が記憶されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1110とを含む。
ステップS1090では、制御部110は、パス情報に含まれる未設定であった設定実行画面を表示させる操作を不要な操作として検出する。パス情報に未設定であった設定実行画面を表示させる操作が複数含まれる場合、例えば最初の表示操作を不要な操作とすることができる。
このプログラムはさらに、ステップS1110において、同じ操作情報が記憶されていないと判定された場合に実行され、当該機能を設定するために行なわれた操作に関する情報を操作情報として記憶装置118に記憶するステップS1120と、ステップS1110において、同じ操作情報が記憶されていると判定された場合に実行され、当該機能を設定するために行なわれた操作に関する情報を操作情報として記憶装置118に記憶するステップS1130とを含む。ステップS1120では、操作情報とともに、その操作情報が示す操作の操作回数(N(Nは自然数))を記憶する。同様に、ステップS1130でも、操作情報とともに、その操作情報が示す操作の操作回数(N)を記憶する。ステップS1120では、同じ操作情報が記憶されていないため、操作回数として1(N=1)が記憶される。ステップS1130では、既に同じ操作情報が記憶されているため、操作回数に1が加えられる(N=N+1)。ステップS1120又はステップS1130の処理が終了すると、制御は図4に示されるステップS1070に戻る。
図6は、図4のステップS1030の詳細なフローである。図6を参照して、このルーチンは、表示された設定実行画面が記憶装置118に不要な操作として記憶されている操作によって表示された画面であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1200と、ステップS1200において、不要な操作によって表示された画面であると判定された場合に実行され、その不要な操作を含む操作の操作回数(N)が所定の回数(閾値)を超えているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1210と、ステップS1210において、操作回数(N)が所定の回数(閾値)を超えていると判定された場合に実行され、フィードバック機能を使用するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1220と、ステップS1220において、フィードバック機能を使用すると判定された場合に実行され、表示された設定実行画面(不要な操作によって表示される設定実行画面)から、設定された機能(処理条件)を再度設定できるよう当該設定実行画面に機能を追加(画面表示を変更)するステップS1230と、ステップS1230の後に実行され、機能が追加された状態を記憶し、このルーチンを終了するステップS1240とを含む。
ステップS1200において、不要な操作により表示された設定実行画面ではないと判定された場合、ステップS1210において、操作回数(N)が所定の回数(閾値)を超えていないと判定された場合、及びステップS1220において、フィードバック機能を使用しないと判定された場合は、制御はいずれも図4に示されるステップS1040に進む。所定の回数(閾値)は、例えば5回に設定されている。ただし、所定の回数(閾値)の値はこれに限定されるものではない。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
画像形成装置100に電源が投入されると、操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ122にホーム画面が表示される。タッチパネルディスプレイ122はユーザによる操作指示入力を受付ける。画像形成装置100は受付けた操作指示入力に応じた処理を実行する。
操作ユニット120において設定される機能(処理条件)は多階層のメニュー形式で構成されている。画像形成装置100は、ユーザの操作に応じて、タッチパネルディスプレイ122に表示される操作画面を遷移する。ユーザは、所望の機能を設定するための設定実行画面を表示させて当該機能を設定することができる。
画像形成装置100は、画面の遷移を検出すると(図4に示すステップS1000においてYES)、その操作をRAM116又は記憶装置118に記憶する(ステップS1010)。操作ユニット120では、設定実行画面が表示されるまで画面遷移が行なわれ、一連の操作(パス情報)がRAM116又は記憶装置118に記憶される。設定実行画面が表示されると(ステップS1020においてYES)、画像形成装置100は機能が設定されたか否かを判定する。機能が設定されると(ステップS1040においてYES)、その機能の設定が解除されたか否かを判定する。機能の設定が解除されない場合(ステップS1050においてNO)、画像形成装置100は、その機能の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定する。画像形成装置100は、RAM116又は記憶装置118に記憶した一連の操作を読出し、読出した操作と、設定された機能に対応する最短の操作パスとを比較することによって、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定する。
設定実行画面が表示されたにもかかわらず機能が設定されずに画面が遷移された場合(ステップS1040においてNO、かつステップS1000においてYES)、又は、機能が設定されたものの(ステップS1040においてYES)、その機能の設定が解除されて画面が遷移された場合(ステップS1050においてYES、かつステップS1000においてYES)、こうした操作が一連の操作(パス情報)に含まれる。こうした操作は誤操作等によって生じた不要な操作であるため、RAM116又は記憶装置118に記憶した一連の操作にこうした操作が含まれると、画像形成装置100は、不要な操作を介して当該機能が設定されたと判定する(ステップS1060においてYES)。
不要な操作を介さずに当該機能が設定された場合(ステップS1060においてNO)、画像形成装置100は設定操作が終了したか否かを判定する。例えば、動作モードの初期画面、又はホーム画面に戻った場合、画像形成装置100は設定操作が終了したと判定する(ステップS1070においてYES)。設定操作が終了すると、画像形成装置100はパス情報をリセットし(ステップS1080)、機能を設定する操作が行なわれるまで待機する。設定操作が終了していない場合は、画像形成装置100はパス情報をリセットせずに次の機能を設定する操作が行なわれるまで待機する。
不要な操作を介さずに当該機能が設定されたと判定された場合(ステップS1060においてYES)、画像形成装置100は、記憶したパス情報に基づいてその不要な操作を検出する(図5に示すステップS1090)。画像形成装置100は、記憶装置118に記憶されている情報の中から、不要な操作を含む一連の操作と同じ操作の操作情報を検索し(ステップS1100)、同じ操作情報が記憶装置118に記憶されていない場合は(ステップS1110においてNO)、その操作情報と操作回数(N=1)とを記憶装置118に記憶する(ステップS1120)。一方、同じ操作情報が記憶装置118に記憶されている場合は(ステップS1110においてYES)、その操作情報を記憶装置118に記憶するとともに、操作回数の値を1増加(N=N+1)する(ステップS1130)。
ユーザは、画像形成装置100の使用を終了した後、再び画像形成装置100を使用したとする。ユーザは、処理条件を設定するために操作ユニット120を操作して設定実行画面を表示させる(ステップS1020においてYES)。画像形成装置100は、表示された設定実行画面が、記憶装置118に不要な操作として記憶されている操作によって表示された画面であるか否かを判定する。不要な操作によって表示された画面であると判定すると(図6に示すステップS1200においてYES)、画像形成装置100は、記憶した操作情報が示す操作の操作回数(N)が所定の回数(閾値)を超えているか否かを判定する。操作回数(N)が所定の回数(閾値)を超えている場合(ステップS1210においてYES)、画像形成装置100は、フィードバック機能を使用するか否かをユーザに問合せるために、タッチパネルディスプレイ122にメッセージ画面を表示する。フィードバック機能を使用するとのユーザによる指示入力を受付けると(ステップS1220においてYES)、画像形成装置100は、画面表示を変更して、表示された設定実行画面(不要な操作によって表示された設定実行画面)に、同じ不要な操作を介して設定された機能(処理条件)を設定するためのソフトウェアキーを表示する(ステップS1230)。画像形成装置100は、この状態を記憶装置118に記憶することにより(ステップS1240)、機能が設定実行画面に追加されたことを登録する。これにより、次回以降にこの設定実行画面が表示されると、機能が追加された状態で当該画面が表示される。
以下、用紙サイズを「ハガキ」に設定する操作を例にして、画像形成装置100の動作をより詳細に説明する。
図7を参照して、ユーザによってホーム画面から「システム設定」が選択されると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/」を記憶する(ステップS2000)。操作ユニット120のタッチパネルディスプレイ122には、図9に示されるシステム設定画面200が表示される。図9を参照して、システム設定画面200は、給紙トレイを設定するための「給紙トレイ設定」キー202、排紙トレイを設定するための「排紙トレイ設定」キー204、及び「ネットワーク設定」キー206を含む。
ユーザによって「給紙トレイ設定」キー202が操作されると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/inputtray_setting/」を記憶する(図7に示すステップS2100)。画面は給紙トレイ設定画面に遷移する。図10を参照して、給紙トレイ設定画面210は、用紙サイズを設定するための「用紙サイズ設定」キー212、及び用紙タイプを設定するための「用紙タイプ設定」キー214を含む。
ユーザによって「用紙タイプ設定」キー214が操作されると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/inputtray_setting/papertype/」を記憶する(図7に示すステップS2200)。画面は用紙タイプ設定画面に遷移する。図11を参照して、用紙タイプ設定画面220は、例えばトレイ1を選択するための「トレイ1」キー222、トレイ2を選択するための「トレイ2」キー224、トレイ3を選択するための「トレイ3」キー226、トレイ4を選択するための「トレイ4」キー228、及び手差しトレイを選択するための「手差し」キー230を含む。各キー222〜230のいずれかが操作されると、操作されたキーに対応するトレイの用紙タイプを設定するための画面240が表示される。画面240は、例えば、用紙タイプを普通紙に設定するための「普通紙」キー242、厚紙に設定するための「厚紙」キー244、封筒に設定するための「封筒」キー246、及びOHP(Overhead projector)シートに設定するための「OHP」キー248を含む。
用紙タイプ設定画面220では、用紙サイズを設定できないため、そのことに気付いたユーザは用紙タイプを設定することなく給紙トレイ設定画面210に戻ったとする。給紙トレイ設定画面210に遷移すると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/inputtray_setting/」を記憶する(図7に示すステップS2300)。
ユーザによって「用紙サイズ設定」キー212が操作されると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/inputtray_setting/papersize/」を記憶する(図7に示すステップS2400)。画面は用紙サイズ設定画面に遷移する。図12を参照して、用紙サイズ設定画面250は、用紙タイプ設定画面220と同様、例えばトレイ1を選択するための「トレイ1」キー252、トレイ2を選択するための「トレイ2」キー254、トレイ3を選択するための「トレイ3」キー256、トレイ4を選択するための「トレイ4」キー258、及び手差しトレイを選択するための「手差し」キー260を含む。各キー252〜260のいずれかが操作されると、操作されたキーに対応するトレイの用紙サイズを設定するための画面270が表示される。画面270は、例えば、用紙サイズをハガキに設定するための「ハガキ」キー272、A4に設定するための「A4」キー274、B5に設定するための「B5」キー276、及びA5に設定するための「A5」キー278を含む。
ユーザによって「ハガキ」キー272が操作されて、手差しトレイの用紙サイズが「ハガキ」に設定されると、画像形成装置100は、パス情報として「/home/systemsetting/inputtray_setting/papersize/」を記憶する(図7に示すステップS2500)。
画像形成装置100は、用紙サイズを「ハガキ」に設定する際の最短の操作パス(/home/systemsetting/inputtray_setting/papersize/)と、記憶したパス情報に含まれる、未設定だった設定実行画面までの操作パス(/home/systemsetting/inputtray_setting/papertype/)とを比較することにより、用紙サイズを「ハガキ」に設定する際に不要な操作を介して行なわれた否かを判定する(ステップS2600)。未設定だった設定実行画面(用紙タイプ設定画面)までの操作パスは、用紙サイズを「ハガキ」に設定する際の最短の操作パスとは異なるため、画像形成装置100は、用紙サイズを「ハガキ」に設定する際に不要な操作を介して行なわれたと判定する(図4に示すステップS1060においてYES)。
不要な操作を介して機能が設定されたと判定すると、画像形成装置100は、その操作の操作情報を記憶装置118に記憶する。図8を参照して、操作情報として、例えば、用紙サイズを「ハガキ」に設定する際の最短パス「/home/systemsetting/inputtray_setting/papersize/」及び未設定だった設定実行画面(用紙タイプ設定画面)までの操作パス「/home/systemsetting/inputtray_setting/papertype/」が記憶装置118に記憶される。
同じ操作情報が記憶装置118に記憶されていない場合(図5に示すステップS1110においてNO)、その操作情報が示す操作の操作回数として「1」を記憶する(ステップS1120)。一方、同じ操作情報が記憶装置118に記憶されている場合(ステップS1110においてYES)、その操作情報が示す操作の操作回数を1増加する(ステップS1130)。なお、記憶装置118に記憶されている操作情報及び操作回数は、画像形成装置100の電源がOFFされたときも保持される。
画像形成装置100の使用を終了した後、ユーザは再び画像形成装置100を使用する場合を考える。ユーザは、前回と同じ処理条件を設定するために操作ユニット120を操作する。同じような誤操作をすることによって、タッチパネルディスプレイ122に用紙タイプ設定画面220が表示されると、画像形成装置100は、表示された画面が記憶装置118に不要な操作として記憶されている操作によって表示された設定実行画面であると判定する(図6に示すステップS1200においてYES)。画像形成装置100は、用紙タイプ設定画面220を経由して機能が設定された操作の操作回数(N)が所定の回数(閾値)超えているか否かを判定する。操作回数(N)が所定の回数(閾値)超えていると(ステップS1210においてYES)、画像形成装置100は、フィードバック機能を使用するか否かをユーザに問合せるために、タッチパネルディスプレイ122に図13に示されるメッセージ画面280を表示する。
図13を参照して、メッセージ画面280は、ユーザに対してワンポイントアドバイスを提供するものであり、問合せメッセージを表示する領域282、及び問合せメッセージに対する応答として、「はい」又は「いいえ」を選択するためのラジオボタン284を含む。「はい」が選択されるとフィードバック機能が実行され、「いいえ」が選択されるとフィードバック機能が実行されない。メッセージ画面280はさらに、今後ワンポイントアドバイスは全て同じ操作で回答する場合にチェックが入れられるチェックボックス286、今後このアドバイスを表示しないようにする場合にチェックが入れられるチェックボックス288、及び操作を確定してこのメッセージ画面280を閉じる「OK」キー290を含む。
問合せメッセージに対する応答として「はい」が選択されると、チェックボックス288はグレーアウト表示となり、チェックボックス286にのみチェックを入れることが可能な状態となる。チェックボックス286にチェックが入れられて「OK」キー290が操作されると、今後このメッセージ画面280は表示されずに、全て同じ操作(「はい」の選択)で回答される。この場合、フィードバック機能を使用する設定となるため、設定実行画面の表示内容が自動的に変更される。すなわち、自動的に機能が追加される。この場合、設定実行画面の表示内容が変更されたことをユーザに通知するメッセージを表示するように構成されていると好ましい。
一方、問合せメッセージに対する応答として「いいえ」が選択されると、チェックボックス286はグレーアウト表示となり、チェックボックス288にのみチェックを入れることが可能な状態となる。チェックボックス288にチェックが入れられて「OK」キー290が操作されると、今後このメッセージ画面280は表示されなくなる。すなわち、フィードバック機能自体が無効に設定される。
画像形成装置100は、ユーザの操作に応じて、フィードバック機能を有効又は無効にするための機能を持つ。そのため、フィードバック機能が無効に設定された場合であっても、ユーザによる設定操作によって再び有効にすることが可能である。
なお、「”ハガキ”サイズ設定」機能以外の機能を追加する場合も、メッセージ画面280と同様の画面が表示される。ただし、領域282に表示される問合せメッセージの内容は追加する機能に応じた内容に変更される。
ラジオボタン284の「はい」が選択されると(図6に示すステップS1220においてYES)、画像形成装置100は、フィードバック機能を実行し、用紙タイプ設定画面220に用紙サイズを「ハガキ」に設定するための機能を追加する。図14を参照して、フィードバック機能が実行された後の用紙タイプ設定画面220では、用紙タイプを設定するための画面240に、用紙サイズをハガキに設定するための「ハガキ」キー300が追加された状態となる。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
本画像形成装置100は、操作ユニット120に対するユーザの操作指示入力を受付け、受付けた操作(パス情報)を記憶する。ユーザの操作指示入力により機能(処理条件)が設定される。画像形成装置100は、記憶された操作に基づいて、機能の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定する。その判定結果に応じて、機能を設定するために行なわれた一連の操作に関する操作情報を記憶装置118に記憶する。画像形成装置100はさらに、記憶されている操作情報に基づいて、一連の操作が行なわれた回数を計数し、その回数が所定の回数に達したことに応じて、当該一連の操作によって設定された機能を設定するための項目を、不要な操作によって表示される設定実行画面に表示する。
不要な操作によって表示される設定実行画面に、不要な操作を介して設定されていた機能を設定するための項目(ソフトウェアキー)が表示されるため、その不要な操作によって表示される設定実行画面において所望の機能の設定を行なうことができる。本来は不要であった操作が所望の機能を設定するための操作になるため、不要な操作を介さずに所望の機能を設定できる。さらに、繰返し行なわれる不要な操作は、所望の機能を設定するための操作としてユーザが直感的に選択したものと推測される。したがって、不要な操作によって表示される設定実行画面に所望の機能を設定するための機能を追加することによって、ユーザの直感的な操作選択によって、所望の機能を選択できるようになる。このように本画像形成装置100によれば、不要な操作が行なわれるのを十分に抑制できるので、ユーザは所望の機能を円滑に利用できる。これにより、ユーザの生産性が向上する。加えて、誤操作の生じる確率が低下する。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、所定の回数(閾値)が設定により変更可能である点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置は、所定の回数(閾値)が設定により変更可能である点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
画像形成装置は、ユーザによる操作指示入力を受付けて、所定の回数(閾値)を任意に設定することが可能に構成されている。所定の回数(閾値)の設定(変更)は、数値を入力することによって実行される。ただし、数値を入力する方法以外の方法によって所定の回数(閾値)を設定(変更)する構成であってもよい。例えば、ビギナーモード:3回、ノーマルモード:5回、及びエキスパートモード:10回のように、予め数値が設定された複数のモードが用意されており、いずれかのモードを選択することによって、所定の回数(閾値)を設定(変更)するようにしてもよい。この場合、例えばノーマルモードがデフォルトとして設定される。
このように、所定の回数(閾値)を可変とすることにより、画面変更の頻度(フィードバック機能が実行される頻度)を調整できる。
(第3の実施の形態)
図15を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置400は、ユーザ認証部410をさらに含む点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図15を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置400は、ユーザ認証部410をさらに含む点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
ユーザ認証部410は、ユーザに対してログイン処理及びログアウト処理を実行する。ユーザ認証部410は、例えばユーザが所持するICカードからユーザ情報(ユーザID)を読取ることによってユーザ認証を実行する。画像形成装置400はさらに、ログイン処理を実行すると、ユーザ認証部410が認証したユーザ毎に操作情報を記憶して、ユーザ毎に上記フィードバック機能を実行する。フィードバック機能によって設定実行画面が変更されると、画像形成装置400は変更した設定実行画面をユーザ毎に記憶装置118に記憶する。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は他の画像形成装置と連携したフィードバック機能を持つ点において、第3の実施の形態に係る画像形成装置400と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置は他の画像形成装置と連携したフィードバック機能を持つ点において、第3の実施の形態に係る画像形成装置400と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図16を参照して、システム500は複数の画像形成装置610及び620を含む。本実施の形態に係る画像形成装置610及び620は、同じ構成を有しており、同様のフィードバック機能を持つ。画像形成装置610と画像形成装置620とは、ネットワーク50を介して互いに通信可能に接続されている。図16では、2台の画像形成装置610及び620によってシステム500が構成される例について示されている。ただし、システム500を構成する画像形成装置は3台以上の複数台であってもよい。以下では、画像形成装置610及び620を総称する場合は画像形成装置600と記す。
画像形成装置600はユーザ認証機能を有している。画像形成装置600はユーザがログインしたことに応答して、他の画像形成装置に対して、設定実行画面が変更されている(機能が追加されている)か否かを問合せる。他の画像形成装置において設定実行画面が変更されている場合、画像形成装置600は、他の画像形成装置と同じように設定実行画面を変更するか否か、すなわちフィードバック機能を使用するか否かをユーザに問合せる。具体的には、画像形成装置600は、フィードバック機能を使用するか否かを問合せる問合せ画面(図示せず。)をタッチパネルディスプレイに表示する。問合せ画面内の問合せメッセージに対する応答として「はい」が選択されると、画像形成装置600は、フィードバック機能を実行して設定実行画面を変更する。
[ソフトウェア構成]
図17及び図18を参照して、他の画像形成装置と連携したフィードバック機能を実現するために、画像形成装置600で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
図17及び図18を参照して、他の画像形成装置と連携したフィードバック機能を実現するために、画像形成装置600で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
図17を参照して、このプログラムは、ユーザ認証処理が実行されたことに応じて開始する。このプログラムは、ネットワーク50を介して接続されている他の画像形成装置に対して画面表示の変更(フィードバック機能によって設定実行画面が変更されているか否か)を問合せるステップS3000と、ステップS3000の後に実行され、所定の時間内に問合せに対する回答を受信したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3010と、ステップS3010において、問合せに対する回答を受信したと判定された場合に実行され、受信した回答に基づいて他の画像形成装置において設定実行画面が変更されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3020と、ステップS3020において、設定実行画面が変更されていると判定された場合に実行され、フィードバック機能を使用するか否か(他の画像形成装置と同じように設定実行画面を変更するか否か)をユーザに問合せる問合せ画面をタッチパネルディスプレイに表示するステップS3030と、ステップS3030の後に実行され、問合せ画面に対するユーザの操作に基づいて、フィードバック機能を使用するか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3040とを含む。
ステップS3000では、画面表示の変更の問合せとともに、ユーザ認証時に取得したユーザ情報を他の画像形成装置に送信する。ステップS3010において、所定の時間内に問合せに対する回答を受信していない場合は、このプログラムは終了する。ステップS3020において、他の画像形成装置にて設定実行画面が変更されていないと判定された場合、及び、ステップS3040において、フィードバック機能を使用しないと判定された場合もこのプログラムは終了する。
このプログラムはさらに、ステップS3040において、フィードバック機能を使用すると判定された場合に実行され、当該他の画像形成装置に対して、画面表示の変更情報を送信するよう要求するステップS3050と、ステップS3050の後に実行され、画面表示の変更情報を他の画像形成装置から取得するステップS3060と、ステップS3060の後に実行され、取得した画面表示の変更情報に基づいて、設定実行画面を変更し、このプログラムを終了するステップS3070とを含む。
画面表示の変更情報は、他の画像形成装置において記憶されている、変更した設定実行画面に関する情報を含む。例えば、画面表示の変更情報は、どのような設定実行画面にどのような機能を追加したかを示す情報を含む。
図18を参照して、このプログラムは、画像形成装置600に電源が投入されたことに応じて開始する。このプログラムは、画面表示の変更の問合せを受信したか否かを判定し、問合せを受信するまで待機するステップS4000と、ステップS4000において、問合せを受信したと判定された場合に実行され、問合せに含まれるユーザ情報に基づいて、当該ユーザ情報に対応するユーザが自装置における認証対象のユーザに含まれるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4010と、ステップS4010において、認証対象のユーザに含まれると判定された場合に実行され、問合せに対する回答を、当該問合せを送信してきた画像形成装置に送信するステップS4020とを含む。ステップS4010において、認証対象のユーザに含まれないと判定された場合は、制御はステップS4000に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS4020の後に実行され、画面表示の変更情報の送信要求を受信したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4030と、ステップS4030において、画面表示の変更情報の送信要求を受信したと判定された場合に実行され、画面表示の変更情報を、当該変更情報を要求してきた画像形成装置に送信するステップS4040と、ステップS4030において、画面表示の変更情報の送信要求を受信していないと判定された場合に実行され、問合せに対する回答を送信してから所定の時間が経過したか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4050とを含む。
ステップS4020では、当該ユーザの情報として記憶されている情報のなかに変更した設定実行画面の情報があるか否かを判定する。変更した設定実行画面の情報がある場合は、画面表示の変更有りの回答を送信する。一方、変更した設定実行画面の情報がない場合は、画面表示の変更無しの回答を送信する。
ステップS4050において、所定の時間が経過していないと判定された場合は、制御はステップS4030に戻る。ステップS4050において、所定の時間が経過したと判定された場合は、制御はステップS4000に戻る。ステップS4040の処理が終了した場合も制御はステップS4000に戻る。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置600は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置600の動作の内、本実施の形態に係る部分のみを説明する。他の動作は第3の実施の形態に係る画像形成装置400と同様である。以下では、システム500を構成する画像形成装置600(画像形成装置610及び画像形成装置620)のいずれにもログインすることが可能なユーザが画像形成装置610を操作する場合について説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置600は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置600の動作の内、本実施の形態に係る部分のみを説明する。他の動作は第3の実施の形態に係る画像形成装置400と同様である。以下では、システム500を構成する画像形成装置600(画像形成装置610及び画像形成装置620)のいずれにもログインすることが可能なユーザが画像形成装置610を操作する場合について説明する。
ユーザが画像形成装置610にログインすると、画像形成装置610はネットワーク50を介して他の画像形成装置620に画面表示の変更の問合せを送信する(図17に示すステップS3000)。この問合せには、ログインしたユーザのユーザ情報が含まれる。画像形成装置620は画像形成装置610からの問合せを受信すると(図18に示すステップS4000においてYES)、問合せに含まれるユーザ情報に対応するユーザが自装置における認証対象のユーザに含まれるか否かを判定する。当該ユーザは、画像形成装置620においてもログインすることが可能なユーザであるため、ここでは認証対象のユーザに含まれると判定される(ステップS4010においてYES)。画像形成装置620は、当該ユーザの情報として記憶されている情報のなかに変更した設定実行画面の情報があるか否かを判定し、判定結果に応じた回答を画像形成装置610に送信する(ステップS4020)。
画像形成装置610は、問合せに対する回答を受信すると(図17に示すステップS3010においてYES)、受信した回答に基づいて、画面表示の変更がされているか否かを判定する。他の画像形成装置620において、設定実行画面が変更されている場合(ステップS3020においてYES)、画像形成装置610は、他の画像形成装置620と同じように設定実行画面を変更するか否かをユーザに問合せるためにタッチパネルディスプレイに問合せ画面(図示せず。)を表示する(ステップS3030)。画像形成装置610は、問合せ画面に対するユーザの操作に基づいて、フィードバック機能を使用するか否かを判定する。フィードバック機能を使用する場合(ステップS3040においてYES)、画像形成装置610は、他の画像形成装置620に対して画面表示の変更情報を送信するよう要求(送信要求を送信)する(ステップS3050)。
他の画像形成装置620は、画像形成装置610からの送信要求を受信すると(図18に示すステップS4030においてYES)、画面表示の変更情報を画像形成装置610に送信する(ステップS4040)。画像形成装置610は、他の画像形成装置620から送信された変更情報を受信すると(ステップS3060)、受信した変更情報に基づいて画面表示を変更する(図17に示すステップS3070)。
他の画像形成装置620において設定実行画面が変更されていない場合(ステップS3020においてNO)、及びユーザがフィードバック機能を使用しない場合(ステップS3040においてNO)、画像形成装置610は、他の画像形成装置620に対して変更情報の送信要求を送信しない。他の画像形成装置620では、変更情報の送信要求を受信することなく所定の時間が経過することになる(図18に示すステップS4030においてNO、かつステップS4050においてYES)。他の画像形成装置620は、問合せを受信するまで待機する状態となる。
このように、本実施の形態に係るシステム500(画像形成装置600)を利用することにより、いずれの画像形成装置610及び620においても、同じように設定実行画面が変更される。そのため、いずれの画像形成装置610及び620でも、容易に、不要な操作が行なわれるのを十分に抑制できる。その結果、両方の画像形成装置610及び620においてユーザは所望の機能を円滑に利用できる。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機(MFP)に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置は複合機以外の装置であってもよい。例えば、コピー機、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。また上記実施の形態では、操作ユニットは画像形成装置に備えられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。操作ユニットは、他の電子機器に備えられてもよい。他の電子機器としては、例えば、スキャナ装置、及び電子レンジ等がある。
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機(MFP)に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置は複合機以外の装置であってもよい。例えば、コピー機、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。また上記実施の形態では、操作ユニットは画像形成装置に備えられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。操作ユニットは、他の電子機器に備えられてもよい。他の電子機器としては、例えば、スキャナ装置、及び電子レンジ等がある。
上記実施の形態では、フィードバック機能により設定実行画面に機能が追加された場合にも、フィードバック機能を実行する前のカテゴリ(当該機能を設定するための項目が元々から表示されていた設定実行画面)に当該機能を設定するための項目を残す例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。フィードバック機能により設定実行画面に機能が追加された場合には、元の(正規の)設定実行画面から当該機能を設定するための項目を削除するようにしてもよい。さらに、正規の設定実行画面に当該機能を設定するための項目を残すか否かをユーザの操作に応じて設定可能としてもよい。
さらに、フィードバック機能により設定実行画面に機能が追加された場合に、一定期間の間、追加された機能が当該設定実行画面から設定されなかった場合、フィードバック機能を実行する前の状態に戻す(追加した機能を削除する)ようにしてもよい。さらに、フィードバック機能により設定実行画面に機能が追加されているにもかかわらず、当該機能を正規の設定実行画面から実行した場合にも、フィードバック機能を実行する前の状態に戻す(追加した機能を削除する)ようにしてもよい。
上記実施の形態では、ホーム画面からの経路を操作経路とする例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ホーム画面以外の基準となる位置からの経路を操作経路としてもよい。2つの経路を比較する場合には、2つの経路に共通する位置を基準となる位置として用いることができる。
上記実施の形態では、記憶したパス情報に含まれる、未設定だった設定実行画面までの操作パスと、設定された機能に対応する最短の操作パスとを比較することによって、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、記憶したパス情報に未設定だった設定実行画面までの操作パスが含まれるか否かに応じて、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定するようにしてもよいし、設定実行画面において機能を設定した後に当該機能を解除する操作がされたか否かに応じて、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定するようにしてもよい。さらに例えば、記憶したパス情報と、予め定められた操作パスとを比較することにより、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、例えば誤操作とする操作手順を予め設定しておき、記憶したパス情報に予め設定された操作手順が含まれるか否かに応じて、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定するようにしてもよい。
さらに、例えば所望の機能を設定するために実際に操作を行なった操作ステップ数(基準となる位置からの操作ステップ数)と、当該機能の最短パスの操作ステップ数とを比較することによって、不要な操作を介して当該機能が設定されたか否かを判定するようにしてもよい。この場合、トナー残量又は用紙使用量等を確認するための画面表示を介して機能が設定された場合、又は、他の機能を設定するために別の設定実行画面の画面表示を介して所望の機能が設定された場合は、このような画面からの操作ステップ数を比較するようにするのが好ましい。こうした画面表示のための操作は不要な操作ではないにもかかわらず、このような画面表示を介して所望の機能が設定されると操作ステップ数が増えて、不要でない操作が不要な操作と認識されてしまうおそれがあるためである。
上記実施の形態では、タッチパネルディスプレイを含む操作ユニットについて示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。操作ユニットは、タッチパネルディスプレイ以外のディスプレイ(表示パネル)を含む構成であってもよい。例えば、ディスプレイに表示される情報に対する指示入力をハードウェアキー等により行なうよう構成されていてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、400、600 画像形成装置
110 制御部
118 記憶装置
120 操作ユニット
122 タッチパネルディスプレイ
124 表示パネル
126 タッチパネル
130 原稿読取部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 給紙部
170 ネットワークI/F
180 FAX通信部
200 システム設定画面
210 給紙トレイ設定画面
220 用紙タイプ設定画面
250 用紙サイズ設定画面
280 メッセージ画面
410 ユーザ認証部
110 制御部
118 記憶装置
120 操作ユニット
122 タッチパネルディスプレイ
124 表示パネル
126 タッチパネル
130 原稿読取部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 給紙部
170 ネットワークI/F
180 FAX通信部
200 システム設定画面
210 給紙トレイ設定画面
220 用紙タイプ設定画面
250 用紙サイズ設定画面
280 メッセージ画面
410 ユーザ認証部
Claims (8)
- 制御対象装置に備えられる操作装置であって、
前記制御対象装置で実行される処理に関する情報を表示するための表示手段と、
前記表示手段に表示される情報に対する操作指示入力を受付けるための入力受付手段と、
前記入力受付手段が受付けた操作指示入力を記憶するための第1の記憶手段と、
前記制御対象装置で実行される処理の処理条件であって、多階層のメニュー形式で構成される処理条件を前記入力受付手段が受付けた操作指示入力によって設定するための設定手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された操作指示入力に基づいて、前記設定手段による前記処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に関する操作情報を記憶するための第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶されている前記操作情報に基づいて、前記一連の操作指示入力が行なわれた回数を計数し、前記回数が所定の回数を超えたことに応じて、当該一連の操作指示入力によって設定された処理条件を設定するための項目を、前記不要な操作によって表示される画面に表示するための項目表示手段とを含む、操作装置。 - 前記判定手段は、前記処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力の操作経路と、当該処理条件を設定するための最短の操作経路とを比較することにより、前記設定手段による前記処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための手段を含む、請求項1に記載の操作装置。
- 前記判定手段は、前記処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に、他の処理条件の設定及び解除の操作指示入力を含むか否かに基づいて、前記設定手段による前記処理条件の設定が不要な操作を介して行なわれたか否かを判定するための手段を含む、請求項1に記載の操作装置。
- ユーザ認証を行なうための認証手段をさらに含み、
前記第2の記憶手段は、前記判定手段の判定結果に応じて、認証を行なうユーザ毎に、前記不要な操作を含む、前記処理条件を設定するために行なわれた一連の操作指示入力に関する操作情報を記憶するための手段を含み、
前記項目表示手段は、認証を行なうユーザ毎に、前記一連の操作指示入力が行なわれた回数を計数し、当該回数が所定の回数を超えたことに応じて、当該一連の操作指示入力によって設定された処理条件を設定するための項目を、前記不要な操作によって表示される画面に表示するための手段を含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の操作装置。 - 前記項目表示手段による前記項目を表示する機能を有効又は無効に設定するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の操作装置。
- 前記所定の回数を変更するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の操作装置。
- 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の操作装置を含む、電子機器。
- 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の操作装置を含む、画像形成装置。
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JP2014107329A JP2015222544A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 操作装置、並びに、操作装置を備える電子機器及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020010265A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置と端末装置のためのコンピュータプログラム |
JP2022087128A (ja) * | 2018-07-11 | 2022-06-09 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置と端末装置のためのコンピュータプログラム |
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-
2014
- 2014-05-23 JP JP2014107329A patent/JP2015222544A/ja active Pending
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